JP3093342U - 産業用掃除機 - Google Patents
産業用掃除機Info
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- JP3093342U JP3093342U JP2002006434U JP2002006434U JP3093342U JP 3093342 U JP3093342 U JP 3093342U JP 2002006434 U JP2002006434 U JP 2002006434U JP 2002006434 U JP2002006434 U JP 2002006434U JP 3093342 U JP3093342 U JP 3093342U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 切粉等の比較的長くて重いものを容器内に落
下させて回収し、吸引物によるエゼクター内部の詰まり
現象を防止した産業用掃除機を提供すること。 【解決手段】 円筒形の容器1に気密に被着される上蓋
3にエゼクター10を取り付け、そのエゼクターの容器
内に連通する吸気側にはサイクロン6を設け、他方、同
エゼクターの排気側にはフィルター16を取り付け、上
蓋に設けられる吸込み管18の出口部18aを容器の胴
部の円周方向に配置し、先端にノズル20を備えた吸入
用ホース19を吸込み管の入口部18bに接続し、エゼ
クター10の真空作用により機械部品等に付着した切粉
や粉塵等をノズル20から吸引し、容器内で旋回気流を
生じさせ、かつ、サイクロン6により空気流速を低下さ
せることにより、切粉等の比較的重いものを容器1に回
収すると共に細かい粉塵をフィルター16に回収するよ
うにした。
下させて回収し、吸引物によるエゼクター内部の詰まり
現象を防止した産業用掃除機を提供すること。 【解決手段】 円筒形の容器1に気密に被着される上蓋
3にエゼクター10を取り付け、そのエゼクターの容器
内に連通する吸気側にはサイクロン6を設け、他方、同
エゼクターの排気側にはフィルター16を取り付け、上
蓋に設けられる吸込み管18の出口部18aを容器の胴
部の円周方向に配置し、先端にノズル20を備えた吸入
用ホース19を吸込み管の入口部18bに接続し、エゼ
クター10の真空作用により機械部品等に付着した切粉
や粉塵等をノズル20から吸引し、容器内で旋回気流を
生じさせ、かつ、サイクロン6により空気流速を低下さ
せることにより、切粉等の比較的重いものを容器1に回
収すると共に細かい粉塵をフィルター16に回収するよ
うにした。
Description
【0001】
本考案は、機械加工・組立工場などにおいて機械や部品に付着したり、床に落
ちている切粉、粉塵、切削油、水滴等を吸い込んで当該部品や作業場所をきれい
にするための産業用掃除機に関する。
【0002】
機械加工・組立工場などにおいて機械や部品に付着した切粉、粉塵、切削油、
水滴等の除去作業には、圧縮空気による吹き飛ばし方法が一般的に採用されてい
る。その他に、圧縮空気の供給により真空状態を発生させるエゼクターをペール
缶に取り付けた構造の産業用掃除機も一部採用されている。
【0003】
前者の吹き飛ばし方法については、粉塵が周囲に飛散して作業環境を汚染し、
作業者の健康にも悪影響を及ぼすことになる。後者のエゼクターを用いる産業用
掃除機については、切粉等の比較的長くて重いものがペール缶内に僅かしか回収
されず、その殆んどのものはエゼクター側に吸引されて当該エゼクターの内部、
配管を詰まらせてしまい、吸引力の低下を生じさせやすいという不都合があった
。
【0004】
本考案の目的は、切粉等の比較的長くて重いものを容器内に落下させて回収し
、吸引物によるエゼクター内部の詰まり現象を防止した産業用掃除機を提供する
ことにある。
【0005】
前記目的を達成するために請求項1に記載した考案は、円筒形の容器に気密に
被着される上蓋に、圧縮空気の供給により真空状態を発生させるエゼクターを取
り付け、そのエゼクターの前記容器内に連通する吸気側には当該容器の底部に向
かってラッパ形状に拡がるように形成されたサイクロンを設け、他方、同エゼク
ターの排気側にはフィルターを取り付け、前記上蓋又は容器に貫通させて設けら
れる吸込み管の内方の出口部を該容器の胴部の円周方向に配置し、先端にノズル
を備えた吸入用ホースの他端を該吸込み管の入口部に接続するように設け、前記
エゼクターの真空作用により機械部品等に付着した切粉、粉塵、切削油、水滴等
を前記ノズルから吸引し、前記容器内で旋回気流を生じさせ、かつ、前記サイク
ロンにより空気流速を低下させることにより、切粉等の比較的重いものを容器内
に回収すると共に細かい粉塵をフィルター内に回収するように構成したことを特
徴とする。
【0006】
同様の目的を達成するために請求項2に記載した考案は、請求項1に記載の産
業用掃除機において、前記サイクロンの大径側の開口部の大きさを、前記容器の
内径寸法のほぼ1/2としたことを特徴とするものである。
【0007】
(請求項1の発明)
圧縮空気を供給されたエゼクターによって容器内は負圧状態とされるので、ノ
ズルの吸込口から機械部品等に付着した切粉、粉塵、切削油、水滴等が容器内に
吸引される。しかして、容器内に生ずる旋回気流とサイクロンによる空気流速の
低下現象により、吸引された切粉等の比較的長くて重いものは容器内に落下して
回収され、細かい粉塵についてはフィルター内に回収される。
