JPH0384098A - 研削油剤組成物 - Google Patents
研削油剤組成物Info
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- JPH0384098A JPH0384098A JP22227789A JP22227789A JPH0384098A JP H0384098 A JPH0384098 A JP H0384098A JP 22227789 A JP22227789 A JP 22227789A JP 22227789 A JP22227789 A JP 22227789A JP H0384098 A JPH0384098 A JP H0384098A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、研削油剤組成物に関するものである。
[従来の技術]
近来、シリコンは半導体部品に、アルミニウムは、精密
部品やハードディスクなどに、フェライトは磁気ヘッド
やモータコアなど、精密性を必要とする電気製品に使用
されている。部材の精密加工には、機械加工すなわち研
削加工や切削加工が行なわれている。その加工に使用さ
れる研削油剤は、安全性、作業性などの面から水溶性研
削油剤が主に使用されるようになってきた。従来、研削
加工の際に発生する研削粉のうち比較的粒子径の大きな
ものは、マグネット方式や沈殿方式やろ過方式などで容
易に除去することが可能である。
部品やハードディスクなどに、フェライトは磁気ヘッド
やモータコアなど、精密性を必要とする電気製品に使用
されている。部材の精密加工には、機械加工すなわち研
削加工や切削加工が行なわれている。その加工に使用さ
れる研削油剤は、安全性、作業性などの面から水溶性研
削油剤が主に使用されるようになってきた。従来、研削
加工の際に発生する研削粉のうち比較的粒子径の大きな
ものは、マグネット方式や沈殿方式やろ過方式などで容
易に除去することが可能である。
また、粒子径の小さなものだけの系では、例えば、シリ
コン研削粉除去を目的とした公知の例として、沈殿タン
クによる沈降分離方式があり、アルミニウム研削粉の除
去に関しては、ペーパーフィルタ一方式や遠心分離方式
がある。また、フェライトは、マグネットセパレータ方
式を適用しているが、実用的に微小粒径の除去を行う有
効な方式のものは、いまだ見いだされていないのが現状
である。また、例えば、「潤滑」第29巻7号491〜
494ページ(1984)によると、金属研削において
砥石の砥粒粉や油分などの排除を目的として、凝集剤に
よる凝集加圧浮上法を提案している。しかしながら、鉄
系の切屑の除去としては前記のマグネット方式などによ
って容易に分離できることから、研削粉の除去を目的と
した化学的処理方法は実用化されていないのが実状であ
る。
コン研削粉除去を目的とした公知の例として、沈殿タン
クによる沈降分離方式があり、アルミニウム研削粉の除
去に関しては、ペーパーフィルタ一方式や遠心分離方式
がある。また、フェライトは、マグネットセパレータ方
式を適用しているが、実用的に微小粒径の除去を行う有
効な方式のものは、いまだ見いだされていないのが現状
である。また、例えば、「潤滑」第29巻7号491〜
494ページ(1984)によると、金属研削において
砥石の砥粒粉や油分などの排除を目的として、凝集剤に
よる凝集加圧浮上法を提案している。しかしながら、鉄
系の切屑の除去としては前記のマグネット方式などによ
って容易に分離できることから、研削粉の除去を目的と
した化学的処理方法は実用化されていないのが実状であ
る。
[発明が解決しようとする問題点]
従来の研削粉除去方式の有していた問題点には次のよう
なものがある。即ち、シリコン、アルミニウム、フェラ
イトを被削材とした場合においては、非磁性体および/
または微細な研削粉を発生することから、その除去法と
しては、遠心分離方式やペーパーフィ・ルタ一方式での
除去法が標準装置とされている。しかしながら、この方
法では、除去できる混入粒径には限界があり、完全に微
粒研削粉を除去できなかったり、すぐにフィルターが目
詰まりして、継続した加工ができないなどの欠点を有し
ている。また、シリコンやアルミニウム、フェライトの
微粒研削粉が系内に残るために、加工中に、加工物の表
面に当該微粒研削粉が被削材表面にキズを生じさせるこ
とがある。同様に微粒研削粉による工作機械の摩耗も防
止できない。
なものがある。即ち、シリコン、アルミニウム、フェラ
イトを被削材とした場合においては、非磁性体および/
または微細な研削粉を発生することから、その除去法と
しては、遠心分離方式やペーパーフィ・ルタ一方式での
除去法が標準装置とされている。しかしながら、この方
法では、除去できる混入粒径には限界があり、完全に微
粒研削粉を除去できなかったり、すぐにフィルターが目
詰まりして、継続した加工ができないなどの欠点を有し
ている。また、シリコンやアルミニウム、フェライトの
