JPH037176B2 - - Google Patents
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- JPH037176B2 JPH037176B2 JP56027345A JP2734581A JPH037176B2 JP H037176 B2 JPH037176 B2 JP H037176B2 JP 56027345 A JP56027345 A JP 56027345A JP 2734581 A JP2734581 A JP 2734581A JP H037176 B2 JPH037176 B2 JP H037176B2
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- output
- waveform
- signal
- clamp
- clock signal
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Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 23
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 claims 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 33
- 238000000034 method Methods 0.000 description 28
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 7
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 4
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 description 4
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 239000004615 ingredient Substances 0.000 description 1
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
- H04L25/06—Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection
- H04L25/061—Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection providing hard decisions only; arrangements for tracking or suppressing unwanted low frequency components, e.g. removal of dc offset
- H04L25/063—Setting decision thresholds using feedback techniques only
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Manipulation Of Pulses (AREA)
- Dc Digital Transmission (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はデイジタル信号の検出装置に関する。
情報の伝送や処理過程で情報劣化を受けにくく
する為に情報源をデイジタル化する手法がよく用
いられる。
する為に情報源をデイジタル化する手法がよく用
いられる。
ところで、このデイジタル情報を伝送する場合
は、伝送路の特性によく合致した変調方式を使用
することが最も重要なことではあるが、現実には
伝送路の特性と完全に合致した変調方式が存在し
ないのが現状である。従つて、通常は伝送路の特
性と変調方式特有の性質との差異を軽減する為に
等化器を挿入したり、その差異にあまり影響を受
けない検出方式を使用したりしている。
は、伝送路の特性によく合致した変調方式を使用
することが最も重要なことではあるが、現実には
伝送路の特性と完全に合致した変調方式が存在し
ないのが現状である。従つて、通常は伝送路の特
性と変調方式特有の性質との差異を軽減する為に
等化器を挿入したり、その差異にあまり影響を受
けない検出方式を使用したりしている。
この様に、デイジタル情報を伝送する場合は、
伝送路を有効に利用し、又伝送誤りを軽減する意
味で、変調方式、等化方式、検出方式がきわめて
重要なフアクターである。
伝送路を有効に利用し、又伝送誤りを軽減する意
味で、変調方式、等化方式、検出方式がきわめて
重要なフアクターである。
そこで、デイジタル情報の伝送装置の一例をブ
ロツクダイヤグラムで第1図に示す。第1図にお
いて、1はデータ入力端子、2は変調器、3は伝
送路、4は等化器、5は検出器、6は復調器、7
はデータ出力端子である。伝送すべきデータ列は
データ入力端子1を介して変調器2へ供給され
る。当然、変調器2で使用する変調方式は伝送路
3の特性によく合致した方式を採用する必要があ
る。変調器2では入力されたデータ列を所定の要
領で変形し、伝送路3へ印加する。伝送路3を出
た信号は等化器4により等化され、検出器5へ導
びかれる。検出器5では等化器4の出力信号を整
形し、変調器2の出力波形に再現する。検出器5
を出た信号は復調器6で復調され、データ入力端
子1に入力されたデータ列に再現される。この様
にしてデータ出力端子7からデータ列が送出され
る。
ロツクダイヤグラムで第1図に示す。第1図にお
いて、1はデータ入力端子、2は変調器、3は伝
送路、4は等化器、5は検出器、6は復調器、7
はデータ出力端子である。伝送すべきデータ列は
データ入力端子1を介して変調器2へ供給され
る。当然、変調器2で使用する変調方式は伝送路
3の特性によく合致した方式を採用する必要があ
