JPH0376814B2 - - Google Patents

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JPH0376814B2
JPH0376814B2 JP61061723A JP6172386A JPH0376814B2 JP H0376814 B2 JPH0376814 B2 JP H0376814B2 JP 61061723 A JP61061723 A JP 61061723A JP 6172386 A JP6172386 A JP 6172386A JP H0376814 B2 JPH0376814 B2 JP H0376814B2
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roll
film
thermocompression
heating
heating roll
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JP61061723A
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Kenji Hashida
Takeshi Yamamoto
Tatsuya Fukumoto
Tetsushi Deguchi
Shigeyuki Hirata
Osamu Uehara
Kazuhiko Akehi
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Gunze Ltd
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Gunze Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はフイルムとフイルムを熱圧着ラミネー
トする好適な方法に関する。
(従来の技術) 従来よりフイルムとフイルムとを熱圧着ラミネ
ートする方法は公知であるが、最も一般的なもの
はフイルムに接着剤を塗布して熱圧着するドライ
ラミネート方法である。しかしながらこの方法に
よると、接着剤を塗布する際に有機溶剤を用いる
ため、その溶剤残渣が衛生上問題になる上に、乾
燥工程が必要で工数がかさみ、また溶剤を乾燥さ
せて気化させる必要があるので、その費用も高く
つき、かつ気化ガスによる大気の汚染も無視でき
ず問題であつた。これに代る方法として押出ラミ
ネート法も行われているが、これはアンカーコー
ト層を介し、もしくは介さず直接に一方のフイル
ム上に押出溶融された樹脂膜をラミネートするも
のである。
しかしながらこの方法は装置が大がかりな上に
割高となり、製品のバラツキが多くて品質管理が
難かしい上に、一般に押出温度が高く、そのため
酸化による臭気の発生、ヒートシール性の低下等
を起し易く、かつ小量生産の場合スタート時のロ
スが極めて大きいという欠点があつた。
このような状況に鑑み本出願人らは、製造工程
中で溶剤を用いず、かつ小量生産も極めて容易
で、装置も小型ですみかつ設備費が安価であり、
また品質の均一な製品の製造を可能としたラミネ
ートフイルムの製造法の開発に成功したものであ
り、特開昭56−77116号に提案したとおりである。
この際従来のドライラミネート法では接着剤が低
粘度の液状及び半固体状であるため熱圧着時の温
度、圧力が比較的低くてすみ、従来通常用いられ
るドライラミネーターで問題なくラミネートでき
るのに対し、前記した特開昭54−134675号のもの
は固体状のフイルム同志を熱融着してラミネート
せしめるため、比較的高温、高圧を要し、従来の
接着剤塗布タイプのドライラミネーターを使用し
たのでは問題があつた。
(発明が解決しようとする問題点) 即ち、前記したラミネートフイルムを製造する
に際し、従来の接着剤塗布タイプのドライラミネ
ーターを用いたのでは、熱圧着部前後の各部位が
固定されているため、例えばフイルム供給角度、
ラミネートフイルムの排出角度、熱圧着用加熱ロ
ールの温度、圧着圧力等を、ラミネート速度が通
常の生産速度である高速の時に最適になるよう設
定しておくと、ラミネート開始直後や停止直前の
如き低速の時には、フイルムに熱がかゝりすぎ
て、作成されたラミネートフイルムにしわが入つ
たり、白化現象が生じ、また逆にラミネート速度
がラミネート開始直後や停止直前の如き低速の時
に最適になるように設定しておくと、高速時には
フイルムに付与される熱量が不足して、作成され
たラミネートフイルムの接着強度が不十分にな
り、このため生産速度の変化に対応できなかつ
た。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、前記従来の欠点を解消し、フイルム
とフイルムをラミネートする際、しわにならず、
白化現象を起こさず、かつ均一で十分なラミネー
ト強度を備えたラミネートフイルムを製造するラ
ミネート方法を提供することを目的とし、この目
的を達成する手段として、フイルム1とフイルム
2とを加熱ロール3と圧着ロール4よりなる熱圧
着ニツプロール30を用いて熱圧着ラミネートす