微粒研削粉が系内に残るために、加工中に、加工物の表
面に当該微粒研削粉が被削材表面にキズを生じさせるこ
とがある。同様に微粒研削粉による工作機械の摩耗も防
止できない。
[問題点を解決するための手段]
本発明者らは、このような問題点に鑑み、鋭意研究した
結果、水溶性研削油剤にカチオン系の凝集剤を添加する
ことにより、シリコンやアルミニウム、フェライトの微
粒研削粉を粗大化し、従来難しいとされてきたフィルタ
一方式で容易に除去分離できることを見出し本発明に至
った。
結果、水溶性研削油剤にカチオン系の凝集剤を添加する
ことにより、シリコンやアルミニウム、フェライトの微
粒研削粉を粗大化し、従来難しいとされてきたフィルタ
一方式で容易に除去分離できることを見出し本発明に至
った。
本発明は、シリコン、アルミニウム、フェライトを被剛
材とした場合に従来の研削粉除去方式の有していた問題
点、即ち、非磁性体で微細な研削粉という特徴から、完
全に除去できなかったり、すぐにフィルターが目詰まり
して、継続した加工ができないなどの、ろ過技術の問題
を解決し、シリコンやアルミニウム、フェライト切屑に
よる加工物の表面に生じるキズを防止させ、かつ微粒研
削粉による工作機械の摩耗を、防ぐことができる殴れた
研削油剤組成物を提供することを目的とする。
材とした場合に従来の研削粉除去方式の有していた問題
点、即ち、非磁性体で微細な研削粉という特徴から、完
全に除去できなかったり、すぐにフィルターが目詰まり
して、継続した加工ができないなどの、ろ過技術の問題
を解決し、シリコンやアルミニウム、フェライト切屑に
よる加工物の表面に生じるキズを防止させ、かつ微粒研
削粉による工作機械の摩耗を、防ぐことができる殴れた
研削油剤組成物を提供することを目的とする。
[作用]
即ち、研削油剤中に混入したシリコン粉やアルミニウム
粉、フェライト粉は負に帯電し、お互い反発しながら懸
濁状態を維持している。そこで、これら荷電研削粉に対
し、中和凝集させるカチオン系凝集剤を添加すると、大
きなフロックが形成されることにより、ペーパーフィル
タ一方式によっても充分除去できる。
粉、フェライト粉は負に帯電し、お互い反発しながら懸
濁状態を維持している。そこで、これら荷電研削粉に対
し、中和凝集させるカチオン系凝集剤を添加すると、大
きなフロックが形成されることにより、ペーパーフィル
タ一方式によっても充分除去できる。
ここでいう水溶性切削油剤とは、ケミカルソリューショ
ンタイプと、JISで規定されたW1種のエマルジョン
タイプとW2種のソリューブルタイプである。
ンタイプと、JISで規定されたW1種のエマルジョン
タイプとW2種のソリューブルタイプである。
カチオン系凝集剤としては、ポリメタクリル酸エステル
系、ポリアクリルアミド系、ポリアミン系、ジシアンジ
アミド系などがあり、一般には、カチオンモノマーとア
クリルアミドとを共重合させたホモポリマーである。こ
れらは、カチオンモノマーの比率によって高中低のいず
れがのカチオン系に分類される。作用においては、カチ
オン環による電荷の中和作用、すなわち凝結作用と高分
子の持つ架橋吸着作用、すなわち凝集作用に分類され、
この二つの作用により、大きなフロックを形成させる。
系、ポリアクリルアミド系、ポリアミン系、ジシアンジ
アミド系などがあり、一般には、カチオンモノマーとア
クリルアミドとを共重合させたホモポリマーである。こ
れらは、カチオンモノマーの比率によって高中低のいず
れがのカチオン系に分類される。作用においては、カチ
オン環による電荷の中和作用、すなわち凝結作用と高分
子の持つ架橋吸着作用、すなわち凝集作用に分類され、
この二つの作用により、大きなフロックを形成させる。
本発明の添加凝集剤としては、カチオン系の中で′も、
低カチオンもしくは中力チオンタイプのものが望ましい
。その添加量は、研削油剤中に0.025〜2.5重量
パーセント、好ましくは、0.05〜0.4重量パーセ
ントの添加でよく、また水で希釈した使用時の研削油剤
であれば、5〜500ppm好ましくは、10〜80p
pmの低濃度の添加で充分にその効果を発揮する。
低カチオンもしくは中力チオンタイプのものが望ましい
。その添加量は、研削油剤中に0.025〜2.5重量
パーセント、好ましくは、0.05〜0.4重量パーセ
ントの添加でよく、また水で希釈した使用時の研削油剤
であれば、5〜500ppm好ましくは、10〜80p
pmの低濃度の添加で充分にその効果を発揮する。
通常、循環して使用される場合、凝集処理を行ってゆく
ことによって経時的に凝集剤も消費させられるので、途
中で断続的もしくは連続的に添加することもできる。ま
た凝集剤を添加することにより、防錆性能など他への悪
影響を与えることはない。
ことによって経時的に凝集剤も消費させられるので、途
中で断続的もしくは連続的に添加することもできる。ま
た凝集剤を添加することにより、防錆性能など他への悪
影響を与えることはない。
[実施例]
水溶性研即■泊剤W2−1号(ノリタケカンパニー!?
