JPH0374669A - 変速用クラッチの供給圧制御装置 - Google Patents

変速用クラッチの供給圧制御装置

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JPH0374669A
JPH0374669A JP1208761A JP20876189A JPH0374669A JP H0374669 A JPH0374669 A JP H0374669A JP 1208761 A JP1208761 A JP 1208761A JP 20876189 A JP20876189 A JP 20876189A JP H0374669 A JPH0374669 A JP H0374669A
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JP
Japan
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pressure
oil
clutch
oil passage
relief valve
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JP1208761A
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Inventor
Yasunori Okura
泰則 大蔵
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、走行機械や建設機械等の変速機の変速用クラ
ッチに供給される圧油の圧力を制御する装置に関する。
〔従来の技術〕
本発明者等は、すでに各種走行条件下で常にスムーズな
変速をなし得る変速機のクラッチ圧制御装置を特許出願
(特願昭62−197711号等)している。
この出願の発明は、すでに公知の技術である複数の変速
用クラッチに対し電気指令によって作動される圧力制御
弁を個別に接続した変速機に適用されて、変速指令が与
えられると、変速段、つまり現在の速度段およびつぎの
速度段における変速用クラッチに一律な指令油圧パター
ンを与えるのではなくて、車速、スロットル開度、変速
間隔、変速する速度段(上記つぎの速度段)に基づき負
荷、変速態様およびクラッチの状態を判定し、該判定結
果に応じて所要のクラッチに与える指令油圧パターンを
可変するようにしている。
各変速用クラッチには、概ね以下のようにしてクラッチ
圧が供給される。
すなわち、まずエンジンによって駆動される油圧ポンプ
から圧油が吐出される。すると、この吐出圧油はリリー
フバルブを介して、各変速用クラッチの圧力制御弁にそ
れぞれ供給される。
そして圧力制御弁はコントローラから出力される電気指
令によって制御されて、上記吐出圧油は所要に各変速用
クラッチにクラッチ圧として供給される。
ここに、各変速用クラッチの最大クラッチ圧(定格圧)
は、エンジンまたはトルコン出力の発生トルクを吸収す
るように設定され、トランスミッション出力の駆動力が
大きいほど大きく設定されている。
トランスミッション出力の駆動力は、速度段が低速度段
になるほど大きくなる。したがって、変速用クラッチの
うち低速度段の変速用クラッチの定格圧が最大に設定さ
れる。
そこで、リリーフバルブの設定圧は、低速度段の変速用
クラッチの定格圧以上の所定圧に設定され、クラッチの
トルク容量不足が発生しないようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上のように従来の技術では、リリーフバルブの設定圧
は一義的に定められて1、一定圧が圧力制御弁を介して
変速用クラッチへ供給される。
このため、速度段が低速度段の場合は、リリーフバルブ
を介して変速用クラッチに必要十分なりラッチ圧油が供
給されて問題はないものの、速度段が高速度段の場合は
、選択されたクラッチの定格圧がリリーフバルブの設定
圧よりもはるかに小さいので、その圧力差に相当するエ
ネルギーが有効な仕事に使用されず、ポンプロスとして
損失することになる。
すなわちこれは燃費の悪化、油圧回路内のパルプ等のシ
ールの耐久性の劣化を招くことになる。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、燃
費低減および耐久性の向上を図ることのできる変速用ク
ラッチの供給圧制御装置を提供することをその目的とし
ている。
〔課題を解決するための手段および作用〕そこでこの発
