JPH0383546A - 被覆食品の製造方法 - Google Patents

被覆食品の製造方法

Info

Publication number
JPH0383546A
JPH0383546A JP1221059A JP22105989A JPH0383546A JP H0383546 A JPH0383546 A JP H0383546A JP 1221059 A JP1221059 A JP 1221059A JP 22105989 A JP22105989 A JP 22105989A JP H0383546 A JPH0383546 A JP H0383546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curdlan
food
water dispersion
film
coated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1221059A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Taguchi
哲也 田口
Yukihiro Nakao
行宏 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP1221059A priority Critical patent/JPH0383546A/ja
Publication of JPH0383546A publication Critical patent/JPH0383546A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grain Derivatives (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、固型食品の表面にカードラン皮膜を形成させ
てなる被覆食品の製造方法に関する。
従来の技術 可食性皮膜で包まれた食品の代表的な例として咬子、焼
売、春巻き、巻き寿し、オムレッ等が挙げられ、これら
の皮膜としての主成分は小麦粉、のり、卵等である。該
食品の製造に際しては、たん皮膜材料を用いてシートを
底形し、固型食品をそのシート上に置いたのち、人手あ
るいは機械を用いて包み込むのが一般的であるユこれら
の食品の場合、可食性皮膜で包み込むこと自体に調理加
工法的な特徴があり、包み込まれる食品と皮膜材料の組
合せは伝統的に選択されている。一方、食品素材を可食
性フィルムで包装することも知られており、たとえばウ
ィンナ−ソーセージがその代表的な食品である。
発明が解決しようとする課題 上述のように、可食性皮膜で食品を包み込むことは古く
から知られており、興味ある調理加工手段であるが、そ
の食品の種類はそれほど多くはない。その原因は、汎用
性の高い可食性皮膜がみつかっていないことと、工業的
に有利な被覆方法が開発されていないことによると考え
られる。たとえば、従来は可食性皮膜を一旦形成させそ
の中に食品を包み込む製造法がとられており、食品の形
状によっては大きな空間が生じたり、皮膜に不要部分が
生じる等の問題点がみられる。さらに固型食品を包み込
むためには膜同志の接着が必要とされ、また場合によっ
ては皮膜の食味、食感への影響が大きく、食品の食味、
食感を損なうようなことも問題である。
課題を解決するための手段 そこで本発明者らは、汎用性が高く被覆方法も容易な可
食性皮膜を用いた被覆食品の製造方法を開発すべく種々
検討を重ねた結果、本発明を完成したものである。
すなわち、本発明は固型食品の表面にカードラン水分散
液を付着させ、85℃以上に加熱しカードラン皮膜を形
成せしめることを特徴とする被覆食品の製造方法である
本発明でいうカードランは、β−1,3−グルコシド結
合を主体とする加熱凝固性多糖類の総称であって、たと
えば、アルカリ土類金属またはアグロバクテリウム属の
微生物によって生産される多糖類が挙げられる。具体的
にはアルカリゲネス・フェカリス・バール・ミクソゲネ
ス曹株10C3Kにより生産される多糖類[アグリカル
チュラル・バイオロジカル・ケミストリー(Agric
ulturalBiological  Chemis
try ) Vol、  30 +  196頁(19
66)]、アルカリゲネス・フェカリス・バール・ミク
ソゲネス菌株1003にの変異株NTK−u(IFO1
3140)により生産される多糖類(特公昭48−32
673)、アグロバクテリウム・ラジオバクター(IF
O13127)およびその変異株u−19(rpo  
13126)により生産される多糖類(特公昭48−3
2674)などが使用し得る。
カードランの水分散液は、カードラン濃度が2〜IOw
/w%、好ましくは4〜7%となるように調製される。
カードランが2%に達しないときは均一な皮膜が形成し
にくく、10%を越えると皮膜が硬くなりすぎてテクス
チャーが不良となる場合が多い。分散液の調製に際して
は、カードランをミキサーなどにより水に均一に分散さ
せると、後の皮膜形成も均一になり有利である。またこ
の分散液は、カードランを主体とするものであるが、そ
の皮膜形成を阻害しない範囲において、適宜の副素材を
混合してもよい。たとえば調味料類、色素類、フレーバ
ー類、油脂類、澱粉類、ゼラチンなどのたん白質類が用
いられるが、とくに澱粉を添加すると食感が改良される
ので好ましい。ここで、澱粉としてはさつまいも澱粉、
じゃがいも澱粉、トウモロコシ澱粉、コメ澱粉、小麦澱
粉、タピオカ澱粉、サゴ澱粉およびこれらのものを加工
処理した加工澱粉等が挙げられる。澱粉の添加量はカー
ドランに対してl〜100w/w%が良く、特lこ5〜
50w/w%が好ましい。このように、適宜の副素材を
カードランと合せ用いることにより、好みの色、味、外
観などを持たせることができる。
次に、カードラン水分散液を固型食品の表面に付着させ
る方法としては、たとえば該分散液に浸漬、あるいは該
分散液を塗布するなどの方法を好ましく採用できる。ま
た固型食品の表面が水分に富む場合はカードラン粉末を
前述のような濃度となるように散布してもよい。要はカ
ードランが水分散液となって固型食品の表面に均一に付
