JPH0375088A - 洗濯機等の水位検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、貯水槽の貯留水位の検出を空中伝播信号によ
り行なう洗濯機等の水位検出装置に関する。

（従来の技術） 従来より、例えば洗濯機の貯水槽である洗濯槽の貯留水
位の検出には、エアトラップ方式が多く用いられている
。これは、洗濯槽の貯水部分に連通させて設けたエアト
ラップから、ダイヤフラム等を内設したセンサ本体に、
エアチューブを介して、洗濯槽の貯留水位の変化に伴い
変化する空気圧を伝え、それによって洗濯槽の貯留水位
の検出をするようにしたものである。

しかしながら、このエアトラップ方式の水位検出装置は
、精度が充分に高くなく、又、その割りに組立ては空気
漏れが生じないように厳密に行なわなければならないと
いうものであった。

そこで近年、精度が充分に高く得られ、且つ組立性も良
いものとして、空中伝播信号により貯水槽の貯留水位の
検出を行なうものが考えられている。

このものは、センサとして例えば超音波センサを具え、
この超音波センサから発せられる空中伝播信号である超
音波を貯水槽の貯留水面に向けて発し、その反射を受け
て出力される距離検出信号により、貯留水位の検出を行
なうようになっている。

（発明が解決しようとする課題） 上述のごとく考えられたものの場合、確かに精度は充分
に高く得られ、又、組立性も良いのであるが、しかし、
脱水兼用洗濯機のように、洗濯槽（貯水＃ｆＪ）が上下
に変位可能に弾性支持されているものの場合、その洗濯
槽は貯留した水や洗濯物の重量で下がり、又、その下が
り方もその重量の大小で異なるために、貯留水面もそれ
相応に上下して、正確な貯留水位の検出ができないとい
う問題点を有していた。

本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従っ
てその目的は、上下に変位可能に弾性支持された貯水槽
の貯留水位の検出を空中伝播信号により行なうものにあ
って、その水位の検出が、貯水槽の上下変位に関係なく
、正確にできる洗濯機等の水位検出装置を提供するにあ
る。

〔発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明の洗濯機等の水位検出装置は、貯水槽を上下に変
位可能に弾性支持した洗濯機等にあって、その貯水橘に
一部の貯留水面露出部を除いて反射部を設けると共に、
該貯水槽を回転させる駆動手段、並びに回転するその貯
水槽の上記貯留水面露出部及び反射部に対し空中伝播信
号を発してそのそれぞれの反射に応じた距離検出信号を
出力するセンサを設け、且つこのセンサからの出力を受
けて上記貯水槽の貯留水位を算出する水位算出手段を具
えて成るところに特徴を有するものである。

（作用） 上記手段によれば、貯水槽の貯留水位の検出は、反射部
を基準として行なわれるようになる。

しかして、その反射部は貯水槽に設けたもので、貯水槽
が上下に変位するとき、該反射部も一体に上下変位する
から、貯水槽の貯留水位の検出に狂いを生じることがな
い。

（実施例） 以下、本発明を洗濯機の水位検出装置に適用した一実施
例につき、図面を参照して説明する。

まず第１図に示す洗濯機全体の外箱１には、もっばら外
下方部にモータ２を主体とする駆動機構３や排水弁４を
取付けた外槽５を収容して、弾性懸架装置６により、上
下を初めとしてほかに前後。

左右のあらゆる方向に変位可能に弾性支持している。外
槽５内には、貯水槽である内槽７を収容して、上記駆動
機構３から外槽５内に突出した脱水軸８に取付けており
、かくして内槽７を外槽５に一体化し該外槽５と共に弾
性支持している。内槽７内には、この場合、容器状を成
す撹拌体９を収容して、上記駆動機構３の脱水軸８から
内槽７内に突出した洗濯軸１０に取付けている。

内槽７には又、その外方（図中右側）に突出させて補助
貯水部１１を設けており、これと内槽７内とは、内槽７
の下部に形成した通水口１２で連通し、従って内槽７内
に水が溜まれば、補助貯水部１１内にも同様に水が溜ま
るようになっていて、補助貯水部１１は内槽４の一部の
貯留水面露出部として機能するようになっている。これ
に対して一方、外箱１上にはトップカバー１３を装着し
ており、このトップカバー１３の後部下面部に、上記補
助貯水部１１に臨むセンサ１４を取付けている。このセ
ンサ１４は、この場合、超音波センサであり、図中矢印
で示すように、超音波を空中伝播信号として発し、その
反射を受けて、この反射に応じた距離検出信号を出力す
るようになっている。このようなセンサ１４に対して、
内槽７には、その上端部と前記外槽５の上端部との間の
開口部を第２図に示すように上記補助貯水部１１に臨む
部分を除いて覆う鍔状板でもって、反射部１５を設けて
いる。

トップカバー１３の前部には制御装置１６を組込んでい
る。この制御装置１６は、例えばマイクロコンピュータ
により水位算出手段の機能を含んで構成されており、第
３図に示すように、交流型１ｉｉｊ１７から電源回路部
１８を介して制御電源が与えられるようになっている。

交流電源１７には、トライアック１つを介して前記内槽
７内に給水すべく設けた給水弁２０を接続しており、ト
ライアツク２１を介して前記排水弁４を接続し、トライ
アック２２，２３を介して前記モータ２を接続している
。又、制御装置１６には、前記センサ１４から距離検出
信号が水位検出回路部２４を介して入力されると共に、
操作部２５から操作信号が入力されるようになっており
、制御装置１６は、その入力並びにあらかじめ記憶され
た制御プログラムに基づいて、上記トライアック１９，
２１，２２．２３のオンオフ状態を制御し、同時に表示
部２６の作動状態を制御するようになっている。