明では、油圧ポンプの吐出圧油を設定圧以下にして送出
するリリーフバルブど、変速指令に応じて前記リリーフ
バルブの送出部を複数の変速用クラッチに対して選択的
に供給するクラッチ油圧供給手段とを有した変速用クラ
ッチの供給圧制御装置において、変速指令によって選択
された変速用クラッチの定格圧と等しくなるように前記
リリーフバルブの設定圧を可変するリリーフバルブ設定
圧可変手段を前記リリーフバルブに具えるようにしてい
る。
すなわち、走行に使用する変速用クラッチの種類が識別
されて、識別された変速用クラッチの定格圧と等しい設
定圧がリリーフバルブで設定される。そして定格圧以下
に制限された圧油がリリーフバルブ、クラッチ油圧供給
手段を介して、変速用クラッチに供給される。
したがって、変速用クラッチの定格圧が大きい場合には
該変速用クラッチに大きい圧力の圧油が供給されてトル
ク容量が確保されるとともに、変速用クラッチの定格圧
が小さい場合には該変速用クラッチに上記大きい圧力の
圧油が供給されることなく、同クラッチのトルク容量を
確保するに十分な小さい圧力の圧油が供給されるので、
常にエネルギーロスは生じないこととなる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明に係る変速用クラッチの供
給圧制御装置の実施例について説明する。
なお、実施例では、実施例装置がダンプトラックに搭載
される場合を想定している。
まずはじめに、ダンプトラックのパワートレインの構成
を概略的に説明する すなわち、ダンプトラックのエンジンの出力はトルクコ
ンバータ(トルコン)を介して変速機に伝達される。
変速機の出力は差動装置、終減速機を介して駆動輪に伝
えられる。トルコンの入出力間にはそれらの軸を直結さ
せるロックアツプクラッチが介在されている。
変速機は、大きくはトルコンの出力軸に連結される1段
目の副変速機と、この副変速機の出力軸に連結される2
段目の主変速機から構成され、第2図に示すように副変
速機側の副変速クラッチL(Low)およびH(Hig
h)と、主変速機側の主変速クラッチ1 s t s 
2 n d s 3 r d %4thおよびRとの組
合わせで、下記第1表に示すごとく速度段Rev(後進
) 、N e u (中立)、Fl(前進1速)、F2
(前進2速)、F3(前進3速)、F4(前進4速)、
’F5(前進5速)、F6(前進6速)、およびF7(
前進7速)を選択する(同表の丸印同志の組合わせ参照
)。
第1表 同図に示すコントローラ10は、シフトセレクタから入
力するシフトポジション信号により自動変速可能な速度
段領域を決定し、エンジン回転センサおよびアクセルペ
ダルのスロットル量センサの出力に基づいて上記自動変
速可能な速度段領域のうち最適速度段になるように変速
機の速度段に応じた変速用クラッチのクラッチ圧を制御
するクラッチ油圧制御装置20を介して変速機の速度段
を1段ずつシフトアップまたはシフトダウンさせる。
クラッチ油圧制御装置20は、エンジンによって駆動さ
れる油圧ポンプ21と、この油圧ポンプ21の吐出圧油
の圧力を後述する設定圧以下に制限するとともに、圧油
をクラッチ油圧制御弁31.32.33.34.35.
36.37およびトルコンのロックアツプクラッチ用の
クラッチ油圧制御弁に供給し、リリーフした圧油をトル
コンのハウジングに供給する後述するリリーフバルブ1
00と、コントローラ10から出力される電気指令によ
って独立に作動されて、変速用クラッチL1H,1st
、2nd、R,4tb、3rdおよびロックアツプクラ
ッチに圧油を供給するクラッチ油圧制御弁31.32.
33.34.35.36.37およびロックアツプクラ
ッチ用のクラッチ油圧制御弁とによって構成されている
ここで各クラッチ油圧制御弁31・・・について概略説
明する。
クラッチ油圧制御弁31を代表させて説明するに、同制
御弁31は、クラッチ油圧を制御する圧力制御弁301
と、流量検出弁302と、フィリング終了検出用のセ、
ンサ部30.3とで構成されている。
圧力制御弁301はコントローラ10によって制御され
、またセンサ部303の検出信号はコントローラ10に
入力される。
すなわち、まずコントローラ10では次段の速度段に応
じた変速用クラッチ(L)の圧力制御弁301の比例ソ
レノイドに対して制御電流を出力する。すると、弁30
1のスプールは制御電流に比例した推力を以て左方に移
動され、リリーフバルブ100を通過した圧油は弁30
1を介してクラッチLに供給され始める。
