JPH0376890A - 製紙用ロール - Google Patents
製紙用ロールInfo
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- JPH0376890A JPH0376890A JP21252589A JP21252589A JPH0376890A JP H0376890 A JPH0376890 A JP H0376890A JP 21252589 A JP21252589 A JP 21252589A JP 21252589 A JP21252589 A JP 21252589A JP H0376890 A JPH0376890 A JP H0376890A
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Landscapes
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は製紙用ロールに関し、特に表面が汚れ易いブレ
スロール、スムーザ−ロール、スーパーカレンダーロー
ル、ソフトニップカレンダーロールに係わる。
スロール、スムーザ−ロール、スーパーカレンダーロー
ル、ソフトニップカレンダーロールに係わる。
[従来の技術と課題]
周知の如く、紙の表面加工機としては、例えば第1図に
示すものが知られている。
示すものが知られている。
図中の1は、複数のロール2に支持された網である。こ
の網1の上を製紙用原料3が搬送される。
の網1の上を製紙用原料3が搬送される。
製紙用原料3は、プレス部4へ搬送される。プレス部4
には、プレスロール5,6が配置されている。ここで、
各プレスロール5,6は従来天然の花崗岩のロール又は
エボナイトに石粉を入れてストナイトのロールが使用さ
れていたが、近年特開昭57−95395号公報に用い
られるロールも使用されている。また紙バ技誌38[1
2]1173(19g2)に記載されているように親水
性表面、親油性表面をもった人造花崗岩ロールも使用さ
れている。前記公報のロールは、樹脂製の表面層を有し
ている。この為、各種の紙に対して湿紙との剥離性の良
い材質が供給されるようになっている。前記プレスロー
ル5゜6は、ゴム製又は金属製の表面層を有したボトム
ロール7と対になって使用される。
には、プレスロール5,6が配置されている。ここで、
各プレスロール5,6は従来天然の花崗岩のロール又は
エボナイトに石粉を入れてストナイトのロールが使用さ
れていたが、近年特開昭57−95395号公報に用い
られるロールも使用されている。また紙バ技誌38[1
2]1173(19g2)に記載されているように親水
性表面、親油性表面をもった人造花崗岩ロールも使用さ
れている。前記公報のロールは、樹脂製の表面層を有し
ている。この為、各種の紙に対して湿紙との剥離性の良
い材質が供給されるようになっている。前記プレスロー
ル5゜6は、ゴム製又は金属製の表面層を有したボトム
ロール7と対になって使用される。
プレス部4を経た製紙用原料、二3は、スムーザロール
8により平滑化される。前記製紙用原料3は、平滑化さ
れた後乾燥部9に搬送されて乾燥される。乾燥部9には
例えば多数のドライア−ロール10が配置されており、
これらロールlOの内部にはスチームが流れる様になっ
ている。
8により平滑化される。前記製紙用原料3は、平滑化さ
れた後乾燥部9に搬送されて乾燥される。乾燥部9には
例えば多数のドライア−ロール10が配置されており、
これらロールlOの内部にはスチームが流れる様になっ
ている。
前記乾燥部9を経た製紙用原料3は、マシンカレンダ−
にて紙の厚さを制御し、最終的に巻き取られて製品化さ
れる。最近では、このマシンカレンダーの代りにソフト
ニップカレンダーが設置され紙の厚さ制御及び表面の光
沢、平滑性を与える抄紙機が増えてきている。前記ソフ
トニップカレンダーロール11としては、樹脂ロールが
用いられている。
にて紙の厚さを制御し、最終的に巻き取られて製品化さ
れる。最近では、このマシンカレンダーの代りにソフト
ニップカレンダーが設置され紙の厚さ制御及び表面の光
沢、平滑性を与える抄紙機が増えてきている。前記ソフ
トニップカレンダーロール11としては、樹脂ロールが
用いられている。
又、従来、紙の表面加工機として、第2図に要部のみを
示したスーパーカレンダーが知られている(但し、第1
図の装置と一点鎖線部分を除いて同じである)。第2図
の装置は、−旦加工した紙を巻き取ってストックした後
、ペーパーロールやコツトンロール等の弾性ロール12
と金属製の表面層を有したロール13間を経て再度巻き
とり製品化するものである。最近、この弾性ロールの代
りに樹脂性の表面を有したロールが使用されはじめてい
る。
