JPH0377948B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0377948B2 JPH0377948B2 JP58101249A JP10124983A JPH0377948B2 JP H0377948 B2 JPH0377948 B2 JP H0377948B2 JP 58101249 A JP58101249 A JP 58101249A JP 10124983 A JP10124983 A JP 10124983A JP H0377948 B2 JPH0377948 B2 JP H0377948B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- voltage
- shield
- corona
- test
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000012360 testing method Methods 0.000 claims description 21
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 12
- 238000010998 test method Methods 0.000 claims description 5
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 11
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 4
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はケーブルの試験方法に関し、直流漏れ
電流試験に有用な方法である。
電流試験に有用な方法である。
ケーブルの直流漏れ電流試験は、ケーブルに直
流高電圧を課電し、該課電下での漏れ電流を測定
することにより行なわれる。而るに、その漏れ電
流を高電圧側で測定することがあり、この場合、
高圧充電部のコロナ放電によるリーク電流が測定
器に分流するようなことがあれば、正確な測定を
行い得ない。これを解決するために次のようなコ
ロナシールドが施される。
流高電圧を課電し、該課電下での漏れ電流を測定
することにより行なわれる。而るに、その漏れ電
流を高電圧側で測定することがあり、この場合、
高圧充電部のコロナ放電によるリーク電流が測定
器に分流するようなことがあれば、正確な測定を
行い得ない。これを解決するために次のようなコ
ロナシールドが施される。
第1図は本出願人が既に提案したケーブルの直
流漏れ電流試験法を示しており、上記リーク電流
の影響を除去すると共に高圧側電流測定部を簡易
化してある。第1図において、1′はケーブル、
2a′は測定端側ケーブル終端部であり、ブツシン
グの高圧充電部にはガード電極(リング状)3
a′を設け、充電部を包囲せるコロナシールド用の
シールドケース4a′とガード電極3a′とを連続導
線5a′により導通している。6a′は導体棒であ
り、ケーブル終端部2a′の導体端子21a′に支持
し、試験用電源7′に接続している。8′は導体棒
6a′に設けた電気→光変換器、10′は光フアイ
バーケーブル、11′は光→電気変換器、12′は
記録計である。2b′は遠端側ケーブル終端部であ
り、上記測定端側ケーブル終端部2a′と同様、高
圧充電部にはガード電極3b′を設け、コロナシー
ルド用のシールドケース4b′を絶縁棒6b′で支持
し、コロナシールド用のシールドケース4b′とガ
ード電極3b′とを連結導線5b′で導通している。
このシールドケース4b′は前記シールドケース4
a′にガード線40′で導通している。
流漏れ電流試験法を示しており、上記リーク電流
の影響を除去すると共に高圧側電流測定部を簡易
化してある。第1図において、1′はケーブル、
2a′は測定端側ケーブル終端部であり、ブツシン
グの高圧充電部にはガード電極(リング状)3
a′を設け、充電部を包囲せるコロナシールド用の
シールドケース4a′とガード電極3a′とを連続導
線5a′により導通している。6a′は導体棒であ
り、ケーブル終端部2a′の導体端子21a′に支持
し、試験用電源7′に接続している。8′は導体棒
6a′に設けた電気→光変換器、10′は光フアイ
バーケーブル、11′は光→電気変換器、12′は
記録計である。2b′は遠端側ケーブル終端部であ
り、上記測定端側ケーブル終端部2a′と同様、高
圧充電部にはガード電極3b′を設け、コロナシー
ルド用のシールドケース4b′を絶縁棒6b′で支持
し、コロナシールド用のシールドケース4b′とガ
ード電極3b′とを連結導線5b′で導通している。
このシールドケース4b′は前記シールドケース4
a′にガード線40′で導通している。
第1図において、A′,A′は大地から各ケーブ
ル終端2′a,2b′のガード電極3a′,3b′に流
れるリーク電流を、B′,B′は高圧→大地間を流
れるリーク電流をそれぞれ示しており、これらの
リーク電流はガード線、コロナシールド用のシー
ルドケースの存在のために、図の点線で示すよう
