JPH0380568B2 - - Google Patents

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JPH0380568B2
JPH0380568B2 JP7146985A JP7146985A JPH0380568B2 JP H0380568 B2 JPH0380568 B2 JP H0380568B2 JP 7146985 A JP7146985 A JP 7146985A JP 7146985 A JP7146985 A JP 7146985A JP H0380568 B2 JPH0380568 B2 JP H0380568B2
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JP
Japan
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press
frame
mold
divided
longitudinal direction
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Application number
JP7146985A
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English (en)
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JPS6254523A (ja
Inventor
Manabu Kiuchi
Eikichi Kaji
Akio Akahori
Fumio Eto
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Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Metal Products Co Ltd filed Critical Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Priority to JP7146985A priority Critical patent/JPS6254523A/ja
Publication of JPS6254523A publication Critical patent/JPS6254523A/ja
Publication of JPH0380568B2 publication Critical patent/JPH0380568B2/ja
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、角形鋼管素管の成形装置に係り、特
に板厚32mm以下、辺長550mm以下の正方形及び長
方形断面の大型角形鋼管の素管即ち各コーナーが
概略80°に曲げられた開断面の素管を成形するの
に好適な成形装置に関する。
(従来技術とその問題点) 近年、建築構造物の構造設計に耐震設計が採用
され、建築物の柱材として大型角形鋼管が多用さ
れるに至つた。
一般に角形鋼管の内、板厚6mm以上、辺長200
mm以上のものを大型角形鋼管と称するが、その中
で板厚16mm超、辺長400mm超の大型角形鋼管を作
るには、次の方法により製造している。
(1) 素材に有限長の切板を使用し、第9図aに示
す如く切板101の一側部をV型プレス102
で直角に屈曲し、次に第9図bに示す如く切板
101の他端部をV型プレス102で直角に屈
曲して溝形鋼103を作り、次いで2本の溝形
鋼103を第9図cに示す如く左右に相対向さ
せて両側端を各々突き合わせ、上下二辺の継目
104を溶接して、大型角形鋼管105を製造
する。
(2) 素材に有限長の切板を使用し、第10図a乃
至dに示す如く切板101′を、角形鋼管のコ
ーナーとなる4ケ所をV型プレス102で1ケ
所づつ折り曲げた後、数パスのロールを通して
コーナー角度を次第に90度に近づけて角形にな
し、切板101′の両側端10を突合せ、アー
ク溶接等で溶接して、大型角形鋼管105′を
製造する。
ところで、上記2つの製造方法共、素材に有限
長の切板を使用し、V型プレスで1コーナーづつ
曲げを行い、別行程で溶接を行う為、作業が間欠
