JPH0379368B2 - - Google Patents

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JPH0379368B2
JPH0379368B2 JP56134345A JP13434581A JPH0379368B2 JP H0379368 B2 JPH0379368 B2 JP H0379368B2 JP 56134345 A JP56134345 A JP 56134345A JP 13434581 A JP13434581 A JP 13434581A JP H0379368 B2 JPH0379368 B2 JP H0379368B2
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ethylene
graft
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grafting
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Barutoru Heruberuto
Shusutaa Kurausu
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Bayer AG
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Bayer AG
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Publication of JPH0379368B2 publication Critical patent/JPH0379368B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F263/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of esters of unsaturated alcohols with saturated acids as defined in group C08F18/00
    • C08F263/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of esters of unsaturated alcohols with saturated acids as defined in group C08F18/00 on to polymers of vinyl esters with monocarboxylic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F255/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of hydrocarbons as defined in group C08F10/00
    • C08F255/02Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of hydrocarbons as defined in group C08F10/00 on to polymers of olefins having two or three carbon atoms

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、グラフトモノマーとしてビニルエス
テルおよびマレイン酸の無水物および/またはそ
の半エステルならびにグラフト基質としてエチレ
ンの単独重合体もしくは共重合体からなるグラフ
ト共重合体のt−ブタノールもしくは塩化メチレ
ン中の均一相もしくは不均一相における製造法に
関する。
ポリエチレンもしくはエチレン/ビニルエステ
ルもしくはエチレン/アクリルエステルポリマー
のようなエチレンポリマーは多様な用途を有する
プラスチツクである。しかしながら、これらのポ
リマーの一つの短所は、それらが一般になんら反
応性基を含まないので、多くの橋かけ反応を行な
わないか、ほかの高い分子物質と適当な相溶性を
示さないことである。反応性基を有するモノマー
