JPH0370878A - 斜板式圧縮機 - Google Patents

斜板式圧縮機

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JPH0370878A
JPH0370878A JP1206073A JP20607389A JPH0370878A JP H0370878 A JPH0370878 A JP H0370878A JP 1206073 A JP1206073 A JP 1206073A JP 20607389 A JP20607389 A JP 20607389A JP H0370878 A JPH0370878 A JP H0370878A
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chamber
swash plate
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plate chamber
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Katsunori Kawai
河合 克則
Hitoshi Inukai
均 犬飼
Shinichi Ishihara
石原 慎一
Toshihiro Kawai
河合 俊弘
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は前後両端にフロント及びリヤハウジングが接合
されたシリンダブロックに斜板室と、斜板室のフロント
側及びリヤ側に対向する状態で位置するシリンダボアと
を形成し、該シリンダボア内にフロント及びリヤfil
で圧縮作用を行うピストンを往復動可能に収容するとと
もに該ピストンをシリンダブロックに回転自在に支持さ
れた駆動軸に装備された斜板を介して往復駆動する斜板
式圧1anに関するもカである。
[従来の技術] この種の斜板式圧WI機においては、IG@ !17軸
を支持するラジアルベアリング、スラストベアリング、
斜板の揺動運動をピストンに往復運動として伝達するシ
ューあるいはピストン等の摺動部の潤滑を行うためのオ
イルが冷媒ガス中にミスト状になって含まれる。そして
、圧縮機内部で圧縮された冷媒ガスが外部冷却回路に吐
出fIIMされる際に、ミスト状のオイルが冷却回路に
吐出循環されると、このオイルが冷却回路中の蒸発器の
内壁等に付着して、熱交換の妨げとなる。そのため、従
来、冷媒ガス中に含まれるil’!I滑用オイ小用オイ
ルの高圧部にて冷媒ガスから分離し、該分離したオイル
を圧!oRの低圧部に戻すように楕成された圧縮機が提
案されている。この種の圧縮機では圧縮機の吐出孔から
オイルを含む冷媒ガスが、圧aRケーシングに膨出形成
された膨脹室(容積室)内に吐出通路を経て導かれ、吐
出量のサービスフランジに入る間にオイルが分離され、
てオイル貯溜室に溜まる。そして、オイル貯溜室に溜ま
ったオイルが、オイル戻し通路を通って斜板室等の低圧
部に戻されるようになっている。
又、特開昭55−6’)778号公報には第17図に示
すように、シリンダ61.62に油分離室63と離画し
て斜板室64を形成し、該斜板室64をシリンダボア(
図示せず)の吸入■に通ずる吸入室65a、65bに連
通させるとともに、斜板室64のスラストベアリング6
6を収容した空間と油分離室63とを連通ずる導入孔6
7を設け、油分離室63に流入した冷媒ガスの一部をこ
の導入孔67を介してスラストベアリング66に吹き付
けるように楕成し、かつ、油分離室63で分離されたオ
イルが孔68を通ってラジアルベアリング6つに供給さ
れるとともに、孔70を通って油溜め71a、71bに
入り、小孔72’a、72bを通って斜板室64内に流
入するように構成されたものが開示されている。
[発明が解決しようとする課B] ところが、圧縮機の高圧側(吐出@)でオイルを冷媒ガ
スから分離する構成の場合には、吐出ガスが高温のため
、分離されたオイルは温度が高い状態で低圧+11j 
(斜板室)に戻されるので、オイルの粘性が低下して潤
