JPH0378650B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、プリンタにおけるグラフ印字機能
に関するものである。

〔従来の技術〕

第２図は、従来のプリンタのブロツク図であ
り、図において１は、ホスト計算機より送られる
コマンド、２はこのコマンドを受けるチヤネルイ
ンタフエース部、３は制御用のワークエリア、４
はテキスト印字データをページ単位に複数ページ
収納するテキストページバツフア、５はテキスト
データ内の文字コード別に予め文字パターンを収
納しておくフオントメモリ、６はテキスト印字内
容に応じ、ビツトパターンにて印字データを収め
るテキストビツトマツプメモリ、７は印字データ
をテキストビツトマツプメモリ６及びグラフビツ
トマツプメモリ１１より読み出し、プリント部へ
送出するプリント部インタフエース、８はホスト
計算機より送附されるグラフコマンド（例えば
円、長方形、扇形を描くコマンド）をページ単位
に貯えるグラフページバツフア、１０はグラフペ
ージバツフア８よりグラフコマンドを読み出し、
これを内部制御用に解析しつつ、ビツトパターン
展開を行なうグラフ展開CPU、１１はグラフ展
開CPU１０により展開されたビツトパターンを
貯えるグラフビツトマツプメモリを示す。

次に動作について説明する。ホスト計算機によ
り送られたコマンド１は、チヤネルインタフエー
ス部２、ワークエリア３を通じ、このコマンドが
テキストに関するものであればテキストページバ
ツフア４に、又グラフコマンドであれば、グラフ
ページバツフア８に収納される。この入力処理手
順を繰り返し、各ページバツフアには複数ページ
分のデータが収められる。一方プリント出力処理
はテキストページバツフア４に１ページ以上のデ
ータが有れば起動される。但し、このテキストペ
ージに対応するグラフページが有れば、両者同期
をとり、プリンタ部へ印字ビツトパターンが出力
される。テキストページバツフア４より読み出し
たデータの内、文字コードはフオントメモリ５よ
り対応ビツトパターンを読み出し、テキストビツ
トマツプメモリ６へ収納されていく。一方グラフ
ページバツフア８より読み出したグラフコマンド
は、これを解析しながら、グラフ展開CPU１０
用の内部グラフコマンドに変換し、このグラフ展
開CPU１０はこの内部グラフコマンドを受け、
グラフビツトマツプメモリ１１上に具体的なグラ
フ図形をビツトパターン展開する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来のプリンタは以上の様に構成されているの
で、ホストよりのコマンドを解析し、内部グラフ
コマンドへ変換しこれを受けグラフ図形をビツト
パターン展開する処理が直列に行われており、こ
の処理がテキストデータ部に比べ遅い為、連続印
字可能な条件が厳しく、印字が停止する欠点があ
り、これをおぎなう為には処理速度の高速化がが
必要等の問題点があつた。

この発明は上記の様な問題点を解消する為にな
されたもので、テキストページに対応するグラフ
ページ内のグラフコマンドが多く存在しても、連
続印字する為の条件をグラフ展開CPUの処理速
度により規制される制限条件の少ないプリンタを
得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係るプリンタは、グラフページバツ
フアのグラフコマンドを予め内部グラフコマンド
に変換しておき、これを内部用グラフページバツ
フアに収納し、印字出力時にはこの内容を読み出
しグラフ展開CPUによりグラフ図形へビツトパ
ターン展開する構成としたものである。

［作用］ この発明における内部用グラフページバツフア
は、ホスト計算機より送られたグラフコマンドで
なく、プリンタ内部にて使用されるグラフ展開
CPU用の内部グラフコマンドを収納し、印字出
力時はこの内容を読みだし、直接グラフ図形ビツ
トパターンに展開する為、連続印字条件よりグラ
フコマンド解析及び内部コマンドへの変換時間が
除外され、通常連続的にグラフ図形が印字可能と
なる。

