JPH0374042A - 四重極質量分析計 - Google Patents

四重極質量分析計

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JPH0374042A
JPH0374042A JP1209278A JP20927889A JPH0374042A JP H0374042 A JPH0374042 A JP H0374042A JP 1209278 A JP1209278 A JP 1209278A JP 20927889 A JP20927889 A JP 20927889A JP H0374042 A JPH0374042 A JP H0374042A
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JP
Japan
Prior art keywords
voltage
electrode
ion source
electrodes
quadrupole
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Pending
Application number
JP1209278A
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English (en)
Inventor
Kiichiro Otsuka
大塚 紀一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高周波信号を重畳して直流電圧を印加した四
重極電極にイオン源からレンズ系を通してイオンビーム
を導き質量分析を行う四重極質量分析計に関する。
〔従来の技術〕
第6図は四重極質量分析計の概要を示す図、第7t!l
は四重極電極の配置を説明するための図、第8図は分解
能を説明するための図である。図中、21はイオン源、
22はレンズ系、23は四重極電極、24は支持碍子、
25.25−l〜25−4は電極、26は2次電子増倍
管、27は排気装置、28はプリアンプ、29はデータ
処理システムを示す。
四重極質量分析計は、第6図に示すようにイオン源21
で発生したイオンをレンズ系22でビーム状にして四重
極電極23に導き、高周波を重畳して直流電圧を印加す
ることによって質量毎にイオンを分離するものであり、
分離される質量Mと四重極電極の内接円の半径r1高周
波電圧Vとは、一般に M=K (rf)” の関係がある。一般に高周波電圧に依存して分離された
イオンは、2次電子増倍管26で検出され、プリアンプ
28を通してデータ処理システム29に取り込まれる。
データ処理システム29は、質量分折装置の掃引等の制
御を行うと共に、マススペクトルを収録し、試料の構造
等を推定するため既知物質のマススペクトルとの比較、
検索処理その他の分析処理を行うものである。排気装置
27は、イオン源2Lレンズ系22、四重極電極23.
2次電子増倍管26の収納部を一定の真空度に維持する
ように排気するものである。
四重極電極23は、シールドケース内で支持碍子24に
より2対の電極25を支持し、上記のように高周波信号
を重畳して直流電圧を印加するものであるが、従来この
四重極電極23は、高分解能を得るため第7図に示すよ
うに電極25−1〜25−4を内接円の半径roに可能
なかぎり精度良く組み立てることが必要といわれていた
〔発明が解決しようとする課題〕
四重極質量分析計の分解能は、第8図に示すようにマス
スペクトルのピークMの半値幅を6Mとすると、M/Δ
Mで与えられ、例えば質量数が800a、m、u、に対
して1600程度の分解能が要求されている。
しかしながら、従来の四重極質量分析計では、四重極に
印加する高周波電圧と直流電圧の比を変えて分解能を調
整するが、工作精度に限界があり、上記内接円に対する
精度が不安定であり、分解能を上げても良好なピークが
残らないということもある。また、装置間のバラツキも
大きいという問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、四重極
質量分析計における電極端部形状の調整することにより
安定で良好な性能を得ることができる四重極質量分析計
を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
そのために本発明は、高周波信号を重畳して直流電圧を
印加した四重極電極にイオン源からレンズ系を通してイ
オンビームを導き質量分析を行う四重極質量分析計にお
いて、四重極電極のうち正の直流電圧を印加する1対の
対向する電極のイオン源側端部を外側に曲げ、負の直流
電圧を印加する1対の対向する電極のイオン源側端部を
内側に曲げたことを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明の四重極質量分析計では、四重極電極のうち正電
圧を印加する1対の対向する電極のイオン源側端部を外
側に曲げ、負電圧を印加するl対の対向する電極のイオ
ン源側端部を内側に曲げるので、四重極電極の支持部で
簡便に調整することができ、この調整により安定で良好
な性能を得ることができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
第1図は本発明に係る四重極質量分析計の1実施例を説
明するための図、第2図は各電極の配置関係を説明する
ための図、第3図は電極端部形状を調整する方法の例を
示す図である。図中、l〜4.13.18は電極、11
と16は支持碍子、12と15は止めネジ、14は突起
部、17は凹部を示す。
第1図において、電極1,3は、互いに対向し正の直流
電圧が印加される1対の電極であり、電極2.4は、互
いに対向し負の直流電圧が印加される1対の電極である
。これらの組において、四重極電極の原理的に決まる内
接円半径をrOとすると、電極1.3の内接円半径「1
は、半径roより大きめにし、電極2.4の内接円半径
