JPH0376981A - 温度補正機能付ドアクローザ - Google Patents

温度補正機能付ドアクローザ

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Publication number
JPH0376981A
JPH0376981A JP22532089A JP22532089A JPH0376981A JP H0376981 A JPH0376981 A JP H0376981A JP 22532089 A JP22532089 A JP 22532089A JP 22532089 A JP22532089 A JP 22532089A JP H0376981 A JPH0376981 A JP H0376981A
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JP
Japan
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damper
door
door closer
damper oil
correction function
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Pending
Application number
JP22532089A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Kiyono
清野 秀幸
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Nippon Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、油圧力によって扉の閉速度を調節すること
のできるドアクローザに係り、特に周囲の温度が変化し
ても扉の閉速度を略一定に保持することができる温度補
正機能付ドアクローザに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のドアクローザとしては、例えば第16図
に示すような蝶番式のものが知られており、このダンパ
ヒンジは、上部蝶番羽根200を有する上部ヒンジ筒体
2(Nと下部蝶番羽根202を有する下部ヒンジ筒体2
03とが同軸線上に隣接して配設されている。上部ヒン
ジ筒体201に突出して設けられたシャフト204の突
出部は、下部ヒンジ筒体203内に位置し、かつ軸受部
205を介して回転自在に装着されている。また、その
シャツ)、 204の突出部にスプライン係合し、かつ
下部ヒンジ筒体203の内壁に螺合してピストン206
が装着されている。このピストン206の摺動孔207
の底壁には調速通路208と弁通路209が形成され、
この調速通路208に調速棒210のテーバ部211が
貫装され、弁通路209に逆止弁212が装着されてい
る。このような底壁を挟んで形成されるIElダンパ室
213及び第2ダンパ室214にダンパオイル215を
封入し、これ5第1ダンパ室213及び第2ダンパ室2
14間のダンパオイル215の移動流量を制限して閉扉
速度を制御するようにしたものである。そして、上部ヒ
ンジ筒体201を開扉方向に回転させると、下部ヒンジ
筒体203内に螺装したピストン206が上方へ移動す
ると共に摺動孔207内のダンパオイル215が逆止弁
212を開いて第1ダンパ室213に流出する。次いで
、スプリングの付勢力により、上部ヒンジ筒体201が
閉扉方向に回転すると、下部ヒンジ筒体203に螺装し
たピストン206が下方へ移動し、第1ダンパ室213
を縮小する。その結果、逆IE弁212は弁通路209
を閉鎖するもので第1ダンパ室213内のダンパオイル
215は調速棒21Oによって調速される調速通路20
8を通って摺動孔207に流れ込む。そして、調速通路
208はピストン206の下方への移動に伴ってその通
路面積は次第に狭められるので、ダンパオイル215の
移動流量が減少し、ピストン206の下方への移動が制
限される。このようにして、上部ヒンジ筒体201の閉
扉方向への回転速度、即ち閉扉速度が制限されるもので
ある。
ところで、このようなタイプのドアクローザにあっては
、先の調速棒を操作・設定して設置する場所や使用者の
好み等によって閉扉速度を自由に調整することが可能と
なっており、このため出荷時に或いは取付は時にその調
速棒を操作するようになっている。
また、このような油圧力を利用したドアクローザの1つ
として、第17図に示すようなアーム式のものが知られ
ている。このアーム式ドアクローザは、例えば、内部に
ダンパオイル216を封入したシリンダ217.このシ
リンダ217内をスライドするピストン218.このピ
ストン218により分割されたシリンダ217内の各ダ
ンパ室21?a、217bを連通ずる連通路217Cに
設けた調速手段である調速棒219及びシリンダ217
側に回転自在に取付けられラック221に噛合するピニ
オン222を有し、ドア〈閃絡)側に取付ける本体22
0と、一端側がドア枠(閃絡)側に取付けられると共に
他端側かピニオン222の回転軸222aに固着され、
そのドアの開閉動作により回動しながらそのピニオン2
22を回転させるアーム223とを備えた構成となって
いる。そして、このドアクローザは、扉の開放の際、ア
ーム223の回動と共に回転するピニオン222により
、これに噛合するラック221を設けたピストン218
がダンパ室21?b内の圧縮スプリング224の弾性力
に抗して右方にスライドするようになっている。そして
、このとき右方のダンパ室217b内のダンパオイル2
16が逆止弁225を押し開きながら左方のダンパ室2
17a内に流入するようになっている。
また、このアーム式ドアクローザは、扉閉鎖の際アーム
223の逆方向への回動と共にピニオン222が逆方向
に回転し、このピニオン222に噛合するラック221
を設けたピニオン2(8が左方にスライドすると共に逆
止弁225が閉鎖される。このため、この縮小する左方
のダンパ室217a内のダンパオイル216は、調速通
路217Cを介して右方のダンパ室217b側に流入す
るが、その調速通路217Cの通過の際に、調速棒21
9によってそこを通過する流量が調節され、これによっ
て閉扉速度が制御される。
また、このタイプのドアクローザも、設置する場所や使
用者の好み等に応じて調速棒219を操作し、閉扉速度
を自由に調節することが可能になっており、このため先
のタイプのものと同様に出荷時に或いは取付は時にその
調速棒を操作し、閉扉速度を設定させている。
さらにまた、このようなドアクローザには、軸吊式のも
のや持出吊式のもの等が開発されているが、何れも構成
上は先の2タイプのものとそれほど大差がなく、このた
め何れのタイプのものも同様にその閉扉速度の設定・調
節を、出荷時や取付は時に手作業で行っている。
〔解決しようとする課題〕
ところが、このような構成のダンパ機構にあっては、使
用するダンパオイルの粘性特性が温度によって微妙に変
化し、例えば夏期の高温時には低粘度になるため調速通
路を通り油が逃げる速度が速くなり、その結果閉扉速度
