JPH037415Y2 - - Google Patents

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JPH037415Y2
JPH037415Y2 JP14157486U JP14157486U JPH037415Y2 JP H037415 Y2 JPH037415 Y2 JP H037415Y2 JP 14157486 U JP14157486 U JP 14157486U JP 14157486 U JP14157486 U JP 14157486U JP H037415 Y2 JPH037415 Y2 JP H037415Y2
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JP
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cotton
diameter
flexible hose
small
fallen
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JP14157486U
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JPS6346476U (ja
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  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、繊維産業に於ける紡績工程で排出さ
れる落棉を、解棉細分して集棉機へ集棉する装置
に関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来から、カードやスカツチヤの台下の落棉
は、人手によつてかき出し集めるか、又は一部コ
ンベアー等により台下から引き出し、大風量の気
流で大口径のダクトにより集棉装置へ送棉してい
た。
(ハ) 考案が解決しようとする問題 前記した如く、カードやスカツチヤの台下の落
棉を人手によつて集棉する場合、その作業には多
くの塵埃が発生するため作業者に最も嫌悪され、
不衛生であると共に、多くの人手を要し非能率で
ある。
従つて人手によらずコンベアーと気流により集
棉しようとして、気流でこれを行うと、その際の
吸引ノズルや搬送路が小口径の場合には、落棉は
屡々吸引ノズルの先端につまつたり、送棉の途中
で搬送路に引掛つたりして集棉が不可能となるの
で、如何にしても使用する吸引ノズルや搬送路
は、これを大口径のものとせざるを得ず、そのた
め大風量の排気装置が必要となつて、多大の設備
投資と運転経費を必要とした。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案は前記の問題を解決するためのもので、
即ち、落棉を吸引搬送する大口径ノズル及び大口
径フレキシブルホースと、該ホースよりの落棉を
収納してこれを細分する解棉機と、該解棉機から
の細分された落棉を吸引して集棉パイプへ送り込
む小口径フレキシブルホースとからなる可搬式落
棉解棉装置である。以下に本考案に係る可搬式落
棉解棉装置(以下「本考案装置」という)につい
て詳細に説明する。
第1図は本考案装置の要部簡略立面図、第2図
は同じく要部簡略平面図、第3図は本考案装置と
集棉装置との接続配置状態を示す説明図であつ
て、該図のNLは大口径ノズル、HLは大口径フレ
キシブルホース、Aは解棉機、HSは小口径フレ
キシブルホースで夫々本考案装置を構成するもの
であり、又Bは集棉装置、Rは排気装置、P1
小口径フレキシブルホースHSと集棉装置Bとを
連結する集棉パイプ、P2は集棉装置Bと排気装
置Rとを連結する排気パイプであるが、これらは
総べて気密に連結されているため排気装置Rの排
気作用により矢印m方向の吸引気流を生じるの
で、該吸引気流により大口径ノズルNLから吸引
された落棉Dは大口径フレキシブルホースHL
通つて吸引口A1より周囲を密閉ACされた気密状
態の解棉機A内に入り、その排出口A2に向つて
矢印m方向に進むが、その間に、モーターMによ
り回転させられているシヤフトSに取付けられた
数枚乃至拾数枚のブレードbにより打棉解舒され
る。なおこの場合、打棉解舒の程度を高めるため
には、ブレードbの回転により、矢印mと逆方向
の気流を生じさせるような角度に該ブレードbを
取付けたシヤフトSを使用するようにするが、そ
の理由は、打棉解舒の程度は、ブレードbによる
落棉Dに対する打棉回数の多少により定まり、該
打棉回数の多少は落棉Dの解棉機A内における滞
留時間の多少によつて定まるので、この滞留時間
を多くして打棉解舒の程度を高めるようにするた
めには、矢印m方向の吸引気流の速度よりは低い
速度の逆方向の気流によつて該吸引気流の速度を
減殺して、落棉Dの進行速度をより遅くすればよ
いわけであるので、該吸引気流の速度を減殺する
低い速度の逆方向の気流を該シヤフトSの回転に
より生じさせるようにするためである。なおこの
際、好ましくは、シヤフトSのブレードbの取付
角度を可変にして、逆方向の気流の速度を調節
し、打棉解舒の程度を適切に調整し得るようにす
る。そしてこのようにすることにより、シヤフト
Sの長さ方向のブレードbの配列数を少なくする
ことが出来るので、シヤフトSの長さを短くする
ことが出来、従つて解棉機Aの長さも短かく出来
てその小型化を可能とする。
又ブレードbの長さhは第2図に示す如く吸入
口A1側では短く、排出口A2側に向つて順次長く
なるように配列されているため、大口径ノズル
NLより吸引されて来た大きな塊の落棉Dは吸入
口A1より排出口A2に至る間に、次第に増大する
ブレードbの打棉力により、十分に打棉解舒され
て、小口径のホースやパイプを容易に通過するこ
とが出来る程の小塊に細分化される。そして細分
化された落棉Dは排出口口A2より小口径フレキ
シブルホースHSを経、該ホースHSの先端NSが差
し込まれているホース差込口Iを通り小口径の集
棉パイプP1を経て、第3図の設明図に示すよう
な工場内に既に設置されている集棉装置Bに送ら
れる。なお、解棉機AとモーターMとは同一台車
Cに設置され、集棉の必要な場所に共に移動する
ことが出来るようになつている。
(ホ) 作用 本考案装置は以上のような構成を有するので、
落棉Dを集めようとするカードやスカツチヤの周
辺に設置されているホース差込口Iに小口径フレ
キシブルホースHSの先端NSを差し込むと第3図
に示す排気装置Rが作動するようにさせられてい
るので、その作動により吸引気流が発生するが、
排気パイプP2、集棉装置B、集棉パイプP1、小
口径フレキシブルホースHS、及び解棉機A、並
びに大口径フレキシブルホースHLとそのノズル
NLとは全て気密に連結されているため、大口径
ノズルNL内にも吸引気流が流れて、その吸引力
によりカードやスカツチヤの台下の落棉Dを吸引
することが出来るようになり、吸引された落棉D
は大口径フレキシブルホースHL内を矢印m方向
へと進み、吸入口A1より解棉機A内へと収納さ
れる。
解棉機AのシヤフトSは排気装置Rの作動と同
時に駆動するようにさせられているモーターMに
より回転するため、吸引されて来た落棉Dはシヤ
フトSに取付けられたブレードbにより打たれ
て、吸入口A1より排出口A2へと矢印m方向に進
むのでその間に、所定の程度に打棉解舒されて、
小口径フレキシブルホースHS内と小口径の集棉
パイプP1内を容易に通過可能な小塊とされるた
め、小塊となつた該落棉Dは小口径フレキシブル
ホースHS内を経て、既に工場内に設置配管され
ている小口径の集棉パイプP1内を通つて集棉装
置B内へと送られ集棉される。
前記したように集棉を必要とする場所には適宜
ホース差込口Iが多数個配管設置されているた
め、小口径フレキシブルホースHSの先端NSを順
次適当なホース差込口Iに差込み解棉機Aを移動
して落棉Dを連続して集棉することが出来る。
(ヘ) 実施例 本考案装置の一実施例を次に掲げる。
大口径ノズルNL及び大口径フレキシブルホー
スHLの内径は共に100mmφ。
解棉機Aの内径250mmφ長さ300mm、シヤフトS
の回転数は毎分600回転、シヤフトSに取付けら
れているブレードbは16本、該ブレードbの長さ
hは吸入口A1側にて40mm、排出口A2側にて80mm
と順次長くしてあり、そのシヤフトSえの取付け
は、その回転により、排気装置Rによる吸引気流
と反対方向の気流を生じさせるような角度に、か
つ該角度を調節可能なようにしてある。吸入口
A1の内径100mmφ、排出口A2の内径は32mm、小口
径フレキシブルホースHSの内径は32mmφ、長さ
は7500mmと長くしホース差込口Iからの集棉可能
範囲を大にしてホース差込口Iの設置個数を少く
するようにしている。
集棉パイプP1は配管用鋼管(JIS)50A、排気
装置Rの排気量は毎分3m3とした。上記装置を用
いてカード台下の落棉の集棉を行つたところ、1
人の作業員により1時間当り120台の集棉を行う
ことが出来、これは従来の人手による集棉の場合
の3倍の能率向上になり、1/3の省力となつた。
又所要電力量は120台当り従来の風力による集棉
の場合では120KWHであつたが、該集棉装置で
はわずかに6KWHに激減した。
(ト) 考案の効果 本考案装置は以上のような構成を有するので、
カードやスカツチヤの台下の堆積した落棉を集棉
する場合、人手でかき出す必要はなく、従つて作
業員が塵埃にまみれることもなくなつて、衛生的
であり、作業員に嫌悪される作業がなくなると共
に、大口径ノズルで集棉するためノズル先端でつ
まることなく短時間で集棉されるため大巾に人手
が減り作業の合理化になる。又送棉する場合には
落棉が小塊に細分化されているため小口径のホー
スやパイプで送棉可能なため小風量の気流で送棉
が可能となり、設備費及び運転経費も大巾に減少
することが出来ると共に、設備のスペースが減少
し工場内の美観も向上する。
特に紡積工程の中で作業員の最も嫌悪するカー
ドやスカツチヤ台下の落棉集収作業を、従来の装
置より大巾に小型軽量化されて運搬移動の極めて
容易な経済的で簡単な装置で行うことが出来るも
ので、工場の労働環境衛生の向上に大いに貢献す
ることとなる。
即ち、本考案装置は以上の如く幾多の利点を有
する従来にない極めて有用な可搬式落棉解棉装置
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の要部簡略立面図、第2図
は同じく要部簡略平面図、第3図は本考案装置と
集棉装置との接続配置状態を示す説明図である。 A……解棉機、NL……大口径ノズル、HL……
大口径フレキシブルホース、A1……吸入口、A2
……排出口、S……シヤフト、b……ブレード、
h……ブレードの長さ、C……台車、M……モー
ター、HS……小口径フレキシブルホース、NS
…小口径フレキシブルホースの先端、I……ホー
ス差込口、P1……集棉パイプ、P2……排気パイ
プ、B……集棉装置、R……排気装置、D……落
棉。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 落棉を吸引搬送する大口径ノズル及び大口径フ
    レキシブルホースと、該ホースよりの落棉を収納
    してこれを細分する解棉機と、該解棉機からの細
    分された落棉を吸引して集棉パイプへ送り込む小
    口径フレキシブルホースとからなる可搬式落棉解
    棉装置。
JP14157486U 1986-09-16 1986-09-16 Expired JPH037415Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14157486U JPH037415Y2 (ja) 1986-09-16 1986-09-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14157486U JPH037415Y2 (ja) 1986-09-16 1986-09-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6346476U JPS6346476U (ja) 1988-03-29
JPH037415Y2 true JPH037415Y2 (ja) 1991-02-25

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JP14157486U Expired JPH037415Y2 (ja) 1986-09-16 1986-09-16

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