滑特性が悪くなるばかりでなく、シリンダボアとピスト
ンとの活動面に被膜を形成して圧縮室を密閉状態に保持
する能力も低下する。
又、吐出ガスのオイル含有量は吸入ガスのオイル含イf
址より少ないのでオイルの分離貯溜量が少なく、運転状
況により吐出ガスが低圧11PIにリークして体積効率
の低下を招いたり、オイル温度の上昇及びシュー等に付
着していたオイルがリークガスにより吹き飛ばされるこ
とによる潤滑不良が発生する0例えば、圧arRの通常
運転時には吐出ガスの圧力は14〜15気圧であるが、
夏期における道路の渋滞時のように冷房負荷が大きなと
きや、コンデンサの冷却が不十分となったときには最大
30気圧に達する。そして、吐出圧力が高くなるとWB
脹室(容積室)内の圧力も上昇し、オイル貯溜室に貯溜
されたオイルが必要以上に圧縮機の低圧部に戻され、そ
の結果オイル貯溜室内のオイルがなくなる状態が生じ、
オイルの戻し通路から吐出ガスの一部が圧縮機の低圧側
にリークする。又、低速運転時には冷媒ガスの吐出量が
少ないため、分離されるオイルの量も少なくなり、オイ
ルの戻し通路からの吐出ガスのリークが発生する。さら
に、断続運転時にもリークが発生ずる場合がある。
一方、特開昭55−69778号公報に開示された圧縮
機の場合には、帰還冷媒ガスが圧縮室に導入される前に
冷媒ガスからオイルの分離が行われるので、分離された
オイルは温度が低い状態で斜板室64に戻される。しか
し、帰還冷媒ガスのほとんどが斜板室64を通らずに油
分離室63から通路73a、73bを経て吸入室65a
、65bに導入されるため、帰還冷媒ガスによる斜板室
64の冷却効果はあまりない、そのため、圧縮機の運転
にけう圧縮熱の影響により斜板室64内の温度が高くな
り、オイルの粘性が低下して潤滑特性か悪くなるばかり
でなく、シリンダボアとピストンとの摺動面に被膜を形
成して圧縮室を密閉状態に保持する能力も低下し、吸入
時に冷媒ガスが斜板室64から圧a室内にリークし、そ
の分冷媒ガスの吸入量が減少して圧縮効率が低下すると
いう問題がある。
本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであって、
その目的は圧縮機の運転状況に左右されず、常に摺動部
の潤滑を良好な状態に保持することができる斜板式圧縮
機を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記の目的を達成するため本発明においては、ll+1
後両端にフロント及びリヤハウジングが接合されたシリ
ンダブロックに斜板室と、斜板室のフロント側及びリヤ
側に対向する状態で位置するシリンダボアとを形成し、
該シリンダボア内にフロント及びリヤ側で圧縮作用を行
うピストンを往復動可能に収容するとともに該ピストン
をシリンダブロックに回転自在に支持された駆動軸に装
備された斜板を介して往復駆動する側板式圧縮機におい
て、シリンダブロックには斜板室に開口する帰還冷媒ガ
スの吸入ポートを設け、斜板室と圧縮室との間にオイル
分離部を設け、該オイル分離部で分離されたオイルを斜
板室へ戻す戻し通路を設けた。
[作用] 本発明の圧縮機が運転されると、外部冷却回路から圧縮
機への帰還冷媒ガスはその全量がまず斜板室に導入され
る。そして、斜板室内に入った冷媒ガスは斜板室と圧縮
室との間に設けられたオイル分離部を経て吸入室から圧
縮室に導入され、圧縮後、吐出室を経て外部冷却回路に
供給される。
温度の低い帰還冷媒ガスの全1がまず斜板室に導入され
ることにより斜板室内及び各摺動部が冷却され、オイル
の潤滑特性が良好に保持されるとともに摺動部の焼付き
が防止される。又、冷媒ガスがオイル分離部を通過する
際に、冷媒ガス中に含まれるミスト状のオイルが分離さ
れ、分離されたオイルは戻し通路を経て斜板室にもどさ
れる。オイルは冷媒ガスが圧縮される前、すなわち冷媒
ガスの温度が高温となる前に分離されるため、斜板室に
は温度が低く潤滑特性が良好な状態でオイルが戻される
し実施例1」 以下、本発明を具体化したff1l実施例を第1〜3図
に従って説明する。なお、第1図は前後両ハウジング部
