JPH0374183B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0374183B2
JPH0374183B2 JP59046066A JP4606684A JPH0374183B2 JP H0374183 B2 JPH0374183 B2 JP H0374183B2 JP 59046066 A JP59046066 A JP 59046066A JP 4606684 A JP4606684 A JP 4606684A JP H0374183 B2 JPH0374183 B2 JP H0374183B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
printing
impression cylinder
bearing
doctor blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59046066A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60189446A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP59046066A priority Critical patent/JPS60189446A/ja
Priority to US06/710,307 priority patent/US4558643A/en
Publication of JPS60189446A publication Critical patent/JPS60189446A/ja
Publication of JPH0374183B2 publication Critical patent/JPH0374183B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F3/00Cylinder presses, i.e. presses essentially comprising at least one cylinder co-operating with at least one flat type-bed
    • B41F3/18Cylinder presses, i.e. presses essentially comprising at least one cylinder co-operating with at least one flat type-bed of special construction or for particular purposes
    • B41F3/28Proof-print presses for relief printing, lithography or intaglio printing, i.e. presses for checking accuracy of printing surfaces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F3/00Cylinder presses, i.e. presses essentially comprising at least one cylinder co-operating with at least one flat type-bed
    • B41F3/46Details
    • B41F3/58Driving, synchronising, or control gear
    • B41F3/60Driving, synchronising, or control gear for type-beds

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はグラビア印刷等における高精度印刷試
験機に関する。
(従来技術) 一般に、グラビア印刷は凹版印刷であり、カラ
ー印刷および単色印刷において階調豊富な力強い
ものが得られる。
ところで、グラビア印刷を行うには、印刷に使
用されるインキのカラーマツチング(色合せ)を
行う必要がある。このカラーマツチングには、通
常、へら引きによる試し刷り工程がある。
従来より、へら引きによる試し刷り工程は次の
ようなものであつた。先ず、原色インキによる試
し刷りを参考に、担当者が勘で目標色の配合を選
定し、実際にインキを調合し、このインキを版の
上にへら引きして試し刷りを行い、目視で合否を
判定する。この判定の結果、インキの調合が不合
格であれば、調合したインキに原色インキを加え
て補正し、再度、目視で合否を判定する。この判
定が合格するまで以上の操作を繰り返す。
ところで、上記のようにして行うカラーマツチ
ングでは、 試し刷りの色と目標色との色の差を目視によ
り判定しているため、色の差の判定に担当者間
あるいは担当者個人で誤差が生じ、発注者との
間で合否判定が異なりトラブルが発生すること
もあつた、 主としてへら引きによる試し刷り工程におい
て、試し刷りは担当者が人手によつて行つてい
るため、試し刷りの毎にへら引きの速さや圧力
等の印刷条件が微妙に変化する、すなわち、試
し刷りの再現性が悪い、 等の問題があつた。
ところで、最近では、色彩工学分野での成果を
