JPH037089Y2 - - Google Patents

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JPH037089Y2
JPH037089Y2 JP1984134513U JP13451384U JPH037089Y2 JP H037089 Y2 JPH037089 Y2 JP H037089Y2 JP 1984134513 U JP1984134513 U JP 1984134513U JP 13451384 U JP13451384 U JP 13451384U JP H037089 Y2 JPH037089 Y2 JP H037089Y2
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electrode
torch
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torch body
nozzle
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案はプラズマアークトーチの改良に関する
ものである。
〔考案の背景〕
従来、プラズマアークトーチ(以下、単にトー
チという)には、溶接や切断の作業用として種々
の構造のものがあるが、一般に小容量(100A以
下)と称しているトーチは、作業者が手で持つて
操作できるようになつている。そしてこの種の小
容量トーチは、作業者のトーチ操作負担を軽減す
るために軽量かつ小形化し、かつ電極調整など、
操作性のよいことが必要である。この軽量、小形
化されたトーチ内部には給電通路や作動ガス供給
通路と、これら両通路と干渉しないように冷却水
通路とを形成し、これらの構造上からの制約範囲
内に電極を保持するための部品を設けている。
第3図はこのような従来トーチの電極保持部分
の断面図である。この第3図において、1は成形
絶縁物からなるトーチ本体外被で、この外被1内
に電極側トーチ本体2aとノズル側トーチ本体2
bが一体にモールドされている。このうち電極側
トーチ本体2aには複数個のスリツトを有したテ
ーパコレツト3が配置されており、このテーパコ
レツト3の上部において係合するキヤツプ4の図
中矢印イ方向からの押圧力を受けることにより非
消耗電極5を電極側トーチ本体2aのテーパ着座
2a′に固定し、電極5に給電するようになつてい
る。なお、電極側トーチ本体2aには、冷却通路
(往復路)Aと作動ガス流通路Bが設けられてい
る。また、ノズル側トーチ本体2bにも図示しな
いが冷却水通路が(溶接トーチの場合はシールド
ガス通路も)設けられている。
前記電極5の保持かテーパコレツト3とキヤツ
プ4の押圧力で固定することにより行つている
が、特にプラズマアークトーチの場合には電極5
とノズル(図示せず)間のギヤツプ長がアーク狭
搾のためのポイントともなり、溶接や切断結果に
影響を及ぼすことになる。このため、ノズル側C
方向よりギヤツプ調整用のゲージなど(図示せ
ず)を用い、キヤツプ4を緩めた状態で適当なギ
ヤツプ長に設定するが、このとき、テーパコレツ
ト3と電極5の嵌合部Dが締つていると、電極5
はそのままキヤツプ4側に押戻され、実際にギヤ
ツプが調整されたものと感違いしてキヤツプ4を
締付け電極5を固定してしまう。これによりギヤ
ツプ長が正しい設定となつていない場合には、プ
ラズマアークの狭搾状況などが変化して満足する
溶接や切断結果が得られない。
また嵌合部Dが緩い場合でも、ギヤツプ調整用
のゲージを取外した場合、電極5の自重で落ちた
りして適正なギヤツプ調整ができず、いずれにし
てもギヤツプ長の調整が困難であつた。
さらに、電極5の保持が電極側トーチ本体2a
内での固定により行つているため、電極5が消耗
して最終的に使用可能な限界寸法が長く、例え
ば、一般JIS規格のタングステン電極長150mmに対
し使用限度長さは90mm程度となり、従つて電極使
用長が僅かの60mmと短くなつて無駄が多いなどの
問題点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記のような問題点を解消するために
なされたもので、ギヤツプ調整が簡単かつ確実に
できると共に、電極使用長を長くすることができ
るプラズマアークトーチを提供することを目的と
する。
〔考案の概要〕
本考案のプラズマアークトーチは、軸方向に貫
通孔が形成されたトーチ本体と、このトーチ本体
の貫通孔内に、一部が貫通孔内壁と螺合された状
態で挿脱自在に挿入された電極ホルダと、この電
極ホルダの軸方向に挿通され、電極ホルダ先端部
に締付ナツトを螺着することによりその部分で保
持固定される電極と、前記電極ホルダの後端部に
固着され、電極ホルダ軸回り方向に回転すること
により前記螺合部を支持部として前記電極ホルダ
を回転させ、軸方向に進退させるためのつまみ
と、このつまみで進退された軸方向位置で前記電
極ホルダを固定するロツクナツトと、前記トーチ
