JPH0379163B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0379163B2 JPH0379163B2 JP61263264A JP26326486A JPH0379163B2 JP H0379163 B2 JPH0379163 B2 JP H0379163B2 JP 61263264 A JP61263264 A JP 61263264A JP 26326486 A JP26326486 A JP 26326486A JP H0379163 B2 JPH0379163 B2 JP H0379163B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- saw
- saw blade
- teeth
- tooth
- blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 claims description 5
- 238000009751 slip forming Methods 0.000 claims description 3
- 235000020639 clam Nutrition 0.000 description 5
- 241000237519 Bivalvia Species 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 2
- 239000011121 hardwood Substances 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000011122 softwood Substances 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は鋸に係るもので、さらに詳しくは鋸身
に対する鋸歯の関係構造についての改良発明に関
する。
に対する鋸歯の関係構造についての改良発明に関
する。
鋸は、通常鋸身と被切断材との摩擦を防ぎ、鋸
びきを円滑ならしめるためのアサリ(歯振り)と
称して、第3図に示すように、鋸身11に対し歯
12の先端を一枚ごと交互に左右にむけて振り分
けているのである。然してこのアサリの形成度合
は乾燥材や堅材と、湿り材その他軟材等、被切断
材の種類によつて相違するが、通例は身の厚さの
1.3〜1.8倍ぐらいが適当とされているのであり、
アサリが多すぎるとひき目の巾が広くなつて、鋸
がひきにくくなると共に刃の摩耗も早くなる。ま
たアサリが左右不同の場合は切断面が曲がり易い
のである。
びきを円滑ならしめるためのアサリ(歯振り)と
称して、第3図に示すように、鋸身11に対し歯
12の先端を一枚ごと交互に左右にむけて振り分
けているのである。然してこのアサリの形成度合
は乾燥材や堅材と、湿り材その他軟材等、被切断
材の種類によつて相違するが、通例は身の厚さの
1.3〜1.8倍ぐらいが適当とされているのであり、
アサリが多すぎるとひき目の巾が広くなつて、鋸
がひきにくくなると共に刃の摩耗も早くなる。ま
たアサリが左右不同の場合は切断面が曲がり易い
のである。
ところで、このようなアサリの形成を全長にわ
たつて左右同一、かつ均斉に行うことはきわめて
困難であるので、実公昭17−7535号その他実公昭
53−46627号の各公報においては、第4図に示す
ように、鋸身21の断面を背縁に対して刃縁がわ
の巾を漸次大ならしめた長台形状に形成させて該
刃縁部に所要の歯22を設けることにより前記ア
サリの形成を不要ならしめているのである。
たつて左右同一、かつ均斉に行うことはきわめて
困難であるので、実公昭17−7535号その他実公昭
53−46627号の各公報においては、第4図に示す
ように、鋸身21の断面を背縁に対して刃縁がわ
の巾を漸次大ならしめた長台形状に形成させて該
刃縁部に所要の歯22を設けることにより前記ア
サリの形成を不要ならしめているのである。
然し乍ら第4図の形式による鋸は、切断面に対
して歯22の外面のなす角、即ち鋸身21を左右
二等分する線と平行な基準線(切断面)X−Xに
対する歯22の外側面(鋸身21の延長面)のな
す角θ1が、第3図における上記と同様の基準線X
−Xに対する歯12の外側面のなす角θ2に比較し
て小さいのであり、これは第3図の歯12は積極
的にアサリが附されているのに対し、第4図にお
ける歯22の外側面は長台形状をなす鋸身21の
外側面延長線上にあるからで、このように切断面
に対する歯の外側面のなす角が小さいということ
は、第3図のものに対し、第4図のものは鋸びき
時における摩擦が大きくなつてそれだけ労力が必
要となるのである。他方、第3図のものは前記の
ようにアサリが不同となり易く、しかも刃が摩耗
し易い欠点を有しているのである。
して歯22の外面のなす角、即ち鋸身21を左右