るに際し、 一方のフイルム1として基材フイルム層50と
感熱接着性樹脂層51とからなる複合フイルム5
2を用い、かつ前記複合フイルム52の基材フイ
ルム層50を加熱ロール3側に配すると共に、前
記複合フイルム52の加熱ロール3との接触距離
を調整するための自動供給角度調整ロール5を介
して加熱ロール3側に導き、他方のフイルム2を
圧着ロール4側に導くことにより熱圧着させ、熱
圧着ラミネートされたラミネートフイルム7を加
熱ロール3から離脱させる構成を採用した。
(作用) 第2図に示すよう、巻出し部10より繰出され
たフイルム1及び巻出し部11より繰出されたフ
イルム2は張力検出部12,12を経て、夫々エ
ツジコントローラ15,15に導かれ、こゝでフ
イルム1,2のエツジ部を矯正され、しかる後フ
イルム1は予熱ニツプロール16へ、フイルム2
は予熱ニツプロール26に入る。こゝで予熱され
たフイルム1,2は張力検出部22,22を通
り、フイルム1は更に供給角度調整ロール5を介
して熱圧着ニツプロール30の加熱ロール3側に
入る。一方フイルム2は圧着ロール4に導かれ、
ニツプロール部30で両フイルム1,2は熱圧着
されてラミネートフイルム7となる。このラミネ
ートフイルム7は排出角度調整ロール8により加
熱ロール3側から離脱させ、その後張力検出部3
2を介して冷却ニツプロール部31に入り、更に
張力検出部42を介して巻取り部33で巻き取ら
れる。なお前記供給角度調整ロール5でフイルム
1が加熱ロール3に供給される際の加熱ロールと
の接触距離を制御し、又排出角度調整ロール8は
ラミネートフイルム7の加熱ロール3からの排出
される際の加熱ロール3との接触距離を調整す
る。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。第1図は本発明方法を実施する装置の好適例
を示す全体外観斜視図、第2図は同正面図であ
る。図において装置フレームは2点鎖線で示して
おり、同フレームの左端部にフイルム1の巻出し
部10が、また右端部にフイルム2の巻出し部1
1が配備されており、フイルム1,2はフレーム
の中央に向けて導かれる。前記巻出し部10,1
1からフレーム中央側に夫々張力検出部12、エ
ツジコントローラ15が順次設けられている。巻
出し部10,11はフイルム1,2によりつれ回
りしており、フイルムの張力が設定値以上に緩む
と張力検出部12が作動して巻出し部10,11
にブレーキをかけるようになつており、また反対
に設定値以上にかゝると同様に該検出部12が作
動してブレーキを解放するようになつており、こ
れにより巻出し張力を調整している。前記エツジ
コントローラ15は、巻出し部10,11と平行
に回転自在に設けられた平行に並べられた2本の
遊転ロール13,14と、このロール13,14
を支持する支持台20とからなり、同支持台20
は中央部に設けた支点軸20′を中心として時計、
反時計方向に回動するようになつている。このエ
ツジコントローラ15はフレームに設けた例えば
光電管による検知部材24,24によつて制御さ
れる。即ち検知部材24,24はフイルム1,2
のエツジ部の偏位を検知し、これによつて偏位を
矯正する方向に支点軸20′を支点として回動さ
せフイルムが正しく進行するように構成されてい
る。
16,26は前記エツジコントローラ15,1
5のフイルム進行側に設けられた予熱ニツプロー
ル部であり、加熱ロール17,27と圧着ロール
18,28からなり、フイルム1,2はこゝで予
熱され、次いで張力検出部22,22を通り、フ
イルム1は更に供給角度調整ロール5を介して熱
圧着ニツプロール30の加熱ロール3側に入る。
この際、加熱ロール3の回転速度は本例ではライ
ン速度Vとなつており、張力検出部22,22か
らの指令は予熱ニツプロール16,26の加熱ロ
ール17,27に伝達され、検出張力の程度によ
り該ロール16,26の回転速度が調節される。
前記供給角度調整ロール5はフイルム1が加熱ロ
ール3に供給される際の加熱ロール3との接触距
離を制御するもので、矢印Aの如き円弧運動によ
り、加熱ロール3の速度に応じフイルム1が最も
適した供給角度、即ち加熱ロール3との接触距離
となるようにその位置を自動調整するのである。
一方フイルム2は圧着ロール4に導かれ、ニツプ
ロール部30で両フイルム1,2は熱圧着されラ
ミネートフイルム7となる。本発明ではこのよう
にニツプロール部30における接点位置以後をラ
ミネートフイルム7と云い、それ以前はフイルム
1、フイルム2と云つている。なお圧着ロール4
においてフイルム2を供給する際、ある程度ロー
ル面に接触捲回させた方が空気をかみ込み難いと
いう効果がある。前記ニツプロール30の圧着ロ
ール4側に冷却装置6、具体的には冷却ロールが
圧着ロール4に接触状に設けられており、加熱ロ
ール3からの熱伝達により温度上昇した圧着ロー
ル4の温度上昇を可及的に押え降温させるように
してあり、これによつてラミネートフイルム7に
しわが入つたり、白化する現象を防いでいる。
8は熱圧着ニツプロール部30の出口側に設け
