JPH0376832A - 二重撚糸機 - Google Patents
二重撚糸機Info
- Publication number
- JPH0376832A JPH0376832A JP20869989A JP20869989A JPH0376832A JP H0376832 A JPH0376832 A JP H0376832A JP 20869989 A JP20869989 A JP 20869989A JP 20869989 A JP20869989 A JP 20869989A JP H0376832 A JPH0376832 A JP H0376832A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control ring
- balloon
- twisting machine
- double twisting
- supported
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 241001589086 Bellapiscis medius Species 0.000 title 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 abstract description 4
- 238000002844 melting Methods 0.000 abstract description 3
- 230000008018 melting Effects 0.000 abstract description 3
- 241000237858 Gastropoda Species 0.000 abstract 1
- 235000013351 cheese Nutrition 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000002706 hydrostatic effect Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【産業上の利用分野1
この発明は二重撚糸機に関し、特にバルーンと接触しつ
つ回転するコントロールリングを備えた二重撚糸機に関
する。 K従来の技術】 従来の二重撚糸機においては、第6図に示すように、ス
ピンドル51に静止状態に支承されたチーズカバー52
内においてスピンドル51に挿し立てられた給糸チーズ
53から解舒された糸54は、テンサートップ55から
スピンドル51内に入り、図示しないテンサーにより所
定の張力を与えられつつストレージディスク56から外
部に出る。この糸54は更にロータリーディスク57の
周縁にガイドされつつ、スネルワイヤ58との間で所定
のバルーン59を形成した後、巻取機に巻き取られる。 スピンドル51は基台60に支持されたボルスタ−61
に支承されている。62は駆動ベルト63の回転を伝え
られるワープである。 このような二重M系機が多数横方向に列設しており、そ
の間にはセパレータ64を設け、バルーン59の糸が隣
接する他の二重撚糸機に影響しないようにしている。 このような二重illにおいて、バルーン59は通常の
作動状態においては、原印1としてセパレータに接触す
ることはないが、テンション変動によっては図示するよ
うにバルーン59がセパレータ64の内面に接触するこ
とがある。このような状態のもとでは、系はセパレータ
64と強く接触するため、糸の表面が溶融して糸の品質
を低下させたり、時には糸切れを生じることもある。ま
た、近年スピンドルの高回転化が要望されており、その
際には糸の遠心力の増大によるバルーンテンションの増
大とそれに伴う消費電力の増大、更にはセパレータとの
接触による糸切れの多発が生じる。その対策として積極
的にバルーンを小さくすることが考えられるが、そのた
めにバルーンを強制的にセパレータで押さえると、糸と
セパレータが常時接触して回転し、糸切れを更に多発さ
せる欠点を生じる。
つ回転するコントロールリングを備えた二重撚糸機に関
する。 K従来の技術】 従来の二重撚糸機においては、第6図に示すように、ス
ピンドル51に静止状態に支承されたチーズカバー52
内においてスピンドル51に挿し立てられた給糸チーズ
53から解舒された糸54は、テンサートップ55から
スピンドル51内に入り、図示しないテンサーにより所
定の張力を与えられつつストレージディスク56から外
部に出る。この糸54は更にロータリーディスク57の
周縁にガイドされつつ、スネルワイヤ58との間で所定
のバルーン59を形成した後、巻取機に巻き取られる。 スピンドル51は基台60に支持されたボルスタ−61
に支承されている。62は駆動ベルト63の回転を伝え
られるワープである。 このような二重M系機が多数横方向に列設しており、そ
の間にはセパレータ64を設け、バルーン59の糸が隣
接する他の二重撚糸機に影響しないようにしている。 このような二重illにおいて、バルーン59は通常の
作動状態においては、原印1としてセパレータに接触す
ることはないが、テンション変動によっては図示するよ
うにバルーン59がセパレータ64の内面に接触するこ
とがある。このような状態のもとでは、系はセパレータ