着していればよい。
カードラン水分散液を固型食品の表面に付着させるとき
、浸漬法による場合、その浸漬時間は特に限定されない
が、一般に1〜30秒間程度の浸漬時間で良い。また水
分散液の付着量については通常固型食品の表面に対し約
0.01g/cm’〜0゜3g/cm”程度が適当であ
る。
この後、85℃以上に加熱しカードラン皮膜を形成させ
る。加熱処理方法は特に限定されず、湯浴加熱、蒸煮、
油浴加熱、マイクロ波加熱等が用いられる。加熱温度と
しては85〜180’Oで良く、加熱時間は5秒〜20
分間が適当である。具体的な加熱方法あるいは加熱時間
は対象とする固型食品の種類などを考慮して適宜に選択
される。
本発明で対象とする固型食品は、ある程度の保形性を有
しており常温ないし加熱下で短時間内に流れ出すような
ものでなければ特に限定されない。
このような固型食品の例示としては、ごはん・もち類、
麺類、パン類、ケーキ・菓子類、冷菓類、畜肉製品類(
例、ハム、ソーセージ、チキンナゲツト、ハンバーグ)
、水産魚肉製品(例、かまぼこ、ちくわ)、乳製品(例
、チーズ)、豆腐、野菜・果物類、総菜類(例、サラダ
)、調味料類(例、味噌)、ジャム類、あんこ類などが
挙げられる。これら食品に、本発明方法によるカードラ
ン皮膜を施すことによって、外観、保形性、食味などを
改善することができる。
実施例 以下に実験例、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説
明するが本発明はこれらにより限定されるものではない
なお、以下の実施例中で使用するパーセント(%)は特
に断りのない限り重量パーセント(%(W/W))を示
す。
また、カードランはアルカリゲネス・フェカリス・バー
ル・ミクソゲネス菌株10C3にの変異株NTK−u(
IFO13140)により生産されたもので、培養物か
ら採取・精製後、スプレードライに付した粉末品を用い
た。
実験例1 3Q容手なべにフレーク状マツシュポテト(雪中乳業製
)200gとバター20gを入れ、さらに70℃の湯を
すこしずつ加えながらよく混合した。
最終的に湯800gを加えたのち充分に混合しラッピン
グして約30分間むらした。得られたマツシュポテトを
約30gずつ小分けして丸めた。
一方所定量のカードランと水をホモジナイザー(日本精
機製 AM−8形)で均一化し粘稠なカードラン水分散
液を得た。このとき要すればワキシコーンスターチを添
加し混合したものも調製した。
該分散液に前述のマツシュポテトを約5秒間浸漬後とり
出して120〜125℃のサラダ油中で30秒前後加熱
しカードランの皮膜を形成させた。
このようにして得られたカードランの皮膜で被覆された
マツシュポテトの皮膜状態および食感について第1表に
示す。
(以下余白) 第 表 結果を第1表に示した。皮膜の状態、食感共に良好なも
のはカードラン濃度4〜7%であり、澱粉(ワキシコー
ンスターチ)の添加により食感の改善効果がみられた。
実施例1 カードラン48gと水752gを家庭用ミキサーのボト
ルに入れ、10分間撹拌して分散液を得た。
該分散液に市販のあげかまぼこを約10秒間浸漬後(分
散液付着量約0.05g/cmす、取り出して125℃
のサラダ油油浴中で40秒間加熱し、表面がカードラン
の皮膜で被覆されたあげかまぼこを調製した。この被覆
あげかまぼこはつやがあり外観が良く、食しても膜の異
和感のないものであった。
実施例2 市販のポテトサラダを約40gの大きさに丸め、実験例
1で得られた分散液(カードラン6%とワキシコーンス
ターチ0.6%を含む)に約3秒間浸漬後(分散液付着
量約0.06g/cmり取り出して130℃のサラダ油
油浴中で約30秒間加熱し、表面がカードランとでんぷ
んからなる皮膜で被覆されたポテトサラダを調製した。
該ポテトサラダを野菜の冷製スーブに入れて食したとこ
ろ、スープ中でくずれることもなく美味に食することか
でき tこ。
実施例3 カードラン24g1ワキシコーンスターチ5gおよび水
371gをホモジナイザー(日本精機製 AM−8形)
のカップ(500−容)に採り、12000rpmで1
0分間撹拌して水分散液を得た。該分散液に市販のスキ
ンレスウィンナ−(約1.5cm−×約5 cm)を約
15秒間浸漬後(分散液付着量的0.04g/cmす、
125℃のバーム油油浴中で30秒間加熱したところ、
つやがあり見栄えのするウィンナ−が得ら、れ、食して
も膜の異和感のないウィンナ−であった。
実施例4 実施例3で得られた水分散液に、もろみ味噌の市販品約
5gを丸めたものを約5秒間浸漬後(分散液付着量的0
.07g/arBす、130℃のサラダ油油浴中で約3
0秒間加熱してカードランとワキシコーンスターチから
なる皮膜で被覆されたみそを得た。該もろみみそはもろ
きゅうのタレとして美味に食され、容器への付着がみら
れなかった。
発明の効果 本発明で得られる被覆食品は、外観、保形性あるいは食
味などが改善されており、食味には悪影響を及ぼさない
。しかも広範囲の固型食品を対象とし、 これらをカードランの水分散液に浸漬後、加熱するだけ
で容易に被覆食品を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 固型食品の表面にカードラン水分散液を付着させ、85
    ℃以上に加熱しカードラン皮膜を形成せしめることを特
    徴とする被覆食品の製造方法
JP1221059A 1989-08-28 1989-08-28 被覆食品の製造方法 Pending JPH0383546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1221059A JPH0383546A (ja) 1989-08-28 1989-08-28 被覆食品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1221059A JPH0383546A (ja) 1989-08-28 1989-08-28 被覆食品の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0383546A true JPH0383546A (ja) 1991-04-09

