JPH0374296A - 水中曳航ケーブル用フエアリング及びその水中曳航ケーブル - Google Patents

水中曳航ケーブル用フエアリング及びその水中曳航ケーブル

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JPH0374296A
JPH0374296A JP21037089A JP21037089A JPH0374296A JP H0374296 A JPH0374296 A JP H0374296A JP 21037089 A JP21037089 A JP 21037089A JP 21037089 A JP21037089 A JP 21037089A JP H0374296 A JPH0374296 A JP H0374296A
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谷内 琢也
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は水中被曳航体の曳航ケーブルの水流抵抗低減
用のフェアリング及びその水中曳航ケーブルに関する。
本明細書で「水中被曳航体」とは、水上的から曳航され
るソーナ等を搭載した有索式航走体、或いは母船から吊
り下ろされて使用される有索式無人潜水機など、海水に
対して相対速度を有するあらゆる有索式装置を意味する
。なお、無人潜水機の場合、曳航ケーブルはテザーケー
ブル或いはアンビリカルケーブルなどと呼ばれる。
〔従来の技術〕
近年、技術進歩と相俟って水深2000m〜6000m
にも及ぶ深海の鉱物資源や海底遺失物や沈没船等の発見
を目的とした海底地層調査や深海底(地形)探査が脚光
を浴びている。
従来、かかる目的で海洋調査船、海底探査船等の水上の
母船から無人の水中被曳航体(以下「被曳航体jともい
う)を曳航して遠隔操作する場合、母船と水中被曳航体
とを連結する曳航ケーブルは、母船から繰り出されてそ
のまま水中に垂れ下げて被曳航体を保持している。この
ため、特に被曳航体の深度が増して曳航ケーブルが長く
なった場合に、波浪や潮流の影響を受けて曳航ケーブル
が大きく揺動したり、その張力が増大するため、被曳航
体の運動制御、および音響による測位が著しく困難にな
るという問題があった。すなわち、第11図の想像線に
て示す自航型ないし非自航型の水中被曳航体Bに使用す
る曳航ケーブルCは、水流に対して大きな抵抗となって
水流から張力を受けることとなるため、曳航ケーブルC
はある形のカテナリ曲線を描いて進行方向と逆方向に大
きく流されてしまう。このため被曳航体Bの前後・左右
・上下位置の調整が極めて困難であるとともに、母船A
から被曳航体Bの現在位置を音響装置で測位(トラッキ
ング)することも困難となる。もとより、かかる海底地
形、地層調査等においては、通常超音波を発信し海底か
らの反射波を検知して画像処理するものであるから、被
曳航体Bを海底から常に一定距離に保持することが極め
て重要となり、これがかかる探査技術における本質的な
課題の一つとなっている。
また、曳航ケーブルCが大きく流れるということは、そ
れだけ長尺の曳航ケーブルCが必要ということを意味し
、母船上のケーブル巻き取り装置のスペースも大きくな
る等の問題を生しる。
そこで、第11図に示すように曳航ケーブルCに水流抵
抗を低減させるためにフェアリングFを取り付け、これ
によって水流による張力影響を低減し、被曳航体Bが流
される量を抑制する方法が従来から採られている(例え
ば、実公昭59−17757号公報、特公昭54−71
18号公報等参照)。フェアリングFは大きい抵抗低減
を得る観点から曳航ケーブルCの長さ全体にわたり設け
られている。この場合、フェアリングFの抵抗減少効果
により曳航ケーブルCは別の形のカテナリ曲線を描き、
被曳航体Bは海底G近く、かつ、母船Aの真下近くに移
動してくるようになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記フェアリングFは通常、金属とプラスチックで成形
されたものが使用されており、海水より重いためフェア