64と強く接触するため、糸の表面が溶融して糸の品質
を低下させたり、時には糸切れを生じることもある。ま
た、近年スピンドルの高回転化が要望されており、その
際には糸の遠心力の増大によるバルーンテンションの増
大とそれに伴う消費電力の増大、更にはセパレータとの
接触による糸切れの多発が生じる。その対策として積極
的にバルーンを小さくすることが考えられるが、そのた
めにバルーンを強制的にセパレータで押さえると、糸と
セパレータが常時接触して回転し、糸切れを更に多発さ
せる欠点を生じる。
本発明は上記の点に鑑みて、バルーンの径が大となり、
バルーンかセパレータと接触した際にも、それによる糸
切れ等の発生を押さえることができるセパレータを有す
る二重撚糸機を得ることを目的とする。 1課題を解決するための手段1 0−タリーディスクとスネルワイヤ間でバルーンを形成
する二重撚糸機において、コントロールリングを、その
仮想軸線をスピンドル軸の軸線と同一にして、回転自在
にバルーン外周に支持したものであり、また、このコン
トロールリングをマグネットにより浮遊状態に支持し、
或いはコントロールリングをバルーンによって生起され
る空気流により浮遊状態に支持し、またはコントロール
リングを圧縮空気により浮遊状態に支持し、更にはコン
トロールリングをバルーン以外の外力により回転させた
ものであり、それによりバルーンがコントロールリング
と接触しても糸の劣化や糸切れを生じなくする。 K作 用】 本発明は上記のように4M或することにより、バルーン
は回転するコントロールリングとバルーン外周が接触し
、コントロールリングとバルーンを形成する糸との強い
接触がなくなり、また、マグネットやバルーンによって
生起される空気流、或いは圧縮空気によって浮遊状態に
支持される結果、バルーンを形成する糸との接触のみで
も容易に回転し、また、コントロールリングをバルーン
以外の外力により回転させると、バルーンとコントロー
ルリングの回転を同速度とすることもできる。 K実 施 例】 本発明の第1の実施例を第1図及び第2図に基づいて説
明する。二重撚糸機の基本構成は前記従来例と同様であ
るので重複部分の説明は省略する。 ロータリーディスク1の周囲に設けたベース2の上方に
はマグネット支持83を立設する。マグネット支持筒3
の上部には環状の凹所4を設け、凹所の上面5及び下面
6にはリング状に配したマグネット7及び8を固定する
。支持筒3の凹所4の上方には円筒部9を連接し、円筒
部9の内面には円筒状に配したマグネット10を固定す
る。一方、チーズカバー10と所定の間隔を隔てて断面
り形のコントロールリング11を配置する。コントロー
ルリング11の円WJ部12の外周面には、マグネット
10と対向して円筒状に配したマグネット13を固定す
る。コントロールリング11のリング部14は前記凹所
4内に位置し、リング14の上面15及び下面16は前
記マグネット7及び8と対向してリング状に配したマグ
ネット17及び18を固定する。これらの各対向するマ
グネットはコントロールリング11の回転に支承のない
限りできるだけ近接させ、且つ各対向する磁極は同極と
する。図中の実施例ではすべてN極が対向しており、そ
れにより互いに反発し、リング状のマグネット7と11
及び8と18により、コントロールリング11を浮いた
状態に、しかも上下方向に移動しないように支持してい
る。また、円筒状のマグネット10と13により水平方
向に互いに反発しており、それにより水平方向への移動
を防止している。このような二重撚糸機の作動時には、
形成されたバルーンがコントロールリング11の円筒部
12の内面に接触することがあっても、コントロールリ
ング11は浮遊状態であるので極めて小さな力でも回転
し、コントロールリングの回転によって糸20との強い
接触は防止される。従って、糸の表面の溶融等による品
質低下が防止され、糸切れの発生も防ぐことができる。 一方、コントロールリング11は極めて小さな力でも回
転するので、バルーンを形成している糸20をコントロ
ールリング11に対し常時接触させておいても良い。そ
の場合にはコントロールリングの円筒部12の内径を、
定常作動状態時のバルーンの外径よりも小さく設定する
。更に積極的にバルーンの径を小さくするため、所望の
バルーン外径に合せて円筒部12の内径を設定すること
もできる。 このようにすることにより高速撚糸の要望に沿ってバル
ーン径を積極的に小さくすることができる。 このようなコントロールリング12とマグネット支持筒
の配置によって、コントロールリング11のリング状マ
グネット17.18を永久磁石とし、対向するマグネッ
トを電磁石としてリニアモータ化し、コントロールリン
グを積極的に回転することもできる。その際にはバルー
ンの回転速度にコントロールリングの回転速度を合せる
ことにより、コントロールリング11は糸20の円周方
向の移動に対しては静止状態とすることも可能となる。 また、リニアモータ化するマグネットは円筒状マグネッ
ト10の部分でも可能である。 マグネットを用いてコントロールリングを浮遊させるに
はこのほか各種のものが考えられるが、他の実施例を第
3図に示す。この実施例においては、コントロールリン
グ21は略コの字形をなし、第1立設部22の表面を糸
20のガイド面とし、第2立設部23は円筒状に配する