た排出角度調整ロールで、ニツプロール部30で
熱圧着されたフイルム、即ちラミネートフイルム
7を加熱ロール3との接触距離を自動調整し、同
ロール8を介して加熱ロール3から離脱させるよ
うにするものである。即ちラミネートフイルム7
の離脱する角度がライン速度V、本実施例では加
熱ロール3速度に最も適した値となるように排出
角度調整ロール8の位置を矢印Bの如く自動的に
操作し排出角度即ち加熱ロール3への接触距離を
調整している。その詳細は第4図に示す通りで
あり、この際、フイルム1及びラミネートフイル
ム7の加熱ロール3との接触距離とは、第4図
を例にとつて説明すると、前者はフイルム1が加
熱ロール3と接触している時の円周角αにおける
ロール円周面の距離を云つており、後者はラミネ
ートフイルム7が加熱ロールと接触している時の
円周角α′におけるロール円周面の距離を云つてい
る。この際、接触距離が0とは加熱ロール3と圧
着ロール4とのニツプ部の接点位置を意味し、こ
の時円周角α,α′は勿論0である。しかも、一般
にフイルム1は加熱ロール3に対し、その接線方
向より供給され、ラミネートフイルム7は加熱ロ
ール3に対し、その接線方向より排出されるの
で、フイルム1が供給される時の接線と、加熱ロ
ール3、圧着ロール4のニツプ部での接点におけ
る接線とが交わる時の供給側Cの角度、即ち供給
角度もαとなり、またラミネートフイルム7が排
出される時の接線と、前記ニツプ部での接点にお
ける接線とが交わる時の排出側Dの角度、即ち排
出角度もα′となる。図例におけるニツプ部の接点
は加熱ロール3の中心の垂直線上にあるが、この
接点は加熱ロール3の円周上のどこに取つても同
じことが云える。以上の第4図の説明はあくま
で理想上のニツプロールを例にとつて説明したも
のである。
前記排出角度調整ロール8のフイルム進行側に
は更に張力検出部32、冷却ニツプロール部3
1、張力検出部42、巻取り部33が順次設けら
れており、調整ロール8から進行するラミネート
フイルム7は張力検出部32を介して冷却ニツプ
ロール部31に入り、更に張力検出部42を介し
て巻取り部33で巻き取られるのであるが、前記
冷却ニツプロール部31は冷却ロール35と圧着
ロール36からなり、張力検出部32からの指令
は冷却ニツプロール部31の冷却ロール35に伝
達され、また張力検出部42からの指令は巻取り
部33の原動部へと伝達されて制御されるように
なつている。
上記実施例の構成において、巻出し部10,1
1の制御は電磁ブレーキが使用されて張力が制御
されているが、巻出し部10,11の構成及び制
御手段は上記に限定するものではない。また張力
検出部12,22,32,42も、ダンサーロー
ル、アキユームレータ、その他如何なる装置によ
り張力を検出するも自由であるが、本実施例では
張力の変化によるローラの動きを電圧・電流等の
変化に置き換えて張力検出を行う周知の手段を採
用して必要部に指令を出している。勿論これら張
力検出部は必要に応じ設けられるものでよい。更
にフイルム1,2のエツジ部のコントロールは必
要に応じて設ければよく、そのコントロール手段
は本実施例以外のものでもよい。また本実施例に
おいて、フイルムの予熱は予熱ニツプロール1
6,26を用いることにより張力検出部22を用
いた微妙な張力調整が行なえるようにしてあり、
またニツプすることにより予熱効率を高めたもの
であるが、上記以外にその予熱を加熱ゾーンを通
して行なつたり、加熱ローラに捲回して行なつた
りしても良い。また巻取り部の構成も適宜でよ
い。
以下、上記実施例の構成を第3図〜第8図につ
いて更に詳細に説明する。第3図は熱圧着ニツプ
ロール部30の構成を示す斜視図、第4図はその
正面図である。
供給角度調整ロール5はフイルム1の加熱ロー
ル3との接触距離は自動で適宜に調整すればよ
く、自動の場合はライン速度と連動する各種の機
構を用いることが出来るが、好ましくはコンピユ
ータによる自動調整を例示でき、以下その調整方
法を述べる。即ち供給角度調整ロール5はアイド
ラーロール39の軸を中心として円弧状に枢動が
できるようにロール39の両側にあつて軸39′
にアーム23,23が固設され、このアーム2
3,23の先端にロール39と平行に角度調整ロ
ール5が軸5′に軸支されており、軸39′の一端
にDCサーボモータ(DC1)が設けられており、
これを駆動源として前記アーム23,23が揺動
することにより、該アーム23,23によりロー
ル5が好ましい位置に設定され、加熱ロール3と
の接触距離を自動調整できるようになつている。
この際、フイルム1の加熱ロール3への好まし
い供給角度αは加熱ロール3の回転速度、即ちラ
イン速度Vにより種々変化するので、予じめ加熱
ロール速度に応じて、フイルムが好ましい加熱ロ
ールとの接触距離を取るようなロール5の位置を
記録させ、熱圧着ラミネートするに際し、加熱ロ
ール3の速度に応じた前記位置の磁気記録された
データをコンピユータ等により読み取り、このデ
ータに対応して供給角度調整ロール5の位置をモ
ータにより制御すると、より好ましい。前記ロー
ル5の位置を磁気記録させるには代表特性とし
