JPH0380194A - レアアース・ガリウム・ペロブスカイト単結晶およびその製造方法 - Google Patents

レアアース・ガリウム・ペロブスカイト単結晶およびその製造方法

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JPH0380194A
JPH0380194A JP21786189A JP21786189A JPH0380194A JP H0380194 A JPH0380194 A JP H0380194A JP 21786189 A JP21786189 A JP 21786189A JP 21786189 A JP21786189 A JP 21786189A JP H0380194 A JPH0380194 A JP H0380194A
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JP
Japan
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single crystal
rare earth
crystal
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ga2o3
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Shinji Makikawa
新二 牧川
Toshihiko Riyuuou
俊彦 流王
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はレアアース・ガリウム・ペロブスカイト単結晶
、特には偏析係数が1.00に近く、双晶も起き難いの
で超電導基板材料として有用とされるレアアース・ガリ
ウム・ペロブスカイト単結晶およびその製造方法に関す
るものである。
(従来の技術) レアアース・ガリウム・ペロブスカイト単結晶は超電導
用基板材料などに用いられているが、これらの用途に使
用されるレアアース・ガリウム・ペロブスカイト単結晶
には高い品質、すなわち定かつ−様な格子定数と無欠陥
であることが要求される。
しかして、このレアアース・ガリウム・ペロブスカイト
単結晶のような複合化合物単結晶の製造は通常化学量論
的の組成の融液から単結晶を育成する方法が採られてい
るが、この単結晶製造には高い品質の確保と同時に結晶
に関するクラック発生の防止か課題となっている。すな
わち、単結晶の大直径化および長尺化はそれと共に単結
晶インゴット内における組成や特性値の不均一か大きく
なり、単結晶インゴットが基板への加工工程のみならず
、薄膜形成工程においても不利を伴うことになる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記した公知の方法で作られた単結晶はその偏
析係数か1.00から大きく外れるようになるために融
液と単結晶の組成か一致せず、また単結晶が安定に成長
しないのて長いものを引き上げることがてきず、双晶か
起き易いという欠点があり、これにはまたこのようにし
て得た単結晶から切り出したウェーハを基板として用い
た各デバイスは特性値が一定しないという不利もある。
(課題を解決するための手段) 本発明はこのような不利を解決したレアアース・ガリウ
ム・ペロブスカイト単結晶およびその製造方法に関する
もので、これはRe2O3(ここにReはレアアース元
素を示す)xモル%、Ga2o3yモル%よりなる組成
において、X、yが50.00 <x≦52.00.4
8.00≦y(50,00からなることを特徴とするレ
アアース・ガリウム・ペロブスカイト基、結晶、および
Re2O3xモル%からなる組成において、Xが50.
00 <x≦52O0よりなるコングルエント組成より
なるRe2O3とGa2O3との混合融液からレアアー
ス・ガリウム・ペロブスカイト単結晶を成長させること
を特徴とするレアアース・ガリウム・ペロブスカイト単
結晶の製造方法に関するものである。
すなわち、本発明者らは前記したような不利を伴わない
レアアース・ガリウム・ペロブスカイト単結晶およびそ
の製造方法について種々検討した結果、チョクラルスキ
ー法による単結晶引上げ時に使用される融液をコングル
エント組成のRe2O3Xモル%のXが50.00 <
x≦52.00で残余が実質的に682O3であるもの
としてこれからレアアース・ガリウム・ペロブスカイト
単結晶を成長させると、得られる単結晶のRe2O3x
モル%のXを5000〈X≦52.00モル%含有する
ものになるということを確認すると共に、このものは偏
析係数かほぼ100を示すし、単結晶の組成も各部分で
一定となるのてクラック率が小さく、双晶も少ないもの
になるということを見出して本発明を完成させた。
以下にこれをさらに詳述する。
(作用) 本発明のレアアース・ガリウム・ペロブスカイト単結晶
はRe2O.、 xモル%、 Ga2O,、yモル%か
らなる組成において、x、yが50.00 <x≦52
.0048.00≦V <50.00からなるものてあ
り、これはRe2O3xモル%とした組成において、×
か5C1,O(1〈×≦52O0よりなるコングルエン
ト組成物よりなるRe2O.、とGa2O3との混合融
液から成長させることによって作られるが、このレアア
ース元素(Re)としてはLa、Pr、Ndが適切なも
のとされる。
また、ここに使用されるRe2O3、Ga2o3はてき
るたり高純度のものとすることがよく、したがってこれ
らはいずれも好ましくは99.99%以上のものとする
ことかよいか、これらの配合比は上記したようにそのコ
ングルエントの組成のR8z(h 0モル%のXを50
.00 <x≦52.00とし、残余が実質的にGa2
