JPH0374132B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、物の清浄化、特に手の清浄化のため
の自動洗浄装置に関する。

［従来技術とその問題点］ 医学分野と同様、多くの工業生産分野におい
て、無塵性または無菌状態に関して著しく清潔で
あることが要求される。そのような生産過程が密
閉された気密空間で完全に行われるなら、清潔さ
の維持は一般に何ら特別な問題を指示しない。し
かしながら、物に付着するかなりの汚れが持ち込
まれるので、汚染された環境から清浄空間へ物を
運び込むことは常に危険である。このために入念
かつ完全な清浄化が必要とされる。

清浄空間にいることが避けられない従業員に対
して同じことがあてはまる。衣服に付着する汚れ
を持ち込むことを強度に回避することのできる特
別な、例えば無塵の作業着がある。しかしなが
ら、清潔に保たれるべき製品と接触する手の清浄
化が常に問題となり、それはしばしば適切に行わ
れず、そのことによつて、特に、製薬製品、病
院、食料品加工、及び、類似の分野において、病
原菌が製品または清潔な表面に移されることにな
る。例えば医学及び薬学において、感染の危険性
及び生産中止につながる前記のような不備な清浄
過程は、実際には、再検査し難く、したがつてほ
とんど是正されない。

清浄過程を自動化し、その結果、清浄プロセス
が、その都度の状態に応じた指定の方法で常に経
過し、それと共に、再現可能な清浄結果が得られ
るという、物の清浄化、特に手の清浄化のために
自動洗浄装置を創作することが、本発明の根底を
成す課題である。

［問題点を解決するための手段及び作用］ 前記課題を解決する自動洗浄装置は次のことを
特徴としている。すなわち、清浄にされるべき物
を導入するための少なくとも１つの開口を備え、
ほぼ全面が閉じられたケーシングと、そのケーシ
ングの内側に配設され、物の清浄にされるべき面
に対応して整列されているかまたは整列されるこ
とができ、液体及び／又はガス状の清浄媒体を物
に打ち当てる複数のノズルと、同様にケーシング
の内側に配設され、ケーシング内の物の状態に反
応し、清浄過程のために予め与えられたケーシン
グ内の物の状態である場合に清浄過程を開始する
制御装置と、清浄過程の時間的経過を制御し管理
する制御機構とを備える自動洗浄装置であつて、
制御装置が、清浄にされるべき物の複数の可能な
整列のうち清浄過程のために予定された整列の呈
示が認識されるような数及び配設の複数の触知要
素を有し、触知要素と清浄にされるべき物との接
触を伝える出力信号が評価論理に供給され、この
評価論理が清浄過程のスタートに影響を与える解
除信号を制御機構に送ることを特徴としている。

本発明によつて得られる改良点の本質は主に、
次の点にある。すなわち、用いられる清浄手段の
選択及び配分並びにその清浄手段の使用の順序及
び継続時間が、予め不変に与えられたプログラム
の流れに従つており、物の清浄化が問題とされる
ならその限りにおいて、装置の操作人、または、
手をその中で清浄にする装置の使用者は、前記の
選択、配分、順序、継続時間に何ら影響を与えな
い。その際、最適な清浄化のために意図されたケ
ーシング内の状態を物がとる時のみ清浄過程がス
タートし、その結果、全ての面の効果的な清浄化
が行われうることは非常に好都合である。さら
に、プログラム流れの変更によつて自動洗浄装置
が種々の要求に即座に応じることができるという
長所がある。それと共に、個人の習慣及び不完全
さに無関係な高度な再現可能性、及び製薬の分野
において必要とされる有効性が合わせて保証され
る。しかも制御装置が複数の触知要素を有してお
り、自動洗浄装置が手の清浄化のために意図され
ているなら、触知要素の配列は、その触知要素が
広げられた指にのみ接触させられうるように選ば
れている。そのことによつて、指と間の空間も十
分な清浄化が行われるということが保証されてい
る。

以上のように触知要素を採用する場合には、相
互の接触面の領域における清浄効果は場合によつ
ては限定されうる。このことが個々の場合におい
て望ましくないなら、制御装置がオプトエレクト
ロニクス走査装置を有し、この走査装置は清浄に
されるべき物を直線的もしくは平面状に走査して
検出された像情報信号を評価装置に供給し、この
評価装置は像情報信号が期待される像パターと一
致するかどうかについて調べ、予め与えられた物
の形若しくは形状の呈示の際及び／又は清浄化の
ために与えられた物の整列の際に評価装置が清浄
過程のスタートに影響を与える解除信号を制御機
構に送るようにする。このことによつて、形状及
び整列に関して清浄にされるべき物が全く接触し
ないように管理され、その結果、清浄過程は制限
を受けずに、物の表面全体に渡つて経過すること
ができる。