分とシリンダブロック部分とをそれぞれ異なる位置で破
断したものを台底して表している(別の実施例でも同様
)。
第1図に示すように、前後に対設されたシリンダブロッ
ク1.2の両端部はそれぞれバルブプレート34を介し
てフロント及びリヤハウジング5.6により閉鎖され、
これらは複数本のボルト7によって結合固定されている
。シリンダブロック1,2の接合部分には斜板室8が形
成され、斜板室8には両シリンダブロック1.2の中心
に貫設された軸孔1a、2aにラジアルベアリング9を
介して回転自在に支持された駆動軸10に嵌着された状
態で斜板11が収容されている。第1゜2図に示すよう
に、前記シリンダブロック1.2には5対のシリンダボ
ア12が、駆動軸10と平行にかつ駆動軸10を中心と
する放射位置に形成され、各シリンダボア12には両頭
のピストン13が摺動可能に収容されている。各ピスト
ン13はシュー14を介して斜板11に係留され、駆動
軸10の回転にf’Pう斜板11の揺動によってシリン
ダボア12内で往復移動されて圧縮動作が行われるよう
になっている。又、斜板11のボス部11a両端面とシ
リンダブロックl 2との間にスラストベアリング15
が介在されている。
第2図に示すように、前記フロント及びリヤハウジング
5,6にはそれぞれ中心側に吸入室16゜17が形成さ
れ、外周側に吐出室18.19が形成されている。又、
両バルブプレート3.4にはそれぞれ吸入口20及び吐
出口22が形成されている。さらに、バルブプレート3
.4のシリンダブロック1.2開には吸入弁24が設け
られ、バルブプレーl−3,4のハウジング5.611
11には吐出弁26が設けられている。
第3図に示ずように、リヤ側シリンダブロック2のfl
l11部には外部冷却回路から帰還される全量の冷媒ガ
スGを斜板室8に導入するため、斜板室8に開口する吸
入ポートとしてのガス入口28が形成されている。又、
第1.3図に示すように、リヤ側シリンダブロック2の
上部には斜板室8から吸入室16.17に導入される冷
媒ガスからその中にミスト状で含まれる潤滑用のオイル
を分離するオイル分離部29が設けられている。すなわ
ち、リヤ1mシリンダブロック2の上部には上方が開放
された分離室30が形成されるとともに、蓋体31によ
り気密状態に覆われている0分離室30の下部中央には
斜板室8と分離室30とを連通する通路32aをイfす
る筒状部32が突設され、筒状部32の外11ptには
斜板室8のほぼ中央と対応する位置に戻し通路33が形
成されている。一方、蓋体31の下面には前記筒状部3
2の先端より下方位置まで延出形成されるとともに筒状
部32の外周面との間に隙間を有する状態で環状のガイ
ド壁34が突設されている。又、シリンダブロック1.
2には一端が吸入室16.17の上部に、他端が前記分
離室30の上部に連通ずる吸入通路35.36がそれぞ
れ形成されている。
又、第3図に示すように、蓋体31には図示しない外部
冷却回路に接続されるガス出口37が形成され、リヤ側
シリンダブロック2には該ガス出口37と対応する位置
に室38が形成されている。
そして、室38と前記両吐出室18.19とが吐出通路
3つを介して連通され、吐出室18.19に吐出された
吐出ガスが吐出通路39、室38及びガス出口37を経
て外部冷却回路に供給されるようになっている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。
さて、駆動軸10の回転により斜板11が回転されると
、各ピストン13がシリンダボア12内で第1図におけ
る左右方向に往復移動されて冷媒ガスの吸入、圧縮及び
吐出が行われる。外部冷却回路から圧fi1機に帰還さ
れる冷媒ガスは、その全量がガス人[128から斜板室
8内に導入される。
斜板室8内に導入された冷媒ガスは通路32aを通って
上向きの流れとなって分離室30内に放出され、益体3
1にぶつかって向きを変え、ガイドを34の内面に沿っ
て下向きの流れとなり、さらに分離室30の壁面に沿っ
て上昇した後、吸入通路35.36を経て吸入室16.
