JPH0372877A - 活性化ヒトプロテインc誘導体 - Google Patents

活性化ヒトプロテインc誘導体

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JPH0372877A
JPH0372877A JP1205698A JP20569889A JPH0372877A JP H0372877 A JPH0372877 A JP H0372877A JP 1205698 A JP1205698 A JP 1205698A JP 20569889 A JP20569889 A JP 20569889A JP H0372877 A JPH0372877 A JP H0372877A
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芳彦 鷲見
Yataro Ichikawa
市川 弥太郎
Koji Suzuki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] 産業上の利用分野 本発明によるヒトプロティンC誘導体または活性化ヒト
プロティンC誘導体は、抗凝固剤として、例えば静脈血
栓症、汎発性血管向凝固(DIC)など血栓形成に起因
する疾患の治療への適用を目的としている。また、線溶
促進剤として、線溶療法の補助剤としての使用も目的と
している。本発明の活性化ヒトプロティンC誘導体もし
くは体内で活性化されたヒトプロティンC誘導体は、天
然型の活性化ヒトプロティンCより血中半減期が長いた
め、より効果が持続する特徴がある。
従来の技術 生体には自己にとって好ましくない出血が起きた場合、
それを阻止しようとするメカニズムすなわち血液凝固系
が備わっている。この系は主として、−群の血漿性タン
パク質、血小板などの血球そして血管内皮細胞により構
成されるもので、血球成分などを含むフィブリンの網状
構造物を形成することによって止血するものである。し
かしながら、この系がそれを必要としない時に、あるい
は必要としない部位で作動した場合、自己にとって不都
合な血栓を生じることがあり、ときには致死的となる。
一方、血漿中にはこの血液凝固系を制御する系もまた備
わっている。その主要なもののひとつは血液凝固因子ト
ロンビンに対する阻害剤アンチトロンビン■である。別
のひとつはプロティンCを介した系であり、これは血液
凝固系のより前の段階に作用するものである。プロティ
ンCは血漿セリンプロテアーゼ前駆体の一種であって、
血小板や血管内皮細胞の表面で、トロンビンとそのレセ
プターであるトロンボモジュリンとの複合体による限定
分解によって活性化され、セリンプロテアーゼである活
性化プロティンC(APC)に変換される。1)APC
は血液凝固系の活性化第5因子および活性化第8因子を
選択的に分解することによって抗凝固活性を発揮する。
2)・3)この活性はプロティンSによって増強される
ことが知られている。” A P Cはまた、組織プラ
スミノーゲンアクチベータの阻害剤であるPAI−1を
切断することにより、線溶促進効果をもつと考えろれて
いる。′〉 ヒトプロティンCは肝で生合成され、血漿中に約4μg
/ml存在している。ヒトプロティンCはその生合成の
過程で種々のポスト トランスレーショナル モデイフ
ィケーション(Pogt trans−ational
 modificationlをその分泌細胞内で受け
ることが知られている。シグナルペプチドたるプレ領域
(−42位〜−25位〉およびプロ領域(−25位〜−
1位〉の除去、9ケ所のγ−カルボキシル化、71位の
β−ヒドロキシル化がこれに含まれる。
さらには4ケ所と思われるN−グリコジル化、156位
のLysおよび157位のArgの除去による2本鎖化
といった修飾を受けて細胞外へ分泌される。
γ−カルボキシル化はビタミンに要求性の過程で、プロ
領域の配列がこれに関係しており、特に−12位から一
17位の部分が重要であることが明らかにされた。6)
このγ−カルボキシグルタミン酸(Gla)はカルシウ
ムイオンとの結合性をもち、APCの活性発現に必要な
ものである。
ヒトプロティンCはGlalミドメインビダーマルグロ
ースファクター(EGF)atドメインからなる軽鎖(
分子量約2万1千)と、活性化ペプチド、触媒ドメイン
からなる重鎮〈分子量約4万1千〉とがジスルフィド結
合したちのく2本鎖型)であるが、血漿中には少量なが
ら1本鎖プロティンCも存在する。APCに変換される
