JPH0376692B2 - - Google Patents

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JPH0376692B2
JPH0376692B2 JP24966583A JP24966583A JPH0376692B2 JP H0376692 B2 JPH0376692 B2 JP H0376692B2 JP 24966583 A JP24966583 A JP 24966583A JP 24966583 A JP24966583 A JP 24966583A JP H0376692 B2 JPH0376692 B2 JP H0376692B2
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dot area
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JP24966583A
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Kazuo Shoda
Toshihiko Hashimoto
Toshiji Fujita
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0376692B2 publication Critical patent/JPH0376692B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、所定のインキにより被測定物の色が
再現できるか否かを判定する方法に関する。
従来、印刷用割付紙には色指定用として数多く
の色見本が添付されていることがある。例えば背
景をある特定の色で均一に塗りつぶしたい場合等
に、その背景の色を有する小紙片が色見本として
添付されている。
この色見本と同じ色で指定された部分を印刷す
る場合、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ
ー)必要に応じてBk(ブラツク)を含めた各版を
どのような網点面積率で印刷するかを決定するに
は、この色見本と10%間隔程度に網点面積率を変
化させて印刷してあるカラーチヤートとを目で見
て比較して最も類似したものを選択し、この選択
された色は各版の網点面積率が何%ずつであるか
はカラーチヤートに記載してあることを利用して
決定するのが一般的である。しかし、この方法で
は比較するのに時間がかかり、また人によりカラ
ーチヤート中から選択する色が異なり、決定され
た網点面積率がまちまちになり易いという欠点が
ある。
加えて、色見本の中にはカラーチヤート中にな
い色が存在している。例えば緑色、橙色、紫色な
ど2次色のうち鮮やかな色は普通のプロセスイン
キで再現できないことはよく知られている。これ
はプロセスインキの色度が経済性、印刷適性、耐
光性、耐水性などの理由により理論的な3原色の
色度よりかなりひずんでいるためににごりが生ず
ることが大きな原因である。このような色につい
てもカラーチヤートとの比較を行ない、一番近い
と思われる色と比較してみると、感覚的に再現で
きない色であろうと判断できるが、どの程度再現
できない色であるかは定量的にとらえることがで
きない。
したがつて、レタツチに於いては一番近いと思
われる色をもう少し変化させれば色見本に近づく
であろうと判断し、様々に網点面積率を変化させ
て印刷を行なつている。印刷された結果を見ると
色再現が大きく異なつており、網の伏せ直しを行
なわなければならない場合がかなりある。この間
の材料費、及び時間のロスは多大なものである。
本発明は以上の如き欠点を除去し、色見本など
の被測定物の色の所定のインキによる再現性を判
定する方法に関するものである。
次に本発明について図面を参照しながら詳細に
説明する。
第1図はこの出願の発明の装置の概念図であ
り、第1の記憶手段10には予じめ色情報と複数
色の色分解版の前記色情報に対応する網点面積率
の組合せとの対応関係を示す色情報−網点面積率
変換テーブルが記憶されており、被測定物の色情
報データを求める色測定手段20により求められ
た色情報データは第2の記憶手段30に一旦記憶
される。第2の記憶手段30に記憶される色情報
データとしては、例えば被測定物の色濃度をRフ
イルター、Gフイルター、Bフイルターの各々の
フイルターを介して得られた3種類の色濃度を一
組の組合せとしたものや、更には前記各フイルタ
ーの外に例えばアンバーフイルターや又はNDフ
イルターを介して得られた色濃度を追加した4種
類の色濃度を一組の組合せとしたものやあるいは
色度等である。次に色情報選択手段40は、前記
第1の記憶手段10に記憶されている色情報−網
点面積率変換テーブルの色情報と前記第2の記憶
手段30に記憶された被測定物の色情報とを比較
して前記色情報−網点面積率変換テーブルの色情
報の中から被測定物の色情報に最も近いものを選
択する。
こうして選択された網点面積率の組合せは補正
手段50にて色情報−網点面積率変換テーブルに
基づいて補正量が計算され補正を加えられた網点
面積率の組合せが求められる。こうして求められ
た網点面積率の組合せが前記色情報−網点面接率
変換テーブルによつて規定される範囲内に存在す
るか否かによつて所定のインキによる被測定物の
色の再現適否を判別し、その結果を出力手段60
にて出力する。
第2図a,bは色情報として色濃度を採用した
場合における色情報−網点面積率変換テーブルと
しても色濃度−網点面積率変換テーブルの1例を
示すものであり、左側にはRフイルター、Gフイ
ルター、Bフイルター、アンバーフイルターのそ
れぞれを介して得られる色濃度の組合せが示され
ており、右側には左側に示された色濃度の組合せ
に対応する網点面積率の組合せが示されている。
このような色濃度−網点面積率変換テーブルは
次の如くして作成される。まず印刷用紙にY.M.