ここに圧力制御弁301を通過した制御圧は、流量検出
弁302のオリフィス330を通過し、クラッチポート
に導かれる。このため、クラッチLのフィリングタイム
時においてはオリフィス330の前後において差圧が発
生し、流量検出弁302のスプールが右方に移動される
。したがって、リリーフバルブ100を通過した圧油を
流量検出弁302を介してクラッチLに供給することが
でき、フィリングタイムの短縮化を図ることができる。
やがてフィリングタイムが終了すると、圧油が流れなく
なるため、オリフィス330前後の差圧がなくなり、流
量検出弁302のスプールが右方の初期位置に自動的に
戻ることになる。
一方、センサ部303では流量検出弁302のスプール
の作動を捕らえることにより、フィリングタイム終了を
検出し、このことを示す信号をコントローラ10に出力
する。コントローラ10ではこのフィリングタイム終了
検出信号をクラッチ係合のタイミング制御等に使用する
コントローラ10は、フィリングタイム終了検出信号に
よってフィリングタイム終了を判定すると、コントロー
ラ10は直ちにクラッチLに対する指令電流を徐々に増
大させていく。するとやがてクラッチLは設定圧に達し
、係合されることになる。なお、センサ部303ではク
ラッチLが設定圧に達したことを検出し、クラッチが係
合したことを示す信号をコントローラ10に出力する。
やがて、クラッチLは定格圧に達し、走行中クラッチL
はこの定格圧を維持する。
以下、第2表に各速度段における最大油圧を、第2表 第3表 上記第2表に示すように速度段が低速度段、つまり前進
1速、前進2速、前進3速、後進(Rev)の場合には
、最大油圧は31.5kg/cdと大きく、速度段が高
速度段、つまり前進4速、前進5速、前進6速、前進7
速の場合には、最大油圧は16.5kg/cjと小さい
ものになっている。
これを各変速用クラッチごとについてみると、変速用ク
ラッチL、H,3rd、4thおよびロックアツプクラ
ッチ(L/C)の定格圧は16゜5kg/c−となり、
変速用クラッチ1 s t s 2 ndSRevの定
格圧は31.5kg/cdとなる。
さて、第5図に従来のリリーフバルブ100″の構成を
示す。
同図のリリーフバルブを第2図のリリーフノくルブ10
0の替りに使用した場合には、以下のような作用を奏す
る。
すなわち、リリーフバルブ100′の構成を説明するに
、油路101゛は油圧ポンプ21およびトルフンのハウ
ジングに連通されている。
マタ、油路102′は各クラ・ソチ油圧制御弁31・・
・およびロックアツプクラッチ用油圧制御弁に連通され
ている。
さらに油路103″はトルコンの7Sウジングに連通さ
れている。さらにまた油路104′および油路108″
は油タンクに連通されている。
そしてこのリリーフバルブ100′のノ\ウジング10
7“にはスプール105゛が左右方向に移動自在に嵌挿
されている。スプール105′の一端はバネ106′に
支承されていて、/くネ106′はさらにハウジング1
07゛の端部に支承されている。
そこでいま、油圧ポンプ21およびトルコンのハウジン
グから流出された圧油が油路101′に導通されると、
圧油は油室Aを満たす。すると油室Aの油圧が25〜3
0 k g / cgfになると受圧面Cに作用する圧
油の力が、バネ106′の付勢力に打勝って、スプール
105′が左行して、ポートaが開口する。
しかして、油室Aの圧油は、ポートaを介して油室Bに
導かれ、油路103′を介してトルコンのハウジングに
リリーフされる。
このため、油室Aの油圧は25〜30 k g / c
dよりも大きくならず、この所定圧(25〜30kg 
/ cd )に制限された圧油は、油路102′を介し
て各クラッチ油圧制御弁31・・・およびロックアツプ
クラッチ用油圧制御弁に、これら多弁の制御圧として導
かれる。
このように従来のリリーフバルブ100′ではバネ10
6″がハウジング107゛の端部に当接されて、設定圧
を一義的にしか設定できないこととなっていた。
このため、バネ106゛の設定圧を変速用クラッチのう
ち最も定格圧の大きい変速用クラッチの定格圧程度に一
義的に設定するしかないこととなっていた。
実施例装置のリリーフバルブ100では、上記従来のリ
リーフパルプ100′を基本として、使用する変速用ク
ラッチに応じてリリーフパルプの設定圧を可変できるよ
うにしている。
第1図にリリーフバルブ100の構成を示す。
同図に示すようにこのリリーフバルブ100は、リリー
フバルブ100゛の油路101−1油路102′、油路