採り入れたコンピユータによるカラーマツチング
法が提案されている。
この手法は、目標サンプルの色の可視域におけ
る分光反射率を測定してXYZ色表示系による三
刺激値X,Y,Zを検出し、この三刺激値X,
Y,Zから、Lab空間における明度指数Lおよび
クロマチツクネス指数a,bを算出してコンピユ
ータに予め登録しておき、調合済インキによる試
し刷りによつて得たサンプルから検出した明度指
数L′およびクロマチツクネス指数a′,b′とコンピ
ユータに登録された上記明度指数L、クロマチツ
クネス指数a,bとを比較して色差を求め、この
色差からインキの配合を修正するというものであ
り、この手法の採用により上記の問題は解消さ
れる。
一方、上記の問題を解消するため、従来のへ
ら引きによる試し刷りに代つて常にほぼ同じ印刷
条件で試し刷りを行う電動式印刷試験機も一般に
知られている。これは可逆式モータを使用し、周
面に印刷素材を固定した圧胴を版の上で転動させ
て試し刷りを行うものである。
この種の従来の試験機では、圧胴の駆動に可逆
式の電動モータが用いられているため、大きな
加、減速度が得られず、短い距離では高速が実現
できない、また精度のよい目標速度が仲々に得ら
れず、再現性も劣るものであつた。
(発明の目的) 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであつ
て、その目的は、ドクタブレードの版に対する摺
接圧、版の印刷部における圧胴の走行速度および
圧胴の印圧等の印刷の再現性を左右するパラメー
タを一定に制御し、試し刷りを常に同一の条件で
行い、カラーマツチングを行うときの試し刷りの
再現性を向上させることである。
(発明の構成) 上記目的を達成するため、本発明は、ほぼ中央
部に印刷溝からなる印刷部を備えた版の表面をそ
の一端部から他端部にドクタブレードが摺動して
この版の上記一端部近傍に滴下されたインキが上
記印刷溝に供給され、上記ドクタブレードの後方
に配置された圧胴の周面に固定された試し刷り用
の印刷素材が上記版の印刷部の上を転動して印刷
溝内のインキが印刷素材に転写されるようにした
高精度印刷試験機であつて、上記版を間にして互
いに対向してシヤフトにより一体的に結合されて
なる側板を有し、上記版が載置される版載置台の
側部に夫々設けられた走行用のガイドに案内され
て上記側板が一定姿勢で版載置台に沿つて走行す
る走行体と、この走行体の上記側板に固定されて
上記圧胴をその両側から回転自在に支持する圧胴
支持板を備え、各圧胴支持板は圧胴のシヤフトの
軸受の上記版からの距離を夫々調節可能に案内支
持する圧胴の軸受取付孔およびドクタブレードの
シヤフトの軸受の上記版からの距離を夫々調節可
能に案内支持するドクタブレードの軸受取付孔を
備えるとともに、ロツドの繰出し量により圧胴の
上記軸受の軸受取付孔内での位置を夫々変化させ
る圧胴の印圧調整用のマイクロメータおよびロツ
ドの繰り出し量によりドクタブレードの軸受の上
記軸受取付孔内での位置を夫々変化させるドクタ
ブレードの摺接圧調整用のマイクロメータを備え
てなるヘツドと、上記版載置台の両端部に夫々設
けられたプーリ間に張り渡され、上記走行体が取
着されたタイミングベルトと、このタイミングベ
ルトを駆動するパルスモータとを備える一方、走
行体の目標速度を設定する速度設定器を有し、走
行体をドクタブレードが版の印刷部に達する手前
の第1位置にて上記速度設定器で予め設定された
目標速度に達するまで加速度を連続して増加させ
て上記走行体を滑らかに加速する加速パターン、
および上記圧胴が版の印刷部の通過を完了する第
2位置から版の他端近傍の停止位置まで減速させ
る減速パターンが記憶されており、上記速度設定
器により設定された目標速度に対応して最適な加
速パターンおよび減速パターンを決定して上記パ
ルスモータを駆動する制御ユニツトを備えてなる
ものである。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本発明の実施例を説
明する。
本発明に係る印刷試験機の一実施例の外観を第
1図に示す。
第1図に示すように、制御ユニツト1とともに
固定台2に固定された版載置台3上には、版4が
載置されて固定されている。上記版載置台3に沿
つて走行する走行体6のヘツド7に取着されたド
クタブレード8がほゞ中央部に印刷部5を有する
この版4の表面を摺動し、上記版4に滴下された
予め配合比が決められたインキ(図示せず。)が
上記印刷部5の印刷溝(図示せず。)に供給され
る。上記ドクタブレード8の後方に配置された圧
胴9の周面に固定された試し刷り用の印刷素材9
aが上記版4の印刷部5の上を転動して印刷部5
の印刷溝内のインキが上記印刷素材9aに転写さ
れる。
上記版載置台3は、大略、直方体形状を有する
箱状のものであつて、その上面がほゞ一定巾を有
する上記版4を少なくとも載置することのできる
巾および長さを有する版固定板10となつてい
る。上記版載置台3の一端部および他端部には、
第2図に示すように、プーリ11および12が
夫々回転可能に取り付けられ、これらプーリ11
と12との間にはタイミングベルト13が張り渡
されている。このタイミングベルト13には走行
体6が取着されている。
この走行体6は版載置台3の版固定板10の両
側に位置する一対の側板14,14を有する。こ
