JPH0372667B2 - - Google Patents

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JPH0372667B2
JPH0372667B2 JP57011048A JP1104882A JPH0372667B2 JP H0372667 B2 JPH0372667 B2 JP H0372667B2 JP 57011048 A JP57011048 A JP 57011048A JP 1104882 A JP1104882 A JP 1104882A JP H0372667 B2 JPH0372667 B2 JP H0372667B2
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JP
Japan
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plasticizer
polymer
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film
film according
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JP57011048A
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JPS57145149A (en
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Eichi Jonson Baanetsuto
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ExxonMobil Technology and Engineering Co
Original Assignee
Exxon Research and Engineering Co
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Publication date
Application filed by Exxon Research and Engineering Co filed Critical Exxon Research and Engineering Co
Publication of JPS57145149A publication Critical patent/JPS57145149A/ja
Publication of JPH0372667B2 publication Critical patent/JPH0372667B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/36Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
    • C08K5/41Compounds containing sulfur bound to oxygen

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はポリ(イミノイミダゾリジンジオン)
及びポリ(パラバン酸)樹脂を特定の可塑剤で可
塑化した組成物に関する。 ポリ(イミノイミダゾリジンジオン)及びポリ
(パラバン酸)の双方は公知である。米国特許第
3661859号及び第3609113号参照。 ポリ(イミノイミダゾリジンジオン)は、繰返
し単位中に以下の構造の1,3−イミダゾリジン
ジオン−1,3−ジイル環を含む。
【式】及び/又は
【式】 但し、式中NHは4又は5位である。 ポリ(パラバン酸)はポリ(1,3−イミダゾ
リジン−2,4,5−トリオン)とも命名されて
おり、繰返し単位中にイミダゾリジントリオン環
を含む。 米国特許第3609113号及び独国特許第1770146号に
は、ポリ(パラバン酸)環を含むポリマーの別の
合成法が記載されている。 ポリマーはイミノ−1,3−イミダゾリジンジ
オン−1,3−ジイル環及びイミダゾリジントリ
オン環の双方を含んでもよく、かくして本発明で
用いるポリマーは広義には繰返し単位: 〔−Q−R−〕o を有することを特徴とする。但し、式中Qは であつて、XはO又はNHで、少くとも一方のX
がOであり、Rは脂肪族、脂環式、芳香族又はこ
れらの混合物である有機部分であり、nは固体生
成物を生ずるのに十分大きな数である。 有機部分Rは、アルキル、アリール、ハロゲ
ン、スルホキシ、スルホニル、アルコキシ、アリ
ールオキシ、オキソ、エステル、アルキルチオ、
アリールチオ、ニトロのような置換基及びイソシ