【0008】
(請求項2の発明)
サイクロンの大径側の開口部の大きさを容器の内径寸法のほぼ1/2とするこ
とにより、吸込み管の出口部の空気流速は、サイクロン内で大幅(実験によれば
、約1/16)に低下する。その結果、吸引された切粉等の比較的重いものは、
エゼクターに進入することなく、容器内に落下し効率よく回収される。
【0009】
この産業用掃除機によれば、機械部品等に付着した切粉、粉塵等の清掃と回収
を効率的に行うことができる。加えて、吸引物によるエゼクター内部の詰まり現
象が解消されるので、使い勝手についても良好である。
【0010】
以下に、本考案の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1は産業用掃除
機の側面図、図2は同、一部を破断した側面図、図3は同、平面図である。
【0011】
図1に示すように、本考案の産業用掃除機Cは、圧縮空気の供給により真空状
態を発生させるエゼクター10を一般的に用いられているペール缶形態の容器1
に設置し、そのエゼクター10により負圧状態とされる容器1に吸入ホース19
を接続した概要構成とされている。
【0012】
上記容器1については、上方が開放された円筒形の容器本体2に上蓋3を内部
の気密が保持されるように被着し、容器本体2の開口部2aの周囲に固定バンド
(図示せず)を締め付けて上蓋3が外れないように設けられている。その蓋3の
中心部には、容器本体2の底部2bに向かってラッパ形状に拡がるように形成さ
れたサイクロン6の小径側に一体状に形成された直管部7を内部に連通するよう
に設けている。
【0013】
なお、サイクロン6の大径側の開口部6aの大きさについては、容器本体2の
内径寸法のほぼ1/2とするように設けられている。
【0014】
上記直管部7には、エゼクター10を吸気側をサイクロン6に向かうようにし
て取り付ける。このエゼクター10には、空気量調節弁11を介して圧縮空気を
供給するためのエアーホース12を接続する。また、エゼクター10の排気側に
は、エアーホース15を介してフィルター16を取り付ける。なお、そのフィル
ター16としては、市販の布製フィルターや紙製フィルターなどを用いることが
できる。
【0015】
18は上蓋3に貫通させて設けられた吸込み管である。その吸込み管18の内
方の出口部18aについては、容器本体2の胴部2cの円周方向に水平に配置さ
れている。また、容器1から外部に露出する吸込み管18の入口部18bには、
先端19aにノズル20を備えた吸入用ホース19の他端19bを接続する。
以上により、産業用掃除機Cが構成される。
【0016】
つぎに、本考案の産業用掃除機Cの作動について説明をする。
エアーホース12から圧力400kPa程度の圧縮空気を産業用掃除機Cのエ
ゼクター10に供給すると、そのエゼクター10に生ずる真空作用によって容器
1内は負圧状態とされる。そこで、ノズル20の吸込口20aを機械部品等に付
着した切粉、粉塵、切削油、水滴等に近づければ、それらは容器1内に吸引され
る。容器1内では旋回気流とサイクロン6による空気流速の低下現象を生じてい
るので、吸引された切粉等の比較的長くて重いものは容器1内を回遊しつつ落下
して同容器1に回収される。また、細かい粉塵類については、エゼクター10を
通過してフィルター16内に回収される。
【0017】
この産業用掃除機Cにおいて、エゼクター10への供給空気圧力:400kP
a,空気量:毎分400リットルとした場合における性能を示す実験データを下
記に示す。
吸入用ホース(ホース内径32mm)
吸込み空気量:2m3/m 空気速度:40m/s
サイクロン(開口部の径130mm)
入口部の空気速度:2.5m/s
【0018】
以上に述べた通り、この産業用掃除機は、機械部品等に付着した切粉、粉塵等
の清掃と回収を効率的に行うことができて使い勝手に優れている。
【図1】本考案の産業用掃除機の側面図
【図2】同、一部を破断した側面図
【図3】同、平面図
C・・・産業用掃除機
1・・・容器
2・・・容器本体
2b・・・底部 2c・・・胴部
3・・・上蓋
6・・・サイクロン
6a・・・開口部
10・・・エゼクター
16・・・フィルター
18・・・吸込み管
18a・・・出口部 18b・・・入口部
19・・・吸入用ホース
20・・・ノズル
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)考案者 加藤 利明
愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字大和1
通39番地1 株式会社アンレット内
(72)考案者 竹田 昌史
愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字大和1
通39番地1 株式会社アンレット内
(72)考案者 永井 裕次
愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字大和1
通39番地1 株式会社アンレット内
(72)考案者 加藤 雅美
愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字大和1
通39番地1 株式会社アンレット内
(72)考案者 川口 満
愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字大和1
通39番地1 株式会社アンレット内