も速まるという現象が起きている。また、逆に冬期の低
温時には、ダンパオイルが高粘度となり流入速度が遅く
なると共に閉扉速度が遅れるという閉扉速度の周年変化
が発生しているため、この閉扉速度変化を如何に防止す
るかが重要な課題となっている。
そこで、先のような場合、調速棒を随時操作し季節等の
温度変化に応じて調整することも可能であるが、毎回こ
のような操作を行うのは煩わしい。
特に、日較差の方が年較差よりも大きな地域等で使用す
るような場合、日々に操作を行うことが現実には不可能
であり、このため取付は後の閉扉速度調節は殆ど等閑に
付されているのが実情である。
この発明は、上記した問題に鑑み、周囲の温度変化によ
りダンパオイルの粘度が変化しても、常時略一定に閉扉
速度を自動調節することができる各種タイプの温度補正
機能付ドアクローザを提供することを目的とするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、この発明の温度補正機能付ドアクローザは、内部
にダンパオイルを封入したダンパ室と、このダンパ室内
をドアの開閉動作に連動してスライドするピストンと、
このピストンにより分割されたダンパ室内を連通ずる調
速通路と、そのピストン側に設けられたドア開放時にの
み前記ダンパオイルの通過を許容する逆止弁とを備え、
前記調速通路を通過するダンパイルの流量を制限して閉
扉速度を調節するドアクローザにおいて、周囲の温度変
化に応答して所定方向に変位しながら前記調速通路を通
過するダンパオイルの流量を調節する調節手段を設け、
前記ダンパオイルの粘度が変化してもこれを補正して閉
扉速度を常時略一定に制御するように構成したものであ
る。
また、この発明の温度補正機能付ドアクローザは、調節
手段が周囲の温度変化を検知して膨張・収縮する流体を
備え、この流体の体積変化を利用して調速通路内のダン
パオイル通過可能領域を変更・調節するように構成した
ものである。
さらに、この発明の温度補正機能付ドアクローザは、調
節手段が、周囲の温度変化を検知して膨張・収縮する半
流体を備え、この半流体の体積変化を利用して調速通路
内のダンパオイル通過可能領域を変更・調節するように
構成したものである。
また、この発明の温度補正機能付ドアクローザは、調節
手段が、周囲の温度変化を検知して膨張・収縮するワッ
クスサーモを備え、このワックスサーモの体積変化を利
用して調速通路内のダンパオイル通過可能領域を変更・
調節するように構成したものである。
さらに、この発明の温度補正機能付ドアクローザは、調
節手段が、周囲の温度変化を検知して変位するバイメタ
ルを備え、このバイメタルの変位動作を利用して調速通
路内のダンパオイル通過可能領域を変更・調節するよう
に構成したものである。
また、この発明の温度補正機能付ドアクローザは、調節
手段が、周囲の温度変化(圧力変化)に応じて伸縮する
ベローズ体を備え、このベローズ体の変位動作を利用し
て調速通路内のダンパオイルの通過可能領域を変更・調
節するように構成したものである。
〔作用〕
この発明の温度補正機能付ドアクローザは、調速通路を
通過するダンパオイルの温度変化により粘度が変化して
ダンパオイルの流量が変化し、閉扉速度が変化しようと
するのを、周囲の温度変化に感度よく応答し、調節手段
が所定方向に大きく物理的に変位をおこし、その調節手
段の変位動作によってダンパオイルの調速通路での流量
の変化を自動的に補正することができる。
また、この発明の温度補正機能付ドアクローザは、調節
手段として使用するワックスや、バイメタル或いはベロ
ーズ体の大きな膨張動作や彎曲動作や伸縮動作を利用し
て調速棒を押動し、調速通路を通過するダンパオイルの
流量を適正に調節し、温度変化に伴いダンパオイルの粘
度変化により閉扉速度が変化するのを有効に補正するこ
とができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例について添付図面を参照しなが
ら説明する。
(1)まず、この発明に係る温度補正機能付ドアクロー
ザについて、蝶番式のものを説明する。
第1図はこの発明に係る第1実施例の温度補正機能付ド
アクローザを示すものであり、このドアクローザは、下
部ヒンジ筒体1内に、受座2と。
調節手段3と、スライド体4と、調速棒5と、圧縮スプ
リング6と、ピストン7とを備えている。
なお、図中符号8は下部ヒンジ筒体lに固定して取付け
た軸受、9は扉(開時)側に固定された上部ヒンジ筒体
、10はピストン7とスプライン係合しそのピストン7
と共に扉開閉の際に回転する回転軸をそれぞれ示すもの
であり、これらは共に従来と同様のものが使用されてい
る。
下部ヒンジ筒体lは、下部蓋体11によって下端部が閉
鎖された有底略円筒形状に形成されて扉枠(開時)側に
固定されており、内部の第1ダンパ室A及び第2ダンパ
室Bにはダンパオイル12が封入されており、受座2の
○リング22によって封止されている。なお、下部ヒン
ジ筒体Iの内壁面中央部側には、ピストンマ側の雄ネジ
部7aに螺合する雌ネジ部1aが形成されている。
受座2は、上部側に調節手段3を収容するための収容室
2aを有しており、下部ヒンジ筒体1内の下部側に螺着
されている。そして、この受座2は、先の下部ヒンジ筒
体1と共に外気温の変化を調節手段3側に伝播させるた
め、熱伝導性の良好な材質のものによって形成されてい
る。
調節手段3は、外気温の変化、例えば夏期や冬期成いは
昼間や夜間等の温度変化に合わせてダンパオイル12の
粘度特性が変化し、これに伴って閉扉速度が変化してい
る不都合を取除くためのものであり、換言すれば夏期や
昼間等の高温時にはダンパオイル12が低粘度となり閉
扉速度が速まるのを有効に防止すると共に、冬期や夜間
等の低温時にはダンパオイル12が高粘度となり閉扉速
度が遅くなるのを防止し、外気温が変化しても閉扉速度
を自動的に略一定に保持するものである。
そしてこの調節手段3には、温度の変化に対して体積が
大きく膨張したり収縮したりする膨張率の大きな特殊な
流体、或いは半流体(固溶体)が用いられており、特に
この実施例ではワックスを利用している。即ち、この調
節手段3には、そのワックスを収めたサーモワックスが
使用されており、第2図に示すように、受座2の収容室
2a内に収容されていると共に、その受座2の上部に取
付けた固定部材21に固着して取付けられており、可動
軸18を備えている。可動軸18は、先端側がスライド
体4に嵌合されており、このスライド体4を介して調速
枠5を押動させながら、ピストン7側の弁座19に設け
た調速通路24に挿通された調速枠5のテーパ部5aを
上下動させてその調速通路24を通過するダンパオイル
12の流量を自動調節するものであり、ワックスの体積
変化により上下方向に進退するようになっている。
スライド体4は、可動軸18と調速枠5とを連結してお
り、ワックスの膨張動作が可動軸18を介して伝達され
ると圧縮スプリング6の弾性力に抗して上方へスライド
しながら調速枠5を上方に移動させるものである。また
、このスライド体4は、ワックス収縮時には圧縮スプリ
ング6の弾性力によりそのワックスの収縮量に応じて可
