JPH036962A - 表示付電話装置への発信者番号表示方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は最近実用化された総合デジタル通信網（以下ｌ
５ＤＮと略記する）に接続された自動構内交換装置にお
ける既存の電話装置、すなわち■ＳＤＮ専用でない電話
装置の機能を拡大する技術、特にｌ５ＤＮにおいて伝送
されてくる種々の情報から発信者番号を取り出して既存
の表示付内線電話機の表示器に表示させる技術に関する
ものである。

（従来の技術） 従来の自動構内交換装置における内線相互接続において
は、発信者の内線番号を表示させることは行われている
。すなわち、各内線電話機に液晶表示装置のような表示
器を設け、内線を発信した内線電話機の内線番号を相手
側の内線電話機の表示器に表示させることが行われてい
る。さらに、通話時間を計測し、通話中通話時間を表示
器で表示することも行われている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、従来のアナログ通信網においては、発信
者の電話番号を表す情報は送られて来ないので、外線発
信者の電話番号を表示することはできなかった。一方、
ｌ５ＤＮのサービスの開始に伴いｌ５ＤＮからの着信に
際して発信者の電話番号情報が送られて来るためこれを
表示することが可能となった。このようなｌ５ＤＮ特有
のサービスを受けるためにｌ５ＤＮ専用の表示付内線電
話機の開発が進められ、実用されるに到っている。

このｌ５ＤＮ専用の内線電話機では、ｌ５ＤＮから送ら
れ来る情報を直接受信して発信者番号を表示するように
構成されている。しかし、このような機能を有するｌ５
ＤＮ専用電話機は高価であるためｌ５ＤＮの普及に比べ
てｌ５ＤＮ専用電話機の普及は遅れており、ｌ５ＤＮの
サービスを受けながら既存の内線電話機をそのまま使用
している場合がしばしばある。このような場合には、ｌ
５ＤＮを介して発信者番号が送られて来てもこの発信者
番号を内線電話機で表示することができず、ｌ５ＤＮの
機能が十分に生かされていない欠点がある。

本発明の目的は、上述した欠点を除去し、既存のｌ５Ｄ
Ｎ専用でない表示付内線電話機において、ｌ５ＤＮから
送られて来る発信者番号を表示することができるように
した発信者番号表示方式を堤供しようとするものである
。

（課題を解決するための手段および作用）本発明は、自
動構内交換装置に使用される既存のｌ５ＤＮ専用でない
表示付電話装置において、ｌ５ＤＮに接続した回線から
の着信時、前記総合デジタル通信網より送られて来る情
報から少なくとも発信者の加入者番号を表す発信者番号
情報を抽出し、この抽出した発信者番号情報を上記表示
付電話装置に供給してその表示器上に発信者番号を表示
させる発信者番号表示手段を設けたことを特徴とするも
のである。

このような本発明の発信者番号表示方式においては、ｌ
５ＤＮから送られて来る情報を中央制御装置において一
旦受信し、その中から発信者の電話番号を表す情報を取
り出し、これを制御ラインを経て既存の表示付電話装置
に選択的に供給してその表示器上に発信者の電話番号を
表示させるようにしたため、既存の電話装置をｌ５ＤＮ
専用電話装置に交換することなく、したがって安価にｌ
５ＤＮ固有の機能を発揮させることができる。

また、本発明の好適実施例においては、前記発信者番号
表示手段に、通話中に通話時間を表示するようにした表
示付電話装置に設けられた特定のランプ付キー、例えば
機能釦の１つに発信者番号情報があることを可視表示す
る手段と、当該ランプ付キーを押し下げる度に前記表示
器における表示を通話時間表示と発信者番号表示との間
で順次に切換える手段とを設ける。このような構成によ
れば、受信者は最初に発信者の電話番号を読み取り、そ
の後通話時間を表示させるような使用方法ができ、既存
の内線電話機が本来持っている通話時間の表示機能を損
なうことなく、発信者の電話番号を知ると云う新たな機
能を得ることができる。

（実施例） 第１図は本発明の発信者番号表示方式の全体の構成を示
すブロック図である。第１図において符号１は通話路ス
イッチ、２は中央制御装置、３は複数の総合デジタル通
信網（ＩＳＤＮ）、４は複数のアナログ通信網、５およ
び６はこれらのｌ５ＤＮおよびアナログ通信網に対する
Ｉインタフェーストランクおよびインタフェーストラン
ク、７は複数の表示付多機能ボタン式内線電話機（以下
表示付ＭＦＫＴと称する）、８は複数の表示機能を持た
ない内線電話機、９および１０はこれらの表示付ＭＦＫ
Ｔおよび内線電話機の動作を制御するライン回路、１１
は中央制御装置と表示付ＭＦＫＴとの間に接続された制
御ラインを示すものである。