103−1油路108′ スプール105−、バネ10
6′と同等の油路101、油路102、油路103、油
路108、スプール105、バネ106を有している。
さらにこのリリーフバルブ100では、ノ<ネ106の
左端は、ハウジング107の端部に支承さているのでは
なくて、/翫つジング107に嵌挿されたピストン10
9の内側底部に当接されている。
ハウジング107の左端には油室110が形成されてい
て、この油室110は、ポート111を介して後述する
油路112に連通されている。
また、ハウジング107には油室120に臨んでストッ
パ119が突設されている。
ピストン109は、左側の油室110内および右側の油
室120内を移動自在であるが、ピストン109の左端
は、ハウジング107の左端の壁121によって規制さ
れ、ピストン109の右端は、ストッパ11つによって
規制されることになる。これらピストン109、油室1
10およびストッパ119は、ピストン109の最大移
動量、つまり、ピストン109の左端が壁121に当接
されてからピストン109の右端がストッパ119に当
接されるまでの該ピストン109の移動距離がXmaX
になるように設計されているものとする。
さて、油路102は、油路112に連通されていて、こ
の油路112はオリフィス113を有している。そして
この油路112は、上記するように油室110のポート
111に連通する油路114と油タンク118に連通す
る油路115とに分岐されている。
油路115の油タンク118を臨む開口部には、該油路
115を開閉、するポペット弁116が、その先端の円
錐形状部分が油路115の開口部に着座自在に配役され
ている。
このポペット弁116は、ノーマルクローズ型の開閉弁
であり、励磁コイル117の電磁力が付与されると油路
115を開くように紙面下方に移動する。
こうしたポペット弁116を開弁させるための励磁コイ
ル117に対する電気指令は、コントローラ10から出
力される。
以下、第2図から第3図を併せ参照してリリーフパルプ
100の作用並びにこのリリーフノくルブ100を有し
た実施例装置の作用について説明する。
コントローラ10では、前述するようにエンジン回転セ
ンサおよびスロットル量センサの各出力に基づいて変速
すべきか否かを判定しており、変速すべきと判定した時
点で次段の速度段並びに次段の速度段で使用する変速用
クラッチの種類を前記第1表の通り識別することができ
る。
こうして次段の速度段並びに次段の速度段で使用する変
速用クラッチの種類が識別された時点で、第2表に基づ
き次段の速度段が、高圧(31,5kg/cj)の圧油
をクラッチに供給すべき速度段(前進1速、前進2速、
前進3速、後進;以下、高圧速度段εいう)であるか、
それとも低圧(16,5kg/cd)の圧油をクラッチ
に供給すべき速度段(前進4速〜前進7速;以下、低圧
速度段という)であるかをさらに判定する。
そして次段の速度段で使用する変速用クラッチに接続さ
れたクラッチ油圧制御弁31〜37に対して電気指令を
出力するとともに、高圧、低圧の判定結果に応じて励磁
コイル117に対して電気指令を出力する。
いま、次段め速度段が高圧速度段である場合には、コン
トローラ10から励磁コイル117に対して電気指令は
出力されないようになされる。
このためポペット弁116は、前記するようにノーマル
クローズ型であるから電気指令が出力されないと、その
円錐形状部分は油路115の開口部に着座して、油路1
15が閉じられる。
すると油圧ポンプ21等から油路101に導かれた圧油
は、油路101、油室A、油路102、油路112、同
油路112内のオリフィス113、油路114を介して
油室110に流入される。
ここ、に、油路115が閉じられて、その開口部は大気
に解放されていないので、油室110内の圧油は所定の
高圧を保持している。したがって、こうした油室110
内で発生する所定圧の油圧によってピストン109の左
端が押動されて、ピストン109は右方にストッパ11
9によって規制される位置まで移動される(第3図(a
)参照)。
ここでバネ106のバネ力、つまりリリーフ弁100の
設定圧について考察する。
油室110内で所要の油圧が発生していないとき、ピス
トン109の左端は壁121に当接されている。この状
態下においてスプール105の受圧面積りの受圧面Cに
油室Aの油圧Ppが作用すると、スプール105は左方
向に力D−Ppを受ける。
ポートaは、バネ106が自由長の状態から左方にXc
だけ移動(縮んだ)ときに開口する。
