JPH0376070A - デイスク記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 〔発明の概要〕 本発明は、回転されるディスク状記録媒体をスライダー
によって浮上され、円弧状にヨーイングｇれるフライン
グヘッドによって記録及び／又は再生するように構成し
たディスク記録再生装置に−Ｊ６（・て、フライングヘ
ッドのスライダーの浮上量を、このスライダーのヨー角
の変化でコントロールするようにして、フライングヘッ
ドの安定した浮上特性が得られるようにしたものである
。

〔従来の技術〕

例えば、特公昭６０−１６０２３号公報に見られる従来
のハードディスク装置は、ハードディスクの高速回転に
よって発生する空気流による空気軸受の原理を応用した
スライダーの浮上力によつてフライングヘッドを７１−
ドディスクに対してサブミクロンオーダで浮上させ、こ
のフライングヘッドをヘッドアームによってハードディ
スクのほぼ半径方向に円弧状にヨーイング（ＹＡＷＩＮ
Ｇ）させて、ハードディスクの記録及び／又は再生を行
うように構成している。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、スライダーの浮上ｉ−は空気流の線速度に比例
するために、スライダーの浮上ｔはノ）−ドディスクの
内周で最も小さくなり、外周で最も大きくなる。また、
フライングヘッドの円弧状のヨーイングによって、空気
流に対するスライダーの軸方向の傾斜角であるヨー角（
ＹＡＷ　ＡＮＧＬＥ　）も変化し、このヨー角の変化に
よっても、スライダーの浮上量が変化する。

このため、従来のハードディスク装置は、フライングヘ
ッドのスライダーの浮上量を／％−ドディスクの内周か
ら外周１で一定にすることが非常に困難であり、フライ
ングヘッドのトラック位置によってスペーシングロスに
変化が生じるために、安定した浮上特性が得られず、高
密度記録に限度があると言う問題点があった。

本発明は、フライングヘッドのスライダーの浮上量をデ
ィスク状記録媒体の内周から外周１でほぼ一定にできる
ディスク記録再生装置を提供することを目的としている
。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明のディスク記録再生
装置は、上記フライングヘッドのスライダーのヨー角を
上記ディスク状記録媒体の内周から外周に至るに従って
次第に増大させるように構成し、上記フライングヘッド
のスライダーに上記ヨー角の増大に伴ってスライダーの
浮上力を次第に減少させる双胴翼形の空気軸受形成面を
設けたものである。

［作　用〕 上記のように構成されたディスク記録再生装置は、フラ
イングヘッドのスライダーの浮上量が空気流の線速度に
比例してディスク状記録媒体の内周から外周に至るに従
って次第に増大される傾向にあるが、スライダーのヨー
角がディスク状記録媒体の内周から外周に至るに従って
次第に増大すると、双胴翼形の空気軸受形成面によって
スライダーの浮上力が次第に減少されるので、スライダ
ーの浮上量をヨー角の変化でコントロールテキテ、スラ
イダーの浮上量をディスク状記録媒体の内周から外周ま
でほぼ一定にできる。

〔実施例〕

以下、本発明をハードディスク装置に適用した一実施例
を図面を参照して説明する。

１ず、第１図によって、ハードディスク装置全体を説明
する。

密側容器１内に取付けられたスピンドルモータ２のディ
スクハブ３に、ディスク状記録媒体である１枚又は上下
複数枚のハードディスク４が複数のねじ５及びディスク
押え６によって固着され、これらのハードディスク４は
スピンドルモータ２によって矢印ａ方向に高速で回転駆
動されるように構成されている。これらのハードディス
ク４を記録及び／ヌは再生するフライングヘッド８は浮
上用のスライダー９を有していて、板ばね等の支持訊材
１０を介してヘッドアーム１１の先端に取付けられてい
る。ヘッドアーム１１は密刺容器１内に取付けられたア
ーム軸１２を中心にヘッドモータ１３によって矢印す、
Ｃ方向にヨーイング（揺動されること）されるように構
成されている。

ナオ、ヘッドモータ１３／／′ｉ、密側容器１内に上下
から対向されて水平状に取付けられた上下各一対のマグ
ネット１４及びヨーク１５の中間にヘッドアーム１１の
他端に取付けたコイル１６を水平状に配置しにボイスコ
イルモータによって構成されている。

