JPH0376792A - 潤滑方法 - Google Patents

潤滑方法

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JPH0376792A
JPH0376792A JP21301689A JP21301689A JPH0376792A JP H0376792 A JPH0376792 A JP H0376792A JP 21301689 A JP21301689 A JP 21301689A JP 21301689 A JP21301689 A JP 21301689A JP H0376792 A JPH0376792 A JP H0376792A
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赤沼 英雄
Masashi Murata
村田 雅詩
Kiyoshi Inoue
清 井上
Ryoji Ogake
大掛 亮次
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は潤滑方法に関し、詳しくは、150℃を超える
可能性のある部分を潤滑するのに好適に用いられる潤滑
方法に関する。
[従来の技術および発明が解決しようとする課題]ガラ
ス繊維の成形、パンの焼成、塗料の焼付けなどに使用さ
れている機械のチェーンや、各種セラミックスの焼成に
使用されている台車の軸受けなどの部品は、室温から、
例えば200℃以上の高温まで広範な温度で使用されて
いる。150℃以下程度の温度では、通常の油潤滑やグ
リース潤滑で十分であるが、約200℃以上の高温下に
おいては通常の潤滑油やグリースは使用できない。この
ような個所には、従来から鉱油やポリα−オレフィンな
どの基油にグラファイトのような固体潤滑剤を分散した
潤滑剤が使用されている。
しかしながら、鉱油やポリα−オレフィンなどの油は高
温で酸化劣化し、粘度上昇、スラッジ化、固化を生じ、
機械に不具合を生じる。また、このような劣化物は固体
潤滑剤の効果をも阻害する。
また、固体潤滑剤として従来から使用されているグラフ
ァイトも潤滑性は満足できるものではなく、さらに、こ
のグラファイトが沈降しゃすいことも実用上の大きな問
題になっていた。
本発明は、かかる課題を解決すべくなされたもので、室
温から、例えば200’C以上の高温まで広範な温度で
使用されている部位に用いられる部品の好適な潤滑方法
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、ポリオールエステルを基油とし、これに
フッ化カーボンを配合してなるチェーン用潤滑油を開発
し、先に出願している(特願昭63−127172号)
。この潤滑油は、高温下で使用しても高い熱安定性、耐
コーキング性、潤滑性などを有する優れた潤滑油である
が、本発明者らはさらに研究を重ねた結果、ポリグリコ
ール系潤滑基油にフッ化カーボンを配合した潤滑剤を使
用し、150℃以下では油潤滑、高温では基油がスラッ
ジを残さず分解し、その後に残存するフッ化カーボンに
よる固体潤滑による潤滑方法がさらに優れていることを
見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、150℃以下の温度においてはポ
リグリコール系潤滑基油にフッ化カーボンを必須成分と
して配合してなる潤滑剤による油潤滑を行い、150’
cを超える温度においては該潤滑剤中のポリグリコール
系潤滑基油が分解し、残存するフッ化カーボンによる固
体潤滑を行うことを特徴とする潤滑方法を提供するもの
である。
以下、本発明の内容をより詳細に説明する。
本発明における潤滑剤の基油であるポリグリコールは、
−膜形 %式% で表されるポリオキシアルキレングリコールまたはその
エーテルである。式中、R,およびR2は同一でも異な
っていてもよく、それぞれ水素または炭素数1−18の
直鎖あるいは分枝状のアルキル基を示し、R3は炭素数
2〜3のアルキレン基を示す。またnは3〜5oの整数
を示す。
R8およびR2としては、具体的には例えば、メチル基
、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキ
シル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基
、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデ
シル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシ
ル基、オクタデシル基などが挙げられ、その中でもメチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、
へ牛シル基、オクチル基、デシル基、オクタデシル基が
より好ましい。
またR3としては、具体的には例えば、エチレン基、プ
ロピレン基、トリメチレン基などが挙げられる。
さらに本発明におけるポリグリコールにおいては、−分
子中に炭素数が異なるアルキレン基が存在しても良く、
すなわち炭素数が異なるオキシアルキレン基がう゛ンダ
ム共重合またはブロック共重合したものであってもよい
また、本発明におけるポリグリコールの動粘度は100
℃においてB〜13 cstであることが好ましく、さ
らには10〜12 cstであることが好ましい。
さらに、本発明におけるポリグリコールとしては、通常
、平均分子量が1ooo〜5oooのものが好ましく用
いられ、さらには1000〜2000のものが好ましく
用いられる。
一方、本発明に係る潤滑剤において必須成分である固体
潤滑剤として配合されるフッ化カーボンは実験式CFx
を有するものである。式中、Xの値は潤滑性の面から0
.5以上であることが好ましく、また、このフッ化カー
ボンの得やすさの面から 1.2以下であることが好ま
しい。さらに好ましい値は0.8〜1.0である。
このフッ化カーボンは、例えば、天然黒鉛、人造黒鉛、
活性炭、コークスなどを炭素材として高温でフッ素や含
フツ素化合物と反応させることにより得ることができる
本発明で使用されるフッ化カーボンの粒子径は任意であ
るが、ポリグリフールへの分散の容易さから特に粒子径