的になり、従つて待ち時間が多くなつて能率が悪
く、作業員も多くなる。また製品端部は溶接品質
が不安定となる為、タブ板を取り付けて溶接する
か、製品端部を切り落とす必要があり、材料歩留
りが悪くなる。さらに接接後の半成品を定形ロー
ルに通して、コーナーRの大きさ及び辺寸法を調
整する目的で大きな成形圧力をかけると、変形抵
抗により材料がスリツプする為、大きな圧力がか
けられず、従つてコーナーRはV型プレス型の底
のRに沿つたものとなり、コーナーRを自由に選
定できないものである。
このような問題を解決する為に本発明者らは、
連続的に能率良く角形鋼管を生産でき、また溶接
品質が良く、寸法精度の高い角形鋼管を生産で
き、さらに辺寸法,辺の平坦度,コーナーRの大
きさ等を任意に調整して角形鋼管を生産でき、し
かも材料歩留りの良い角形鋼管の製造方法を開発
した。(特願昭59−260346号) この角形鋼管の製造方法の概要を第11図に示
す製造ラインによつて説明すると、コイル巻きさ
れた帯鋼板201は、アンコイラー202により
巻きぐせが矯正された後、先端が先行の帯鋼板の
後端とシヤー・ウエルダー205によつて溶接さ
れ接続される。接続された帯鋼板201は、ピン
チロール206、ハンプテーブル207、ピンチ
ロール208で送りの調整がなされた後、開先加
工機209に入り、左右両側端が所要幅で所定の
開先形状に仕上げ加工される。開先加工機209
を出た帯鋼板201は、フイードロール210に
よつて一定速度で連続的に上辺コーナ曲げプレス
機211に送り込まれ、平板から順次曲げ角度概
略80°まで左右両側部が折り曲げ成形されて半成
形材料201aとなる。プレス機211を出た半
成形材料201aは、上辺コーナー成形ロール2
12で上辺部の形状が整えられ、同時に送り力が
付与されて下辺コーナー曲げプレス機213に送
り込まれ、半成形材料201aの中央部左右両側
は平板から順次曲げ角度概略80度迄上方に折り曲
げ成形される。かくして元の帯鋼板201は、4
コーナーが概略80°まで成形されて角形鋼管素管
201bとなる。この角形鋼管素管201bは、
数パスの成形ロール214に送り込まれ、各コー
ナーが概略90°迄成形された後、溶接突き合わせ
ロール215に送り込まれ、突き合わせ端部の平
行度,ルートギヤツプが調整される。そして溶接
機216に入り、突き合わせ端部が連続的に溶接
される。この際、必要に応じて溶融金属の溶け落
ちを防止する為、バツクメタル(図示省略)が管
内に保持される。突き合わせ端部が溶接された角
形鋼管201cはサポートロール217を通過し
た後、外面ビード除去装置218により上面の溶
接余盛部が除去され、上面が平滑になされる。こ
の上面平滑になされた角形鋼管201cは2パス
の定形ロール219に入り、外辺寸法,コーナー
Rが所定寸法に仕上げられた後、1パスの矯正ロ
ール220で曲り、反りが矯正される。そして、
この矯正された角形鋼管201cは、切断機22
1により走間で定尺長さに切断されて製品Pとな
り、プルアウトロール222を通り、ランアウト
テーブル223にて送り出される。
ところで、前記上辺コーナー曲げプレス機21
1は、第12図に示す上型229と下型230が
開いた状態のところへ帯鋼板201が一定速度で
連続的に送り込まれ、一定ピツチ進むと第11図
に示される、シリンダ234,235を帯鋼板2
01の送り込み速度と同調した速度で作動して上
型ホルダー231と一体の上型229及び下型ホ
ルダー236と一体の下型230を前進させると
同時に、プレスシリンダ241を作動せしめて、
ホルダー受238,下型ホルダー236を共に左
右の側フレーム227に沿つて上昇させ、内側面
が長手方向で0〜概略80°まで起立するテーパ面
232となつている下型230にて押圧し、帯鋼
板201の左右両側部を下型230に沿つて折り
曲げるものであり、この折り曲げが終了すると、
直ちにプレスシリンダ241を逆に作動してホル
ダー受238,下型ホルダー236を共に下降
し、下型230を下降して帯鋼板201を解放す
ると同時に、第11図に示されるシリンダ23
4,235を逆に作動して上型ホルダー231と
一体の上型229及び下型ホルダー236と一体
の下型230を後退させ、原位置の復帰させるも
のである。以後前記作動を連続的に繰り返して、