そして、このハードディスク装置は、密側容器１内にお
いて、ハードディスク４を矢印ａ方向に高速回転させて
、ハードディスク４の表面に矢印ａ方向に高速で流れる
空気流を発生させる。そして、この空気流による空気軸
受の原理を応用したスライダー９の浮上力によってフラ
イングヘッド８を支持部材１ｏのばねカに抗してハード
ディスク４の表面からサブミクロンオーダで浮上させる
。

そして、このフライングヘッド８をヘッドアーム１１に
よってアーム軸１２を中心にハードディスク４のほぼ半
径方向に矢印す、ｃ方向に円弧状にヨーイングさせて、
ハードディスク４の記録及び／又は再生を行うものであ
る。

なお、１８がハードディスク４の表面４ａに形成された
環状の記録面、１９が記録面１８の最内周、２０が記録
面１８の最外周であジ、θ工がへラドアーム１１の揺動
角、θ２が矢印ａ方向の空気流に対するスライダー９の
軸方向Ｘの傾斜角であるヨー角である。

そして、このハードディスク装置では、スライダー９の
ヨー角θ２を記録面１８の最内周１９付近では０　程度
とし、最外周２０に至るに従ってそのヨー角θ２を次第
に増大させ、最外周２０付近では１８　程度となるよう
に構成している。

次に、第１図〜第６Ｂ図によって、フライングヘッド８
のスライダー９の詳細を説明する。

このスライダー９は、ハードディスク４とほぼ平行に対
向される水平対向面２２上に一対の凸条部である双胴翼
形部２３をスライダー９の軸方向Ｘと平行な状態に一体
に設けて、双胴翼形の空気軸受形成面２４を形成したも
のである。そして、双胴翼形部２３は、ハードディスク
４とほぼ平行に対向される水平面部２５と、その−側部
に互いに平行状に形成された垂直状の直線面部２６と、
その他側部に互いに平行状に形成された垂直状の連続曲
面部２７とによって形成されている。そ１−て、直線面
部２６ｔ／′ｉスライダー９の軸方向Ｘと平行に形成さ
れ、連続曲面部２７は矢印ａ方向の空気流に対する土泥
側２７ａがほぼＵ字状の連続曲面によって直線面部２６
に接続され、下流側２７ｂに至るに従って曲率半径が次
第に大きくなる滑らかな連続曲面に形成されてい・る。

そして、直線面部２６と連続曲面部２７とによって飛行
機の翼の剪断面形状に類似する翼形状が形Ｍ、されてい
る。

なお、水平面部２３の上流＠及び下流側の両端部には斜
面２８．２９が形成され、一方の水平面部２３の下流側
の端部近傍に磁気ヘッドのヘッドチップ３０がスライダ
ー９の軸方向Ｘと平行に露出されて取付けられている。

このフライングヘッド８のスライダー９によれば、第２
Ａ図〜第３Ｂ図に示す如く、ハードディスク４の高速回
転によってその表面４ａに発生する矢印ａ方向の空気流
によって、スライダー９の双胴翼形の空気軸受形成面２
４の水平対向面２２下と一対の水平面部２５下とに空気
Ｍ５２．３３が形成されて、スライダー９がハードディ
スク４の記録面１８から浮上量Ｈだけ浮上される。

この際、スライダー９の浮上量Ｈｒｒｉ、空気流の線速
度に比例してハードディスク４の記録面１８の最内周１
９から最外周２０に至るに従って次第に増大される傾向
にある。

一方、第２Ａ図及び第３Ａ図に示す如く、スライダー９
がハードディスク４の記録面１８の最内周１９付近にあ
る時には、スライダー９のヨー角θ２が０程度となり、
双胴翼形部２３の両側面である直線面部２６番連続曲面
部２７とに沿って流れる空気流の流速差が小さいので、
水平対向面２２下の空気膜３２の圧力が高く、水平対向
面２２に上向きに働く浮上力Ｆｔａ大きい。

