JPH0373758B2 - - Google Patents

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JPH0373758B2
JPH0373758B2 JP1529483A JP1529483A JPH0373758B2 JP H0373758 B2 JPH0373758 B2 JP H0373758B2 JP 1529483 A JP1529483 A JP 1529483A JP 1529483 A JP1529483 A JP 1529483A JP H0373758 B2 JPH0373758 B2 JP H0373758B2
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JP
Japan
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flexible gear
presser
teeth
gear
casing
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JP1529483A
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JPS59141775A (ja
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Masahiro Iwasaki
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H49/00Other gearings
    • F16H49/001Wave gearings, e.g. harmonic drive transmissions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03CPOSITIVE-DISPLACEMENT ENGINES DRIVEN BY LIQUIDS
    • F03C1/00Reciprocating-piston liquid engines
    • F03C1/22Reciprocating-piston liquid engines with movable cylinders or cylinder
    • F03C1/24Reciprocating-piston liquid engines with movable cylinders or cylinder in which the liquid exclusively displaces one or more pistons reciprocating in rotary cylinders
    • F03C1/2407Reciprocating-piston liquid engines with movable cylinders or cylinder in which the liquid exclusively displaces one or more pistons reciprocating in rotary cylinders having cylinders in star or fan arrangement, the connection of the pistons with an actuated element being at the outer ends of the cylinders
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H49/00Other gearings
    • F16H2049/006Wave generators producing a non-elliptical shape of flexsplines, i.e. with a qualified different shape than elliptical

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Hydraulic Motors (AREA)
  • Retarders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、産業用ロボツトを始め、各種の産業
機械に使用される原動装置に関するものである。
(ロ) 従来技術 例えば、産業用ロボツトの腕関接部等には、液
圧モータの動力を調和減速機を介して出力し得る
ようにした原動装置が用いられる場合が多い。と