17に供給される。
斜板室8から分離室30に放出される冷媒ガスにはミス
ト状のオイルが多量に含まれているが、通路32aから
分離室30内に放出され、蓋体31にぶつかってその流
れの向きが変換される際に、冷媒ガス中のミスト状のオ
イルOが蓋体31に付着して分離される。そして、分離
されたオイルOはガイド壁34を伝って分離室30の底
部に滴下貯留され、戻し通路33を通って斜板室8に滴
下供給され、ピストン13、シュー14、スラストベア
リング15等の可動部の潤滑に供される。
冷媒ガスが圧縮作用を受けた後はその温度が上昇するた
め分MPkのオイルOの温度も上昇してその潤滑特性が
悪化するが、前記のように冷媒ガスが斜板室8を出て直
ぐにオイルOの分離が行われるため、分離後のオイルO
の温度はその潤滑特性が悪化するほどは上昇せず、分離
室30から斜板室8に戻されるオイルOにより可動部の
潤滑が円滑に行われる。又、斜板室8を出た冷媒ガスに
含まれるオイル0が直ぐに分離回収されて斜板室8に戻
されるため、帰還冷媒ガスの流量が少ない状態で圧縮機
の運転が行われても、潤滑に必要なオイル量が確保され
る。
又、外部冷却回路から帰還される温度の低い冷媒ガスの
全量が斜板室8に導入されるため斜板室8内が冷却され
、斜板室8内のオイル温度が低下してオイルOによる各
部の潤滑が良好に行われるとともに、摺動部が冷却され
て摺動部の焼付きが確実に防止される。
[実施例2] 次に第2実施例を第4図に従って説明する。この実施例
においてはオイル分離部29の槽底のみが前記実施例と
異なっている。なお、前記実施例と同一部分は同一符号
を付して説明する0分離室30内には筒状部32を囲繞
するガイド部材40が配設されている。ガイド部材40
は円筒部40aと円筒部40aの上部内fillに形成
された漏斗状のオイル返し部部10bとから構成され、
円筒部40aの下端が分離室30の底面に嵌着されてい
る。そして、円筒部40aの内向と筒状部32の外面と
の間にオイル貯溜部41が形成され、オイル貯溜部41
の底面に戻し通1R133が形成されている。
オイル返し部40bはその下端が筒状部32の先端と僅
かな隙間を有する状態で、筒状部32内に若干挿入され
ている。又、益体31の下面には筒状部32より大径で
円筒部40aより小径の原状突条42が、その中心が筒
状部32の中心と一致する状態に突設されている。
この実施例の装置においても、冷媒ガスは斜板室8から
筒状部32の通路32aを経て分離室30内に放出され
る。冷媒ガスが通路32aを通過する際、冷媒ガス中に
ミスト状で含まれるオイル0の一部が筒状部32の内型
に付着され、内壁に付着されたオイルOが冷媒ガス流に
より徐々に筒状部32の先端に向かって移動する。そし
て、筒状部32の先端まで移動したオイルOは、オイル
返し部40bで掬われるとともにオイル返し部401)
の下面及び円筒部40aの内面を伝ってオイル貯溜部4
1に溜まり、戻し通PI33から斜板室8に戻される。
又、オイル返し部40bを通過した冷媒ガス(ま前記実
施例と同様に蓋体31に衝突して向きを変え、環状突条
42、ガイド部材40に案内されて吸入通IJ835.
36を経て両眼入室16゜17に供給される。冷媒ガス
が蓋体31に衝突した際、冷媒ガス中に含まれるミスト
状のオイルOがn体31や環状突条42に付着して分離
回収され、分離されたオイルOはオイル返し1g40 
b上に落下し、オイル返し部40bを伝って通路32a
から斜板室8内に落下する。
この実施例の場合には、前記実施例の装置と比較して節
状部32の内壁面に付着したオイルの回収が確実に行わ
れるとともに、オイル「;曾溜部41が吸入通N’35
.36の1m口部から完全に隔離されているため、分離
回収されたオイル0が吸入通1/f135,36を経て
吸入室16.17に供給されることはない。
(実施例3」 次に第3実施例を第5.6図に従って説明する。
リヤ側シリンタブロック2の上部には111後方向に延
びるとともにフロント側シリンタブ11ツク1側が開放
された断面円形状の分Alt室43が形成されている。
分子lit室4室内3内ャハウジング6側端部にCよガ
イド簡44が突設され、〕Dント・側シリンタブ11ツ
ク1の端面にはガイド筒44と対抗する(i’7.7a
に分離室43内に突出するガイド筒45が形成されてい
る。各ガイドfQ44,45は吸入通路−,35,36
