JPH0370043B2

JPH0370043B2 -

Info

Publication number: JPH0370043B2
Application number: JP59090786A
Authority: JP
Inventors: Ikuya Matsuo; Shinsuke Inose
Original assignee: Nippon Mektron KK
Current assignee: Nippon Mektron KK
Priority date: 1984-05-07
Filing date: 1984-05-07
Publication date: 1991-11-06
Also published as: JPS60233215A

Description

【発明の詳細な説明】（発明の利用分野）本発明は雪国において積雪時に容易に撤去で
き、雪解け後容易に設置できる、或いは道路規制
等が変更する場合に、着脱が容易でしかも設置中
に離脱する危険性のない路面標識の設置方法に関
する。

（従来技術）従来、路面標識を着脱可能に設置する場合に
は、２個以上のネジ穴を有する脚体を路面に埋設
し、このネジ穴と一致する穴を路面標識の基部に
設け、脚体に路面標識をボルトで螺着していた。
この方法によると、２本以上のボルトを必要と
し、多数の穴を一致させて締め込むのに手間を要
した。更に、車両通過の際の衝撃、振動等により
ボルトが緩み離脱する危険性を有していた。

（問題点を解決するための手段）本発明は少なくとも本体基部が弾性を有する素
材からなり、外周下面にツバ状の端縁部を延出さ
せ、中央部から本体基部と一体に成形した１本の
オネジを、必要に応じてやはり一体に形成された
ワツシヤーを介して、突出させた路面標識を用い
る。これと対応して、上記路面標識から突出する
オネジと螺合するメネジを上面に穿設した脚体を
路面すれすれに埋設する。設置にあたつては、オ
ネジをメネジに螺合させ、路面標識の素材の弾力
性及び外周下面にツバ状の端縁部を延出させた形
状を利用して周囲を反り上げて、路面標識本体を
回転させる。設置する時は充分にネジ込んだ後に
路面標識の下面の端縁部を粘着剤により貼着し、
車両通過の振動による路面標識の緩みを防止する
ことができる。撤去する時は端縁部の外周にのみ
塗布された粘着剤をはがし、周囲を反り上げて路
面標識本体を反対方向に回転させればよい。

（実施例）第１図は路面に設置された状態の路面標識の一
部切欠を有する断面図、第２図は着脱の状態を示
す説明図、第３図は路面標識撤去後の脚体の状態
を示す断面図である。１は道路用鋲体であり、材
質は硬度JIS Ａ 40〜90の弾性体ソリツド、又は
発泡体がよく、本実施例では日本オイルシール(株)
製アンアンラバーを用いた。２は鋲体に一体に埋
設した再帰反射レンズである。３はオネジ４を鋲
体１と下面から突出させた植込みボルトであり、
植込みボルト３は同時成形により鋲体１に完全に
埋設、接合され、鋲体下面はオネジ４が突出して
いる以外は平面状である。６は端縁部であり、鋲
体１の外周下面からツバ状に端縁部６を延出させ
た。

７は脚体であり、中央部にメネジ８を刻設し
た。９は脚体７の上端にメネジ８を囲撓して穿設
したメネジ８と同心円状の穴であり、１０は脚体
７をより確実に路面に埋設するための切欠であ
る。１１は両面粘着テープである。

路面標識、本実施例では鋲体１を路面に貼着す
るための粘着剤として、両面粘着テープを用い、
特に、菅原工業(株)製のスガワラ両面粘着テープNo.
5432を使用した。

設置にあたつては、第２図に示すようにオネジ
先端をメネジと当接させ、鋲体１の端縁部を反り
上げながら回転させ、中央の下面が脚体７に接触
して下面がやや変形するまで充分にしめこむ。次
に鋲体１の下面端縁部６を押しつけて、両面粘着
テープ１で路面に確実に固定する。１２は路面で
ある。

撤去にあたつては、端縁部６を持上げ、粘着剤
を剥離した後、締付け時と逆方向に鋲体を回転さ
せれば容易に撤去することができる。撤去後、メ
ネジ８が露出することになるので、泥等の侵入を
防止するため、同心円状の穴９を塞ぐ弾性体又は
金属からなる円板体１３をその下部に延出したネ
ジ１４を用いて螺着し、次の設置までメネジ内を
保護する。１５はレンチ挿入用の穴である。

（効果）外周下面にツバ状の端縁部を延出させた本発明
によれば、１本の植込みボルト３の締付けにより
路面標識の着脱ができる上、端縁部を手の力で反
り上げられる弾力性を有しているため作業が容易
である。又、オネジの頭が路面標識内に埋設され
ているため、及び植込みボルトと脚体との間に介
在する弾性体を押圧しているためネジが緩み難
く、更に弾性体であるため、路面の傾斜に追随
し、両端の反り返りを防止することができる。更
に粘着剤を使用することにより、車両の衝撃によ
る路面標識の緩みを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は設置し
た状態の一部切欠を有する断面図、第２図は着脱
中の状態を示す説明図、第３図は不使用中の脚体
の断面図である。図面中、符号１は鋲体、３はボルト、４はオネ
ジ、６は端縁部、７は脚体、８はメネジ、９は同
心円状の穴、１１は両面粘着テープ、１３は円板
体、１４はネジである。

Claims

【特許請求の範囲】１裏面中央部から１本のオネジを突出させて一
体に成形し、外周下面にツバ状の端縁部を延出さ
せた弾性体からなる路面標識のオネジを、上記オ
ネジと螺合するメネジが上面に開口した状態で路
面から突出することなく埋設されている脚体のネ
ジ穴に、路面標識本体を回転させて取りつけた
後、路面標識の上記端縁部を粘着剤を用いて路面
に接着させることを特徴とする路面標識の設置方
法。２脚体上面にメネジの穴より大きい径の同心円
状の穴を穿設した特許請求の範囲第１項記載の路
面標識の設置方法。