る。変調器2では入力されたデータ列を所定の要
領で変形し、伝送路3へ印加する。伝送路3を出
た信号は等化器4により等化され、検出器5へ導
びかれる。検出器5では等化器4の出力信号を整
形し、変調器2の出力波形に再現する。検出器5
を出た信号は復調器6で復調され、データ入力端
子1に入力されたデータ列に再現される。この様
にしてデータ出力端子7からデータ列が送出され
る。
勿論、変調方式、等化方式、検出方式などは伝
送路3の特性と大きく関係していることは言うま
でもないが、今変調方式としてNRZを使用する
ものと仮定して、第1図の各部の波形を第2図に
示す。第2図において、8はクロツク信号、9は
データ列、10は変調波形、11及び13は等化
器出力波形、12は検出器出力波形、14はデー
タ列9の1ビツトセル長を示す。クロツク信号8
と同期してデータ列9が第1図のデータ入力端子
1を介して変調器2に印加される。波形10は変
調器2の出力であり、伝送路3及び等化器4を経
て波形11となる。波形11で示される等化器4
の出力信号は検出器5で整形されて波形12とな
る。勿論、波形12は波形10と一致し、元のデ
ータ列9を再現することになる。破線13につい
ては後程説明する。
送路3の特性と大きく関係していることは言うま
でもないが、今変調方式としてNRZを使用する
ものと仮定して、第1図の各部の波形を第2図に
示す。第2図において、8はクロツク信号、9は
データ列、10は変調波形、11及び13は等化
器出力波形、12は検出器出力波形、14はデー
タ列9の1ビツトセル長を示す。クロツク信号8
と同期してデータ列9が第1図のデータ入力端子
1を介して変調器2に印加される。波形10は変
調器2の出力であり、伝送路3及び等化器4を経
て波形11となる。波形11で示される等化器4
の出力信号は検出器5で整形されて波形12とな
る。勿論、波形12は波形10と一致し、元のデ
ータ列9を再現することになる。破線13につい
ては後程説明する。
ところで、伝送すべきデータの性質、変調方
式、伝送路の特性、等化の方法により検出器5に
加わる波形は種々異なる訳であるが、変調方式の
特性及び伝送路の特性について以外に少し説明し
ておく。
式、伝送路の特性、等化の方法により検出器5に
加わる波形は種々異なる訳であるが、変調方式の
特性及び伝送路の特性について以外に少し説明し
ておく。
まず、変調方式についてであるが、変調方式の
特性を示すパラメータとしては、最小磁化反転間
隔、最大磁化反転間隔、直流成分の有無、ウイン
ド幅などが挙げられる。最小磁化反転間隔(以下
“Tmin”と記す)は変調後の信号に含まれる高
域成分に大きく関係し、最大磁化反転間隔(以下
“Tmax”と記す)は変調後の信号に含まれる低
域成分やセルフクロツクの容易さに関係する。す
なわち、Tminは出来るだけ大きく、Tmaxは出
来るだけ小さい方が望ましい。又ウインド幅(以
下、“Tw”と記す)は誤り発生の点から出来る
だけ大きい方が良い。一方、伝送路の特性は帯域
通過特性が通常である為直流成分を含まない方が
望ましい。しかしながら、これらの諸条件は互い
に騒反するものであり、どれか一つを改善すると
他のどれかの条件が悪化するのが現状である。
特性を示すパラメータとしては、最小磁化反転間
隔、最大磁化反転間隔、直流成分の有無、ウイン
ド幅などが挙げられる。最小磁化反転間隔(以下
“Tmin”と記す)は変調後の信号に含まれる高
域成分に大きく関係し、最大磁化反転間隔(以下
“Tmax”と記す)は変調後の信号に含まれる低
域成分やセルフクロツクの容易さに関係する。す
なわち、Tminは出来るだけ大きく、Tmaxは出
来るだけ小さい方が望ましい。又ウインド幅(以
下、“Tw”と記す)は誤り発生の点から出来る
だけ大きい方が良い。一方、伝送路の特性は帯域
通過特性が通常である為直流成分を含まない方が
望ましい。しかしながら、これらの諸条件は互い
に騒反するものであり、どれか一つを改善すると
他のどれかの条件が悪化するのが現状である。
次に伝送路についてであるが伝送路としてはケ
ーブル、光フアイバ、導波管や種々の記録媒体が
ある。これらは帯域通過特性を有しているのが大
部分である。ここでは伝送路として磁気テープ・
磁気ヘツドにより構成される記録媒体について考
えてみる。磁気テープ・磁気ヘツド系(以下“テ
ープ・ヘツド系”と記す)の特性は低域(低周波
領域)では周波数に略々比例して利得が向上し高
域(高周波領域)では色々の損失により急激に利
得が低下する。すなわち、一種の帯域通過特性と
なる。これは位相進み系であり、一種の微分系と
も言える。この特性については第3図と共に後程
再度説明する。
ーブル、光フアイバ、導波管や種々の記録媒体が
ある。これらは帯域通過特性を有しているのが大
部分である。ここでは伝送路として磁気テープ・
磁気ヘツドにより構成される記録媒体について考
えてみる。磁気テープ・磁気ヘツド系(以下“テ
ープ・ヘツド系”と記す)の特性は低域(低周波
領域)では周波数に略々比例して利得が向上し高
域(高周波領域)では色々の損失により急激に利
得が低下する。すなわち、一種の帯域通過特性と
なる。これは位相進み系であり、一種の微分系と
も言える。この特性については第3図と共に後程
再度説明する。
以下、伝送路として上述のテープ・ヘツド系、
変調方式としてNRZを使用したデイジタル磁気
記録再生装置について説明をする。テープ・ヘツ
ド系は上述のごとく帯域通過特性を有している
為、等化を施した後も低域成分(特に直流成分)
の劣化は皆無とはならない。一方、NRZ方式は
Twが1.0(ビツトセル長14で正規化した値)と
広く、又Tminも1.0(ビツトセル長14で正規化
した値)と比較的大きい。このように磁気テープ
に高密度記録する場合にきわめて良い性質を有し
ている反面、直流成分を含んでいる点が大きな欠
点とされている。Tmin及びTwで非常に優れた
性質を有しているにもかかわらず、直流成分を含
んでいる点により殆んど採用されていない。