動軸18と共に降下し、同時に調速枠5を下方に移動さ
せるものであり、下部ヒンジ筒体1側に対しスライド自
在に内挿されている。
調速枠5は、スライド体4を介して調節手段3の可動軸
18の位置変化に応じて上下動し、より具体的には夏期
や昼間等の外気温が高いときには、調節手段3の可動軸
18がワックスの体積増加分だけ上方へ移動し、また、
冬期や夜間等の外気温が低いときには、ワックスの体積
減少分だけ圧縮スプリングの力により押し戻されるよう
になっている。そして、この実施例の調速枠5は、下端
部がスライド体4に固着されていると共に先端部から中
間部にかけてテーパ面を形成したテーパ部5aを有して
おり、このテーパ部5aの中間部側が下部ヒンジ筒体1
に固着したガイド体20のガイド孔20aを貫通し、ま
た先端部側がピストン5側に固着された弁座19の調速
通路24に挿通されている。
圧縮スプリング6は、スライド体4を介して可動軸18
に弾性力を付勢しその可動軸18を常時下方に押動させ
るようになっており、ガイド体20とスライド体4との
間に介装されている。
ピストン7は、略円柱状に形成されて中央部側内壁面に
回転軸10の先端側がスプライン係合していると共に、
下端部に逆止弁を設けた弁通路23と調速通路24とが
形成された弁座19を固着している。また、このピスト
ン7の外周面側には雄ネジ部7aが設けられており、下
部ヒンジ筒体l内壁面側に設けた雌ネジ部1aに螺合す
るようになっており、扉開放時には回転軸10の所定方
向への回転動作と共に回動しながら下部ヒンジ筒体1内
を上昇し、また扉閉鎖時には回転軸10の反対方向への
回動動作と共に回動しながらその下部ヒンジ筒体l内を
降下するようになっている。
したがって、この実施例の温度補正機能付ドアクローザ
によれば、例えば夏期の外気温度上昇の際にはダンパオ
イル12の粘度が低下するが、同時にまた調節手段3と
して使用するワックスサーモ内のワックスの体積が膨張
するため、第2図に示すように可動軸18が押上げられ
る。その結果、調速棒5も押上げられてピストン7側の
弁座19に設けた調速通路23のダンパオイル通過可能
領域が狭められ、この調速通路23を通過するダンパオ
イル12の流量が規制されるため、ダンパオイル12の
粘度低下に伴う閉扉速度が速まるのを自動的に補正する
ことができる。
同様に、例えばダンパオイル12の粘度が上昇する冬期
の外気温低下時には、その温度降下に応じてワックスの
体積が減少するため、可動軸18は圧縮スプリング6の
弾性力によって下方に押下げられる。その結果、調速棒
5は下方へ移動して調速通路23が拡げられ、その調速
通路23でのダンパオイル12に対する通過規制動作が
緩和されるため、ダンパオイル12の粘度増加に伴う閉
扉速度が遅くなるのを自動的に補正することができる。
第3図はこの発明に係る第2実施例の温度補正機能付ド
アクローザを示すものであり、このドアクローザは、ダ
ンパシャフト25のスライド孔25a内に、調節軸26
と、スライド軸27と、調速棒28と、圧縮スプリング
29と、調節手段30とを備えていると共に、先の調節
軸26側に操作手段31を備えている。
なお、この第2実施例において第1実施例と同一の部材
には同一符号を付して重複説明を避ける。
ダンパシャフト25は、扉(閃絡)と共に回転するもの
であり、略円筒形状に形成され軸受8側に回転自在に取
付けられており、第3図に示すように中心部側に先のス
ライド孔25aが形成されている。そして、このダンパ
シャフト25は、扉の回転動作の際にピストン7も同時
に回転させて上下移動させるため、従来のものと同様に
ダンパシャフトの外周面側に突起25bが形成されてお
り、ピストン7側がスプライン係合するようになってい
る。
調節軸26は、第4図に示すように下面側に収容室26
aを穿設しており、その収容室26a内に圧縮スプリン
グ29を収めていると共にスライド軸27の上部側を挿
通させている。そして、この実施例の調節軸26は、第
4図に示すようにダンパシャフト25を貫通して設けた
スライド孔25aの雌ネジ部25cに螺合させた状態で
そのスライド孔25aに嵌合して取付けるため、その雌
ネジ部25cと対応する外周面側に雄ネジ部26bを設
けている。
スライド軸27は、調節手段30によって押動されて上
下方向にスライドするようになっており、このスライド
軸27のスライド動作と共に調速棒28が上下方向に移
動・変位するようになっている。この実施例のスライド
軸27は、略円筒形状に形成されており、上下両端部2
7a、27b間の側壁部分には軸芯方向に沿ってガイド
溝27cが貫通された状態で穿設されている。そして、
このスライド軸27は、調節軸26の収容室26a内に
圧縮スプリング29を介在させてスライド可能に設けら
れており、つまり、調節手段30により下方から押上げ
られ、かつ圧縮スプリング29により上方から押圧され
てこれらの釣合い位置で静止している。なお、このスラ
イド軸27は、下部側がダンパシャフト25のスライド
孔り5a内下部に向けて延出しており、そのスライド孔
25a内を上下方向に沿ってスライドするようになって
いる。また、このスライド軸27には、下端部27bに
調速棒28の基端側が固着されている。
調速棒28は、先に説明したようにスライド軸27側の
下端部27bに取付けられており、周囲(外気)の温度
変化による調節手段30の押動動作に伴ってスライド軸
27と共に上下方向に移動できるようになっている。そ
して、この調速棒28は、特に扉閉鎖動作の際にピスト
ン7が降下すると、そのピストン7側に取付けられて一
体的にピストン7と共に降下する弁座19側の調速通路
24を狭めるように、所定方向即ち下方に向けて拡開し
たテーパ部28aが形成されている。そして、この実施
例の調速棒28は、夏期や昼間等の外気温が高いときに
は調節手段30によって引き上げられ、また冬期や夜間
等の外気温が低いときには調節手段30の押上刃をしの
ぐ圧縮スプリング29の押下刃によって押出されるよう
になっている。
圧縮スプリング29は、スライド軸27に上面側から弾
性力を付勢しスライド軸27を下方に押動させるように
なっている。
調節手段30は、外気温の変化、例えば夏期や冬期成い
は昼間や夜間等の温度変化に合わせてダンパオイル12
の粘度特性が変化し、これに伴って閉扉速度が変化して
いる不都合を取除くためのものである。換言すればこの
調速手段30は、夏期や昼間等の高温時にはダンパオイ
ル12が低粘度となり閉扉速度が速くなるのを有効に防
止すると共に、冬期や夜間等の低温時にはダンパオイル
12が高粘度となり閉扉速度が遅くなるのを防止し、外
気温が変化しても閉扉速度を自動的に略−定に保持する
ものである。このため、この実施例の調節手段30では
、サーモワックスが用いられており、第5図のグラフが
示すように、T、(例えば−1O℃)からT、(例えば
+40℃)の範囲で温度が変化すると、体積が大きく膨
張したり収縮したりする体膨張率の大きな特殊な流体或
いは半流体(固溶体)として先の第1実施例と同一のワ
ックス36を利用している。即ち、この調節手段30は
、第4図に図示するように、取付部30aを介して収容