C.Bkの各々のインキを用いて、網点面積率0%
〜100%までの間を適宜の間隔で、例えば第2図
の場合の如く10%間隔で変化させて実際に印刷を
行ないカラーチヤートを作成する。すなわち、第
2図の例では番号1〜番号11まではM.Y.Bk版は
網点面積率0%で、C版のみを0%〜100%の間
を10%ずつ変化させてあり、また番号12〜番号22
まではY.Bk版は網点面積率0%でM版の網点面
積率を10%とし、C版のみを10%〜100%の間を
10%ずつ変化させてあり、以下Y.M.C.Bkの各版
の網点面積率を10%間隔で変化させた種々の組合
せによるカラーチヤートを作成してある。このよ
うな組合せはY.M.C.Bkの各版について網点面積
率を10%間隔で変化させた場合には114=14641通
りの組合せを生ずる。
以上の如くして作成されたカラーチヤートのそ
れぞれの色に対してRフイルター、Gフイルタ
ー、Bフイルターの各フイルターを介して得られ
る色濃度の組合せ、あるいはこれに更にアンバー
フイルターやNDフイルターを介して得られる色
濃度を追加した組合せを求める。以上の如くして
種々の色に対して色濃度の組合せとそれに対応す
る各色の版の網点面積率の組合せとの対応関係を
示す色濃度を−網点面積率変換テーブルが作成さ
れる。
なお前記のR.G.B.アンバー又はNDの各フイル
ターを用いて色濃度を測定するのが一般的である
が印刷インキの分光反射カーブの吸収部分にピー
クを持つ干渉フイルター等のものであつてもよ
い。色濃度−網点面積率変換テーブルを作成する
ときに用いられたフイルターと同一のフイルター
が被測定物の色濃度測定時にも用いられなければ
ならない。
以上の如くして得られた色濃度−網点面積率変
換テーブルを見ると、例えば第2図の番号1〜番
号11までにおいてはM.Y.Bkの各版の網点面積率
は0%で変化せずC版のみが変化しているにもか
かわらずCの補色であるRフイルターを介しての
色濃度だけでなく、他のG.B.アンバーの各フイ
ルターを介しての色濃度も変化している。
これはCインキがC成分のみならず他の色成分
を含んでいるためである。
このような関係は他のインキについても同様で
あり、他の成分を含んでいる。したがつてある被
測定物の網点面積率を決定する場合にも1つのフ
イルターのみならず他のフイルターを介した色濃
度をも考慮に入れなければならない。色濃度−網
点面積率変換テーブルのデータは前記第1の記憶
手段10に記憶させておくが、このような記憶手
段としては磁気デイスク、フロツピーデイスク、
ROM等適宜のものが用いられる。
以上の如くして第1の記憶手段10には予じめ
色情報−網点面積率変換テーブルが記憶されてい
る。
また色測定手段20は被測定物の色を測定して
色情報を得るものであり、第3図はその1実施態
様を示すブロツク図が示されている。第3図の例
においては、色情報として色濃度を採用した場合
の例を示しており、色見本等の被測定物1は光源
21により照射され、その反射光はフイルター2
2を介して光電変換素子23に入力されたここで
電気信号に変換される。フイルター22は色濃度
−網点面積率変換テーブルを作成するときに使用