変調方式としてNRZを使用したデイジタル磁気
記録再生装置について説明をする。テープ・ヘツ
ド系は上述のごとく帯域通過特性を有している
為、等化を施した後も低域成分(特に直流成分)
の劣化は皆無とはならない。一方、NRZ方式は
Twが1.0(ビツトセル長14で正規化した値)と
広く、又Tminも1.0(ビツトセル長14で正規化
した値)と比較的大きい。このように磁気テープ
に高密度記録する場合にきわめて良い性質を有し
ている反面、直流成分を含んでいる点が大きな欠
点とされている。Tmin及びTwで非常に優れた
性質を有しているにもかかわらず、直流成分を含
んでいる点により殆んど採用されていない。
第3図に第1図の各部の特性を示す。第1図
で、変調器2としてNRZ方式、伝送路3として
テープ・ヘツド系、検出器5として積分検出方式
を採用したデイジタル磁気記録再生装置を仮定し
た場合の各部の特性を第3図に示す。第3図にお
いて、15は伝送路3を構成するテープ・ヘツド
系の周波数特性を、16は等価器4の周波数特性
を、17は検出器5内の積分器の周波数特性を、
18は伝送路3、等化器4及び検出器5内の積分
器を含めた周波数特性を夫々示し、横軸は周波数
を、縦軸は利得を夫々示している。第3図からも
わかる通り、等化器4により伝送路3(テープ・
ヘツド系)の高域損失を補償し、周波数と利得と
を比例関係に修正する。さらに検出器5内の積分
器により周波数と利得との比例関係を逆補正し、
周波数特性をフラツトにしている。同時に、テー
プ・ヘツド系で発生している位相進みも補償して
いる。しかしながら、直流成分や低域成分につい
ては、曲線18からもわかる通り完全には補償さ
れない為、第2図の破線13の様な信号となつて
しまう。すなわち、“0”や“1”の連続時に特
に波形劣化が顕著で検出誤りが多発し、当然雑音
に対するマージンもきわめて悪化する。
で、変調器2としてNRZ方式、伝送路3として
テープ・ヘツド系、検出器5として積分検出方式
を採用したデイジタル磁気記録再生装置を仮定し
た場合の各部の特性を第3図に示す。第3図にお
いて、15は伝送路3を構成するテープ・ヘツド
系の周波数特性を、16は等価器4の周波数特性
を、17は検出器5内の積分器の周波数特性を、
18は伝送路3、等化器4及び検出器5内の積分
器を含めた周波数特性を夫々示し、横軸は周波数
を、縦軸は利得を夫々示している。第3図からも
わかる通り、等化器4により伝送路3(テープ・
ヘツド系)の高域損失を補償し、周波数と利得と
を比例関係に修正する。さらに検出器5内の積分
器により周波数と利得との比例関係を逆補正し、
周波数特性をフラツトにしている。同時に、テー
プ・ヘツド系で発生している位相進みも補償して
いる。しかしながら、直流成分や低域成分につい
ては、曲線18からもわかる通り完全には補償さ
れない為、第2図の破線13の様な信号となつて
しまう。すなわち、“0”や“1”の連続時に特
に波形劣化が顕著で検出誤りが多発し、当然雑音
に対するマージンもきわめて悪化する。
この様に、NRZ方式はTminやTwの点で磁気
記録再生装置などにおいて優れた性能を有してい
るにもかかわらず直流成分を含んでいる点が致命
的な欠点であり、従来殆んど使用されない。
記録再生装置などにおいて優れた性能を有してい
るにもかかわらず直流成分を含んでいる点が致命
的な欠点であり、従来殆んど使用されない。
本発明は、上述の問題点に鑑み、直流成分を有
する変調方式(NRZやNRZ1等)でも直流成分
や低域成分を通しにくい伝送路を介して伝送する
ことを可能にするもので、直流成分や低域成分の
補償が不完全であつても検出誤りの少ない検出装
置を提供するものである。
する変調方式(NRZやNRZ1等)でも直流成分
や低域成分を通しにくい伝送路を介して伝送する
ことを可能にするもので、直流成分や低域成分の
補償が不完全であつても検出誤りの少ない検出装
置を提供するものである。
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。第4図は一実施例のブロツクダイヤグラムで
ある。第4図において、19は入力端子、20は
クランプ器、21は比較器、22は基準電圧源、
23はクロツク信号作成器、24は整形器、26
はクランプパルス発生器、25は出力端子であ
る。第1図における等化器4の出力が検出器5に
印加され、検出器5内では、まず等化器4の出力
信号を積分器を介して積分した後、第4図の回路
を経て出力端子25から検出出力が復調器6へ送
出される。
る。第4図は一実施例のブロツクダイヤグラムで
ある。第4図において、19は入力端子、20は
クランプ器、21は比較器、22は基準電圧源、
23はクロツク信号作成器、24は整形器、26
はクランプパルス発生器、25は出力端子であ
る。第1図における等化器4の出力が検出器5に
印加され、検出器5内では、まず等化器4の出力
信号を積分器を介して積分した後、第4図の回路
を経て出力端子25から検出出力が復調器6へ送
出される。
第4図の入力端子19には積分器(図示してい
ない)を通つた等化器4の出力信号が印加されて
おり、クランプ器20を介して比較器21の一方
の入力端子に供給される。クランプ器20はクラ
ンプパルス発生器26で発生されるクランプパル
スに従つて、入力端子19に印加されている信号
を所定電位にクランプする。比較器21の他の入
力端子には基準電圧源22が接続されており、こ
の基準電圧源22とクランプ器20の出力とを比
較器21で電圧比較する。例えば、クランプ器2
0の出力電位が基準電圧源22の電位よりも高い
場合はハイレベルが、逆の場合はローレベルが
夫々比較器21から出力される。比較器21の出
力信号はクロツク信号発生器23及び整形器24
に印加される。クロツク信号発生器23では、比
較器21の出力信号を基に、伝送されて来るデー
タ列に同期したクロツク信号を発生し、整形器2
4に加える。整形器24ではクロツク信号発生器
23から印加されるクロツク信号のタイミングで