に連通されている。斜板室8内の冷媒ガスを分離室43
に放出する通路46は第6図に示す上うに、分離室43
に対して偏心した状態で開【1するように形成されてい
る。又、分離室43の代部には斜板室8と対応する位置
に戻し3Il路33が形成されている。
この実施例の装置で(よ、通路46の開[1が分離室/
13に対して偏心した状態にあるため、斜板室8から通
路46を経て分離室43内に放出された冷媒ガスは分離
室43内で旋回流となる。そして、比重が大きく粘度の
高いミスト状のオイルOは、破線で示すように分離室4
3の壁面に沿って移動する流れとなり、オイル0が壁面
に付着して冷媒ガスから分8tされる。U面に付着した
オイル0は壁面を伝って分離室43の底部に溜まり、戻
し通路33から斜板室8内に戻される。一方、比重が小
さく粘度のa(い冷媒ガスは、鎖線で示すように分離室
/13の中央イJ近にj#&まり、ガイド節4445か
ら吸入通路35.36’\と導かれて吸入室16.17
にO(給される。
[実施例4」 次に第4実施例を第7.8図に従って説明する。
リヤ側シリンダブ1:?ツク2には斜板室8の上方にお
いて駆動軸10と直交する平面内でほぼ円弧状に延びる
とともに、その両輪が斜板室8に連通ずる通1/847
が形成されている。又、通路47の上方には吸入3ff
l路35.36に連通ずる連通路48が通路47と直交
する状態に形成されている。第7図に示すように通PI
47のほぼ中央部にはその幅方向に拡がる収容部49が
形成され、収容部49には’I” ’l’!状に形成さ
れたガイドパイプ50が、端が前記連通路48に連通さ
れた状態で通路47と直交する状態に配設されている。
又、収容部49の底部には戻し通路33が形成されてい
る。
そして、斜板室8内の冷媒ガスは通R47の両側から収
容部49に導かれ、収容部49内に通路47と直交する
状態に配設されたガイドパイプ50の外周面に衝突する
。この衝突により冷媒ガス中に含まれるミスト状のオイ
ル0がガイドパイプ500の外周面に付着して分離され
、分離されたオイル0が収容部49の底部に溜まった後
、戻し通路33から斜板室8に戻される。オイルOが分
離された冷媒ガスは流れの肉きを変えてガイドパイプ5
0内に導かれ、連通路48及び吸入通路35.36を経
て吸入室16.17に供給される。
この実施例ではミスト状のオイル0を含んだ冷媒ガスが
、その流れと直交する状態に配設されたガイドバイ75
0に衝突した後、ガイドパイプ50内に導かれるので実
施例1に比較してオイルの分離作用が向上する。
[実施例5] 次に第5実施例を第9〜11図に従って説明する。前記
各実施例においてはオイル分離部29がリヤ側のシリン
ダブロック2の上部に設けられて冷媒ガスが吸入室16
.17に供給される前にオイルOの分離回収が行われて
いたが、この実施例ではフロントハウジング5及びリヤ
ハウジング6にそれぞれオイル分離部2つが設けられて
吸入室16.17でオイルOの分離回収が行われる点が
前記各実施例と大きく異なっている。
フロントハウジング5及びリヤハウジング6は吸入室1
6.17の容積を大きくするため、その長さが長く形成
されている0両バルブプレート3゜4は吸入室16.1
7と対応する部分のほぼ下側半分が肉厚に形成され、該
肉厚部には一端が圧縮機の下側に配設されたシリンダボ
ア12の吸入口20.21に連通ずるとともに他端が肉
厚部上端に開口する吸入導入通路51が形成されている
シリンダブロック1.2及び両バルブプレート3゜4に
は第9.10図に示すように、斜板室8と吸入室16.
17とを連通させる3gの吸入通路52゜53が駆動軸
10をψ心とした位置に形成され、又、吸入室16.1
7の下端と対応する位置には吸入室16.17内に溜ま
ったオイル0を斜板室8に戻すため、前記吸入通路52
.53より小径の戻し通路54.55が形成されている
なお、外部冷却回路から圧縮機に帰還される冷媒ガスを
斜板室8内に導入するガス人L128は、リヤ測シリン
ダブロック2の1部に形成されている。
この実施例の圧縮機では斜板室8の上部に形成されたガ
ス人口28から冷媒ガスが斜板室8内に導入される。そ
して、駆動軸10の回転により斜板11が回転されると
、各ピストン13がシリンダボア12内で第9図におけ
る左右方向に往復移動されて冷媒ガスの吸入、圧縮及び
吐出が行われる。斜板室8内の冷媒ガスは吸入通路52