りを水で50倍に希釈し、シリコンは、スライシングマ
シンを使用し、ダイヤモンド砥石(D−40/6O−P
)で研削した。アルミニウムは、両面ラップ盤を使用し
、PVA砥石(C−1000)で研削した。フェライト
は、スライシングマシンを使用し、ダイヤモンド砥石(
SD−325−P)で研削した。研削した際の液に各種
カチオン系凝集剤を50ppm添加し、回転羽根式撹は
ん機で撹はんし、2分後のフロックの生成状態を目視で
観察した。その液を100m1のメスシリンダーに移し
、5分後の沈降速度として沈降率、すなわち沈降した際
の容量パーセントを測定した。
りを水で50倍に希釈し、シリコンは、スライシングマ
シンを使用し、ダイヤモンド砥石(D−40/6O−P
)で研削した。アルミニウムは、両面ラップ盤を使用し
、PVA砥石(C−1000)で研削した。フェライト
は、スライシングマシンを使用し、ダイヤモンド砥石(
SD−325−P)で研削した。研削した際の液に各種
カチオン系凝集剤を50ppm添加し、回転羽根式撹は
ん機で撹はんし、2分後のフロックの生成状態を目視で
観察した。その液を100m1のメスシリンダーに移し
、5分後の沈降速度として沈降率、すなわち沈降した際
の容量パーセントを測定した。
使用したカチオン系凝集剤は、次のとおりである。
MP−402:ポリメタクリル酸エステル系(脇立有機
工業研究所製) MP−425:ポリメタクリル酸エステル系(脇立有機
工業研究所製) MP−366:ポリアクリルアミド系 (脇立有機工業研究所製〉 MP−180:ポリメタクリル酸エステル系(脇立有機
工業研究所製) MP−173:ポリメタクリル酸エステル系(脇立有機
工業研究所製) FC−104:ポリアクリルエステル系(住友化学工業
株式会社製〉 FC−150:ポリアクリルエステル系(住友化学工業
株式会社製〉 それぞれの結果は、次の表に示す。
工業研究所製) MP−425:ポリメタクリル酸エステル系(脇立有機
工業研究所製) MP−366:ポリアクリルアミド系 (脇立有機工業研究所製〉 MP−180:ポリメタクリル酸エステル系(脇立有機
工業研究所製) MP−173:ポリメタクリル酸エステル系(脇立有機
工業研究所製) FC−104:ポリアクリルエステル系(住友化学工業
株式会社製〉 FC−150:ポリアクリルエステル系(住友化学工業
株式会社製〉 それぞれの結果は、次の表に示す。
(以下余白)
[発明の効果j
本発明の研削油剤組成物によれば、実施例から判るとお
り、凝集剤を添加することによって研削油剤中の微粒研
削粉が効率よく分離される。
り、凝集剤を添加することによって研削油剤中の微粒研
削粉が効率よく分離される。
また、このことによって研削性能も向上する。
かつまた、研削粉を当該系から除去することで、研削粉
が加工表面にキズをつけることがなくなるので、仕上げ
面が向上し、加工品位の高い部品を得ることができると
同時に、工作工具の精度も維持することができる。
が加工表面にキズをつけることがなくなるので、仕上げ
面が向上し、加工品位の高い部品を得ることができると
同時に、工作工具の精度も維持することができる。
Claims (3)
- (1)水溶性研削油剤の中に、カチオン系凝集剤を含有
させ、微粒シリコンの凝集作用を起こさせることを特徴
とするシリコン用研削油剤組成物。 - (2)水溶性研削油剤の中に、カチオン系凝集剤を含有
させ、微粒アルミニウムの凝集作用を起こさせることを
特徴とするアルミニウム用研削油剤組成物。 - (3)水溶性研削油剤の中に、カチオン系凝集剤を含有
させ、微粒フェライトの凝集作用を起こさせることを特
徴とするフェライト用研削油剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22227789A JPH0384098A (ja) | 1989-08-28 | 1989-08-28 | 研削油剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22227789A JPH0384098A (ja) | 1989-08-28 | 1989-08-28 | 研削油剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0384098A true JPH0384098A (ja) | 1991-04-09 |
Family
ID=16779854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22227789A Pending JPH0384098A (ja) | 1989-08-28 | 1989-08-28 | 研削油剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0384098A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05317864A (ja) * | 1991-09-19 | 1993-12-03 | Naisu Riide:Kk | 研削廃液浄化方法及び装置 |
WO2001066678A1 (de) * | 2000-03-09 | 2001-09-13 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Verfahren zum aufbereiten einer gebrauchten schneidsuspension |
JP2011236351A (ja) * | 2010-05-12 | 2011-11-24 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | 希土類磁石加工用水溶性油剤 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4843705A (ja) * | 1971-10-05 | 1973-06-23 | ||
JPS5798598A (en) * | 1980-12-11 | 1982-06-18 | Seiko Epson Corp | Processing liquid for lens polisher |
-
1989
- 1989-08-28 JP JP22227789A patent/JPH0384098A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4843705A (ja) * | 1971-10-05 | 1973-06-23 | ||
JPS5798598A (en) * | 1980-12-11 | 1982-06-18 | Seiko Epson Corp | Processing liquid for lens polisher |
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US8629208B2 (en) | 2010-05-12 | 2014-01-14 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Water-soluble fluid for use in machining of rare earth magnet |
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