JPH0370502A

JPH0370502A - 特にスキー靴用のたわみ調整装置

Info

Publication number: JPH0370502A
Application number: JP2201587A
Authority: JP
Inventors: Pietro Martignago; ピエトロ　マルティグナゴ
Original assignee: Nordica SpA
Current assignee: Nordica SpA
Priority date: 1989-07-31
Filing date: 1990-07-31
Publication date: 1991-03-26
Also published as: IT1235309B; EP0411402A2; IT8982572A0; EP0411402A3; US5067258A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、特に少なくとの一つの腰革を備えた本体部分
で構成されるスキー靴で利用できるたわみ調整装置に関
する。

（従来の技術）現在、靴のたわみを調整する装置がいくつか知られてい
るが、これらはしかしながら構造が極めて複雑で、スキ
ーヤ−にとっては操作が難しい。

例えば、靴の後部外側に設けられ、スキーヤ−によって
事前に調整できるようにされた弾性部材によって腰革の
たわみを調整する装置がいくつか知られている。

これらの装置の問題点は、物理的且つ美観的に靴をそこ
なうそれらの大きさにある。

この問題点に対する部分的な解決策として本出願人によ
るイタリア特許出願番号８２５３８Ａ／８７は、腰革の
後部に回転可能に取り付けられ、スキーヤ−が操作する
つまみを含むことを特異点とするスキー靴の曲げ行程お
よび／または傾きを調整する装置を開示している。この
つまみは、相補するねじ山をつけた丸棒と係合するねじ
山をつけたアキシャルシートを有しており、前記丸棒は
別の一端において靴本体と相互に作用する。

前記端が本体に直接接続されるか或いはそこから間隔を
おいて設けられるかによって、さらに本体に対する腰革
の傾斜を調節することができる。

前記靴のたわみはしたがって、本体部分と腰革との間の
遊びを限定することによって、限定される。

（発明が解決しようとする課題）この解決策は明らかに有効であるが、作動しなくなるこ
とがありさらには踵部分に圧力点を生じることから、信
頼性の面で要望を満すに至っていない。

本発明の目的はしたがって、スキーヤ−が靴のたわみを
迅速且つ簡単に必要な程度に限定することのできる装置
をもたらして、上述の従来の技術における問題点を解決
することにある。

上述の目的の一環としての重要な課題の一つは、構造上
簡単且つコンパクトで、靴の美観を著しく変えない装置
を提供することにある。

別の課題は、本体部分に対する腰革の傾きを選択するこ
とのできる装置を提供することにある。

さらに別の課題は、大きさが小さく、工業的に容易に製
造のできる装置を提供することにある。

見逃すことのできない課題は、前述の各特徴と合わせて
、使用に際して安全で信頼性の高い装置をもたらすこと
にある。

（課題を解決するための手段）この目的およびこれらのＢ題、さらには以下で明らかと
なる他のそれらは、少なくとも一つの腰革がつながった
本体部分を有するスキー靴のためのたわみ調整装置にお
いて、前記本体部分の後部において設けられる少なくと
も二つの重なり合うフラップの間の相互スライドの選択
のためにスキーヤ−によって操作されるロッキング手段
を備えた装置によって構成される。

（作　用）本発明にあっては、閉そく部材１７によって腰革３が閉
じられると、スキーヤ−はレバー９を握って回転させる
ことによって、前記腰革３が前方へ曲って行く途中に生
じる第１フラツプ５の第２フラツプ６に対するすべりを
後者と本体との相互作用によってロックすることができ
る０曲がる途中において、第１および第２フラツプは、
実際には互いから離れようとし、第１および第２フラツ
プをスロット８の要点においてロッキングすることによ
って腰革の前方への曲がりを制限することが可能であり
したがってそのたわみを調整することができる。

スキーヤ−は当然、靴の最大限のたわみを確保するため
に第１フラツプ５の外側面１５に板１４をロックしない
ようにレバー９を動かすことができ１反対に本体２と腰
革３とをねじ丸棒１０に対して回動するレバー９の端の
カムのような形状によったロッキング機構でロックして
、堅い腰革での靴の傾きを選択することができる。