アネート基と反応しない同様な基で置換してもよ
い。 パラバン酸ポリマーのあるものはガラス転移温
度が非常に高いので、磁気テープ(高温における
寸法安定性が良好なことが要求される)、可撓性
印刷回路、ケーブル包装材料等に使用するフイル
ム、タイヤコード繊維(引張強さ及び弾性率が要
求される)のような繊維、及び電気コネクタ、軸
受、磁気電線絶縁材料、ケーブル用の被覆、料理
器具、ガラス繊維、工業用ベルト(耐熱性が要求
される)等用の成形品に特に適する。 しかしながら、本発明に用いるポリマーの多く
はガラス転移温度以上で分解するので、金型成形
又は押出成形をすることができない。以前は、か
かるポリマーは溶液法あるいは粉末被覆技術(か
かる方法もまた溶媒を必要とする)によるしか加
工できなかつた。 本発明により可塑化した場合には、ポリ(イミ
ノイミダゾリジンジオン)、ポリ(イミダゾリジ
ン−2,4,5−トリオン)又はポリ(イミノイ
ミダゾリジン−1,3−ジオン/イミダゾリジン
−2,4,5−トリオン)混合物、すなわち前述
のように定義したポリマー〔−Q−R−〕oは押出又
は金型成形技術により加工しうることが本発明の
組成物の利点である。同じポリマーを用いても、
純粋なポリマーだけのフイルムがヒートシールで
きないのに対し、本発明に用いる組成物のフイル
ムはヒートシールしうる。本発明の可塑剤はフイ
ルムにしばしば使用される銅キレート熱安定剤を
損わないのに対し、可塑剤として研究されている
他の多くの物質は熱安定性に対して逆効果を及ぼ
す点で本発明は特に有利である。 簡単に言えば、本発明は繰返し単位中に三置換
1,3−イミダゾリジン−1,3−ジイル環: (但し、式中XはO又はNHで少くとも一方の
XがOである)を有することを特徴とする複素環
ポリマーを含む可塑化組成物であり、特に繰返し
単位: 〔−Q−R−〕o を有し、 式中Qが、 であつて、Xが前述のとおりであり、Rが脂肪
族、脂環式、芳香族又はこれらの混合物である有
機部分であり、nが固体生成物を生ずるのに十分
大きな数であるようなポリマーと可塑化量の芳香
族スルホン又は芳香族スルホキシドを含む。 特に、ポリマーは以下の構造式:
【式】又は
【式】の三 置換1,3−イミダゾリジン−1,3−ジイル環
を特徴とするポリ(イミノイミダゾリジンジオ
ン)、以下の構造式: の三置換1,3−イミダゾリジン−1,3−ジイ
ル環を特徴とするポリ(パラバン酸)、又は一般
式:
【式】又は
【式】 (但し、式中R及びnは前述のとおりである)
を有するポリマーである。 本発明の可塑化組成物は分解することなく溶融
しうる。ポリマーはフイルム、粉末あるいはその
他同様なものでもよい。 本明細書中に使用されている「可塑化量」とい
う用語は、ポリマー中に配合されてポリマーと相
溶し、均質組成物を形成する芳香族スルホン又は
芳香族スルホキシドの量を意味する。一般に、ポ
リマーに配合される可塑剤の量はポリマーと可塑
剤の合計重量に対して10乃至50重量%であるが、
可塑剤はわずかにそれより少量(すなわち、約5
%)であつても、多少多量(すなわち、約60%以
下)であつてもよい。好ましくは約30重量%以下
の可塑剤を使用する。 本発明に有用な可塑剤は芳香族スルホンと芳香
族スルホキシドであり、特に構造式: R′−SO2−R″又はR′−SO−R″ (但し、式中R′とR″は同一又は異なるもので
アリール、アルカリール又はアラルキル基であ
る)で表わされる二芳香族スルホン及び二芳香族
スルホキシドである。好ましくはR′及びR″は6
乃至12個の炭素原子を有する基であり、ベンゼ
ン、ジフエニル、ナフタレン、トルエン、キシレ
ン等の誘導体が含まれる。本発明において可塑剤
として使用しうる特定の化合物にはジフエニルス
ルホン、フエニルトリルスルホン、ジトリルスル
ホン、キシリルトリルスルホン、ジキシリルスル
ホン、トリルパラシミルスルホン、フエニルビフ
エニルスルホン、トリルビフエニルスルホン、キ
シリルビフエニルスルホン、フエニルナフチルス
ルホン、トリルナフチルスルホン、キシリルナフ
チルスルホン、ジフエニルスルホキシド、フエニ
ルトリルスルホキシド、ジトリルスルホキシド、
キシリルトリルスルホキシド、ジキシリルスルホ
キシド、トリルパラシミルスルホキシド、フエニ
ルビフエニルスルホキシド、及び物質の可塑化効
果を抑制せず、ポリマーと反応して分解させるこ
とのない置換基のついた置換芳香族化合物の芳香
族スルホン及びスルホキシドが含まれる。特に、
活性水素原子を有する置換基(たとえば、カルボ
ン酸、フエノール、アミン等)は存在すべきでは
ない。可塑化効果を妨げない置換基の例として
