JPH0369436B2 - - Google Patents

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JPH0369436B2
JPH0369436B2 JP7625985A JP7625985A JPH0369436B2 JP H0369436 B2 JPH0369436 B2 JP H0369436B2 JP 7625985 A JP7625985 A JP 7625985A JP 7625985 A JP7625985 A JP 7625985A JP H0369436 B2 JPH0369436 B2 JP H0369436B2
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JP
Japan
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frame
window frame
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new
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Application number
JP7625985A
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English (en)
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JPS61233190A (ja
Inventor
Isamu Hosoi
Kazuo Nakano
Akio Iida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINKO ARUFURETSUSHU KK
Original Assignee
SHINKO ARUFURETSUSHU KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、改装窓枠とその改装工法に係り、よ
り具体的には建造物躯体より除去されることなく
残存された旧窓枠に新窓枠が嵌入れられ、新旧両
窓枠が相互に連結されてなる改装窓枠とその改装
工法に関する。
(従来の技術) 建造物に残存された旧窓枠に新窓枠が嵌入れら
れ新旧両窓枠が相互に連結されてなる改装窓枠は
例えば特公昭59−3623号公報等で提案されてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) 前述刊行物等における従来技術による改装窓枠
は、所謂ハツリ作業が不要で、工期の短縮が図
れ、しかも、工事中、建造物を利用できる等の利
点があることから、当該技術分野において脚光を
あびている。
しかしながら、斬る優位性がある改装窓枠にあ
つては次のような点を考慮しなければならない。
第1に旧窓枠に新窓枠を嵌め入れて施工するも
のであるから、旧窓枠の外表面、新窓枠の表面等
については充分な防錆処理を施こすことができる
けれども、旧窓枠と建造物躯体との接する面には
防錆処理ができず、これは、外部から確認するこ
とができず、万一前記接する面において旧窓枠が
防錆したり、錆が進行すると外観は新装窓枠と同
じであつても内部欠陥を有する窓枠となる点であ
る。
この点につき、従来技術にあつては建造物躯体
がコンクリートであると、これはPH12程度の極め
て強いアルカリ性であることから、このコンクリ
ートで覆われた鉄筋は腐食しないという鉄筋コン
クリート構造物の成立要件から、旧窓枠とコンク
リートとの接触面は腐食しないと考えられ、従つ
て、該接触面についての防食対策は考慮してない
ものであつた。
しかしながら、建築後の年月の経過に伴い、コ
ンクリートは空気中の炭酸ガスと反応して表面か
ら徐々に中性化が進行する。
又、コンクリートの目地や亀裂等から雨水や腐
食に影響を与える有害物質を含んだ大気の侵入に
よつて鉄の表面に生成された不働態皮膜が局部的
に破壊され、コンクリートの持つ防錆力は次第に
弱まつてくる。
更に、新設窓枠であつてもコンクリート施工に
さいして躯体と窓枠との接する面に、豆板等がで
きることもあり、これは内部欠陥の要因となり、
窓枠の腐食要因となり、しかも、これは外部から
確認できない。
コンクリートの中性化は、通常コンクリートの