際には、12残基の活性化ペプチドが除去され、それに
伴ってコンホメーションが変化する。APCが抗凝固活
性を発揮する際には、触媒ドメインだけでなく、軽鎖も
これに関わっている。軽鎖は、カルシウムイオンを介し
たリン脂質膜への結合や、プロティンSとの協同作用に
必要な領域である。
一方APCは血漿性インヒビターによって阻害を受ける
ことが知られており、これがAPC活性の血中半減期に
関係していると考えられている。
その主要なものはプロティンCインヒビター(PCI>
7)とアルファ1アンチトリプシン8〉である。
ヒトプロティンCまたはヒトAPCはその欠損者の治療
に有効と思われるほか、血栓形成に起因する種々の疾患
の治療に使われるであろう。これには例えば静脈血栓症
、汎発性血管向凝固<DIC〉が含まれる。また線溶療
法の補助剤として使うことも考えられる。
ヒトプロティンCの製造方法としては、ヒト結晶から精
製する方法があり、それを活性化剤で活性化することに
よりヒトAPCを製造することができる。しかし、原料
となるヒト血漿の供給の問題、エイズウィルス、肝炎ウ
ィルス等の混入の可能性への懸念から組み換えDNA技
術による製造が検討されている。ヒトプロティンCをコ
ードするcDNAは既に明らかにされている。″・10
ゝこれを用い動物細胞宿主中でプロティンCを発現させ
ることはすでに行われている。11〉また2本鎖化への
切断部位近傍を改変することにより、2本鎖化の割合を
増大させた動物細胞での発言方法も開発された。12〉
 またAPCの直接発現法も開示されている。13〉 発明が解決しようとする問題点 活性化ヒトプロティンCを治療薬として用いる場合に問
題となる点はその血中半減期が約20分と短いことであ
る。従ってこれを有効に投与するには点滴によらざるを
得ない困難がある。
前述のように活性化ヒトプロティンCの血中半減期を決
定する主要な因子は、プロティンCインヒビター(PC
I ) 、α1−アンチトリプシンといった血漿中の阻
害剤との相互作用にあると考えられている。そこで半減
期の長い活性化ヒトプロティンCを得るには、こうした
阻害剤との反応性の低下した誘導体をつくればよいと考
えた。これらの阻害剤は、最終的には活性中心のセリン
残基と共有結合をするものであるが、その前段階として
活性中心に接近する必要があろう。活性化ヒトプロティ
ンCを含むセリンプロテアーゼ類の活性中心部分は、タ
ンパクの立体構造においてその″<ぼみ”の奥にあると
考えられている。従ってこうした阻害剤は、この“くぼ
み°゛のパふち″に相当する部分とまず相互作用するも
のと思われる。
10またこの相互作用は主として静脈的相互作用による
ものとして検討を進めた。
一方、この相互作用をプロテアーゼである活性化ヒトプ
ロティンC側から眺めてみる。活性化ヒトプロティンC
には、セリンプロテアーゼとしての活性発現に必要な領
域(活性中心のAsp−His−Cer残基や、それら
を空間的に適当な位置に固定するアミノ酸残基など)と
、それに特異的な基質の認識に関わる領域とがあろう。
さらにはそれに特異的な阻害剤との相互作用に関係する
領域が在るものと思われる。ただしこの領域は、基質の
認識に関わる領域と異なるかどうかは不明であるが、わ
れわれは、この領域が前述の“′くぼみ”の“ふち”に
相当する部分であると考えた。以上の観点から、第1図
に示すようなヒトプロティンC誘導体を蛋白質工学的手
法で作製した。なお、No、 4゜5.6の改変部位は
、他のセリンプロテアーゼ類の対応する部分に共通して
みられる゛コンセンサス”なアミノ酸酸基であり、従っ
て前述のセリンプロテアーゼとしての活性発現に必要な
領域に相当すると考えた。それに対し、他の3つの改変
部位は、活性化ヒトプロティンCに特有のアミノ酸残基
であり、従って阻害剤との相互作用に関係している可能
性のある部分と考え種々の改変を行なった。
問題を解決するための手段 本発明は、活性化ヒトプロティンCのアミノ酸配列にお
ける次の3つの条件、すなわち(i)  活性化ヒトプ
ロティンCタンパクの立体構造において、その活性中心
His(42)、 Asp(88)、及び5er(19
1)が位置しているくぼみの「ふち」に相当するアミノ
酸残基(但し、番号は重鎮のN末を1とする。); (ii)  セリンプロテアーゼ類の「コンセンサス」
なアミノ酸残基でないアミノ酸残基;及び(nil  
荷電したアミノ酸残基 を満足するアミノ酸残基の1或いは複数個を、逆電荷を