の側板14,14は、上記版載置台3の両側に設
けられた長孔15を通して、シヤフト16,17
により相互に結合されている。上記シヤフト16
には、版固定板10の下面の両側部に夫々設けら
れたガイド(図示せず。)により案内されるロー
ラ18,18が回転自在に取り付けられている。
また、いま一つの上記シヤフト17にも、版固定
板10の上記ガイドにより案内されるローラ1
9,19が回転自在に取り付けられている。上記
走行体6は、シヤフト16と17との間にて側板
14,14の間に張り渡された結合シヤフト20
により、タイミングベルト13に結合されてい
る。
上記走行体6の側板14は、版固定板10に固
定された版4との間に走行体6の走行を許容する
間隔をおいて、ヘツド結合シヤフト21により相
互に結合されている。このヘツド結合シヤフト2
1により、ヘツド7を走行体6に第2図において
矢印A1で示すように回動可能に支持している。
上記ヘツド7は、次に説明するように、圧胴9
を回転可能かつ圧力調整可能に支持するととも
に、ドクタブレード8を版4に対する角度および
摺接圧が調整可能となるように支持している。
上記ヘツド7は、圧胴9およびドクタブレード
8を夫々その両側で上記のように支持する一対の
圧胴支持板22,22を有する。この圧胴支持板
22は、第3図aに示すように、圧胴9のシヤフ
ト23を回転自在に支持する軸受24が嵌入され
る四角形状の取付孔25、およびドクタブレード
8の軸受26が嵌入される四角形状の取付孔27
を備えている。
上記取付孔25の対向する側壁には、上記軸受
24を上下にガイドするガイドレール28,28
が設けられ、このガイドレール28,28が、第
3図bに示すように、上記軸受24に設けられた
切欠き29,29に嵌入され、上記軸受24が取
付孔25内を上下に移動可能となつている。
上記軸受24は、第3図aに示すように、その
上下が夫々平面となるように切り欠かれており、
下側の切欠き面とこれに対向する取付孔25の内
面との間には、圧縮コイルバネ30が縮装されて
いる。上記軸受24の上側の切欠き面は、マイク
ロメータ31のロツド32の先端面で受け止めら
れている。上記マイクロメータ31は、圧胴支持
板22の上端面に固定されたマイクロメータ固定
部材33に取着されている。上記マイクロメータ
31は、その調整ネジ34を回転させると、上記
ロツド32の上記取付孔25内への繰り出し量が
変化し、それにより、軸受24が取付孔25内で
変位し、圧胴9の版4に対する圧力調整がなされ
る。
一方、ドクタブレード8は、第4図に示すよう
に、2枚の保持板35,35の間に保持され、断
面が半円状となるように切り欠かれたシヤフト3
6の切り欠き部分に取り付けられている。このシ
ヤフト36は、軸受板37に回転可能に支持され
ている。この軸受板37には第3図aにおいて説
明した軸受26が一体に形成されている。
上記軸受26は、軸受24と全く同様に、圧胴
支持板22との間に圧縮コイルバネ38が縮装さ
れて、常時、上方に付勢される一方、圧胴支持板
22に固定されたマイクロメータ固定部材39に
取着されたマイクロメータ40のロツド41の先
端部で受け止められている。上記軸受26はマイ
クロメータ40の調整ネジ42を調整することに
より上下に変位し、ドクタブレード8の版4に対
する接触圧が調整される。
シヤフト6の端部は軸受26から軸受板37の
外部に突出し、この突出端には、第4図に示すよ
うに、版4に対するドクタブレード8の角度を調
整するためのレバー43が取着されている。この
レバー43を矢印A2で示すように回動させると、
シヤフト36が回動してこのシヤフト36に固定
されたドクタブレード8が回動する。
このドクタブレード8の版4に対する角度を所
望の角度に固定するため、レバー43の先端部に
は、軸受板37に設けられた円弧状の孔44を貫
通するネジ45の挿通孔(図示せず。)を設け、
この挿通孔から突出するネジ45の先端部に調整
ネジ46を螺合させ、この調整ネジ46を締め付
けることにより、レバー43が軸受板37に固定
されるようにしている。軸受板37の孔44の上
部には円弧状の角度目盛47が、また、レバー4
3の先端面には指標48が夫々設けられ、この指
標48と角度目盛47とからドクタブレード8の
版4に対する角度を知ることができる。なお、軸
受板37に形成された溝49は、上記ネジ45の
ネジ頭を嵌入するためのものである。
以上に説明したヘツド7は、その圧胴9に試し
刷り用の印刷素材9aを固定するため、既に説明
したように、ヘツド結合シヤフト21のまわり
に、走行体6に対して、第2図で矢印A1で示す
ように回動させ、圧胴9を版4から浮かせること
ができるが、試し刷り時には上記走行体6に固定
される。このため、上記走行体6の側板14に
は、第5図に示すように、フツク状のロツク板5
0が回動可能に取り付けられており、このロツク
板50に形成されたカム部51にヘツド7の圧胴
支持板22に設けられたカムフオロワ52が嵌入
して、ヘツド7が走行体6に固定される。
ヘツド7は、カムフオロワ52を通して、側板
14に固定された板バネ53により、常時、圧胴
9が版4から離れる向きに付勢されており、ロツ
ク板50に突設された固定レバー54およびヘツ
ド7に突設された補助レバー55を手で握つて、
両者の間隔が小さくなるように力を加えると、カ