したものと同一のものであり、Rフイルター、G
フイルター、Bフイルターの3種あるいはこれに
更にアンバーフイルター又はNDフイルターを加
えた4種類のフイルター等が変換可能に取付けら
れているものである。この場合のフイルターの変
換は電動で切換えられるようにしても手動で切換
えられるようにしてもどちらでもよい。また第3
図に示す例においては光源からの光は斜め45°か
ら照射し、真上で受光するようになつているが、
真上から光を照射し、45°の方向で受光するよう
にしてもよい。光電変換素子23で発生された電
気信号はアンプ24で増幅されて補正回路25で
必要な補正をされ、対数変換器26で対数変換処
理された上でA/Dコンバーター27でアナログ
信号からデジタル信号に変換されて色情報として
の色濃度として第2の記憶手段30に入力され記
憶される。なお対数変換器26で対数変換処理さ
れた電気信号は表示メーター28でその値を確認
できるようになつている。なお表示メーター28
はA/Dコンバーター27の後に入れるようにし
てデジタル表示としてもよい。
以上の如くして各フイルター毎に被測定物を測
定して被測定物の色情報が得られ、これらは前記
の如く第2の記憶手段30に記憶させておく。前
記第2の記憶手段30としてはRAM等適宜のも
のを選択できる。
色情報選択手段40は第2の記憶手段30に記
憶された被測定物の色情報の組合せと第1の記憶
手段10に記憶された色情報−網点面積率変換テ
ーブルにおける色情報とを比較して色情報−網点
面積率変換テーブルの色情報の中から被測定物の
色情報に最も近いものを選択するものであるが、
その選択は次の如くして行なわれる。例えば色情
報として色濃度を採用した場合には被測定物のR
フイルター、Gフイルター、Bフイルター、アン
バーフイルターのそれぞれを介して得られた色濃
度をDR、DG、DB、DAとし、また色情報−網点面
積率変換テーブルとしての色濃度−網点面積率変
換テーブルの第n番目の番号のところにおけるR
フイルター、Gフイルター、Bフイルター、アン
バーフイルターを介した色濃度をそれぞれTR
(n)、TG(n)、TB(n)、TA(n)、とする。次に
被測定物の色濃度の組合せDR、DG、DB、DAと色
濃度−網点面積率変換テーブルの色濃度の第n番
目の番号のところの組合せTR(n)、TG(n)、TB
(n)、TA(n)の間の距離SA(n)が最小となる
ような色濃度の組合せTR(n)、TG(n)、TB
(n)、TA(n)を求める。
距離SA(n)は 〔SA(n)〕2=〔TR(n)−DR2+〔TG(n)−DG
2+〔TB(n)−DB2+〔TA(n)−DA2 の関係式より求められる。
距離SA(n)が最小となるnの値は〔SA(n)〕
2が最小となるnの値と一致する。従つて上記関
係式を用いて〔SA(n)〕2が最小となるような色
濃度−網点面積率変換テーブル中の色濃度の組合
せをn=1から順次最後までnの値を変えて検索
してやることによりSA(n)が最小となるnの値
がわかる。SA(n)が最小となるnに対応する色
濃度−網点面積率変換テーブル中の色濃度の組合
せを被測定物の色濃度の組合せに最も近いものと
して決定し、その色濃度の組合せに対応するY.