とエチレンとの共重合は一般に、ポリエチレンも
しくは未改質のエチレン/ビニルエステルポリマ
ーとはかなり異なる程度までポリマーの性質を変
える。とくに、このような反応性モノマーの共重
合は得られたポリマーの分子量を著しく低下させ
る。
グラフト基質の存在でマレイン酸の無水物と例
えばプロピレンおよびイソブチレンのようなα−
オレフインもしくはスチレンを重合することによ
り得られるカルボキシル基を有するグラフトポリ
マーは例えば米国特許第3737483号から公知であ
る。しかしながら、このタイプの生成物は重大な
非相溶性を示す。米国特許第3953541号にはなか
でも不飽和カルボン酸およびそれらの無水物もし
くはエステルをジエンとエチレンもしくはC3
C8αオレフインとの共重合体にグラフトさせる方
法が記載されている。よいグラフト収率を得るた
めに、この方法は例えば芳香族もしくはシクロ脂
肪族炭化水素または飽和カルボン酸もしくはその
無水物もしくはエステルのような適当な有機溶媒
中の懸濁系で行なわなければならない。例えばエ
チレン/ビニルエステル共重合体にケトンの存在
でフマル酸をグラフトさせることによつてそれら
にカルボキシル基を導入する試みもまたなされて
いる。不幸にも、きわめて分子量の低いグラフト
枝しかこの方法では得られない。ドイツ特許出願
公開第2710771号および米国特許第4157362号には
不飽和カルボン酸もしくはそれらの無水物を酢酸
ビニルのようなビニル化合物もしくはアクリルエ
ステルとともにグラフトモノマーとして用いるエ
チレン/酢酸ビニル共重合体をカルボキシル化す
る方法が記載されている。これらの公知の方法は
酢酸アルキルエステルもしくはその低級アルコー
ルとの混合物またはケトンもしくはその酢酸アル
キルエステルとの混合物中でグラフト基質の物理
的な形を変えることなく不均一相で行なわねばな
らない。
マレイン酸の無水物および/またはその半エス
テルとビニルエステル、好ましくは酢酸ビニルと
混合物をグラフト基質としてのエチレン単独重合
体もしくは共重合体および有機反応媒体としての
t−ブタノールもしくは塩化メチレンの存在でラ
ジカル重合させることによつて、グラフト基質の
基本的な性質に重大な影響を及ぼすことなく、そ
してグラフト共重合体の成分に間にいかなる非相
溶性が起こることなく、無水物基もしくはカルボ
キシル基を有するエチレングラフト共重合体が得
られることをここに見いだした。無水物基を有す
るグラフト共重合体は次にC1〜C20アルキルアル
コール、アンモニアもしくはC1〜C20アルキルア
ミンと反応させ、対応する半エステルもしくは半
アミドを形成させてもよい。C1〜C10アルキルア
ルコールもしくはC1〜C10アルキルアミン、たと
えばシクロヘキサノール、ブタノール、エチルヘ
キシルアルコールもしくはメタノールをこの目的
に対して用いるのが好ましい。
本発明は、有機溶媒中の均一相もしくは不均一
相での無水物基もしくはカルボキシル基を有する
エチレングラフト共重合体の製造において、 (A)(a) 脂肪族C1〜C18モノカルボン酸のビニルエ
ステル、好ましくは酢酸ビニル10〜70重量
%、好ましくは25〜50重量%、 (b) マレイン酸の無水物および/またはその
C1〜C20好ましくはC1〜C10アルキル半エステ
ル90〜30重量%、好ましくは75〜50重量% からなるモノマー混合物5〜70重量%、好ましく
は5〜30重量% をt−ブタノールもしくは塩化メチレン中で (B) グラフト基質としてのエチレン単独重合体も
しくは5〜70重量%、好ましくは30〜50重量%
の脂肪族C1〜C18モノカルボン酸のビニルエス
テルである共重合した単位を含んでいるエチレ
ン/ビニルエステル共重合体95〜30重量%、好
ましくは95〜70重量% の存在でラジカル重合させることから成り、(A)と
(B)の総計および(a)と(b)の総計がそれぞれ100%重
量であることを特徴とする方法を与える。
上記のグラフト基質に加えて、エチレン/アク
リルエステル共重合体、エチレン/アクリルエス
テル/一酸化炭素共重合体またはエチレンとプロ
ピレン、1−ブテンもしくはほかの不飽和の重合
可能な炭化水素を用いることもまた可能である。
好ましいグラフト基質はポリエチレンとエチレ
ン/酢酸ビニル共重合体である。