もつ必須アミノ酸残基で置換した配列を有する、活性化
ヒトプロティンC誘導体;及び上記活性化ヒトプロティ
ンC誘導体の重鎮N末にアクティベイジョンペプチドが
結合しているヒトプロティンC誘導体を提供する。
本発明はまた、上記ヒトプロティンC誘導体を、酵素、
例えばトロンビン、トロンビンートロンボモジュリン複
合体或いは蛇毒などによって処理することによりアクテ
ィベイジョンペプチドを切除し、上記活性化ヒトプロテ
ィンC誘導体を得る方法を提供する。
上記ヒトプロティンC誘導体におけるアクティベイジョ
ンペプチドとしては、下記アミノ酸配列;DTEDQE
DQVDPR EDQEDQVDPR DQEDQVDPR QVDPR (但し、アミノ酸の一文字表示法による)が挙げられる
本発明において示される活性化ヒトプロティンC誘導体
の作製はタンパク質工学として知られる組み換えDNA
技術によって達成される。ヒトプロティンCのcDNA
を改変する方法のひとつはサイト・ダイレフテッド・ミ
ュータジエネシス(site−directed mu
tagenesis)を用いるもので、実施例の中で具
体的に述べられる。ほかに「カセット変異法」として知
られる方法を用いてもcDNAの改変は可能である。こ
れは改変したい部分を含むcDNAUT片を適当な制限
酵素を用いて除去し、代わりに化学合成法で作製した改
変したい形の配列を含むDNA断片を挿入する方法であ
る。
宿主細胞中で目的のcDNAを発現される方法は種々知
られている。基本的にはプロモーターと呼ばれる転写に
関わるDNA配列で、その宿主細胞中で作用を持つもの
を、目的のcDNAと連結し、それを何らかの方法で宿
主細胞内に導入することで達成される。本発明を実施す
るための宿主細胞は、プロペプチドの除去、糖鎖の付加
、α−カルボキシル化といった修飾が正しくなされるこ
とを期待する意味で、少なくとも真核細胞の中から選ぶ
必要がある。
実施例においては、ヒトプロティンC誘導体を発現させ
た後、それを蛇毒由来のプロティンC活性化剤で活性化
することにより、活性化ヒトプロティンC誘導体を得る
方法が示される。活性化剤としてはほかに、トロンビン
やトロンビン−トロンボモジニリン複合体を用いること
もできる。あるいはまた、活性化ペプチド領域の改変も
同時に行なうことで、はじめから活性化ヒトプロティン
C誘導体の形で発現させることも可能である。
ヒトプロティンCまたは活性化ヒトプロティンCのEL
ISAによる定量法は既に開発されている。100本発
明のヒトプロティンC誘導体、または活性化ヒトプロテ
ィンC誘導体の定量にもこれを応用することができる。
この方法ではGlaをもつヒトプロティンC誘導体また
は活性化ヒトプロティンC誘導体のみを測定することも
できる。
本発明のヒトプロティンC誘導体または活性化ヒトプロ
ティンCの精製には、バリウム吸着法、イオン交換クロ
マトグラフィー法を含む天然型ヒトプロティンCの精製
法を応用することができるが、カルシウムイオンの有無
によるGlalミドメインンホメーション変化を認識す
る抗ヒトプロティンCモノクローナル抗体を使用したア
フイニテイ力ラムクロマトグラフイーを用いるのが特に
好ましい。16)これは、Glaを有する、従って抗凝
固活性をもつもののみを精製することができる点と、E
DTAという温和な溶離剤が使える点で優れた方法であ
る。
実施例 本発明の実施例では、次の方法を用いた。
DNAの切断 1μgのプラスミドDNAまたはM13ファージのレプ
リカティブ・フオーム(RF)DNAまたはDNA断片
の切断は、10μmの緩衝液中、4〜10単位の制限酵
素を用い、メーカーにより指定された温度で2時間保つ
ことにより行なった。緩衝液は、制限酵素に付属のもの
を用いた。
DNA断片のアガロースゲルからの回収制限酵素で切断
したDNA断片は、サブマリン型電気泳動槽を用いた0
、8%アガロースゲル電気泳動で分離した。目的のDN
A断片を含むアガロースゲルを切り出し、GENECL
EAN (Bio 101社)を用いて回収した。方法
は添付の説明書に従った。
DNA断片の結合 DNAライゲーションキット(宝酒造)を用いて行なっ
た。方法は、添付の説明書に従った。
大腸菌の形質転換 大腸菌88101株のコンピテントセル(宝酒造〉に、
20μD以下のDNA溶液を加え、1時間氷上に置いた
。次に42℃の水浴に1分間つけたあと、再び氷上に5
分間置いた。これを1mlのL−ブロスに加え、1時間