比較器21の出力信号を整形する。具体的な構成
例としては、クロツク信号発生器23の出力をD
タイプフリツプフロツプのクロツク端子に、比較
器21の出力信号をデータ端子に接続することに
より実施される。結局、出力端子25からは、ク
ロツク信号発生器23で作成されるクロツク信号
と同期したデイジタル信号が送出され、第1図の
復調器6へと導びかれる。
ない)を通つた等化器4の出力信号が印加されて
おり、クランプ器20を介して比較器21の一方
の入力端子に供給される。クランプ器20はクラ
ンプパルス発生器26で発生されるクランプパル
スに従つて、入力端子19に印加されている信号
を所定電位にクランプする。比較器21の他の入
力端子には基準電圧源22が接続されており、こ
の基準電圧源22とクランプ器20の出力とを比
較器21で電圧比較する。例えば、クランプ器2
0の出力電位が基準電圧源22の電位よりも高い
場合はハイレベルが、逆の場合はローレベルが
夫々比較器21から出力される。比較器21の出
力信号はクロツク信号発生器23及び整形器24
に印加される。クロツク信号発生器23では、比
較器21の出力信号を基に、伝送されて来るデー
タ列に同期したクロツク信号を発生し、整形器2
4に加える。整形器24ではクロツク信号発生器
23から印加されるクロツク信号のタイミングで
比較器21の出力信号を整形する。具体的な構成
例としては、クロツク信号発生器23の出力をD
タイプフリツプフロツプのクロツク端子に、比較
器21の出力信号をデータ端子に接続することに
より実施される。結局、出力端子25からは、ク
ロツク信号発生器23で作成されるクロツク信号
と同期したデイジタル信号が送出され、第1図の
復調器6へと導びかれる。
一方、クロツク信号発生器23で作成されるク
ロツク信号と整形器24の出力信号とが夫々クラ
ンプパルス発生器26に加えられ、所定の要領で
クランプパルスを発生し、クランプ器20を制御
する。
ロツク信号と整形器24の出力信号とが夫々クラ
ンプパルス発生器26に加えられ、所定の要領で
クランプパルスを発生し、クランプ器20を制御
する。
この様に、本実施例では検出出力に応じて比較
器入力を修正するべく構成している。
器入力を修正するべく構成している。
次に、第4図の各部の波形を第5図に示し、も
う少し説明を加える。第5図において、27はデ
ータ列、28はNRZ変調波形、30は第4図の
入力端子19に入力される信号波形、29はクラ
ンプ器20の出力波形、33は比較器21の出力
波形、34はクロツク信号発生器23の出力波
形、35は整形器24の出力波形、36及び37
はクランプ信号発生器26から出力されるクラン
プパルスを夫々示している。また38は基準電圧
源22の電位、破線31及び32はクランプ電
位、破線39及び39′はクランプ器20を動作
させない場合の比較器21出力を示している。
う少し説明を加える。第5図において、27はデ
ータ列、28はNRZ変調波形、30は第4図の
入力端子19に入力される信号波形、29はクラ
ンプ器20の出力波形、33は比較器21の出力
波形、34はクロツク信号発生器23の出力波
形、35は整形器24の出力波形、36及び37
はクランプ信号発生器26から出力されるクラン
プパルスを夫々示している。また38は基準電圧
源22の電位、破線31及び32はクランプ電
位、破線39及び39′はクランプ器20を動作
させない場合の比較器21出力を示している。
既に説明した通り、テープ・ヘツド系を通つた
NRZ信号は通常は低域部や直流成分を完全には
補償出来な。従つて、伝送すべきデータ列27の
NRZ信号である波形28はクランプ器20の入
力点で波形30となり、低域部や直流成分が犯さ
れる。ところで、比較器21ではクランプ器20
の出力信号が基準電圧源22の電位と比較され、
波形23となる。波形33を基にして波形33に
同期したクロツク信号がクロツク信号発生器23
で作成されて波形34になる。このクロツク信号
波形34に従つて波形33を整形し、整形器24
からは波形35が出力される。一方クランプパル
ス発生器26には整形器24の出力信号である波
形35とクロツク信号発生器23の出力信号であ
る波形34とが入力され、波形35がハイレベル
期間のときのみ波形34に同期したクランプパル
スと波形35がローレベル期間のときのみ波形3
4に同期したクランプパルスとを発生し、前者は
波形36で後者は波形37となる。この2つのク
ランプパルスはクランプパルス発生器26で作成
され、クランプ器20に供給される。波形36が
ハイレベルになるとクランプ器20の出力はVh
に、波形37がハイレベルになるとクランプ器2
0の出力はVlにクランプされる。Vhは破線31
に、Vlは破線32に対応する。この様にして検出
出力に応じて入力される信号をクランプするの
で、クランプ器20の出力は波形29となる。波
形29からも明白な通り、クランプ器20の出力
は波形30に見られる様なゼロクロス移動やレベ
ル変動が大きく改善されている。すなわち、クラ
ンプ器20の出力信号は直流成分及び低域成分が
補償されたとほぼ等価となる。
NRZ信号は通常は低域部や直流成分を完全には
補償出来な。従つて、伝送すべきデータ列27の
NRZ信号である波形28はクランプ器20の入
力点で波形30となり、低域部や直流成分が犯さ
れる。ところで、比較器21ではクランプ器20
の出力信号が基準電圧源22の電位と比較され、
波形23となる。波形33を基にして波形33に
同期したクロツク信号がクロツク信号発生器23
で作成されて波形34になる。このクロツク信号
波形34に従つて波形33を整形し、整形器24
からは波形35が出力される。一方クランプパル
ス発生器26には整形器24の出力信号である波
形35とクロツク信号発生器23の出力信号であ
る波形34とが入力され、波形35がハイレベル
期間のときのみ波形34に同期したクランプパル
スと波形35がローレベル期間のときのみ波形3
4に同期したクランプパルスとを発生し、前者は
波形36で後者は波形37となる。この2つのク