roは、半径roより小さめにする。そして、電極1,
3のイオン源側端als(図示左側)は、外側に曲げ、
電極2.4のイオン源側端部は、内側に曲げる。
この場合、それぞれのイオン源側端部における内接円半
径をr、  、r2’ とすると、イオン源側端部では
、 1 0Jjm 〜 6JJm>rl     −r。
=r++    ri その他では、 3Ajm>rl   r、=r*  T。
とする。本発明は、この2条件が電極全域で成立するよ
うに組み立てるものである。また、直流電圧の印加極性
は、第2図に示すように「2に内接するl対の電極2.
4が負の直流電圧とし、rlに内接する1対の電極1,
3が正の直流電圧とする。
イオン源側端部の具体的な調整手段の例を示したのが第
3図である。
正の直流電圧を印加するl対の電極1.3は、第1図(
a)に示すようにイオン源端部側で外側に曲げるように
するが、この曲げの調整は、第3図(C)に示すように
支持碍子16と当接する電極18の面に凹部617を設
け、止めネジ15の締め具合を調整する。例えば止めネ
ジ15の締め具合を強めると、同図(d)に示すように
外側へ曲げ角度を大きくすることができる。この凹部1
7は、例えばやすりを使って電極18の面を削ることに
よって形成することができる。
負の直流電圧を印加する1対の電極2.4は、第1図(
ロ)に示すようにイオン源端部側で外側に曲げるように
するが、この曲げの調整は、第3図(a)に示すように
支持碍子11と当接する電極13の面に突起部14を設
け、止めネジ12の締め具合を調整する。例えば止めネ
ジ12の締め具合を強めると、同図(b)に示すように
内側へ曲げ角度を大きくすることができる。この突起部
14は、例えば電極13の面をポンチでたたいて中央の
凹部の周りを突起させることによって形成することがで
きる。
次に、直流電圧の印加極性の違いによる分解能の影響に
ついて説明する。
第4図及び第5図は本発明に係る四重極質量分析計にお
ける直流電圧の印加極性を反対にして得られたスペクト
ルの例を示す図である。
外側に曲がっている電極対に正の直流電圧、内側に曲が
っている電極対に負の直流電圧を印加した場合の測定例
を示したのが第4図であり、この印加電圧の極性を逆に
した場合の測定例を示したのが第5図である。分解能は
、高周波電圧と直流電圧の比を変えて調整するが、分解
能を下げた状態が第4図(a)であり、分解能を上げた
状態が同図(ロ)、(C)である。この第4図(a)〜
(C)によると分解能を上げることよって目標のユニッ
トマス分解能に達している。すなわち、図から明らかな
ように分解能を上げるとともにピーク幅が狭くなりすな
おに目標の性能が得られている。
これに対して第5図では、分解能を下げた条件の(a)
で単純にピーク幅が拡がるのではなく異常ピークが生じ
ている。しかも同図(ロ)〜(e)で分解能を上げてい
っても分解能の良好なピークは残らず、多数現れたピー
クはいずれも測定条件を満足するものとはならなかった
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではな
く、種々の変形が可能である。例えば上記の実施例では
、電極側に突起部や凹部を設けてイオン源側端部の曲げ
を調整するように樋底したが、電極側でなく支持碍子側
に突起部を設けることによってイオン源側端部の曲げを
調整してもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、イオ
ン源側端部、その他の部分の内接円半径を上記の関係に
なるようにして電極1〜4を組み立て、かつ高周波信号
を重畳した直流電圧を印加すると、四重極質量分析計の
分解能と感度が大幅に向上させることができ、それら性
能の安定性を大幅に向上させることができた。また、本
発明による電極配置の調整により装置間の性能のバラツ
キも小さくなった。
例えば性能のバラツキを本発明者が行った従来のものの
測定例で観ると、良好μものでPFKm/ z 781
のピークが×8のゲインで、23mmのピーク強度を検
出したものがあるのに対し、同じPFKm/z781の
ピークを同一分解能(ユニットマス)で測定してもピー
ク強度がX32のゲインでllmmLか検出できないも
のもあり、0.12倍の感度しかない結果となっている
。しかし、本発明の四重極質量分析計を用いた場合には
、従来のものの良好な性能と同等の性能が安定して得ら
れた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る四重極質量分析計の1実施例を説
明するための図、第2図は各電極の配置関係を説明する
ための図、第3図は電極端部形状を調整する方法の例を
示す図、第4図及び第5図は本発明に係る四重極質量分
析計における直流電圧の印加極性を反対にして得られた
スペクトルの例を示す図、第6図は四重極質量分析計の
概要を示す図、第7図は四重極電極の配置を説明するた
めの図、第8図は分解能を説明するための図である。 1〜4.13.18・・・電極、11と16・・・支持
碍子、12と15・・・止めネジ、14・・・突起部、
17・・・凹部。 出 願 人  日本電子株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高周波信号を重畳して直流電圧を印加した四重極
    電極にイオン源からレンズ系を通してイオンビームを導
    き質量分析を行う四重極質量分析計において、四重極電
    極のうち正の直流電圧を印加する1対の対向する電極の
    イオン源側端部を外側に曲げ、負の直流電圧を印加する
    1対の対向する電極のイオン源側端部を内側に曲げたこ
    とを特徴とする四重極質量分析計。
JP1209278A 1989-08-11 1989-08-11 四重極質量分析計 Pending JPH0374042A (ja)

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