本発明の更なる特徴や効果は、添付の図面における非制
限的な例として示されるこれらに限定されることのない
いくつかの実施例の詳細な説明によって明らかとなる。

（実施例）各図において、符号１は、本体部分２につながる３で示
す少なくとも一つの腰革によってなるスキー靴を示す。

本体部分２は、その後部４において部分的に互いに重な
り合う第１フラツプ５と第２フラツプ６とを有している
。

前記第１および第２フラツプは、本体２の軸方向の延長
部に部分的に作用し、前記本体上の前記フラップの下方
には、くぼみ７が横方向に設けられている。

前記第１フラツプ５と前記第２フラツプ６とには、前記
フラップの横方向に同一領域において第１スロット８が
設けられており、前記第１と第２のフラップの間の相互
スライドを選択するロッキング機構の座を形成している
・前記ロッキング機構は、腰革３の外側にあってスキーヤ
−が操作できるレバー９によって構成されている。レバ
ーのカム型をした一端は、第１スロット８の下において
前記腰革３に長手方向に設けられる第２スロット１１を
通って前記腰革３から外側に突き出すねじ山をつけた丸
棒！０の端において回動する。

前記丸棒１０は、その別の一端において、前記第おｌス
ロット８と隣接する第２フラツプ８の内側面１３に当接
する固定へラド１２を有している。

さらに、相補的にねじ山をつけた板１４がねじ丸棒１０
と係合しており、第１フラツプ５の外側面１５にロック
できるようになっている。

腰革３は前部域１Ｂにおいて開口しており、前記腰革の
前記前部域を閉じるようにした引張要素と相互に作用し
合うレバーのような閉そく部材１７が設けられている・この装置の作用は以下の通りである。閉塞部材１７によ
って腰革３が閉じられると、スキーヤ−は、レバー９を
握って回転させることによって、前記腰革３が前方へ曲
って行く途中に生じる第１フラツプ５の第２フラツプ６
に対するすべりを後者と本体との相互作用によってロッ
クすることができる。

曲がる途中において、第１および第２フラツプは、実際
には互いから離れようとし、第１および第２フラツプを
スロット８の要点においてロッキングすることによって
、腰革の前方への曲がりを制限することが可能でありし
たがってそのたわみを調整することができる。

スキーヤ−は当然、靴の最大限のたわみを確保するため
に第１フラツプ５の外側面１５に板１４をロックしない
ようにレバー９を動かすことができ、反対に、本体２と
腰革３とをねじ丸棒１０に対して回動するレバー９の端
のカムのような形状によったロッキング機構でロックし
て、堅い腰革での靴の傾きを選択することができる。

第２スロット１１の形状は１曲がる途中において本体２
に対する回動スタッド１８についての腰革３の回転を可
能にしている。

第１スロットの形状は、第１および第２フラップ間のス
ライドを可能にしている。

したがって、スキーヤ−が極めて迅速且つ容易に靴のた
わみの度合を調整することが可能な装置をもたらしたこ
とによって５本発明はその意図した目的および課題を達
成したと考えられる。

また、この装置は、構造上極めて簡単且つコンパクトで
、したがって靴の美観を木質的に変えるものではなく、
その大きさが小さく構成要素の少ないことは、その構造
上の簡単さと合わさって、この装置を工業的に容易に生
産のできるものにしている。

また、この装置は、本体に対する腰革の傾きを選択する
ことも可能にしている。

この装置は、当然、幾多の変更や変化をなし得るもので
あり、それらの総ては同一の発明概念の範ちゅうにある
。

したがって例えば第５図および第６図は靴１０１におい
ての第２の実施例を示すものであり、第１フラツプ１０
５の端と第２フラツプ１０Ｂの端とは、Ｓ字型に形成さ
れた板１１９によって相互に接続されている。

この場合、ロッキング機構は、それぞれねじ山丸棒１１
０に回動式に取り付けられるかあるいはねじ式に取り付
けられる第６図に示すようなレバー、１０９あるいは第
５図に示すような座金１２０によって構成される。

この場合、スロット１０８は前記第１および第２フラツ
プのそれぞれに設けられ、そこで同軸に長手方向に配さ
れる。

この実施例においては、腰革は曲げ応力を当初は本体１
０２の上端に伝えることから、板１１９をその端に配し
てスロット１０８の上端において配したねじ丸棒によっ
てレバー１０９または座金１２０をロッキングすること
によって、第１および第２フラツプが重なることを防ぎ
本体したがって構造全体を曲げに際して硬直化させてい
る。