O,となるものとする必要がある。これらはそれぞれを
秤量後るつぼ内に収納して溶融されるが、このるつぼは
これらの溶融温度が1,600℃以上とされるのでイリ
ジウム製のものとすればよい。このものの溶融は常法に
したがって高周波誘導加熱によって行なえばよく、した
がってこれには例えば7 kHz、 10kwの高周波
を用いてこれらを1.700〜1,800℃に加熱して
溶融させればよい。
目的とする単結晶の製造はこの溶融物からのチョクラル
スキー法による単結晶引上げによって行なえばよいが、
この場合の雰囲気に酸素を1〜5%またはC02を25
〜100%含有する窒素ガス、アルゴンガス雰囲気とす
ればよい、また、この単結晶引上げに使用される種子結
晶は目的とする単結晶と同質の式、例えば式ReGaO
3で示されるものとずれはよいが、これはガーネット単
結晶型結晶体の単結晶としてもよく、この場合の単結晶
の引上げ速度は1〜2Omm/時とすれはよい。
なお、この単結晶の引上げは他の単結晶の引上げと同様
の方法で行なうことかてき、引上げ終了後に単結晶を融
体から引離し、冷却ずれは目的とする単結晶を得ること
かてきる。
このようにして得られた本発明の式ReGaO3て示さ
れる単結晶のRe2O3xモル%の組成において、×を
50.00 <x≦52.00とすることを特徴とする
ものて、このものはクランク発生率か小さく、双晶も極
端に少なく、偏析係数も略々1であるということから、
Ba−Y−Cu−0系の超電導用酸化物質を薄膜成長さ
せるための基板単結晶として有用とされる。
(実施例) つきに本発明の実施例、比較例をあげる。
実施例1 外径50mm、高さ50mmのイリジウムるつぼ中に、
La、O,、255,8g(50,50モル%) 、G
a2O3144,2g(49,50モル%)を秤取して
仕込み、酸素カスを1〜5%含有する窒素ガス雰囲気ガ
ス中て高周波誘導で1,715℃に加熱して溶融させ、
この融液に5mm角のLaGaO3種子結晶を浸漬し、
これを2Orpmの回転下に1〜10mm/時の速度で
引上げて単結晶5上げを行なったところ、2O0gの透
明な結晶が得られた。
つぎにこの結晶の下部および結晶引上げ後のるつぼ中の
融液から試料各1gをとり、La2O3についての定量
分析を行なったところ、第1表に示した結果が得られた
のて、このものは式 Lal、 0IG80.9903の結晶構造をもつもの
であることが確認されたが、この定量分析結果にもとす
いてLaの偏析係数を算出したところ、1.00であっ
た。
また、この結晶についてはこの結晶上部および結晶下部
から厚さjmmのウェーハを切り出し、熱リン酸でエツ
チング後、格子定数精密測定装置APL 2 (理学電
機社製商品名)を用い、ボンド法てその格子定数を測定
したところ、これはいずれもa=5.502 入、b=
5.491 人、c=7.773 入±0002人の範
囲の値を示した。
なお、このものは同一条件て結晶を10回引上げたとこ
ろ、引上げ後、冷却中または加工切断中にクラックを起
したものはなく、この結晶上部および下部から切り出し
た厚さ1mmのウェーハを熱リン酸でエツチング後、双
晶を観察したか、このものの本来の結晶方位と異なる双
晶部分の面積はいずれも1 cm2当り10%以下であ
った。
第  1  表 比較例1〜2 上記した実施例1おけるLa、03、Ga2O3の配合
量を第2表に示した量としたほかは実施例1と同様に処
理したところ、この場合にも透明な単結晶が得られ、こ
れらについてのLa2O3(重量%)、偏析係数につい
ては第3表に示したとおりの結果か得られ、これらのク
ラック率、双品数については第4表に示したとおりの結
果が得られた。
弔 表 弔 表 第 4 表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、Re_2O_3(ここにReはレアアース元素を示
    す)xモル%、Ga_2O_3yモル%よりなる組成に
    おいて、x、yが50.00<x≦52.00、48.
    00≦y<50.00からなることを特徴とするレアア
    ース・ガリウム・ペロブスカイト単結晶。 2、レアアース元素が、La、Pr、Ndから選択され
    た少なくとも1種のものである請求項1に記載のレアア
    ース・ガリウム・ペロブスカイト単結晶。 3、Re_2O_3(Reはレアアース元素を示す)x
    モル%よりなる組成において、xが50.00<x≦5
    2.00であるコングルエント組成よりなるRe_2O
    _3とGa_2O_3との混合融液からレアアース・ガ
    リウム・ペロブスカイト単結晶を成長させることを特徴
    とするレアアース・ガリウム・ペロブスカイト単結晶の
    製造方法。
JP21786189A 1989-08-24 1989-08-24 レアアース・ガリウム・ペロブスカイト単結晶およびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0669918B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100432431B1 (ko) * 2001-11-13 2004-05-22 엘지이노텍 주식회사 양흡입식 원심팬 및 이를 이용한 컴퓨터용 냉각장치

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KR100432431B1 (ko) * 2001-11-13 2004-05-22 엘지이노텍 주식회사 양흡입식 원심팬 및 이를 이용한 컴퓨터용 냉각장치

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