上辺コーナー曲げプレス機211を通過する帯鋼
板201の左右両側部を概略80°まで上方に折り
曲げ成形するものである。
また、前記下辺コーナー曲げプレス機213
は、第13図に示す上型248と下型249が開
いた状態のところへ半成形材料201aが一定速
度で連続的に送り込まれ、一定ピツチ進むと、第
11図に示されるシリンダ253,258を半成
形材料201aの送り込み速度と同調した速度で
作動して上型ホルダー250と一体の上型248
及び下型ホルダー255と一体の下型249を前
進させると同時に、プレスシリンダ260を作動
せしめてホルダー受257,下型ホルダー255
を共に左右の側フレーム246に沿つて上昇さ
せ、内側面が長手方向で0〜概略80°まで起立す
るテーパ面251となつている下型249にて押
圧し、半成形材料201aの中央部左右両側を下
型249に沿つて折り曲げるものであり、この折
り曲げが終了すると、直ちにプレスシリンダ26
0を逆に作動してホルダー受257,下型ホルダ
ー255を共に下降し、下型249を下降して半
成形材料201aを解放すると同時に、第11図
に示されるシリンダ253,258を逆に作動し
て上型ホルダー250と一体の上型248及び下
型ホルダー255と一体の下型249を後退さ
せ、原位置に復帰させるものである。以後前記作
動を連続的に繰り返して、下辺コーナー曲げプレ
ス機213を通過する半成形材料201aの中央
部左右両側を概略80°まで上方に折り曲げ成形す
るものである。
以上のように上辺コーナー曲げプレス機211
及び下辺コーナー曲げプレス機213は、折り曲
げ成形時それぞれ上型229と下型230及び上
型248と下型249を共に、各々のシリンダ2
34,235及び253,258の作動により前
進させると同時に、プレスシリンダ241及び2
60を作動して下型230及び249を上昇させ
てプレス成形するのであるから、前記各々のシリ
ンダ234,235及び253,258にはプレ
ス成形の押圧力の摩擦力に打ち勝ち上型,下型を
前進させる力を必要とするので、過大な負荷がか
かり、帯鋼板201の送り込み速度と同調した速
度で前進させるのが困難で、同調した速度で前進
させるには、大型,高能力のシリンダを必要とす
るという問題点があつた。
(発明の目的) 本発明は斯かる問題点を解決すべくなされたも
ので、上辺コーナー曲げプレス機,下辺コーナー
曲げプレス機の上型,下型を個々に前進させず
に、プレス機全体を被成形材料の送り込み速度と
同調させて前進させると同時に、下型を押し上げ
て被成形材料をプレス成形するようにした角形鋼
管素管の成形装置を提供することを目的とするも
のである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための本発明の角形鋼管
素管の成形装置は、断面矩形のプレスフレーム内
で上フレームに左右に2分割された上型を幅寸法
調整可能に支持し且つデイスタンスピースにて位
置決めするようになし、下フレームには長手方向
に一定間隔を存してプレスシリンダを立設して下
型ホルダーを上下動可能に支持すると共に該下型
ホルダーに左右に2分割され長手方向で0〜概略
80°まで次第に起立するテーパ面を内側面とする
凹型の下型を幅寸法調整可能に支持し且つデイス
タンスピースにて位置決めするようになし、プレ
スフレームは前後方向にレール上を駆動装置によ
り往復動するようになした上辺コーナー曲げプレ
ス機と、 断面矩形のプレスフレーム内で上フレームに、
前部から中間部まで左右に2分割された上型を幅
寸法調整可能に支持し且つデイスタンスピースに
て位置決めするようになし、さらに上フレームに
中間部から後部まで単体の上型を着脱可能に支持
すると共に下端部を前記上型と同幅になし且つ上
部を細幅になし、下フレームには長手方向に一定
間隔を存してプレスシリンダを立設して下型ホル
ダーを上下動可能に支持すると共に該下型ホルダ
ーに左右に2分割され長手方向で0〜概略80°ま
で次第に起立するテーパ面を内側面とする凹型の
下型を幅寸法調整可能に支持し且つデイスタンス
ピースにて位置決めするようになし、プレスフレ
ームは前後方向にレール上を駆動装置により往復
動するようになした下辺コーナー曲げプレス機と
より成るものである。