反対に、板１１８をスロット１０日の下端に配すること
によって、第１フラツプの上端は部分的に第２フラツプ
の上端に重なり、靴の最大限のたわみを得ている。

本発明の更にもう一つの実施例においては第１板２１９
ａおよび第２板２１９ｂがそれぞれ折り込みを有し、前
記第１及び第２板にそれぞれ長手方向すよび横方向に配
される第１スロット　２０８ａおよび第２スロット２０
８ｂが設けられる第１および第２フラツプの端を把握す
るようになっている。

また、一対の平行な盛り上げ部２２１が、第１板２１９
ａ上の第１スロットに隣接する領域において設けられ、
前記第１板を横断する方向に配されている。

ねじ丸棒２１０は、相補的にねじ山をつけた座金２２０
と相互作用する第１端と、相補的な正方形形状の７キシ
ヤルシートを備えたつまみを備えたつまみ２２３が配さ
れる正方形部分２２２とを有している。

前記正方形部分２２２を越えた部分にはピボット２２４
が設けられ、前記一対の盛り上げ部分２２１間の間隔に
直径が等しいディスク２２５が前記ピボットに偏心して
堅く取り付けられている。

また、ピボット２２４は、前記ディスクを越えて突き出
し第１スロット２０８ａと第２スロット２０８ｂを通っ
てナツト２２６においてロックされるねじ山をつけた端
を有している。

この場合、装置の作用は以下の通りである。つまみ２２
３によってピボット２２４に回転を付与すると、ディス
ク２２５は第１板２１９ａを第１スロット２０８ａに沿
って移動させ、それに対し座金２２０は第１板と第２板
、第２フラツプと腰革を相互にロックする。

第１板と第２板とを互いに対してスライドさせることに
よって１本体上にもたらされる第１フラツプと第２フラ
ツプとの重なりを調整することが可能である。

第８図は、第１板２１９ａと第２板２１９ｂとに付与可
能で腰革の長手方向或いは横方向の軸にしたがって生じ
得る動きを示すものである。

第９図はこれと異なり、最初に示した実施例に関連する
板１１９を示すもので、腰革の長手方向の軸にしたがう
のみの動作の可能性を示している。

装置の個々の構成要素の材料並びに寸法は特定の条件に
したがって、当然、最も重要なことである。

特許請求の範囲各項において技術的特徴を述べた後には
参照符号を付しており、これらの参照符号は各請求項の
理解を容易にするためにのみ含めたものでありしたがっ
て、これら参照符号は、これら参照符号による例によっ
て特定される各要素の範囲に対して何らの制限的効果も
及ぼさない。

（発明の効果）本発明によれば、スキーヤ−が極めて迅速且つ容易に靴
のたわみの度合を調整することが可能であり、またこの
装置は構造上極めて簡単且つコンパクトで、したがって
靴の美観を本質的に変えるものではなく、その大きさが
小さく構成要素の少ないことは、その構造上の簡単さと
合わさってこの装置を工業的に容易に生産することが可
能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による靴を部分的に破断して示す横断面
図、第２図は、第１図のスキー靴を部分的に断面で示す側面
図、第３図は、スキー靴の本体の重なり合うフラー２プの概
略分解説明図、第４図は、本体とつながり得る腰革の平面図、第５図は
、本発明の別の実施例のスキー靴の斜視図、第６図は、第５図のスキー靴を第１図と同様に示す横断
面図。第７図は、装置の更なる実施例の分解説明図、第８［ｉ
ｉｉ！および第９図は、本装置の板の二つの異なった実
施例の斜視図である。符号の説明ｌ・・・スキー靴　　　２・・・靴本体３・・・腰革　
　　　　４・・・後部域５　、６　、１０５、１０６・
・・フラップ７・・・へこみ　　　　８・・・第１スロ
ット９　、１０！１１，１２０，２２３・・・ロッキン
グ機構１０・・・ねじ山丸棒　　１１・・・第２スロッ
ト１２・・・固定ヘッドｌ←・・ねじ板１３・・・内側面１５・・・外側面