そこで、以下においては、制御装置１６の制御に基づく
水位の検出動作について、第４図を参照して述べる。

すなわち、前記給水弁２０から内槽７内への給水を行な
っている状況で、制御装置１６はトライアック２２を介
しモータ２を短時間通電して起動させ（ステップＳ１）
、それによる惰力で内槽７を低速回転させる。この状況
で、次にはセンサ１４から発した超音波の反射により該
センサ１４から出力される距離検出信号を読取って、そ
の反射箇所までの距離Ｘの測定をしくステップＳ２）、
その後、前回測定した距離Ｙとの差Ｚを算出する（ステ
ップＳ３）。そして、その算出値２が充分に大きいか否
かの判断をしくステップＳ４）、充分に大きいと判断さ
れないうちは、センサ１４から発した超音波が反射部１
５に継続して反射されているか又は補助貯水部１１にお
ける貯留水面に継続して反射されているのであるから、
今回の測定値Ｘを前回の測定値Ｙに置き換え（ステップ
Ｓ５）、これまでのルーチンを繰返す。これに対して、
充分に大きいと判断されれば、それは、前回の測定値Ｙ
が反射部１５までの近距離で、今回の測定値Ｘが補助貯
水部１１における貯留水面までの遠距離なのであるから
、その前回の測定値Ｙが反射部１５までの距離Ｔ（第１
図参照）であるとの認定をしくステップＳ６）、今回の
測定値Ｘが補助貯水部１１における貯留水面間での距離
Ｗ（同図参照）であるとの認定をして（ステップＳ７）
、次にあらかじめ記憶されている内槽７の深さＬから先
の測定距離差Ｚを減じる計算をして、内槽７内の貯留水
位Ｈの算出をする（ステップＳ８）。

このように本実施例によれば、超音波という空中伝播信
号により、貯水槽である内槽７の貯留水位の検出を行な
うもので、従来の一般的なエアトラップ方式の水位検出
装置に比して、検出精度が充分に高く得られ、又、組立
性も良く得られる。

そして特に、内槽７が上下に変位可能に弾性支持されて
いることで、貯留した水や洗濯物の重量如何で上下し、
それによって貯留水面も上下するいう事情下あっても、
上記水位の検出を、内槽７に設けたことでそれと一体に
上下変位する反射部１５を基準として行なうことになっ
ているから、上述の事情に関係なく正確な貯留水位の検
出を行なうことができる。

なお、反射部１５は補助貯水部１１（貯水槽の一部の貯
留水面露出部）の水面部分より上でなく、下に設けるよ
うにしても良い。又、反射部１５を上に設けるものの場
合、貯水槽の一部の貯留水面露出部は、上述の補助貯水
部１１でなく、殊に内槽７内以外にその内槽７と外槽５
との間にも水を溜めるものでは、その内外１７．５間を
それとしても良い。更に、全体としても、洗濯機以外、
脱水槽内に水を溜めてすすぎをする脱水機や、あるいは
食器を貯水槽内の水中に浸漬して水流洗いするタイプの
食器洗浄機等であっても良いもので、そのほか、空中伝
播信号としても、超音波以外、光や電波等であっても良
い。

［発明の効果］ 以上の記述で明らかなように、本発明の洗濯機等の水位
検出装置によれば、上下に変位可能に弾性支持された貯
水槽に一部の貯留水面露出部を除いて反射部を設けると
共に、該貯水槽を回転させる駆動手段、並びに回転する
その貯水槽の上記貯留水面露出部及び反射部に対し空中
伝播信号を発してそのそれぞれの反射に応じた距離検出
信号を出力するセンサを設け、そしてこのセンサからの
出力を受けて上記貯水槽の貯留水位を算出する水位算出
手段を具えたのであるから、検出精度が充分に高く得ら
れ、又、組立性も良く得られるものにおいて、更にその
水位の検出が、貯水槽の上下変位にも関係なく、正確に
できるという優れた効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明を洗濯機の水位検出装置に適用した一実施
例を示したもので、第１図は洗濯機の全体の縦断側面図
、第２図は内・外槽部分の平面図、第３図は概略電気構
成図、第４図は水位検出時のルーチンを示したフローチ
ャートである。 図面中、２はモータ（駆動手段）、３は駆動機構（駆動
手段）、６は弾性懸架装置、７は内槽（貯水槽）、１１
は補助貯水部（貯水槽の一部の貯留水面露出部）、１４
はセンサ、１５は反射部、１６は制御装置（水位算出手
段）を示す。 １６水位算出＋Ｆ文

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、貯水槽を上下に変位可能に弾性支持した洗濯機等に
   あって、その貯水槽に一部の貯留水面露出部を除いて反
   射部を設けると共に、該貯水槽を回転させる駆動手段、
   並びに回転するその貯水槽の前記貯留水面露出部及び反
   射部に対し空中伝播信号を発してそのそれぞれの反射に
   応じた距離検出信号を出力するセンサを設け、且つこの
   センサからの出力を受けて前記貯水槽の貯留水位を算出
   する水位算出手段を具えて成ることを特徴とする洗濯機
   等の水位検出装置。