ムフオロワ52はロツク板50のカム部51を転
がり、ヘツド7が走行体6に対して上記のように
固定される。
ところで、試し刷り時、圧胴9に固定された印
刷素材9aは、圧胴9が版4を転動する途中で、
版4の印刷部5(第1図参照)に合致させる必要
がある。このため、第2図に示すように、走行体
6の走行開始時の圧胴9の初期転動位相を規定す
る圧胴固定ピン56が、版載置台3の一端部に設
けられている。
上記圧胴固定ピン56は、版載置台3の上に軸
56aのまわりに回動可能に取り付けられ、その
先端部に設けられた突起57が圧胴9に設けられ
た孔(図示せず。)に嵌入し、走行体6の走行開
始時の圧胴9の上記初期転動位相が規定される。
なお、圧胴9に固定される印刷素材9aの位置
は、圧胴9に形成されたケガキ線(図示せず。)
により規定される。
次に、上記ヘツド7を版4に沿つて走行させる
走行体6の走行を制御する制御ユニツト1につい
て説明する。
上記制御ユニツト1は、第6図に示すように、
マイクロコンピユータ61とその周辺回路とから
なり、パルスモータ69の回転を制御する。この
パルスモータ69は、その出力軸(図示せず。)
が第2図に示すタイミングベルト13のプーリ1
1に結合され、このタイミングベルト13を通し
て走行体6を駆動する。マイクロコンピユータ6
1の上記周辺回路は、上記圧胴9が版4の印刷部
5を走行するときの速度を設定するための速度設
定器62、走行体6の走行開始用のスタートスイ
ツチ63、リセツトスイツチ64、励磁用リミツ
トスイツチ65、走行体66の暴走防止用リミツ
トスイツチ66、試し刷りの回数をカウントする
カウンタ67、およびマイクロコンピユータ61
から入力するパルスを電力増巾してパルスモータ
69を駆動するドライバ回路68からなつてい
る。
上記マイクロコンピユータ61は、その出力パ
ルスの出力間隔を変化させて、パルスモータ69
を加速および減速する。上記マイクロコンピユー
タ61は複数個の加速パターンPi(t)(i=1,
2,……,n)および減速パターンQj(t)(j
=1,2,……,n)を記憶している。ここで、
i,jは速度範囲を例えば、50〜75m/分、75〜
100m/分、100〜150m/分、……のように区切
つたときの速度区分を示す番号であつて、例え
ば、目標速度が80m/分と設定された場合には、
上記の例では、第2速度区分(75〜100m/分)
に属することから、加速、減速パターンとしては
第7図に示すようにP2(t),Q2(t)が選ばれ、
この加速、減速パターンP2(t),Q2(t)から実
際の加速、減速パターンを決定する。
実際の加速パターンを決定するための基礎とな
る加速パターンPi(t)は、パルスモータ69に
作動不良を生じない範囲でできるだけ早期の立上
りが得られるような放物曲線もしくはこれに類似
の曲線に、かつ目標速度に近づいた段階では、速
度勾配が滑らかに変化するように予め実験的に定
めたものであつて、この加速パターンPi(t)は、
マイクロコンピユータのROMに記憶させてい
る。
また、減速パターンQj(t)も、加速パターン
Pi(t)と同様、作動不良を生じない範囲で出来
るだけ早期に停止させることができるよう実験的
に定めたものであつて、走行摩擦の存在により、
加速度に比して大きくとることができる。
これら加、減速パターンを実験的に定める過程
では、前述したように、例えば75〜100m/分の
速度範囲では、共通の加、減速パターンP2(t),
Q2(t)を採用することができ、加速パターンP2
(t)では、加速終期を目標速度に合せて平滑な
接続パターンを演算すればよいことが判明した。
同様に、減速パターンQ2(t)の場合には、減速
初期を目標速度に応じて修正すれば、以後の減速
パターンは共通化できる。
マイクロコンピユータ61は、速度設定器62
によつて印刷部5における圧胴9の周速即ち印刷
速度の目標値(以下、単に目標速度V0という。)
が設定されると、以下の順序によつてパルスモー
タ69の駆動パターンを決定する。
なお、パルスモータ69に加えられる単位時間
当りのパルス数Pと、そのときの圧胴9の印刷速
度v(周速)との関係は、例えば、n0パルスでパ
ルスモー69が1回転するものとし、プーリ11
の半径をrとすれば、 P=n0/2πrv ……(1) の関係がある。
したがつて、パルスモータ9に加えられるパル
ス数と圧胴9の速度との間には、一対一の対応が
得られるので以下では、パルス数を基準として説
明する。
(イ) 加速パターンの決定 いま、目標速度V0が設定されると、まず加
速パターンが決定される。
例えば、設定された目標速度V0が80m/分
であつたとすると、前記の例では、マイクロコ
ンピユータ61に記憶された基準の加速パター
ンPi(t)のうち、80m/分が属する第2速度
区分の加速パターンP2(t)が選択される。
この加速パターンP2(t)にしたがつて、目
標速度V0に近くなる加速終期の速度曲線が演
算され、今回の加速パターンP′2(t)が決定さ
れる。この演算に応じて、目標速度V0に達す
る時刻t1が決定される。
加速が完了して目標速度V0に達するまでに
パルスモータ69に加えられるパルス総数N1
は、 N1=∫t 10P′2(t)dt ……(2) このパルス総数N1は、加速完了時点までの