表面から次第に内部に向かつて進行し、亀裂があ
るとそれを通して深部にまで達することになる。
従つて、その進行速度は亀裂の有無の他、セメン
トの使用量、水セメント比などによつても左右さ
れるため、一概に決めることは出来ない。このよ
うに中性化したコンクリートは、電解質(各種イ
オンを含んだ溶液や土壌等で電気伝導性を持つ物
質)であり、電解質中での金属の腐食反応は電気
化学反応によつて進行する。
斬る現象が改装窓枠において、旧スチール枠が
コンクリート躯体に接する面に生じると、この部
分は外部から観察できないことから、結局は、改
装窓枠の耐用年数が短くなるばかりでなく、重大
な事故を招くおそれがある。
本発明は斬る問題点に鑑み、躯体とこれに接す
る旧窓枠との間に防錆剤を圧入することによつて
前述問題点を解消した改装窓枠とその改装工法を
提供するのが目的である。
(問題点を解決するための手段) 本発明が前述の目的を達成するために講じた技
術的手段の特徴とするところは、まず第1に建造
物に残存された旧窓枠に新窓枠が嵌入れられ新旧
両窓枠が相互に連結されてなる改装窓枠におい
て、 躯体2の表面とこれに接する旧窓枠1の面との
間に防錆剤12が封入されている点にあり、第2
は建造物に残存されている旧窓枠に新窓枠を嵌入
れ、新旧両窓枠を相互に連結する窓枠改装工法に
おいて、 新窓枠3を嵌め入れる前に、躯体2の表面とこ
れに接する旧窓枠1の面との間に、旧窓枠1を貫
通した孔13を介して防錆剤12を圧入するとと
もに、その後、新窓枠3を旧窓枠1に嵌め入れて
新旧窓枠1,3を相互に連結する点にある。
(作用) 改装後に、躯体2からの浸透等で旧窓枠1が腐
食するのは防錆剤12によつて阻止される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳述す
る。
第3図は改装された窓枠を示しており、スチー
ル製の旧窓枠1は建造物であるコンクリート製の
躯体2に残存されている。
旧窓枠1にはアルミニウム製の新窓枠3が嵌め
入れられ、上枠部分と側枠部分はアンカ4を介し
て、下枠部分は支持金物5とビス6を介して連結
されている。
すなわち、旧窓枠1と新窓枠3は相互に連結さ
れて改装窓枠とされ、室外側には上枠部分と側枠
部分にあつては外側添枠7が枠長手方向に沿つて
固着され、下枠部分にあつては雨除板8が枠長手
方向に沿つて固着されている。
更に、室内側には上枠部分と側枠部分にあつて
は内側添枠9が枠長手方向に沿つて固着され、下
枠部分にあつては額縁10が枠長手方向に沿つて
固着されている。
なお、本例では旧窓枠1の上枠部分1Aおよび
側枠部分1Bに、新らたな金属板11が溶接又は
ネジ止め等によつて固着され、この金属板11を
介してアンカ4によつて新窓枠3の上枠部分3A
および側枠部分3Bが連結されており、下枠部分
にあつては旧下枠部分1Cに支持金物5をビス止
め又は溶接等で取付け、この支持金物5で新下枠
部分3Cを下方より支持してビス6を介して連結
されている。
この場合、金属板11および支持金物5は枠長
手方向に間隔を有して複数個設けられる。
但し、この相互連結手段は一例であつてその他
溶接、ネジ止め等による手段であつてもよい。
第1図、第2図を併せて参照すれば、旧上枠部
分1Aおよび側枠部分1Bのそれぞれには、防錆
剤12が封入されている。
すなわち、旧上枠部分1A、旧下枠部分1Cお
よび旧側枠部分1Bが躯体2の表面と接する面
に、防錆剤12が封入されている。
この防錆剤12の封入にさいしては、新窓枠3
を嵌入れる前に、旧窓枠1に積極的に注入孔13
を形成するか旧窓枠1が一部腐食して孔がすでに
開設しているこきにはこれを利用してスプレーガ
ン、コンプレツサ、圧送ポンプ等を用いて液状の
防錆剤12を強制的に圧入することによりなされ
る。
そして、当該面14は躯体2には豆板等による
気孔が形成されているときもあるし、コンクリー
トの養生収縮により巣が連続して形成されている
ときもあることから(第4図の符号15がその巣
である)この巣15を含めて面3の空洞を窓枠の
枠巾及び長手方向の全体にわたつて防錆剤12を
圧入して硬化するのである。また、旧窓枠1の立
上り面側には別途の孔を介して防錆剤12Aを圧
入する。
このように、防錆剤12を圧入してから後に、
新窓枠3が嵌め入れられてアンカ4等によつて相
互に連結固着される。
第5図と第6図は他の実施例であつて、前述し