に流れる結果、ケーブル導体、並びに電流測定器
(電気−光交換器)の何れにも流れることがない。
従つて、リークの電流の影響を受けることなしに
ケーブルの直通漏れ電流試験を行い得る。また、
記録計を光フアイバーによつて高圧側から絶縁し
ているので、記録操作も簡単である。このように
してコロナシールドが施される。
ル終端2′a,2b′のガード電極3a′,3b′に流
れるリーク電流を、B′,B′は高圧→大地間を流
れるリーク電流をそれぞれ示しており、これらの
リーク電流はガード線、コロナシールド用のシー
ルドケースの存在のために、図の点線で示すよう
に流れる結果、ケーブル導体、並びに電流測定器
(電気−光交換器)の何れにも流れることがない。
従つて、リークの電流の影響を受けることなしに
ケーブルの直通漏れ電流試験を行い得る。また、
記録計を光フアイバーによつて高圧側から絶縁し
ているので、記録操作も簡単である。このように
してコロナシールドが施される。
しかしながら、上記の試験方法においては、両
ケーブル終端部のコロナシールド用のシールドケ
ース間をガード線で連結する必要があり、両ケー
ブル終端部間に通常障害物が存在する実線路にお
いては、その連結作業が至難である。而して、ケ
ーブル三相の一相をガード線として使用せざるを
得ず、三相同時試験が不可であるといつた不利が
ある。
ケーブル終端部のコロナシールド用のシールドケ
ース間をガード線で連結する必要があり、両ケー
ブル終端部間に通常障害物が存在する実線路にお
いては、その連結作業が至難である。而して、ケ
ーブル三相の一相をガード線として使用せざるを
得ず、三相同時試験が不可であるといつた不利が
ある。
本発明はこの三相同時試験を容易に行い得るよ
うにすることにある。
うにすることにある。
すなわち、本発明に係るケーブルの試験方法
は、測定端側ケーブル終端部においてケーブルに
試験電圧を課電し、高圧側で電流を測定し、その
測定部と測定端側ケーブル終端部の高圧充電部並
びに遠端側ケーブル終端部の高圧充電部をそれぞ
れコロナシールド用シールドケースでコロナシー
ルドせるケーブル試験法において、遠端側ケーブ
ル終端部の高圧充電部をコロナシールド用シール
ドケースで包囲し、該シールドケースを当該充電
部に立設した絶縁棒で支持し、上記試験電圧の電
源とは別の電源によつて当該シールドケースを課
電し、該課電圧を上記試験電圧にほゞ等しくする
ことによつて、遠端側ケーブル終端部の高圧充電
部をコロナシールドすることを特徴とする方法で
ある。
は、測定端側ケーブル終端部においてケーブルに
試験電圧を課電し、高圧側で電流を測定し、その
測定部と測定端側ケーブル終端部の高圧充電部並
びに遠端側ケーブル終端部の高圧充電部をそれぞ
れコロナシールド用シールドケースでコロナシー
ルドせるケーブル試験法において、遠端側ケーブ
ル終端部の高圧充電部をコロナシールド用シール
ドケースで包囲し、該シールドケースを当該充電
部に立設した絶縁棒で支持し、上記試験電圧の電
源とは別の電源によつて当該シールドケースを課
電し、該課電圧を上記試験電圧にほゞ等しくする
ことによつて、遠端側ケーブル終端部の高圧充電
部をコロナシールドすることを特徴とする方法で
ある。
以下、図面により本発明を説明する。
第2図は本発明によつてケーブルを試験するた
めの装備を示している。
めの装備を示している。
第2図において、1は供試ケーブル、2aは測
定端側ケーブル終端部を示しており、この終端部
2aのシールド構造、電流測定部の構造等は第1
図に示したものと同じである。3aはガード電
極、4aはシールド電極、5aは導線、6aは導
体棒、7aは高圧電源、8は電気→光変換器、1
0は光フアイバーケーブル、11は光→電気変換
器、12は記録計である。2bは遠端側ケーブル
終端部、3bはガード電極、4bはコロナシール
ド用シールドケース、5bは導線である。6bは
絶縁棒であり、下端をケーブル導体端子21bに
固定し、上端においてコロナシールド用シールド
ケース4bを支持している。7bは電源であり、
コロナシールド用シールドケース4bに接続して
ある。
定端側ケーブル終端部を示しており、この終端部
2aのシールド構造、電流測定部の構造等は第1
図に示したものと同じである。3aはガード電
極、4aはシールド電極、5aは導線、6aは導
体棒、7aは高圧電源、8は電気→光変換器、1
0は光フアイバーケーブル、11は光→電気変換
器、12は記録計である。2bは遠端側ケーブル
終端部、3bはガード電極、4bはコロナシール
ド用シールドケース、5bは導線である。6bは
絶縁棒であり、下端をケーブル導体端子21bに
固定し、上端においてコロナシールド用シールド
ケース4bを支持している。7bは電源であり、
コロナシールド用シールドケース4bに接続して
ある。
本発明によつてケーブルの直流漏れ電流試験を
行うには、電源7bの電圧を電源7aの電圧に
ほゞ等しくし、かゝる課電下で、ケーブル導体の
電流を記録計12で測定する。この場合、測定端
側ケーブル終端部2aに発生するリーク電流の上
記測定器への流入を防止し、コロナシールドをな
し得ることは、従来と同じである。
行うには、電源7bの電圧を電源7aの電圧に
