JPH0377852B2 - - Google Patents

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JPH0377852B2
JPH0377852B2 JP22529986A JP22529986A JPH0377852B2 JP H0377852 B2 JPH0377852 B2 JP H0377852B2 JP 22529986 A JP22529986 A JP 22529986A JP 22529986 A JP22529986 A JP 22529986A JP H0377852 B2 JPH0377852 B2 JP H0377852B2
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JP
Japan
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temperature
steel
furnace
billet
adjacent
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Expired
Application number
JP22529986A
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English (en)
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JPS6379919A (ja
Inventor
Noboru Takahashi
Takayoshi Miura
Takashi Fujimoto
Hidefusa Ishiwatari
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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  • Control Of Heat Treatment Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、加熱炉内の鋼片温度の検出方法に係
り、特に、加熱炉の炉温制御を実施する際に用い
るのに好適な、加熱炉内の鋼片温度の検出方法の
改良に関する。
【従来の技術】
鋼片を加熱炉で初期温度から抽出目標温度まで
加熱する場合、鋼片の温度がある目標の昇温パタ
ーンに沿つて上昇するように炉温制御が行われる
(例えば特開昭51−30526号公報)。 この場合、鋼片の平均温度に着目して炉温制御
を行うのが一般的である。この平均温度の検出
は、計算機の計算負荷を軽くする目的で、鋼片の
ある代表的部分についてのみ計算を行い、その値
に基づいて求められる。 又、平均温度以外の、例えば鋼片の中心温度や
表面温度、あるいは中心と表面との温度差等を考
慮して炉温設定を行う制御においても、それぞれ
の温度は鋼片のある代表的部分についてのみ計算
を行い、その値に基づいて求められるのが一般的
である。
【発明が解決しようとする問題点】
しかしながら、鋼片の側面からの入熱を無視で
きないブルーム、ビレツトの加熱等を考えた場
合、温度検出鋼片の隣接部分に他の鋼片が存在す
るか否かで該温度検出鋼片の温度が大きく異なつ
てくるという問題がある。即ち、第2図に示され
るように、異なる長さの鋼片が加熱炉内に複数並
んだ場合、1本の鋼片内でも他の鋼片との隣接態
様の違いによつて、鋼片長手方向に温度分布が発
生することになる。従つて、例えば鋼片の最高加
熱温度、あるいは最低加熱温度を管理・制御する
という観点から見た場合、従来の鋼片温度の検出
方法を用いた炉温制御ではこうした現象を適正に
掌握・制御することができないという問題があつ
た。
【発明の目的】
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなさ
れたものであつて、炉内鋼片の位置関係、特に隣
接鋼片との位置関係を正確に認識し、その結果、
温度検出鋼片の他の鋼片との隣接態様の如何に拘
らず適正な加熱炉の炉温制御を実行することがで
きる加熱炉内の鋼片温度の検出方法を提供するこ
とを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
本発明は、第1図にその要旨を示す如く、加熱
炉内における温度検出鋼片及び少なくとも該温度
検出鋼片と隣接する鋼片の各長手方向両端の炉内
位置を求める手順と、該長手方向両端の炉内位置
から、前記温度検出鋼片と他の鋼片との隣接態様
を求める手順と、該隣接態様から、温度検出鋼片
の受ける熱量の補正を行う手順と、該熱量補正を
行つた上で温度検出鋼片の温度を求める手順と、
を含むことにより、上記目的を達成したものであ
る。
【作用】
鋼片を加熱炉にて加熱する際の隣接鋼片の影響
は次のようになる。 第4図は、鋼片とその隣接鋼片の位置関係を示