本発明の好ましい実施態様においては、清浄に
されるべき物に対する密閉のために、縁部がつな
がれたスリーブが開口に備えられている。そこ
で、清浄過程の間、開口の領域においてもケーシ
ングの完全な密閉が得られ、そのことによつて、
一方で、ごみまたは病原菌が自動洗浄装置の内部
に入り込むことができず、他方、洗浄液が外へ達
することができない。スリーブのより良い密着を
得るためには、スリーブが、リング状でかつ開口
のほぼ周方向に延びており清浄にされるべき物へ
の密着した当接のために圧力をかけられうる中空
空間を有していると好都合である。したがつて、
加圧状態で、前記スリーブは開口を通つて自動装
置の内側へ延びる物に密着して当接することがで
きる。ここにおいて、手の清浄化のための自動洗
浄装置が問題とされるなら、十分な密閉が与えら
れているが前腕が強度に荷重を受ないように加圧
状態が選ばれ、その結果、緊急の場合にはスリー
ブが加圧された際に手を装置から出すこともでき
る。

特に強い清潔さの要求のために予定された本発
明の実施態様において、ケーシングは、圧力密閉
式のかつ加圧可能な圧力タンクとして構成されて
おり、そのためには、１つまたは複数の開口の所
に閉鎖装置並びに清浄蒸気の供給のための圧力接
続部を備えている。そのことによつて、自動洗浄
装置は、時折内側を殺菌するために、例えば、
121℃の清浄蒸気を流し込んで熱による殺菌処理
が行われる。

ケーシングが、高級網のような清浄媒体に対し
て抵抗力のあり不活性の物質より成つているのが
合目的である。その際、ケーシングの上側がマク
ロロン（Makrolon）のような透明な物質によつ
て形成されていることが好ましく、その結果、清
浄過程の経過を観察することができる。

自動洗浄装置の特にコンパクトな構造のために
は、清浄媒体のために備えられた貯蔵容器、種々
の清浄媒体の使用及び選択を行なう制御調整要
素、並びに、その貯蔵容器を制御調整要素とノズ
ルとに連結するジヨイントが、ケーシングの内側
に配設されているのが好ましい。しかしながら、
少なくとも貯蔵容器を自動洗浄装置の外側に配設
する可能性も同様に存在しており、このことによ
つて清浄及び消毒溶液の補充が容易になる。その
際、特にその都度１つの貯蔵容器を、いくつかの
自動洗浄装置への供給に使うことができる。

本発明のさらに好ましい実施態様においては、
制御機構に、数によるコード入力キーボードの形
式の人員把握装置、または、証明カードのための
判読器が備えられている。このとによつて、個々
の使用者を確認し、例えば個々の使用者の清浄過
程の時刻及び頻度を把握することができる。最後
に、制御機構が、予定された清浄過程の行われた
実施状態を示す評価信号を発するなら好都合であ
る。この評価信号は、例えば使用者に、予定され
た清浄過程が規定どおりに経過したことを示すこ
とができる。同じく、評価信号をドア制御のため
に使うことができ、その結果、例えばまず規定ど
おりに経過した清浄過程の後にのみ、清浄空間に
立ち入ることができる。

［実施例］ 以下、図示された実施例を用いて、本発明を詳
細に説明する。

自動洗浄装置は一般に物を清浄にするために使
われるが、図に示されたように、特に手を清浄に
するために予定されている。そのためにこの装置
はほぼ全面が閉じられたケーシング１を有してお
り、このケーシングは２つの開口２を備え、この
開口を通り、清浄にされるべき手が自動洗浄装置
の内側へ導き入れられる。ケーシング１の内側に
は、液体の、及び、場合によつてはガス状の清浄
媒体の放出のためのいくつかのノズル３が配設さ
れている。このノズル３は、詳細には、手の清浄
にされるべき全ての面が捕えられるように整列さ
れているかまたは整列可能である。

さらにケーシング１の内側には制御装置４が配
設されており、この制御装置はケーシング１内の
清浄にされるべき物の形及び位置に応答する。前
記の形及び位置が、清浄化のために予定されたも
のに一致するなら、清浄過程は制御機構５によつ
て開始され、この制御機構は、さらに、清浄過程
の、手順に応じた及び／又は時間的な経過も制御
し管理する。