示したスーパーカレンダーが知られている(但し、第1
図の装置と一点鎖線部分を除いて同じである)。第2図
の装置は、−旦加工した紙を巻き取ってストックした後
、ペーパーロールやコツトンロール等の弾性ロール12
と金属製の表面層を有したロール13間を経て再度巻き
とり製品化するものである。最近、この弾性ロールの代
りに樹脂性の表面を有したロールが使用されはじめてい
る。
しかしながら、従来の製紙用ロールによれば、下記に述
べる問題点を有する。
べる問題点を有する。
即ち、プレス部4で用いられるプレスロール5゜6では
、花崗岩製のロールやエボナイトに石粉を混合したロー
ルが使用されており、また紙パ技誌3B[12]117
3(1982)に記載されているように親水性表面、親
油性表面をもった人造花崗岩ロールも使用されている。
、花崗岩製のロールやエボナイトに石粉を混合したロー
ルが使用されており、また紙パ技誌3B[12]117
3(1982)に記載されているように親水性表面、親
油性表面をもった人造花崗岩ロールも使用されている。
従って、各種の紙に対応して材質が親水性あるいは親油
性のロールを用いなければならない。しかるに、1台の
抄紙機で紙を抄く場合には、ロールの材質を選択する事
が難しい。また、親水性あるいは親油性という考え方で
は不十分であり、実際に親水性表面をもった人造花崗岩
ロールや親油性表面をもった人造花崗岩ロールを同一抄
紙機で使用したところ、表面が汚れ、両ロールとも不十
分である場合がある。
性のロールを用いなければならない。しかるに、1台の
抄紙機で紙を抄く場合には、ロールの材質を選択する事
が難しい。また、親水性あるいは親油性という考え方で
は不十分であり、実際に親水性表面をもった人造花崗岩
ロールや親油性表面をもった人造花崗岩ロールを同一抄
紙機で使用したところ、表面が汚れ、両ロールとも不十
分である場合がある。
また、前記ソフトニップカレンダーロール11や弾性ロ
ール12では、塗工材がロール表面に付着するという問
題点がある。
ール12では、塗工材がロール表面に付着するという問
題点がある。
なお、従来より面圧プレス用ベルトのウレタンゴム中に
表面エネルギーの小さなシリコンオイル。
表面エネルギーの小さなシリコンオイル。
弗化シリコンオイル、弗素オイルを入れる事が行われて
いる(特願昭58−234704号公報)。面圧ニップ
プレス用ベルトは、通常加圧シューを通過する直前でベ
ルトのゴム表面に潤滑油を塗布し潤滑側を良くしていた
。一方、この改良としてウレタンゴム内に前記シリコン
オイル等を混入したものにてベルト内面のゴム層を形成
すると、相溶性があまり良くないため、ベルトとして運
転中にウレタンゴムの表面から微量づつブリードしてベ
ルトの表面に皮膜を形成し、潤滑性のよくしたものもの
であった。
いる(特願昭58−234704号公報)。面圧ニップ
プレス用ベルトは、通常加圧シューを通過する直前でベ
ルトのゴム表面に潤滑油を塗布し潤滑側を良くしていた
。一方、この改良としてウレタンゴム内に前記シリコン
オイル等を混入したものにてベルト内面のゴム層を形成
すると、相溶性があまり良くないため、ベルトとして運
転中にウレタンゴムの表面から微量づつブリードしてベ
ルトの表面に皮膜を形成し、潤滑性のよくしたものもの
であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、熱硬化性樹
脂とシリコンオイル等を樹脂層の材料として使用するこ
とにより、樹脂層表面の紙との剥離性を改善した製紙用
ロールを提供することを目的とする。
脂とシリコンオイル等を樹脂層の材料として使用するこ
とにより、樹脂層表面の紙との剥離性を改善した製紙用
ロールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段と作用]
本発明は、硬さがショアーD80度以上の熱硬化性樹脂
と、シリコンオイル、弗化シリコンオイル。
と、シリコンオイル、弗化シリコンオイル。
弗素オイルの少なくとも一つとを混合した材料からなる
樹脂層を表面に被覆した製紙用ロールである。
樹脂層を表面に被覆した製紙用ロールである。
本発明において、熱硬化性樹脂としては例えばウレタン
樹脂、ウレア樹脂、エポキシ樹脂が挙げられるが、ここ
に記載した樹脂に限定されるものではない。
樹脂、ウレア樹脂、エポキシ樹脂が挙げられるが、ここ
に記載した樹脂に限定されるものではない。
本発明において、熱硬化性樹脂とともに用いられるシリ
コンオイル、弗化シリコンオイル、弗素オイルは単独で
用いてもよいし、あるいは任意のものを組み合わせて用
いてもよい。これにより、シリコンオイル等と樹脂の相
溶性があまり良くないため、運転中にシリコンオイルな
どが樹脂層表面に微量づつ連続的にでてくる。従って、