ランプパルスはクランプパルス発生器26で作成
され、クランプ器20に供給される。波形36が
ハイレベルになるとクランプ器20の出力はVh
に、波形37がハイレベルになるとクランプ器2
0の出力はVlにクランプされる。Vhは破線31
に、Vlは破線32に対応する。この様にして検出
出力に応じて入力される信号をクランプするの
で、クランプ器20の出力は波形29となる。波
形29からも明白な通り、クランプ器20の出力
は波形30に見られる様なゼロクロス移動やレベ
ル変動が大きく改善されている。すなわち、クラ
ンプ器20の出力信号は直流成分及び低域成分が
補償されたとほぼ等価となる。
第4図の具体的な構成例を第6図に示す。第6
図において、19〜26は第4図の19〜26に
夫々対応しているので説明は省略する。40は緩
衝増幅器、41はキヤパシタ、42及び43はス
イツチ、44及び45はクランプ電圧源、46は
Dタイプフリツプフロツプ、47は単安定マルチ
バイブレータ、48及び49は論理積回路であ
る。緩衝増幅器40、キヤパシタ41、スイツチ
42及び43、クランプ電圧源44及び45でク
ランプ器20が構成され、Dタイプフリツプフロ
ツプ46で整形器24が、又単安定マルチバイブ
レータ47、論理積回路48及び49でクランプ
パルス発生器26が夫々構成されている。入力端
子19に入力された信号は緩衝増幅器40を通つ
て低インピーダンスで出力される。比較器21の
入力インピーダンスは高いので、スイツチ42又
は43の一方が閉じるとクランプ電圧源44又は
45の電位にクランプされる。クランプ電圧源4
4の電位はVh、クランプ電圧源45の電位はVl
であり、第5図の31及び32に対応する。クラ
ンプされた信号は比較器21で基準電圧源22の
電位と比較され、その比較出力がDタイプフリツ
プ46のデータ入力端子及びクロツク信号発振器
23に供給される。クロツク信号発生器23はリ
ンギング発振器やPLL(Phase−Locked−Loop)
で構成され、その出力信号はDタイプフリツプフ
ロツプ46のクロツク端子及び単安定マルチバイ
ブレータ47に印加される。Dタイプフリツプフ
ロツプ46ではクロツク信号のタイミングで比較
器21の出力を記憶し、次のクロツクまで保持す
ると同時にQ端子から出力する。端子は論理否
定出力を出す端子である。一方、単安定マルチバ
イブレータ47ではクロツク信号発生器23の出
力パルスに応じて所定パルス幅のパルスを作成
し、論理積回路48及び49に印加する。論理積
回路48及び49の他の入力端子には夫々Dタイ
プフリツプフロツプ46の出力及びQ出力が印
加される。
図において、19〜26は第4図の19〜26に
夫々対応しているので説明は省略する。40は緩
衝増幅器、41はキヤパシタ、42及び43はス
イツチ、44及び45はクランプ電圧源、46は
Dタイプフリツプフロツプ、47は単安定マルチ
バイブレータ、48及び49は論理積回路であ
る。緩衝増幅器40、キヤパシタ41、スイツチ
42及び43、クランプ電圧源44及び45でク
ランプ器20が構成され、Dタイプフリツプフロ
ツプ46で整形器24が、又単安定マルチバイブ
レータ47、論理積回路48及び49でクランプ
パルス発生器26が夫々構成されている。入力端
子19に入力された信号は緩衝増幅器40を通つ
て低インピーダンスで出力される。比較器21の
入力インピーダンスは高いので、スイツチ42又
は43の一方が閉じるとクランプ電圧源44又は
45の電位にクランプされる。クランプ電圧源4
4の電位はVh、クランプ電圧源45の電位はVl
であり、第5図の31及び32に対応する。クラ
ンプされた信号は比較器21で基準電圧源22の
電位と比較され、その比較出力がDタイプフリツ
プ46のデータ入力端子及びクロツク信号発振器
23に供給される。クロツク信号発生器23はリ
ンギング発振器やPLL(Phase−Locked−Loop)
で構成され、その出力信号はDタイプフリツプフ
ロツプ46のクロツク端子及び単安定マルチバイ
ブレータ47に印加される。Dタイプフリツプフ
ロツプ46ではクロツク信号のタイミングで比較
器21の出力を記憶し、次のクロツクまで保持す
ると同時にQ端子から出力する。端子は論理否
定出力を出す端子である。一方、単安定マルチバ
イブレータ47ではクロツク信号発生器23の出
力パルスに応じて所定パルス幅のパルスを作成
し、論理積回路48及び49に印加する。論理積
回路48及び49の他の入力端子には夫々Dタイ
プフリツプフロツプ46の出力及びQ出力が印
加される。
この様に構成することにより、緩衝増幅器40
の入力信号は第5図の波形30に、キヤパシタ4
1のスイツチ42側の電位は波形29に、比較器
21の出力信号は波形33に、クロツク信号発生
器23の出力信号は波形34に、Dタイプフリツ
プフロツプ46のQ端子の出力信号は波形35に
論理積回路49の出力信号は波形36に、論理積
回路48の出力信号は波形37に夫々対応する。
の入力信号は第5図の波形30に、キヤパシタ4
1のスイツチ42側の電位は波形29に、比較器
21の出力信号は波形33に、クロツク信号発生
器23の出力信号は波形34に、Dタイプフリツ
プフロツプ46のQ端子の出力信号は波形35に
論理積回路49の出力信号は波形36に、論理積
回路48の出力信号は波形37に夫々対応する。
第6図に示した実施例では、各データ毎に全て
クランプを動作させているが、直流成分や低域成
分の劣化程度がひどくない場合は“0”又は
“1”が相当長く続く時以外はクランプをかける
必要がなく、逆に雑音やビツト間干渉を多く受け
ている場合は各データ全てにクランプをかけると
かえつて不適正な直流レベルにクランプする結果
となることがある。従つて、低域部の劣化程度に
より“0”又は“1”が長く連続する時のみクラ
ンプをかけた方が良い場合がある。
クランプを動作させているが、直流成分や低域成
分の劣化程度がひどくない場合は“0”又は
“1”が相当長く続く時以外はクランプをかける