て、フイルム1の加熱ロール3への供給角度αを
用いても良いし、その他の特性を用いても良い。
前記磁気記録は例えばフロツピーデイスク、磁気
カード、その他適当なもので行う。また前記モー
タはDCサーボモータ、ACサーボモータ、DCモ
ータ、ステツピングモータ等を例示でき、本実施
例は前記の通りDCサーボモータを用いている。
供給角度調整ロール5の使用効果は、ライン速
度の変化に対し、フイルム1の好ましい供給角度
を設定できるため、予熱オーバーによるしわ、白
化現象等の発生や、予熱不足による接着強度の不
足等が生じにくく、特に加熱ロール3との接触距
離を自動調整できるような構成をとる時はこの効
果はより大きい。
熱圧着ニツプロール部30はフイルム1の側が
加熱金属ロール3で、フイルム2の側が圧着ロー
ル4で、圧着ロール4側に冷却装置、本実施例で
は冷却ロール6が付設され、この冷却ロール6に
より圧着ロール4の温度上昇を押さえている。こ
の冷却装置は冷却ロール6の他に空冷ダクト、エ
アーナイフ等の空冷装置その他適宜の装置が採用
可能であり、要するに圧着ロール4の温度上昇を
押さえる手段ならば何でも良い。このように冷却
装置を付設する目的はラミネートフイルム7のし
わや白化を防止するものであり、圧着ロール4の
温度上昇が著しいと、フイルムの結晶性等が変化
して白化現象を生じ易くなるものと思われ、また
微妙な制御系統が狂い易くなる。なお、この冷却
装置は本発明では必須でないが、設置することは
前記の通り好ましく、一方フイルム素材やライン
速度等の関係で設ける必要がない場合もある。
図面における排出角度調整ロール8は、本発明
では必要に応じ設けられる。即ちフイルムの素材
や、ライン速度等の関係で設ける必要がない場合
があり、また角度調整できない固定の排出角度ロ
ールを設けたものでも本発明に包含される。
該排出角度調整ロール8は、熱圧着されたラミ
ネートフイルム7の加熱ロール3との接触距離を
手動若しくは自動等で適宜に調整するものであれ
ばよく、一般的にはライン速度と連動する各種の
機構を用いたら、それで十分であり、好ましくは
コンピユータによる自動調整が行なわれ、下記に
その調整方法を述べる。加熱ロール3は軸3′に
より支持され、軸3′の一端に設けたモータMに
より駆動される。加熱ロール3を挟んでその両側
で軸3′上にアーム45,45が遊転状に支承さ
れ、同アーム45,45の他端に排出角度調整ロ
ール8が加熱ロール3と平行状に遊転自在に支承
されている。前記軸3′上には一方のアーム45
と一体の歯車43が遊転状に支承され、該歯車4
3はDCサーボモータ(DC2)により駆動回転さ
れる歯車37と噛合している。従つてモータ
(DC2)から歯車37,43、更にはアーム45
を介して排出角度調整ロール8が好ましい位置に
設定できるように構成され、これによつて加熱ロ
ール3との接触距離を自動調整できるようになつ
ている。この際、熱圧着形成されたラミネートフ
イルム7の加熱ロール3からの好ましい排出角度
α′は、加熱ロール3の回転速度、即ちライン速度
により種々変化するので、予じめ加熱ロール速度
に応じてラミネートフイルム7が好ましい加熱ロ
ールとの接触距離を取るようなロール8の位置を
記録させ、熱圧着ラミネート後に加熱ロール3の
速度に応じた前記位置の記録されたデータをコン
ピユータ等により読みとり、かゝるデータに対応
して排出角度調整ロール8の位置をモータにより
制御するとより好適である。前記ロール8の位置
を磁気記録させるには代表特性として、ラミネー
トフイルム7の加熱ロール3からの排出角度α′を
用いても良いし、その他の特性を用いても良い。
前記記録は例えばフロピーデイスク、磁気カー
ド、その他適当なもので行う。また前記モータは
DCサーボモータ、ACサーボモータ、DCモータ、
ステツピングモータ等を例示でき、本実施例は前
記の通りサーボモータを用いている。本発明は
かゝる排出角度調整ロール8を用いることは必須
でないが、これを用いればライン速度の変化に対
し、好ましい排出位置を自動調整して設定できる
ため、過剰熱量の供給によるラミネートフイルム
7のしわ、白化現象の発生や、熱量不足による接
着強度の不足等が生じにくい。
排出角度調整ロール8には、冷却用の水を流通
させているが、これは急冷によりラミネートフイ
ルムのしわや白化を防止しようとするもので、フ
イルムの種類や速度等に対応して必要に応じて設
ければよく、冷却手段は上記以外のものでよい。
この場合前記冷却手段は空冷ダクト、エアーナイ
フ等の空礼手段でもよく、こうした際は前記調整
ロール8とは別に可及的加熱ロール3近傍に設け
てもよい。
また、ラミネートフイルム7の巻取り部33へ
の巻取り前に冷却を行なうために本実施例では冷
却ニツプロール31が用いられ、このロールは水
冷金属ロール35と圧着ロール36からなつてい
る。しかしながら本発明はこれに限定されず単な
る冷却ロールに捲回させてもよいし、冷風を吹き
付ける手段でも良いことは勿論で、不要ならば冷
却は行わなくてもよい。
なお、図面において符号の付していないロール
はガイドロールであるが、これらは必要に応じて