走行距離(助走距離)に対応するものであり、
この走行距離は、圧胴9の出発位置S0から印刷
部5の手前の第1位置S1(助走限界)までの距
離より短くなければならない。つまり、第1位
置S1に達する以前に加速を完了していなければ
ならない。この条件は、第1位置S1まで走行す
るのに必要なパルス総数をL1として、 L1>N1=∫t 10P′2(t)dt ……(3) である。
この条件が満足されれば、演算された加速パ
ターンP′2(t)が最終的に決定される。これ
は、一種の安全性チエツクである。満足されな
い場合は、当然のことながら、加速パターンの
再演算が行なわれる。
(ロ) 減速パターンの決定 減速は、圧胴9が印刷部5を通過した第2位
置S2から開始する。減速開始時点での圧胴9の
周速は、目標速度V0に制御されており、この
速度から減速を開始して停止限界を与える第3
位置S3までに停止させる必要がある。
前述したように、目標速度V0が80m/分で
ある場合、減速パターンQ2(t)が選択され、
減速初期の速度曲線が選択された減速パターン
Q2(t)になめらかに接続されるような曲線と
して演算されて、減速パターンQ′2(t)が決定
される。
この減速パターンQ′2(t)は、次の条件によ
つてチエツクされる。
L2>N2=∫t 3t2Q′2(t)dt ……(4) 但し、t2は減速開示時刻、t3は減速完了時刻
(停止時刻)で、L2は、第2位置S2から第3位
置S3まで走行するのに必要なパルス数である。
このチエツク条件は、圧胴9が停止限界S3
り手前で停止するという条件であり、これによ
り、演算された減速パターンの安全性が確認さ
れる。
なお、上記減速開始時刻t2は、加速完了位置
即ち定速走行開始位置が、前記(2)式から求めら
れ、また減速開始位置S2は既知であるから、定
速走行時間を求めることにより、決定される。
(ハ) 全体の駆動パターンの決定 上記(イ)、(ロ)によつてパルスモータ69の加速
パターン、減速パターンが決定されると、第7
図に示すように、加速完了点と減速開始点との
間は、目標速度V0に対応する定速で駆動する
ようにして、全体の駆動パターンが決定され
る。
つまり、時刻0からt1までは、決定された加
速パターンP′i(t)にしたがつて、パルスモー
タ69を加速し、時刻t1で定速走行に移行し、
第2位置S2を通過する時刻t2以降決定された減
速パターンQ′j(t)にしたがつて減速を行な
い、時t3で最終的に停止する。
なお、加速開始から停止までにパルスモータ
69に加えられるパルス総数Tは、 T=∫t 10P′i(t)dt+n0/2πrV・(t2−t1) +∫t 3t2Q′i(t)dt ……(5) であり、これが圧胴9の全走行距離を表わす。
以上の演算は、第8図に示すフローチヤートの
ステツプ201〜208において行う。
一方、マイクロコンピユータ61にはスタート
スイツチ63、リセツトスイツチ64、励磁用リ
ミツトスイツチ65および上記停止位置S2の前方
に配置された暴走防止用リミツトスイツチ66
(第2図参照)からの信号が入力し、第8図のフ
ローチヤートのステツプ103から111を実行
し、走行体6の走行を制御する。
次に第8図のフローチヤートより、以上に構成
を説明した印刷試験機の動作を説明する。
まず、第2図のように、走行体6を走行開始位
置S0に設定し、第5図に示す固定レバー54を使
用してロツク板50を回動させ、そのカム部51
からカムフオロワ52を離脱させてヘツド7を傾
動させ、圧胴9を版4から持ち上げてこの版4に
印刷素材9aを固定した後、上記ロツク板50で
ヘツド7を走行体6に固定する。また、予め調合
済のインキを上記走行体6の前方に滴下する。
上記状態にて、ステツプ101で電源スイツチ
をオンした後、ステツプ201にて目標速度V0
を、例えばV0=80m/分と設定すると、マイク
ロコンピユータ61は、既に説明したように、ス
テツプ202から208を実行し、目標速度V0
に対して、加速パターンP′2(t)、減速パターン
Q′2(t)を演算し、走行パターンを決定する。
次いで、マイクロコンピユータ61はステツプ
103にて、走行体6が走行開始位置S0にあるか
否かを、この走行体6が走行開始位置S0にあると
きにオンする励磁用リミツトスイツチ65からの
信号により判定し、この励磁用リミツトスイツチ
65がオンのときはステツプ104を実行し、パ
ルスモータ69を励磁する、パルスモータ69の
励磁が行われると、マイクロコンピユータ61は
ステツプ105を実行しスタートスイツチ63が
オンされているか否かを判定する。
上記状態で、スタートスイツチ63がオンされ
ると、マイクロコンピユータ61はステツプ10
6を実行し、走行体6の圧胴9を目標速度V0
対応して選択された上記加速パターンP′2(t)で
上記目標速度V0まで加速し、上記圧胴9をこの
目標速度V0で印刷部5の上を転動させた後、上
記減速パターンQ′2(t)で減速し、停止位置S3
停止させる。走行体6が停止すると、マイクロコ
ンピユータ61はステツプ107を実行し、カウ
ンタ67のカウント値を1カウント増加させた
後、ステツプ108にてリセツトランプ(図示せ
ず。)を点灯させ、ステツプ109にてリセツト
スイツチ64がオンであるか否かを判定する。こ
のとき、リセツトスイツチ64がオンであれば、
マイクロコンピユータ61はステツプ110にて
