JPH0374120A - ガス絶縁変電所設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はガス絶縁変電所設備に係り、特に主変圧器を有
し受電後陣圧して配電する配電用変電所設備や特別高圧
需要家用変電所設備に間する。

［従来の技術］ 従来の変電所設備においては、例えば第４図に示すよう
にキユービクル形ガス絶縁開閉装置で構成した一次側機
器１８と、ガスまたは油絶縁で構成した主変圧器１９と
、空気、固体またはガス絶縁で構成した二次側機器２０
等をそれぞれ別々に形成し、これらをこれらの絶縁媒体
と区分された絶縁媒体から成るダクト２１．２２やケー
ブルなどを使用して接続している。また、前記一次側機
器１８、主変圧器１９および二次側機器２０のされぞれ
正面、背面および左右両面には、収納機器の故障時にこ
れを取り出したり、保守点検や機器の操作を目的として
これに必要な機材や人が出入り可能なスペース２３．２
４，２５．２６が設けられている。

［発明が解決しようとする課題］ このように、従来の変電所設備においては主変圧器１９
とこれをはさむ一次側機器１８および二次側機器２０が
個々には一体化して形成されているものの、それぞれを
電気的に接続するためのダクト２１．２２やケーブルが
必要なほか、これらの設置スペースに加えて接続作業ス
ペースも必要であった。さらに、従来の変電所設備では
収納機器の故障時にこれの取り出し作業、保守点検およ
び機器の操作を主として機器の正面または背面あるいは
機器の左右から行うことを前提に設計されているために
、これらの作業に必要な機材や人が出入りするスペース
２３，２４，２５，２６を考慮する必要があった。これ
らの必要スペースは変電所の正常運転中は不必要なもの
であり、かつ変電所の所要面積の４０〜６０％を占める
のが通例のため、機器そのものの縮小化と併せてこのス
ペースを極限化することが変電所面積の縮小化を果たす
ための重要な課題の一つであった。

本発明の目的は、各機器の配置と電気的接続を適切にし
て変電所の所要面積を小さくできる変電所設備を提供す
ることにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明では、主変圧器やこれをはさむ一次側および二次
側機器をそれぞれ別々に形成するのではなく、一つの金
属容器（以下容器という）に−括して収納し、これに絶
縁媒体としてＳＦ６ガスを封入している。また、主変圧
器および一次側機器は一つの集合体として、二次側機器
は要素単位または２〜３要素単位で主回路とスリップオ
ン接触子を介して接続されており、それぞれ容器の上方
から引き出しと挿入が可能である。容器の上面には操作
機構、計器類、制御装置を配し、一次側の引き込みケー
ブル、二次側の送り出しケーブルおよび他害器との連絡
ケーブルはいずれも容器の底面から下方に接続されてい
る。

［作用］ このように、主変圧器とこれをはさむ一次側および二次
側機器を一括して一つの容器に収納することにより、従
来これらを接続するために必要であったダクトやケーブ
ルの設置スベニスとこのための作業スペースを無くすこ
とができるほか、容器内に収納した機器要素の操作、保
守点検および故障時の引き出しがすべて容器の上方から
可能なため機器の前後左右のこれらのスペースを極限化
することができ、変電所の所要面積を縮小化できる。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例を第１〜３図により説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す正面図で、図中の破線
は第１図の平面図を示す第２図のＡ−Ａ断面を示してい
る。主変圧器１は一枚の板４に固定されている。主変圧
器ｌの一次側機器２は遮断器、断路器、接地装置および
避雷器などで主回路を形成し、これらが一つの集合体と
して一枚の板５に固定されている。主変圧器１の二次側
機器３は遮断器、断路器、接地装置および避雷器などで
主回路を構成し、それぞれ−台づつまたは集合体として
個々に一枚の板６に固定されている。

これら別々の一枚の板４，５．６に固定された集合体、
変圧器、遮断器などを以下各要素という。

各要素は上下に抜き差し可能なスリップオン接触子１４
のオス側またはメス側の一方を有している。

一方、これらの各要素を収納する容器７は、ガスシール
性を有し溶接などにより機械的に強固に形成された金属
性容器から成り、容器７の上方には各要素を挿入するた
めの開口部が設けてあり、各要素を固定した板４，５．
６との間にシール部材を介入せしめ、板４，５，６と容
器７上面とをボルト等で締め付けることにより、各要素
の容器７への固定とガスシール保持を行っている。また
容器７の底面にはケーブル８，９を接続するための開口
部が設けられており、絶縁性樹脂等から成るケーブル端
末部材１０．１１をこれと容器７底面との間にシール部
材を介入せしめてボルト等により容器７の底面に締め付
けている。このほか容器７内には主変圧器１の一次側お
よび二次側母線１２．１３がそれぞれ固定されており、
各要素との電気的接続のための上下方向に抜き差し可能
なスリップオン接触子１４のメス側あるいはオス側の一
方が各所に固定されている。

容器７の上部には各要素に関係した操作機構、制御装置
および計測器などを各要素と一体でそれぞれ配置し、変
電所設備の運転や保守点検に必要な作業が容器７の上方
から可能なほか、容器７内部の異常時にも運転を停止し
各要素を図示しない機材を用いて上方へ引き出すことが
できる。また容器７の下方にはケーブル処理室１５を設
け、ケーブル８，９の着脱や点検作業を可能にしている
。

第３図は本発明の他の実施例を断面にて示す説明図で、
変電所設備を収納した容器７を地中に直接埋設し容器７
の上方に人の通行可能なスペース１６を設け、さらにそ
の上方にはコンクリート等で形成した蓋１７を地上面に
沿って施しており、蓋１７の上面が変電所設備以外の用
途に活用できる。

［発明の効果］ 以上のように、本発明によれば変電所の構成要素を主変
圧器単位で一つの容器に収納し機器の接続のためのスペ
ースや保守点検スペースなどを極限化でき、変電所の所
要面積を小さくすることができる。

また、機器の故障時あるいは保守点検時には、主変圧器
、一次側機器および二次側機器をそれぞれ個々に上方へ
引き出すことができるので、引き出しが必要な機器のみ
を引き出すことができ、その操作が容易でかつ短時間で
行うことができる。

さらに、地中に埋設した場合には、蓋の上面が変電所設
備以外の用途にも活用できるので、変電所の所要面積を
一層小さくすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による変電所設備の正面図、
第２図は第１図の平面図、第３図は本発明の他の実施例
を断面にて示す正面図、第４図は従来形の変電所設備の
一例を示す説明図である。 図において、１は主変圧器、２は一次側機器、３は二次
側機器、７は金属容器、１４はスリップオン接触子であ
る。 第工図 第２図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）主変圧器を有し、この主変圧器に接続された遮断
   器、断路器あるいは避雷器等から成る一次側機器および
   二次側機器を有する変電所設備において、前記主変圧器
   、一次側機器および二次側機器を一つの金属容器に一括
   して収納し、該金属容器内にＳＦ６ガスを封入したこと
   を特徴とするガス絶縁変電所設備。
2. （２）前記主変圧器および前記一次側機器はそれぞれ一
   つの集合体として構成され、前記二次側機器は一つまた
   は複数の集合体として構成されるとともに、主回路とそ
   れぞれスリップオン接触子を介して接続されており、個
   々に上方へのみ引き出し可能なことを特徴とする特許請
   求範囲第（１）項記載のガス絶縁変電所設備。
3. （３）前記金属容器が地中に埋設されたことを特徴とす
   る特許請求範囲第（１）項または第（２）項記載のガス
   絶縁変電所設備。