室26aの壁面側に固着されており、スライド軸27側
のスライド溝27cに係合しながらスライドするスライ
ド部30bを有していると共に図示外のワックスにより
押上げられる可動軸32を有している。
ピストン7は、中央部側内壁面がダンパシャフト25の
下部外周面側にスプライン係合していると共に、下端部
に逆止弁を構成する弁通路23と調速通路24とが形成
された弁座19を固着している。また、このピストン7
の外周面側には雄ネジ部7aが設けられており、下部ヒ
ンジ筒体1の名壁面側に設けた雌ネジ部1aに螺合する
ようになっており、扉開放時にはダンパシャフト25の
所定方向への回転動作と共に回動しながら下部ヒンジ筒
体1内を上昇し、また扉閉鎖時にはダンパシャフト25
の反対方向への回動動作と共に回動しながらその下部ヒ
ンジ筒体l内を降下するようになっている。
操作手段31は、外部からの操作により調節軸26及び
スライド軸27を介して調速枠28を上下方向に移動さ
せて調速通路24でのダンパオイル12の通過量を調節
するためのものであり、この実施例では調節棒26の上
部側外周面上に雄ネジを切った雄ネジ部26bと、ダン
パシャフト25の上部側内周面に雌ネジを切った雌ネジ
部25Cとから構成されている。そして、この実施例の
操作手段31には、必要に応じて閉扉速度を変更し設定
し直すようなときに、ドライバ等を用いて簡単に操作さ
せることができるよう、ドライバの先が係合する溝26
cが調節棒26の上面に刻設されている。
したがって、この実施例によれば、例えば夏期の外気温
度上昇の際にはダンパオイル12の粘度が低下するが、
同時にまた調節手段30内のワックスの体積が膨張する
ため、可動軸32が圧縮スプリング29の弾性力に抗し
て押上げられる。その結果、可動軸32に係合するスラ
イド軸27の上面27a側が押上げられてスライド軸2
7が上方にスライドし、これと共に調速枠28も引上げ
られてピストン7側の弁座19に設けた調速通路24が
狭められる。その結果、この調速通路24を通過するダ
ンパオイル12の通過量がより厳しく規制されるため、
このダンパオイル12の粘度低下に伴う閉扉速度が増大
しようとするのを自動的に補正することができる。
同様に、例えばダンパオイル12の粘度が上昇する冬期
の外気温低下時には、ワックスの体積が減少するため可
動軸32への押上げ力が弱まり、圧縮スプリング29の
弾性力によってスライド軸27が夏期等の場合よりも下
方に押下げられる。
その結果、調速枠2.8も下方へ移動して調速通路24
が拡げられ、ダンパオイル12の粘度増加に伴う閉扉速
度が遅くなるのを自動的に補正することができる。
また、この実施例によれば、例えば既に設定されている
閉扉速度を変更させるような場合には、上部ヒンジ筒体
9の上端部に螺装されている蓋9aを取外し、外部から
ドライバ等を使用して調節軸26を適宜回動操作するこ
とによって簡単に閉扉速度が変更できる。
第6図はこの考案に係る第3実施例の温度補正機能付ド
アクローザを示すものであり、このドアクローザは、上
部ヒンジ筒体9内に調節手段72及び押下スプリング7
3を有すると共に、回転軸74内に押上スプリング75
と調速枠76とを有する構成となっている。
なお、同図中第1.第2実施例と同一部分には同一符号
を付して重複説明は避ける。
上部ヒンジ筒体9は、図示外のドアと共に回転するよう
になっており、外気温の変化を確実に調節手段72側に
伝達させるため熱伝導性の良好な材質のもので形成され
ている。
調節手段72は、外気温の変化、例えば夏期や冬期成い
は昼間や夜間等の温度変化に合わせてダンパオイル12
の粘度特性が変化し、これに伴って閉扉速度が変化して
いる不都合を取り除くためのものである。即ち、この調
節手段72は夏期や昼間等の高温時には、ダンパオイル
12が低粘度となり閉扉速度が速くなるのを防止すると
共に、冬期や夜間等の低温時にはダンパオイル12が高
粘度となり閉扉速度が遅くなるのを防止し、これによっ
て外気温が変化しても閉扉速度を自動的に略一定に保持
するものである。このため、この実施例の調節手段72
では、温度が変化すると体積が大きく膨張したり、収縮
したりする、膨張率の大きなワックスを利用している。
即ち、この調節手段72には、ワックスを収めたサーモ
ワックスが使用されており、上部ヒンジ筒体9内上部側
に螺装された略円筒形状の調節筒体77の下部開口部側
に止め金78を介して取付けられた固定部材79に螺着
されており、可動軸32を備えている。
この可動軸32は、先端側に移動体80を支承させてお
り、この移動体80を介して調速枠76を押動させなが
ら、ピストン7側の弁座19に設けた調速通路24を拡
げたり狭めたりしてそこを通過するダンパオイル12の
流量を自動調節するものであり、ワックスの体積変化に
より上下方向に進退するようになっている。移動体80
は、上部側が調節筒体77内に配設されており、その調
節筒体77側との間に押下スプリング73が内挿されて
いる。なお、先の調節筒体77には、例えばドライバ等
を用いて手動操作によって閉扉速度を随時調整すること
ができるように上面側に溝77aが形成されている。
回転軸74は、従来のものと同様に、ドアの回転の際上
部ヒンジ筒体9と共に一体的に回転するような状態で取
付けられていると共に、下部ヒンジ筒体1に対して軸受
8を介して回転自在に取付けられており、また中心部側
に押上スプリング75を介装するためのスライド室74
a及び調速枠76を挿通させるための挿通室74bが設
けられている。なお、この回転軸74には、ドア及び上
部ヒンジ筒体9と一体的に回転する際にピストン7を回
転させながら上下方向に移動させるため、そのピストン
7との間は従来と同様にスプライン係合されている。
押上スプリング75は、押下スプリング73に対向して
それと逆方向につまり上方に向けて所定の弾性力を調速
枠76側の上部76aに付勢するようになっており、こ
れによって温度上昇により可動軸32が上昇し移動体8
0が押し上げられたときにこれに追随して調速枠76を
押し上げることができるようになっている。
調速枠76は、棒状でかつ断面路T字型に形成されてお
り、上部76aつまり台形部分がスライド室74a内壁
面に沿って自由にスライドでき、かつ他の部分が挿通室
74b内を自由に移動できるような状態で回転軸74に
挿通されている。また、この調速枠76の中間部側から
下部側にかけては下方に向けて径が増大するようにテー
バ部76bが形成されており、このテーパ部76bが調
速通路24に貫挿されている。なお、この調速枠76は
、スライド室74aから上方に抜は出さないよう係止リ
ング81によって最上昇位置が制限されている。
したがって、この実施例の温度補正機能付ドアクローザ
によれば、例えば夏期や昼間の外気温上昇の際にダンパ
オイル12の粘度が低下するが、同時にまた調整手段7
2として使用するワックスサーモ内のワックスの体積が
膨張するため、可動軸32が押し上げられる。その結果
、移動体80が押し上げられ、それに伴って調速棒76
が押上スプリング75の弾性力によって押し上げられる
このため、弁座19に設けた調速通路24のダンパオイ