ロール表面の表面エネルギーを小さくし、塗工材の付着
を防止するとともに、汚れを防止できる。ここで、上記
オイルの混合割合は、熱硬化性樹脂100重量部に対し
て1〜20重量部が良く、より好ましくは1〜6重量部
である。ここに、上記オイルが1重量分未満では効果が
少なく、20重量部を越えると樹脂の物理特性が弱くな
る。なお、上記熱硬化性樹脂及びオイルの他に充填剤を
配合しても良い。
コンオイル、弗化シリコンオイル、弗素オイルは単独で
用いてもよいし、あるいは任意のものを組み合わせて用
いてもよい。これにより、シリコンオイル等と樹脂の相
溶性があまり良くないため、運転中にシリコンオイルな
どが樹脂層表面に微量づつ連続的にでてくる。従って、
ロール表面の表面エネルギーを小さくし、塗工材の付着
を防止するとともに、汚れを防止できる。ここで、上記
オイルの混合割合は、熱硬化性樹脂100重量部に対し
て1〜20重量部が良く、より好ましくは1〜6重量部
である。ここに、上記オイルが1重量分未満では効果が
少なく、20重量部を越えると樹脂の物理特性が弱くな
る。なお、上記熱硬化性樹脂及びオイルの他に充填剤を
配合しても良い。
[実施例]
以下、本発明の一実施例について製造方法を併記して説
明する。
明する。
(製紙用ロールの製法)
■まず、接着剤としてのフェノール系樹脂(商品名Co
nal)1146、コナップ社製)を塗布された鉄芯を
貫通させた注型用モールドを用意する。次いで、120
℃の温度で脱水処理されたポリエーテル(商品名サンニ
ックスHD402、三洋化或製)100重量部を混合機
に投入した後、有機イソシアネート(商品名アイソネー
ト 143L、アップジョン社製)110重量部を投入
した。なお、上記サンニツクスHD 402はペンタエ
リスリトールにプロピレノキシドを付加してなるポリエ
ーテルであって、その水酸基価は394、分子量は56
9、官能基数は4.25℃の粘度は1775センチボイ
ズである。また、上記アイソネート143Lはカルボジ
イミド化したジフェニルメタンジイソシアネートで、そ
のNGO含量は29.2%である。
nal)1146、コナップ社製)を塗布された鉄芯を
貫通させた注型用モールドを用意する。次いで、120
℃の温度で脱水処理されたポリエーテル(商品名サンニ
ックスHD402、三洋化或製)100重量部を混合機
に投入した後、有機イソシアネート(商品名アイソネー
ト 143L、アップジョン社製)110重量部を投入
した。なお、上記サンニツクスHD 402はペンタエ
リスリトールにプロピレノキシドを付加してなるポリエ
ーテルであって、その水酸基価は394、分子量は56
9、官能基数は4.25℃の粘度は1775センチボイ
ズである。また、上記アイソネート143Lはカルボジ
イミド化したジフェニルメタンジイソシアネートで、そ
のNGO含量は29.2%である。
■次に、シリコンオイル(商品名K F −98、信越
シリコン社製)6重量部を投入すると同時に、乾燥した
砕砂粉末(80〜120 T ylerメツシュ)を3
57重量部添加し、更に減圧下で5分間攪拌した後、こ
の混合物を注型用モールドに注入した。次いで、80℃
で5時間加熱して硬化を完了させ、生成した硬化物を上
記モールドから取り出した。ひきつづき、常法に従って
表面研磨仕上げを行い、熱硬化性樹脂とシリコンオイル
からなる樹脂層を有したプレスロールを製作した。
シリコン社製)6重量部を投入すると同時に、乾燥した
砕砂粉末(80〜120 T ylerメツシュ)を3
57重量部添加し、更に減圧下で5分間攪拌した後、こ
の混合物を注型用モールドに注入した。次いで、80℃
で5時間加熱して硬化を完了させ、生成した硬化物を上
記モールドから取り出した。ひきつづき、常法に従って
表面研磨仕上げを行い、熱硬化性樹脂とシリコンオイル
からなる樹脂層を有したプレスロールを製作した。
即ち、このようにして製造されたプレスロールは、芯金
と、この芯金の外周に形成された樹脂層とからなり、し
かも前記樹脂層が熱硬化性樹脂とシリコンオイルとから
構成されている。従って、シリコンオイルと樹脂の相溶
性があまり良くないため、運転中にシリコンオイルが樹
脂層表面にでてくる。その結果、ロール表面の表面エネ
ルギーが小さくなり、塗工材の付着を防止するとともに
、汚れを防止できる。
と、この芯金の外周に形成された樹脂層とからなり、し
かも前記樹脂層が熱硬化性樹脂とシリコンオイルとから
構成されている。従って、シリコンオイルと樹脂の相溶
性があまり良くないため、運転中にシリコンオイルが樹
脂層表面にでてくる。その結果、ロール表面の表面エネ
ルギーが小さくなり、塗工材の付着を防止するとともに
、汚れを防止できる。
[比較例1コ
実施例1と比べ、シリコンオイルを用いない点を除き、