(72)考案者 久米 光一
愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字大和1
通39番地1 株式会社アンレット内
(72)考案者 鈴木 巧
愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字大和1
通39番地1 株式会社アンレット内
(72)考案者 戸谷 晴夫
愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字大和1
通39番地1 株式会社アンレット内
(72)考案者 服部 真澄
愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字大和1
通39番地1 株式会社アンレット内
(72)考案者 伊藤 雄二
愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字大和1
通39番地1 株式会社アンレット内
(72)考案者 三輪 信洋
愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字大和1
通39番地1 株式会社アンレット内
(72)考案者 大島 賢二
愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字大和1
通39番地1 株式会社アンレット内
(72)考案者 横井 隆志
愛知県海部郡蟹江町大字蟹江本町字大和1
通39番地1 株式会社アンレット内
Claims (2)
- 【請求項1】 上方が開放された円筒形の容器に気密に
被着される上蓋に、圧縮空気の供給により真空状態を発
生させるエゼクターを取り付け、そのエゼクターの前記
容器内に連通する吸気側には当該容器の底部に向かって
ラッパ形状に拡がるように形成されたサイクロンを設
け、他方、同エゼクターの排気側にはフィルターを取り
付け、前記上蓋又は容器に貫通させて設けられる吸込み
管の内方の出口部を該容器の胴部の円周方向に配置し、
先端にノズルを備えた吸入用ホースの他端を該吸込み管
の入口部に接続するように設け、前記エゼクターの真空
作用により機械部品等に付着した切粉、粉塵、切削油、
水滴等を前記ノズルから吸引し、前記容器内で旋回気流
を生じさせ、かつ、前記サイクロンにより空気流速を低
下させることにより、切粉等の比較的重いものを容器内
に回収すると共に細かい粉塵をフィルター内に回収する
ように構成したことを特徴とする産業用掃除機。 - 【請求項2】 前記サイクロンの大径側の開口部の大き
さを、前記容器の内径寸法のほぼ1/2としたことを特
徴とする請求項1に記載の産業用掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002006434U JP3093342U (ja) | 2002-10-10 | 2002-10-10 | 産業用掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002006434U JP3093342U (ja) | 2002-10-10 | 2002-10-10 | 産業用掃除機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3093342U true JP3093342U (ja) | 2003-05-09 |
Family
ID=43247371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002006434U Expired - Lifetime JP3093342U (ja) | 2002-10-10 | 2002-10-10 | 産業用掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3093342U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004358442A (ja) * | 2003-06-09 | 2004-12-24 | Anlet Co Ltd | 粉塵類の回収装置 |
JP3212397U (ja) * | 2017-06-28 | 2017-09-07 | 株式会社アンレット | 粉塵類及び切削油類の回収装置 |
JP2019048376A (ja) * | 2017-09-08 | 2019-03-28 | 日本ニューマチック工業株式会社 | 集塵器および真空式ダスト除去装置 |
-
2002
- 2002-10-10 JP JP2002006434U patent/JP3093342U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004358442A (ja) * | 2003-06-09 | 2004-12-24 | Anlet Co Ltd | 粉塵類の回収装置 |
JP3212397U (ja) * | 2017-06-28 | 2017-09-07 | 株式会社アンレット | 粉塵類及び切削油類の回収装置 |
JP2019048376A (ja) * | 2017-09-08 | 2019-03-28 | 日本ニューマチック工業株式会社 | 集塵器および真空式ダスト除去装置 |
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