JPH0383202A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 情報を記憶した磁気ディスクから情報を強制的に消去す
ることができるイレーズ可能な磁気ディスク装置に関し
、 磁気ディスク装置を分解することなく、ユーザーサイド
で比較的簡単にイレーズを行うことができるようにする
ことを目的とし、 情報を記憶して回転駆動される磁気ディスクと、上記磁
気ディスクに沿って可動に設けられて、磁気ディスクに
対して情報の読み出し及び書き込みを行うためのヘッド
と、上記磁気ディスクに沿って設けられて、磁気ディス
クなどの回転により生じる気流の乱れを整える整流板と
を有する磁気ディスク装置において、上記整流板にコイ
ルを巻回し、そのコイルに通電して生じる磁界によって
、上記磁気ディスクに記憶された情報を消去するように
構成する。

〔産業上の利用分野〕

この発明は、情報を記憶した磁気ディスクから情報を強
制的に消去することができるイレーズ可能な磁気ディス
ク−装置に関する。

磁気ディスク装置に障害等が発生して、読み書き動作が
不能になってしまったような場合、磁気ディスクに情報
が記憶されたまま残ってしまう。

そのような情報には機密性の高いものが少なくないので
、磁気ディスク装置を修理に出す前に、記憶された情報
を消去（イレーズ）する必要がある。

〔従来の技術〕

従来、磁気ディスクのイレーズを行うには、磁気ディス
ク装置からディスクを取り外し、専用のイレーズ装置に
セットして回転させ、電磁石によって発生する磁界によ
り情報を消去するようにしていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述の従来の技術では、磁気ディスク装置内にディスク
が組み込まれた状態でイレーズを行うことができず、専
用のイレーズ装置を必要とする。

したがって、イレーズを行うためには、専用のイレーズ
装置を準備して、しかも磁気ディスクを取り出すために
、磁気ディスク装置を分解する必要がある。しかし、ユ
ーザーサイドで磁気ディスク装置を分解するのは非常に
困難であり、その後、修理不能になってしまうことが少
なくない。また、専用のイレーズ装置を準備するのも、
はなはだ煩雑である。

本発明は、そのような従来の欠点を解消し、磁気ディス
ク装置を分解することなく、ユーザーサイドで比較的簡
単にイレーズを行うことができる磁気ディスク装置を提
供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的を達成するため、本発明の磁気ディスク装置
は、実施例を説明するための第１図に示されるように、
情報を記憶して回転駆動される磁気ディスク１と、上記
磁気ディスクｌに沿って可動に設けられて、磁気ディス
クｌに対して情報の読み出し及び書き込みを行うための
ヘッド２と、上記磁気ディスクｌに沿って設けられて、
磁気ディスク１などの回転により生じる気流の乱れを整
える整流板３とを有する磁気ディスク装置において、上
記整流板３にコイル４を巻回し、そのコイル４に通電し
て生じる磁界によって、上記磁気ディスクｌに記憶され
た情報を消去するようにしたことを特徴とする。

〔作用〕

磁気ディスク１を装置内にセットしたままの状態で、コ
イル４に通電して磁気ディスク１を回転させれば、磁気
ディスクＩに記憶された情報が、コイル４によって生じ
る磁界によって消去される。

〔実施例〕

図面を参照して実施例を説明する。

第１図は実施例の平面図、第２図は正面断面図である。

図中、ｌは情報がディジタルデータとして読み書き自在
に記憶される磁気ディスクであり、本実施例においては
、６枚の磁気ディスク１が、リブ１１の周囲に等間隔を
あけて、クランプＩ２で固定されている。リブ１１の内
側には、永久磁石からなるロータ１３が固着されており
、軸１４回りに設けられたステータ（コイル）１５に通
電することにより、ロータ１３が回転し、それと−体と
なって磁気ディスク１が回転する。

２は、磁気ディスク１に沿って可動に設けられて、磁気
ディスク１に対して情報の読み出し及び書き込みを行う
ためのヘッドである。ヘッド２は、軸２２を中心にボイ
スコイルモータ２１により回動駆動されるアクチュエー
タ２０の先端に取り付けられており、磁気ディスク１の
各情報記憶面に対応する個数のヘッド２がアクチュエー
タ２０の先端に取り付けられている。２１ａ、２１ｂは
、ボイスコイルモータ２１を構成する永久磁石及びボビ
ン（コイル）であり、ボビン２１ｂに通電することによ
り、アクチュエータ２０のアーム２３が回動する。

３は、装置内のコーナーに、磁気ディスクｌに沿って磁
気ディスク１と交互に配置された整流板であり、磁気デ
ィスクｌ及びリプ１１、クランプ１２などの回転によっ
て生じる空気の流れの乱れ。

を整えて、ヘッド２に安定した浮上を供給する。

整流板３は鉄製であり、各整流板３には、各々、コイル
４が巻回されている。これによって、整流板３を鉄芯と
する電磁石が形成されており、コイル４に通電すること
によって磁界が発生し、磁気ディスクｌの整流板３に対
向する位置に記憶されている情報が、その磁界によって
消去される。したがって、コイル４に通電をした状態で
磁気ディスクｌを回転させれば、装置を分解することな
く、磁気ディスク１から情報を強制的にイレーズするこ
とができる。

なお、磁気ディスクに何ら異常がないときにはこのよう
なイレーズを行う必要はなく、また、誤ってイレーズし
てしまっては困るので、コイル４に通電を行うためのス
イッチは、通常の操作では手に触れないところに設ける
か、複数のスイッチを組み合わせて特殊な操作を行わな
いとオンされないようにしておく。

〔発明の効果〕

本発明の磁気ディスク装置によれば、コイルに通電をす
るだけで、磁気ディスクを装置内にセットしたまま、記
憶情報をイレーズすることができるので、ユーザーが、
極めて簡単にしかも確実にイレーズを行うことができる
。しかも、装置内に通常設けられている整流板にコイル
を巻回するだけの構成をとるだけでよいので、イレーズ
を行うための構造が非常に簡単でコストがかからない。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の平面図、 第２図は実施例の正面断面図である。 図中、 １・・・磁気ディスク、 ２・・・ヘッド、 ３・・・整流板、 ４・・・コイル。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 情報を記憶して回転駆動される磁気ディスク（１）と、 上記磁気ディスク（１）に沿って可動に設けられて、磁
   気ディスク（１）に対して情報の読み出し及び書き込み
   を行うためのヘッド（２）と、上記磁気ディスク（１）
   に沿って設けられて、磁気ディスク（１）などの回転に
   より生じる気流の乱れを整える整流板（３）とを有する
   磁気ディスク装置において、 上記整流板（３）にコイル（４）を巻回し、そのコイル
   （４）に通電して生じる磁界によって、上記磁気ディス
   ク（１）に記憶された情報を消去するようにしたことを 特徴とする磁気ディスク装置。