0.03〜lOμmのものが好ましい。
本発明に係る潤滑剤に配合されるフッ化カーボンの含有
量は、磨耗防止性、焼付防止性の面から潤滑剤全量を基
準として0.1重量%以上であることが好ましく、また
、経済性、粘度上昇の面から30ffi量%以下である
ことが好ましい。さらに好ましい含有量は0.5〜10
重量%である。
本発明においては、ポリグリコールを基油とし、これに
フッ化カーボンを配合することにより得られる潤滑剤単
独でも潤滑剤に要求される各種性能は優れているが、そ
の性能をさらに高める目的で必要に応じて公知の添加剤
を配合してもよい。
このような添加剤としては、具体的には例えば、フェニ
ル−α−ナフチルアミン、4.4°−テトラメチルジア
ミノジフェニルメタンなどの芳香族アミン系、2.6−
ジーt−ブチル−p−クレゾール、4.4°−メチレン
ビス(2,6−ジーt−ブチルフェノール)などのフェ
ノール系およびZn−ジアルキルジチオホスフェート、
zn−ジアルキルアリルジチオホスフェート、zn−ジ
アルキルジチオカーバメートなどの有機Zn系の各種酸
化防止剤、非分散型ポリメタクリレート、分散型ポリメ
タクリレート、ポリイソブチレン、エチレン−プロピレ
ン共重合体、ポリアルキルスチレンなどの粘度指数向上
剤などが挙げられる。
これら各種添加剤を配合する場合の含有量は任意である
が、通常は得られる組成物全量を基準として酸化防止剤
は0.05〜5重量%、粘度指数向上剤は2〜20重量
%含有されるように配合するのが望ましい。
本発明の方法においては、上記潤滑剤を用いて、150
℃以下の温度においては油潤滑を行い、150℃を超え
る温度においてポリグリコール基油が熱分解し、基油が
分解したのち残存するフッ化カーボンによる固体潤滑が
行われる。分解温度はポリグリコールの種類などによっ
て異なるが、通常150〜200℃である。本発明の潤
滑方法は、150℃以下の温度からポリグリコールの分
解温度を超える温度に変化する部位に適用され、具体的
には例えば、ガラス繊維の底型、パン焼き機、塗料焼付
機などのチェーンや、各種セラミックス焼成に用いられ
る台車の軸受けなどが挙げられる。
[実施例] 以下、本発明の内容を、実施例等によりさらに具体的に
説明する。
実験例1および比較実験例1〜3 く各種潤滑基油の熱分解性の評価〉 各種潤滑基油の熱分解性を評価するために、第1表に示
した動粘度を有する各種基油に、酸化防止剤としてフェ
ニル−α−ナフチルアミンを組成物全量に対し0.5重
量%含有するように配合せしめて組成物を調製した(実
験例1および比較実験例1〜3)。
これらの組成物それぞれに関してJIS K 2540
に準拠し、200℃、48時間経過後の熱分解性(蒸発
量)を測定すると共に、その後の油の状態を目視によっ
て評価した。結果を第2表に示した。
第 表 第2表に示される熱分解性試験結果から明らかな通り、
ポリグリコール基油は200℃においてほとんどが蒸発
する。これに対して、精製鉱油、エステル、ポリα−オ
レフィンは200℃において蒸発量が少なく、固化して
しまう。
実施例1および比較例1〜4 耐磨耗性を評価するために、第1表に示したポリグリコ
ールを基油とし、第3表に示した粒径を有する各種固体
潤滑剤を組成物全量に対して1重量%含有するように配
合せしめて潤滑剤組成物を調製した(実施例1および比
較例1〜3)。
これらの組成物それぞれに関して分散安定試験、AST
M D 4172に準拠した高速4球試験、およびAS
TM D 3233に準拠したPALEX試験を以下の
試験条件で行い、分散安定性、高速4球磨耗コン径、摩
擦係数、磨耗量を測定した。それぞれの結果を第3表に
併記した。
く試験条件〉 (分散安定性試験) 油温:80℃  時間:168時間 (高速4球試験) 油温:80℃  荷重:30Kg 回転速度: 120口r、p、m、   時間: 30
 win(FALEX試験) 油温:80℃  荷重:  285Jb時間: Hwi
n 第3表に示される分散安定性試験の結果から明らかな通
り、比較例1〜2の潤滑剤組成物は分散安定性が悪い。
さらに、高速4球試験およびPALEX試験の結果から
明らかな通り、実施例1と比較例1〜4を比較すると、
比較例1〜2のPALEX磨耗試験の結果が実施例1と
ほぼ同等であるほかは、いずれの結果も実施例1に比べ
て劣っている。
[発明の効果] 以上のように、本発明の方法は、低温においては優れた
潤滑性能を有する油潤滑を行い、また高温においては基
油がスラッジを生成することなく熱分解し、フッ化カー
ボンによる固体潤滑に悪影響を及ぼさない、優れた潤滑
方法である。
従って、本発明の潤滑方法は、150℃以下の温度から
ポリグリコールの分解温度を超える温度に変化する部位
のチェーンや台車の軸受けなどの部品の潤滑に良好に使
用される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、150℃以下の温度においてはポリグリコール系潤
    滑基油にフッ化カーボンを必須成分として配合してなる
    潤滑剤による油潤滑を行い、150℃を超える温度にお
    いては該潤滑剤中のポリグリコール系潤滑基油が分解し
    、残存するフッ化カーボンによる固体潤滑を行うことを
    特徴とする潤滑方法。 2、前記フッ化カーボンの実験式がCFx(式中、xは
    0.5〜1.2の数を示す)で表されるものである請求
    項1に記載の潤滑方法。 3、前記フッ化カーボンが潤滑剤全量を基準として0.
    1〜30重量%含有される請求項1および2に記載の潤
    滑方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019208316A1 (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 Ntn株式会社 潤滑剤組成物および転がり軸受

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JPS59113095A (ja) * 1982-12-17 1984-06-29 Hitachi Ltd 冷凍機油組成物

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