ころが、従来のものは、モータと減速機とが各別
に構成されているため、嵩が高く、大きな配置ス
ペースを必要とするという問題がある。また、一
般に調和減速機はバツクラツシユが少ないため位
置決め制度を要する用途に広く用いられている
が、近年、組立作業にも使用し得る高級ロボツト
等の開発が進むにつれ、このバツクラツシユをさ
らに少なくすることが求められている。ところが
従来のものは、その構成上、バツクラツシユを少
なくするのに一定の限界がある。すなわち、この
種の調和減速機は、内向歯を有するリング状の内
歯歯車と、この内歯歯車の内側に軸心を一致させ
て配設され外周に前記内向歯と歯数の異なる外向
歯を有した可撓性歯車と、この可撓性歯車を横断
面楕円状に弾性変形させてその長軸部分において
前記外向歯を前記内向歯に噛合させるとともにそ
の噛合位置を遂次円周方向に移動させる入力機構
とを具備してなる。そして、従来の入力機構は、
前記可撓性歯車の内周に嵌合させた可撓性ベアリ
ングと、この可撓性ベアリングの内周に嵌合させ
た楕円カムとを具備してなり、このカムにより前
記可撓性ベアリングと前記可撓性歯車とを弾性変
形させて前記外向歯と前記内向歯とを噛合させる
とともに、この楕円カムを回転させることによつ
てその噛合位置を円周方向に移動させ得るように
したものが一般的である。ところが、楕円カムは
自らの形状に合せて前記可撓性歯車を変形させる
だけのものであり、前記内向歯と前記外向歯との
噛合部分におけるクリアランスを積極的に零にし
ようとする機能は有していない。そのため、前記
内向歯と前記外向歯とを無理なく完全に密着噛合
させるのが難しく、バツクラツシユをさらに小さ
くしたいという要望にこたえるのが困難である。
(ハ) 目的 本発明は、このような事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、装置全体のコ
ンパクト化が可能であり、しかも、バツクラツシ
ユの影響を極小あるいは零にすることができるよ
うにした原動装置を供給することにある。
(ニ) 構成 本発明は、前記目的を達成するために、次のよ
うな手段を講じたものである。すなわち、本発明
に係る原動装置は、液圧モータの動力を、内向歯
を有した内歯歯車と、外向歯を有した可撓性歯車
と、この可撓性歯車を横断面楕円状に弾性変形さ
せてその長軸部分において前記外向歯を前記内向
歯に噛合させるとともにその噛合位置を遂次円周
方向に移動させる入力機構とを有してなる調和減
速機を介して出力するようにしたものである。そ
して、前記液圧モータを、固定された支軸と、こ
の支軸回りに回転するケーシングとを備えてなる
ものにして、そのケーシングを前記可撓性歯車の
内側に配設している。また、前記入力機構を、前
記ケーシングに一体に設けられ前記可撓性歯車の
内周面に対向する部位にシリンダを開口させてな
る回転子と、基端部をこのシリンダにスライド可
能に嵌合させ先端部を前記可撓性歯車の内周面に
摺接させた押圧子と、前記支軸内および回転子内
に連続させて設けたポートを備えてなり前記液圧
モータに送給される圧液の一部を該ポートを介し
て前記シリンダ内に導入することにより前記押圧
子を前記可撓性歯車の内周面に押付けてその可撓
性歯車を内歯歯車に噛合する方向へ弾性変形させ
る押圧子付勢機構と、前記押圧子の先端部に設け
られオリフイスを介して前記シリンダ内から圧液
の供給を受けて該押圧子と前記可撓性歯車との間
の摩擦抵抗を低減させる静圧ベアリングとを具備
してなるものにしている。
(ホ) 実施例 以下、本発明の実施例を第1図〜第4図を参照
して説明する。
第1図は、液圧モータ1の動力を調和減速機2
を介して出力し得るように構成した原動装置の縦
端面図であり、第2図、第3図はそれぞれ第1図
における−線および−線に沿う断面図で
ある。
液圧モータ1は、偏心部3aを有した支軸3
と、この支軸3の軸心01回りに回転可能なケーシ
ング4とを有している。ケーシング4は、前記支
軸3の偏心部3aを囲繞するカツプ状の本体部4
aと、この本体部4aの開口部を閉塞する蓋部4
bとからなるもので、前記支軸3の一端部は前記
蓋部4bを貫通してケーシング4外へ突出してい
る。また、前記ケーシング4の内周に奇数個の平
面部4c…を円周方向に等角間隔をあけて形成し
ている。そして、このケーシング4の内側の前記
各平面部4c…に対応する部位にそれぞれピスト
ン5…を配設し、これら各ピストン5…の先端面
を静圧ベアリング6…を介して対応する平面部4
c…に添接させている。静圧ベアリング6は、前
記ピストン5の先端面を前記平面部4cに密着す
るように平面状に形成するとともに、この先端面