エチレンポリマーを本発明の方法によつて改質
するためのマレイン酸の無水物もしくはその半エ
ステルの利用はまたプロセス技術に関して、分子
中にC=C=重結合を有していること及び非常に
著しい重合する傾向のために、マレイン酸の誘導
体は選択的に組み込まれ、その結果ポリマーから
完全に除去することはほとんどできない実質的に
不揮発性の残留モノマーは残らないという利点を
有する。このことはとくにマレイン酸誘導体1モ
ルあたり少なくとも1モルのビニルエステルを共
重合させるときに適用される。本発明に関して重
合可能なマレイン酸誘導体はマレイン酸の無水物
とマレイン酸半エステルそして適宜マレイン酸半
アミドである。マレイン酸の無水物を用いる場
合、グラフト共重合体はアルコールもしくはアミ
ンと反応させ半エステルおよび半アミドを形成さ
せてもよい。比較的多数の無水物基がポリマー中
に存在する場合には、ポリマーは非相溶性になる
かも知れない。
半エステルおよび半アミド中のアルキル基は例
えばメチル、エチル、ブチル、ヘキシル、シクロ
ヘキシル、エチル、ヘキシル、トリメチルヘキシ
ルおよび比較的高分子量の炭化水素基であつてよ
い。これらのアルキル基は反応性基、例えばC=
C二重結合を有してもよい。プロセス技術に関し
てある利点を犠牲にするにもかかわらず、ほかの
α、β−不飽和ジカルボン酸、例えばフマル酸の
分エステルを用いることもまた可能である。
用いられるコモノマーはビニルエステル、好ま
しくは酢酸ビニルであるが、マレイン酸無水物と
共重合可能なほかのモノマー、例えばエチレンも
また少量組み込んでもよい。同じことはマレイン
酸無水物およびビニルエステルと共重合可能など
のようなほかのビニル化合物にも適用される。
グラフト重合反応に適する重合触媒はグラフト
基質とグラフトモノマーの合計に対して0.01〜
1.5重量%の量がもつともよく用いられる。これ
らの量はもちろんかなり超過してもよい。
用いられる重合触媒はペル化合物もしくはラジ
カルを生成するアゾ化合物、例えば過酸化ベンゾ
イル、過ピバル酸t−ブチル、過オクタン酸t−
ブチル、過安息香t−ブチル、ジ−t−ブチルペ
ルオキシド、過イソノナン酸t−ブチル、過炭酸
ジイソプロピル、過炭酸ジシクロヘキシル、アセ
チルシクロヘキシルヘキサンスルホニルペルオキ
シドおよびアゾビスイソブチロニトリルでよい。
過酸化ベンゾイル、過ピバル酸t−ブチル、過
オクタン酸t−ブチル、過炭酸ジシクロヘキシル
およびアゾビスイソブチロニトリルがとくに適当
である。
例えば「有機化学の方法(Methoden der
Organischen Chemie)」、ホーベン−バイル
(Houlen Weyl)、第4版(1961年)、第14/1
巻、263〜297項に記載されているタイプのペルオ
キシ化合物と無機および有機還元剤からなる公知
のレドツクス系もまた本発明のグラフト反応を行
なうために適する。
開始剤ラジカルはまた適宜増感剤とともにペル
オキシ化合物の存在で行なつてもよいUV照射、
X線およびγ−線または加速電子によつて生じさ
せてもよい。重合反応において通常用いられるタ
イプの付加的な調整剤もまたもちろん用いてよ
い。
グラフト反応はまた不均一相で行つてもよい。
グラフト基質は粒、球状粒子の形で、円筒型、小
板形、らせん形の形で、またはほかの形状であつ
てよい。
グラフト反応を不均一相で行なう場合、グラフ
ト基質は好ましくは粉末形もしくは粒状形を用
い、約1μ〜約3cmの粒子径を有する。
グラフト基質はスプレー、塗付、浸漬によつ
て、またはモノマー混合物中への基質の分散によ
つてモノマー混合物と接触させてもよく、モノマ
ーは溶媒もしくは膨潤剤としての塩化メチレンを
用いて基質中に完全にもしくは部分的に膨潤させ
て入り込む。基質粒子は体積が増加するが、それ
らのもとの形状は実質的にもとのままである。
完全な溶解が起こるか、あるいは基質粒子が膨
潤しただけであるかは用いた溶媒の種類と量、温
度、圧力、および用いたグラフト基質の種類に依
存する。基質粒子はもちろん膨潤の場合には部分
的に溶解する。しかしながら、個々の基質粒子の
溶解した部分は基質粒子の未溶解の部分に実質的
に留つており、体積の増加にもかかわらず、はじ
めの形状はもとのままに残つている。
グラフト基質の膨潤は適宜重合触媒の存在で約
70℃までの温度で行つてよい。
グラフト共重合反応は均一もしくは不均一相で
約−20〜+150℃の範囲の温度、好ましくは+30
〜+110℃の範囲の温度で500気圧(ゲージ)まで
の圧力下、好ましくは常圧(1気圧)〜21気圧の
範囲の圧力下で行うことができる。
最初グラフト基質、モノマー混合物および適宜
触媒と溶媒の均一な相を調製し、溶液を水中に分
散させ、次に触媒を添加した後重合を行うことも
また容易に可能である。
モノマー混合物によつて膨潤させたグラフト基
質粒子を適宜ラジカル形成体の存在で、例えば窒
素および二酸化炭素のような不活性もしくは実質
的に不活性なガスの存在で重合させることもまた
可能である。
本発明の方法は溶液重合の形で、好ましくは30
〜120℃の範囲の温度で行うのが好ましい。グラ
フト基質を塊状重合によつて製造する場合、エチ
レンポリマーの製造後高圧下で行なう組み合わせ
たプロセスにおいてポリマーをその溶融状態に保
ち、グラフト重合反応を行なうためにグラフトさ
せるべきモノマー混合物を塩化メチレンおよびラ
ジカル形成体とともにポリマーに加えるのも有利
である。
好ましい溶媒はとくにグラフト基質として用い
るエチレンポリマーの製造と続くグラフト化を一
つのプロセスにまとめる時はt−ブタノールであ
る。対照的に、もしも別に製造したポリマーをグ
ラフト重合のために溶媒に再度溶解するか膨潤さ
せるだけならば、塩化メチレンを用いるのが好ま
しい。
本発明の方法は連続で行つてもバツチで行なつ
てもよい。グラフト重合反応はまた重合スクリユ
ーで行つてもよく、溶媒は蒸発スクリユー、薄層
蒸発機もしくはスプレードライヤーでグラフトポ
リマー溶液から蒸発させてもよい。本発明の方法
において、グラフトさせるべきモノマーは一般に
50%以上の量をグラフトさせる。グラフトさせる
モノマーの全量はグラフト基質の5重量%以上に
達するのが好ましい。グラフトさせる量は多分も
つと多くなつてもよく、100%よりもはるかに多
くなつてもよい。
グラフト基質の未グラフトのフラクシヨンは分
別沈澱によつてグラフトした基質と非グラフト重
合モノマーとから分離することができる。
無水物もしくはカルボキシル基を有するグラフ
ト共重合体は、グラフト基質として用いたエチレ
ンポリマーの特徴である有利な性質を変えること
なく、極性と反応性によつてエチレンポリマーの
使用性をひろげ、改良する。このように、ポリマ
ーの表面への接着性はかなり向上する。エステル
もしくはアミド基によつて橋かけ反応を行うか、
ポリマー中にさらに置換基を導入することが可能
である。別の有利な効果はエチレンの多いポリマ
ーの透明性がかなり向上することである。グラフ
トポリマーの化学構造の異なつたプラスチツク、
例えばセルロースエステルとの相溶性もまた用い
たグラフト基質よりもしばしばすぐれている。
したがつて、生成物は種々の応用、例えば成形
品、フイルム、同時押出(co−extrusion)フイ
ルム、接着剤、コーテイングの製造、およびほか
のプラスチツクとの混合物に用いることができ
る。
本発明を次の実施例によつて説明する。ここで
示した%はすべて重量%である。
実施例 1 t−ブタノール800重量部中の酢酸ビニル45%
を含んでいるエチレン/酢酸ビニル共重合体(酢
酸ビニル含量45%)160重量部の溶液を還流冷却
器と温度計を備えた31の3つ口フラスコ中で調製
した。
反応容器内に存在する空気を窒素によつて置き
かえた後、マレイン酸シクロヘキシル半エステル
50重量部と酢酸ビニル22重量部中のシクロヘキシ
ルペルオキシジカーボナート0.5重量%の溶液を
20℃で窒素のおだやかな流れ(毎時約31)の中で
加え、次にすべての成分が完全に溶解するまで20
℃で15分間かきまぜる。次に内部温度を50℃に上
げ、10時間一定に保つ。
溶媒を蒸発させた後、生成した均一な溶液はわ
ずかに粘着性の表面とガラスへのすぐれた接着を
特徴とする澄んだフイルムを生じた。
溶液の水中への沈澱と50℃での真空乾燥後、ポ
リマー208gを得た。極限粘度(テトラヒドロフ
ラン中で測定)は0.98dl/gになつた。生成物は
200バールの圧力下160℃でプレスレ、澄んだシー
トを形成させることができた。
実施例 2a 実施例1の操作に続いて、塩化メチレン900重
量部中のエチレン/酢酸ビニル共重合体(酢酸ビ
ニル含量45%)100重量部の溶液をマレイン酸の
無水物10重量部、酢酸ビニル15重量部およびシク
ロヘキシルペルオキシジカーボナート0.125重量
部の混合物によつてグラフトさせた。澄んだ溶液
が得られ、乾燥によつてガラスのように澄んだフ
イルムを形成した。
実施例 2b マレイン酸の無水物10重量部、酢酸ビニル15重
量部およびシクロヘキシルペルオキシジカーボナ
ート0.125重量部の混合物を実施例2aに記載した
同じ方法で塩化メチレン900重量部中で反応させ
た。酢酸ビニルとマレイン酸の無水物との粉末の
形の共重合体23.5重量部が沈澱した。極限粘度
0.43dl/g(アセトン中で測定)。
これは実施例2aにおいてマレイン酸の無水物
と酢酸ビニルの重合した部分がエチレン/酢酸ビ
ニルポリマーにグラフトした証拠とみなすことが
できる。
実施例 3 酢酸ビニル含量33.1%を有するエチレン/酢酸
ビニル共重合体160gに実施例1に記載したのと
同じ方法でグラフトさせた。得られた溶液はガラ
スのように澄んだフイルムを形成した。水中に沈
澱させ、乾燥した後、ポリマー203gを得た。極
限粘度0.96dl/g(テトラヒドロフラン中で測
定)。
実施例 4 マレイン酸シクロヘキシル半エステルのかわり
にマレイン酸2−エチルヘキシル半エステル50g
を用いたことを除いては、操作は実施例1に記載
したとおりであつた。極限粘度0.93dl/g(テト
ラヒドロフラン中で測定)を有するグラフトポリ
マー196gを水中への沈澱と乾燥の後で得た。溶
液から、生成物はガラスへのすぐれた接着を特徴
とする澄んだフイルムを形成した。
実施例 5 マレイン酸シクロヘキシル半エステルのかわり
にマレイン酸トリメチルヘキシル半エステル50g
を用いたことを除いては、操作は実施例1に記載
したとおりであつた。半エステルのアルコール成
分は2,4,4−トリメチル−1−ヘキサノール
40%の異性体混合物からなつた。
極限粘度0.91dl/g(テトラヒドロフラン中で
測定)を有する沈澱した、乾燥した生成物201g
を得た。乾燥後、溶液はガラスのように澄んだフ
イルムを形成した。
実施例 6 実施例1に記載した操作に従つて、エチレン/
酢酸ビニル共重合体にそれ以外は同じ条件下でマ
レイン酸メチル半エステル27重量部、酢酸ビニル
30重量部およびシクロヘキシルペルオキシジカー
ボナート0.28重量部の混合物でグラフトさせた。
極限粘度0.98dl/g(テトラヒドフラン中で測
定)を有するグラフト共重合体193gを沈澱の後
で得た。溶液から乾燥したガラスのように澄んだ
フイルムはガラスと金属に非常に強い接着を示し
た。
実施例 7 トリイソシアナートによるグラフト共重合体の
橋かけ 実施例3に従つて製造したグラフト共重合体
0.92重量部を塩化メチレン8重量部中に溶解させ
た。塩化メチレン中の4,4′,4″−トリイソシア
ナトトリフエニルメタンの20重量%溶液1.85重量
部とニラウリル酸ジブチルスズ0.01重量部を得ら
れた溶液を加えた。
溶液は20Cで約8時間放置した後完全にゲル化
した。ガラス上に形成させたフイルムは20Cで24
時間乾燥した後完全に橋かけした。言いかえる
と、このグラフト基質はグラフトさせ、網目構造
中に組み込まれた。
実施例 8 実施例1に記載した操作に続いて、エチレン/
酢酸ビニル共重合体にマレイン酸の無水物32重量
部、酢酸ビニル44重量部およびシクロヘキシルペ
ルオキシジカーボナート0.52重量部の混合物でグ
ラフトさせた。グラフトポリマー189gを水中へ
沈澱の後で得た。溶液から引いたフイルムはわず
かに曇つていた。
実施例 9 半アミドを形成する実施例8によつて製造した
グラフト物の反応 グラフト物8重量部をt−ブタノール90重量部
に溶解させ、その後シクロヘキシルアミン0.5重
量部を得られた溶液に加え、次に82℃に10時間加
熱した。
溶液は水で沈澱させ、生成物を50℃で真空乾燥
する。対応するシクロヘキシル半アミド7、8重
量部を得た。10%テトラヒドロフラン溶液から乾
燥後わずかに不透明なフイルムを得た。
実施例 10 実施例8に従つて製造したグラフト物を実施例
9に記載した方法でドデシルアミン0.9重量部と
反応させた。沈澱後対応するドデシル半アミド
7.3重量部を得た。10%テトラヒドロフラン溶液