マグネット24を固定し。 底部25にはリング状に配するマグネット26を固定す
る。このようなマグネットの配列によってもコントロー
ルリングを浮遊させることができる。 上記実施例においては、コントロールリングはマグネッ
トにより浮遊させ、磁気軸受状態で支持したものである
が、これを空気流を用いた#圧軸受状態で支持すること
もできる。その一つの実施例を14図に示す。この実施
例においては、チーズカバー10に近接してベース2か
らガイド筒30を立設する。このガイド筒30の上部に
は空気溜室31を形成する膨出部32を設け、その上部
に空気排出ガイド33を設ける。このガイド筒30の上
部内周には断面路くの字形のコントロールリング34を
設ける。コントロールリング34の垂直部35はガイド
筒30の内周面より小径に設定され、傾斜部36は排出
ガイド33と平行とする。 上記構成により、二重撚糸機の作動時に糸20によって
バルーンが形成されると、バルーンの遠心力によってチ
ーズカバー10の外周に下方から上方へ図中矢印Aで示
すような強い空気流が生じる。 この空気流は矢印Bのように空気溜室31に入り、静圧
となってコントロールリング34を浮遊させる。 この空気は矢印Cのように空気排出ガイド33と傾斜部
36の間から排出される。尚、この傾斜部36の裏面に
旋回羽根を設け、排出空気流によってバルーンの回転方
向に積極的に回転させることもできる。 上記のようなバルーンによって生起される空気流を用い
てコントロールリングを浮遊させ、更には回転させるこ
とにより、外部から格別のエネルギー源を必要とするこ
となく安価となる。尚、この実施例の場合は空気流利用
の関係上、バルーンの径を特に小さくしたい時に適用す
るのが望ましい。 第5図には圧縮空気を用いた静圧軸受方式の例を示す。 この実施例では上記実施例と同様、断面路くの字形のコ
ントロールリング40を用い、その垂直部と傾斜部42
とに対し、各々平行な面を有する円環状のダクト43を
設け、各部に対向する面に対し多数の空気噴出孔44を
設ける。 このダクト43の入口44から圧縮空気を導入すると、
各空気噴出孔44がら空気が噴出し、傾斜部42に対す
る噴出空気はコントロールリング40を浮遊させ、垂直
部41に対する噴出空気は水平方向への移動を規制する
こととなる。 上記各実施例においてはコントロールリングを浮遊状態
で支持する例を述べたが、ポールベアリング等、周知の
各種支持手段で支持することも可能である。 【発明の効果1 本発明はロータリーディスクとスネルワイヤ間でバルー
ンを形成する二重撚糸機において、コントロールリング
を、その仮想軸線をスピンドル軸の軸線と同一にして、
回転自在にバルーン外周に支持したので、バルーンがコ
ントロールリングに接触しても、糸の表面の溶融等によ
る劣化を生じることがなく、糸の品質低下を防止するこ
とができる。また、この際の糸の接触による糸切れを生
じることもなくなる。更にコントロールリングの内径を
任意に設定することができるので、バルーンテンション
の低減とともにバルーンの径を任意の値に強制すること
も可能となる。一方、コントロールリングを浮遊状態に
支持すると、コントロールリングは高速で且つ円滑に回
転させることができる。また、コントロールリングを外
力によって回転駆動することにより、バルーンとコント
ロールリングとを同速度で回転することが可能となり、
コントロールリングに対する糸の接触力を更に小さくす
ることができる。
バルーンかセパレータと接触した際にも、それによる糸
切れ等の発生を押さえることができるセパレータを有す
る二重撚糸機を得ることを目的とする。 1課題を解決するための手段1 0−タリーディスクとスネルワイヤ間でバルーンを形成
する二重撚糸機において、コントロールリングを、その
仮想軸線をスピンドル軸の軸線と同一にして、回転自在
にバルーン外周に支持したものであり、また、このコン
トロールリングをマグネットにより浮遊状態に支持し、
或いはコントロールリングをバルーンによって生起され
る空気流により浮遊状態に支持し、またはコントロール
リングを圧縮空気により浮遊状態に支持し、更にはコン
トロールリングをバルーン以外の外力により回転させた
ものであり、それによりバルーンがコントロールリング
と接触しても糸の劣化や糸切れを生じなくする。 K作 用】 本発明は上記のように4M或することにより、バルーン
は回転するコントロールリングとバルーン外周が接触し
、コントロールリングとバルーンを形成する糸との強い
接触がなくなり、また、マグネットやバルーンによって
生起される空気流、或いは圧縮空気によって浮遊状態に
支持される結果、バルーンを形成する糸との接触のみで
も容易に回転し、また、コントロールリングをバルーン
以外の外力により回転させると、バルーンとコントロー
ルリングの回転を同速度とすることもできる。 K実 施 例】 本発明の第1の実施例を第1図及び第2図に基づいて説
明する。二重撚糸機の基本構成は前記従来例と同様であ
るので重複部分の説明は省略する。 ロータリーディスク1の周囲に設けたベース2の上方に
はマグネット支持83を立設する。マグネット支持筒3
の上部には環状の凹所4を設け、凹所の上面5及び下面
6にはリング状に配したマグネット7及び8を固定する