このときのスプール105に関する運動方程式は、バネ
106のバネ定数をKとして、下記(1)式のごとくな
る。
K ・X c −D−P p−(1) 上記(1)式を変形すれば、 Pp−に・Xc/D・・・(1) となるから、油圧Ppかに−xC/Dに達すると1、油
室A内の圧油はポートaを介してドレインされることに
なる。
一方、ピストン109がストッパ119によって規制さ
れる位置まで移動されたものとすると、このときのピス
トン109の移動量、つまりバネ106の縮み量はXm
axであるから、ポートaが開口するときのスプール1
05に関する運動方程式は、明らかに に◆ (Xc+Xmax)−Do Pp−・・(2) となり、これは、 P p −K *  (X c + X m a x 
) / D −・・(2) となるから、同様に油圧PpがK・ (Xc+Xmax
)/Dに達すると、油室A内の圧油はポートaを介して
ドレインされることになる。
そこで、K・ (Xc+Xmax)/Dが、31゜5k
g/cd程度に、かつに−Xc/Dが16.5kg/c
d程度になるようにに、Xc、XmaycsDを決定し
ておく。
すると速度段が高圧速1度段の場合は、油室Aの油圧が
上昇しても、油圧Ppが31.5kg/cd程度に達し
た時点で油室A内の圧油はポートaを介してドレインさ
れて、油圧Ppは31.5kg/ cd程度以上には上
昇しないことになる。
しかして、31.5kg/cl#程度以下に抑えられた
圧油が、油路102を介して高圧速度段の変速用クラッ
チに接続されたクラッチ油圧制御弁に制御圧として供給
されることになる。
このため、高圧速度段の変速用クラッチの定格圧を満足
する圧油が変速用クラッチに供給される。
一方いま、次段の速度段が低圧速度段である場合には、
コントローラ10から励磁コイル117に対して電気指
令が出力される。
このためポペット弁116は、電磁コイル117で発生
する電磁力によって付勢され、その円錐形状部分が油路
115の開口部より離間されるに至り、油路115が開
かれる。
すると油圧ポンプ21等から油路101に導かれた圧油
は、油路101、油室A1油路102、油路112、同
油路112内のオリフィス113、油路115の開口部
を介して、油タンク118にドレインされる。
ここに、油路115が開かれて、その開口部は大気に解
放されるので、油室110内の圧油はほぼ油圧零になる
。したがって、バネ106の付勢力によってピストン1
09の内側底部が押動されて、ピストン109は左方に
壁121で規制される位置まで移動される(第3図(b
)参照)。
したがって、速度段が低圧速度段の場合は、上記するご
とく油室A内の油圧Ppかに−Xc/D(16,5k 
g/cd程度)に達すると、油室A内の圧油はポートa
を介してドレインされることになる。逆にいえば、油圧
Ppは16.5kg/cd程度以上には上昇しないこと
になる。
しかして、16.5kg/c−程度以下に抑えられた圧
油が、油路102を介して低圧速度段の変速用クラッチ
に接続されたクラッチ油圧制御弁に制御圧として供給さ
れることになる。
このため、低圧速度段の変速用クラッチの定格圧を満足
する圧油が変速用クラッチに供給される。
ここに従来は、低圧速度段の変速用クラッチ使用時であ
っては、定格圧16.5kg/cdをはるかに上回る3
1.5kg/cd程度の制御圧が供給され、これら圧力
差に相当するエネルギーロスが生じていたが、実施例の
装置によればこのエネルギーロスの発生を除去し、燃費
の向上を図ることができる。
また、実施例ではコントローラ10から励磁コイル11
7に電気指令が付与されていないとき、ポペット弁11
6がノーマルクローズ型であるので油路115が閉じら
れ、以てピストン109はバネ106の付勢力によ1て
壁121に当接される。このように実施例の装置は機械
的なインタロックを有しており、仮に電気がダウンした
場合でも、設定圧が安全側(燃費低減よりも定格圧確保
優先)に、つまり最大圧力になるように設定される。
以上説明した実施例では、電気指令に応じてリリーフバ
ルブ100の設定圧を可変するようにしているが、純機
械的な構成で同等の作用を奏するようにすることもまた
可能である。
第4図は、純機械的な構成にてリリーフパルプ100の
設定圧を可変できる装置の構成を概略的に示す。
同図に示すようにこの実施例では、リリーフバカブ10
0の構造は前述したものと基本的には同一であるが、コ
ントローラ10.励磁コイル117、ポベッ°ト弁11
6の替りに、定格圧が大きい(31,5kg/cj)変