.53を通って吸入室16.17内に放出され、吸入弁
24.25の開閉にともない吸入口20.21から圧縮
室Pf、Prに吸入され、圧a室Pf、Prで圧縮され
た後、吐出弁26.27の開閉により吐出口22.23
から吐出室18.19に吐出される。
冷媒ガスが吸入通路52.53を通って吸入室16.1
7内に放出されると冷媒ガスの流速が遅くなり、しかも
冷媒ガス中に含まれているオイル0は冷媒ガスに比較し
て比重が大きいため、冷媒ガス中に含まれるミスト状の
オイルOは第9図に破線で示すように、tA線で示す冷
媒ガスの流れから分離されて吸入室16.17の下部に
溜まる。
そして、′/i1まったオイルOは戻し通路54.55
を通って斜板室8に戻される。シリンダブロック1.2
の下側に設けられた2個のシリンダボア12の位置は吸
入室16.17の下部に溜まったオイルOの液面とほぼ
同じ高さとなるが、両シリンダボア12と対応する吸入
口20.21は開口端が吸入室16.17のほぼ中央部
の高さに設けられた吸入導入通路51に連通されている
ため、吸入室16.17の下部に溜まったオイルOが吸
入口20.21から圧縮室Pf、Pr内に吸入されるこ
とはない。
又、この実施例では吸入室16.17内で冷媒ガスから
オイルOが分離されるため、フL1ントItlllの吸
入室16内に設けられたシャフトシール56にもオイル
の供給が行われる。
[実施例6] 次に第6実施例を第12.13図に従って説明する。こ
の実施例においてもオイル分離部2つはフロントハウジ
ング5及びリヤハウジング6に設けられているが、吸入
室16.17が仕切り壁57゜58により前後2個の室
16a、16b、17a。
17bにそれぞれ区画され、各室16a、16b。
17a、17bで冷媒ガスからオイルの分離回収が行わ
れるようになっている。各室16a、16b、17a、
17bは仕切り壁57.58の中心部に形成された透孔
57a、58aに上り連通されている。又、シリンダブ
ロック1.2の中心寄りには5個の吸入通11852.
53が駆動軸10を中心とした位置に形成され、各仕切
りM!!、57.58には吸入通路52.53に一端が
接続されて斜板室8とバルブプレート3.4から離れた
nlの一方の室16a、17aとを連通させる筒部57
b。
58bが形成されている。シリンダブロック1゜2、両
バルブプレー1−3.4及び両仕切りu57゜58の吸
入室16.17の下端と対応する位置には、吸入室16
.17内に溜まったオイルOを斜板室8に戻ずための戻
し通路54.55が形成されている。
この実施例では斜板室8内の冷媒ガスは、吸入通路52
.53及び筒部57b、58bを通って吸入室16.1
7の一方の室16 a + 17 aに導入され、冷媒
ガス中に含まれる比重の大きなミスト状のオイルOが分
離されて第12図に破線で示すように一方の室16a、
17aの下部へと落下する。又、冷媒ガスの流れが一方
の室16a。
17aの壁面と衝突する際にミスト状のオイルOが壁面
に付着して分離される。そして、分離されたオイルOは
一方の室16a、17aの下部に溜まり、戻し通路54
.55を経て斜板室8に戻される。一方の室16a、1
7aでオイルOが分離された冷媒ガスは透孔57a、5
8aを通って他方の室16b、17bに導入され、一方
の室16a17aで分離されずに残ったオイル0の分離
が行われる。そして、分離されたオイルOは他方の室1
6b、17bの下部に溜まり、戻し通路54゜55を経
て斜板室8に戻される。
この実施例では冷媒ガスからオイルOが分離される機会
が2度あるため、前記実施例に比較してオイル0の分離
回収効率が高くなる。又、前記実施例と同様に吸入室1
6.17内で冷媒ガスからオイル0が分離されるため、
フロント側の吸入室16内に設けられたシャフトシール
56にもオイルの供給が行われる。
なお、この実施例においてもシリンダブロック1.2の
下側に設けられた2個のシリンダボア12の吸入口20
.21を直接吸入室16.17に連通させる構成に代え
て、前記実施例と同様にバルブプレート3.4に肉厚部
を設けるとともに該肉厚部に開口端が吸入室16.17
のほぼ中央部の高さに設けられた吸入尊大通路51を設
けてもよい。
E実施例7] 次に第7実施例を第14〜16図に従って説明する。こ
の実施例においても吸入室16.17が仕切り!57.