〔発明の実施例〕

以下この発明の一実施例を図について説明す
る。第１図において１はホスト計算機より送られ
るコマンド、２はこのコマンドを受けるチヤネル
インタフエース部、３は制御用のワークエリア、
４はテキスト印字データをページ単位に複数ペー
ジ分収納するテキストページバツフア、５はテキ
ストデータ内の文字コード別に予め文字パターン
を収納しておくフオントメモリ、６はテキスト印
字内容に応じ、ビツトパターンにて印字データを
収めるテキストビツトマツプメモリ、７は印字デ
ータをテキストビツトマツプメモリ６及びグラフ
ビツトマツプメモリ１１より読み出し、プリント
部へ送出するプリント部インタフエース、８はホ
スト計算機より送られるグラフコマンドをページ
単位に貯えるグラフページバツフア、９はグラフ
ページバツフア８より読み出したグラフコマンド
を解析し、グラフ展開CPU１１用に変換された
内部グラフコマンドを収納する内部グラフページ
バツフア、１０は内部グラフページバツフア９よ
り内部グラフコマンドを読み出し、これをビツト
展開するグラフ展開CPU、１１はグラフ展開
CPU１０により展開されたビツトパターンを収
納するグラフビツトマツプメモリを示す。

以下この発明の動作を説明する。ホスト計算機
よりチヤネルを通じ送られるコマンド１はチヤネ
ルインタフエース部２、ワークエリア３を通じ、
このコマンドがテキストに関するものであればテ
キストページバツフア４に、又グラフコマンドで
あればグラフページバツフア８に収納される。こ
の入力処理手順を繰り返し各ページバツフアには
複数ページ分のデータが収められる。１方プリン
ト出力処理は、テキストページバツフア４に１ペ
ージ以上のデータがあれば起動される。但しこの
テキストページに対応するグラフページがグラフ
ページバツフア８内に有れば両者同期をとり、プ
リント部インタフエース７を通じ、印字ビツトパ
ターンを出力する。テキストページバツフア４よ
り読み出したデータの中で、文字コードはフオン
トメモリ５より対応ビツトパターンを読み出し、
テキストビツトマツプメモリ６へ収納されてい
く。テキストページバツフア４内のテキストペー
ジに対応するグラフページがグラフページバツフ
ア８に存在する場合の処理は以下となる。

テキストページデータがテキストページバツフ
ア４に入力されてから出力されるまでには、既に
収納されているテキストページを全て印字出力す
る必要があり、この時間を利用して、グラフペー
ジバツフア８よりグラフコマンドを読み出し解析
し、グラフ展開CPU１０用の内部グラフコマン
ドに変換し、これらを内部グラフページバツフア
９に順次収納し、ページ単位で管理しておく。

当該テキストページの印字出力タイミングに達
すると、内部グラフページバツフア９より変換済
の内部グラフコマンドを読み出しグラフ展開
CPU１０により指定グラフ図形のビツトパター
ン展開を行ない、グラフビツトマツプメモリ１１
に書き込んで行く。

〔発明の効果〕

以上の様にこの発明によれば、ホスト計算機よ
り送附されるコマンドを入力処理と出力処理の間
に、内部グラフコマンドへの解析・変換処理を行
ない、内部グラフページバツフアに収納し、出力
処理時にはこれを読み出しグラフ図形へのビツパ
ターン展開を行なう様に構成したので、装置が安
価で、性能の良いものが得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のプリンタデータ制御装置の
実施例によるプリンタのブロツク図を示し、第２
図は従来のプリンタのブロツク図を示す。 図において、１はコマンド、２はチヤネルイン
タフエース部、３はワークエリア、４はテキスト
ページバツフア、５はフオントメモリ、６はテキ
ストビツトマツプメモリ、７はプリント部インタ
フエース部、８はグラフページバツフア、９は内
部グラフページバツフア、１０はグラフ展開
CPU、１１はグラフビツトマツプメモリを示す。
なお図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ホスト計算機より送附されるグラフコマンド
   を貯えるグラフページメモリ、それらをビツトパ
   ターンに展開するグラフ展開CPU、そのビツト
   パターンを貯えるグラフビツトマツプメモリを有
   し、上記グラフコマンドに対応するテキストデー
   タを収納するテキストページバツフア、各文字コ
   ード単位にその文字パターンを収めるフオントメ
   モリ、その文字パターンをテキスト印字内容に応
   じビツトパターンにて印字データを収納するテキ
   ストビツトマツプメモリを有するプリンタにおい
   て、グラフコマンドをテキストページバツフアの
   印字に先だつてグラフ展開CPU用の内部グラフ
   コマンドに変換を行ないその変換結果を収納する
   内部グラフページバツフアを設けることを特徴と
   するプリンタデータ制御装置。