。支持筒3の凹所4の上方には円筒部9を連接し、円筒
部9の内面には円筒状に配したマグネット10を固定す
る。一方、チーズカバー10と所定の間隔を隔てて断面
り形のコントロールリング11を配置する。コントロー
ルリング11の円WJ部12の外周面には、マグネット
10と対向して円筒状に配したマグネット13を固定す
る。コントロールリング11のリング部14は前記凹所
4内に位置し、リング14の上面15及び下面16は前
記マグネット7及び8と対向してリング状に配したマグ
ネット17及び18を固定する。これらの各対向するマ
グネットはコントロールリング11の回転に支承のない
限りできるだけ近接させ、且つ各対向する磁極は同極と
する。図中の実施例ではすべてN極が対向しており、そ
れにより互いに反発し、リング状のマグネット7と11
及び8と18により、コントロールリング11を浮いた
状態に、しかも上下方向に移動しないように支持してい
る。また、円筒状のマグネット10と13により水平方
向に互いに反発しており、それにより水平方向への移動
を防止している。このような二重撚糸機の作動時には、
形成されたバルーンがコントロールリング11の円筒部
12の内面に接触することがあっても、コントロールリ
ング11は浮遊状態であるので極めて小さな力でも回転
し、コントロールリングの回転によって糸20との強い
接触は防止される。従って、糸の表面の溶融等による品
質低下が防止され、糸切れの発生も防ぐことができる。 一方、コントロールリング11は極めて小さな力でも回
転するので、バルーンを形成している糸20をコントロ
ールリング11に対し常時接触させておいても良い。そ
の場合にはコントロールリングの円筒部12の内径を、
定常作動状態時のバルーンの外径よりも小さく設定する
。更に積極的にバルーンの径を小さくするため、所望の
バルーン外径に合せて円筒部12の内径を設定すること
もできる。 このようにすることにより高速撚糸の要望に沿ってバル
ーン径を積極的に小さくすることができる。 このようなコントロールリング12とマグネット支持筒
の配置によって、コントロールリング11のリング状マ
グネット17.18を永久磁石とし、対向するマグネッ
トを電磁石としてリニアモータ化し、コントロールリン
グを積極的に回転することもできる。その際にはバルー
ンの回転速度にコントロールリングの回転速度を合せる
ことにより、コントロールリング11は糸20の円周方
向の移動に対しては静止状態とすることも可能となる。 また、リニアモータ化するマグネットは円筒状マグネッ
ト10の部分でも可能である。 マグネットを用いてコントロールリングを浮遊させるに
はこのほか各種のものが考えられるが、他の実施例を第
3図に示す。この実施例においては、コントロールリン
グ21は略コの字形をなし、第1立設部22の表面を糸
20のガイド面とし、第2立設部23は円筒状に配する
マグネット24を固定し。 底部25にはリング状に配するマグネット26を固定す
る。このようなマグネットの配列によってもコントロー
ルリングを浮遊させることができる。 上記実施例においては、コントロールリングはマグネッ
トにより浮遊させ、磁気軸受状態で支持したものである
が、これを空気流を用いた#圧軸受状態で支持すること
もできる。その一つの実施例を14図に示す。この実施
例においては、チーズカバー10に近接してベース2か
らガイド筒30を立設する。このガイド筒30の上部に
は空気溜室31を形成する膨出部32を設け、その上部
に空気排出ガイド33を設ける。このガイド筒30の上
部内周には断面路くの字形のコントロールリング34を
設ける。コントロールリング34の垂直部35はガイド
筒30の内周面より小径に設定され、傾斜部36は排出
ガイド33と平行とする。 上記構成により、二重撚糸機の作動時に糸20によって
バルーンが形成されると、バルーンの遠心力によってチ
ーズカバー10の外周に下方から上方へ図中矢印Aで示
すような強い空気流が生じる。 この空気流は矢印Bのように空気溜室31に入り、静圧
となってコントロールリング34を浮遊させる。 この空気は矢印Cのように空気排出ガイド33と傾斜部
36の間から排出される。尚、この傾斜部36の裏面に
旋回羽根を設け、排出空気流によってバルーンの回転方
向に積極的に回転させることもできる。 上記のようなバルーンによって生起される空気流を用い
てコントロールリングを浮遊させ、更には回転させるこ
とにより、外部から格別のエネルギー源を必要とするこ
となく安価となる。尚、この実施例の場合は空気流利用
の関係上、バルーンの径を特に小さくしたい時に適用す
るのが望ましい。 第5図には圧縮空気を用いた静圧軸受方式の例を示す。 この実施例では上記実施例と同様、断面路くの字形のコ
ントロールリング40を用い、その垂直部と傾斜部42
とに対し、各々平行な面を有する円環状のダクト43を
設け、各部に対向する面に対し多数の空気噴出孔44を
設ける。 このダクト43の入口44から圧縮空気を導入すると、
各空気噴出孔44がら空気が噴出し、傾斜部42に対す
る噴出空気はコントロールリング40を浮遊させ、垂直
部41に対する噴出空気は水平方向への移動を規制する
こととなる。 上記各実施例においてはコントロールリングを浮遊状態