速用クラッチ1st、2nd、R(以下、高圧クラッチ
という)に圧油を供給する油圧供給路38.39および
40に連通する油路127.128および12つと、こ
れら油路127.128および129に配設され、油圧
供給路38.39および40の供給圧油をリリーフバル
ブ100に流入させる逆止弁122.123および12
4と、油路127.128および129を合流して、油
圧供給路38.39および40の供給圧油をリリーフパ
ルプ100のポート111に導く油路126と、油路1
27.128および129の合流点より圧油をオリフィ
ス125を介して油タンク131に導く油路130とを
設けるようにする。
かかる構成においてコントローラ10から高圧クラッチ
に接続されたクラッチ油圧制御弁33.34および35
のいずれかに電気指令が付与されて、クラッチ油圧制御
弁33.34および35のいずれかが作動すると、油圧
供給路38.39および40のいずれかを介して供給圧
油が、高圧クラッチ1 s t % 2 n d s 
Rのいずれかに供給される。
すると、油圧供給路38.39および4oの供給圧油は
、油路127.128および129、油路126を介し
てポート111に導かれ、油室110に流入される。こ
の間、供給圧油は逆止弁122.123および124を
通過する。
ここに、油室110に流入された圧油は、油圧制御弁3
3.34および35より高圧クラッチ1st、2ndS
Rに供給される圧油であるので、所定の高圧を保持して
いる。
したがって、こうした油室110内で発生する所定圧の
油圧によってピストン109の左端が押動されて、ピス
トン109は、第3図(a)の場合と同様に右方にスト
ッパ119によって規制される位置まで移動される。
しかして、こうしたピストン109の移動位置によって
一義的に定まる31.5kg/cj程度の設定圧によっ
て、第1図の装置と同様に該設定圧以下に抑えられた圧
油が、油路102を介して高圧クラッチに接続されたク
ラッチ油圧制御弁に制御圧として供給されることになる
一方、コントローラ10から、高圧クラッチにに接続さ
れたクラッチ油圧制御弁33.34および35に電気指
令が付与されていない場合、つまり高圧クラッチ以外の
定格圧が小さい(16,5kg/cd)変速用クラッチ
(以下、低圧クラッチという〉に接続されたクラッチ油
圧制御弁31.32.36および37のみに電気指令が
付与されている場合には、クラッチ油圧制御弁33.3
4および35は作動しない。この結果、油圧供給路38
.39および40を介して供給圧油が、高圧クラッチ1
st、2ndSRに供給されることはない。
すると、油圧供給路38.39および40の供給圧油は
、油室110に流入されることなく、逆に油室110内
の圧油は、ポート111、油路126、油路130、オ
リフィス130を介して油タンク1311ニドレインさ
れる。
このため、油室110内の圧油は、はぼ油圧零になる。
したがって、バネ106の付勢力によってピストン10
9の内側底部が押動されて、ピストン109は左方に壁
121で規制される位置まで移動される。
しかして、こうしたピストン109の移動位置によって
一義的に定まる16.5kg/cd程度の設定圧によっ
て、11図の装置と同様に該設定圧以下に抑えられた圧
油が、油路102を介して低圧クラッチに接続されたク
ラッチ油圧制御弁に制御圧として供給されることになる
なお、実施例では、本発明が電気指令によって作動され
る圧力制御弁を有した変速機、いわゆる電子制御トラン
スミッションに適用される場合について説明したが、本
発明の変速用クラッチの供給圧制御装置としてはこれに
限定されることなく、油圧クラッチを有した変速機であ
ればその適用は任意である。
なおまた、実施例では、速度段または変速用クラッチを
高圧、低圧の二種類に分類し、高圧、低圧の別に応じて
リリーフバルブの設定圧を二値的に設定、制御するよう
にしているが、これに限定されることなく設定圧を連続
的に可変設定、制御する実施も当然可能である。
また、実施例では、ポペット弁116を使用しているが
、この替りにガイドピストンタイプの弁等、同等の機能
を有する弁を使用するような実施も当然可能である。同
様に励磁コイル117の替りに同等の機能を有するアク
チュエータを使用する実施も当然可能である。
(発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、使用する変速用ク
ラッチの定格圧に応じて、リリーフバルブの設定圧を可