は、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカ
ルボニル基、臭素、塩素又はフツ素のようなハロ
ゲン、アリールオキシ又はアルコキシ基、及び硫
黄を含む基がある。 本明細書中に記載されているポリマー中に可塑
剤が存在すると、可塑剤の公知の効果と同様に、
未可塑化ポリマーフイルム、すなわち可塑剤を含
まないポリマーフイルムに比べて高温におけるフ
イルム特性が異なる。一般に、可塑剤はポリマー
中に約10乃至30重量%配合される。かかる量配合
されると、可塑剤を配合しないポリマーに比べて
軟化点が低下する。 かくして、望ましくは可塑化ポリマーは高温に
おいて軟化するので、かかる組成物のフイルムは
ヒートシールしうる。しかしながら、本発明に用
いるポリマーの未可塑化フイルムは、軟化点が非
常に高いので、ポリマーが単一相に融合するには
流れが不十分なのでヒートシールが困難である。
更に、ポリマーと共に使用されるその他の物質
も、未可塑化ポリマーをシールするのに必要な高
温により損われてしまう。 N−エチル−o−トルエンスルホンアミドとN
−エチル−p−トルエンスルホンアミドとの混合
物及びo−トルエンスルホンアミドとp−トルエ
ンスルホンアミドとの混合物のような従来の可塑
剤は、このポリマーを溶融させて可塑化するには
有用でないことが見出された。一般に、かかる可
塑剤を含む組成物は溶融するが、通常の混合手順
を用いた場合、すなわちポリマーと可塑剤のブレ
ンド時間が十分な場合、ブレンドを溶融するのに
必要な温度では分解してしまつた。数分間小さな
バツチで溶融させたブレンドは、加熱及び混合を
継続させると熱安定性が低下した。 これらの問題は、本発明により可塑剤として芳
香族スルホン又は芳香族スルホキシドを使用する
ことにより実質的に克服される。 本発明に用いる可塑剤は、ジメチルホルムアミ
ド溶液のような溶液状のポリマーに配合して流延
又はコーテイングに使用してもよいが、乾燥ポリ
マー組成物に配合して溶融押出に使用してもよ
い。 本発明によるポリマー−可塑剤組成物は、安定
な溶融性組成物であり、分解することなく押出可
能である。押出は250乃至330℃の温度において実
施しうる。本発明の組成物の押出物は強靭で平滑
であり、透明な黄色乃至琥珀色である。 説明のために、本発明を説明する例の大部分は
特定のポリマーに関して記載する。すなわち、か
かるポリマーはジフエニルメタンジイソシアネー
トから調製されたポリ(パラバン酸)であり、以
下に示す繰返し単位を有する高性能ポリマーであ
る。 このものはポリ〔1,4−フエニレンメチレン
−1,4−フエニレン−1,3−(イミダゾリジ
ン−2,4,5−トリオン)〕とも命名されてお
り、ケミカル・アブストラクツにはポリ〔(2,
4,5−トリオキソ−1,3−イミダゾリジンジ
イル)−1,4−フエニレンメチレン−1,4−
フエニレン〕と命名されている。このもののガラ
ス転移温度は290℃と高く、押出成形も金型成形
も不可能である。 便宜上、かかるポリマー種をPPA−Mと呼ぶ。
ジフエニルメタン基が他の有機部分で置換される
ように、他のモノマーから別のポリパラバン酸
(PPA)を調製しうることは認められよう。 一般に、ポリマー−可塑剤組成物の好ましいポ
リマーは、室温において固体であるのに十分な繰
返し単位を有するものである。 ポリマー及び可塑剤の他に、酸化又は紫外光に
対して安定化するために使用されるもの、難燃
剤、顔料、充てん剤等のような組成物を損わない
その他の適当な添加剤が存在しうることは考えら
れる。 前述のように、本発明に用いる可塑剤を使用す
る場合の特別な利点は、米国特許第4022751号に
開示されているような銅キレート酸化安定剤の有
効性を損わないことである。 キレート化合物の例としては、マロン酸のよう
なジカルボン酸、ヒドロキシ酸、サリチルアルデ
ヒドのようなヒドロキシアルデヒド、アセチルア
セトナートのようなβ−ジケトン、エチルアセト
アセテートのようなケトエステル及び2−ヒドロ
キシフエノンのようなジフエニルケトンがある。 キレート剤の種々の有機部分は、12以下の炭素
原子のアルキル基、12個以下の炭素原子のアルコ
キシ基、アリール基、及び12個以下の炭素原子の
アリールオキシ基、及びカルボキシル化合物、ス
ルホン化合物等のようにその側鎖が銅と塩を形成
しうるような基(たとえばスルホ又はカルボキ
シ)、のような種々の基で置換しうる。 適する基としては、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシ
ル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキ
シ、ペンチルオキシ、ヘキソキシ、ヘプトキシ、
オクチルオキシ、ノノキシ、デコキシ、ウンデコ
キシ、ドデコキシ、フエニル、ベンジル、トリ
ル、ナフチル、フエニルオキシ、ベンジルオキシ
及びナフチルオキシ基がある。 その他の特定の銅キレートとしては、2−ヒド
ロキシベンゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−メ
トキシ−5−スルホベンゾフエノン、2−ヒドロ
キシ−4−メトキシ−2′−カルボキシベンゾフエ
ノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−ベ
ンゾフエノン、8−キノリノレート及びベンゾイ
ルアセトナート(第二銅)の銅キレートがある。 以下の例により本発明を説明する。 例 1〜5 PPA−Mをジメチルホルムアミドに溶解し、
乾燥フイルム中において対応する重量%となる量
の指定した可塑剤を添加することによりフイルム
を調製した。溶液を流延して乾燥し、厚さ2.54×
10-3cm(1ミル)のフイルムを製造し、ヒートシ
ールして剥離試験を行つた。組成、ヒートシール
作製及び試験結果を第表に示す。
【表】
【表】 例 6及び7 これらの例では、可塑化フイルムの強度の損失
を評価した。フイルムは、室温において400gの
PPA−Mを1600gのジメチルホルムアミドに溶
解させ、乾燥フイルム中において第表に示した
重量%となる量の指定した可塑剤を、得られた溶
液に添加することにより、例1〜5と同様にして
調製した。組成及び試験結果を第表に示す。
【表】 例 8〜12 PPA−M樹脂及びN,N−ジメチルホルムア
ミドDMF,DMFを秤量し、フイルム流延溶液中
の樹脂が20重量%となるような割合で撹拌容器に
入れた。2重量%の2−ヒドロキシ−4−メトキ
シベンゾフエノン−5−スルホン酸の銅塩/キレ
ート(酸化安定剤)及び必要に応じて第表に示
した可塑剤を添加し、得られた混合物を樹脂、安
定剤及び可塑剤が完全に溶解するまで撹拌した。 得られたフイルム流延溶液を連続的に移動する
ステンレス鋼のベルト上に湿つたフイルムとして
被覆し、ベルトがフイルムを乾燥オーブン中に搬
送し、そのあとフイルムをベルトから剥離してロ
ールとして巻きとることにより2.54×10-3cm(1
ミル)の厚さのフイルムを調製した。フイルムに
残留したDMFは0.5%より少なかつた。 フイルムを循環空気中230℃において第表に
示した時間老化させ、そのあと%引張伸びを
ASTM手順D−638−72により測定した。結果を
第表に示す。結果から3種の市販の可塑剤が未
可塑フイルムAに比べて著しくPPA−Mの酸化
安定性を許容できないレベルまで低下させること
が明らかである。 例8は銅キレートも可塑剤も含まないのであ
り、そして例9との比較で可塑剤不存在下で銅キ
レートにより達成できる通常の高い安定性を示す
役割をする。
【表】 * 銅キレート安定剤を含まない

例 13〜18 ここで評価するフイルムの調製は、例8〜12と
同様な手順を使用した。可塑剤として使用した化
合物は市販の可塑剤ではないが、PPA−Mを有
効に可塑化した。酸化安定剤(2−ヒドロキシ−
4−メトキシベンゾフエノン−5−スルホン酸の
銅塩/キレート)は1.5重量%存在した。フイル
ムは循環空気オーブン中215℃において第表に
示した時間だけ老化させ、その後ASTM手順
D1938−67により成長(propagation)引裂強さ
を測定した。試験結果を第表に示す。結果か
ら、他の化合物が安定剤の有効性を実質的に低下
させているのに対し、ジフエニルスルホンは未可
塑PPA−Mフイルムに比べて酸化安定性の損失
が実質的にないという点で明らかにすぐれている
ことが判る。
【表】 ト
例 19〜21 例8〜12と同一の手順を使用した。2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフエノン−5−スルホ
ン酸の銅塩/キレートは1.5重量%使用した。ヒ
ートシールができるように、PPA−Mフイルム
を可塑化するのに二種類の化合物を使用した。フ
イルムを循環空気オーブン中215℃において第
表に示した時間だけ老化させた。可塑剤が銅塩/
キレート酸化防止剤の酸化安定化度を低下させる
度合を測定するために、各老化時間後ASTM手
順D−1938−67により成長引裂強度を測定した。
結果を第表に示す。結果から、ジフエニルスル
ホキシドがジフエニルスルホンと実質的に同様に
酸化防止剤を分解せず優れていることが判る。
【表】 ホンアミド

例 22 850gのPPA−M(ηinh=0.98)と150gのジフ
エニルスルホンとの乾燥混合組成物を調製し、押
