JPH03818A - アクリル系繊維の紡糸染色における色合わせ方法 - Google Patents

アクリル系繊維の紡糸染色における色合わせ方法

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JPH03818A
JPH03818A JP1135353A JP13535389A JPH03818A JP H03818 A JPH03818 A JP H03818A JP 1135353 A JP1135353 A JP 1135353A JP 13535389 A JP13535389 A JP 13535389A JP H03818 A JPH03818 A JP H03818A
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JP
Japan
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dye
fibers
dyed
dyeing
heat
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Pending
Application number
JP1135353A
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English (en)
Inventor
Hideki Moriishi
森石 英樹
Hiroshige Kinoshita
木下 弘重
Kimio Okada
岡田 公夫
Yoshinori Furuya
古谷 ▲よし▼典
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は湿式紡糸によるアクリル系繊維の紡糸染色にお
ける色合わせ方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、湿式紡糸した凝固後のゲル状態のアクリル系繊維
を染色する紡糸染色が、染料の繊維中への吸着が良好な
ことを利用して開発されてきている。
しかし、染液が付与されたゲル状繊維は、引き続いて延
伸、乾燥、熱緩和処理の各工程を経る為、染液が付与さ
れ着色され九ゲy状繊維と前記各工程を経て得友染色繊
維の色相がまったく異なシ、非常に色合わせが難しいと
いう欠点があった。
これに対してゲル状繊維に染料付与する際数種類の染料
を別々に染色槽へ供給して吸着させ、最終染色繊維の色
を判定して、染色槽へ供給する各々の染料の供給量を微
調整する方法が採られているが、目標の色を得るのに多
大な時間を費し、その間の生産品は格外量となる為、コ
スト上不利であシ、また、各々の染料を別々に供給する
為、色の工程変動の大きな要因ともなっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、アクufil系繊維の紡糸染色におけ
る簡単な色合わせ方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の要旨とするととろは、アクリル系重合体を湿式
紡糸し、凝固後のゲル状繊維に染料を付与し、延伸、乾
燥、熱緩和処理するアクリ/I/糸繊維紡糸染色におけ
る色合わせにおいて、熱緩和処理前後におけるLab系
での色差ΔBが1.5以下である染料を用い、予め前記
染料付与工程を経ないで得た通常の繊維を染色した後熱
緩和処理工程と同じ条件の熱処理を行なって目標とする
染色物の色の染液レサイプを決定し、該レサイプに従っ
て染料を調合してゲル状繊維に染料付与を行なうことを
特徴とするアクリル系繊維の紡糸染色における色合わせ
方法にある。
本発明におけるアクリlv系重合体としては、アクリロ
ニトリルを50 wtX以上含むものであって、その他
の共重合性不飽和化合物としては特に限定されるもので
はないが、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイ
ン酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸及びこれらの塩
、アクリル酸メチ〃、アクリル酸メチμ、アクリル酸ブ
チμ等のアクリル酸エステμ、メタクリμ酸メチy、メ
タクリ〜酸ブチμ等のメタクリル酸エステル類、メチル
ビニルケトン類、蟻酸ビニy、酢酸ビニμ等のビニルエ
ステル類、メチpビニμエーテル等のビニルエーテル類
、アセトアミド及びそのアルキ〃置換体、ビニルスルホ
ン酸、メタクリルスルホン酸等の不飽和スルホン酸及び
それらの塩類、スチレン、α−メチ〃スチレン等のスチ
レン及びアルキμ又はハロゲン置換体、アリルアルコ−
〜及びそのエステル又はエーテル類、塩化ビニル、塩化
ビニリデン醇のハロゲン化ビニル又はビニリデン類等が
挙げられる。
本発明で湿式紡糸に使用される溶剤にはアクリル系重合
体を溶解できるものであれば特に限定されず、例えばジ
メチμホ〃ムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチル
スルホキシド等の有機溶剤やロダンソーダ、ロダンカリ
、ロダンアンモンなどのロダン塩水溶液、塩化亜鉛水溶
液、硝酸水溶液、塩化リチウム水溶液等の無機系溶剤等
が挙げられる。
本発明で使用される染料は、アクリル系繊維の製造の際
に適用されるのと同じ熱緩和処理、即ち通常α4〜4 
kg / cm” Gの飽和スチーム中で1〜20分の
熱緩和処理の前後におけるLab系での色差ΔEが1.