設けられる。そしてこれらのロールをはじめ、す
でに説明した予熱ニツプロール部16,26、熱
圧着ニツプロール部30、冷却ニツプロール部3
1における圧着ロール18,24,4,36は好
ましくはゴムロールが例示でき、例えば天然ゴ
ム、合成ゴム、高圧ゴム、シリコン系ゴム、フツ
ソ系ゴム等、またはこれらゴム類にフツソ樹脂等
の非粘着性物質を被覆したもの等をあげることが
できる。また予熱ロール17,27、加熱ロール
3は鏡面仕上げの施こされた金属ロールを例示で
き、加熱手段も蒸気場電熱、熱流体加熱等で行え
ば良い。
本実施例における予熱ロール17,27、加熱
ロール3、冷却ロール35、巻取り部33、エツ
ジコントローラ部15は全てDCモータが用いら
れている。
本実施例における熱圧着ニツプロール部30の
温度、圧力はフイルムの性質等により好ましい値
を設定するが、一般には温度は50℃以上、好まし
くは80〜150℃程度、圧力は線圧で5Kg/cm以上、
好ましくは20〜80Kg/cm程度の値を例示できる。
予熱ニツプロール部16,26の温度、圧力は
フイルム1,2の性質等により好ましい値を設定
すればよく、一般に熱圧着ニツプロール部30よ
り低温、低圧で行なわれることが多く、一般には
温度40℃以上、好ましくは50〜100℃程度の値を
例示できる。冷却用ニツプロール部31について
は通常は温度は70℃以下、好ましくは40℃以下の
値を例示できる。要はこれらニツプ部の温度、圧
力はフイルム1,2の性質や相互熱接着性、運転
速度、ロール部への接触面積、その他、あらゆる
要因を踏まえて、好ましい値を設定するのであ
る。
次に第5図〜第7図及び第9図〜第12図に基
づいて前記実施例における供給角度調整ロール5
と排出角度調整ロール8の自動調整方法の1例を
具体的に述べることにする。
先ず、予じめライン速度、本例では加熱ロール
速度に応じフイルム1及びラミネートフイルム7
が好ましいロール位置を取るような供給角度α及
び排出角度βのデータを設定、順次パソコン(P.
CPU)に打ち込む。この際、打込データは第9
図に示す如くV=10、20、40、80、120、160、
200m/minの時の最適な設定角度であり、この
設定データを代表値として、パソコンに打ち込む
わけである。実際には、かかるデータをデータ書
込部C1により磁気カードCに書き込み、記録さ
せるのであり、かかるデータ書込装置は別に設け
てある。
この際、フイルム1,2の品番(材質、組成等
の相違による製品個有の番号)、厚さをも加味し
た供給角度及び排出角度となるように設定データ
が打ち込まれるのであり、各品番、厚さのフイル
ム1,2に対し各組合せ毎の設定データを磁気カ
ードCに記録させるわけで、それぞれの組合せ毎
に磁気カードが作成されねばならない。以上に示
すは第10図のブロツク図を見れば明らかであ
る。次に、第11図のブロツク図を参照しつつ、
ロール位置の制御方法を述べることにする。
パソコン(C、CPU)に記録された磁気カー
ドCを装置本体の前記ロール5,8を制御するよ
うに設置されたコンピユータ部60のデータ読取
部C2に入れ、これにより(CPU)部は磁気カー
ドCに記録された供給角度α及び排出角度βの設
定データを読み取り保存する。一方コンピユータ
部60はライン速度V、即ち加熱ロール速度を読
み取るようになつており、こうして前記設定デー
タに基づき、速度Vに対する好ましい供給角度α
を先ず決定する。
供給角度の決定については磁気カードCに記録
された設定データは前記の通りV=10、20、40、
80、120、160、200m/minの時の好ましい設定
角度を代表値としたものであり、それら代表値の
中間の値は直線補間による比例配分によつて定め
るようにしてあり、このため各時点でのライン速
度Vに対する好ましい供給角度を補正計算により
補正する必要がある。こうした理由で補間計算に
よる供給角度の算出が必要となる。ここで云う供
給角度αとは前記の通りフイルム1が加熱ロール
と接触している時の円周角αを云つており、かゝ
る角度に対するロール位置を算出する必要があ
る。ロール位置は、そのアーム23の支点39′
における移動角度βで表わすことができ、フイル
ム1が供給角度0の位置にある時のロール5の位
置を、角度0と設定すると、これにより供給角度
αに対するロール5の移動角度βが算出され、適
正なロール5の位置を定めることができる。
このようにして供給角度に対する好ましいロー
ル位置が算出されるのであり、αに対応するβは
全てコンピユータが計算して行う。このようにラ
イン速度Vに対するロール5の好ましい位置は移
動角度βで表わすことができ、これが好ましいロ
ール位置の値として算出される。そして、この値
は対応するエンコーダ(ENC1)の値に換算され
た数値として、記憶され、これが計算値からの制
御すべきロール位置と言える。
一方、供給ロール5の現在の位置、即ち現時点
での移動している角度を、現状値としてエンコー
ダ(ENC1)で読み取つて、(ENC1)の数値とし
て表わす必要があり、かかる(ENC1)における
数値を(ENC1)が信号出力せしめ、それを