リングFが連続的にしかも曳航ケーブル全体にわたって
装備されているため、下方にあるフェアリングFがその
上のフェアリングFの重みで潰れたり、あるいはフェア
リングF相互の動きが鈍くなって、被曳航体Bや曳航ケ
ーブルCを拘束する一方、下端部にあるフェアリングF
は、水流方向に向かないために却って大きな抵抗を生ず
る原因となっていたまた、フェアリングFは曳航ケーブ
ルCの長さ全体にわたり設けられているため、長尺のケ
ーブルの場合にはフェアリング付のままで幾層も母船A
上のウィンチドラム5に巻き取ることができない。従っ
て、巻き取り時にはフェアリングFを曳航ケーブルCか
ら取り外す必要がある。従来、フェアリングFの曳航ケ
ーブルCへの着脱は、人力で一つずつ或いは数個ずつ行
われているため、深海探査の場合のように曳航ケーブル
Cが非常に長くなる場合には、この着脱作業は非常に手
間のかかる煩雑なものとなり、曳航ケーブルCのハンド
リングの容易/迅速化の大きな妨げとなる。また、フェ
アリング水中重量が大きいため母船Aの曳航能力やウィ
ンチの巻揚能力も大きなものが必要となる。
そこで、本発明の目的は、個々のフェアリング自体を海
水比重より小さい比重になるように構成部品の材質を選
択して軽量化し、その取り付けは状況に応じて水中曳航
ケーブルの長さの部分的なものに止めることもできてウ
ィンチドラムへの格納等を容易にし、しかもフェアリン
グによる水流抵抗の低減効果を充分に発揮させることに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的達成のため、第一発明の要旨は、水中曳航ケー
ブルの水流抵抗低減のために取り付けられるフェアリン
グであって、該フェアリングの一組を整流片、ケーブル
カバーおよび連結板で構成し、少なくとも前記整流片を
海水より軽比重の材質のもので形成し、この整流片の頭
部にケーブルカバーを設けて全体として流線形断面に形
成すると共に、複数の整流片同士を連結板を介して前記
曳航ケーブルの形成する曲線に追従可能なよう連結する
と共に、前記一組のフェアリング全体比重が海水の比重
よりも小さくなるようにしたことを特徴とする水中曳航
ケーブル用フェアリングにあり、また、第二発明の要旨
は状況に応じて上記フェアリングを水中の曳航ケーブル
の一部分に装備したことを特徴とする水中曳航ケーブル
にある。
〔作用] 前記構成において、フェアリング全体は海水比重より若
干小さいから上方向に浮力が働き、上方のフェアリング
が下端のものに重く乗しかかることがなく、個々のフェ
アリングが自由な動きができるから曳航ケーブルの描く
カテナリ曲線にスムーズに追従する。また、このときフ
ェアリング全体はその浮力作用で自動的に海面下付近に
位置することとなる。
また、状況に応じてフェアリングを水中曳航ケーブルの
長さの一部に部分的に取り付けた場合には、その最適位
置を選択できるようになる。そして、被曳航体の収納時
には曳航ケーブルをフェアリング付きでそのままウィン
チドラムに巻き取ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図(a)は、本発明の実施例に係る一組のフェアリ
ングFの分解斜視図、同図(b)はその組立状態の平面
図である。
図示するように、一組のフェアリングFは、整流片1、
ケーブルカバー2、連結板3から主に構成されている。
すなわち、整流片1は、側面視で矩形状、平面視で略船
形状をなしており、頭部にはケーブルカバー2の取付の
ための切欠部1aを有した段付構造となっている。この
切欠部1aの上下には取付具1dを挿通するための挿通
孔1cが設けである。しかも、整流片1の上下端面の中
央部には連結板3を遊挿するための長方形の凹部1bが
形設されている。
上記整流片1は、海水比重よりかなり小さい比重を有す
る材料で作られている。例えば、深海における使用に耐
えるため、シンクタックティックフオーム(ガラスマイ
クロバルンなどの微小中空球を成形モールド内に充填し
、別の樹脂槽内に収容された加熱樹脂を前記成形モール
ド内に導入し、微小中空球の間隙に加熱樹脂を充分に行