本体の先端部に着脱自在のノズルとを具備し、ギ
ヤツプ調整の改善及び電極の経済化を計つたもの
である。
〔考案の実施例〕
以下第1図及び第2図を参照して本考案の実施
例を説明する。第1図は本考案によるプラズマア
ークトーチの一実施例を示す縦断面図で、図中1
1は成形絶縁物外被で覆われ、軸方向に貫通孔1
1aが形成されたプラズマアークトーチ本体であ
る。このトーチ本体11の内周部は、電極側トー
チ本体11bとノズル側トーチ本体11cが絶縁
物11dを介して電気的に絶縁した状態で軸方向
に連設されている。また、電極側トーチ11bに
は、通電路を兼ねた作動ガス流通路入口Bが設け
られている。
12は上記トーチ本体11の貫通孔11a内に
挿脱自在に挿入された電極ホルダで、その一部は
電極側トーチ本体11bの一部とピツチ1mmのね
じ13により螺合状態にある。この電極ホルダ1
2は、軸方向に貫通孔12aを有しており、また
その先端部は、その周囲軸方向に複数のスリツト
が形成されており、締付ナツト14を螺着するこ
とにより先端開口が若干閉じるようになされてい
る。また、この電極ホルダ12の前記貫通孔12
a内には電極15が挿通され、前記締付ナツト1
4の螺着によりその部分で保持固定されている。
なお通路入口Bからの作動ガスが漏れないように
電極ホルダ12にはOリング16が装着されてい
る。
17は電極ホルダ12の後端部に固着された絶
縁物からなるつまみ、18はこのつまみ17と電
極側トーチ本体11b間に位置し、締付けにより
電極ホルダ12の軸方向の移動を不能とするロツ
クナツトである。このロツクナツト18の内方の
トーチ本体11b側は良導電性金属、例えば銅材
を用いたガイド18aが固定されており、電極1
5及び電極ホルダ12と共に通電路を形成してい
る。これは、単に、電極ホルダ12のねじ13部
分では電気的接触が不完全であるためで、上記ロ
ツクナツト18を締めることにより、電極側トー
チ本体11bの後端面Gにガイド18aを密着さ
せ、電気的接触(通電路)を完全なものとしてい
る。
前記ノズル側トーチ本体11cには、通電路に
兼用されて冷却水流入口Eが設けられ、この流入
口Eの反対側には冷却水流出口Fが設けられてい
る。また、ここでは、切断面の品質向上などを目
的として、プラズマアークの周囲から水を覆うよ
うに公知の手段(特許第659293号「プラズマジエ
ツト切断法」)が用いられ、そのための水シール
ド用流入口Hが設けられている。また、ノズル側
トーチ本体11cは、その内周には耐熱耐絶縁性
のセラミツク管などからなるスリーブ19が着脱
自在に装着されており、先端にはノズル20がガ
ス漏れ防止用のOリング21を介して着脱自在に
ねじ込み装着されている。さらに、ノズル側トー
チ本体11c内のスリーブ19とノズル20の間
には、電極5の心出しと前記作動ガスを整流する
ためのガス通路とを兼ねた心出部材22がノズル
20の後端により落下防止された状態で装着され
ている。
上記ノズル20の外側は、ノズル側トーチ本体
11cにシールド水漏れ防止用と外部との絶縁と
を兼ねたパツキン23及び絶縁物24を介して、
トーチ先端部分とこの部分を覆うキヤツプ25と
の間が前記水シールド用流入口Hに通ずるシール
ド水通留が形成されている。また、キヤツプ25
の先端側内周には、シールド水の整流を行う絶縁
チツプ26が取着されている。
冷却水の流通路は、流入口Eからノズル側トー
チ本体11cの先端近傍(ノズル20のねじ込み
部付近)で流出口Fに導かれるように連通構成さ
れている。作動ガスの流通路は、上記冷却水流通
路と交わることなく、電極側トーチ本体11bに
設けられた作動ガス流通路入口Bから電極ホルダ
12とスリーブ19の間の隙間を通り、心出部材
22内方を経てノズル20の先端より外部へ流出
するように構成されている。
第2図は上述本考案トーチのギヤツプ調整など
に用いられるギヤツプゲージの一例を示す斜視図
で、このギヤツプゲージ31には、上述トーチの
電極15が消耗したとき、適正な角度に再研摩す
る際の角度ゲージとして使用できるように溝底角
度が設定されると共に、第1図中の電極15先端
から面Jまでの寸法に等しい深さの溝32が形成
されている。また、この溝32の反対側には、前
記ノズル20の着脱用スパナとしてギヤツプゲー
ジ31が用いられるようにスリツト33が設けら
れている。なお、このスリツト33の幅dよりや
や狭い間隔で対向するナツトとしての平行面(図
示せず)が前記ノズル20の外周に形成されてい
る。さらに、ギヤツプゲージ31の図中l′は、第
1図中のl、すなわち、適正なギヤツプ長Lに調
整されたトーチの電極15先端から締付ナツト1
4のトーチ先端側の端面までの寸法に等しくなる
ように設定されている。
上述ギヤツプゲージ31によるギヤツプ調整は
次のように行われる。まず、キヤツプ25及びノ
ズル20を取外すが、ノズル20はギヤツプゲー
ジ31のスリツト33をスパナとして用いて取外
すと共にロツクナツト18を緩めておく。次に、
ノズル側トーチ本体11cの先端側の面Jにギヤ