M.C.BK各版の網点面積率の組合せが決定され
る。
この場合においても、もしも〔SA(n)〕2が検
索途中でゼロになつた場合には、すなわち検索途
中において被測定物の色濃度の組合せと色濃度−
網点面積率変換テーブル中の色濃度が一致するも
のが見出された場合には、そのときのnの値にお
ける色濃度の組合せに対応する網点面積率の組合
せが求めるデータであるので以後の検索は打ち切
つてもよい。
こうして選択された最も近い網点面積率の組合
せの色情報が被測定物の色情報に完全に一致した
場合は選択された網点面積率が正しい値であるが
一致しない場合の方が多い。
しかもこのような検索方法では、所定のインキ
では再現できない色でも最も近い色として前記テ
ーブル中の色が選択される。この選択された色に
対応する網点面積率で網伏せを行なつても被測定
物の色とはかなり異なつており問題である。本発
明はこのような欠点を除き被測定物の色再現性を
判定する方法に関するものである。
第4図に説明図を示す。3軸はC.M.Yの網点
面積率を示しており、o、a、b、c、d、e、
f、gにおける格子点はC、M、Yの面積率がo
(0、0、0)、a(0、0、100)、b(0、100、
100)、c(0、100、0)、d(100、0、0)、e
(100、0、100)、f(100、100、100)、g(100、
100、0)を表わしている。この立体を10%単位
に分割し、それぞれの格子点に対して第2図に示
すようなR、G、Bフイルタを介した色濃度が対
応している。
被測定物が前記所定のインキ所定の印刷条件で
印刷されたものであればすべての被測定物の濃度
の組合せは第4図に示される立体oabcdefgで規
定される立体に含まれる。しかし、実際に用いら
れる被測定物の中にはこの立体に含まれないもの
がある。これは、実際に用いられる色見本は様々
な色相のインキを用い様々な条件で印刷されてい
るためである。
各フイルタを介して測定された被測定物の色濃
度が、前記立体中の最大濃度値よりも高いもの、
あるいは最小濃度値より低いものはこの立体の外
へ出てしまうのは明白である。例えば所定のイン
キで基準よりインキの厚さを厚く印刷すれば100
%における印刷濃度は基準より高くなり、立体の
外へ出てしまう。
しかし、各フイルタを介して測定された被測定
物の各色濃度値が色濃度−網点面積率変換テーブ
ルの最小濃度値と最大濃度値の間に在存するから
この立体中に存在するとは限らない。この原因
は、前記所定のインキと被測定物のインキの色相
の違いが上げられる。例えば所定のインキとして
普通のプロセスインキを用いたとする。プロセス
インキはイエローインキは理想に近いが、マゼン
タインキはシアン、イエロー成分を含みシアンイ
ンキはマゼンタ、イエロー成分を含んでいる。
被測定物が特別に調整された鮮やかな橙色であ
り、所定のインキではシアンインキを含めては再
現できない色であつて、しかもR、G、Bの各フ
イルターを介して測定した各色濃度値は色濃度−
網点面積率変換テーブルの最小濃度値、最大濃度
値の間に存在しているものとする。この被測定物
の色を再現しようとして、イエロー、マゼンタの
2色のインキのみを刷り重ねて印刷した印刷物の
G、Bフイルタを介して測定した濃度値が等しく
なつたと仮定する。G、Bフイルタを介した濃度
値がこの印刷物の濃度値の主成分である。このよ
うにして印刷された色はシアンのインキが用いら
れていないにもかかわらず被測定物(色見本)の
色に較べてアイかぶりに濁つて見える。すなわち
シアン成分を示すRフイルタを介した濃度は被測
定物のものに比べ前記印刷物の方がたいへん高い
値を示す。これは前記所定のインキのマゼンタイ
ンキに含まれるシアン成分の影響によるものであ
る。この場合、シアン成分を示すRフイルタを介
した濃度も含めて色濃度−網点面積率変換テーブ
ルの最大値と最小値の間の値を示すとしても、実
際の色はこの立体をはずれていることを示してい
る。このように、各色濃度値が最小濃度値、最大
濃度値の間に存在するからといつて、立体の平面
(o、a、e、dの緑色系、平面ocgdの紫色系、
平面oabcの橙色系では検索においては立体の中
のみからある色が選択されるが、実際の被測定物
の色は立体の外に存在するものがある。
このように、実際には被測定物の色が立体の外
に存在している色であるか否かを判定するために
本発明においては被測定物を測定して得られた色
情報に対し、検索において選択された最も近いと
された網点面積率を補正する。補正量は前記色情
報−網点面積率の組合せに基づいて算出される。
この補正された網点面積率の組合せが色情報−網
点面積率変換テーブルによつて規定される範囲内
に存在するか否かにより被測定物の色の再現性を
