JPH0374048A

JPH0374048A - 角形電池

Info

Publication number: JPH0374048A
Application number: JP1208092A
Authority: JP
Inventors: Ryuji Kawase; 龍二川瀬
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1989-08-11
Filing date: 1989-08-11
Publication date: 1991-03-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は角形電池に関するものであり、特にそのセパレ
ーターに関するものである。

（ロ）従来の技術電子機器の小型化に伴って、これらに使用される電源に
は、より小型で高容量の電池が要求される様になってき
た。この様な状況下で、機器への収納スペースの無駄の
無い角形電池は、従来の円筒形電池にとって代わり、待
にニッケルーカドミウム電池に代表される蓄電池の分野
でその需要が急速に伸びている。

従来、これらの角形電池は、例えば特公昭６２−３１７
８６号公報に記載された如く、シート状不織布９を２つ
折りにした後、端部５，５を融着して、袋状セパレータ
とし、ここに正極板もしくは負極板を挿入して、これと
負極板もしくは正極板とを交互に積層して極板群を構成
する（＠２図参照）。そして、この極板群を電槽に挿入
し、電解液を電槽に注液するという方法がとられてきた
。

しかし、この方法では極板群を電槽に収納する際、袋状
セパレータの融着部分（第２図の５）が障害となり、収
納が困難であったり、無理に収納しようとすると融着部
分でセパレータが破断し、極板が短絡し易いという問題
があった。そこで、袋状セパレータの幅（第２図のｄ）
を電槽への収納に支障がない程度に小さくすると、当然
正極板もしくは負極板の幅（第２図のＣ）も小さくしな
くてはならず、その結果として電池容量を低下させるこ
とになる。

また、例えば実開昭６３−７２８５１号公報には、ラン
グストーン巻きにより製作された袋状セパレータを、こ
の種電池に用いることが示されているが、この方法にお
いても融着部分は、折り目部分にやはり存在することに
なる。そしてこの方法の場合、電槽への極板群の収納に
際しては、前述の様な幅方向の問題はある程度解消され
るが、融着部分が折り目部分に存在しているところは、
厚みが大きくになってしまう。その結果、正、負極板お
よびセパレータを複数枚積層した場合、極板群の厚みが
大きくなってしまい、やはり電槽への極板群の収納が困
難になる。

（ハ）発明が解決しようとする課題本発明は前述せる問題点に鑑みなされたものであって、
この種電池の構造に起因せる容量の減少を抑え、セパレ
ータ融着部の破断に基づく電池内部短絡を抑制すると共
に、ｔｔＷ内に極板群が収納し易い、角形電池を提案す
るものである。

（ニ）課題を解決するための手段本発明は、板状の正、負極板を、セパレータを介して′
！４槽内に積層してなる角形電池であって、前記セパレ
ータがシート状のものの両端同志を融着して直状とした
ものであり、その内部に前記正、負極板のいずれか一方
を収納しており、前記融着した部分が、前記いずれか一
方の極板の略中央の長子方向に存在することを特徴とす
るものである。

ここで、極板の略中央とは、極板の端部でない部分を意
味する。

（ホ）作用本発明によれば、筒状セパレータの折り目部分（第１図
の４）には、従来構造の袋状セパレータにおいて観察さ
れる融着部分（第２図の５）が存在しない為、たとえば
正極板の幅ａを、第２図におけるＣと等しくした場合、
本発明に係るセパレータの幅（ｂ）は、従来の袋状セパ
レータの幅（ｄ）より、融着部分（第２図の５）の幅の
分だけ小さくすることができる。従って、極板群を容易
に電槽ケースに収納することができ、且つセパレータの
折り目部分（第１図の４）でのセパレータの破断を防止
できる。

また融着部分のセパレータの厚みは、融着していない部
分の厚みと同等以下としている為、正、負極板およびセ
パレータを積層してなる極板群の厚みは、従来のものと
同等となり、電槽への収納に際して何ら問題はない。

（へ）実施例本発明の実施例を、図面に基づき詳述する。まず、厚さ
０．２０１１１１１１のナイロン不織布からなるシート
状のセパレータｌを用意し、その両側端を重ね合せて融
着し重ね合せる部分の厚さがセパレータ２枚で＋３．２
０ｆｆｉ！１１になるよう加圧して湾状とする。この時
の融着部２は、超音波溶接にて連続的に形成される。そ
してこの時の融着部２の幅は０．５〜ｌｌｌｌ１１程度
とすることができる。このようにして得られた筒状体を
所定寸法に切断部分８で切断し、その下端３を融着する
。この下端３に添ってセパレータを押圧することにより
、折り目部分４．４を形ａする。このセパレータ内部に
、公知の焼結式ニッケル正極板を挿入したものと、焼結
式のカドミウム負極板とを交互に積重して極板群をＩＩ
Ｉ威した。ここで用いた正極板は３枚、負極板は４枚で
あった。そしてこの極板群を金属製の’１１７に押入し
た後ＫＯＨからなるアルカリ電解液を注液した。そして
、電槽７の開口端に、安全弁材の電槽蓋を配置し、レー
ザ溶接により密閉した。このようにして、本発明に係る
角形密閉式ニッケルーカドミウム蓄電池（角形電池）Ａ
を得た。

また比較例として、第２図に示す如く、セパレータの両
側端部に融着部５．５を設けたものを用いた以外は、前
記本発明電池と同様の、比較電池Ｂを作製した。このよ
うにして各電池Ａ、Ｂを１０、０００セルずつ作咲した
。そして、この時の電池内部における短絡発生数を調べ
た。

この結果を、第１表に示す。

第１表この結果より、本発明電池Ａは、比較電池Ｂに比べ、短
絡発生数が少なく、短絡発生率が低く抑えられているこ
とがわかる。このように本発明電池では、セパレータの
融着部分が、極板群の側端になく、各極板の略中央の長
子方向に存在しているので、極板群の押入時等において
この融着部分に応力がかかることが抑制され、ここでの
セパレータの破断が抑えられているものである。

（ト）発明の効果本発明によれば、セパレータの融着部分の存在に起因す
る電池容量の減少がなく、この部分の破断による電池内
部短絡を抑制しうるちのであって、極板群が電槽に収納
し易い構造となり、その工業的価値は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明電池の構造説明図、第２図は比較電池の
構造説明図である。１・・・セパレータ、２．５・・・融着部、３・・・下
端、４・・・折り目部分、６・・・正極板、７・・・ｔ
ｌｆ、８・・・切断部分、９・・・シート状不織布。

Claims

【特許請求の範囲】１　板状の正、負極板をセパレータを介して電槽内に積
層してなる角形電池において、前記セパレータがシート状のものの両端同志を融着して
筒状としたものであって、その内容に前記正、負極板の
いずれか一方を収納しており、前記融着した部分が、前
記いずれか一方の極板の略中央の長手方向に存在するこ
とを特徴とする角形電池。