ツプゲージ31の面J′を当接させ、その状態でつ
まみ17を回してゲージ31の溝32のK点に電
極15の先端が突き当たるまで電極15を前進さ
せる。これを終えたら、ロツクナツト18を締付
け、電極ホルダ12を固定し、適正なギヤツプ長
Lの調整が完了する。この際、電極15は電極ホ
ルダ12に締付ナツト14により固定されている
ので、ギヤツプ調整に狂いが生じ、プラズマアー
クの狭搾状況などに変化が生じたり、電極15が
ホルダ12から摺抜けて落下することはない。ま
た、調整の状態も逐一目視できる。
調整後は、ノズル20、絶縁チツプ26及びキ
ヤツプ25を取付けるだけでよい。
電極15の消耗が進み、つまみ17を回しての
前述方法では電極15が適正なギヤツプ長Lにな
るまで前進させることができない場合には、電極
ホルダ12を一旦トーチ本体11から抜出し、締
付ナツト14を緩めて電極15を先端側に若干抜
出した後、締付ナツト14で固定し、ホルダ12
をトーチ本体11に挿入した後、つまみ17を回
しての前述方法によりギヤツプ調整すればよい。
なお、本例のように、ギヤツプゲージ31の
l′を、適正なギヤツプ長Lに調整されたトーチの
電極15先端から締付ナツト14のトーチ先端側
の端面までの寸法lに等しく設定してあれば、上
述のような場合、次のようにしてもギヤツプ調整
が可能である。すなわち、上記電極15を先端側
に抜出すとき、l=l′となるように電極15先端
側にギヤツプゲージ31の側部を当て、l=l′と
なつたところで締付ナツト14を締め、上述方法
と同様にトーチ本体11に挿入する。次に、ロツ
クナツト18で軽くロツクした状態で、つまみ1
7のトーチ先端側の端面がロツクナツト18のト
ーチ後端側の端面Mに接触までつまみ17を回
し、すなわち最も電極15を前進させた状態とす
る。この状態でロツクナツト18を締め、電極ホ
ルダ12を固定すれば、適正なギヤツプ長Lが設
定されることになる。
なお、本考案は切断用トーチのみならず、溶接
用トーチにも適用できることは勿論である。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案のプラズマアークトー
チ軸方向に貫通孔が形成されたトーチ本体と、こ
のトーチ本体の貫通孔内に、一部が貫通孔内壁と
螺合された状態で挿脱自在に挿入された電極ホル
ダと、この電極ホルダの軸方向に挿通され、電極
ホルダ先端部に締付ナツトを螺着することにより
その部分で保持固定される電極と、前記電極ホル
ダの後端部に固着され、電極ホルダ軸回り方向に
回転することにより前記螺合部を支持部として前
記電極ホルダを回転させ、軸方向に進退させるた
めのつまみと、このつまみで進退された軸方向位
置で前記電極ホルダを固定するロツクナツトと、
前記トーチ本体の先端部に着脱自在のノズルとを
具備してなるので、ギヤツプ調整が、例えば第2
図に示すようなゲージを用い、主としてつまみの
操作により簡単かつ確実にでき、また、電極の保
持を電極ホルダの先端部(上述実施例ではノズル
側トーチ本体11c側)で行つているので、電極
使用長を長くすることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるプラズマアークトーチの
一実施例を示す縦断面図、第2図は同トーチのギ
ヤツプ調整などに用いられるギヤツプゲージの一
例を示す斜視図、第3図は従来トーチの電極保持
部分の断面図である。 11……プラズマアークトーチ本体、11a…
…貫通孔、11b……電極側トーチ本体、11c
……ノズル側トーチ本体、12……電極ホルダ、
13……ねじ、14……締付ナツト、15……電
極、17……つまみ、18……ロツクナツト、2
0……ノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸方向に貫通孔が形成されたトーチ本体と、こ
    のトーチ本体の貫通孔内に、一部が貫通孔内壁と
    螺合された状態で挿脱自在に挿入され、先端部に
    ナツトを螺着した電極ホルダと、この電極ホルダ
    の軸方向に挿通され、保持固定される電極と、前
    記電極ホルダの後端部に固着され、電極ホルダを
    回転させ、軸方向に進退させるためのつまみと、
    良導電性金属で形成されたガイドを備え、このガ
    イドが、前記電極ホルダの後端部に形成されたね
    じ部に、前記トーチ本体の後端面と対向するよう
    に螺合し、トーチ本体と電極ガイド間の通電路を
    形成するようにしたロツクナツトと、前記トーチ
    本体の先端部に着脱自在のノズルとを具備するこ
    とを特徴とするプラズマアークトーチ。
JP1984134513U 1984-09-06 1984-09-06 Expired JPH037089Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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