出条件を決定した。 使用したブラベンダー押出機はL/D比が20:
1で1.9cm(0.75インチ)のバレルを有した。押
出機には0.3cm(1/8インチ)の加熱した棒状
ダイか幅5.1cm(2インチ)の厚さの調製しうる
加熱したリボンダイを固定した。バレルは2つの
加熱帯を有した。スクリユーはねじ山10の供給
部、ねじ山5の圧縮部、及びねじ山5の計量部を
有した。圧縮比は3:1であつた。 押出 帯1:285℃;帯2:290℃ ダイ:275℃40〜80rpm;ダイ圧:250〜320
Kg/cm2(3500〜4500psi);押出物の色:緑が
かつた黄色;押出物の外観:多少粗いが比較
的平滑、強靭;押出物の重量変化(190℃に
おいて破砕した粉末、4試料)
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 繰返し単位中に三置換1,3−イミダゾリジ
    ン−1,3−ジイル環 (但し、式中X=O又はNHであつて、少なく
    とも一方のXがOである)があることを特徴とす
    る複素環ポリマーと可塑化量の芳香族スルホン又
    は芳香族スルホキシドを含む可塑化組成物。 2 特許請求の範囲第1項記載の組成物におい
    て、前記複素環ポリマーの繰返し単位が 〔−Q−R−〕o (但し、式中Qは であつて、X=O又はNHで、少なくとも一方の
    XがOであり、Rが脂肪族、脂環式、芳香族又は
    これらの混合物である有機部分であり、そしてn
    が固体生成物を生ずるのに十分大きな数である)
    であることを特徴とする組成物。 3 特許請求の範囲第1項又は第2項記載の組成
    物において、前記可塑剤が該可塑剤と前記ポリマ
    ーの合計重量に対して5乃至60重量%の量で存在
    することを特徴とする組成物。 4 特許請求の範囲第3項記載の組成物におい
    て、10乃至30重量%の前記可塑剤が存在すること
    を特徴とする組成物。 5 特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか
    に記載の組成物において、前記芳香族スルホン又
    は芳香族スルホキシドが二芳香族スルホン又は二
    芳香族スルホキシドであることを特徴とする組成
    物。 6 特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか
    に記載の組成物において、前記可塑剤がジアリー
    ルスルホンであることを特徴とする組成物。 7 特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか
    に記載の組成物において、前記可塑剤がジアリー
    ルスルホキシドであることを特徴とする組成物。 8 特許請求の範囲第6項記載の組成物におい
    て、前記可塑剤がジフエニルスルホンであること
    を特徴とする組成物。 9 特許請求の範囲第6項記載の組成物におい
    て、前記可塑剤がジブチル4,4′−スルホニルジ
    ベンゾエートであることを特徴とする組成物。 10 特許請求の範囲第7項記載の組成物におい
    て、前記可塑剤がジフエニルスルホキシドである
    ことを特徴とする組成物。 11 特許請求の範囲第1項乃至第10項のいず
    れかに記載の組成物において、前記ポリマーが構
    造式: を有することを特徴とする組成物。 12 特許請求の範囲第1項乃至第10項のいず
    れかに記載の組成物において、前記ポリマーが構
    造式: を有することを特徴とする組成物。 13 特許請求の範囲第11項又は第12項記載
    の組成物において、前記R基がメチレンジフエニ
    ルであることを特徴とする組成物。 14 特許請求の範囲第11項又は第12項記載
    の組成物において、前記R基がオキシジフエニル
    であることを特徴とする組成物。 15 特許請求の範囲第11項又は第12項記載
    の組成物において、前記R基がメチレンジフエニ
    ルと2,4−トリレンジイル基の混合物であるこ
    とを特徴とする組成物。 16 特許請求の範囲第11項又は第12項記載
    の組成物において、前記R基がメチレンジフエニ
    ルとビトリレンジイル基の混合物であることを特
    徴とする組成物。 17 特許請求の範囲第14項記載の組成物にお
    いて、前記ポリマーが粉末であることを特徴とす
    る組成物。 18 繰返し単位中に三置換1,3−イミダゾリ
    ジン−1,3−ジイル環 (但し、式中X=O又はNHであつて、少なく
    とも一方のXがOである)があることを特徴とす