変するようにしたので、高定格圧の変速用クラッチ使用
時には、同クラッチに高定格圧の圧油を供給でき、トル
ク容量不足防止を図ることができるとともに、低定格圧
の変速用クラッチ使用時には、高定格圧の圧油を供給す
ることなく、同クラッチに低定格圧の圧油を供給するこ
とができるので、油圧ポンプのエネルギーロス低減およ
び燃費向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る変速用クラッチの供給圧制御装
置の実施例を概略的に示す断面図、第2図は、第1図に
示す装置が電子制御トランスミッションに適用される場
合を示す全体構成図、第3図(a)は、第1図に示すリ
リーフバルブの設定圧が大になるように制御するときの
同図の装置各部の動作状態を示す断面図、第3図(b)
は、第1図に示すリリーフバルブの設定圧が小になるよ
うに制御するときの同図の装置各部の動作状態を示す断
面図、第4図は、本発明に係る変速用クラッチの供給圧
制御装置の他の実施例を概略的に示す断面図、第5図は
、従来のリリーフバルブの構成を概略的に示す断面図で
ある。 10・・・コントローラ、20・・・クラッチ油圧制御
装置、21・・・油圧ポンプ、31〜37・・・クラッ
チ油圧制御弁、100.100.−・・・リリーフバル
ブ、105・・・スプール、106・・・バネ、109
・・・ピストン、110.120SA、B・・・油室、
116・・・ポペット弁、117・・・電磁コイル、1
22.123.124・・・逆止弁。 第1図 第 2 図 t8 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)油圧ポンプの吐出圧油を設定圧以下にして送出す
    るリリーフバルブと、変速指令に応じて前記リリーフバ
    ルブの送出油を複数の変速用クラッチに対して選択的に
    供給するクラッチ油圧供給手段とを有した変速用クラッ
    チの供給圧制御装置において、 変速指令によって選択された変速用クラッチの定格圧と
    等しくなるように前記リリーフバルブの設定圧を可変す
    るリリーフバルブ設定圧可変手段を前記リリーフバルブ
    に具えたことを特徴とする変速用クラッチの供給圧制御
    装置。
  2. (2)複数の変速用クラッチに対し各別に接続され、複
    数の入力される電気指令に応じて各変速用クラッチに供
    給する油圧を制御する複数の圧力制御弁と、 前記複数の圧力制御弁に対する出力ポートの油圧を一方
    の受圧面に作用させるとともに、他方の受圧面にスプリ
    ングの一端を当接したスプールと、前記スプリングの他
    端に当接され、前記スプリングを押圧する油圧ピストン
    とを有し、ポンプからの油を前記スプリングによる設定
    圧以下に保持して前記複数の圧力制御弁に供給するリリ
    ーフバルブと、 前記ピストンに作用させる油圧をドレインするかしない
    かのオンオフ切替えを行うドレインバルブと、 変速時に選択された変速用クラッチに応じて前記ドレイ
    ンバルブのオンオフ切替え制御を行う圧力制御手段と を具えたことを特徴とする変速用クラッチの供給圧制御
    装置。
  3. (3)複数の変速用クラッチに対し各別に接続され、複
    数の入力される電気指令に応じて各変速用クラッチに供
    給する油圧を制御する複数の圧力制御弁と、 前記複数の圧力制御弁に対する出力ポートの油圧を一方
    の受圧面に作用させるとともに、他方の受圧面にスプリ
    ングの一端を当接したスプールと、前記スプリングの他
    端に当接され、前記スプリングを押圧する油圧ピストン
    とを有し、ポンプからの油を前記スプリングによる設定
    圧以下に保持して前記複数の圧力制御弁に供給するリリ
    ーフバルブとを具えるとともに、 前記変速用クラッチのなかで予め設定した一部の変速用
    クラッチとこれら変速用クラッチに接続された圧力制御
    弁との間の油路の油圧を前記ピストンに作用させる油路
    を設けるようにした変速用クラッチの供給圧制御装置。
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WO2009104313A1 (ja) * 2008-02-20 2009-08-27 株式会社小松製作所 油圧システムおよび油圧システムに用いるバルブ組立体

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