Claims

【特許請求の範囲】１、本体（２）の後部に設けられる重なり合う少なくと
も２枚のフラップ（５、６、１０５、１０６）間の相互
のすべりを選択するために、スキーヤーが操作するロッ
キング機構（９、１０９、１２０、２２３）を含むこと
を特徴とする本体（２）とつながる少なくとも一つの腰
革（３）を有す特にスキー靴用たわみ調整装置。２、ロッキング機構（９、１０９、１２０、２２３）が
本体（２）と少なくとも一つの腰革（３）とを相互にロ
ックし、前記少なくとも一つの腰革の傾きを変化させる
ようにしたことを特徴とする請求項１記載の特にスキー
靴用のたわみ調整装置。３、本体がその後部域（４）において互いに部分的に重
なり合う第１（５、１０５）および第２（６、１０６）
フラップを有し、前記第１および第２フラップが、腰革
の軸方向の延長部に部分的に作用し、前記フラップの下
の前記本体を横断する方向にくぼみ（７）を設けたこと
を特徴とする請求項１記載の特にスキー靴用のたわみ調
整装置。４、第１および第２フラップにおいてその横方向且つ同
じ領域に第１スロット（８）を設け、前記第１フラップ
と前記第２フラップ（８）との間の相互のすべりを選択
するロッキング機構のための座を形成することを特徴と
する請求項３記載の特にスキー靴用のたわみ調整装置。５、ロッキング機構が腰革（３）の外側にあってスキー
ヤーが使うことのできるレバー（３）によって構成され
、前記レバーのカム型の一端が前記腰革（３）に外側に
そこに長手方向に第１スロット（８）の下方において設
けられる第２スロット（１１）を通って突き出すねじ山
つき丸棒（１０）の端において回動自在に取り付けられ
、前記ねじ山つき丸棒（１０）がその別の一端において
前記第１スロット（８）に隣接する前記第２フラツプ（
６）の内側面（１３）において当接する固定ヘッド（１
２）を有することを特徴とする請求項３記載の特にスキ
ー靴用のたわみ調整装置。６、相補的にねじ山をつけた板（１４）がねじ山をつけ
た丸棒（１０）と係合し、前記第１フラップ（５）の外
側面（１５）においてロックされ得ることを特徴とする
請求項３記載の特にスキー靴用のたわみ調整装置。７、第１（１０５）および第２フラップ（１０６）の末
端が、Ｓ字型板（１１９）によって相互接続されている
ことを特徴とする請求項３記載の特にスキー靴用のたわ
み調整装置。８、スロット（１０８）を、第１（１０５）および第２
（１０６）フラップのそれぞれおよび腰革（３）に設け
、長手方向に同軸上に配したことを特徴とする請求項３
記載の特にスキー靴用のたわみ調整装置。９、第１板（２１９ａ）と第２板（２１９ｂ）とを含み
両者が前記第１および第２フラップの端を把握するため
のフック状の折り込み端を有し、それぞれの上に第１ス
ロット（２０８ａ）および第２スロット（２０８ｂ）が
形成されてそれぞれ前記第１および第２板の長手方向お
よび横断方向に配されることを特徴とする請求項３記載
の特にスキー靴用のたわみ調整装置。１０、一対の盛り上げ部分（２２１）を第１板（２１９
ｂ）上に第１スロット（２０８ａ）と隣接する地域にお
いて設け、前記盛り上げ部分が互いに平行で且つ前記第
１板を横断する方向に配置されていることを特徴とする
請求項３記載の特にスキー靴用のたわみ調整装置。１１、ねじ山をつけた丸棒（２１０）が相補的にねじ山
をつけた座金（２２０）と相互作用する第１端を有し、
さらに続いてつまみ（２２３）が配置される正方形部分
（２２２）を有し、前記つまみが相補形状の軸方向の座
を有し、ピボット（２２４）を前記正方形部分（２２２
）を越えた部分に設け、一対の盛り上げ部（２２１）間
の間隔に直径が等しいディスク（２２５）を前記ピボッ
トに偏心させて堅く取り付け、前記ピボットが前記ディ
スクを越えて突き出し第１（２０８ａ）および第２（２
０８ｂ）スロットを通って適当なナット（２２６）にロ
ックされるねじ山をつけた端を有することを特徴とする
請求項３の特にスキー靴用のたわみ調整装置。