しかし、第２Ｂ図及び第３Ｂ図に示す如く、スライダー
９がハードディスク４の記録面１８の最外周２０付近へ
移動すると、スライダー９のヨー角θ２が最大の１８°
程度となり、双胴翼形部２３の両側面である直線面部２
６と連続曲面部２７に沿って流れる空気流の流速差が大
きくなり、水平対向面２２下の空気膜３２の圧力が減少
し、水平対向面２２に上向きに働く浮上力Ｆ２が減少さ
れる。

従って、スライダー９が最内周１９付近から最外周２０
付近へ移動されるに従って、空気流の線速度に比例して
、スライダー９の浮上量Ｈが増大されようとするにも拘
わらず、スライダー９のヨー角θ２の０〜１８　程度の
変化によって、スライダー９が受ける浮上力がＦ、がら
Ｆ２に次第に減少されるので・スライダー９の浮上量Ｈ
をヨー角θ２の変化でコントロールすることができて、
スライダー９の浮上量Ｈを最内周１９付近から最外周２
０付近１で０．１〜０．３μｍの範囲でほぼ一定にする
ことができる。

なお、第５図は、本発明のスライダー９の浮上特性Ａと
従来のスライダーの浮上特性Ｂとを示したものであり、
本発明の浮上特性Ａは０．１〜０．３μｍの範囲で安定
しており、従来の浮上特性Ｂはスライダー９が最内周１
９から最外周２０へ移動されるに従って、空気流の線速
度に比例して次第に大きくなっていた。

また、第６図は、本発明のスライダー９の双胴翼形部２
３の両側面である直線面部２６と連続曲面部２７とに沿
って流れる空気流の流速差によって生じる空気流の圧力
分布を、スライダー９のヨー角θ２の０近傍、６近傍、
１２　近傍で測定した値を示したものであり、連続曲面
部２７側の圧力分布はヨー角θ２が０−６−１２　　に
変化することによって、顕著な負圧特性を示した。

以上、本発明の実施例に付き述べたが、本発明は上記実
施例に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づ
いて、＠種の有効な変更が可能である。

筐た、本発明は、ハードディスク装置に限定されること
なく、各種のディスク状記録媒体を記録及び／又は再生
する各種のディスク記録再生装置に適用可能である。

〔発明の効果〕

本発明は、上述Ｏと′Ｊ−ｓり構成されているので、次
に記載する効果を奏する。

フライングヘッドのスライダーの浮上量をヨー角の変化
でコントロールできるようにして、フライングヘッドの
スライダーの浮上量をディスク状記録媒体の内周から外
周１でほぼ一定にできるようにしたので、フライングヘ
ッドの安定した浮上特性が得られる。従って、フライン
グヘッドのスペーシングロスをディスク状記録媒体の内
周から外周１で小さくすることができて、電磁変換特性
の向上及び高密度記録が可能になる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示したものであって、第１図
はスライダーの双胴翼形の空気軸受形成面を示した斜視
図、第２Ａ図はスライダーのヨー角口付近を示した一部
切欠き平面図、第２Ｂ図はスライダーのヨー角１８付近
を示した一部切欠き平面図、第３Ａ図及び第３Ｂ図は第
２Ａ図のＩＩＩＡ−用Ａ矢視及び第２Ｂ図のＩＩＩＢ−
１１１Ｂ矢視を示した断面図、第４図はハードディスク
装置全体の一部切欠き平面図、第５図はスライダーの浮
上特性を示した図面、第６図は空気流の圧力分布を示し
た図面である。 また、図面に用いられている符号において、４・・・・
・・・・・・ハードディスク（ディスク状記録媒体） ８・・・・・・・・・・フライングヘッド９・・・・・
・・・・・スライダー １９・・・・・・・・最内周 ２０・・・・・・・・最外周 ２４・・・・・・・・双胴翼形の空気軸受形成面θ２・
・・・・・・・ヨー角 である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　回転されるディスク状記録媒体をスライダーによつて
   浮上され、円弧状にヨーイングされるフライングヘッド
   によつて記録及び／又は再生するように構成したディス
   ク記録再生装置において、上記フライングヘッドのスラ
   イダーのヨー角を上記ディスク状記録媒体の内周から外
   周に至るに従つて次第に増大させるように構成し、 上記フライングヘッドのスライダーに上記ヨー角の増大
   に伴つてスライダーの浮上力を次第に減少させる双胴翼
   形の空気軸受形成面を設けたことを特徴とするディスク
   記録再生装置。