で支持する例を述べたが、ポールベアリング等、周知の
各種支持手段で支持することも可能である。 【発明の効果1 本発明はロータリーディスクとスネルワイヤ間でバルー
ンを形成する二重撚糸機において、コントロールリング
を、その仮想軸線をスピンドル軸の軸線と同一にして、
回転自在にバルーン外周に支持したので、バルーンがコ
ントロールリングに接触しても、糸の表面の溶融等によ
る劣化を生じることがなく、糸の品質低下を防止するこ
とができる。また、この際の糸の接触による糸切れを生
じることもなくなる。更にコントロールリングの内径を
任意に設定することができるので、バルーンテンション
の低減とともにバルーンの径を任意の値に強制すること
も可能となる。一方、コントロールリングを浮遊状態に
支持すると、コントロールリングは高速で且つ円滑に回
転させることができる。また、コントロールリングを外
力によって回転駆動することにより、バルーンとコント
ロールリングとを同速度で回転することが可能となり、
コントロールリングに対する糸の接触力を更に小さくす
ることができる。
第1図及び第2図は本発明の実施例を示し、第1図はそ
の縦断面図、第2図はマグネット部分の断面図、第3図
は本発明のマグネットを用いた他の実施例、第4図は本
発明のバルーンによる空気流を用いた他の実施例、第5
図は本発明の圧縮空気流を用いた他の実施例を示す各断
面図、第6図は従来例を示す縦断面図である。 1・・・ロータリーディスク。 3・・・マグネット支持筒、 4・・・凹所。 7、8.10.13.17.18・・・マグネット。 11・・・コントロールリング
の縦断面図、第2図はマグネット部分の断面図、第3図
は本発明のマグネットを用いた他の実施例、第4図は本
発明のバルーンによる空気流を用いた他の実施例、第5
図は本発明の圧縮空気流を用いた他の実施例を示す各断
面図、第6図は従来例を示す縦断面図である。 1・・・ロータリーディスク。 3・・・マグネット支持筒、 4・・・凹所。 7、8.10.13.17.18・・・マグネット。 11・・・コントロールリング
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ロータリーディスクとスネルワイヤ間でバルーンを
形成する二重撚糸機において、コントロールリングを、
その仮想軸線をスピンドル軸の軸線と同一にして、回転
自在にバルーン外周に支持したことを特徴とする二重撚
糸機。 2、コントロールリングをマグネットにより浮遊状態に
支持してなる請求項1記載の二重撚糸機。 3、コントロールリングをバルーンによって生起される
空気流により浮遊状態に支持してなる請求項1記載の二
重撚糸機。 4、コントロールリングを圧縮空気により浮遊状態に支
持してなる請求項1記載の二重撚糸機。 5、コントロールリングをバルーン以外の外力により回
転させてなる請求項1記載の二重撚糸機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20869989A JPH0376832A (ja) | 1989-08-12 | 1989-08-12 | 二重撚糸機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20869989A JPH0376832A (ja) | 1989-08-12 | 1989-08-12 | 二重撚糸機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0376832A true JPH0376832A (ja) | 1991-04-02 |
Family
ID=16560613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20869989A Pending JPH0376832A (ja) | 1989-08-12 | 1989-08-12 | 二重撚糸機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0376832A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5197270A (en) * | 1990-06-09 | 1993-03-30 | Fritz Stahlecker | Magnetic bearing system for a spinning machine rotor |
EP0615010A1 (de) * | 1993-03-11 | 1994-09-14 | Firma HAMEL AG | Verfahren zum Aufbau einer definierten Fadenreserve an einem rotierenden Ballonbegrenzer einer Mehrfachdraht-Zwirnspindel und Mehrfachdraht-Zwirnspindel mit rotierendem Ballonbegrenzer |
JP2011528756A (ja) * | 2008-07-19 | 2011-11-24 | エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | 二重撚糸機またはケーブル撚り機のスピンドルを作動させる方法 |