リセツトランプを消灯し、ステツプ111にてパ
ルスモータ69の励磁を停止した後、ステツプ1
03に戻る。以下、試し刷りが行われる毎にマイ
クロコンピユータ61は103から111のルー
プを繰り返して実行する。
上記のようにすれば、目標速度V0に対応して
最適な加速パターンP′2(t)および減速パターン
Q′2(t)を決定することができ、走行体6は版4
の印刷部5の上を上記目標速度V0で転動させる
ことができる。従つて、圧胴9の版4に対する速
度および圧力等がほゞ一定となり、試し刷りの再
現性が向上し、試し刷りによつて得られる色と目
標色との色差から、色彩工学的な手法を用いて、
コンピユータより最適なインキ配合を決定するこ
とができる。
また、従来の可逆式モータを使用した印刷試験
機では、圧胴9の速度は最大、20m/分ないし
30m/分であるのに対し、上記実施例では圧胴9
の目標速度V0は最大で80m/分ないし100m/分
程度にすることができる。さらに、圧胴9をこの
目標速度V0まで加速するのに要する加速距離、
およびこの目標速度V0から停止させるのに要す
る減速距離は約150mm以下であり、印刷部5の長
さを最大150mmとすると、版載置台3の長さは700
mm程度とすることができる。
(発明の効果) 以上、詳述したことからも明らかなように、本
発明によれば、ドクタブレードが版の上をマイク
ロメータで設定された一定の摺接圧で移動してイ
ンキを印刷部の溝に供給する一方、圧胴がマイク
ロメータで設定された一定の印圧および速度設定
器で設定された一定速度に達するまで滑らかに加
速されてこの一定速度で版の印刷部の上を転動す
るので、印刷の再現性を左右するパラメータが一
定になり、試し刷りの再現性が向上し、試し刷り
の色と目標色との差からコンピユータ等を利用し
てインキの配合を正確に決定することができる。
また、本発明によれば、走行体を設定目標速度
によつて定まる最適な走行パターンが選択され、
パルスモータで走行体が駆動されるので、走行体
の全走行距離も比較的短くなり、印刷試験機も小
形化することができる。
さらに、本発明に係る印刷試験機は、校正刷
機、入出荷されるインキおよび印刷素材の品質を
チエツクしてインキおよび印刷素材の品質を管理
するための試験機、およびインキや印刷素材の耐
性等諸物性やインキと印刷素材との間の印刷適性
を試験する試験機等多目的に使用することができ
る。
さらにまた、本発明は、印刷試験機のヘツドを
交換することにより、フレキソ印刷の印刷試験機
にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る印刷試験機の全体構成を
示す斜視図、第2図は第1図の印刷試験機の版載
置台部分の側面図、第3図aはヘツドの側面図、
第3図bは第3図aの−線断面図、第4図は
ドクタブレード調整機構の説明図、第5図はヘツ
ドのロツク機構の説明図、第6図は制御ユニツト
の構成を示すブロツク図、第7図は走行体の走行
パターンの説明図、第8図は本発明に係る印刷試
験機の動作フローである。 1……制御ユニツト、2……固定台、3……版
載置台、4……版、5……印刷部、6……走行
体、7……ヘツド、8……ドクタブレード、9…
…圧胴、11,12……プーリ、13……タイミ
ングベルト、61……マイクロコンピユータ、6
2……速度設定器、69……パルスモータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ほぼ中央部に印刷溝からなる印刷部を備えた
    版の表面をその一端部から他端部にドクタブレー
    ドが摺動してこの版の上記一端部近傍に滴下され
    たインキが上記印刷溝に供給され、上記ドクタブ
    レードの後方に配置された圧胴の周面に固定され
    た試し刷り用の印刷素材が上記版の印刷部の上を
    転動して印刷溝内のインキが印刷素材に転写され
    るようにした高精度印刷試験機であつて、 上記版を間にして互いに対向してシヤフトによ
    り一体的に結合されてなる側板を有し、上記版が
    載置される版載置台の側部に夫々設けられた走行
    用のガイドに案内されて上記側板が一定姿勢で版
    載置台に沿つて走行する走行体と、この走行体の
    上記側板に固定されて上記圧胴をその両側から回
    転自在に支持する圧胴支持板を備え、各圧胴支持
    板は圧胴シヤフトの軸受の上記版からの距離を
    夫々調節可能に案内支持する圧胴の軸受取付孔お
    よびドクタブレードのシヤフトの軸受の上記版か
    らの距離を夫々調節可能に案内支持するドクタブ
    レードの軸受取付孔を備えるとともに、ロツドの
    繰出し量により圧胴の上記軸受の軸受取付孔内で
    の位置を夫々変化させる圧胴の印圧調整用のマイ
    クロメータおよびロツドの繰り出し量によりドク
    タブレードの軸受の上記軸受取付孔内での位置を
    夫々変化させるドクタブレードの摺接圧調整用の
    マイクロメータを備えてなるヘツドと、上記版載
    置台の両端部に夫々設けられたプーリ間に張り渡
    され、上記走行体が取着されたタイミングベルト
    と、このタイミングベルトを駆動するパルスモー
    タとを備える一方、走行体の目標速度を設定する