判定するものである。以下その方法を例にあげて
説明する。
まず第2図に示すような網点面積率が10%間隔
の色濃度−網点面積率変換テーブルから被測定物
の色濃度の組合せd(DR、DG、DB、DA)に最も
近いものが選択され、その色濃度の組合せをt
(TR、TG、TB、TA)としそれに対応する網点面
積率の組合せをP(c、m、y、bk)とする。こ
の場合例えば網点面積率が1%のオーダーのもの
までも求めたいものとする。
なお以下の説明においては説明を簡単にするた
めに網点面積率の組合せとしてBkを除いたC、
M、Yの3色に限定して説明するが、Bkを除か
ない場合にも全く同様にして補正できるものであ
る。
所定のインキによる補正された網点面積率の組
合せはPの網点面積率c、m、yが10〜90%の間
に存在する場合にはPを中心に網点面積率を10%
大小方向にずらせた中つまり立体中(第4図)に
存在することになる。従つて第5図に示すように
Pから±10%だけ離れた点A、B、C、D、E、
F、G、Hに囲まれた立体を必要精度ずつに分割
し、各格子点の色濃度を補間して求めておき、該
補間された色濃度の組合せを用いて前述の式によ
り距離が最小となる点を選択し、この点の値によ
りPの値を補正し、必要精度を満す網点面積率の
組合せを求めることができる。
しかし、検索して選択された点Pの網点面積率
のうち少なくとも1色以上が0%あるいは100%
の場合には、実際の色を示す点が立体の中に存在
せず立体外に存在する可能性がある。したがつ
て、例えば−10%あるいは110%の点を求める外
へとびだした立体を考える必要が出てくる。簡単
には、10%から0%への変化の割合で−10%を求
め、90%から100%の変化の割合で、110%の点で
求めればよい。例えば(c、m、y)が(−10、
100、0)の濃度値は、(10、100、0)の濃度値
(0.26、1.39、0.78)と(0、100、0)の濃度値
(0.17、1.35、0.71)より濃度の変化は(−0.09、
−0.04、−0.07)となつている。したがつて求め
ようとする網点面積率の組み合せ(−10、100、
0)の濃度は(0、100、0)の濃度値をこの変
化の割合で変化させた(0.08、1.31、0.64)とな
る。同様に110%の点も90%から100%の増加の割
合で100%の点の濃度を変化させればよい。なお
上記の例では10〜0%あるいは90から100%だけ
の変化で求めたが、立体内の数点例えば20、10、
0%の3点で関数を求め−10%の点の濃度を求め
てもよい。
このようにして求められた拡張された立体にお
いて、必要精度ずつに分割し各格子点で示される
点と測定値との間の距離を求める前述の式により
距離が最小となる点を選択し、この点の値により
Pの網点面積率を補正することができる。
所定のインキで再現できる色は補正後の網点面
積率の組み合せは拡張されない立体中に存在し、
すなわち各色の網点面積率が0〜100%の間でな
ければならない。色情報の測定誤差などの誤差が
なければ1%でも立体の外へ出れば所定のインキ
では再現できない色となる。しかしながら、色情
報として濃度値を採用した場合、測定精度は濃度
値で±0.02程度である。色がうすい側では濃度値
で0.02変化すると網点面積率では3パーセント程
度変化する。したがつて補正後の網点面積率の組
み合せが3%程度立体から外へ出た値でも再現で
きる色と判断してもよい。しかし、それ以上の差
であれば無視できず色は再現できないことを示し
ている。マイナスになればなるほど、あるいは
100%より大きくなればなるほど立体から離れた
ことになり、色として再現しにくくなつているこ
とを示している。
このように、色情報−網点面積率変換テーブル
によつて規定される範囲、つまり前述の立体の中
に補正した網点面積率の組合せが存在するか否か
により、前記所定のインキによる被測定物の色再
現適否を判別することができる。
以上述べた方法では一番小さくても−10%、一
番大きくても110%までしか考慮していない。も
し、−10%から110%という値に制限した場合には
測定した色は拡張した立体の中に存在しない可能
性もあり、もつとかけ離れた色であるかもしれな
い。
このような場合前述の方法ではどの程度再現で
きないかを完全にはとらえることができない。し
たがつてこのような欠点を除き、所定のインキに
よる被測定物の色の再現適否を判断すると共に、
前記所定のインキにより表現できない場合その程
度がどの位のものであるかを知る必要性もある。
このような場合には以下に説明する如くすればよ
い。
前述したように、検索して選択された点Pの網
点面積率のうち少なくとも1色以上が0%あるい
は100%の場合にもPを中心に網点面積率を10%