振盪培養した後、その一部(50μm〜300μm〉を
、゛アンピシリンプレート(L−ブロス、寒天15 g
/fJ 、アンピシリン50μg/ml)にまいて−晩
37°Cで培養し、コロニーを作らせた。
プラスミドDNAの小スケール調製 アルカリ溶菌法による調製を行なった。具体的には”M
o1ecular Cloning ”  (T、 M
aniatis。
Co1d Spring Harbor Labora
tory、 1982)の368ページに記載の手順に
従った。必要に応じて前述の” GENEOLEAN”
による精製を行なった。
プラスミドDNAの大スケール調製 基本的には“Transcription and T
ranslation(B、D、 Hameg、 IR
L presS、 1984)の8ページに記載の手順
に従ったアルカリ溶菌法及びCsCl平衡密度勾配遠心
法で行なった。ただし、超遠心に用いたローターは日立
製RP−67VFバーチカルローターである。またCg
CIの除去は透析によらず、TE(10mM Tris
 −HCI pi(8,0,1mMEDTA、)で4倍
に希釈後、エタノール沈澱をすることで代えた。
DNAの塩基配列の決定 ダイデオキシ・チェーン・ターミネーション(dide
oxy chain termination)法を用
いた。反応に用いた試薬は宝酒造の“’ 7−deaz
aシークエンスキット”のものを使用し、操作手順はそ
れに添付された説明書に従った。ラベルには、”5−C
TP a S (400Ci /mmol、アマジャム
社)を用いた。
電気泳動は6%アクリルアミドの0.3mm厚のゲルを
使用し、泳動後乾燥してからオートラジオグラフィーに
かけた。用いたテンペレートDNAは、ヒトプロティン
CcDNAの改変操作後は1本鎖DNAが容易に得られ
るためこれを用いたが、それ以外では2本鎖のプラスミ
ドをアルカリ変性後、中和したものを用いた。その際の
手順は″ベクターDNA″ (榊佳之、講談社、198
6)の67ページに記載の方法によった。またプライマ
ーは、調べたい部分の近傍の配列18塩基分を化学合成
し、それを精製して用いた。
DNA断片の化学合成およびその精製 cDNAの改変のためのプライマー(第4図)および延
期配列決定のためのプライマーはアプライド・バイオシ
ステムズ社380A型DNA合戒装置で”Tr ON、
 AIJTO’“の条件で合成した。その精製には同社
製“オリゴヌクレオチド精製カートリッジ”を添付の説
明書に従って用いた。
実施例1 ヒトプロティンCをコードするcDNAの取得ヒト肝細
胞より、グアニジンチオシアネート法17)に従ってm
RNAを抽出した。ヒト肝細胞2×108個に5mlの
GTC溶液(6Mグアニジニウムインチオシアネート、
5+nMクエン酸ナトリウム、0.1M2−メルカプト
エタノール、0゜5%N−ラウロイルザルコシン酸ナト
リウム〉を加え、ホモゲナイズした。3.8mlの5.
7M C3CI 、0.1MEDTA水溶液の上に重層
し、これをRPS−40Tローター(日立製)を用いて
、35.000rpmで15時間、25°Cで超遠心し
た。超遠心後注意深く溶液を取り除いた後、エタノール
約1mlで3回リンスし、1.4mlの水に溶解後エタ
ノール沈澱させた。この沈澱を0.5M Nai! 、
 10mM Tris  −HCI (pH7,5)、
1mMEDTA、 0.05%SDSの組成の洗浄後0
.5mlに溶解し、0.5mlのOligo  (dT
)セルロースカラムを通した。
このカラムを上記洗浄液で洗った後、10mMTris
−HCI (pH7,5) 、1mMEDTA、 0.
05%SDSの組成の溶出液で溶出し、約31μgのp
olyA+RNAを得た。これをもとに、Gubler
と)!offmanの方法16)に従い、アマジャム社
製cDNA合成キットを用いてCDNAを合成した。
5μgのpolyA” RNAに50ユニツトのヒト胎
盤由来RNase阻害剤(HPRI)の存在下5.tz
gのQligo (dT)12〜18を加え100ユニ
ツトの逆転写酵素を42℃で1,5時間働がせて約30
%の収率で1本gcDNAを合成した。この反応液に4
ユニットの大騙菌すボヌクレアーゼHと115ユニツト
の大腸菌DNAポリメラーゼ■を加え12℃で1時間、
22℃で1時間反応させた後70℃で10分間放置して
酵素を失活させた。その後10ユニツトのT4DNAポ
リメラーゼを加え37℃で10分間反応させて、約95
%の収率で2重鎖cDNAを得た。この2重鎖cDNA