二等分する線と平行な基準線(切断面)X−Xに
対する歯22の外側面(鋸身21の延長面)のな
す角θ1が、第3図における上記と同様の基準線X
−Xに対する歯12の外側面のなす角θ2に比較し
て小さいのであり、これは第3図の歯12は積極
的にアサリが附されているのに対し、第4図にお
ける歯22の外側面は長台形状をなす鋸身21の
外側面延長線上にあるからで、このように切断面
に対する歯の外側面のなす角が小さいということ
は、第3図のものに対し、第4図のものは鋸びき
時における摩擦が大きくなつてそれだけ労力が必
要となるのである。他方、第3図のものは前記の
ようにアサリが不同となり易く、しかも刃が摩耗
し易い欠点を有しているのである。
また、歯の外側面を研磨する場合、第3図のも
のはアサリが附されているため研磨が面倒である
のに対し、第4図のものは研磨が容易であるが、
鋸身21の全側面に対して研磨しなければならず
鋸身全体の厚みを減少させるのである。
のはアサリが附されているため研磨が面倒である
のに対し、第4図のものは研磨が容易であるが、
鋸身21の全側面に対して研磨しなければならず
鋸身全体の厚みを減少させるのである。
本発明はかかる問題点を対処してなしたもの
で、鋸身の外面に対する鋸歯の振分け巾を可及的
に大ならしめ、かつこの振分けをばらつきなく形
成すると共に、鋸引き時における労力を軽減さ
せ、しかも鋸歯の研磨を容易ならしめて長期使用
を可能ならしめることを目的とする。
で、鋸身の外面に対する鋸歯の振分け巾を可及的
に大ならしめ、かつこの振分けをばらつきなく形
成すると共に、鋸引き時における労力を軽減さ
せ、しかも鋸歯の研磨を容易ならしめて長期使用
を可能ならしめることを目的とする。
本発明の鋸は、断面の厚みが一様な鋸身の側縁
に連続して形成した鋸歯の歯丈部分の全体を該鋸
身に対して左右交互に外側方へ押出すと共に、こ
の押出した鋸歯の先端部がわをさらに上記押出し
方向へ傾斜せしめたことを特徴とする。
に連続して形成した鋸歯の歯丈部分の全体を該鋸
身に対して左右交互に外側方へ押出すと共に、こ
の押出した鋸歯の先端部がわをさらに上記押出し
方向へ傾斜せしめたことを特徴とする。
本発明の鋸は、鋸歯の歯丈部分の全体を鋸身に
対し左右交互に外側方へ押出させた状態でさらに
その先端部がわを上記押出し方向へ傾斜させて形
成しているので、上記鋸歯の傾斜角度が従来のア
サリを付したものの角度より小さくても、鋸身の
厚みに対し、正面からみた上記鋸歯における歯先
の巾を可及的に大ならしめうるのであり、このた
め歯先の摩耗を減じうるばかりか、鋸身側面の摩
擦が避けられて鋸引きを円滑、軽快ならしめうる
のである。
対し左右交互に外側方へ押出させた状態でさらに
その先端部がわを上記押出し方向へ傾斜させて形
成しているので、上記鋸歯の傾斜角度が従来のア
サリを付したものの角度より小さくても、鋸身の
厚みに対し、正面からみた上記鋸歯における歯先
の巾を可及的に大ならしめうるのであり、このた
め歯先の摩耗を減じうるばかりか、鋸身側面の摩
擦が避けられて鋸引きを円滑、軽快ならしめうる
のである。
以下、本発明を図の実施例により説明する。
第1,2図において、1は長さ方向と直角な断
面の厚みが一様な帯板材よりなる鋸身で、側縁に
は鋸歯2が長手方向へ波形状に連続して形成され
ている。この鋸歯は図示のような横引歯の他、縦
引歯やばら目歯などのように用途に応じた歯形に
形成するものとし、かつその種類により側刃a、
上目dを設ける他、何れも所要の切削角bと刃先
角cが形成されているのであり、さらに上記鋸歯
2は歯元イから歯先ロにかけての歯丈部分ハの全
体を鋸身1に対して左右交互に外側方へ平行に押
出すと共に、この押出された鋸歯2a,2bにお
ける先端部2′がわを上記押出がわ方向へ傾斜さ
せて形成しているのである。3は前記押出しによ
り鋸歯2a,2bの歯元がわ位置に生じた段部を
示している。
面の厚みが一様な帯板材よりなる鋸身で、側縁に
は鋸歯2が長手方向へ波形状に連続して形成され
ている。この鋸歯は図示のような横引歯の他、縦
引歯やばら目歯などのように用途に応じた歯形に
形成するものとし、かつその種類により側刃a、
上目dを設ける他、何れも所要の切削角bと刃先
角cが形成されているのであり、さらに上記鋸歯
2は歯元イから歯先ロにかけての歯丈部分ハの全
体を鋸身1に対して左右交互に外側方へ平行に押
出すと共に、この押出された鋸歯2a,2bにお
ける先端部2′がわを上記押出がわ方向へ傾斜さ
せて形成しているのである。3は前記押出しによ
り鋸歯2a,2bの歯元がわ位置に生じた段部を
示している。
上記構成よりなる鋸は、一様な厚みとした鋸身
1に対して鋸歯2a,2bにおける歯丈部分ハの
全体が左右交互に外側方へ押出されてその先端部
2′がわをさらに外側方へ傾斜させているので、
第1図に示すように、一方の鋸歯2bの外側面と
基準線X−Xとのなす角θが前記第3図の従来例