5以下である染料であり、1.5を超えると色合わせが
難しくなるので好ましくない。
使用される染料としては例えば、パサクリ〜レッドG−
L (B A S F社製カチオン染料)、セブロンプ
フウンYL(デュポン社製カチオン染料)、ブストラゾ
ンイエロー7 GI、L (バイエル社製カチオン染料
)、アイゼンカチロンブラックSR,アイゼンカチ騨ン
イエローに31’LLH1アイゼンカチロンビンクBE
、アイゼンカチロンレツドKOLH,アイゼンカチロン
プル−KGLH(以上採土ケ谷化学工業社製カチオン染
料)、ダイアクリルブリリアンドグμ−HGN、ダイア
クリルイエローGL、グイアクリルレッドGRL(以上
三菱化成工業社製カチオン染料)などが挙げられる。
色合わせを行なう際、まず、前述の如き染料を用いて小
スケ−yで通常の製造工程による繊維を通常の染色方法
、例えばマネー式染色機を月いて染色して染色繊維を得
、続いてその後染繊維を繊維製造時における熱緩和処理
と同じ条件の熱処理を施す。この後染繊維の色はその熱
処理によって変わる場合もあるが、その熱処理後の後染
繊維が目標とする紡糸染色繊維の色に合うように染液レ
サイプを決定し、ゲル状繊維に染料付与を行なう際もそ
のレサイプ通りに染料を調合して染液付与を行なうと、
小スケールで染色し、熱処理を施した後の後染繊維と同
等々色の紡糸染色繊維を得ることができる。
ここで、小スケ−〃の染色で得た後染繊維に熱処理を施
さずにレサイプを決定すると、小スケールでの後染繊維
の色と紡糸染色で得た染色繊維の色とが一致しない。
〔実施例〕
以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。各実
施例、比較例で使用した染料は線の通シである。
熱緩和処理は2.5 kg / ag” Gで10分間
行ない、熱緩和処理前後の色差ΔEをマクベス分光光度
計M8−2020デフスを用いて測定した。
実施例1 アクリロニトリ/l/9五1 vt%、酢酸ビニfi/
&9wt%のアクリル系重合体を濃度25wt%となる
ようにジメチルアセトアミドに溶解し、−過、脱泡を行
って紡糸原液とした。
この紡糸原液を孔径α07m、孔数50CIOHの口金
を用いてジメチルアセトアミド50 w’r、%水溶液
からカる凝固浴中に湿式紡糸し、得られた糸状体を洪水
中で洗浄、2.0倍延伸し、そのゲ〃状トウを染料(a
) ((b)又は(C)〕を用い繊維乾燥重量に対して
α1 yt%とまるように吸着させた後、2.5倍に洪
水中で延伸、140℃の乾熱で乾燥し、さらに2.5 
kg / a7Gで20分間熱緩和処理を施して染色繊
維囚、 CB) 、 (c)を得た。
一方、ゲル状トウに染料を付与しない以外は前記と同様
にして得た未染色の通常の繊維をマネー式染色機を用い
て浴比50:1,98℃2時間の染色条件で染料(a)
 CCb’)又は(C)〕が繊維に対して(L 1yt
%になるように染色して後染繊維(Aす、 (B’) 
、 (Cりを得た。さらに後染縁、1ll(Aつ。
(B’) 、 (Cりを紡糸染色における熱緩和処理と
同じ条件の15 kll / am” Gで20分間の
熱処理を施とし熱処理された後染縁a (Aつe (B
I)−(Cつを得た。
これら染色された繊維(A) e (A’) (A#)
 、 (B)(Bす、(B’)、(C)  (C’)、
(Cつの色を第1表に示した。
第  1 表 条件にて紡糸染色繊維(D)、(E)  (F)、後染
繊維(D’) 、 (E’) 、 (Fつ、熱処理した
後染繊維(Dつ、 (Eつ、 (F’lを得た。
それらの色を第2表に示した。
第  2  表 このように紡糸染色された繊維の色と熱処理された後染
繊維の色が一致しておシ、小スケ−〃での後染めによっ
て紡糸染色によって得られる繊維の色を予想できること
を示している。
比較例 実施例1において染料(a) 、 (b) 、 (c)
の代わりに染料(d) = (e)t (f)を用いる
以外は実施例1と同じこのように紡糸染色された繊維の