実施例1と同様にしてプレスロールを製作した。
実施例1と同様にしてプレスロールを製作した。
上記実施例1及び比較例1の夫々のプレスロールを下記
条件1〜条件3で使用したところ、別紙に示す第1表に
示す結果が得られた。
条件1〜条件3で使用したところ、別紙に示す第1表に
示す結果が得られた。
(条件1)抄紙機のプレスロールとして使用。
圧力;70I(g、抄紙速度; 500 m/a+in
、抄物;中質紙 (条件2)スーパーカレンダーの上から2番目のロール
として使用。圧力150 K g /cm、 °レン
ダー速度5θOm/win、抄物;コート紙(条件3)
ソフトニップカレンダーとして使用。
、抄物;中質紙 (条件2)スーパーカレンダーの上から2番目のロール
として使用。圧力150 K g /cm、 °レン
ダー速度5θOm/win、抄物;コート紙(条件3)
ソフトニップカレンダーとして使用。
圧力170 K g / cm、抄紙速度1000m
/ l1lin 、抄物;微塗工紙 第1表 [発明の効果] 以上詳述した如く本発明によれば、熱硬化性樹脂とシリ
コンオイル等を樹脂層の材料として使用することにより
、樹脂層表面の紙との剥離性に優れた製紙用ロールを提
供できる。
/ l1lin 、抄物;微塗工紙 第1表 [発明の効果] 以上詳述した如く本発明によれば、熱硬化性樹脂とシリ
コンオイル等を樹脂層の材料として使用することにより
、樹脂層表面の紙との剥離性に優れた製紙用ロールを提
供できる。
製紙用ロールを提供できる。
第1図は抄紙機の概略説明図、第2図はその他の抄紙機
の要部の説明図である。 1・・・網、3・・・製紙用原料、4・・・プレス部、
5゜6・・・プレスロール、9・・・乾燥部、11・・
・ソフトニップカレンダーロール、12・・・弾性ロー
ル。
の要部の説明図である。 1・・・網、3・・・製紙用原料、4・・・プレス部、
5゜6・・・プレスロール、9・・・乾燥部、11・・
・ソフトニップカレンダーロール、12・・・弾性ロー
ル。
Claims (1)
- 硬さがショアーD80度以上の熱硬化性樹脂と、シリ
コンオイル、弗化シリコンオイル、弗素オイルの少なく
とも一つとを混合した材料からなる樹脂層を表面に被覆
した製紙用ロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21252589A JPH0376890A (ja) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | 製紙用ロール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21252589A JPH0376890A (ja) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | 製紙用ロール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0376890A true JPH0376890A (ja) | 1991-04-02 |
Family
ID=16624116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21252589A Pending JPH0376890A (ja) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | 製紙用ロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0376890A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08246380A (ja) * | 1995-02-23 | 1996-09-24 | Voith Sulzer Finishing Gmbh | 紙シート用カレンダ |
-
1989
- 1989-08-18 JP JP21252589A patent/JPH0376890A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08246380A (ja) * | 1995-02-23 | 1996-09-24 | Voith Sulzer Finishing Gmbh | 紙シート用カレンダ |
US5655444A (en) * | 1995-02-23 | 1997-08-12 | Voith Sulzer Finishing Gmbh | Calender for webs of paper |
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