き亘らせた後に該樹脂を硬化させて得たもの)のような
特殊な浮力材が使用される。
こうして整流片1自体の比重は例えば0.5位になるよ
うにして、他のケーブルカバー2と連結板3を含めた一
組のフェアリングF全体の比重が海水比重より若干小さ
い、例えば0.8〜0.9程度になるようにする。そう
すれば、フェアリングF全体は海水に浮くように構成さ
れる。
一方、ケーブルカバー2はU字状をなしており、整流片
lの頭部に取り付けられた状態では、全体として流線形
断面をなすようになっている。かかる形状によって水流
抵抗が低減される。このケーブルカバー2の上下円弧部
2aはテーパ状に形成されている(第2図参照)。ケー
ブルカバー2の材料は、通常ステンレス鋼のようなメタ
ル材が使用される。2bは取付孔を示す。
また、連結板3は矩形板状に形成され、一つの端部付近
上下に一対の取付は用の長孔3aを有している。この長
孔3aは、組立時には整流片lの挿通孔1cとケーブル
カバー2の取付孔2bと一致する。連結板3の材質は通
常ウレタン系樹脂のような耐圧強度も優れた弾力性のあ
るもので作られる。これはフェアリングFの連続体を屈
曲自在にするためである。
第1図(b)の組立平面図に示すように、整流片1とケ
ーブルカバー2の間の空間には曳航ケーブルCが導通す
るようになっている。ケーブルカバー2は、整流片1の
外面と面一となるように切欠部1aに収まるようになっ
ている。
個々のフェアリングFは第2図(a)に示す如く、曳航
ケーブルCに沿って連結板3を介して連続的に取り付け
られる。すなわち、整流片1の頭部とケーブルカバー2
の空間に曳航ケーブルが導通されている。整流片1の上
下の凹部1bに連結板3の一部が遊挿され、取付具1d
でケーブルカバー2と連結板3が同時に整流片lに取着
されるようになっている。連結板3.3、・・・で整流
片L  I、・・・同士が連結されても、整流片1相互
は個々に自由に動くことができるようになっている。す
なわち、第2図(ロ)のように曳航ケーブルCが円弧状
に曲がってもこれにスムーズに追従できるようになって
いる。これは、連結板3の取付孔3aが長孔に形成され
ており、しかも整流片1の凹部1bが連結板3より大き
めに形成されてガタを有しているためであり、しかも、
ケーブルカバー2の上下円弧部2aがテーバ状に形成さ
れているからである。また、連結板3は弾力性を有する
から第2図(b)の紙面と直角方向の動きもある程度自
由となる。
なお、上記フェアリングFは水中曳航ケーブルCの全体
に取り付けたり、或いは部分的に取り付けたりする。
かくして、曳航ケーブルCが水中でカテナリ曲線を描く
際にフェアリングFが何ら拘束とならず、曳航ケーブル
Cは自由な形をとりうる。
また、フェアリングF自体も海水より若干小さい比重を
有しているため、下端部にあるフェアリングFがそれよ
り上方のフェアリングFの重量によって特に拘束を受け
ることもない。
第3図は上記フェアリングFを実際に被曳航体Bと母船
Aとの間をつなぐ曳航ケーブルCに取り付けた状態を示
す。WLは海面を示している。
上記フェアリングFを従来のように水中曳航ケーブルC
全体に取り付けてもよいが、第二発1 明のように、水中下の曳航ケーブルCの一部分に取着す
る、部分的装備によると種々のメリットが得られる。す
なわち、 第5図は部分的装備の一例で、曳航ケーブルCの上部に
位置させた場合を示し、この位置を選択する時はフェア
リングFの比重が海水比重より小さいため自然に海面近
くに浮いてきて位置するので、特別な位置固定具を設け
る必要はなく、それだけ手間が省ける。なお、Gは海底
を示している。
一方、第6図は曳航ケーブルCの下端部、つまり、被曳
航体Bの近傍にフェアリングFを位置させた場合である
。この場合にはフェアリングFの浮き上がり防止のため
の金具(以下、「浮上り防止具」という)4をフェアリ
ングFの始端(上端)となる位置の曳航ケーブルC上に
取着する必要がある。
第7図はこの浮上り防止具4を示す図面である。浮上り
防止具4は環状部4aと締付部4bとからなり、締付部
4bには一対の取付孔4C2 が開設されている。この浮上り防止具4は締付具4dを