本発明においては、Ｉ　５ＤＮ３から送られてくる信号
をＩインタフェーストランク５を介して中央制御装置２
に供給し、ここで少なくとも発信者の電話番号を表す発
信者番号情報を抽出し、この発信者番号情報をライン１
１を経て表示付ＭＦＫＴ７に供給し、この表示行ＭＦＫ
Ｔで発信者番号を表示するように構成したものである。

このために、中央制御装置２においては、各ｌ５ＤＮ３
に接続された各Ｉインタフェーストランク５を介して抽
出した発信者番号をそれぞれの記憶エリアに記憶して第
２図に示すような発信者番号テーブルを作成する。

次に本発明による発信者番号表示方式の動作を第３図に
示すフローチャートをも参照して説明するが、この動作
は着信応答の方法に応じて多少相違している。この着信
応答の方法には色々な方法があるが、本例では内線指定
着信応答と分散着信応答を採用した場合について説明す
る。内線着信応答には、予め決められた局線を予め決め
られた内線電話機にダイレクトで着信させるＤＤＩや加
入者番号の後に内線番号を送信することによって指定さ
れた内線電話機に直接着信を行うようにした付加番号Ｄ
ＩＤなどが実用化されているが、本発明の発信者番号表
示方式はいづれの応答方式にも適用することができるも
のである。

先ず、内線指定着信応答を採用した場合の動作について
説明する。今、ｌ５ＤＮ３を経てＩインタフェーストラ
ンク５に着信があると、中央制御装置２は着信情報を受
信し、着信識別の後、内線への指定着信であるか否かを
判断し、内線への指定着信であればさらにその内線電話
機が表示行ＭＦＫＴであるか否を判断する。この判断に
おいて、着信がアナログ通信網からの着信であったり、
■ＳＤＮからの着信ではあるが発信者番号の通知が拒否
されているものである場合や着信指定された内線電話機
が表示機能を持たない電話機である場合には発信者番号
の表示を行うことはできないので通常のように処理され
る。一方、指定された内線電話機が表示付内線電話機７
である場合には、中央制御装置２は当該表示行ＭＦＫＴ
７に対して着信情報を送信し、着信がある旨を可視およ
び可聴表示を行う（当該内線釦を０．５秒の周期で点滅
させるとともに３秒周期で呼出音を鳴動させる）ととも
に第２図に示す発信者番号テーブル上の当該局線に対応
する発信者番号情報を読出し、制御ライン１１を経て表
示行ＭＦＫＴ７に送信し、発信者番号を表示器上に表示
させる。すなわち、この場合には表示行ＭＦＫＴ７に着
信があると発信者番号が直ちにこの表示行ＭＦＫＴで表
示されることになる。したがって、この表示行ＭＦＫＴ
７の使用者は、ハンドセントを取り上げて着信に応答す
る以前に発信者を特定することができ、ｌ５ＤＮ専用の
内線電話機を使用するのと同じ機能が得られことになる
０次に、表示行ＭＦＫＴ７が応答すると、中央制御装置
２は当該表示行ＭＦＫＴに通話時間情報を送信し、その
表示器上に通話時間を表示させる。これと同時に中央制
御装置ｉｆ２は当該表示行ＭＦＫＴ７の使用者に発信者
番号が記憶されていることを指示するために予め決めた
機能釦のランプを、例えば１秒の周期で点滅させる。

この状態で使用者がこの釦を押し下げると表示器上の表
示は発信者番号に切換えられる。次に、再び釦を押し下
げると、表示は通話時間に切換えられる。このようにし
て、釦を押し下げる度に、通話時間表示および発信者番
号表示の間で交互に切換えられることになる。更に、他
の内線電話機へ転送する場合には、中央制御装置２は転
送先の内線電話機が表示行ＭＦＫＴであるか否かを判断
し、表示行ＭＦＫＴであれば、前記と同様に発信者番号
情報を制御ライン１１を経てこの転送先の内線電話機に
送信して発信者番号を表示させることができ、またこの
転送先の内線電話機の同様の釦を操作することによって
発信者番号および通話時間を順次に切換えて表示するこ
とができる。このように、表示行ＭＦＫＴの既存の機能
である通話時間の表示機能を何ら損なうことなく、発信
者番号の表示と云うｌ５ＤＮ専用電話機に特をの機能を
追加に得ることができる。本発明においては、ｌ５ＤＮ
３から送られて来る発信者番号情報を抽出して中央制御
装置２に記憶しておくので、転送が繰り返さでもその局
線が終話しない限り発信者の電話番号を表示することが
できる。