ル12通過可能領域が狭められてそこを通るダンパオイ
ル12の流量が規制され、これによってダンパオイル1
2の粘度低下に伴う閉扉速度が速くなるのを自動的に抑
制できる。
同様に、ダンパオイル12の粘度が上昇する冬期や夜間
等には、その温度降下分に応じてワックスの体積が減少
するため、可動軸32は押下スプリング73の弾性力に
よって押下スプリング75の弾性力に抗して押し下げら
れる。その結果、移動体80の降下と共に調速棒76は
下降して調速通路24が拡げられ、これによってダンパ
オイル12の粘度増加に伴う閉扉速度が遅くなるのが自
動的に補正される。
第7図はこの発明に係る第4実施例の温度補正機能付ド
アクローザを示すものであり、このドアクローザは、ダ
ンパシャフト25のスライド孔25a内に、圧縮スプリ
ング33と、調速棒34と。
調節手段35とを備えている。
なお、図中第1.第2.第3実施例と同一部分には同一
符号を付して重複説明を避ける。
ダンパシャフト25は、扉(開路〉と共に回転するもの
であり、比較的熱伝導性の高い物質により有底略円筒形
状に形成され軸受8側に回転自在に取付けられており、
第8図に示すように中心部側に同一内径寸法を有する先
のスライド孔25aを有すると共に底面側に貫通孔25
dが形成されている。そして、このダンパシャフト25
は、扉の回転動作と共にピストン7も同時に回転させる
ため、従来のものと同様にダンパシャフト25の外周面
側に突起25bが形成されており、この突起25bにピ
ストン7側の内周面がスプライン係合するようになって
いる。
圧縮スプリング33は、調速棒34に弾性力を付勢しそ
の調速棒34を上方に押動させるようになっており、次
に説明する調速棒34の摺動鍔部34aとダンパシャフ
ト25の底壁面25eとの間に介装されている。
調速棒34は、スライド孔り5a内壁面に沿ってスライ
ドするようになっており、即ち夏期や昼間等の外気温が
高いときには調節手段35によって下方に押下げられ、
また冬期や夜間等の外気温が低いときには圧縮スプリン
グ33によって上方に押上げられるようになっている。
そして、この実施例の調速棒34は、スライド孔25a
にスライド自在に嵌合する摺動鍔部34aを上部に有す
ると共に、中間部から下部に亙すテーパ状のテーパ面3
4bを有しており、このテーパ面34a側をダンパシャ
フト25の貫通孔25dから外部に突出した状態でスラ
イド孔25a内に挿入させている。なお、このテーパ面
34bの先端部側は、ピストン7側に固着された弁座1
9の調速通路24に挿通されている。
調節手段35は、外気温の変化、例えば夏期や冬期成い
は昼間や夜間等の温度変化に合わせてダンパオイル12
の粘度特性が変化し、これに伴って閉扉速度が変化して
いる不都合を取除くためのものであり、換言すれば夏期
や昼間等の高温時にはダンパオイル12が低粘度となり
開閉速度が上昇するのを有効に防止すると共に、冬期や
夜間等の低温時にはダンパオイル12が高粘度となり閉
扉速度は下降するのを防止し、外気温が変化しても閉扉
速度を自動的に略一定に保持するものである。このため
、この実施例の調節手段35では、体膨張率の大きな流
体として先の第1.第2.第3実施例と同様のワックス
10を利用したワックスサーモが使用され′ている。即
ち、この調節手段35は、第8図示すように、ダンパシ
ャフト25のスライド孔25a側に螺着されており、可
動軸32を備えている。
可動軸32は、先端側が調速棒34上部の揺動鍔部34
aに刻設した係合溝34bに係合しながらピストン7側
の弁座19に設けた調速通路24内で調速棒34のテー
パ面34bを上下動させてその調速通路24を通過する
ダンパオイル12の流量を自動調節するものであり、ワ
ックスの体積変化により上下方向に進退するようになっ
ている。
操作手段3工は、外部からの操作により調速通路24で
のダンパオイル12の通過量を調節するためのものであ
り、この実施例では調節手段35の上部側外周面上に雄
ネジを切った雄ネジ部35aと、ダンパシャフト25の
上部側内周面に酸ネジを切った雌ネジ部25fとから構
成されている。
そして、この実施例の操作手段31には、必要に応じて
閉扉速度を変更し設定し直すようなときに、ドライバ等
を用いて簡単に操作させることができるよう、ドライバ
の先を係合させるための溝31aが調節手段35の上面
に刻設されている。
したがって、この実施例によれば、例えば夏期の外気温
度上昇の際には、ダンパオイル12の粘度が低下するが
、同時にまた調節手段35のワックスの体積が膨張する
ため、可動軸32が押下げられる。その結果、調速棒3
4も押下げられてピストン7側の弁座19に設けた調速
通路24が狭められ、この調速通路24を通過するダン
パオイル12の流量が規制されるため、ダンパオイル1
2の粘度低下に伴う閉扉速度の増大を自動的に補正する
ことができる。
同様に、例えばダンパオイル12の粘度が上昇する冬期
の外気温低下時には、ワックスの体積が減少するため可
動軸32への押下げ力が弱まり、圧縮スプリング33の
弾性力によってその可動軸32が夏期等の場合よりも上
方に押上げられる。
その結果、調速棒34は上方へ移動して調速通路24が
拡げられ、ダンパオイル12の粘度増加に伴う閉扉速度
の減少を自動的に補正することができる。
また、この実施例によれば、例えば既に設定されている
閉扉速度を変更させるような場合には、上部ヒンジ筒体
9の上端部に螺装されている蓋9aを取外し、外部から
ドライバ等を使用し、操作手段31を介して調節手段3
5を適宜回動操作することによって簡単に閉扉速度が変
更できる。
以上、第1〜第4実施例により、蝶番式の温度補正機能
付ドアクローザを説明してきたが、これらのタイプにお
いて、調節手段には膨張率の大きなワックスを用いたワ
ックスサーモが適用されているが、特にこれに限定され
るものではなく、膨張率の大きな他の流体や半流体(固
溶体)であればそれでも可能である。
(tI)次にこの発明の温度補正機能付ドアクローザの
うちアーム式のものについて説明する。
第9図はこの考案に係る第5実施例の温度補正機能付ド
アクローザを示すものであり、このドアクローザは、本
体36側の調速通路37の一部に設けた収容室33内に
調節手段39を備えている。
なお、図中符号40は逆止弁41を設けたピストン、4
2.43はこのピストン40により左右に分割された各
ダンパ室、44は各ダンパ室42゜43に封入したダン
パオイル、45はピストン40を左方に押圧する圧縮ス
プリング、46はピストン40側のラック47に噛合す
るピニオン、48は両端側がそのピニオン46の回転M
46a側とドア枠49側とに取付けられたアームを夫々
示すものであり、これらは何れも従来のものと同様のも
のが使用されている。
本体36は、ドア(閃絡)側上部に取付けられており、
略円筒形状に形成されている。
調節手段37は、外気温の変化、例えば夏期や冬期ある
いは昼間や夜間等の温度変化に合わせてダンパオイル4
4の粘度特性が変化し、これに伴って閉扉速度が変化し
ている不都合を取り除くためのものである。即ち、この
調節手段37は、夏期や昼間等の高温時には、ダンパオ