    速度設定器を有し、走行体をドクタブレードが版
    の印刷部に達する手前の第1位置にて上記速度設
    定器で予め設定された目標速度に達するまで加速
    度を連続して増加させて上記走行体を滑らかに加
    速する加速パターン、および上記圧胴が版の印刷
    部の通過を完了する第2位置から版の他端近傍の
    停止位置まで減速させる減速パターンが記憶され
    ており、上記速度設定器により設定された目標速
    度に対応して最適な加速パターンおよび減速パタ
    ーンを決定して上記パルスモータを駆動する制御
    ユニツトを備えてなる高精度印刷試験機。
JP59046066A 1984-03-09 1984-03-09 高精度印刷試験機 Granted JPS60189446A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59046066A JPS60189446A (ja) 1984-03-09 1984-03-09 高精度印刷試験機
US06/710,307 US4558643A (en) 1984-03-09 1985-03-08 Proof-printing machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59046066A JPS60189446A (ja) 1984-03-09 1984-03-09 高精度印刷試験機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60189446A JPS60189446A (ja) 1985-09-26
JPH0374183B2 true JPH0374183B2 (ja) 1991-11-26

Family

ID=12736627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59046066A Granted JPS60189446A (ja) 1984-03-09 1984-03-09 高精度印刷試験機

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4558643A (ja)
JP (1) JPS60189446A (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4714867A (en) * 1986-09-30 1987-12-22 Design Components Incorporated Method and apparatus for controlling a stepper motor with a programmable parabolic velocity profile
JPS6391246A (ja) * 1986-10-07 1988-04-21 Dainippon Ink & Chem Inc 印刷試験法並びに印刷試験装置
KR950007734B1 (ko) * 1990-04-27 1995-07-14 니혼샤신인사츠 가부시키가이샤 박막형성장치
US6422143B1 (en) 2000-12-26 2002-07-23 Scott D. Lawrence Flexographic preview printer
US6814001B2 (en) * 2001-08-15 2004-11-09 Integrity Engineering, Inc. Ink proofer
US7316182B2 (en) * 2001-08-15 2008-01-08 Integrity Engineering, Inc. Ink proofer arrangement including light source for curing ink
US7275482B2 (en) * 2004-10-28 2007-10-02 Integrity Engineering, Inc. Ink proofer arrangement including substrate roll support and tensioner and method of using
US7600471B2 (en) 2005-05-10 2009-10-13 Westby Ronald K Hand proofer tool
US8720335B2 (en) 2007-04-24 2014-05-13 Probity Engineering, Llc Offset hand proofer tool
WO2010014619A2 (en) 2008-07-28 2010-02-04 Integrity Engineering, Inc. Improvements to flexographic proofing tools and methods
TW201317135A (zh) * 2011-10-26 2013-05-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 噴塗印刷裝置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53128408A (en) * 1977-04-15 1978-11-09 Toppan Printing Co Ltd Lithographic multicolor copperplate printer

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3413918A (en) * 1965-09-27 1968-12-03 Omer O. Gingras Gravure proof press
US3745838A (en) * 1971-12-23 1973-07-17 J Brems Reciprocating drive mechanism

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53128408A (en) * 1977-04-15 1978-11-09 Toppan Printing Co Ltd Lithographic multicolor copperplate printer

Also Published As

Publication number Publication date
US4558643A (en) 1985-12-17
JPS60189446A (ja) 1985-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0561884B1 (en) Method and device for the control and regulation of the stretch of a running web
JPH0374183B2 (ja)
US6499397B2 (en) Method of automatic register setting of printings in a rotary machine and device for working the method
US4541335A (en) Web printing apparatus with printing plate cylinder and web speed control
US5016182A (en) Register control means for web processing apparatus
US5255598A (en) Screen printing device with continuous registering of rotating stencils
CN110978777B (zh) 一种利用无自动套色标记版辊进行自动印刷套色的方法
DE4444755A1 (de) Vorrichtung zum Fördern von Bogen im Anlegerbereich einer bogenverarbeitenden Maschine
KR0177159B1 (ko) 금속 코일에 기록 패턴을 형성하는 방법 및 그 장치
CN110143039B (zh) 一种凹版印刷标对辊套印的方法及其系统
US4747813A (en) Device for folding a rear flap of a box blank
DE69018597T2 (de) Herstellung von Messbändern.
US5239902A (en) Method and apparatus for processing sheets of material in register, in particular for making security threads
US4216676A (en) Apparatus for the testing of printing or like cylinders for operating on web material
US5445458A (en) Automatic platen gap adjusting apparatus
CA1303900C (en) Flexographic printing machine, especially for flexographic web printing
JP3943968B2 (ja) 輪転印刷機および輪転印刷機の版胴の印刷初期位置補正方法
US5937748A (en) Metal coil printing mechanism and metal coil press machines including registration control
JP2632304B2 (ja) 見当プリセツト装置
EP0095437A1 (de) Anordnung zur Registerregelung bei einer Druckanlage
US7640856B2 (en) Method for controlling the feeding of a web substrate into a printing press
JP3053136B2 (ja) 見当プリセット方法
EP1440799A1 (de) Mehrständer-Tiefdruckmaschine und Tiefdruckverfahren
JP2860958B2 (ja) 印刷機のインク供給量調整装置
JPH01310963A (ja) 見当ズレを検出する装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term