色と、後染繊維、熱処理された後染繊維の色が一致せず
、小スケ−〃での後染めによって紡糸染色によって得ら
れる染色繊維の色を予想することはできないものであっ
た。
実施例2 アクリロニトリA/ 59 wt%、塩化ビニリデン4
0wt%及ヒメタリ〃スルホン酸ナトリウム1wt%の
組成の重合体をジメチμホyムアミドに溶解して得た紡
糸原液を孔径CL06■、孔数3000Hの口金を用い
てジメチμホμムアミド60 vt%水溶液からなる凝
固浴中に湿式紡糸し得られた糸状体を水洗し、そのゲy
状トウを繊維乾燥重量に対して染料(a)が(1013
4wt%、染料(b)が0.045wt%、染料(c)
が(LO248wt%となるように染色した後、5倍に
洪水中で延伸、135°Cの乾熱で乾燥し、さらに1.
4時/、1!()で15分間熱緩和処理を施して5°C
の紡糸染色による繊維(G)を得た。
一方、ゲル状)つに染料を供給しない以外は前記と同様
にして得た染色されていない繊維をマネー式染色機を用
いて浴比50:1.98℃。
2時間の染色条件で染料含有量が先の繊維(G)と同様
になるように染色して後染繊維(Gつを得た。
さらに後染繊維(Gつを紡糸染色における熱緩和処理と
同じ条件の1.4 k!9/ a7G 、  15分間
の熱処理を施とし熱処理された後染縁!(GJ)を得た
これらの染色された繊維の色を第3表に示した。
第  3  表 とのように紡糸染色された繊維(G)の色と熱処理され
た後染mM(Gりの色が一致しておシ、小スケールでの
後染めによって紡糸染色に用いられる染料の組成を決定
することができる。
実施例& 染料の組成をダイアクリ〜−イエローGLc熱緩和処理
前後の色差△Eα4)100238vt%、マラカイト
グリーン(熱緩和処理前後の色差ΔE12)αOO18
1ift%にする以外は実施例2と同様にして紡糸染色
繊維(H)、後染縁m(Hつ、熱処理された後染繊維(
Hつを得た。
それらの色を第4表に示した。
工業的に非常に優れた方法である。
第  4  表 このように紡糸染色された繊R(H)の色と熱処理され
た後染繊維(Hつの色が一致しておシ、小スケールでの
後染めによって紡糸染色に用いられる染料の組成を決定
することができる。
〔発明の効果〕

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アクリル系重合体を湿式紡糸し、凝固後のゲル状繊維に
    染料を付与し、延伸、乾燥、熱緩和処理するアクリル系
    繊維の紡糸染色における色合わせにおいて、熱緩和処理
    前後におけるLab系での色差ΔEが1.5以下である
    染料を用い、予め前記染料付与工程を経ないで得た通常
    の繊維を染色した後熱緩和処理工程と同じ条件の熱処理
    を行なつて目標とする染色物の色の染液レサイプを決定
    し、該レサイプに従つて染料を調合してゲル状繊維に染
    料付与を行なうことを特徴とするアクリル系繊維の紡糸
    染色における色合わせ方法。
JP1135353A 1989-05-29 1989-05-29 アクリル系繊維の紡糸染色における色合わせ方法 Pending JPH03818A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008101302A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Kaneka Corp アクリル系繊維及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008101302A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Kaneka Corp アクリル系繊維及びその製造方法

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