イル44が低粘度となり閉扉速度が上昇しようとするの
を防止すると共に、冬期や夜間等の低温時にはダンパオ
イル44が高粘度となり閉扉速度が下降しようとするの
を防止し、これによって外気温が変化しても閉扉速度を
自動的に略一定に保持するものである。このため、この
実施例の調節手段37では、温度が変化すると体積が大
きく膨張したり、収縮したりする、膨張率の大きな流体
或いは半流動体として、特にワックスを利用している。
即ち、この調節手段37には、先の第1〜4実施例と同
様のワックスを収めたワックスサーモが使用されており
、収容室3内の開口部側に留め金50及び固定部材51
を介して固着されており、可動軸52を備えている。こ
の可動軸52は、先端側に移動体53を固着させており
、この移動体53を押動させながら、調速通路37を拡
げたり狭めたりしてそこを通過するダンパオイル44の
流量を自動調節するものであり、ワックスの体積変化に
より左右方向に進退するようになっている。移動体53
は、先端側:こ向けて窄まったテーバ状に形成されてお
り、その先端面と収容室38との間に圧縮スプリング5
4が内装されている。
従って、この実施例のアーム式温度補正機能付ドアクロ
ーザによれば、例えば夏期や昼間等の外気温上昇の際に
ダンパオイル44の粘度が低下するが、同時にまた調節
手段39として使用するワックスサーモ内のワックスの
体積が膨張するため、可動軸52が右方に押動される。
その結果、移動体53が圧縮スプリング54の弾性力に
抗して右方に移動する。このため、調速通路37のダン
パオイル44通過可能領域が狭められてそこを通るダン
パオイル44の流量が規制され、これによってダンパオ
イル44の粘度低下に伴う閉扉速度の上昇を自動的に抑
制することができる。
同様に、ダンパオイル44の粘度が上昇する冬期や夜間
等には、その温度降下分に応じてワックスの体積が減少
するため、可動軸52および移動体53は圧縮スプリン
グ54の弾性力によって左方に押動される。その結果、
調速通!1837が拡げられ、これによってダンパオイ
ル44の粘度増加に伴う閉扉速度の遅れが自動的に補正
調節される。
以上説明してきたように、この第5実施例においては、
アーム式のものであって、かつ調節手段としてワックス
を用いtこワックスサーモを使用したが、特にこれに限
定されるものではない。即ち、このアーム式の温度補正
機能付ドアクローザにおいて、調節手段にはワックス以
外に体膨張率の大きな各種の流体や半流体を使用するこ
とが可能である。
(III)次に、この発明に係る軸吊式の温度補正機能
付ドアクローザについて説明する。
第10図はこの発明に係る第6実施例の温度補正機能付
ドアクローザを示すものであり、このドアクローザは、
床82に埋設した受座83と、この受座83に嵌合され
た下部脚84と、この下部脚84の直上において扉85
内の縦方向に配設した油圧機構86等とを備えた構成と
なっている。
そして、このドアクローザの油圧機構86は、第11図
に示すように、下部脚84と一体化され、扉85の開閉
時に区側に対して不動状態(扉85に対して相対的に回
動動作を行う)ケース87と、このケース87に対して
一体化され、扉85に対して回動動作する回動体88と
、この回動体88にセレーション係合した状態のピスト
ン7を内部に螺装した筒体89と、回動体88に係合し
この回動体88と一体的に回転するとともに調速棒90
を取付けた移動体91と、この移動体91に固着された
スライド体92と、固定部材75に取付けた調節手段9
3と、この調節手段93と移動体91との間に介装され
可動軸32の後退(下降)時に移動体91を押下するス
プリング94とから構成されている。
調節手段93は、外気温の変化、例えば夏期や冬期成い
は昼間や夜間等の温度変化に対してダンパオイル12の
粘度特性が変化し、これに伴って閉扉速度が変化してい
る不都合を取り除くためのものであり、この実施例では
先の第1ないし第3実施例と同様のものつまりワックス
を利用したワックスサーモが使用されている。なお、第
11図中第1ないし第3実施例と同一部分には同一符号
を付して重複説明を避ける。
従って、この実施例によれば、例えば扉を閉じるときに
は、区側に対し不動状態にあるケース87及び回動体8
8は、扉に対して相対的に回動し、このため回動体88
に係合するピストン7は筒体89に対し回動しながらそ
の雌ねじ部分に沿って降下する。すると、筒体89内下
部側の第1ダンパ室89a内の高圧状態にあるダンパオ
イル12は、逆止弁が閉じられているため、調速通路2
4を介して第2ダンパ室89b内へ流入するが、調速棒
90によってその通過が規制され閉扉速度が調節されて
いる。ところが、このような閉扉動作が例えば夏期等の
高温状態のときに行われると、調節手段93のワックス
の体積が膨張し、角軸32が押し上げられ、その結果移
動体91を介して調速棒90が上昇する。従って、調速
通路24が狭められ、ダンパオイル12の粘度の低下に
伴う門扉速度の増大を自動的に調節できる。
以上、この第6実施例では軸吊式の温度補正機能付ドア
クローザ゛であって、調節手段にワックスを用いたワッ
クスサーモを使用したものについて説明してきたが、特
にこれに限定されるものではない。即ち、この軸吊式の
ものにおいても、調節手段に使用する流体や半流体(固
溶体)には、膨張重大のものであればワックス以外でも
可能である。
(rV)次に、調節手段として以上説明してきたような
流体や半流体(固溶体)ではなく、バイメタルを用いた
ものについて説明する。
第12図及び第13図はこの発明に係る第7実施例の蝶
番式の温度補正機能付ドアクローザを示すものであり、
上部に制動面64aを有する調速棒64と、調節手段と
なるバイメタル65とを備えている。
なお、図中第1〜第4実施例のものと同一部分には同一
符号を付して重複説明を避ける。
調速棒64は、上部側端面に先に説明した制動面64a
を有していると共に、下部側に先端側に向けて断面積が
大きくなるようなテーパ部64bを有しており、そのテ
ーパ部24が調速通路24に挿通されている。そして、
このテーパ部64bは、扉の閉鎖時に第1ダンパ室A内
にあるダンパオイル12がその圧力差によって調速通路
24を通り上部のピストン7内に設けた第2ダンパ室B
に流入するときの流入動作を規制するものであり、バイ
メタル65によってその上昇動作が一定に制限されてい
る。即ち、このテーパ部64bは、上方に移動変化する
につれてダンパオイル12の流入量が減少するように構
成されている。
バイメタル65は、この実施例ではダンパシャフト66
側上部に螺合される取付ネジ67に固着されており、2
種の金属即ち低膨張体65aと高膨張体65bとを張り
合わせた構成となっている。
そして、この実施例のバイメタル65は、特に例えば冬
期と夏期との温度差によって第12図の状態から第13
図のような状態に彎曲動作するようになっており、即ち
このバイメタル65は、冬期等の低温時には第12図に
示すように真っ直ぐに垂下して調速棒64の上昇動作を
一定に制限すると共に、夏期等の高温時には第13図に
示すように左方に向けて彎曲変位し、調速棒64の上昇