に圧力ポケツト7を形成し、この圧力ポケツト7
内に流体圧を導入するようにしたものである。ま
た前記支軸3の偏心部3aにシリンダブロツク8
を回転可能に嵌着し、このシリンダブロツク8に
よつて前記各ピストン5…の基端面側に前記ケー
シング4の回転に伴つて容積が増減する空間9…
を形成している。具体的に説明すれば、シリンダ
ブロツク8には複数のシリンダ11…が円周方向
に等角間隔をあけて放射状に形成されている。そ
してこれら各シリンダ11…に前記各ピストン5
…がスライド自在に嵌合させてあり、これら各ピ
ストン5…の基端面と前記各シリンダ11…の内
面とによつて前記空間9…が形成されている。な
お、このシリンダブロツク8の端面にはピン12
…が突設されており、このピン12…の先端部を
前記ケーシング4に設けたばか穴13…に遊嵌さ
せることによつて該シリンダブロツク8が前記ケ
ーシング4に対して一定回転角度以上自転しない
ようにしてある。すなわち、このシリンダブロツ
ク8は前記ケーシング4に追従して回転するよう
になつている。また、前記ケーシング4内を前記
支軸3の軸心01と偏心部3aの軸心02とを通る仮
想分割線Pを境にして第1領域Aと第2領域Bと
に2分割し、前記第1領域A内を通過中の前記空
間9…を第1の流体流通系路14に連通させると
ともに第2領域B内を通過中の空間9を第2の流
体流通系路15に連通させている。第1の流体流
通系路14は、前記偏心部3aの外周面に設けた
第1領域A側の圧力ポケツト16を支軸3の先端
部に設けた第1の流出入口(図示せず)に連通さ
せるためのもので、前記支軸3内に形成されてい
る。また、第2の流体流通系路15は、前記偏心
部3aの外周面に設けた第2領域B側の圧力ポケ
ツト17を支軸3の先端部に設けた第2の流出入
口(図示せず)に連通させるためのもので、前記
支軸3内に形成されている。また、前記各ピスト
ン5の軸心部に対応する空間9内の流体圧を対応
する静圧ベアリング6の圧力ポケツト7内に導入
するための圧力導入路18が設けてある。
一方、ハーモニツク減速機2は、内周に内向歯
21…を有した内歯歯車22と、この内歯歯車2
2の内側に軸心を一致させて配設され開口端部外
周に前記内向歯21…よりも若干歯数の少ない外
向歯23…を有した薄肉カツプ状の可撓性歯車2
4と、この可撓性歯車24の開口端部を横断面楕
円状に弾性変形させてその長軸部分において前記
外向歯23…を前記内向歯21……に噛合させる
とともにその噛合位置a,bを遂次円周方向に移
動させる入力機構25とを具備してなる。内歯歯
車2はリング状の剛体であり、円板状の支持部材
26に支持されている。また、可撓性歯車24は
弾性変形良好な材料により作られたカツプ状のも
ので、その開口部を前記支持部材26の内面に臨
接させてあり、この可撓性歯車24と前記支持部
材26とによつてモータ収容室30が形成されて
いる。また、この可撓性歯車24の底壁中心部に
は出力軸31の基端が固着されている。また、入
力機構25は、前記可撓性歯車24の内周面24
aに対応する部位に押圧子33,33を保持した
回転子34と、液圧により前記押圧子33,33
を前記内周面に押付けて前記可撓性歯車24を内
歯歯車22に噛合する方向へ弾性変形させる押圧
子付勢手段35とを具備してなる。前記回転子3
4は、円筒体の外周面の所要個所を切除して対を
なす平面部36,36を形成してなるもので、前
記各平面部36,36の中央部には断面円形のシ
リンダ37,37が開口させてある。また、各押
圧子33は、前記シリンダ37にスライド可能に
嵌合する基端部33aと、前記可撓性歯車24の
内周面24aに摺接する横断面三カ月形の先端部
33bとからなる。一方、前記押圧子付勢手段3
5は、前記液圧モータ1を駆動するための液圧ポ
ンプ(図示せず)から送給される液圧Pの一部を
前記支軸3内に設けた幹ポート38および前記回
転子34内に穿設した枝ポート39を介して前記
シリンダ37,37内に導入し得るようにしたも
ので、該シリンダ37,37内の液圧によつて前
記押圧子33,33が外方へ突出して前記可撓性
歯車24の内周面24aを押圧するようになつて
いる。なお、前記各押圧子33のストロークδ
は、前記シリンダ37内への圧液Pの供給が断た
れた場合でも、前記可撓性歯車24の外向歯23が
前記内歯歯車22の内向歯21から外れない程度
の値に設定してある。また、前記各押圧子33内
に前記圧液Pの一部を該押圧子33の先端面33
c部に導く圧液案内路41を設けて前記先端面3
3cと前記可撓性歯車24の内周面24aとの間
に静圧ベアリング42を形成している。具体的に