す。鋼片断面を図に示されるようにメツシユ分割
し、各メツシユ点の温度計算を行う場合、一般に
よく知られているように図中の点m,nの受ける
熱量Qnは、(1)式にて評価される。 Qn=4.88φCGS
【(1−cosφ1)/2 ×[{(Tu+273)/100}4 −{(θmn+273)/100}4] +(cosφ1+cosφ2)/2・[{(θs +273)/100}4 −{(θmn+273)/100}4] +(1−cosφ2)/2・[{(TL+273)/100}4 +{(θmn+273)/100}4]】 ……(1) ここでφCGS:総括熱吸収率 θs:隣接材側面温度 θmn:計算対象材の点(m、n)の温度 TU:計算対象材の直上炉温 TL:計算対象材の直下炉温 一般に、炉温TU、TL>θsの関係があるため、
隣接鋼片との距離が小さくなればなるほど受熱量
が小さくなることがわかる。ブレームやビレツト
では、実際に隣接鋼片が有る部分と無い部分では
加熱炉に装入してから抽出するまでの間に鋼片平
均温度で約30℃〜40℃の差が生じる。 本発明は、1本の鋼片について、隣接鋼片の有
る部分と無い部分とで受熱量が異なつてくること
に着目し、隣接態様の異なる部分の受熱量の補正
を行つた上で温度計算を行い、もつて加熱炉内の
鋼片温度を鋼片長手方向全部分に渡つて適正に検
出しようとするものである。その結果、加熱炉の
温度管理、あるいは炉温制御をより適正に行うこ
とが可能となる。
【実施例】
以下図面を参照しながら本発明の実施例を詳細
に説明する。 この実施例は、1本の鋼片について隣接鋼片の
有る部分と無い部分との隣接態様の異なる部分の
温度計算をそれぞれ行い、温度管理、及び炉温制
御を実行するものである。 まず、本発明の実施例が適用される加熱炉設備
の概略から説明する。 第3図において、1は加熱炉、2は搬送装置
で、連鋳等から鋼片を受入れテーブルローラ3A
まで鋼片Nを搬送するもの、3Bはテーブルロー
ラで、前記テーブルローラ3Aから搬送された鋼
片Nを炉幅方向の搬入位置に停止させる機能を有
する。4は押込装置で、テーブルローラ3B上で
停止完了した鋼片Nを炉内ウオーキングビーム5
上に押込み装入するものである。又、6は停止位
置計算装置で、テーブルローラ3Bからのテーブ
ル回転信号aを受け、鋼片Nのテーブルローラ3
B上の停止位置dを計算するもの、7は押込位置
計算装置で、押込装置4からの押込信号bを受
け、鋼片Nが押込まれた位置eを計算するもの、
8はストローク量計算装置で、ウオーキングビー
ム5の駆動信号cを受け、ウオーキングビーム搬
送ストローク量fを計算するもの、9は炉内トラ
ツキング装置で、テーブルローラ3B上の鋼片停
止位置d、鋼片押込み位置e、ウオーキングビー
ムストローク量f、及びそれ以前の炉内トラツキ
ング状態hより、炉内各鋼片の炉幅、炉長方向の
位置を逐次計算するものである。なお、この装置
では炉幅方向位置を鋼片Nのテーブルローラ3A
での停止位置から求めているが、該炉幅方向位置
の求め方はこれに限定されるものではない。炉内
トラツキング装置9は、計算した各鋼片の炉内位
置gで炉内トラツキング記憶装置10内を逐次書
換え、これを蓄えさせる。更に、11は鋼片温度
計算装置で、炉内トラツキング記憶装置10内の
各鋼片の炉内位置iから、各鋼片の温度jを電熱
モデルにより計算を行うものである。即ち、この
装置11は、各鋼片の炉内位置iを元に隣接鋼片
の有無を判定し、隣接鋼片有り、又は無しの所定
の温度計算を行う。12はパターン計算装置で、
鋼片Nの目標昇温パターンkを計算するものであ
り、通常エネルギー消費量が最小となるパターン
を計算する。13は鋼片温度計算装置11で計算
された鋼片温度jとパターン計算装置12で計算
された目標昇温パターンkから炉温設定値lを決
定するもの、最後に14は炉温制御装置で、炉温
設定値lを実現するためにバーナの燃料流量を調
節するものである。 この実施例装置は、1本の鋼片Nについて隣接
材N−1、N+1の有る部分と無い部分との隣接
態様の異なる部分の温度計算をそれぞれ行い、温
度管理及び炉温制御を実行する。以下にその方法
を具体的に示す。 (1) 加熱炉装入時の鋼片の炉幅方向位置を記憶し
ておく。即ち、鋼片両端面の炉幅方向の位置を
記憶する。例えば、第5図に示されるように、
鋼片Nについて片方の端面の炉壁からの位置
Xnを記憶し、又、その値Xnと鋼片長Lnとから
もう片方の端面の炉幅方向位置Ynを求め記憶
する。 (2) 次の方法で鋼片Nの隣接態様を判定する。こ
の判定は、鋼片Nの加熱炉装入口寄側面、抽出
口寄側面についてそれぞれ隣接鋼片が有るか無
いかによつて行われる。 鋼片Nの抽出口寄り側面Aについて: (A1) Xn>o-1、且つ、Yn<Yo-1の場合;全
部分に隣接鋼片有り (A2) Xn>Xo-1、Yn>o-1、且つ、Xn<Yo-1
の場合;基準点からYo-1以上の部分に隣接