(CPU)部が読み取るのである。こうして
(CPU)部にて読み取られた現時点でのロール位
置を示す現状値とロール位置を制御すべき前記計
算値とが比較され、その差異に応じた出力がD/
A変換回路(D/A1)に入り、アナログ信号に
変換され、DCモータ用アンプ(AM1)に入り、
DCサーボモータ(DC1)を駆動し、ロール5の
位置を制御するのである。
以上は供給角度調整ロール5の位置制御であ
り、続いて排出角度調整ロール8の位置制御を行
うのであるが、その制御方法は第11図における
ブロツク図からも明らかなように供給角度調整ロ
ール5の位置制御と同じであり、従つてその説明
は省略する。しかし乍らロール8は本例ではアー
ム45の支点が、加熱ロール軸3′と同軸のため、
前記したラミネートフイルム7が加熱ロール3と
接触している円周角α′、即ち排出角度α′とロール
8に係るアーム45の支点3′における移動、角
度β′とは等しくなる。この際、移動角度β′の0点
の設定は前記と同様で、ラミネートフイルム7が
排出角度0の位置にある時のロール8の位置を角
度0としている。
第12図に示すは以上の実施例に係るフローチ
ヤートの概略である。この際モータ(DC1)とロ
ール5との関連は第7図の通りで、モータ
(DC1)の必要量の回転はVベルト38を通じて
エンコーダ1(ENC1)と通じており、オーバ回
転するとエンコーダ1(ENC1)からの信号出力
による(CPU)からの指令で入り、適正な回転
量に制御し、この回転量が減速機Gを介してアー
ム23,23に伝達され、ロール5が好ましい位
置になるように円弧状に枢動するのである。また
モータ(DC2)とロール8との関連も同じことが
いえ、同様に制御される。こうしてライン速度V
に応じてロール5,8に好ましい位置に制御され
るのであり、この際ロール5,8の位置を定める
ためのデータとしては、本発明実施例では前記し
た通り、フイルム1及びラミネートフイルム7が
加熱ロール3面と接触する際の円周角α=供給角
度、及び円周角α′=排出角度を代表特性としてと
らえ、パソコン(P.CPU)に打ち込んである。
ロール5,8の位置はライン速度Vは、フイル
ム1,2の品番の厚さのみならず温度、その他の
要因で微妙に変化することも考えられ、これらの
要因を適宜パソコン(P.CPU)に打ち込み、磁
気カードCを記録させれば、記録された要因をも
とにして適宜好ましいロール5,8の位置を制御
できることも可能であり、便利である以上のロー
ル5,8の制御方法において、予じめ設定された
データを書き込むにはパソコン(P.CPU)を用
いる以外に他の手段を用いることは自由である。
本実施例ではエンコーダ(ENC1)(ENC2)を用
いることにより正確に制御しているが、同様なセ
ンサー、例えばレゾルバ等を用いてもよいし、そ
の他これに代るものを用いても良く、不要ならば
用いなくてもよい。
また、本実施例ではデータの受け渡し手段とし
てパソコンによる磁気カードの記録コンピユータ
部60でのデータの読取りにより行つたが、これ
に代る手段として例えばサミール、その他適宜の
メカニカルなスイツチにより直接(CPU)部と
結んでもよい。この際、具体的には例えば第9図
の各ライン速度10、20、40、80、120、160、200
m/minの実測値の設定データをメカニカルなス
イツチに設定して(CPU)部に結べばよく、こ
のような実測値をコンピユータが読み取り第11
図のブロツク図に従つて、同様の制御が可能であ
り、このような自動調整方法も例示することがで
きる。即ち、本例ではデータを磁気記録するので
なく、データを直接スイツチに設定するものであ
るが、かかる設定も「記録」の範疇とみており、
こうした態様も当然本発明の範囲である。
以上の実施例では熱圧着ニツプロール部の加熱
ロール3の回転速度をライン速度Vとして説明し
たが、ライン速度はいかなる箇所の速度を基準に
して設定してもよいことは勿論である。
またデータ読み取りはコンピユータ以外のもの
でもよく、本実施例ではエンコーダ(ENC1)
(ENC2)を用いることにより正確に制御してい
るが、これに代る他のものを用いても良い。
以上に示す本発明の好ましい実施例及び各種の
態様を説明したが、本発明はその他本発明の範囲
内でその他あらゆる態様をとることが出来るもの
である。
次に本発明方法で使用するフイルム(シートを
含む)の種類について述べる。
本発明ではフイルム1として基材フイルム層5
0と基材フイルムよりも融点もしくは軟化点の低
い感熱接着性樹脂層51を有する複合フイルム5
2を基材フイルム50が加熱ロール3側になるよ
うに配し、フイルム2としては前記感熱接着性樹
脂51と同じ若しくは同系統のフイルムが望まし
く、その他感熱接着性樹脂層と熱接着性を有する
適宜のフイルムが望ましく、こうしたフイルム2
は圧着ロール4側に導く。
次に本発明に用いるフイルム1,2の好ましい
例を述べると、フイルム1は基材フイルム層50
と感熱接着性樹脂層51を有する複合フイルム5
2であり、この際基材フイルム50としては、例
えばポリプロピレン系フイルムを例示できる。よ