必要がなく、逆に雑音やビツト間干渉を多く受け
ている場合は各データ全てにクランプをかけると
かえつて不適正な直流レベルにクランプする結果
となることがある。従つて、低域部の劣化程度に
より“0”又は“1”が長く連続する時のみクラ
ンプをかけた方が良い場合がある。
そこで、“0”又は“1”が長く連続する場合
のみクランプをかける場合の実施例を第7図に示
す。第7図において、50は信号入力端子、5
1はQ信号入力端子、52及び53はカウンタ、
54はクロツク信号入力端子、47は単安定マル
チバイブレータ、48及び49は論理積回路、5
5及び56はクランプパルス出力端子である。単
安定マルチバイブレータ47、論理積回路48及
び49は夫々第6図の47,48,49に対応し
ており、Q信号入力端子51及び信号入力端子
50は第6図のDタイプフリツプフロツプ46の
Q端子及び端子に結合している。Q信号入力端
子51を介して入力された信号をカウンタ53の
リセツト端子に加え、信号入力端子50を介し
て入力された信号をカウンタ52のリセツト端子
に加える。一方、単安定マルチバイブレータ47
の出力がカウンタ52及び53のクロツク端子に
入力され、カウンタ52及び53を駆動する。カ
ウンタ52及び53はリセツトが解除された後、
所定クロツク数毎にハイレベルを出力する。又、
この両カウンタ52及び53の出力は夫々論理積
回路48及び49の一方の入力端子に入力され、
両論理積回路48及び49の他の入力端子には単
安定マルチバイブレータ47の出力が印加されて
いる。論理積回路48及び49の出力は夫々クラ
ンプパルスとしてクランプパルス出力端子55及
び56を介して第6図のスイツチ42及び43を
制御することになる。
のみクランプをかける場合の実施例を第7図に示
す。第7図において、50は信号入力端子、5
1はQ信号入力端子、52及び53はカウンタ、
54はクロツク信号入力端子、47は単安定マル
チバイブレータ、48及び49は論理積回路、5
5及び56はクランプパルス出力端子である。単
安定マルチバイブレータ47、論理積回路48及
び49は夫々第6図の47,48,49に対応し
ており、Q信号入力端子51及び信号入力端子
50は第6図のDタイプフリツプフロツプ46の
Q端子及び端子に結合している。Q信号入力端
子51を介して入力された信号をカウンタ53の
リセツト端子に加え、信号入力端子50を介し
て入力された信号をカウンタ52のリセツト端子
に加える。一方、単安定マルチバイブレータ47
の出力がカウンタ52及び53のクロツク端子に
入力され、カウンタ52及び53を駆動する。カ
ウンタ52及び53はリセツトが解除された後、
所定クロツク数毎にハイレベルを出力する。又、
この両カウンタ52及び53の出力は夫々論理積
回路48及び49の一方の入力端子に入力され、
両論理積回路48及び49の他の入力端子には単
安定マルチバイブレータ47の出力が印加されて
いる。論理積回路48及び49の出力は夫々クラ
ンプパルスとしてクランプパルス出力端子55及
び56を介して第6図のスイツチ42及び43を
制御することになる。
なお、第7図の各部の波形は第8図に示す。第
8図において、57はデータ列、58はNRZ変
調後の波形、59はクロツク信号発生器23で作
成されるクロツク信号、60は単安定マルチバイ
ブレータ47で作成される信号、61及び62は
夫々Q信号入力端子51及び信号入力端子50
に入力される信号、63及び64は夫々カウンタ
53及び52の出力信号、65は論理積回路49
の出力信号、66は論理積回路48の出力信号、
67〜73は時刻を夫々示している。
8図において、57はデータ列、58はNRZ変
調後の波形、59はクロツク信号発生器23で作
成されるクロツク信号、60は単安定マルチバイ
ブレータ47で作成される信号、61及び62は
夫々Q信号入力端子51及び信号入力端子50
に入力される信号、63及び64は夫々カウンタ
53及び52の出力信号、65は論理積回路49
の出力信号、66は論理積回路48の出力信号、
67〜73は時刻を夫々示している。
伝送すべきデータがデータ列57であると、
NRZ変調すると波形58となる。第4図の入力
端子19には波形58の直流成分などが劣化した
信号が入力されている。一方、第4図のクロツク
信号発生器23では波形58に同期したクロツク
信号が作成されて波形59となり、単安定マルチ
バイブレータ47に入力されている。単安定マル
チバイブレータ47からは波形60が出力され
る。又第6図のDタイプフリツプフロツプ46の
Q端子からは波形61が出力され、端子からは
波形62が出力されている。波形61がカウンタ
53のリセツト端子に入力されており、この信号
がローレベルの時リセツトがかかつている。従つ
て、時刻68〜69の間はリセツト状態にあり、
時刻69でリセツトが解除され、カウントを開始
する。説明を簡単化する為にカウンタ53及び5
2は2クロツク毎に1クロツク周期の出力を出す
ものとすると、時刻70〜71の間及び時刻72
〜73の間ハイレベルとなり、波形63となる。
その後、時刻73以降はリセツト状態である。又
時刻67〜68の間はリセツトが解除されている
が、時刻68で再度リセツトされるので、出力は
ローレベルを保持することになる。カウンタ52
の場合も同じ動作により波形64を出力する。論
理積回路49では波形63と波形60とを論理積
するので、その出力は波形65となり、論理積回
路48は波形64と波形60とを論理積して波形
66を出力する。波形65及び波形66が夫々第
6図のスイツチ42及びスイツチ43を制御する
ことになる。
NRZ変調すると波形58となる。第4図の入力
端子19には波形58の直流成分などが劣化した
信号が入力されている。一方、第4図のクロツク
信号発生器23では波形58に同期したクロツク
信号が作成されて波形59となり、単安定マルチ
バイブレータ47に入力されている。単安定マル
チバイブレータ47からは波形60が出力され
る。又第6図のDタイプフリツプフロツプ46の