に20ユニツトのEcoRIメチラーゼを37℃で1時
間作用させた後、II!coRI リンカ−〈宝酒造製
〉を結合させた。これに16ユニツトのEcoRI(宝
酒造製〉を加え37℃で2時間反応させた後、セファロ
ースCL−4Bカラムを通し、純化した約0.8μgの
cDNAを得た。次にこのcDNAO,4μgとλgt
 10アーム1.0μg (ベクタークローニングシス
テムズ社製〉とを連結したものを用いてin vitr
oパッケージングを行ない、ヒト肝細胞由来cDNAラ
イブラリーを得た。このライブラリーを大腸菌C600
hfl−株に感染させ、プラークを形成させた。ヒトプ
ロティンC遺伝子を含むクローンは次に示す32pで標
識した合成DNAPC−I  PC−2をプローブとし
たプラークハイブリダイゼーション法により選別した。
PC−1(5’) ATCGACGGCATCGGCA
GCTTCAGCTGC:GACTGCCGCAGCG
 (3’)PC−2(5’) CGCTGCGGCAG
TCGCAGCTGAAGCTGCCGATGCCGT
CGAT (3’)ヒトプロティンCのcDNAを含む
λgt 10フアージからのDNAの調製は、Thom
asとDavtsの方法により行なった。このDNAを
EcoRIで消化し、アガロースゲル電気泳動にかけ、
ヒトプロティンCのcDNA断片を回収した。このDN
A断片を、あらかじめEcoRI処理、およびバクテリ
アのアルカリ性ホスファターゼで処理したPt1C8と
ライゲーションすることによりPOC3−PCIを造成
した。
このヒトプロティンCCDNAの塩基配列を調べたとこ
ろ、完全長ヒトプロティンCcDNAと比較してその5
′側部分が約50塩基対欠けていることがわかったため
、実施例2で述べる方法でその部分を補った。
実施例2 天然型ヒトプロティンC発現ベクターの造成第2図に示
されるように、実施例1で得られたPOC8−PCIを
それぞれ1ケ所づつ切断部位をもつHindIIIとS
ac ■で切断してアガロースゲル電気泳動にかけ、S
ac ■−H1ndII[の小断片を回収した。
(これをA断片とする。)またPOC3−PCIをSa
c IIとEcoRIで切断してアガロースゲル電気泳
動にかけ、Sac I[より5′側のEcoRI −5
ac II断片を回収した。このDNA断片をさらに、
この断片中1ケ所の切断部位をもつDde Iで切断し
た後アガロースゲル電気泳動にかけ、Dde I −3
ac II断片を回収した。〈これをB断片とする。〉 一方、翻訳開始点の上流から、上記Dde 工までのD
NA断片を5′側は旧ndII[で切断された形で、3
′側はDc[e 工で切断された形で化学合成法により
合成した。(これをC断片とする。)次にそれぞれ1ケ
所の旧nd[、Sac II切断部位をもつpNAKを
HindIIIとSac IIとで切断し、アガロース
ゲル電気泳動にかけることにより旧nd■−3ac ■
断片(アンピシリン耐性遺伝子および大腸菌中での複製
開始点を含む)を回収した。このDNA断片と上記B断
片、C断片との3分子ライゲーションを行ない、pNA
K−PCUを造成した。次にこのpNAK−PCUを旧
ndIIIとSac ■で切断し、アガロースゲル電気
泳動にかけることにより、旧ndI[l−5ac ■小
断片を回収した。(これをD断片とする〉 一方、psV2−gpt 19)をApa Iで部分消
化し、アガロースゲル電気泳動にかけ、2ケ所のApa
 エサイトのうち1ケ所だけが切断されたもの(lin
ear型)を回収し、さらにHindII[で完全消化
後再びアガロースゲル電気泳動にかけ、第2図に示した
旧ndl[−(Apa I) −Apa 工断片を回収
した。この断片にDNAポリメラーゼエクレノウ断片と
デオキシリボヌクレオチド三りん酸を作用させて、旧n
dIIIサイトおよびApa エサイトを平滑末端化し
た。このDNA断片にりん酸化された旧nd■リンカー
(宝酒造〉をライゲーションした後、HinclII[
処理を行ない、アガロースゲル電気泳動にかけ再び回収
した。このDNA断片を分子内でうイゲーションしたも
のを大腸菌HBIOIに導入することにより、これを増
やした。この大腸菌より抽出したプラスミドDNAを再
び旧ndi[で切断し、バクテリアのアルカリ性ホスフ
ァターゼで処理したものと、上記A断片およびD断片と
3分子ライゲーションし、天然型ヒトプロティンC発現
ベクターpSV2−PCIを得た。