58により前後2個の室16a。
16b、17a、17bに区画され、各室16a。
16b、17a、17bで冷媒ガスがらオイルOの分離
回収が行われるようになっているが、斜板室8から吸入
室16.17に導入される冷媒ガスが、まずバルブプレ
ート3.4(f!1の室16b。
17bに導入される点が前記実施例と異なっている。こ
の実施例では仕切り!1157.58には吸入通路52
.53に接続される筒部57b、58bの代わりに各吸
入口20.21に接続される5個の筒部57c、58c
が形成されている。
この実施例では斜板室8肉の冷媒ガスは、吸入通路52
.53を通ってまずバルブプレート3゜4側の室16b
、17bに導入され、冷媒ガス中に含まれる比重の大き
なミスト状のオイルOが分離されて室16b、17bの
下部に落下する。又、冷媒ガスの流れが室16b、17
bの壁面と衝突する際にミスト状のオイル0が壁面に付
着して分1111される。該室16b、17bでオイル
Oが分離された冷媒ガスは透孔57a、58aを通って
別の室16a、17aに導入され、冷媒ガスが筒部57
c、58cに導かれる前に、該室16a。
17aにおいて前記室16b、17bで分離されずに残
ったオイルOの分離が行われる。そして、分離されたオ
イル0は室16a、17aの下部に溜まり、戻し通路5
4.55を経て斜板室8に戻される。
なお、本発明は前記各実施例に限定されるものではなく
、例えば、外部冷却回路から圧1amに帰還される冷媒
ガスをシリンダブロックに形成されたガス入口28から
斜板室8に導入する代わりにリヤハウジング6を貫通す
るように設けられたガス入口を介して導入したり、ハウ
ジングの中心側に吐出室18,1.9を形成するととも
にハウジングの外周囲に吸入室16.17を形成しても
よい。
又、可変容量型の斜板式圧縮機に適用してもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、斜板室を出た冷媒
ガスが圧縮室に供給される前、すなわち冷媒ガス中に比
較的多くのミスト状のオイルが含まれる状態で冷媒ガス
からオイルが分離回収されて斜板室に戻されるので、吐
出fr!IIで冷媒ガスからオイルの分離回収を行う従
来の圧縮機と異なり圧縮機の運転条件に拘らずスラスト
ベアリング、シュー等の潤滑に必要な量のオイルが常に
確保されるとともに、分離回収されたオイルの温度が潤
滑特性が悪化する程高温とならないので各部の潤滑が良
好となる。又、外部冷却回路から圧縮機に帰還される温
度の低い冷媒ガスの全量がまず斜板室に導入されるので
、斜板室内及び各招動部が冷却されてオイルの潤滑特性
が良好に保たれるばがりでなく、各M動部の焼付きも防
止される。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明を具体化した第1実施例を示すもの
であって、第1図は第2図のI−Ia断面図、第2図は
第1図の■−■線断面図、第3図は第1図のト1線断面
図、第4図は第2実施例の要部断面図、第5.6図は第
3実施例を示すものであって、第5図は第6図のV−V
線断面図、第6図は第5図のvt −Vl線断面図、第
7図は第4実施例の断面図、第8図は第7図の■−■線
断面図、第9〜11図は第5実施例を示すものであって
、第9図は第10図のIX−IX線断面図、第10図は
第9図のX−X線断面図、第11図は第10図のXI−
XI線断面図、第12.13図は第6実施飼を示すもの
であって、第12図は第13図のIIX■線断面図、第
13図は第12図のXI[[−11線断面図、第14〜
16図は第7実施例を示すものであって、第14図は第
15図のX IV−X IV線断面図、第15図は第1
4図のxv−xv線断面図、第16図は第15図のX 
Vl −X Vl線と対応する位置におけるリヤ側の断
面図、第17図は従来装置の断面図である。 シリンダブロック1.2、フロントハウジング5、リヤ
ハウジング6、斜板室8、駆動軸10、斜板11、シリ
ンダボア12、ピストン13、吸入室16.17、吸入
ポートとしてのガス入口28、オイル分離部29、分離
室30.43−戻し通路33.54,55、吸入通路3
5.36,52゜53、圧縮室Pf、Pr、オイルO0

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、前後両端にフロント及びリヤハウジングが接合され
    たシリンダブロックに斜板室と、斜板室のフロント側及
    びリヤ側に対向する状態で位置するシリンダボアとを形
    成し、該シリンダボア内にフロント及びリヤ側で圧縮作
    用を行うピストンを往復動可能に収容するとともに該ピ
    ストンをシリンダブロックに回転自在に支持された駆動
    軸に装備された斜板を介して往復駆動する斜板式圧縮機
    において、シリンダブロックには斜板室に開口する帰還
    冷媒ガスの吸入ポートを設け、斜板室と圧縮室との間に
    オイル分離部を設け、該オイル分離部で分離されたオイ
    ルを斜板室へ戻す戻し通路を設けた斜板式圧縮機。
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