JPH038042Y2 - - Google Patents

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JPH038042Y2
JPH038042Y2 JP1982157651U JP15765182U JPH038042Y2 JP H038042 Y2 JPH038042 Y2 JP H038042Y2 JP 1982157651 U JP1982157651 U JP 1982157651U JP 15765182 U JP15765182 U JP 15765182U JP H038042 Y2 JPH038042 Y2 JP H038042Y2
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JP
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charged
diode
transformer
battery
current
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JP1982157651U
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JPS5963634U (ja
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、例えばNi−Cd電池の如き充電可能
な二次電池を充電し、且つ充電時に発光してその
状態を知らせる表示素子を備えた充電装置に関す
るものである。
(ロ) 従来の技術 第5図と第6図に従来の充電装置の回路図を示
す。
第5図のものは半波整流型の充電装置であり、
交流電源電圧を降下せしめる降圧トランスTは2
個のNi−Cd電池が直列に接続された被充電電池
群Bと電動機M等の負荷より成る放電回路に対し
て並列に接続され、該トランスTの一方の出力端
子1′は前記被充電電池群Bの陽極端に整流用ダ
イオードDを介して接続されている。この充電装
置において、発光ダイオードLED等の表示素子
は、前記トランスTの一方の出力端子1′と前記
整流用ダイオードDとの接続点2′と、該トラン
スTの他方の出力端子3′と前記被充電電池群B
の陰極端との接続点4′に跨つて保護抵抗Rを介
して接続されている。しかしながらこの回路で
は、被充電電池群を充電するための電流が半波整
流であるため、降圧トランスTの出力を大きくす
る必要がある。従つて大きなサイズのトランスを
用いなければならない。また降圧トランスTの一
方の出力端子1′からは前記整流用ダイオードD
へ行く途中で分岐され、分岐電流が前記発光ダイ
オードLEDの方へ流れてしまい、被充電電池群
Bに流れる充電電流は分岐された分だけ減り、充
電時間が長くかかる。
第6図のものは全波整流型の充電装置であり、
第5図の半波整流型のものと違う点は降圧トラン
スTの他方の出力端子3′が電池B1′,B2′の中間
点5′に接続され、電池B2′の陰極を第2のダイ
オードD2′を介して前記トランスTの一方の出力
端子1′と第1のダイオードD1′との接続点2′に
接続すると共に、発光ダイオードLEDを前記第
1のダイオードD1′の前で並列に接続したことで
ある。この場合半波整流型に比べれば充電電流は
全体として増えるが、電池B2′は降圧トランスT
の他方の出力端子3′からI4′なる半波の充電電流
が流れるのに比し、電池B1′にはI4′に略等しい半
波整流I1′のうち、発光ダイオードLEDへ流れ込
む電流I3′を引いたものI2′(I2′=I1′−I3′、I1
≒I4′)
が充電電流として流れ、I4′>I2′であるから第5
図のものと同様に充電電流のアンバランスを誘発
して電池の劣化を加速するものとなつている。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 本考案は上述の如き従来技術の問題点に鑑みて
成されたものであり、被充電電池群の個々の電池
に流れる充電電流値を略等しくし、充電電流のア
ンバランスを妨げることによつて電池の劣化を遅
滞させることのできる充電装置を提供しようとす
るものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案の充電装置は、交流電源に接続される降
圧トランスと、前記トランスの出力電流により充
電される複数個の二次電池を直列接続した被充電
電池群と、前記トランスの出力電流により作動す
る表示素子とを備え、前記トランスの一方の出力
端子を第1のダイオードを介して前記被充電電池
群の陽極端に接続し、他方の出力端子を前記被充
電電池群の中間点に接続し、前記被充電電池群の
陰極端を前記トランスの出力端子の前記一方側に
第2のダイオードを介して接続し、前記第1のダ
イオードと第2のダイオードとの接続点と、前記
被充電電池群の陰極端と第2のダイオードとの接
続点との間に表示素子を接続したことを特徴とす
る。
(ホ) 作用 本考案装置によれば、被充電電池群の個々の電
池に流れる充電電流値を略等しくできる。
(ヘ) 実施例 以下、本考案の一実施例を負荷として電動機を
接続した電気かみそり等の小型充電式機器に適用
した充電装置を例にとり、第1図〜第4図に基づ
き説明する。
TはAC100Vの交流電源に接続される降圧トラ
ンスであり、二次側の一方の出力端子1は第1の
整流用ダイオードD1を接続点2で接続してなり、
他方の出力端子3は2つのNi−Cd電池等充電可
能な二次電池B1,B2が直列接続されて成る被充
電電池群Bの中間点4に接続されている。前記被
充電電池群Bは負荷としての電動機Mに直列接続
されて放電回路を構成している。
前記被充電電池群Bの陰極端は、第2の整流用
ダイオードD2を介して前記降圧トランスTの一
方の出力端子1と第1の整流用ダイオードD1
の接続点2に接続され、該第1の整流用ダイオー
ドD1は前記被充電電池群Bの陽極端に接続され
ている。
そして前記接続点2と、前記被充電電池群Bの
陰極端と前記第2の整流用ダイオードD2の接続
点5とに跨つて保護抵抗Rと発光ダイオード
LEDとより成る表示回路が接続され成る。
尚、SWは切換スイツチであり、前記被充電電
池群Bの陰極端を前記発光ダイオードLED側或
いは前記電動機M側へ選択接続することによつて
充電一放電の切換を行なうためのものである。
第2図は充電中、即ち切換スイツチSWを発光