(実施例) 本発明の角形鋼管素管の成形装置の一実施例を
第1図乃至第5図によつて説明する。本発明の成
形装置は、第1図に示す如く帯鋼板1を一定速度
で連続的に送るフイードロール10の先方に設け
られた上辺コーナー曲げプレス機11と、この上
辺コーナー曲げプレス機11の先方に設けられた
プレス機11より出た半成形材料1aの上辺部の
形状を整え送り力を付与する上辺コーナー成形ロ
ール12の先方に設けられた下辺コーナー曲げプ
レス機13とより成る。
上辺コーナー曲げプレス機11は、第1図乃至
第3図に示す如く上下のフレーム14,15を左
右の側フレーム16にて結合して構成したプレス
フレーム17内の上下に、帯鋼板1の左右両側部
を上方に折り曲げる上型18,下型19を配した
ものである。上型18は第6図aに示す如く左右
に2分割されて夫々第2,3図に示す如く上フレ
ーム14に幅寸法調整可能に支持され、デイスタ
ンスピース20にて位置決めされている。下型1
9は第6図bに示す如く上型18と同様左右に2
分割されて夫々第2,3図に示す如く下型ホルダ
ー21に幅寸法調整可能に支持され、デイスタン
スピース22にて位置決めされている。前記下型
ホルダー21は、下フレーム15上で長手方向に
一定間隔に立設したプレスシリンダ23に支持さ
れて、左右の側フレーム16に沿つて上下動する
ようになつている。前記の左右に2分割された下
型19は、上型18の外側に位置する左右両側部
が長手方向に於いて0〜約80°まで起立するテー
パ面24を内側に有する突出部25となつてい
て、全体として凹型に形成されている。前記プレ
スフレーム17は、第2,3図に示す如く下フレ
ーム15の下面の中央部左右両側に走行ローラ2
6が、その両外側にガイドローラ27が夫々長手
方向に一定間隔に取付けられていて、この走行ロ
ーラ26,ガイドローラ27にてプレスフレーム
17が床の凹部に敷設された走行レール28,ガ
イドレール29上に走行自在に載置されている。
そして下フレーム15の前後端に床上に設置した
往動,復動用のシリンダ30,31が連続されて
いる。
下辺コーナー曲げプレス機13は、第1図及び
第4,5図に示す如く上下のフレーム32,33
を左右の側フレーム34にて結合して構成したプ
レスフレーム35内の上下に、帯鋼板の左右両側
部を上方に折り曲げた半成形材料の中央部左右両
側を上方に折り曲げる上型36,下型37を配し
たものである。上型36は第7図aに示す如く前
部から中間部までの金型36aが左右に2分割さ
れて夫々第4,5図に示す如く上フレーム32に
幅寸法調整可能に支持され、デイスタンスピース
38にて位置決めされており、後部の金型36b
が単体で上フレーム32に着脱可能に支持され、
下端部が前記金型36bと同幅になされ、上部が
細幅になされている。下型37は第7図bに示す
如く左右に2分割されて、夫々第4,5図に示す
如く下型ホルダー39に幅寸法調整可能に支持さ
れ、デイスタンスピース40にて位置決めされて
いる。前記下型ホルダー39は下フレーム33上
で長手方向に一定間隔に立設したプレスシリンダ
41に支持されて、左右の側フレーム34に沿つ
て上下動するようになつている。前記の左右に2
分割された下型37は上型36の外側に位置する
左右両側部が長手方向に於いて0〜約80°まで起
立するテーパ面42を内側に有する突出部43と
なつていて、全体として凹型に形成されている。
前記プレスフレーム35は、第4,5図に示す如
く下フレーム33の下面の中央部左右両側に走行
ローラ44が、その両外側にガイドローラ45が
夫々長手方向に一定間隔に取付けられていて、こ
の走行ローラ44,ガイドローラ45にてプレス
フレーム35が床の凹部に敷設された走行ローラ
46,ガイドレール47上に走行自在に載置され
ている。そして下フレーム33の前後端に床上に
設置した往動,復動用のシリンダ48,49が連
結されている。
次に以上の如く構成された実施例の角形鋼管素
管の成形装置により帯鋼板を角形鋼管素管に成形
するまでの動作について説明する。第1,2,3
図に示す上辺コーナー曲げプレス機11の上型1
8と下型19が開いた状態のところへ、帯鋼板1
がフイードロール10によつて一定速度で連続的
に送り込まれる。この帯鋼板1の送り込みに於い
て、該帯鋼板1が一定ピツチ進んだ時点で、シリ