は、圧液案内路41は、前記押圧子33の軸心部
に穿設したポート43の一端を前記シリンダ37
内に開口させるとともに、他端をオリフイス44
を介して前記静圧ベアリング42の円形の圧力ポ
ケツト45に連通させたものである。そして、前
記先端面33cと前記内周面24aとの間の液膜
が切れないように前記オリフイス44の開口径お
よび受圧面積が設定してある。
そして、前記液圧モータ1の支軸3を前記支持
部材26に固着するとともに、該モータ1のケー
シング4を前記可撓性歯車24の内側、つまり前
記モータ収容室30内に配設し、このケーシング
4に前記回転子34を一体的に設けている。
次いで、この原動装置の作動を説明する。ま
ず、高圧の流体を、例えば、第1の流体流通系路
14を通して第1領域Aに存在する空間9,9内
に供給すると、第1領域Aに存在する静圧ベアリ
ング6,6部に高い流体圧が導入され、これらの
流体圧によつて該液圧モータ1のケーシング4に
偏心部3aの軸心02を通り前記ケーシング4の平
面部4cに直交する力Fa、Fbが作用することに
なる。しかして、これらの力Fa、Fbの合力Fab
の作用線は前記軸心02を通り前記ケーシング4の
回転中心たる支軸3の軸心01からある距離lだけ
偏位することになる(第4図参照)。その結果、
前記ケーシング4にはFab×lなるモーメン
トが働くこととなり、それによつて該ケーシング
4が矢印X方向に回転する。この場合、第1領域
Aに存在する空間9,9は前記ケーシング4の回
転に伴つて漸次容積が増大し、第2領域Bに存在
する空間9,9は漸次容積が縮小するため、高圧
の流体は第1の流体流通路14を通して第1領域
Aを通過中の空間9,9内に遂次流入し、仕事を
し終つた流体は第2領域Bを通過中の空間9,9
から第2の流体流通路15を通して遂次外部へ排
出される。一方、押圧子付勢手段35の幹ポート
38…および枝ポート39…を介して高圧の流体
Pをシリンダ37,37内に導入すると、その圧
力によつて押圧子33,33が外方へ移動して可
撓性歯車24の内周面24aを押圧する。その結
果、該可撓性歯車24の開口端部が横断面楕円状
に弾性変形させられ該可撓性歯車24の外向歯2
3が円周上2個所において内歯歯車22の内向歯
21に密着噛合することになる。また、同時に、
前記シリンダ37,37内の圧液Pの一部が圧液
案内路41,41を通して各押圧子33,33の
先端部33b,33bに設けた静圧ベアリング4
2,42に供給されるため、該押圧子33,33
の先端面33c,33cと前記可撓性歯車24の
内周面24aとの間に液膜が形成され該押圧子3
3,33と前記内周面24aとの間の摩擦抵抗が
非常に小さいものになる。したがつて、このよう
なものであれば、前記液圧モータ1を作動させて
回転子を回転させると、前記押圧子33,33が
前記内周面24aに沿つて円滑に滑走することに
なり、前記内向歯21と前記外向歯23との噛合
位置a,bが円周方向に移動する。そうすると、
前記噛合位置a,bが1回転する毎に前記可撓性
歯車24が前記内向歯21と前記外向歯23との
歯数差分だけ回転することになり、この回転が出
力軸31を介して取り出される。
なお、押圧子の構成は、前記実施例のものに限
定されるものではなく、例えば、第5図に示すよ
うなものであつてもよい。すなわち、第5図に示
す押圧子33′は、先端部33′bを大型化すると
ともに、その先端面33′cに複数の圧力ポケツ
ト45′…を有してなる静圧ベアリング42′を設
け、シリンダ37内の圧液Pを枝分れした圧液案
内路41′を介して前記各圧力ポケツト45′……
に供給し得るようにしたものである。しかして、
このようにすれば、流体潤滑をより完全なものに
することができる。
また、前記実施例では、内歯歯車を固定して可
撓性歯車から出力を取り出すようにした場合につ
いて説明したが、前記可撓性歯車を固定して内歯
歯車から出力を取り出すようにしてもよい。
(ハ) 効果 本発明は、以上のような構成であるから、次の
ような効果が得られる。
まず、液圧モータの動力をハーモニツク減速機
を介して出力し得るようにしているので、高いタ
ルクを発生させることができるのは勿論でありそ
の上、調和減速機内に液圧モータを収納しそのケ
ーシングに入力機構を一体的に設けているので空
間の有効利用と部品点数の削減により小形化並び
に軽量化を図ることができるものである。
また、液圧により一定方向に付勢した押圧子に
より可撓性歯車を弾性変形させるようにしている
ので、該可撓性歯車の外向歯を内歯歯車の内向歯
に密着噛合させることができる。そのため、バツ
クラツシユの影響を極小または零にすることがで
