JPH037944Y2 - - Google Patents

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JPH037944Y2
JPH037944Y2 JP1984072475U JP7247584U JPH037944Y2 JP H037944 Y2 JPH037944 Y2 JP H037944Y2 JP 1984072475 U JP1984072475 U JP 1984072475U JP 7247584 U JP7247584 U JP 7247584U JP H037944 Y2 JPH037944 Y2 JP H037944Y2
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JP1984072475U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本案は電子部品に関し、特に固体電解コンデン
サの製造月などの表示機構に関するものである。
〔従来技術〕
一般にこの種固体電解コンデンサは例えば弁作
用を有する金属粉末を角柱状に加圧成形し焼結し
てなるコンデンサエレメントに予め弁作用を有す
る金属線を陽極リードとして植立し、この陽極リ
ードに板状の第1の外部リード部材を溶接すると
共に、コンデンサエレメントの電極引出し層に板
状の第2の外部リード部材を導電性接着剤を用い
て接続し、コンデンサエレメントの全周面を樹脂
材にて、下面の中央部に突出部が形成されるよう
にモールド被覆し、かつ第1、第2の外部リード
部材の導出端を樹脂材の下面に沿うように屈曲配
置して構成されている。
ところで、この固体電解コンデンサにおいて、
樹脂材の上面には品種、特性、製造月、製造履歴
などの表示する記号が捺印されている関係で、そ
の表示記号を判読することによつてどのような内
容の固体電解コンデンサであるかを容易に知るこ
とができるものである。
しかし乍ら、近時、軽薄短小化の傾向に伴ない
固体電解コンデンサに対しても例外なく、小形化
が強く要求されており、例えば2.54×4.57×2.54
mm程度に小形化されたものが実用化されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このように固体電解コンデンサが小形化される
と、樹脂材の上面にすべての表示記号を捺印する
ことは困難である。かといつて、表示記号を極端
に小さくすれば捺印可能なるも、その判読が困難
になるのみならず、鮮明に捺印し難いという問題
が生ずる。
従つて、従来においては特性など使用上、最も
必要とされる項目についてのみ捺印され、製造月
などについては捺印されない関係で、仮に何らか
の不良事故が生じた場合、その固体電解コンデン
サがどのような製造履歴を有し、かつ何時製造さ
れたものであるかを明らかにすることはできず、
不良の的確な原因を究明することが難しいという
問題がある。
それ故に、本案の目的は簡単な構成によつて外
装形態が小形化されても所望する表示記号を確実
に表示できる電子部品を提供することにある。
〔問題を解決するための手段〕
従つて、本案はこのような目的を達成するため
に、部品本体より複数の外部リード部材を異なる
方向に導出すると共に、部品本体を含む主要部分
を樹脂材にてモールド被覆し、かつ外部リード部
材のそれぞれの導出端を樹脂材の下面に沿うよう
に配置したものにおいて、上記外部リード部材の
導出端と樹脂材との対向する樹脂面に表示記号を
形成したものである。
〔作用〕
この考案によれば、外部リード部材の導出端と
樹脂材との対向する樹脂面に適宜の表示記号を形
成することにより、製造月などの表示を、外装形
態の小形化に関係なく、容易に行うことができる
し、表示記号に対し、外部リード部材が隠蔽機能
を有するために、外観上好ましい結果が期待でき
る。
〔実施例〕
次に、本案の一実施例について第1図〜第2図
を参照して説明する。
図において、1は弁作用を有する金属粉末を角
柱状に加圧成形し焼結してなるコンデンサエレメ
ント(部品傍体)であつて、それの中心には弁作
用を有する金属線が陽極リード2として、金粉粉
末の加圧成形に先立つて植立されている。尚、こ
の陽極リード2はコンデンサエレメント1の周面
に溶接して導出することもできる。そして、コン
デンサエレメント1の周面には酸化層、半導体
層、グラフアイト層を介して電極引出し層3が形
成されている。一方、陽極リード2には例えば板
状の第1の外部リード部材4が溶接されており、
コンデンサエレメント1の電極引出し層3には例
えば板状の第2の外部リード部材5が銀ペースト
などの導電性接着剤を用いて接続されている。そ
して、コンデンサエレメント1の全周面は樹脂材
6にて、上面6aにおける端部に切欠き状の異形
部7が、下面6bの中央部に角形の突出部8が形
成されるようにモールド被覆されている。尚、突
出部8の中央部分にはエジエクタピンによる例え
ば円形の凹部9が形成されている。そして、第2
の外部リード部材5の導出端と樹脂材6との対向
する樹脂材6の下面6bにはインク捺印により表
示記号10が形成されている。
この実施例において、表示記号10を製造月を
表示する記号として利用する場合には例えば扇形
の記号を適宜のパターンにて形成することによつ
て適宜の製造月を表示できる。この記号は線の組
合せパターン、文字、数字などを用いることがで
きる。
〔考案の効果〕
以上のように本案によれば、外部リード部材の
導出端によつて隠蔽される樹脂面に表示記号が形
成されるので、外観を損なうことなく、製造月な
どの表示を確実に行うことができ、外装形態の小
形化に充分に対応できるし、又、取扱いによる記
号の消失を確実に防止できることから、事故発生
時の原因究明を円滑に行うことができる。
尚、本案において、電子部品は固体電解コンデ
ンサに制約されることなく、抵抗、コイルなどに
も適用できるし、又、表示記号はインク捺印の
他、刻印によつて形成することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の一実施例を示す側断面図、第2
図は第1図の一部展開状態の下面図である。 図中、1は部品本体(コンデンサエレメント)、
4,5は外部リード部材、6は樹脂材、6bは下
面、10は表示記号である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 部品本体より複数の外部リード部材を異なる
    方向に導出すると共に、部品本体を含む主要部
    分を樹脂材にてモールド被覆し、かつ外部リー
    ド部材のそれぞれの導出端を樹脂材の下面に沿
    うように配置したものにおいて、上記外部リー
    ド部材の導出端と樹脂材との対向する樹脂面に
    表示記号を形成したことを特徴とする電子部
    品。 (2) 表示記号をインク捺印ないし刻印にて形成し
    たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載の電子部品。
JP7247584U 1984-05-16 1984-05-16 電子部品 Granted JPS60183425U (ja)

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JP7247584U JPS60183425U (ja) 1984-05-16 1984-05-16 電子部品

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JP7247584U JPS60183425U (ja) 1984-05-16 1984-05-16 電子部品

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Publication Number Publication Date
JPS60183425U JPS60183425U (ja) 1985-12-05
JPH037944Y2 true JPH037944Y2 (ja) 1991-02-27

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JP7247584U Granted JPS60183425U (ja) 1984-05-16 1984-05-16 電子部品

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5911436B2 (ja) * 1979-07-13 1984-03-15 マックス株式会社 カツタ部材

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5911436U (ja) * 1982-07-15 1984-01-24 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 電子部品

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5911436B2 (ja) * 1979-07-13 1984-03-15 マックス株式会社 カツタ部材

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JPS60183425U (ja) 1985-12-05

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