鋼片なし基準点からYo-1以下の部分に隣接
鋼片有り (A3) Xn<Xo-1、Yn<Yo-1、且つ、Xo-1
Ynの場合;基準点からXo-1以上の部分に隣
接鋼片有り基準点からXo-1以下の部分に隣
接鋼片無し (A4) Xn<Xo-1、且つ、Yn>Yo-1の場合;基
準点からXo-1以下、及びYo-1以上の部分に
隣接鋼片無し 基準点からX−o-1以上、Yo-1以下の部分に
隣接鋼片有り (A5) それ以外の場合; 隣接鋼片無し 同様にして、鋼片Nの装入口寄側面Bについ
ても隣接鋼片の有り無しの判定を行うことがで
きる。 (3) 鋼片Nの隣接鋼片の有る部分の温度計算を行
う場合は、前述(1)式の側面入熱量評価式のφ1
φ2を第4図に示される値として用い、隣接鋼
片の無い部分の温度計算を行う場合はこの評価
式(1)のφ1、φ2を零とすれば良い。 (4) どの部分の温度計算を行うかは、例えば最高
温度部分の計算を行いたい場合は、(2)の方法で
隣接鋼片の有り無しを判定し、隣接鋼片の無い
部分が存在した場合にその部分の温度計算を行
うようにすれば良い。 (5) 炉温制御を行う際、隣接鋼片の無い高温部
分、あるいは隣接鋼片の有る低温部分に注目し
た制御を行うことも可能である。 このように、この実施例によれば、異なる長さ
の鋼片が加熱炉内で並んだ場合、その隣接態様の
如何によつて鋼片の長手方向に温度分布が生じる
が、この温度分布を適正に把握し、該温度分布を
考慮した加熱炉制御を実行することができるよう
になる。その結果、例えば最高温度が限定される
脱炭規制鋼材等の制御に特に有効となる。
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、鋼片同士
の隣接態様によつて生じる温度分布を適正に掌握
することができ、この温度分布を考慮した上で加
熱炉の制御を実行することができるようになると
いう優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の要旨を示す流れ図、第2図は
加熱炉における鋼片の装入状況を示す概略平面
図、第3図は本発明の実施例が適用された炉温制
御装置を示す一部にブロツク図を含む平面図、第
4図は鋼片とその隣接鋼片との位置関係を示す第
3図矢視方向から見た正面図、第5図は、鋼片
の炉幅方向の位置と隣接状況を示す平面図であ
る。 1……加熱炉、2……搬送装置、3A,3B…
…テーブルローラ、6……停止位置計算装置、7
……押込位置計算装置、9……炉内トラツキング
装置、10……炉内トラツキング記憶装置、14
……炉温制御装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 加熱炉内における温度検出鋼片及び少なくと
    も該温度検出鋼片と隣接する鋼片の各長手方向両
    端の炉内位置を求める手順と、 該長手方向両端の炉内位置から、前記温度検出
    鋼片と他の鋼片との隣接態様を求める手順と、 該隣接態様から、温度検出鋼片の受ける熱量の
    補正を行う手順と、 該熱量補正を行つた上で温度検出鋼片の温度を
    求める手順と、 を含むことを特徴とする加熱炉内の鋼片温度の検
    出方法。
JP22529986A 1986-09-24 1986-09-24 加熱炉内の鋼片温度の検出方法 Granted JPS6379919A (ja)

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JP22529986A JPS6379919A (ja) 1986-09-24 1986-09-24 加熱炉内の鋼片温度の検出方法

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JP22529986A JPS6379919A (ja) 1986-09-24 1986-09-24 加熱炉内の鋼片温度の検出方法

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Publication Number Publication Date
JPS6379919A JPS6379919A (ja) 1988-04-09
JPH0377852B2 true JPH0377852B2 (ja) 1991-12-11

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JP22529986A Granted JPS6379919A (ja) 1986-09-24 1986-09-24 加熱炉内の鋼片温度の検出方法

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JPS6379919A (ja) 1988-04-09

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