    る複素環ポリマーと可塑化量の芳香族スルホン又
    は芳香族スルホキシドを含む可塑化組成物からな
    るフイルム。 19 特許請求の範囲第18項記載のフイルムに
    おいて、前記複素環ポリマーの繰返し単位が 〔−Q−R−〕o (但し、式中Qは であつて、X=O又はNHで、少なくとも一方の
    XがOであり、Rが脂肪族、脂環式、芳香族又は
    これらの混合物である有機部分であり、そしてn
    が固体生成物を生ずるのに十分大きな数である)
    であることを特徴とするフイルム。 20 特許請求の範囲第18項又は第19項記載
    のフイルムにおいて、前記可塑剤が該可塑剤と前
    記ポリマーの合計重量に対して5乃至60重量%の
    量で存在することを特徴とするフイルム。 21 特許請求の範囲第20項記載のフイルムに
    おいて、10乃至30重量%の前記可塑剤が存在する
    ことを特徴とするフイルム。 22 特許請求の範囲第18項乃至第21項のい
    ずれかに記載のフイルムにおいて、前記芳香族ス
    ルホン又は芳香族スルホキシドが二芳香族スルホ
    ン又は二芳香族スルホキシドであることを特徴と
    するフイルム。 23 特許請求の範囲第18項乃至第22項のい
    ずれかに記載のフイルムにおいて、前記可塑剤が
    ジアリースルホンであることを特徴とするフイル
    ム。 24 特許請求の範囲第18項乃至第22項のい
    ずれかに記載のフイルムにおいて、前記可塑剤が
    ジアリールスルホキシドであることを特徴とする
    フイルム。 25 特許請求の範囲第23項記載のフイルムに
    おいて、前記可塑剤がジフエニルスルホンである
    ことを特徴とするフイルム。 26 特許請求の範囲第23項記載のフイルムに
    おいて、前記可塑剤がジブチル4,4′−スルホニ
    ルジベンゾエートであることを特徴とするフイル
    ム。 27 特許請求の範囲第24項記載のフイルムに
    おいて、前記可塑剤がジフエニルスルホキシドで
    あることを特徴とするフイルム。 28 特許請求の範囲第18項乃至第27項のい
    ずれかに記載のフイルムにおいて、前記ポリマー
    が構造式: を有することを特徴とするフイルム。 29 特許請求の範囲第18項乃至第27項のい
    ずれかに記載のフイルムにおいて、前記ポリマー
    が構造式: を有することを特徴とするフイルム。 30 特許請求の範囲第28項又は第29項記載
    のフイルムにおいて、前記R基がメチレンジフエ
    ニルであることを特徴とするフイルム。 31 特許請求の範囲第28項又は第29項記載
    のフイルムにおいて、前記R基がオキシジフエニ
    ルであることを特徴とするフイルム。 32 特許請求の範囲第28項又は第29項記載
    のフイルムにおいて、前記R基がメチレンジフエ
    ニルと2,4−トリレンジイル基の混合物である
    ことを特徴とするフイルム。 33 特許請求の範囲第28項又は第29項記載
    のフイルムにおいて、前記R基がメチレンジフエ
    ニルとビトリレンジイル基の混合物であることを
    特徴とするフイルム。 34 特許請求の範囲第1項乃至第17項のいず
    れかに記載のにおいて、さらに銅塩キレート酸化
    安定剤が前記ポリマー中に存在することを特徴と
    する組成物。 35 特許請求の範囲第34項記載の組成物にお
    いて、前記銅塩キレートが2−ヒドロキシ−4−
    メトキシベンゾフエノン−5−スルホン酸の銅
    塩/キレートであることを特徴とする組成物。 36 特許請求の範囲第18項乃至第33項のい
    ずれかに記載のフイルムにおいて、さらに銅塩キ
    レート酸化安定剤が前記ポリマー中に存在するこ
    とを特徴とするフイルム。 37 特許請求の範囲第36項記載のフイルムに
    おいて、前記銅塩キレートが2−ヒドロキシ−4
    −メトキシベンゾフエノン−5−スルホン酸の銅
    塩/キレートであることを特徴とするフイルム。
JP57011048A 1981-01-28 1982-01-28 Polymer plasticized with aromatic sulfone or aromatic sulfoxide and characterized by 1,3-imidazolidine-1,3-diyl ring Granted JPS57145149A (en)

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