Q端子からは波形61が出力され、端子からは
波形62が出力されている。波形61がカウンタ
53のリセツト端子に入力されており、この信号
がローレベルの時リセツトがかかつている。従つ
て、時刻68〜69の間はリセツト状態にあり、
時刻69でリセツトが解除され、カウントを開始
する。説明を簡単化する為にカウンタ53及び5
2は2クロツク毎に1クロツク周期の出力を出す
ものとすると、時刻70〜71の間及び時刻72
〜73の間ハイレベルとなり、波形63となる。
その後、時刻73以降はリセツト状態である。又
時刻67〜68の間はリセツトが解除されている
が、時刻68で再度リセツトされるので、出力は
ローレベルを保持することになる。カウンタ52
の場合も同じ動作により波形64を出力する。論
理積回路49では波形63と波形60とを論理積
するので、その出力は波形65となり、論理積回
路48は波形64と波形60とを論理積して波形
66を出力する。波形65及び波形66が夫々第
6図のスイツチ42及びスイツチ43を制御する
ことになる。
この様にして“0”又は“1”が連続する時の
み所定データ数毎にクランプ器20が動作するこ
とになる。
み所定データ数毎にクランプ器20が動作するこ
とになる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は
変調方式としてNRZに限定して効果を発揮する
ものではない。変調方式として直流成分を含む変
調方式で特に効果を発揮するものであり、例えば
NRZI方式なども同様である。
変調方式としてNRZに限定して効果を発揮する
ものではない。変調方式として直流成分を含む変
調方式で特に効果を発揮するものであり、例えば
NRZI方式なども同様である。
又本実施例では伝送路としてテープ・ヘツド系
を使用するデイジタル磁気記録再生装置について
説明した訳であるが、他の伝送路を使用する装置
についても本発明は適用出来る。要するに直流成
分や低域成分に対する劣化の多い伝送路を介して
直流成分や低域成分を有する変調方式でデータを
伝送する場合本発明が効力を発する。
を使用するデイジタル磁気記録再生装置について
説明した訳であるが、他の伝送路を使用する装置
についても本発明は適用出来る。要するに直流成
分や低域成分に対する劣化の多い伝送路を介して
直流成分や低域成分を有する変調方式でデータを
伝送する場合本発明が効力を発する。
さらに、本発明の実施例では、デイジタル磁気
記録再生装置を例に挙げ、検出方式としては所謂
“積分検出方式”を採用した場合を示している。
ここで言う“積分検出”とはテープ・ヘツド系の
特性が微分特性(実際には、高域成分は色々の損
失で劣化するので、等化により略々微分特性とな
る様に補正する)を有しているので、積分するこ
とにより元の変調波形に近い波形と再現し、その
再現された信号を基準電位と比較して検出を実行
する検出方式を示している。従つて、伝送路が微
分特性を有していない単なる帯域通過形の場合は
積分する必要がない。テープ・ヘツド系の場合は
積分した後の信号が変調信号に略々再現されて比
較器に印加されるのに対し、微分特性を有しない
伝送路の場合は積分をしなくても変調信号に略々
再現され比較器に入力される。この様な意味か
ら、テープ・ヘツド系の場合の積分操作も等化の
一部と考えても良い。さらに言いかえると、検出
器を構成する比較器の入力信号が変調信号に再現
(等化)される検出方式を使用し、直流成分を有
する変調方式でデイジタル情報を直流成分を伝送
しない(又は直流成分や低域成分を犯す)伝送路
を介して伝送する場合に本発明は効力を発揮す
る。
記録再生装置を例に挙げ、検出方式としては所謂
“積分検出方式”を採用した場合を示している。
ここで言う“積分検出”とはテープ・ヘツド系の
特性が微分特性(実際には、高域成分は色々の損
失で劣化するので、等化により略々微分特性とな
る様に補正する)を有しているので、積分するこ
とにより元の変調波形に近い波形と再現し、その
再現された信号を基準電位と比較して検出を実行
する検出方式を示している。従つて、伝送路が微
分特性を有していない単なる帯域通過形の場合は
積分する必要がない。テープ・ヘツド系の場合は
積分した後の信号が変調信号に略々再現されて比
較器に印加されるのに対し、微分特性を有しない
伝送路の場合は積分をしなくても変調信号に略々
再現され比較器に入力される。この様な意味か
ら、テープ・ヘツド系の場合の積分操作も等化の
一部と考えても良い。さらに言いかえると、検出
器を構成する比較器の入力信号が変調信号に再現
(等化)される検出方式を使用し、直流成分を有
する変調方式でデイジタル情報を直流成分を伝送
しない(又は直流成分や低域成分を犯す)伝送路
を介して伝送する場合に本発明は効力を発揮す
る。
又第7図に示した実施例では、“0”又は“1”
が連続する時2クロツク毎に(データ2個毎にク
ランプをかける)1回ずつクランプを実行させる
様な構成で説明したが、低域部や直流成分の劣化
の程度に従つてクランプを実行させる頻度を設定
すればよい。
が連続する時2クロツク毎に(データ2個毎にク
ランプをかける)1回ずつクランプを実行させる
様な構成で説明したが、低域部や直流成分の劣化
の程度に従つてクランプを実行させる頻度を設定
すればよい。
さらに第6図及び第7図ではクランプ電位を2
種類(Vh及びVl)設定したが、必ずしも両者を
同時に必要としない場合もある。
種類(Vh及びVl)設定したが、必ずしも両者を
同時に必要としない場合もある。
以上の説明からも明白な通り、本発明は直流成
分や低域成分を伝送しない又は劣化が多い伝送路
を介して直流成分又は低域成分を比較的多く含む
変調方式でデイジタルデータを伝送する場合、直
流成分や低域成分の補償が不完全でも検出誤りの
きわめて少ない検出装置を実現可能とするもので
ある。特に、デイジタル情報の磁気記録再生装置
に本発明の検出装置を採用することにより、
TminやTwの点で優れた特性を有しながら従来
使用出来なかつたNRZ変調方式も使用可能とな