-
1989
- 1989-08-12 JP JP20869989A patent/JPH0376832A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5197270A (en) * | 1990-06-09 | 1993-03-30 | Fritz Stahlecker | Magnetic bearing system for a spinning machine rotor |
EP0615010A1 (de) * | 1993-03-11 | 1994-09-14 | Firma HAMEL AG | Verfahren zum Aufbau einer definierten Fadenreserve an einem rotierenden Ballonbegrenzer einer Mehrfachdraht-Zwirnspindel und Mehrfachdraht-Zwirnspindel mit rotierendem Ballonbegrenzer |
US5515671A (en) * | 1993-03-11 | 1996-05-14 | Hamel Ag | Method for building a specific yarn reserve at a rotating balloon limiter of a multiple twisting spindle and a multiple twisting spindle with rotating balloon limiter |
JP2011528756A (ja) * | 2008-07-19 | 2011-11-24 | エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | 二重撚糸機またはケーブル撚り機のスピンドルを作動させる方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4117359A (en) | Bearing and drive structure for spinning turbine | |
US2796726A (en) | Yarn balloon controller or generator | |
US3648449A (en) | Spool holder for twisting machine or the like | |
US6035620A (en) | Twisting spindle, especially two-for-one or direct cabling spindle | |
US6272829B1 (en) | Individual-spindle-drive type multiple twister | |
JPH0376832A (ja) | 二重撚糸機 | |
US5109659A (en) | Magnetic ring for the spinning of textile yarn and method | |
JP2001500200A (ja) | ポットスピニング装置 | |
US4280668A (en) | Thread-storage and delivery device for textile machines | |
US3640060A (en) | Double-twist spindle | |
US6718748B1 (en) | Yarn covering apparatus and method | |
US4334405A (en) | Stator section for a spindle, more especially a two-for-one spinning or twisting spindle | |
US3007299A (en) | Apparatus for controlling the ballooning of yarn | |
US4125992A (en) | Two for one twister having freely rotatable guide plate | |
US3807156A (en) | Double twist spindle | |
US3557541A (en) | Double twist spindle and method of twisting | |
US2559734A (en) | Spinning device | |
CN218404552U (zh) | 捻线机复合电锭 | |
JPS609132B2 (ja) | 2重撚糸機 | |
JP2006225836A (ja) | 紡績装置のためのファンネルユニット | |
JPH0642511A (ja) | 機械構造部品の表面構造 | |
US3149889A (en) | Movable bearing for spinning or twisting spindles | |
JPS6328209Y2 (ja) | ||
JPH0827634A (ja) | 二重撚糸方法とその装置 | |
JPH111832A (ja) | 撚糸機 |