実施例3 ヒトプロティンC誘導体発現ベクターの造成第3図に示
すように実施例2で造成したpsV2−PCIを旧nd
nIで切断し、アガロースゲル電気泳動にかけ、ヒトプ
ロティンCcDNA部分を回収した。このDNA断片を
、あらかじめ旧ndII[およびバクテリアのアルカリ
性ホスファターゼで処理したM13 mpl、1のレプ
リカテイブ・フオーム(RF)DNAとライゲーション
し、これを大腸菌TG−1株に導入し、プラークを生じ
させた。このプラークから組み換えM13ファージをよ
うじでとり、20μmの大腸菌TG−1株の一晩培養液
とともに2mlの2XTY培地に加え、5時間37℃で
振盪培養を行なった。この培養液中の大腸菌を集め、ア
ルカリ溶菌法でレプリカティブ・フオーム(RF)DN
Aを調製し、制限酵素切断による解析で、ヒトプロティ
ンCcDNAがM13の遺伝子とは逆方向に挿入された
クローンを同定した。このクローンを培養した時の培養
上清中の組み換えM13ファージから、アマジャム社“
Oligonucleottdedirected i
n vitro mutagenests syste
m”に添付の手順書に従ってテンペレートDNAを調製
した。
このテンペレートDNAと、第4図に示したプライマー
を用い、アマジャム社”Oligonucleotid
edirected in vitro mutage
nesis system”を、それに添付の説明書に
従って使用することによりヒトプロティンC誘導体cD
NAを作製した。これは基本的にはF、 Eckste
inらの方法によるものである。′。)得られたヒトプ
ロティンC誘導体cDNAを含むM13ファージレプリ
カティブ・フオームDNAを大腸菌TG−1株に導入し
、プラークを生じさせた。このプラーク中の組み換えM
13ファージを前述の方法で2mlのスケールで培養し
、その培養上清から組み換えM13ファージをポリエチ
レングリコール沈殿により調製し、それをフェノール処
理することにより、1本鎖DNAを得た。具体的にはア
マジャム社”M13 atoning andsequ
encing kit”に添付のハンドブックに従った
この1本鎖DNAをテンペレートとし、化学合成した改
変部近傍の18塩基(十鎖)をブライマーとして塩基配
列決定の操作を行ない、目的の改変がなされたクローン
を選別した。保存しておいたそのクローンに対応する菌
体から、アルカリ溶菌法により組み換えM13ファージ
のレプリカテイブ・フオーム(RF)DNAを調製した
。これをBt。
101社“GENECLEAN”で精製し、Sac I
[とNae 工<No、1) 、またはAva I (
No、2〜7)で消化したものをアガロースゲル電気泳
動にかけ、改変部分を含むDNA断片を回収した。また
pSV2−PClもSac IIとNae 工(No、
l) 、またはAva ■(No。
2〜7)で消化し、バクテリアのアルカリ性ホスファタ
ーゼで処理したものをアガロースゲル電気泳動にかけ、
大きい方の断片を回収した。これらの改変部分を含むD
NA断片と、同じ制限酵素で切断したpSV2−PCI
のDNA断片とをライゲーションし、大腸菌HBIOI
株に導入した。得られた形質転換体からプラスミドをア
ルカリ溶菌法で調製し、旧ndI[Iおよび組み換えに
用いた制限酵素で切断後、アガロースゲル電気泳動で解
析し、目的の組み換えがなされたものを選別した。さら
に、これらのplasmic[について改変部分近傍の
塩基配列を調べ、正しい組み換えがなされていることを
確認した。また、この組み換えに用いた改変部分を含む
DNA断片全領域についてM13  DNAに組込まれ
た状態または発現ベクターの形のプラスミドの状態で塩
基配列を調べ、意図しない改変が起きていないことを確
認した。こうして得られた発現ベクターを含む大腸菌を
400 mlのL−ブロス中で培養したものからプラス
ミドを抽出し、ヒトプロティンC誘導体発現ベクターと
して実施例4の発現に用いた。
実施例4 ヒトプロティンC誘導体の発現 Co5−7細胞<ATCCCRL−1651)をファル
コン3o25シャーレを用い、シャーレ当り30m1の
10%FC3−eRDF中で培養した。はぼコンフルエ
ントになったシャーレに12枚分の細胞をトリプシン処
理ではがし、P B S H60m1の中に懸濁したも
のを11000rp室温で5分間遠心し、上滑を除いた
。再度60m1のP B S (−)に懸濁し、110
00rp室温で5分間遠心し、上清を除いたものを0.