り、記録密度向上の点からも効果は大である。
分や低域成分を伝送しない又は劣化が多い伝送路
を介して直流成分又は低域成分を比較的多く含む
変調方式でデイジタルデータを伝送する場合、直
流成分や低域成分の補償が不完全でも検出誤りの
きわめて少ない検出装置を実現可能とするもので
ある。特に、デイジタル情報の磁気記録再生装置
に本発明の検出装置を採用することにより、
TminやTwの点で優れた特性を有しながら従来
使用出来なかつたNRZ変調方式も使用可能とな
り、記録密度向上の点からも効果は大である。
なお、従来直流成分を有する変調方式でデイジ
タル情報を磁気記録し、再生に際し、低域成分を
強調したり、第5図の波形30の様な変形を逆補
正する方法などが試みられているが、前者の場合
はその補正量、群遅延特性、低域成分強調による
雑音(隣接トラツクからのクロストークなど)増
大の点で問題があり、後者の場合はその逆補正用
の信号を得ること自体が非常にむずかしいという
点で問題があるが、本発明の場合、この様な従来
試みられる方式で生ずる問題は全く生じないこと
は言うまでもない。
タル情報を磁気記録し、再生に際し、低域成分を
強調したり、第5図の波形30の様な変形を逆補
正する方法などが試みられているが、前者の場合
はその補正量、群遅延特性、低域成分強調による
雑音(隣接トラツクからのクロストークなど)増
大の点で問題があり、後者の場合はその逆補正用
の信号を得ること自体が非常にむずかしいという
点で問題があるが、本発明の場合、この様な従来
試みられる方式で生ずる問題は全く生じないこと
は言うまでもない。
第1図はデイジタル情報伝送装置を示すブロツ
クダイヤグラム、第2図は第1図の各部の波形を
示す波形図、第3図は第1図の各部の特性を示す
周波数特性図、第4図は本発明検出装置の一実施
例を示すブロツクダイヤグラム、第5図は第4図
の各部の波形を示す波形図、第6図は第4図の一
具体構成例を示す回路図、第7図は第6図におけ
るクランプパルス発生器の他の構成例を示す回路
図、第8図は第7図の各部の波形を示す波形図で
ある。 20……クランプ器、21……比較器、22…
…基準電圧線、23……クロツク信号発生器、2
4……整形器、26……クランプパルス発生器、
31,32……クランプ電位、36,37,6
5,66……クランプパルス。
クダイヤグラム、第2図は第1図の各部の波形を
示す波形図、第3図は第1図の各部の特性を示す
周波数特性図、第4図は本発明検出装置の一実施
例を示すブロツクダイヤグラム、第5図は第4図
の各部の波形を示す波形図、第6図は第4図の一
具体構成例を示す回路図、第7図は第6図におけ
るクランプパルス発生器の他の構成例を示す回路
図、第8図は第7図の各部の波形を示す波形図で
ある。 20……クランプ器、21……比較器、22…
…基準電圧線、23……クロツク信号発生器、2
4……整形器、26……クランプパルス発生器、
31,32……クランプ電位、36,37,6
5,66……クランプパルス。
Claims (1)
- 1 デイジタル情報の検出装置において、検出す
べき信号を第1のクランプパルスが印加された時
は第1の電位にクランプし第2のクランプパルス
が印加された時は第2の電位にクランプするクラ
ンプ手段と、該クランプ手段の出力と基準電位と
を比較して大小関係に応じハイレベル又はローレ
ベルの一方を出力する比較手段と、該比較手段の
出力に同期したクロツク信号を作成するクロツク
信号発生手段と、該クロツク信号発生手段の出力
クロツクのタイミングでの上記比較手段の出力を
次のクロツクタイミングまで保持する整形手段
と、該整形手段の出力が上記ハイレベルの期間上
記クロツク信号発生手段の出力に関連したパルス
を作成して上記第1のクランプパルスを発生し該
整形手段の出力が上記ローレベルの期間上記クロ
ツク信号発生手段の出力に関連したパルスを作成
して上記第2のクランプパルスを発生するクラン
プパルス発生手段とを具備し、上記整形手段の出
力を検出出力とすることを特徴とするデイジタル
情報の検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56027345A JPS57141161A (en) | 1981-02-25 | 1981-02-25 | Detector for digital information |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56027345A JPS57141161A (en) | 1981-02-25 | 1981-02-25 | Detector for digital information |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57141161A JPS57141161A (en) | 1982-09-01 |
JPH037176B2 true JPH037176B2 (ja) | 1991-01-31 |
Family
ID=12218451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56027345A Granted JPS57141161A (en) | 1981-02-25 | 1981-02-25 | Detector for digital information |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57141161A (ja) |
-
1981
- 1981-02-25 JP JP56027345A patent/JPS57141161A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57141161A (en) | 1982-09-01 |
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