大小方向にずらせた立体を求め、その立体を必要
精度ずつに分割し、各格子点で示される点と測定
値との間の距離を求める前述の式により距離が最
小となる点を選択し、この点の網点面積率の組合
せの値RよりPの値を補正し、必要精度を満す網
点面積率の組合せを求める。
もし、補正した網点面積率の組合せのうち1色
以上が−10%あるいは110%である場合には、こ
の拡張した立体の中に測定値は存在しない可能性
がある。したがつて、今度はこの補正した点をP
とし更に拡張された立体を決定し今までと同様に
補正を行なつていく。この手順を補正した点が更
に拡張した立体における境界面における網点面積
率にならなくなるまで繰返すことにより、正確な
網点面積率の補正を行なうことができる。このよ
うにして求められた補正後の網点面積率0%ある
いは100%よりどの程度小さいか、大きいかの程
度は所定のインキにより再現できる色立体すなわ
ち拡張しない段階の色立体からのへだたり量を示
しており、これが再現できない程度を表わすもの
である。このようにして所定のインキにより再現
できない場合にその程度を判定することができ
る。ところで上記の如き手法によると立体中の格
子点ごとに距離を求める前述の式を計算しなけれ
ばならず、この計算の繰返しであるために演算時
間がかかるものであるが、次の手法も採用するこ
とができ、この手法によれば、もつと簡単に補正
量を求めることができる。
第6図はこの補正方法の説明図であり、R、
G、B軸はそれぞれR、G、Bのフイルターを介
して得られる色情報を色情報の組合せt(TR
TG、TB)を頂点として表わしている。
ここでベクトルB→td(BR、BG、BB)を設定す
るとBR=DR−TR、BG=DG−TG、BB=DB−TB
なる。
また、前記色情報の組合せtに対する網点面積
率の組合せP(c、m、y)に対してそれぞれ1
単位(すなわち第2図の場合には10%)だけずれ
た網点面積率の組合せP3(c±10、m±10、y±
10)を設定し、これに対応する色情報の組合せt3
(TR3、TG3、TB3)は色情報−網点面積率変換テ
ーブルから知ることができる。網点面積率がマイ
ナス、あるいは100%以上になつた場合の色情報
は前述の立体の場合と同様に求められる。
前記網点面積率P3(c±10、m±10、y±10)
のうちプラスを採るかマイナスを採るかはベクト
ルB→td(BR、BG、BB)の各成分がゼロ以上であ
るかゼロよりも小さいかによつて決定し、ゼロ以
上であればプラスとし、ゼロよりも小さければマ
イナスとする。この場合BR、BG、BBのそれぞれ
の付号によつてc±10、m±10、y±10のそれぞ
れに対して採用すべき付号が決定される。
ここでベクトルB→tt3を考えるとベクトルB→tt3
いくつかのベクトルの合成として表わすことがで
きる。
ここで簡単のためにベクトルB→tdの各成分がゼ
ロよりも大きい場合であるとして以下に説明する
がそうでない場合であつても同様に行なうことが
できる。
前記網点面積率の組合せP(c、m、y)に対
してc成分が10%大きくなつた場合及びc成分と
m成分がそれぞれ10%大きくなつた場合の網点面
積率の組合せをそれぞれP1(c+10、m、y)、
P2(c+10、m+10、y)とする。
前記網点面積率の組合せP1、P2に対応する色
情報の組合せは色情報−網点面積率変換テーブル
によりそれぞれt1(TR1、TG1、TB1)及びt2(TR2
TG2、TB2)として知ることができる。
従つてベクトルB→tt3はベクトルB→tt1、B→t1t2

Bt2t3によつてB→tt1+B→t1t2+B→t2t3=B→tt3
として表
わすことができる。
従つてベクトルB→tdはベクトルB→tt1、B→t1t2
、B→
t2t3によつてαB→tt1+βB→t1t2+γB→t2t3
=B→tdとし
て表わせる。
ここでベクトルB→td(BR、BG、BB)は既述の
如く各成分は知られているので前記関係式より
α、β、γを求める。
従つて被測定物の色情報の組合せd(DR、DG
DB)に最も近いものとして選択された色情報の
組合せにtに対応する網点面積率の組合せP(c、
m、y)を補正した網点面積率の組合せP′(c′、
m′、y′)は第2図のテーブルが10%間隔であるか
ら c′=c+α×10 m′=m+β×10 y′=y+γ×10 となる。
以上の如くして補正後の網点面積率の組合せ
P′(c′、m′、y′)が決定される。
なおベクトルB→tt3を他のベクトルの合成として
表現する方法は前記以外にも種々存在するのでい
ずれのベクトルを用いてもよい。
しかしながら妥当な補正値を得るためには第5
図に示すように色情報−網点面積率変換テーブル
から得られる色情報の組合せを結んで得られるベ