ンダ30を帯鋼板1の送り込み速度と同調した速
度で作動してプレスフレーム17を走行ローラ2
6,ガイドローラ27を介して走行レール28,
ガイドレール29上を前進させ、即ち上型18,
下型19を一緒に前進させると同時に、プレスシ
リンダ23を作動せしめて下型ホルダー21を左
右の側フレーム16に沿つて上昇させ、下型19
にて帯鋼板1を押圧する。この下型19による帯
鋼板1の押圧はシリンダ30のストロークエンド
の手前で完了するタイミングで押し上げて、帯鋼
板1の左右両側部を下型19に沿つて折り曲げ
る。この帯鋼板1の左右両側部の折り曲げが終つ
たならば、直ちにプレスシリンダ23を逆に作動
して、下型ホルダー21を下降し、下型19を下
降して帯鋼板1を解放すると同時に、シリンダ3
1を作動してプレスフレーム17を後退させ、即
ち上型18,下型19を一緒に後退させ、原位置
に復帰させる。以後前記動作を連続的に繰り返し
て、上辺コーナー曲げプレス機11を通過する帯
鋼板1の左右両側部を第3図に示す如く概略80°
まで上方に折り曲げ成形し、第8図に示されるよ
うに半成形材料1aとなす。
上辺コーナー曲げプレス機11を通過して帯鋼
板1の左右両側部が概略80°まで上方に折り曲げ
成形された半成形材料1aは、第1図に示される
上辺コーナー成形ロール12で折り曲げ上辺部の
形状が整えられ、同時に送り力が付与されて、第
4,5図に示される下辺コーナー曲げプレス機1
3の上型36と下型37が開いた状態のところ
へ、一定速度で連続的に送り込まれる。この半成
形材料1aの送り込みに於いて、該半成形材料1
aが一定ピツチ進んだ時点でシリンダ48を半成
形材料1aの送り込み速度と同調した速度で作動
して、プレスフレーム35を前進させ、即ち上型
36,下型37を一緒に前進させると同時にプレ
スシリンダ41を作動せしめて下型ホルダー39
を左右の側フレーム34に沿つて上昇させ、下型
37にて半成形材料1aを押圧する。この下型3
7による半成形材料1aの押圧は、シリンダ48
のストロークエンドの手前で完了するタイミング
で押し上げて、半成形材料1aの中央部左右両側
を下型37に沿つて折り曲げる。この半成形材料
1aの中央部左右両側の折り曲げが終つたなら
ば、直ちにプレスシリンダ41を逆に作動して下
型ホルダー39を下降し、下型37を下降して半
成形材料1aを解放すると同時に、シリンダ49
を作動してプレスフレーム35を後退させ、即ち
上型36,下型37を一緒に後退させ、原位置に
復帰させる。以後前記動作を連続的に繰り返し
て、下辺コーナー曲げプレス機13を通過する半
成形材料1aの中央部左右両側を第5図に示す如
く概略80°まで上方に折り曲げ成形する。かくし
て半成形材料1aは第8図に示す如く4コーナー
が概略80°まで屈曲成形された角形鋼管素管1b
となる。
そしてこの角形鋼管素管1bは、その後第11
図によつて説明した成形ロール214以降の工程
を経て、最終的に定尺に切断されて製品Pとな
る。
尚、上記実施例では、プレスフレーム17,3
5の進退を、該プレスフレーム17,35の下フ
レーム15,33の前後端に連結した往動,復動
用のシリンダ30,31及び48,49により行
つているが、これに限るものではなく、下フレー
ム15,33の前端に連結したシリンダ30,4
8のみにてプレスフレーム17,35を進退させ
ても良いものであり、また可逆電動機の駆動によ
りプレスフレーム17,35を進退させるように
しても良いものである。要するにプレスフレーム
17,35を帯鋼板1,半成形材料1aの送り速
度と同調して前進,後退させ得れば、いかなる駆
動装置でも良いものである。
(発明の効果) 以上の説明で判るように本発明の角形鋼管素管
の成形装置は、上辺コーナー曲げプレス機及び下
辺コーナー曲げプレス機の各上型,下型を個々の
シリンダで前進させずに、上型,下型を支持して
いる各プレス機のプレスフレームを駆動装置によ
り前進すると共に下型を押し上げてプレス成形す
るのであるから、プレスフレームの駆動装置はプ
レスフレーム本体の重量をローラを介してレール
に沿つて動かすだけの力を出せれば良く、しかも
プレスフレームは走行ローラ,ガイドローラを介
して走行レール,走行ローラ上を走行前進するの
であるから、摩擦抵抗が少なく、軽快に走行前進