り好ましくは沸騰n−ヘプタン抽出残分90%以上
のプロピレン単独重合体、あるいはエチレン含有
量が5モル%以下で、しかも感熱接着性フイルム
層より融点の高いところのエチレン−プロピレン
共重合体、もしくは合計のプロピレン含有量が95
モル%以上となるような配合のプロピレン単独重
合体とプロピレン−αオレフイン共重合体との混
合物からなるフイルムを例示できる。
一方、感熱接着性樹脂層51としては、ポリエ
チレン、エチレン−1−ブテンランダム共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ
ー系重合体、等のエチレン系重合体やエチレン−
プロピレンランダム共重合体、プロピレン−1−
ブテンランダム共重合体、及びエチレン−プロピ
レンランダム共重合体とプロピレン−1−ブテン
ランダム共重合体との混合物を好ましい例として
あげることができるが、その他適宜のものも適応
可能なことは勿論である。
このさい、上記のエチレン−プロピレンランダ
ム共重合体とは、エチレン含有量0.5〜15モル%、
好ましくは1〜8モル%のランダム性を有するも
のを例示でき、またプロピレン−1−ブテンラン
ダム共重合体とは、プロピレン含有量50〜99モル
%、好ましくは65〜95モル%のランダム性を有す
るものを例示できるが、これらの値は特に制限を
受けるものではない。この際、感熱接着性樹脂層
51には適宜の印刷を施すも、施こさぬも自由で
ある。
また、フイルム2としては、前記した感熱接着
性樹脂層51に例示された素材と同じ素材からな
るフイルムを例示できるが、前記の通り別の素材
であつてもかまわないことは勿論である。
<具体的実施例> 90mm押出機を用いてTダイ法により、平均厚み
25μの下記配合からなる易ヒートシール性ポリオ
レフイン系のフイルム2を4000m製造した。
エチレン−プロピレンランダム共重合体 100部 プロピレン−1−ブテンランダム共重合体 30部 ダイス温度は270℃、チルロール温度は50℃に
設定し、30m/分の速度で巻取つた。
なお、エチレン−プロピレンランダム共重合体
のエチレン含有量は4.5モル%、M.I.は7.0であり、
プロピレン−1−ブテンランダム共重合体の1−
ブテン含有量は30モル%、M.I.は8.5であつた。
一方、フイルム1は下記により製造した。即ち
M.I.1.6のポリプロピレン樹脂を用いて、Tダイ
押出後5倍の縦延伸に付されたポリプロピレンフ
イルムに、エチレン含有量4.5モル%、M.I.7.0の
エチレン−プロピレンランダム共重合体を溶融押
出ラミネートして感熱接着性樹脂層となし、しか
る後、8倍に横延伸して複合2軸延伸ポリプロピ
レンフイルムを作成した。かかる複合フイルムの
ポリプロピレン層は17μ、感熱接着性樹脂層は3μ
であつた。この複合フイルムをスリツターにかけ
て600mmの使用巾に切断し、紙管に巻き上げた後、
その感熱接着性樹脂層に印刷を付すことにより、
4000mのフイルム2を得た。
こうして得たフイルム1,2を第1図〜第4図
に示すラミネート装置に適応し、以下の条件によ
り約4000mのラミネートフイルム7を得た。
運転速度(加熱ローラ3の速度);0→(徐々
に)→120→(徐々に)→0m/min フイルム1の予熱温度;60℃、圧力4Kg/cm フイルム2の予熱温度;60℃、圧力4Kg/cm 供給角度α;0→(徐々に)→57.3→(徐々
に)→0° 熱圧着用ニツプロールの温度;120℃、圧力30
Kg/cm 加熱ロール3の径;400mm/φ(加熱は蒸気で行
い、表面は硬質クロムメツキにより鏡面仕上が行
われた金属ロール) 加熱ロール3へのフイルム1の接触距離;0→
(徐々に)→10→(徐々に)→0cm 圧着ロール4の径;250mm/φ(シリコンゴムロ
ール使用) 圧着ロール4へのフイルム2の接触距離;約10
cm 圧着ロール4のフイルム2供給部の温度;約60
℃ 冷却ロール6の温度;25℃(水冷ロール) 排出角度α′;0→(徐々に)→85.9→(徐々
に)→0° ラミネートフイルム7の加熱ロールでの接触距
離;約0→(徐々に)→20→(徐々に)→0cm 排出角度調整ロールの温度;約30℃(水冷) 冷却ロール35の温度;20℃、圧力4Kg/cm
(水冷ロール使用) この際、供給角度調整ロール5と排出角度調整
ロール8は第5図〜第7図及び第9図〜第12図
に示すコンピユータによる制御により自動調整
し、適正な位置としたものである。また、フイル
ム1若しくはラミネートフイルム7の加熱ロール
3での接触距離が0cmとはニツプ部での接点位置
を表したものであり、接触距離とは前記接点位置
を基点として加熱ロール面で接触する距離のこと
である。この際、圧着ロール4表面の加圧による
若干の凹みは無視して理想上でのことをいつてお
り、このことは本発明全てに共通である。
こうして出来上つたラミネートフイルムは、ラ
ミネート開始時の低速から定常速度の120m/
minを経て減速停止に至るまで常に同程度の熱量
を受けたため、しわもなく、白化もなく、また接
着強度も全ラミネート品について均一で、かつ十
分あり好ましい品質のものであつた。