9mlのPBS(−)に懸濁した。一方ヒドブロチイン
C誘導体発現ベクター96μgはあらかじめ1゜5 m
lエッペンドルフチューブの中でエタノール沈澱するこ
とにより滅菌しておき、15000rpm 10分間遠
心後、無菌的に上清を除き、PBS(−)0.6 ml
に溶解した。
これを上記のCo5−7細胞の懸濁液と混合しくほぼ2
.4mlとなる)、バイオラット社“GENE III
LSER”用キスベット(0,8m1)3個に分注した
。バイオラット社”GENE PULSER”を用い、
100OV 、25μF1回の条件でエレクトロポレー
ションを行なった。すみやかに細胞懸濁液をファルコン
2059チェーブに移し、10m1のlO%FC3−e
RDF−2p。
g/mlビタミンに1を滴下しながらゆるやかに振盪し
、希釈した。これを30m1のlO%FC8−eRDF
−2μg/mlビタミンに1を入れたファルコン302
5シャーレ12枚に1mlづつ加え、希釈した。
これをCO2インキスベーターで24時間培養後、シャ
ーレ当り5mlのP B S (−)で2回よく洗い、
工TES−eRDF−2μg /mlビタミンKlの無
血清培地をシャーレ当り30m1加え、さらに48時間
培養し、その培養上清を回収した。(ITES:9μg
/m!インスリン、10μg/mlトランスフェリン、
10μMエタノールアミン2 X 10−8Mセレナイ
ト、eRDF:極東製薬製) 同量のI TE S −eRD F −2μg /ml
ビタミンに1を加え、再び48時間培養し、その培養上
清を回収する操作をあと2回行なった。こうして改変ヒ
トプロティンCを含む培養上清を得た。
これらの培養上清中のヒトプロティンC誘導体の濃度、
またはGlaをもつヒトプロティンC誘導体の濃度の測
定はサイドイッチELISA法で行なった。プレート側
のモノクローナル抗体はJTC−4(H鎖認識〉を用い
、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP O’ )標識
抗体としてJTC−1(Ca2+に依存してGla ド
メインを認識、GlaをもつヒトプロティンC誘導体の
測定用〉またはJTC−5(活性化ペプチド認識、ヒト
プロティンC誘導体全体の測定用)を用いた。21′測
定に際しては、アメリカン ダイアグノスチ力社の血漿
由来のヒトプロティンCを用いて検量線を描いた。第1
表に培養上清中のヒトプロティンC誘導体の濃度を示す
第1表 ヒトプロティンC誘導体の発現量 (培養上清中〉 実施例5 ヒトプロティンC誘導体の精製 実施例4で得られた培養上清をメンブレンフィルター(
ミリポア)に通し、cell debrisを除いたの
ち、5mM  CaCIz 、 0.02%NaN32
5単位/ mlアプロチニン、1mMベンザミジンを加
えた〈濃度はいずれも最終濃度〉。あらかじめセルロフ
ァインにJTC−3”)をカップリングさせたもので、
〜1 mlのbed volumeのカラムを作り、5
mMCaCl2−TBS (pH7,4)−0,02%
NaN3で平衡化しておいた。これに20m1/h 、
 4°Cの条件で培養上清を加え、さらに同条件で5m
MCaCl2−I M NaCl −50mM Tri
s −HCI <ptl 7゜4)で4時間洗った。溶
出は8mlの10mMEDTA−TBS (pH7,4
10,02%NaN3で20m1/hで行なった。次に
CaCl2をEDTAに対応する量よりlomM (f
inal1分だけ多く加え、さらにセントリコン10(
アミコン)で300μm程度に濃縮した。一部分を希釈
しELISAでその濃度を測定した。
実施例6 活性化ヒトプロティンC誘導体の合成基質切断活性 実施例5で得られた精製ヒトプロティンC誘導体0.5
μgに、100 ttfJの3 mM  CaCL  
T B 5(pH7,4) 、10ngのトロンビンお
よび24ngのトロンボモジュリンを加え、37℃で1
時間保つことにより活性化ヒトプロティンC誘導体とし
た。これを3mM  CaCl2−TBS (pH7,
4)で段階的に希釈し、2mlの0.1M  C5Cl
−50mM Tris −HCI <p)I8、O)お
よび20μmのlomM Boc−Leu−9er−T
hr−Arg−MCA (活性化プロティンC活性測定
用合成基質)を加え、380μmの光で励起し、440
μmの蛍光を測定することにより、これらの活性化ヒト
プロティンC誘導体の合成基質切断活性を調べた。結果
を第5図に示す。No、4.5.6の誘導体は比活性が
大きく低下しているのに対し、No、1.2.3の誘導
体は天然型とさほど変らない比活性を有していた。
実施例7 活性化ヒトプロティンC誘導体(Arg(183)→A
sp)の抗凝固活性 実施例5で精製したヒトプロティンC誘導体(Arg(
183)→Asp) 2 u gを0,1%BSA−T
BS(pif 7.4>で160μDに希釈し、40μ
mのIU/m1のプロタック(アメリカンダイアグノス
チ力社〉を加え、37℃で1.5時間保ち、活性化ヒト
プロティンC誘導体とした。これを希釈して、12.5
.25゜50 100、200μg150μfJO,1
%BSA−TBS(pH7,4)とした。37℃に2分
間保った100μmのシスメックス、コントロール血漿
■に、このサンプルと、50μmのシスメックスAPT