させることができる。従つて、各プレス機は被成
形材料の送り込み速度と同調した速度で容易に前
進させてプレス成形することができ、且つプレス
の構造も至つて簡単となり、各プレス機の駆動装
置は小型,低能力のものでも充分で使用できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の角形鋼管素管の成形装置の一
実施例を示す側面図、第2図は第1図のA−A断
面図、第3図は第1図のB−B断面図、第4図は
第1図のC−C断面図、第5図はD−D断面図、
第6図a,bは本発明の成形装置に於ける上辺コ
ーナー曲げプレス機の上型と下型の概略斜視図、
第7図a,bは本発明の成形装置に於ける下辺コ
ーナー曲げプレス機の上型と下型の概略斜視図、
第8図は帯鋼板の角形鋼管素管までの上辺コーナ
ー曲げプレス機及び下辺コーナー曲げプレス機に
よる塑性変形の状況を示す斜視図、第9図a,
b,cは従来の大型角形鋼管素管の製造方法の一
例を示す斜視図、第10図a乃至eは従来の大型
角形鋼管の製造方法の他の例を示す斜視図、第1
1図は本発明者らによつて開発された角形鋼管の
製造方法に於ける製造ラインを示す概略図、第1
2図はその製造ラインに於ける上辺コーナー曲げ
プレス機の−線断面図、第13図は前記製造
ラインに於ける下辺コーナー曲げプレス機の−
線断面図である。 1……帯鋼板、1a……半成形材料、1b……
角形鋼管素管、11……上辺コーナー曲げプレス
機、13……下辺コーナー曲げプレス機、14…
…上フレーム、15……下フレーム、16……側
フレーム、17……プレスフレーム、18……上
型、19……下型、20……デイスタンスピー
ス、21……下型ホルダー、22……デイスタン
スピース、23……プレスシリンダ、24……テ
ーパ面、25……突出部、26……走行ローラ、
27……ガイドローラ、28……走行レール、2
9……ガイドレール、30、31……シリンダ、
32……上フレーム、33……下フレーム、34
……側フレーム、35……プレスフレーム、36
……上型、37……下型、38……デイスタンス
ピース、39……下型ホルダー、40……デイス
タンスピース、41……プレスシリンダ、42…
…テーパ面、43……突出部、44……走行ロー
ラ、45……ガイドローラ、46……走行レー
ル、47……ガイドレール、48、49……シリ
ンダ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 断面矩形のプレスフレーム内で上フレーム
    に、左右に2分割された上型を幅寸法調整可能に
    支持し、且つデイスタンスピースにて位置決めす
    るようになし、下フレームには長手方向に一定間
    隔を存してプレスシリンダを立設して下型ホルダ
    ーを上下動可能に支持すると共に、該下型ホルダ
    ーに左右に2分割され長手方向で0〜概略80°ま
    で次第に起立するテーパ面を内側面とする凹型の
    下型を幅寸法調整可能に支持し且つデイスタンス
    ピースにて位置決めするようになし、プレスフレ
    ームは前後方向にレール上を駆動装置により往復
    動するようになした上辺コーナー曲げプレス機
    と、 断面矩形のプレスフレーム内で上フレームに、
    前部から中間部まで左右に2分割された上型を幅
    寸法調整可能に支持し且つデイスタンスピースに
    て位置決めするようになし、さらに上フレームに
    中間部から後部まで単体の上型を着脱可能に支持
    すると共に下端部を前記2分割の上型と同幅にな
    し且つ上部を細幅になし、下フレームには長手方
    向に一定間隔を存してプレスシリンダを立設して
    下型ホルダーを上下動可能に支持すると共に該下
    型ホルダーに左右に2分割され長手方向で0〜概
    略80°まで次第に起立するテーパ面を内側面とす
    る凹型の下型を幅寸法調整可能に支持し且つデイ
    スタンスピースにて位置決めするようになし、プ
    レスフレームは前後方向にレール上を駆動装置に
    より往復動するようになした下辺コーナー曲げプ
    レス機と、 より成る角形鋼管素管の成形装置。
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