(発明の効果) 本発明はフイルム1とフイルム2とを加熱ロー
ル3と圧着ロール4よりなる熱圧着ニツプロール
30を用いて熱圧着ラミネートするに際し、 一方のフイルム1として基材フイルム層50と
感熱接着性樹脂層51とからなる複合フイルム5
2を用い、かつ前記複合フイルム52の基材フイ
ルム層50を加熱ロール3側に配すると共に、前
記複合フイルム52の加熱ロール3への接触距離
を調整するための自動供給角度調整ロール5を介
して加熱ロール3側に導き、他方のフイルム2を
圧着ロール4側に導くことにより熱圧着させ、熱
圧着ラミネートされたラミネートフイルム7を加
熱ロール3から離脱させるようにしたので、この
方法により製造されたラミネートフイルムは、し
わが生ぜず、白化現象が起きにくく、均一で十分
なラミネート強度が得られ、優れた製品を提供で
きる。特に熱圧着ニツプロールで熱圧着すべきフ
イルム1を加熱ロールとの接触距離を自動調整す
るための供給角度調整ロールを介して加熱ロール
へ導くため、ラミネート速度が変化しても、ラミ
ネート直前のフイルム1に対し常に定量の熱量を
付与することが可能となり、これによつて均一な
バラツキのない製品を提供することが出来るので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明方法を実施する装置の
実施例を示し、第1図は装置外観斜視図、第2図
は同正面図、第3図は熱圧着ニツプロール部の斜
視図、第4図は同正面図である。 第5図、第6図は上記装置における供給角度調
整ロール及び排出角度調整ロールの制御方法を示
すブロツク図、第7図は供給角度調整ロールの要
部1例の説明図、第8図は本発明に係るフイルム
1の1例を示す断面図、第9図はコンピユータ制
御を説明するためのライン速度と設定角度を示す
データであり、第10図は供給角度及び排出角度
のデータ作成の方法を示すブロツク図であり、第
11図は機械装置側の動作方法を示すブロツク図
であり、第12図はそのフローチヤートである。 1,2……フイルム、3……加熱ロール、4…
…圧着ロール、5……供給角度調整ロール、7…
…ラミネートフイルム、8……排出角度調整ロー
ル、15……エツジコントローラ、16,26…
…予熱ニツプロール、30……熱圧着ニツプロー
ル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フイルム1とフイルム2とを加熱ロール3と
    圧着ロール4よりなる熱圧着ニツプロール30を
    用いて熱圧着ラミネートするに際し、 一方のフイルム1として基材フイルム層50と
    感熱接着性樹脂層51とからなる複合フイルム5
    2を用い、かつ前記複合フイルム52の基材フイ
    ルム層50を加熱ロール3側に配すると共に、前
    記複合フイルム52の加熱ロール3との接触距離
    を調整するための自動供給角度調整ロール5を介
    して加熱ロール3側に導き、他方のフイルム2を
    圧着ロール4側に導くことにより熱圧着させ、熱
    圧着ラミネートされたラミネートフイルム7を加
    熱ロール3から離脱させることを特徴とする熱圧
    着ラミネート方法。 2 熱圧着ラミネートされたラミネートフイルム
    7を加熱ロール3との接触距離を調整するための
    自動排出角度調整ロール8を介して加熱ロール3
    から離脱させることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の熱圧着ラミネート方法。 3 ライン速度に応じて予じめ設定された供給角
    度調整ロール5の位置を記録させ、熱圧着ラミネ
    ートするに際し前記加熱ロール3の速度に応じた
    前記位置の記録されたデータを読み取り、該デー
    タに対応して供給角度調整ロール5の位置を自動
    調整することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    又は第2項に記載の熱圧着ラミネート方法。 4 ライン速度に応じて予じめ設定された供給角
    度調整ロール5及び排出角度調整ロール8の位置
    を記録させ、熱圧着ラミネートするに際し前記加
    熱ロール3の速度に応じた前記位置の記録された
    データを読み取り、該データに対応して供給角度
    調整ロール5及び排出角度調整ロール8の位置を
    自動調整することを特徴とする特許請求の範囲第
    2項に記載の熱圧着ラミネート方法。
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JP4486373B2 (ja) * 2004-02-10 2010-06-23 カシオマイクロニクス株式会社 ラミネート方法およびその方法を用いたラミネート装置
CN110027298B (zh) * 2019-04-24 2021-03-02 上海全邯电子科技有限公司 一种皮料附胶热压生产线

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