動作を大幅に緩和させるようになっている。
したがって、この実施例の温度補正機能付ドアクローザ
によれば、冬期等の低温時には、春・秋等の季節のとき
よりもダンパオイル12の粘度が高まり、その分調速通
路24を通過するダンパオイル12の逃げが遅れるもの
であるが、バイメタル65が第12図に示すように垂下
状態となって閉扉の際の調速棒64の上昇動作を最小限
に抑えている。このため、テーパ部64bによる調速通
路24でのダンパオイル12の通過不能な規制量が最小
限となり、ダンパオイル12が第1ダンパ室Aから第2
ダンパ室B内に比較的自由に流入できるようになるため
、閉扉速度の遅れが抑制され、換言すればその速度が春
・秋等における温度下での閉扉速度と略一定に保持され
る。
また、この実施例の温度補正機能付ドアクローザによれ
ば、例えば夏期の高温時等のようなときに使用すると、
ダンパオイル12の粘度が低下し調速通路24を通過す
るダンパオイル12の流量が増大するものであるが、バ
イメタル65が第13図に示すように大きく彎曲変位す
るため、調速棒64の上方への移動制限が緩和され、そ
の調速棒64が第1ダンパ室A内のダンパオイル12の
高圧力により上昇する。その結果、調速棒64のテーパ
部64bによる調速通路24の閉鎖領域が増大すると共
にダンパオイル12の流入量が減少し、そのダンパオイ
ル12の活性度が低下しても、閉扉速度が春・秋等にお
ける温度下での閉扉速度と路間−に、即ち年間を通じて
路間−閉扉速度に保持される。
以上この第7実施例では、調節手段としてバイメタルを
使用したものであって、蝶番式のクローザに適用したも
のについて説明してきたが、特にそのクローザとして蝶
番式のものに限定されるものではない。例えば、アーム
式のドアクローザにおいて、調速通路内の一部にバイメ
タルによって押動される調速棒を設け、その調速棒の移
動によって閉扉速度を自動的に調節するように構成する
ことなども可能であり、また勿論このタイプ以外のドア
クローザにも適用することが可能である。
(V)次に、この調節手段としてベローズを用いたもの
について説明する。
第14図及び第15図はこの発明に係る第8実施例の蝶
番式の温度補正機能付ドアクローザを示すものであり、
このドアクローザは、下部ヒンジ筒体1に螺着したピス
トン7に、ベローズ体68と調速棒69とを備えている
なお、この実施例において第1〜第4実施例に示すもの
と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
ピストン7は、従来のものと同様に略円筒形状に形成さ
れて下部ヒンジ筒体1に回転自在に螺装されていると共
に内周壁面側にダンパシャフト70がスプライン係合し
ており、扉の回転時にダンパシャフト70と共に回動し
ながら下部ヒンジ筒体1内を上下動するようになってい
る。また、この実施例のピストン7には、内周壁面側下
部及び中間部側に弁座19及び取付部材71が固着され
ている。弁座19には、第15図に示すように逆止弁を
構成する弁通路23と調速棒69が挿通ずる調速通路2
4とが設けられており、この弁座19を境界としてその
上下に第2ダンパ室A及び第2ダンパ室Bが設けられて
いる。取付部材71は、中央部側にベローズ体68を収
容し固着させる収容室Viaを有すると共に周縁部側に
ダンパオイル12の流通孔71bが形成されている。
ベローズ体68は、外気温の変化によりダンパオイル1
2の粘度が変化しこれに伴い閉扉速度が変化するのを自
動的に補正するものであり、第1゜第2ダンパ室A、B
内のダンパオイルの圧力差によってピストン7側の軸芯
方向に沿って上下方向に自在に伸縮するようにリン青銅
等により薄い肉厚状のもので形成されている。そして、
この実施例のベローズ体68は、上端部側が取付部材7
1側の収容室71a内の上壁面に固着されており、下端
部側に調速棒69が固着されている。なお、この実施例
のベローズ体68には、内部に所定圧力の°圧縮空気が
封入されており、調速棒69の先端部側が挿入されてい
る第2ダンパ室A内の圧力が増加すると、その圧力が調
速棒69側に作用してその調速棒69を介してベローズ
体68を所定の量だけ圧縮し、第2ダンパ室八とベロー
ズ体68内の圧力が同一となったところで収縮動作が停
止し、調速棒69も静止する。
調速棒69は、基端部がベローズ体68の下端部に固着
されていると共に、先端部から中間部にかけてテーバ面
が形成されたテーバ部69aを有しており、そのテーバ
部69aが調速通路24内に挿通されている。
したがって、この実施例によれば、例えば夏期には外気
温が冬期よりも高い分だけダンパオイル12の粘度が低
下し、閉扉速度が増大しようとするのをベローズ体68
によって自動的に補正することができる。
即ち、扉閉鎖の際には、第1ダンパ室Δ内が第2ダンパ
室B内よりも高圧状態となり、調速通路24を通り第2
ダンパ室B側にダンパオイル12が移動していくが、こ
のときダンパオイル12の移動流量はその粘度が低下し
ている分だけ冬期のような低温時に比べて多い。したが
って、扉閉鎖時から任意の時間経過後の第1ダンパ室A
内での圧力は、冬期のそれに比べて大幅に低下している
ため、その分調速棒69を介してベローズ体68に作用
する圧縮力が冬期の場合に比べて弱くなっている。つま
り、第15図に示すように、ベローズ体68は夏期の場
合あまり収縮せず、調速棒69も殆ど後退しないため、
ダンパオイル12の調速通路24通過量が大きく制限さ
れており、これによって閉扉速度が増大するのを自動的
に補正することができる。
また、逆に冬期の場合には、夏期に比べて第1ダンパ室
A内の圧力が高く、その大きな圧力が作用するベローズ
体68も大きく収縮するため、調速枠69も大幅に後退
して調速通路24が広く開放される。その結果、高粘度
のダンパオイル12であっても比較的自由にその調速通
路24を通過でき、これによって閉扉速度が低下しよう
とするのを自動的に補正できる。
以上この第8実施例では、調節手段としてベローズを使
用したものであって、蝶番式のドアクローザに適用した
ものについて説明してきたが、特にそのドアクローザと
して蝶番式のものに限定されるものではない。例えばア
ーム式のドアクローザにおいて、調速通路内の一部にベ
ローズ体によって押動される調速枠を設け、その調速枠
の移動によって閉扉速度を自動的に補正するように構成
することなども可能であり、またさらにこのアーム式タ
イプ以外のドアクローザにもそのベローズを使用した調
節手段を適用させることが可能である。
〔効果〕
以上説明してきたように、この発明に係る温度補正機能
付ドアクローザは、周囲の温度変化に感度よく応答し所
定方向に大きく物理変位をおこすように構成した調節手
段を設け、この調節手段の変位動作を利用して調速通路
を通過するダンパオイルの流量を適宜調節するようにな
っており、より具体的には、調節手段の物理変位を調速
通路内でのダンパオイル通過可能領域の変化として取出
すように構成されている。
したがって、この発明に係る温度補正機能付ドアクロー
ザは、温度変化に伴うダンパオイルの粘度変化によって
閉扉速度も変化しようとするのを、その調速手段が調速