上下の取付孔4Cに挿通して締付けて曳航ケーブルCに
固定する。
第8図はその取付状態の平面図を示し、浮上り防止具4
の環状部4aがケーブルカバー2の円弧部2aの径とほ
ぼ同じに形成しである。
なお、この浮上り防止具4は曳航ケーブルCを巻き出す
時に取り付けるようにする。浮上り防止具4の取付位置
によってフェアリングFの位置を適宜調整できるように
なる。
ところで、一般に海面下の鉛直方向の流速分布は第4図
に示す如く、海面付近は流速が大きく、これより深度が
大きくなるにつれて急激に流速は小さくなり、一定深度
以下ではほぼ一定の流速となる傾向にある。従って、第
5図のようにフェアリングFを海面近くに位置させた場
合、フェアリングFによる水流抵抗減少効果が大きく、
曳航ケーブルCは母船A近くに垂下することとなる。し
かし、フェアリングFがない部分では後方に多少流れて
カテナリ曲線を描くから、被曳航体Bが母船Aから離れ
た位置に保持されることになる。
一般的にはフェアリングFを第6図に示すように曳航ケ
ーブルの下端位置にもってくることが被曳航体Bを所定
の位置に保持するために効果的であることが多い。第6
図のような取付位置では流速が小さいため、フェアリン
グFによる水流抵抗低減効果によって、あたかも被曳航
体Bに推力を与えた如く前進するから、母船Aとの関係
ではフェアリングFの効果が大きく現れることとなる。
もっとも、フェアリングFの最適位置は種々のパラメー
タの影響を受けるものであり、上記に限定されるもので
はない。結局、曳航ケーブルCにフェアリングFを取着
した時に曳航ケーブルCのカテナリ曲線がどのようなも
のになるかによってフェアリング効果が判断される。す
なわち、曳航ケーブルCのカテナリ曲線を決定するパラ
メータには■曳航ケーブルの外径、■同比重、■間開性
、■フェアリングの水流抵抗係数、■同長さ、■被曳航
体(水中船)の水中重量、■同深度、■母船の曳航速度
、■流速の垂直分布などがあり、これらのパラメータの
うち幾つかは予めデータとして持っており、また曳航速
度等の他のパラメータは母船Aでその都度測定し、これ
らのデータに基づき計算によってどのようなカテナリ曲
線になるかを推定できるので、その結果からフェアリン
グの最適位置を決めるようにする。
次に、曳航ケーブルCの巻き出し要領について第9図(
a)〜(e)に基づき説明する。
曳航ケーブルCは母船A上のウィンチドラム5にフェア
リングFとともにガイドシーブ6を介して巻き取られて
いる(第10図参照)。
まず、図(a)のように、ウィンチドラム5を巻き出す
方向に回転させて、曳航ケーブルCを巻き出して被曳航
体Bを海面WL上に着水させる。それから図(b)(C
)のようにフェアリングF付の曳航ケーブルCを巻き出
すと被曳航体Bは海面WL下徐々に深度を増していく。
図(d)は所定の5 巻き出しが完了した状態で、この場合フェアリングFは
浮上り防止具4で位置固定していないため、その浮力作
用で海面付近に自動的に位置することになる。そして母
船Aが図(e)の如く航走して被曳航体Bを曳航してい
くと海面付近での水流抵抗はフェアリングFにより低減
され、曳航ケーブルCは垂直に近い状態に垂下する。
そしてフェアリングF取付位置後の曳航ケーブルCはカ
テナリを描いて後方に多少流れ、被曳航体Bは母船Aの
真下位置より幾分後方に保持される。このように被曳航
体Bを一定の位置に保持しつつ超音波を発信させて深海
の海底地形等の調査や海底下の地層調査などを行う。
一方、第6図のようにフェアリングFを被曳航体Bの近
くに位置させたい時には巻き出し時に浮上り防止具4を
曳航ケーブルCの所定位置に取り付ければよい。
次に、曳航ケーブルCの収納時には上記と逆の要領でウ
ィンチドラム5に巻き取るようにすればよい。この場合
、本発明のように部分的に6 フエアリングFを装備した場合には、第10図に示すよ
うにウィンチドラムの径りと長さLを適当に設定すれば
、フェアリングFがある部分の曳航ケーブルCが最外層
に来るようにできるため、フェアリングFを付けたまま
でウィンチドラム5に巻き取ることができ、従来のよう