開口２には、清浄にされるべき物に対して密閉
にするために、縁部がつながれた弾性のスリーブ
６が備えられている。このことによつて、洗浄液
がケーシング１の内側から外へ達することが阻止
される。同様に、清浄過程の間にほこり及び病原
菌がケーシング１内に入り込むことが妨げられ
る。その際、スリーブ６が、図面には描かれてい
ないが、開口のほぼ周方向に延びかつ清浄にされ
るべき物に密接に当接するために圧力をかけられ
うるリング状の中空空間を有していてもよい。こ
のようにして、スリーブ６が清浄過程の始めに最
初に物に密に当接するので自動洗浄装置へ物を簡
単に導入することができる。

ケーシング１は、同様に図示されていないが、
例えば121℃の温度で流れている清浄蒸気を用い
て熱による内部空間の殺菌処理を時折行うことが
できるように、圧力密閉式のかつ加圧可能な圧力
タンクとして構成されていてもよい。そのため
に、ケーシング１は、開口２の所に詳細には図示
されていない閉鎖装置並びに清浄蒸気の供給のた
めの圧力接続部を備えている。ケーシング１は、
清浄媒体に対して抵抗力があり不活性の、例えば
高級網のような物質より成つており、その際、ケ
ーシング１の上側７は、清浄過程を観察するため
に、例えばマクロロンのような透明な物質によつ
て形成されている。

制御装置４がオプトエレクトロニクス走査装置
８を有しており、この走査装置は清浄にされるべ
き物を、それぞれの形状に応じて、例えば、直線
的または平面状に走査する。前記のように検出さ
れた像情報信号が評価装置に供給され、この評価
装置は、期待された像パターンが呈示された場合
に、清浄過程のスタートを可能にする解除信号を
制御機構５に送る。前記のような光学的に働き認
識する制御装置は公知であり、それに関して、例
えば、間違つた包装の認識及びより分けのための
前記のような制御装置が記されている西ドイツ特
許明細書第2638138号が挙げられる。比較的簡単
な実施態様において、図面に詳しく描かれてはい
ないが、制御装置は清浄にされるべき物との接触
の際に、その都度１つの出力信号を発する触知要
素も有していてもよい。この出力信号が、その
後、評価論理に供給され、その評価論理は、ま
た、予め与えられた形及び形状が呈示された場合
に、清浄過程のスタートを可能にする解除信号を
制御機構５に送る。手の清浄化のために予定され
た自動洗浄装置においては、個々の指が相互に伸
ばされているときのみ清浄過程の解除が行われる
ように制御装置が設けられており、その結果、指
の間の空間も清浄にされる。

図面に描かれた自動洗浄装置のコンパクトな構
成においては、清浄及び消毒溶液を含む貯蔵容器
９、さらに、種々の清浄媒体の使用及び選択を操
作する制御調整要素１０、すなわち例えば供給ポ
ンプ、弁等、そして最後に、前記貯蔵容器９と制
御調整要素１０及びノズル３とを連結するジヨイ
ント１１が、ケーシング１の内側に配設されてい
る。しかしながら、同様に、いくつかのこのよう
な自動洗浄装置をそれぞれただ１つの中央に取り
付けられた貯蔵容器９に接続することもでき、こ
のことによつて、特に、清浄及び消毒溶液を比較
的簡単に補充できる。

最後に、制御機構はさらに、この制御機構５の
構成要素である証明カードの判読器１２の形式の
人員把握装置（輪郭のみが示されている）を備え
ている。このことによつて、それぞれ個々の使用
者に関する例えば清浄過程の頻度及び時点が把握
されうる。その際、制御機構５が評価信号をも発
し、その評価信号は、使用者に対する規定通りに
行われた清浄過程の受け取りとして使われる。し
かしながら、例えば規定通りに行われた清浄過程
の後にのみドアが開けられることができるよう
に、その評価信号は清浄空間への通路の制御にも
用いることができる。

さらに、この自動洗浄装置は、ノズルを介して
無菌の空気がケーシングの内側に吹き込まれるこ
とによつて、乾燥過程が清浄化につながるように
も構成することができる。

制御機構は、手順に応じたかつ時間的な清浄過
程の経過に関して、自由にプログラミングできる
のが合目的である。そこで、例えば以下のような
清浄過程を予め与えることができる。

人員データの把握の後に、予め与えられた形及
び位置の呈示が検査され、一致した場合には、ス
リーブ６が当接のために加圧される。ぬらすため
に短時間噴射した後に、メイン清浄過程が行わ
れ、精製水での再洗浄と無菌空気を用いた乾燥過
程とがこのメイン清浄過程に続く。消毒溶液を噴
射し、清浄結果の量的な評価のために新たに測定
された状態を登録した後に、圧力除去によるスリ
ーブ６の開放、及び、場合によつては、後続する
水門の扉の解除、並びに、廃水流出弁の一時的な
開放が行われる。