ほゞ等しくし、かゝる課電下で、ケーブル導体の
電流を記録計12で測定する。この場合、測定端
側ケーブル終端部2aに発生するリーク電流の上
記測定器への流入を防止し、コロナシールドをな
し得ることは、従来と同じである。
一方、遠端側ケーブル終端部2bにおいては、
ガード電極3bの電位とケーブル導体端子21b
の電位とをほゞ等しくしてあるので、これら21
b,3bの間ではリーク電流の発生がない。ガー
ド電極3bに流入するリーク電流A、大地−コロ
ナシールド用シールドケース4b間のリーク電流
Bは、点線で示すように流れる結果、ケーブル導
体には流入されない。従つて、遠端側ケーブル終
端部2bに発生するリーク電流も測定器に現われ
ず、結局、全体としてリーク電流による測定誤差
がなく、正確な測定を行い得る。
ガード電極3bの電位とケーブル導体端子21b
の電位とをほゞ等しくしてあるので、これら21
b,3bの間ではリーク電流の発生がない。ガー
ド電極3bに流入するリーク電流A、大地−コロ
ナシールド用シールドケース4b間のリーク電流
Bは、点線で示すように流れる結果、ケーブル導
体には流入されない。従つて、遠端側ケーブル終
端部2bに発生するリーク電流も測定器に現われ
ず、結局、全体としてリーク電流による測定誤差
がなく、正確な測定を行い得る。
上述したように、本発明によれば、従来例とは
異なり、両ケーブル終端部のコロナシールド用シ
ールドケースのガード線による導通が不要であ
り、従つて、一相のケーブルをガード線に使用す
る必要性がなく、ケーブルの三相同時試験を行い
得る。また、遠端側コロナシールド用シールドケ
ースに電源を接続する作業は、上記ガード線の接
続作業に較べて容易であり、作業性にも秀れてい
る。
異なり、両ケーブル終端部のコロナシールド用シ
ールドケースのガード線による導通が不要であ
り、従つて、一相のケーブルをガード線に使用す
る必要性がなく、ケーブルの三相同時試験を行い
得る。また、遠端側コロナシールド用シールドケ
ースに電源を接続する作業は、上記ガード線の接
続作業に較べて容易であり、作業性にも秀れてい
る。
第1図は従来のケーブル試験方法を示す説明
図、第2図は本発明に係るケーブルの試験方法を
示す説明図である。 図において、1は供試ケーブル、2bは遠端側
ケーブル終端部、4bはコロナシールド用シール
ドケース、6bは絶縁棒、7a,7bは電源であ
る。
図、第2図は本発明に係るケーブルの試験方法を
示す説明図である。 図において、1は供試ケーブル、2bは遠端側
ケーブル終端部、4bはコロナシールド用シール
ドケース、6bは絶縁棒、7a,7bは電源であ
る。
Claims (1)
- 1 測定端側ケーブル終端部においてケーブルに
試験電圧を課電し、高圧側で電流を測定し、その
測定部と測定端側ケーブル終端部の高圧充電部並
びに遠端側ケーブル終端部の高圧充電部をそれぞ
れコロナシールド用シールドケースでコロナシー
ルドせるケーブル試験法において、遠端側ケーブ
ル終端部の高圧充電部をコロナシールド用シール
ドケースで包囲し、該シールドケースを当該充電
部に立設した絶縁棒で支持し、上記試験電圧の電
源とは別の電源によつて当該シールドケースを課
電し、該課電圧を上記試験電圧にほゞ等しくする
ことによつて、遠端側ケーブル終端部の高圧充電
部をコロナシールドすることを特徴とするケーブ
ルの試験方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58101249A JPS59225364A (ja) | 1983-06-06 | 1983-06-06 | ケ−ブルの試験方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58101249A JPS59225364A (ja) | 1983-06-06 | 1983-06-06 | ケ−ブルの試験方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59225364A JPS59225364A (ja) | 1984-12-18 |
JPH0377948B2 true JPH0377948B2 (ja) | 1991-12-12 |
Family
ID=14295630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58101249A Granted JPS59225364A (ja) | 1983-06-06 | 1983-06-06 | ケ−ブルの試験方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59225364A (ja) |
-
1983
- 1983-06-06 JP JP58101249A patent/JPS59225364A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59225364A (ja) | 1984-12-18 |
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