から乾燥後、澄んだフイルムが形成された。
実施例 11 酢酸ビニル8%を含んでいるエチレン/酢酸ビ
ニル共重合体1280重量部と塩化メチレン3900重量
部をアンカースターラーを備えた121オートクレ
ーブに入れた。2バール下の窒素で3回パージし
た後、オートクレーブを閉じ、その内容物を毎分
100回転で回転するかきまぜ機によつて85℃で3
時間かけて溶解させた。次に塩化メチレン750重
量部中にマレイン酸シクロヘキシル半エステル
400重量部と酢酸ビニル176重量部の混合物を窒素
圧力下でオートクレーブ中に入れ、続いて85℃で
15分間かきまぜた。次に塩化メチレン300重量部
中に過酸化ベンゾイル5、4重量部の溶液を入
れ、続いて85℃でさらに10時間かきまぜた。冷却
後、粉末の形の生成物が形成し、それを吸引下で
ろ別し、塩化メチレン5000重量部で洗い、50℃で
乾燥した。グラフトポリマー1580重量部を得た。
透明なフイルムを生成物から製造することができ
る。
実施例 12 純粋なポリエチレン1280重量部に実施例11に従
つてグラフトさせた。グラフトポリマーの収率は
1420重量部になつた。生成物から高い強度と安定
性の透明なフイルムと成形品を製造することがで
きる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有機溶媒中の均一相もしくは不均一相での無
    水物もしくはカルボキシル基を含んでいるエチレ
    ングラフト共重合体の製造において、 (A)(a) 脂肪族C1〜C18モノカルボン酸のビニルエ
    ステル10〜70重量% (b) マレイン酸の無水物および/またはその
    C1〜C20アルキル半エステル90〜30重量% のモノマー混合物5〜70重量% をt−ブタノールもしくは塩化メチレン中で (B) グラフト基質としてのエチレン単独重合体も
    しくは脂肪族C1〜C18モノカルボン酸のビニル
    エステルの共重合した単位5〜70重量%を含ん
    でいるエチレン/ビニルエステル共重合体95〜
    30重量% の存在でラジカル重合させることから成り、(A)と
    (B)の合計および(a)と(b)の合計がそれぞれ100%重
    量であることを特徴とする方法。 2 モノマー混合物Aおよび/またはグラフト基
    質B中のビニルエステルが酢酸ビニルである、特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 3 第1段階において、グラフト基質Bとして用
    いるエチレン単独重合体もしくは共重合体は公知
    の方法で製造し、第2段階において、適宜まだ存
    在する未反応のエチレンを減少させた後グラフト
    基質を単離することなくグラフトさせるべきモノ
    マー混合物Aを得られた反応混合物に加え、ラジ
    カル重合させる、特許請求の範囲第1項もしくは
    第2項に記載の方法。 4 グラフト基質を1000バール以上の高圧下で製
    造し、その後エチレンの圧力を400バール以下に
    下げ、塩化メチレンとグラフトさせるべきモノマ
    ー混合物を添加した後グラフト重合反応を行な
    う、特許請求の範囲第3項記載の方法。 5 グラフト基質の製造に対する第1段階におい
    て、エチレンとビニルエステルをt−ブタノール
    中で共重合させ、少なくとも20%のモノマーの転
    化率に達した後残つたエチレンは圧力を下げるこ
    とによつて大部分除き、第2段階においてマレイ
    ン酸の無水物および/またはその半エステルを得
    られた反応混合物に加え、次にそれを残つている
    ビニルエステルとラジカル重合させる、特許請求
    の範囲第3項記載の方法。 6 ビニルエステルとマレイン酸の無水物をグラ
    フトモノマーとして用い、グラフト共重合体中の
    無水物基を続いてC1〜C20アルキルアルコール、
    アンモニアもしくはC1〜C20アルキルアミンとを
    反応させ、半エステルもしくは半アミド基を生成
    される、特許請求の範囲第1項もしくは第2項記
    載の方法。
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