［発明の効果］ 本発明の物、特に手の清浄化のための自動洗浄
装置によると、清浄過程が自動化され、その結
果、清浄プロセスがその都度の状態に応じた指定
の方法で常に経過し、それと共に、再現可能な清
浄結果が得られる。

清浄にされるべき物の複数の可能な整列のうち
清浄過程のために予定された整列の呈示が認識さ
れるような数及び配設の複数の触知要素を制御装
置が有する場合には、自動洗浄装置が手の清浄化
のために意図されているなら、指の間の空間も十
分な清浄化が行われるということが保証される。

また、制御装置がオプトエレクトロニクス走査
装置を有する場合には、形状及び整列に関して清
浄にされるべき物が全く接触しないように管理さ
れ、その結果、清浄過程は制限を受けずに、物の
表面全体に渡つて経過することができる効果があ
る。

［要約］ この自動洗浄装置は、物の清浄化、特に手の清
浄化のために予定されており、清浄にされるべき
物の導入のための少なくとも１つの開口２を備え
たほぼ全面が閉じられたケーシング１より成つて
いる。そのケーシング１の内側には、液体及び／
又はガス状の清浄媒体を物に打ち当てる１つ以上
のノズル３が配設されており、そのノズル３は、
物の清浄にされるべき面に対応して整列されてい
るかまたは整列可能である。さらに、同様にケー
シング１の内側に配設され、ケーシング内の物の
形及び位置に反応する制御装置４が備えられてお
り、その制御装置は、清浄過程のために予め与え
られた物の形若しくは形状、及び／又は、清浄化
のために予め与えられたケーシング１内の物の位
置若しくは整列の場合に、清浄過程を開始させ
る。最後に、手順に応じた及び／又は時間的な清
浄過程の経過を制御し管理する制御機構５がこの
自動洗浄装置に備えられている。