ダイオードLED側に接続し、負荷回路を開路し
た時の電流の流れを示す回路図であり、降圧トラ
ンスTの一次側に交流電源を接続すると、 先ず、正の半波電流I1はトランスTの一方の出
力端子1より流れ、接続点2で電流I2と電流I3
分岐され、電流I2はダイオードD1→電池B1→ト
ランスTの他方の出力端子3へと流れると共に、
電流I3は抵抗R→発光ダイオードLED→電池B2
(但し、通電方向は放電方向である)→トランス
Tの他方の出力端子3へと流れる。
このように、正の半波電流I1の場合には、電池
B1に充電電流I2が流れると共に、電池B2には強
制的に放電電流I3が流れることになる。尚、I1
I2+I3である。
次に、負の半波電流I4はトランスTの他方の出
力端子3より流れ電池B2→ダイオードD2→トラ
ンスTの一方の出力端子1へと流れる。
このように、負の半波電流I4の場合には、電池
B2に充電電流I4が流れることになる。
従つて、全波電流で見ると、 電池B1への充電電流はI2であり、電池B2への
充電電流はI4−I3となる。
ここで、I1とI4とについて考察するに、I1とI4
とは負荷が異なるため全く等しい値ではないが、
比較的近似した値であり、特に降圧トランスとし
て出力インピーダンスの大きいトランスを用いれ
ばI1とI4の値は更に近似した値となる。従つて、
I1≒I4、又I1=I2+I3であるためI4−I3≒I2となり、
電池B1及び電池B2は共に略等しい充電電流が与
えられることになる。
尚充電中は前記切換スイツチSWは前記発光ダ
イオードLED側に接続されているため発光ダイ
オードLEDは点灯するが、前記電動機Mは駆動
されない。
前記切換スイツチSWを前記発光ダイオード
LED側に接続した状態で前記降圧トランスTと
交流電源との接続を切ると、第3図に示すように
前記電池B2から前記降圧トランスTの二次巻線
Nを経て、発光ダイオードLEDへ漏れ電流ILが流
れるが、該発光ダイオードLEDの電流ID−電圧
VD特性は第4図の如き曲線で示され、前記電池
B2の電圧VB2における電流値はIL≒1μAと微少で
あり、電池B2の自己放電電流に比べれば極めて
小さい程度のものである。
前記切換スイツチSWを前記電動機M側へ接続
すると、電動機Mが前記両電池B1,B2の総合出
力によつて駆動させられる。しかしこの時前記発
光ダイオードLEDには電流が流れずしたがつて
点灯しない。
(ト) 考案の効果 本考案は以上の如く、交流電源に接続される降
圧トランスと、前記トランスの出力電流により充
電される複数個の二次電池を直列接続した被充電
電池群と、前記トランスの出力電流により作動す
る表示素子とを備えた充電装置において、前記ト
ランスの一方の出力端子を第1のダイオードを介
して前記被充電電池群の陽極端に接続し、他方の
出力端子を前記被充電電池群の中間点に接続し、
前記被充電電池群の陰極端を前記トランスの出力
端子の前記一方側に第2のダイオードを介して接
続し、前記第1のダイオードと第2のダイオード
との接続点と、前記被充電電池群の陰極端と第2
のダイオードとの接続点との間に表示素子を接続
したことを特徴とするものであり、被充電電池群
のうち、2分割した一方側に一方の半波電流を充
電とは逆方向に流すようにしたから被充電電池群
の個々の電池に流れる充電電流は略等しくなり、
充電電流のアンバランスを抑制しうるので電池の
劣化を改善することができ電池の長寿命化が計れ
る。しかも、前記電池の漏れ電流は極めて小さ
く、電池の無駄使いを抑制することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面の第1図から第4図までは本考案一実施例
における負荷を電動機とした充電装置に係り、第
1図はその回路図、第2図は同じく充電時の電流
の流れを説明する回路図、第3図は漏れ電流の流
れを説明する回路図、第4図は発光ダイオードの
電流−電圧特性図、第5,第6図は従来の充電装
置の回路図である。 B1,B2……電池、B……被充電電池群、M…
…負荷、T……降圧トランス、1……一方の出力
端子、D1……第1のダイオード、3……他方の
出力端子、4……中間点、D2……第2のダイオ
ード、2……第1のダイオードと第2のダイオー
ドの接続点、5……電源の陰極端と第2のダイオ
ードとの接続点、LED……発光ダイオード(表
示素子)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 交流電源に接続される降圧トランスと、前記ト
    ランスの出力電流により充電される複数個の二次
    電池を直列接続した被充電電池群と、前記トラン
    スの出力電流により作動する表示素子とを備え、
    前記トランスの一方の出力端子を第1のダイオー
    ドを介して前記被充電電池群の陽極端に接続し、
    他方の出力端子を前記被充電電池群の中間点に接
    続し、前記被充電電池群の陰極端を前記トランス
    の出力端子の前記一方側に第2のダイオードを介
    して接続し、前記第1のダイオードと第2のダイ
    オードとの接続点と、前記被充電電池群の陰極端
    と第2のダイオードとの接続点との間に表示素子
    を接続したことを特徴とする充電装置。
JP1982157651U 1982-10-19 1982-10-19 充電装置 Granted JPS5963634U (ja)

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JP1982157651U JPS5963634U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 充電装置

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JP1982157651U JPS5963634U (ja) 1982-10-19 1982-10-19 充電装置

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JPS5963634U JPS5963634U (ja) 1984-04-26
JPH038042Y2 true JPH038042Y2 (ja) 1991-02-27

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