次に、分散着信応答を採用する場合について説明する０
着信情報を受信すると、中央制御装置２は当該局線を収
容した表示行ＭＦＫＴに対して着信情報を送信し、該当
局線釦を点滅させるとともに呼出音を鳴動させる。一般
に通話中でないと表示付ＭＦＫＴでは時計表示がなされ
ている。この表示付ＭＦＫＴの該当局線釦を押し下げて
局線に応答すると、そのとき中央制御袋！２は当該表示
行ＭＦＫＴに発信者番号があることを通知する。

すなわち、当該表示行ＭＦＫＴの予め決めた機能釦のラ
ンプを１秒の周期で点滅させる。局線に応答したときか
ら表示は時計表示から通話時間表示に切換えられる。こ
のようにして当該表示行ＭＦＫＴが局線に応答した後、
前記の１口を押し下げると、その情報が中央制御装置２
に送信される。中央制御装置２は第２図に示した発信者
番号テーブルから当該局線に対応した発信者番号情報を
読み出して当該表示行ＭＦＫＴに制御ライン１１を経て
供給し、発信者番号を表示させる。上述した内線指定着
信の場合と同じように再び当該局線釦を押し下げると発
信者番号表示は通話時間表示に切換えられる。また、当
該局線を他の表示付ＭＦＫＴへ転送しても、転送先の表
示付ＭＦＫＴへ中央制御装置２からライン１１を経て発
信者番号情報が供給されるので前記と同様に発信者番号
表示および通話時間表示を選択的に行うことができる。

すなわち、発信者番号情報は中央制御装置２に記憶され
ているため、転送が繰り返されてもその局線が終話しな
い限り発信者番号の表示を行うことができる。

（発明の効果） 上述した本発明の発信者番号表示方式によれば既存のＩ
　ＳＮＤ専用でない表示機能付内線電話機によって、総
合デジタル通信網から送られて来る発信者番号情報を抽
出して表示することができるようになり、総合デジタル
通信網が持っている優れた機能を既存の内線電話機によ
って発揮させることができる。また、上述した実施例の
ように、表示器には通常通話時間を表示させ、釦操作に
よって発信者番号を選択的に表示するようにすれば、既
存の内線電話機が本来有している機能を何ら損なうこと
なく、総合デジタル通信網の固をのサービスを受けるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による発信者番号表示方式を実施するシ
ステムの全体の構成を示すブロック図、第２図は同じく
その中央制御装置において作成される発信者番号テーブ
ルの構成を示す線図、第３図は同じくその動作を説明す
るためのフローチャートを示す図である。 １・・・通話路スイッチ　　　２・・・中央制御装置３
・・・総合デジタル通信４Ｍ　４・・・アナログ通信網
５・・・Ｉインタフェーストランク ６・・・インタフェーストランク ７・・・表示付多機能和式内線電話機 ８・・・内線電話機　　　　　９，１０・・・ライン回
路１１・・・制御ライン 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、自動構内交換装置に使用され、総合デジタル通信網
   専用でない表示付電話装置において、総合デジタル通信
   網に接続した回線からの着信時、前記総合デジタル通信
   網より送られて来る情報から少なくとも発信者の加入者
   番号を表す発信者番号情報を抽出し、この抽出した発信
   者番号情報を上記表示付電話装置に供給してその表示器
   上に発信者番号を表示させる発信者番号表示手段を設け
   たことを特徴とする表示付電話装置への発信者番号表示
   方式。 ２、前記発信者番号表示手段が、通話中に通話時間を表
   示するようにした表示付電話装置に設けられた特定のラ
   ンプ付キーに発信者番号情報があることを可視表示する
   手段と、当該ランプ付キーを押し下げる度に前記表示器
   における表示を通話時間表示と発信者番号表示との間で
   順次に切換える手段とを具えることを特徴とする請求項
   １記載の表示付電話装置への発信者番号表示方式。