【図面の簡単な説明】

図は、本発明の自動洗浄装置を部分的に示した
概略図である。 符号の説明、１……ケーシング、２……開口、
３……ノズル、４……制御装置、５……制御機
構、６……スリーブ、７……ケーシングの上側、
８……オプトエレクトロニクス走査装置、９……
貯蔵容器、１０……制御調整要素、１１……ジヨ
イント、１２……判読器。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 物の清浄化、特に手の清浄化のための自動洗
   浄装置であつて、 清浄にされるべき物を導入するための少なくと
   も１つの開口２を備え、ほぼ全面が閉じられたケ
   ーシング１と、 そのケーシング１の内側に配設され、物の清浄
   にされるべき面に対応して整列されているかまた
   は整列されることができ、液体及び／又はガス状
   の清浄媒体を物に打ち当てる複数のノズル３と、 同様にケーシング１の内側に配設され、ケーシ
   ング内の物の状態に反応し、清浄過程のために予
   め与えられたケーシング１内の物の状態である場
   合に清浄過程を開始する制御装置４と、 清浄過程の時間的経過を制御し管理する制御機
   構５とを備える自動洗浄装置において、 制御装置４が、清浄にされるべき物の複数の可
   能な整列のうち清浄過程のために予定された整列
   の呈示が認識されるような数及び配設の複数の触
   知要素を有し、 触知要素と清浄にされるべき物との接触を伝え
   る出力信号が評価論理に供給され、この評価論理
   が清浄過程のスタートに影響を与える解除信号を
   制御機構５に送ることを特徴とする物の清浄化の
   ための自動洗浄装置。 ２ 清浄にされるべき物に対する密閉のために、
   縁部がつながれている弾性のスリーブ６が開口２
   に備えられていることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項に記載の自動洗浄装置。 ３ スリーブ６が、リング状でかつ開口２のほぼ
   周方向に延びており清浄にされるべき物への密接
   な当接のために加圧されうる中空空間を有してい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第２項に記載
   の自動洗浄装置。 ４ ケーシング１が、気密に閉鎖しかつ加圧可能
   な圧力タンクとして構成されており、そのため
   に、１つまたは複数の開口の所に閉鎖装置並びに
   清浄蒸気の供給のための圧力接続部が備えられて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第１項〜第
   ３項のいずれか１項に記載の自動洗浄装置。 ５ ケーシング１が、高級網のように清浄媒体に
   対して抵抗力がありかつ不活性の物質より成つて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第１項〜第
   ４項のいずれか１項に記載の自動洗浄装置。 ６ ケーシング１の上側７が、マクロロンのよう
   な透明な物質によつて形成されていることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項〜第５項のいずれか
   １項に記載の自動洗浄装置。 ７ 清浄媒体のために予め備えられた貯蔵容器
   ９、種々の清浄媒体の使用及び選択を行う制御調
   整要素１０、並びに、その貯蔵容器９を制御調整
   要素１０とノズル３とに連結するジヨイント１１
   が、ケーシング１の内側に配設されていることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項〜第６項のいず
   れか１項に記載の自動洗浄装置。 ８ 数によるコード入力キーボードの形式の人員
   把握装置、または、証明カードのための判読器１
   ２が、制御機構５に備えられていることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項〜第７項のいずれか１
   項に記載の自動洗浄装置。 ９ 制御機構５が、予定された清浄過程の行われ
   た実施状態を示す評価信号を発することを特徴と
   する特許請求の範囲第１項〜第８項のいずれか１
   項に記載の自動洗浄装置。 １０ 物の清浄化、特に手の清浄化のための自動
   洗浄装置であつて、 清浄にされるべき物を導入するための少なくと
   も１つの開口２を備え、ほぼ全面が閉じられたケ
   ーシング１と、 そのケーシング１の内側に配設され、物の清浄
   にされるべき面に対応して整列されているかまた
   は整列されることができ、液体及び／又はガス状
   の清浄媒体を物に打ち当てる複数のノズル３と、 同様にケーシング１の内側に配設され、ケーシ
   ング内の物の状態に反応し、清浄過程のために予
   め与えられたケーシング１内の物の状態である場
   合に清浄過程を開始する制御装置４と、 清浄過程の時間的経過を制御し管理する制御機
   構５とを備えた自動洗浄装置において、 制御装置４がオプトエレクトロニクス走査装置
   ８を有し、 この走査装置８は清浄にされるべき物を直線的
   もしくは平面状に走査して検出された像情報信号
   を評価装置に供給し、 この評価装置は像情報信号が期待される像パタ
   ーンと一致するかどうかについて調べ、予め与え
   られた物の形若しくは形状の呈示の際及び／又は
   清浄化のために予め与えられた物の整列の際に評
   価装置が清浄過程のスタートに影響を与える解除
   信号を制御機構５に送ることを特徴とする物の清
   浄化のための自動洗浄装置。 １１ 清浄にされるべき物に対する密閉のため
   に、縁部がつながれている弾性のスリーブ６が開
   口２に備えられていることを特徴とする特許請求
   の範囲第１０項に記載の自動洗浄装置。 １２ スリーブ６が、リング状でかつ開口２のほ
   ぼ周方向に延びており清浄にされるべき物への密
   接な当接のために加圧されうる中空空間を有して
   いることを特徴とする特許請求の範囲第１１項に
   記載の自動洗浄装置。 １３ ケーシング１が、気密に閉鎖しかつ加圧可
   能な圧力タンクとして構成されており、そのため
   に、１つまたは複数の開口の所に閉鎖装置並びに
   清浄蒸気の供給のための圧力接続部が備えられて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第１０項〜
   第１２項のいずれか１項に記載の自動洗浄装置。 １４ ケーシング１が、高級網のように清浄媒体
   に対して抵抗力がありかつ不活性の物質より成つ
   ていることを特徴とする特許請求の範囲第１０項
   〜第１３項のいずれか１項に記載の自動洗浄装
   置。 １５ ケーシング１の上側７が、マクロロンのよ
   うな透明な物質によつて形成されていることを特
   徴とする特許請求の範囲第１０項〜第１４項のい
   ずれか１項に記載の自動洗浄装置。 １６ 清浄媒体のために予め備えられた貯蔵容器
   ９、種々の清浄媒体の使用及び選択を行う制御調
   整要素１０、並びに、その貯蔵容器９を制御調整
   要素１０とノズル３とに連結するジヨイント１１
   が、ケーシング１の内側に配設されていることを
   特徴とする特許請求の範囲第１０項〜第１５項の
   いずれか１項に記載の自動洗浄装置。 １７ 数によるコード入力キーボードの形式の人
   員把握装置、または、証明カードのための判読器
   １２が、制御機構５に備えられていることを特徴
   とする特許請求の範囲第１０項〜第１６項のいず
   れか１項に記載の自動洗浄装置。 １８ 制御機構５が、予定された清浄過程の行わ
   れた実施状態を示す評価信号を発することを特徴
   とする特許請求の範囲第１０項〜第１７項のいず
   れか１項に記載の自動洗浄装置。