T試薬を加えて攪拌し、37℃に2分間保ったのち、1
00μgの25mM  CaCl2を加えて攪拌し、シ
スメックスCA−100型血液凝固分析器でAPTTを
測定した。天然型の活性化ヒトプロティンCと比較した
結果を第6図に示す。Arg(183)→Aspの誘導
体は天然型の約6割の比活性を示した。
実施例8 活性化ヒトプロティンC誘導体の血漿中での失活化速度 実施例6で合成基質切断活性が天然型とあまり変らなか
ったNo、1.2.3の3種の誘導体について、その血
漿中での失活化速度を調べた。実施例6と同様に活性化
したプロティンC誘導体1μgを、550μmのヒト血
漿に加え、2507m1のアプロチニン、100 μH
のMD805  (いずれもfinal)存在下37℃
で0.5.10.20.60分保ち、各時間ごとに10
0μDサンプリングし、その合成基質切断活性を実施例
6と同様に調べた。時間が0のときを100としたとき
のデータを第7図に示す。N0112.3のいずれの誘
導体もその失活化速度が低下していることがわかる。
実施例9 活性化ヒトプロティンC誘導体のPCIによる阻害速度 No、 3の誘導体の、精製プロティンCインヒビター
 (PCI )によって阻害される速度を天然型APC
と比較した。実施例6と同様にヒトプロティンCまたは
その誘導体を活性化し、100 JiM  (最終濃度
〉のMD−805を加えてその反応を止めた。1μgの
精製したPCIに各濃度のAPC1100μgの0.1
%BSA−3mM  CaCl2−TBS <pH7゜
5)、10μmの65μg/mlデキストラン硫酸を加
え室温で30分間反応させた。残存するAPC活性を実
施例6と同様に、合成基質切断活性を指標として調べた
。その結果を第8図に示す。横軸はPCI/APCの比
、縦軸は残存APC活性を示す。
No、 3の誘導体は天然型APCよりPCIによって
阻害されにくくなっていることがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は天然型ヒトプロティンCのアミノ酸配列と、本
発明において検討した改変部位を示す。 第2図は天然型ヒトプロティンC発現ベクターの造成プ
ロセスを示す。 第3図はヒトプロティンC誘導体発現ベクターの造成プ
ロセスを示す。 第4図はヒトプロティンCcDNAの改変に用いた合成
プライマーの塩基配列を示す。 第5図は活性化ヒトプロティンC誘導体の合成基質切断
活性を示す。 第6図は活性化ヒトプロティンC誘導体(Arg(18
3)→Asp)の抗凝固活性を示す。 第7図は活性化ヒトプロティンC誘導体の血漿中での失
活化速度を示す。 第8図は活性化ヒトプロティンC誘導体(Arg<18
3)→Asp)の精製プロティンCインヒビターによる
阻害速度を示す。 参考文献 1)  Esmon CT、 Proc Natl A
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 Chem、 261.11097゜(1986+ rg Asp 第4図 D(45)4口の改変用 アミノ酸Noは日録 N末を1(以下同) D(182)→R R(+83)→D D(185)→R W(211)→D E(213)→R 492−

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)活性化ヒトプロテインCのアミノ酸配列において
    次の3つの条件を満たすアミノ酸残基のうちひとつある
    いは複数個を逆電荷をもつ必須アミノ酸残基で置換した
    配列を有することにより、天然の活性化ヒトプロテイン
    Cに比較して延長された血中半減期を有することを特徴
    とする活性化ヒトプロテインC誘導体。 (条件) [1]活性化ヒトプロテインCタンパクの立体構造にお
    いて、その活性中心His(42)、Asp(88)、
    Ser(191)が位置しているくぼみの「ふち」に相
    当する部分にあるアミノ酸残基であること。 (ここで番号は重鎖N末端を1とした。以下同) [2]他のセリンプロテアーゼ類における対応部分と共
    通性のないアミノ酸残基であること。 すなわち、セリンプロテアーゼ類における 「コンセンサス」なアミノ酸残基でないこと。 [3]荷電したアミノ酸残基であること。
  2. (2)置換されるアミノ酸残基がAsp(20)、Ly
    s(22)、Lys(23)、Lys(24)、Asp
    (45)、Lys(48)、Lys(49)、Asp(
    182)、Arg(183)の中から選ばれたひとつま
    たは複数個である前項記載の活性化ヒトプロテインC誘
    導体。
  3. (3)酵素的に活性化することにより請求項1または2
    に記載の活性化ヒトプロテインC誘導体となるヒトプロ
    テインC誘導体。
  4. (4)前項記載のヒトプロテインC誘導体を酵素的に活
    性化することにより、活性化ヒトプロテインC誘導体を
    得る方法。
  5. (5)請求項1から3に記載の活性化ヒトプロテインC
    誘導体またはヒトプロテインC誘導体をコードするDN
    A配列。
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