きる。また、要すれば、液圧力を調節することに
よつて、バツクラツシユの大きさを所望値に調整
することもできる。また、耐久的には従来品が歯
面の摩耗によりバツクラツシユが増大するという
欠点があるのに対し、本発明では摩耗した面も油
圧力により強制的におしつけられるため、バツク
ラツシユの増大は殆んどなくなるという長所を持
つている。
さらに、調和減速機部分の入力機構は、回転子
に押圧子を保持させただけのものであるため、部
品点数が少なく構造が簡単であり、また、楕円カ
ムを作る場合のような精密な曲面加工が不要であ
る。したがつて、製作が容易であり、コストダウ
ンを図ることができる。
また、このようなものであれば、押圧子の先端
面の曲率を適当に選定すれば、内向歯および外向
歯に作用する応力を小さくすることができるとい
う利点もある。
しかも、調和減速機の入力機構および該減速機
内に収容するモータを共に液圧式のものにしてい
るので、液圧源や圧液供給管路等を共用すること
ができる。したがつて、この点からも、構成の簡
略化を図ることができるものである。すなわち、
本発明では、支軸および回転子内にポートを設け
て液圧モータに送給する圧液の一部を回転子シリ
ンダに導くという簡単な構成により押圧子を可撓
性歯車の内周面に押付けるようにしているので、
押圧子を可動にしたために構造の複雑化を招くと
いう不具合が生じない。しかも、前記シリンダ内
の圧液をさらに静圧ベアリングに導いて押圧子と
可撓性歯車との間の摩擦抵抗を軽減させるように
しているので、従来のようなフレキシブルベアリ
ングを用いる場合に比べて部品点数をはるかに少
なくすることができ、コンパクト化を図ることが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示し、第
1図は縦断面図、第2図は第1図における−
線断面図、第3図は第1図における−線断面
図、第4図は作用説明図である。第5図は本発明
の他の実施例を示す要部断面図である。 1……液圧モータ、2……調和減速機、3……
支軸、4……ケーシング、21……内向歯、22
……内歯歯車、23……外向歯、24……可撓性
歯車、24a……内周面、25……入力機構、3
3,33′……押圧子、34……回転子、35…
押圧子付勢手段、37……シリンダ、38……ポ
ート(幹ポート)、39……ポート(枝ポート)、
42,42′……静圧ベアリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 液圧モータの動力を、内向歯を有した内歯歯
    車と、外向歯を有した可撓性歯車と、この可撓性
    歯車を横断面楕円状に弾性変形させてその長軸部
    分において前記外向歯を前記内向歯に噛合させる
    とともにその噛合位置を遂次円周方向に移動させ
    る入力機構とを有してなる調和減速機を介して出
    力するようにした原動装置であつて、前記液圧モ
    ータを、固定された支軸と、この支軸回りに回転
    するケーシングとを備えてなるものにして、その
    ケーシングを前記可撓性歯車の内側に配設すると
    ともに、前記入力機構を、前記ケーシングに一体
    に設けられ前記可撓性歯車の内周面に対向する部
    位にシリンダを開口させてなる回転子と、基端部
    をこのシリンダにスライド可能に嵌合させ先端部
    を前記可撓性歯車の内周面に摺接させた押圧子
    と、前記支軸内および回転子内に連続させて設け
    たポートを備えてなり前記液圧モータに送給され
    る圧液の一部を該ポートを介して前記シリンダ内
    に導入することにより前記押圧子を前記可撓性歯
    車の内周面に押付けてこの可撓性歯車を内歯歯車
    に噛合する方向へ弾性変形させる押圧子付勢機構
    と、前記押圧子の先端部に設けられオリフイスを
    介して前記シリンダ内から圧液の供給を受けて該
    押圧子と前記可撓性歯車との間の摩擦抵抗を低減
    させる静圧ベアリングとを具備してなるものにし
    たことを特徴とする原動装置。
JP1529483A 1983-01-31 1983-01-31 原動装置 Granted JPS59141775A (ja)

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JP2021143709A (ja) * 2020-03-12 2021-09-24 住友重機械工業株式会社 減速装置

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