の角θ2より小であるにかかわらず、正面からみた
該鋸歯における先端部2′間の巾を鋸身1の厚み
に対して可及的に大ならしめうると共に、上記傾
斜角度θを第4図における角θ1より大きく形成さ
せうるので、鋸引きが円滑となり、しかも当該鋸
歯2a,2bの研磨も鋸身の側面と関係なく行な
いうることにより容易となるのである。
1に対して鋸歯2a,2bにおける歯丈部分ハの
全体が左右交互に外側方へ押出されてその先端部
2′がわをさらに外側方へ傾斜させているので、
第1図に示すように、一方の鋸歯2bの外側面と
基準線X−Xとのなす角θが前記第3図の従来例
の角θ2より小であるにかかわらず、正面からみた
該鋸歯における先端部2′間の巾を鋸身1の厚み
に対して可及的に大ならしめうると共に、上記傾
斜角度θを第4図における角θ1より大きく形成さ
せうるので、鋸引きが円滑となり、しかも当該鋸
歯2a,2bの研磨も鋸身の側面と関係なく行な
いうることにより容易となるのである。
本発明によるときは、一様厚みの鋸身を用いう
ると共に、鋸歯の歯丈部分の全体が左右交互に外
側方へ押出された状態でその先端部がわをさらに
外方へ傾斜させているので鋸全体の成形、加工が
容易であり、しかも鋸歯の傾斜角度が小さくと
も、正面からみた該鋸歯先端間の巾を当該鋸身の
厚みより著しく大ならしめうると共に、上記鋸歯
の研磨を鋸身に関係なく該鋸歯の側面に対して容
易に行ないうることにより鋸引き作業を円滑にな
しうるばかりか長期にわたる安定した使用が可能
となるのである。
ると共に、鋸歯の歯丈部分の全体が左右交互に外
側方へ押出された状態でその先端部がわをさらに
外方へ傾斜させているので鋸全体の成形、加工が
容易であり、しかも鋸歯の傾斜角度が小さくと
も、正面からみた該鋸歯先端間の巾を当該鋸身の
厚みより著しく大ならしめうると共に、上記鋸歯
の研磨を鋸身に関係なく該鋸歯の側面に対して容
易に行ないうることにより鋸引き作業を円滑にな
しうるばかりか長期にわたる安定した使用が可能
となるのである。
第1図は本発明鋸の断面図、第2図は同側面
図、第3,4図は夫々従来の鋸の断面図である。 1は鋸身、2(2a,2b)は歯、ハは歯丈部
分、θは傾斜角。
図、第3,4図は夫々従来の鋸の断面図である。 1は鋸身、2(2a,2b)は歯、ハは歯丈部
分、θは傾斜角。
Claims (1)
- 1 断面の厚みが一様な鋸身の側縁に連続して形
成した鋸歯の歯丈部分の全体を該鋸身に対して左
右交互に外側方へ押出すと共に、この押出した鋸
歯の先端部がわをさらに上記押出し方向へ傾斜せ
しめたことを特徴とする鋸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26326486A JPS63116801A (ja) | 1986-11-05 | 1986-11-05 | 鋸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26326486A JPS63116801A (ja) | 1986-11-05 | 1986-11-05 | 鋸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63116801A JPS63116801A (ja) | 1988-05-21 |
JPH0379163B2 true JPH0379163B2 (ja) | 1991-12-18 |
Family
ID=17387043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26326486A Granted JPS63116801A (ja) | 1986-11-05 | 1986-11-05 | 鋸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63116801A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5953119A (ja) * | 1982-09-20 | 1984-03-27 | Nachi Fujikoshi Corp | 広幅用帯鋸刃の製造法 |
-
1986
- 1986-11-05 JP JP26326486A patent/JPS63116801A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5953119A (ja) * | 1982-09-20 | 1984-03-27 | Nachi Fujikoshi Corp | 広幅用帯鋸刃の製造法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63116801A (ja) | 1988-05-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |