JPH0381385A - コンタクトレンズ用材料とその支持体との接着方法 - Google Patents

コンタクトレンズ用材料とその支持体との接着方法

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JPH0381385A
JPH0381385A JP21909389A JP21909389A JPH0381385A JP H0381385 A JPH0381385 A JP H0381385A JP 21909389 A JP21909389 A JP 21909389A JP 21909389 A JP21909389 A JP 21909389A JP H0381385 A JPH0381385 A JP H0381385A
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JP
Japan
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support
contact lens
lens material
polyethylene glycol
polymer
Prior art date
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Pending
Application number
JP21909389A
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English (en)
Inventor
Masahiro Igari
猪狩 正紘
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はコンタクトレンズ材料とその支持体との接着方
法に関する。更に詳しくは、融解されたポリエチリレン
グリコールまたはその誘導体を使用するコンタクトレン
ズ用材料とその支持体との接着方法に間する。
[従来の技術] 従来から接着剤としては種々のものが知られており、使
用されている。これら接着剤の大半は半永久的に接着す
るのが目的であり、この場合、接着力が強固であり、安
定でありさえすればよい。
しかし、接着剤の中には後で被接着物を外す、即ち一時
的接着することを前提として使用される場合がある。
例えば、コンタクトレンズや眼内レンズの製造において
、レンズ材料の切削・研磨等の加工その他必要な処理を
行なう際に、そのレンズ材料を適当な支持体に接着剤に
より接着・固定し、その支持体をそれらの加工機に固定
して加工することが行なわれている。この接着剤は加工
後にレンズ材料から容易に、かつレンズ材料に損傷を与
えずに脱離可能であることが必要である。
かかる接着剤の例として、従来、溶融ワックスや両面テ
ープなどの粘着テープが知られており、使用されでいる
。又、特開平1−101319号明細書には紫外線硬化
性シリコーン接着剤を用いた接着技術が提案されている
[発明が解決しようとする課題] 上記の接着剤では脱離および洗浄に、ワックス、粘着テ
ープやシリコーン接着剤を溶解することができる有機溶
剤、例えば石油ベンジン、灯油、ヘキサン、トリクレン
などを使用する必要がある。
このため、有機溶剤による中毒や火災爆発の発生の危険
性があり、それゆえ局所排気装置の設置や消化設備の充
実をはかる必要がある。さらには作業員へ環境上の問題
がある。実際に、コンタクトレンズを製造する作業場に
おいて、換気装置が不備であったために石油ベンジンに
よる中毒を起こした例がある。
また、有機溶剤を使用することの他の欠点は、有機溶剤
により有機材料であるコンタクトレンズ材料が膨潤し、
このためレンズが割れたり、変形しやすいという点であ
る。
従って、本発明の目的は上述のような問題のない接着方
法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者は、鋭意検討を重ね、常温で固体のポリエチレ
ングリコールまたはその誘導体(以下ポリエチレングリ
コールをPEGと略称する)を接着剤として用いる上記
目的を達成できることを見出し、本発明に至った。即ち
本発明は融解されたポリエチレングリコールまたはその
誘導体を介してコンタクトレンズ用材料とその支持体と
を密着させ、しかる後、冷却硬化させることにより固着
することを特徴とするコンタクトレンズ用材料とその支
持体との接着方法である。
本発明においては固体状のPEGを融解して用いること
に特徴を有する。従って本発明で用いられるPEGは通
常、常温で固体である。つPEGつの分子量が1000
未溝のものは常温で液体か、わずかの加熱で液状となる
ため、コンタクトレンズ用材料とその支持体とを密着さ
せても容易に硬化せず同化が不十分となる。PEGの凝
固点はあまり低すぎても、又余り高すぎても使用しにく
いので通常1000以上、好ましくは1500〜2oo
ooのものを使用するのが望ましい。PEGの使用量に
はとくに制限はなく、コンタクトレンズ用材料とその支
持体が加工に耐えるだけの強度を有する量であればよい
。通常は1−500mg程度で用いられる。
本発明においては上記PEGに対して、末端などにメト
キシ基のようなアルコキシ基、アセトキシ基のようなア
シルオキシ基などを導入したPEG誘導体ものであって
も、常温において固体で加熱溶融が可能でありかつ接着
力があれば同様に使用できる。また上記PEGまたはそ
の誘導体に対して必要に応じ接着剤に溶剤、充填剤、安
定剤、ピッチや松ヤニ等の粘着性付与剤などをコンタク
トレンズ材料の材質を阻害しない範囲で加えて使用する
のは何らさしつかえない。
本発明でいうコンタクトレンズ材料とは、コンタクトレ
ンズを形成するために使用されるポリマー物質からなる
固体状態の塊であり、通常はボタンと称されるものであ
る。又、その支持体とは、例えばコンタクトレンズ材料
がその一端を凹面状に切削した材料である場合、該凹面
状に対応して接着される凸面状の金属、副熱性のポリマ
ー等から作製された部材であり、旋盤等の加工機に固定
されて使用される。
本発明の方法を用いてコンタクトレンズ材料とその支持
体を接着するには、例えばPEG又はその誘導体をあら
かじめ加熱して融解しておく。これをコンタクトレンズ
材料またはその支持体に付着させ、両者を重ね冷却硬化
させることにより実施することができる。又、PEG又
はその誘導体をコンタクトレンズ材料とその支持体の間
にはさんで加重をかけた状態てPEGを融解させ、冷却
硬化することでも実施が可能である。冷却は冷媒等で冷
却してもよいが、通常は放冷で十分である。
本発明の方法を用いて実際にコンタクトレンズを製造す
るには、例えば、先ず片面を切削・研磨などの方法で凹
(または凸)球面状に加工したコンタクトレンズ材料と
線間(または凸)球面に対応する凸(または凹)球面を
端部に有する支持体を、上記接着法を用いて接着する。
ついて接着されたコンタクトレンズ材料と支持体の支持
体側を切削機、研磨機等の加工機のスピンドルに固定し
て切削・研磨等の加工を施し、さらに水系の溶剤への浸
漬等、適当な方法で支持体からレンズを脱離させること
によりコンタクトレンズを製造することができる。
脱離の具体的方法は例えば、水系の溶剤中に浸漬するこ
とにより、また必要に応じて超音波を併用することによ
り実施することができる。水系の溶剤はコンタクトレン
ズの支持体からの脱離が可能であり、かつコンタクトレ
ンズの材質を侵さないものであることが必要であり、コ
ンタクトレンズの材質と接着剤の種類により適宜選択し
て用いられる。例えば水単独だけでも好ましい溶剤であ
るが、必要に応じて、界面活性剤、塩類、水溶性の有機
溶剤を含んだ水でもよい。本発明における接着剤は水溶
性であるので上記水系の溶剤中に浸漬することにより接
着剤が水に溶解または膨潤し、コンタクトレンズとその
支持体を容易に脱離させることが可能である。また上記
のように水系の溶剤を用いるので、コンタクトレンズの
膨潤する虞も少ない。
[実施例コ 次に実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明
はこれらにより何ら制限されるものではない。
実施例1 直径15mmの円筒状のメチルメタクリレート重合体の
底面を凹面状に切削し、研磨を行ってコンタクトレンズ
材料とした。この凹面の曲率をナイツ社製デジタルコン
タクトゲージを用いて測定したところ、7.90mmで
あった。
これと同一の曲率半径凸面部を有するしんちゅう製支持
体を70℃に加熱しその上にポリエチレングリコール1
600の100mgを付着させると表面に均一に融解層
が形成された。この上に上記重合体を乗せて押しつけ、
放冷したところ上記重合体と支持体が強固に接着された
これの支持体側を球面旋盤のスピンドルに固定し、通常
の方法により該重合体を切削し、凸面を形成させレンズ
状とした。次にこれを研磨機にとりつけ通常の方法によ
り研磨を実施した。
この間、上記重合体がしんちゅう製支持体からはがれる
ことはなかった。
次いでこれを水中に浸漬放置したところ、30分後には
容易にレンズをはがしとることができた。このレンズを
洗浄後、凹面の曲率を測定したところ7.90mmであ
り、接着前と同一であった。またレンズ面に問題となる
ようなキズや曇りは認められなかった。
実施例2 直径15mmの円筒状の、フッ化アルキルメタクリレー
トを主成分とする重合体の底面を凹面状に切削し、研磨
を行ってコンタクトレンズ材料とした。この凹面の曲率
をナイツ社製デジタルコンタクトゲージな用いて測定し
たところ、8.2δmmであった。
これと同一の曲率半径凸面部を有するしんちゅう製支持
体を70℃に加熱しその上にポリエチレングリコール2
000の80mgを付着させると表面に均一に融解層が
形成された。この上に上記重合体を乗せて押しつけ、放
冷したところ上記重合体と支持体が強固に接着された。
これの支持体側を球面旋盤のスピンドルに固定し、通常
の方法により該重合体を切削し、凸面を形成させレンズ
状とした。次にこれを研磨機にとりつけ通常の方法によ
り研磨を実施した。
この間、上記重合体がしんちゅう製支持体からはがれる
ことはなかった。
次いでこれを水中に浸漬放置したところ、30分後には
容易にレンズをはがしとることができた。このレンズを
洗浄後、凹面の曲率を測定したところ8.25mmであ
り、接着前と同一であった。またレンズ面に問題となる
ようなキズや曇りは認められなかった。
実施例3 直径15mmの円筒状の、フッ化アルキルメタクリレー
トとをシロキサニルメタクリレートとアルキルメタクリ
レートを主成分とする重合体の底面を凹面状に切削し、
研磨を行ってコンタクトレンズ材料とした。この凹面の
曲率をナイツ社製デジタルコンタクトゲージを用いて測
定したところ、8.10mmであった。
これと同一の曲率半径凸面部を有するしんちゅう製支持
体を70℃に加熱しその上にポリエチレングリコール4
000の60mgを付着させると表面に均一に融解層が
形成された。この上に上記重合体を乗せて押しつけ、放
冷したところ上記重合体と支持体が強固に接着された。
これの支持体側を球面旋盤のスピンドルに固定し、通常
の方法により該重合体を切削し、凸面を形成させレンズ
状とした。次にこれを研磨機にとりつけ通常の方法によ
り研磨を実施した。
この間、上記重合体がしんちゅう製支持体からはがれる
ことはなかった。
次いでこれを水中に浸漬放置したところ、3O分後には
容易゛にレンズをはがしとることができた。このレンズ
を洗浄後、凹面の曲率を測定したところ8.10mmで
あり、接着前と同一であった。またレンズ面に問題とな
るようなキズや曇りは認められなかった。
[発明の効果] 本発明により、コンタクトレンズ材料とその支持体を簡
便に接着および脱離する方法を提供することができる。
本発明によれば、コンタクトレンズ材料とその支持体は
簡単に強固に接着することができ、また、接着されたコ
ンタクトレンズ材料とその支持体は作業後、水系の溶剤
により簡単に脱離させることができるので、作業効率の
改善に加え、コンタクトレンズ製造の作業工程における
作業環境が改善され、本発明の有用性は大きい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  融解されたポリエチリレングリコールまたはその誘導
    体を介してコンタクトレンズ用材料とその支持体とを密
    着させ、しかる後、冷却硬化させることにより固着する
    ことを特徴とするコンタクトレンズ用材料とその支持体
    との接着方法。
JP21909389A 1989-08-25 1989-08-25 コンタクトレンズ用材料とその支持体との接着方法 Pending JPH0381385A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995023684A1 (en) * 1994-03-04 1995-09-08 Hydron Limited Process of preparing lenses
EP0979725A2 (en) 1998-08-11 2000-02-16 Menicon Co., Ltd. Mold assembly for lens blank
US6071111A (en) * 1997-05-20 2000-06-06 Menicon Co., Ltd. Mold assembly for forming contact lens blank

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