にフェアリングFを一々取り外したりするような手間の
かかる煩雑な作業をしなくても済む。これは、また巻き
出し時においてもフェアリングFの取付は作業がなくな
ることを意味するから、結局被曳航体Bを海面下の所定
位置まで降ろしたり、また母船A上に収納する際の一連
の作業を容易かつ迅速化できることになる。
なお、水中においてフェアリングFを構成する個々の整
流片1は曳航ケーブルCのカテナリ曲線に追従して自由
に動くことができることは前述した通りである(第2図
(b)参照)。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、次のような効果
が得られる。すなわち、 (a)フェアリングを海水の比重より若干小さくしたこ
とにより、フェアリング全体重量の大幅軽減ができ、そ
の分曳航ケーブルのハンドリングが容易かつ迅速化され
る。これによって、深海調査に最適なフェアリングを提
供できることとなる。また、従来のように下端位置にあ
るフェアリングを破損したりするようなことはなくなる
0))フェアリングを曳航ケーブルに部分的に装備した
場合には、母船上での保管スペースが著しく減少できる
と共に、ウィンチドラムの最外層にフェアリング付のま
ま巻き取ることができるようになり、巻き取り/巻き出
し時にm個々人力で取り外し/取り付けるといった煩雑
な作業が不要となる。結局、その分調査作業の迅速化が
図られることとなり、省力、省人化にも寄与する。
(C)フェアリングの部分的装備によって、その時推定
される曳航ケーブルのカテナリの状態に応じて水流抵抗
の低減効果を図る上でその最適設置位置を適宜選択する
ことができ、このようなフェアリングの部分的装備によ
っても充分被曳航体を所望位置に保持することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第10図は、本発明の実施例を示す図面であ
って、第1図(a)は一組のフェアリングの分解斜視図
、第1図(b)はフェアリングの構成部品を取り付けた
状態の平面図、第2図(a)はフェアリングを連続的に
取り付けた状態(曳航ケーブルが直線状態)、第2図(
b)は曳航ケーブルが曲がった時のフェアリングの追従
状態を示す図面、第3図はフェアリングを海面近くに部
分的設置した時の被曳航体の曳航状態図の斜視図、第4
図は流速の垂直分布図、第5図は第4図の側面図、第6
図はフェアリングを曳航ケーブルの下端部に部分的設置
した場合の曳航状態図、第7図は浮上り防止具の斜視図
、第8図は同取付平面図、第9図(a)〜(e)は曳航
ケーブルの巻き出し要領図、第10図は曳航ケーブルの
ウィンチドラムへの収納(巻き取り)状態図をそれ9 0 ぞれ示す。 第11図は従来技術にかかる被曳航体の曳航状態図であ
る。 1・・・整流片、2・・・ケーブルカバー、3・・・連
結板、4・・・浮上り防止具、5・・・ウィンチドラム
、A・・・母船、B・・・(水中)被曳航体、C・・・
曳航ケーブル、F・・・フェアリング。 区 第 5 図 第 7図 第6図 第8図 つ の 城 C 第10図 (b)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水中曳航ケーブルの水流抵抗低減のために取り付
    けられるフェアリングであって、該フェアリングの一組
    を整流片、ケーブルカバーおよび連結板で構成し、少な
    くとも前記整流片を海水より軽比重の材質のもので形成
    し、この整流片の頭部にケーブルカバーを設けて全体と
    して流線形断面に形成すると共に、複数の整流片同士を
    連結板を介して前記曳航ケーブルの形成する曲線に追従
    可能なよう連結すると共に、前記一組のフェアリング全
    体比重が海水の比重よりも小さくなるようにしたことを
    特徴とする水中曳航ケーブル用フェアリング。
  2. (2)請求項1記載のフェアリングを水中の曳航ケーブ
    ルの一部分に設けたことを特徴とする水中曳航ケーブル
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