通路を通過するダンパオイルの流量を適宜制限すること
により自動的に補正しているため、夏冬昼夜等に拘わら
ず年間を通じて略一定の閉扉速度が得られ、外気温の変
化に応じて煩わしい閉扉速度調節を行わなくても済む等
の極めて大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る第1実施例の調節手段としてワ
ックスサーモを利用した蝶番式の温度補正機能付ドアク
ローザを示す断面図、第2図は第1図に示す温度補正機
能付ドアクローザにおける要部を示す断面図、第3図は
この発明に係る第2実施例の調節手段としてワックスサ
ーモを利用した蝶番式の温度補正機能付ドアクローザを
示す断面図、第4図は第3図に示す温度補正機能付ドア
クローザの要部断面図、第5図は第3図に示す温度補正
機能付ドアクローザにおいて設けられた調節手段に用Q
1.るワックスの温度と体積膨張との関係を示すグラフ
、第6図はこの発明に係る第3実施例の調節手段として
ワックスサーモを用いた蝶番式の温度補正機能付ドアク
ローザを示す断面図、第7図はこの発明に係る第4実施
例の温度補正機能付ドアクローザを示す断面図、第8図
は第7図に示す温度補正機能付ドアクローザにおける要
部を示す断面図、第9図はこの発明に係る第5実施例の
調節手段としてワックスサーモを用いたアーム式の温度
補正機能付ドアクローザを示す概略断面図、第10図は
この発明に係る第6実施例の調節手段としてワックスサ
ーモを用いた軸吊式の温度補正機能付ドアクローザを示
す断面図、第11図は第1O図に示す軸吊式の温度補正
機能付ドアクローザにおける要部断面図、第12図はこ
の発明に係る第7実施例の調節手段としてバイメタルを
用いた蝶番式の温度補正機能付ドアクローザを示す断面
図、第13図は第12図に示す蝶番式の温度補正機能付
ドアクローザの作用を説明するための断面図、第14図
はこの発明に係る第8実施例の調節手段としてベローズ
を用いた蝶番式の温度補正機能付ドアクローザを示す断
面図、第15図は第14図に示す蝶番式の温度補正機能
付ドアクローザにおける要部断面図、第16図は従来の
蝶番式のドアクローザを示す断面図、第17図は従来の
アーム式のドアクローザを示す概略断面図、第18図は
第17図に示す従来のアーム式ドアクローザの作用を説
明するための説明図である。 12・・・ダンパオイル、 7.40・・・ピストン、 24.37・・・調速通路、 3.30.35.39.56.65.68.72.93
18、32.52.63・・・可動軸、5、28.34
.64.76、90・・・調速棒、65・・・バイメタ
ル、 68・・・ベローズ体。 ・・・調節手段、 出聞人 日本電気精器株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内部にダンパオイルを封入したダンパ室と、このダ
    ンパ室内をドアの開閉動作に連動してスライドするピス
    トンと、このピストンにより分割されたダンパ室内を連
    通する調速通路と、そのピストン側に設けられたドア開
    放時にのみ前記ダンパオイルの通過を許容する逆止弁と
    を備え、前記調速通路を通過するダンパオイルの流量を
    制限して閉扉速度を調節するドアクローザにおいて、周
    囲の温度変化に応答して所定方向に変位しながら前記調
    速通路を通過するダンパオイルの流量を調節する調節手
    段を設け、 前記ダンパオイルの粘度が変化してもこれを補正して閉
    扉速度を常時略一定に制御するように構成したことを特
    徴とする温度補正機能付ドアクローザ。 2、調節手段が周囲の温度変化を検知して膨張・収縮す
    る流体を備え、この流体の体積変化を利用して調速通路
    内のダンパオイル通過可能領域を変更・調節するように
    構成したことを特徴とする請求項1に記載の温度補正機
    能付ドアクローザ。 3、調節手段が、流体と、この流体によって押動されて
    スライドする可動軸とを備え、その可動軸が調速通路内
    に挿通された調速棒を押動するように構成したことを特
    徴とする請求項2に記載の温度補正機能付ドアクローザ
    。 4、調節手段が、周囲の温度変化を検知して膨張・収縮
    する半流体を備え、この半流体の体積変化を利用して調
    速通路内のダンパオイル通過可能領域を変更・調節する
    ように構成したことを特徴とする請求項1に記載の温度
    補正機能付ドアクローザ。 5、調節手段が、半流体と、この半流体によって押動さ
    れてスライドする可動軸とを備え、その可動軸が調速通
    路内に挿通された調速棒を押動するように構成したこと
    を特徴とする請求項4に記載の温度補正機能付ドアクロ
    ーザ。 6、調節手段が、周囲の温度変化を検知して膨張・収縮
    するワックスサーモを備え、このワックスサーモの体積
    変化を利用して調速通路内のダンパオイル通過可能領域
    を変更・調節するように構成したことを特徴とする請求
    項1に記載の温度補正機能付ドアクローザ。7、調節手
    段が、ワックスサーモと、このワックスサーモによって
    押動されてスライドする可動軸とを備え、その可動軸が
    調速通路内に挿通された調速棒を押動するように構成し
    たことを特徴とする請求項6に記載の温度補正機能付ド
    アクローザ。 8、調節手段が、周囲の温度変化を検知して変位するバ
    イメタルを備え、このバイメタルの変位動作を利用して
    調速通路内のダンパオイル通過可能領域を変更・調節す
    るように構成したことを特徴とする温度補正機能付ドア
    クローザ。 9、バイメタルの押動動作によって調速通路に挿通され
    た調速棒を押動するように構成したことを特徴とする請
    求項8に記載の温度補正機能付ドアクローザ。 10、調節手段が、周囲の温度変化に応じて伸縮するベ
    ローズ体を備え、このベローズ体の変位動作を利用して
    調速通路内のダンパオイルの通過可能領域を変更・調節
    するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の
    温度補正機能付ドアクローザ。 11、ベローズ体の押動動作によって調速通路に挿通さ
    れた調速棒を押動するように構成したことを特徴とする
    請求項10に記載の温度補正機能付ドアクローザ。
JP22532089A 1988-10-17 1989-08-31 温度補正機能付ドアクローザ Pending JPH0376981A (ja)

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JP63-158613 1988-12-06
JP103889 1989-01-09
JP1-1038 1989-01-09
JP11824689 1989-05-11
JP1-54107 1989-05-11
JP1-118246 1989-05-11
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