Family

ID=16760850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1221059A Pending JPH0383546A (ja) 1989-08-28 1989-08-28 被覆食品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0383546A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0584948A1 (en) * 1992-07-23 1994-03-02 Takeda Chemical Industries, Ltd. Processed foods containing thermo-gelable beta-1,3-glucan and their production
DE102012220764A1 (de) 2011-12-12 2013-06-13 Mazda Motor Corp. Verbrennungsmotor-Steuerungsvorrichtung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0584948A1 (en) * 1992-07-23 1994-03-02 Takeda Chemical Industries, Ltd. Processed foods containing thermo-gelable beta-1,3-glucan and their production
DE102012220764A1 (de) 2011-12-12 2013-06-13 Mazda Motor Corp. Verbrennungsmotor-Steuerungsvorrichtung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3207264B2 (ja) 穀類加工食品用ほぐれ改良剤
US3769027A (en) Dry powder for glazing foodstuffs
JPH07508170A (ja) ゲル被覆食品の製造法
US5552166A (en) Coated fried food product
JP3213574B2 (ja) 食物繊維高含有澱粉素材の製造法
JPH08252069A (ja) ゲル化剤の製造法
JPH10195104A (ja) 食物繊維高含有澱粉素材、それを含有する飲食品、医薬品、化粧品及び工業製品
JP4368326B2 (ja) ベーカリー食品用上掛け組成物を使用したベーカリー食品
US3368909A (en) Method for coating fruits
CN110022693B (zh) 用于油炸食品的面衣材料混合料
JP2000106821A (ja) チーズ及びその製造方法
JPH0383546A (ja) 被覆食品の製造方法
JP7343965B2 (ja) 食材の加熱調理のための下処理用組成物、及び加熱調理食品の製造方法
TW202133732A (zh) 油炸食品用裹粉、油炸食品之製造方法及油炸食品之爆裂抑制方法
JPS6291152A (ja) フライ食品から成るレトルト食品の製造方法
US20070104852A1 (en) Casing-packed cooked rice and its production process
JP3150140U (ja) コンニャクと米飯類からなる食品の製造用コンニャク成形品
JP2844494B2 (ja) W/o乳化油脂組成物を配合した食品の製造法
JP7572963B2 (ja) 組成物
JPH0424030B2 (ja)
JP2004033181A (ja) 卵料理用加工食品およびその製造法
JP3646944B2 (ja) 米加工食品原料の製造方法
JPH0690725A (ja) マイクロ波加熱用冷凍食品およびその製造法
JP2011000067A (ja) 加熱調理用衣付き食品及び食感保持材
JP2024006545A (ja) 電子レンジ加熱による卵含有食品の凝固を抑制する方法並びにゲル又は粘性物