クトルが色情報の組合せt3に達するようにベクト
ルを選択することが好ましい。
このようにベクトル手法を採用すれば前記精度
の高い網点面積率の組合せを求めるための補正に
要する処理時間が極めて短縮される。こうして補
正された網点面積率の組合せによつて前述の手法
の場合と同様にして色再現性の判定を行なうこと
ができる。
このようにして、求められた判定結果、及び再
現できない程度は、出力手段60によつて出力さ
れる。出力手段としては、種々のもの適宜選択で
き、例えばCRTデイスプレーやプリンター等の
表示装置が選択できる。
本発明は以上の如き構成であるから以下の如き
効果を有する。まず第1に、この発明の方法によ
れば、色見本等の如く印刷にて再現すべき色が実
際の色で指定された場合、再現すべき色が所定の
インキで再現できるかできないかの再現適否を経
験者でなくても極めて容易に判定できるものであ
る。
更に、この発明によれば、上記の効果以外に更
にどの程度再現できないかの再現できない程度を
定量的に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の概念図、第2図a,b
は色濃度−網点面積率変換テーブルの説明図、第
3図は色濃度測定手段の1実施態様の説明図、第
4図はある色が所定のインキでは再現できないこ
とを説明するための図、第5図、第6図は網点面
積率の補正方法を説明するための図をそれぞれ示
す。 1……被測定物、10……第1の記憶手段、2
0……色濃度測定手段、21……光源、22……
フイルター、23……光電変換素子、24……ア
ンプ、25……補正回路、26……対数変換器、
27……A/Dコンバーター、28……表示メー
ター、30……第2の記憶手段、40……色濃度
選択手段、50……補正手段、60……出力手
段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定のインキによる網点面積率の組合せと色
    情報との対応関係を示す色情報−網点面積率変換
    テーブルを予じめ求めておき、被測定物の色を測
    定して色情報を得、前記変換テーブルの中から前
    記得られた色情報に最も近い網点面積率の組合せ
    を選択すると共に、前記得られた色情報に対する
    前記最も近い網点面積率の組合せの補正量を前記
    色情報−網点面積率変換テーブルに基づいて算出
    し、前記最も近い網点面積率の組合せを前記補正
    量により補正し該補正した網点面積率の組合せが
    前記色情報−網点面積率変換テーブルによつて規
    定される範囲内に存在するか否かによつて前記所
    定のインキによる被測定物の色の再現適否を判定
    することを特徴とする色再現性判定方法。 2 所定のインキによる網点面積率の組合せと色
    情報との対応関係を示す色情報−網点面積率変換
    テーブルを予じめ求めておき、被測定物の色を測
    定して色情報を得、前記変換テーブルの中から前
    記得られた色情報に最も近い網点面積率の組合せ
    を選択すると共に、前記得られた色情報に対する
    前記最も近い網点面積率の組合せの補正量を前記
    色情報−網点面積率変換テーブルに基づいて算出
    し、前記最も近い網点面積率の組合せを前記補正
    量により補正し該補正した網点面積率の組合せが
    前記色情報−網点面積率変換テーブルによつて規
    定される範囲内に存在するか否かによつて前記所
    定のインキによる被測定物の色の再現適否を判定
    すると共に、前記補正量により補正した網点面積
    率の組合せが前記色情報−網点面積率変換テーブ
    ルによつて規定される範囲外に存在する場合、前
    記範囲から隔たつた程度により、前記所定のイン
    キにより再現できない程度を判定することを特徴
    とする色再現性判定方法。
JP24966583A 1983-12-28 1983-12-28 色再現性判定方法 Granted JPS60142221A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2746385B2 (ja) * 1988-09-06 1998-05-06 大日本印刷株式会社 色調検査方法
JP2740412B2 (ja) * 1992-04-28 1998-04-15 鐘紡株式会社 色差判定装置

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JPS60142221A (ja) 1985-07-27

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