た孔13又は新設の孔を利用して犠牲陽極となる
金属体16を躯体2に埋設した例である。
すなわち、旧上枠部分1A、側枠部分1Bおよ
び下枠部分1Cはいずれもスチール製であること
からこれよりもイオン化傾向の大きな、換言する
と平衡電位の低い例えば亜鉛、アルミニウム、マ
グネシウム等の金属体16が躯体2に埋設されて
いる。
この場合、溶解時の腐食生成物の量が少なく加
工性にも優れた亜鉛よりなる金属体16が最も有
利であり、該金属体16に鍔17を形成してお
き、この鍔17を旧上枠部分1A、旧側枠部分1
Bの内周面に接触させ、導電性接着剤18を介し
て躯体2に埋設されている。
しかして、その金属体16は枠巾方向に図示の
如く巾方向中央に1本埋設しても複数本埋設して
もよく、更に、枠長手方向に間隔をおいて複数本
埋設してもよく、又、金属体16はその形状は中
実丸棒、中実角棒等任意である。
いずれにしても金属体16は防錆剤12ととも
に具備されるものであり、この場合、防錆剤12
は電解質となる導電性防錆剤12とされる。
また、金属体16は第6図に示す如く筒形であ
り、アンカボルト19にボルト20で止着したも
のでもよい。
この金属体16を用いたときには、金属体16
が犠牲陽極となり、旧窓枠1が陰極となり、ここ
に異種金属電池を構成することになり、金属体1
6と躯体2に接する面の旧窓枠1との間に流電陽
極形の電気防食手段が構成され、防食電流を供給
することとなり、平衡電位の低い金属体16が電
解質中に溶けだして消耗されることになるととも
に防錆剤12とともに防食されることになる。そ
の他、第3図で21は障子を示している。
(発明の効果) 本発明によれば、旧窓枠1が躯体2に接する面
には防錆剤12が封入されていることから、旧窓
枠1のそれ以上の腐食はおされられ、これに連結
された新窓枠3は強固に取付けられ、内部欠陥の
ない改装窓枠とできる。
また、防錆剤12は新窓枠3を嵌め入れる前に
圧入されるから、充填も容易となるし、その注入
孔13は金属体11等で目穏するとともに補強す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は上枠部
分の断面図、第2図は側枠部分の断面図、第3図
は一部を省略した縦断面図、第4図は要部拡大斜
視図、第5図から第6図はいずれも上枠部分にお
ける他の実施例を示す断面図である。 1……旧窓枠、2……躯体、3……新窓枠、4
……アンカ、12……防錆剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 建造物に残存された旧窓枠に新窓枠が嵌入れ
    られ新旧両窓枠が相互に連結されてなる改装窓枠
    において、 躯体2の表面とこれに接する旧窓枠1の面との
    間に防錆剤12が封入されていることを特徴とす
    る改装窓枠。 2 建造物に残存されている旧窓枠に新窓枠を嵌
    入れ、新旧両窓枠を相互に連結する窓枠改装工法
    において、 新窓枠3を嵌め入れる前に、躯体2の表面とこ
    れに接する旧窓枠1の面との間に、旧窓枠1を貫
    通した孔13を介して防錆剤12を圧入するとと
    もに、その後、新窓枠3を旧窓枠1に嵌め入れて
    新旧窓枠1,3を相互に連結することを特徴とす
    る窓枠改装工法。
JP7625985A 1985-04-09 1985-04-09 改装窓枠とその改装工法 Granted JPS61233190A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7625985A JPS61233190A (ja) 1985-04-09 1985-04-09 改装窓枠とその改装工法

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JP7625985A JPS61233190A (ja) 1985-04-09 1985-04-09 改装窓枠とその改装工法

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JPS61233190A JPS61233190A (ja) 1986-10-17
JPH0369436B2 true JPH0369436B2 (ja) 1991-11-01

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