JPH0369268B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0369268B2
JPH0369268B2 JP60284953A JP28495385A JPH0369268B2 JP H0369268 B2 JPH0369268 B2 JP H0369268B2 JP 60284953 A JP60284953 A JP 60284953A JP 28495385 A JP28495385 A JP 28495385A JP H0369268 B2 JPH0369268 B2 JP H0369268B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mushroom
mushrooms
cut
block
harvested
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60284953A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62143613A (ja
Inventor
Masao Hondo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akita KK
Original Assignee
Akita KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Akita KK filed Critical Akita KK
Priority to JP60284953A priority Critical patent/JPS62143613A/ja
Publication of JPS62143613A publication Critical patent/JPS62143613A/ja
Publication of JPH0369268B2 publication Critical patent/JPH0369268B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Mushroom Cultivation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明はキノコに関する。 〔従来の技術及び発明の目的〕 従来、八百屋の店頭で野菜として販売されてい
るキノコは、小径の茎部の上方に大径の傘部のあ
るキノコ実体で、シイタケ、マツタケ、シメジ、
ヒラタケ、エノキタケなどとして栽培されている
ものである。そして、これら野菜としてのキノコ
は、主に鍋物素材として和食に供されることが多
い。その和食としての調理法は限られており、そ
のため、その需要量には限度があつた。 一方、最近、キノコには制癌作用等の各種薬効
が存することから、調理法を工夫するなどしてで
きれば多量な食することが健康上有効であること
がわかつてきた。 そこで、本発明者は、このような事情に鑑み、
野菜としてのキノコを、単に、和食の素材として
のみわらず、他の調製法の素材に供給することは
できないかと模索した。 その結果、昨今の国民の食生活は多様化し、フ
オーク・スプーン・ナイフを使用する洋食をとる
ことも多くなつており、この洋食になじむステー
キ様の形態のキノコが生産されるなら、キノコの
野菜としての需要量も増大し、ひいては、キノコ
栽培家の収入の増大と安定化の要請にも対応でき
る筈だという確信を得た。 本発明は、キノコの形態を洋食になじませるこ
と、ひいてはキノコの野菜としての重要量の増
大、裏面には、キノコ商品の野菜としての生産量
の増大と安定化を図ること、を目的としてなされ
たものである。 〔発明の開示〕 本発明に係るキノコは、子実体であつて、傘部
が、多数の細い棒状もしくはつぶ状の細かい突起
状に退化しており、茎部が、多数の茎が結着して
ブロツク状に一体に成長した塊茎をなすことを特
徴としている。 さらに云えば、本発明のキノコ商品は、従来一
般に市販されている茎部と傘部とが明確なキノコ
商品と異なり、茎部と傘部とが明確に判別できな
い形態に成長したものである。つまり、本発明の
キノコ商品の茎部は、前述のように大きな塊茎で
あり、かつ、その傘部は裏面にひだを視認できる
程度に十分に大きく成長していない点で、従来の
一般に市販されているキノコ商品と異なる。その
傘部は前述した無数の微細なつぶ等に変形したも
のといえる。 本発明のキノコ商品は、瓶栽培より得られる
が、その栽培方法の重要なポイントは、常法で培
地の瓶詰配合から培養に至る工程を行つた後の生
育工程にあり、この生育工程では、酸素欠乏で炭
酸ガス豊富の、すなわち自然条件よりも過酷な条
件下で生育を行うのである。なおこの生育工程で
の温度条件は通常の条件でよい。また生育はエノ
キタケと同様暗室で行う。このように過酷な条件
下で生育を行なうことにより、傘部は生育が抑制
されて、細い棒状もしくはつぶ状の細かい突起状
に退化し、また茎部は互いに結着してブロツク状
に成長した塊組をなすに至るのである。エノキタ
ケ栽培における生育条件も自然状態よりも過酷な
条件を与えるが、それよりもさらに過酷な条件で
あつて、傘部が形成されず、また茎部も独立した
茎とならずに、多数の茎が結着してブロツク状と
なるのである。 このキノコ商品の栽培における種菌には、市販
されているキノコ菌であれば特に限定はないが、
シメジ、ヒラタケの種菌が多く使用されている。 そして、このキノコ商品を得るためには、種菌
接種後30乃至40日の間に塊茎部の培地と混合しな
い部位に切口面が生じるように刃物を入れて切断
収穫する。 このようにして収穫したキノコの片面である切
口面はオガ屑等の培地は一切混入せず、純粋な塊
茎部の子実体肉であり、直接食用に供することが
できるものである。この切口面の面積は、従来一
般のキノコの茎(柄)部の横断切口面の面積に比
べてはるかに大きく、その切口面に平行するよう
スライスしてバタ焼き等に調理するときにはあた
かも洋食のステーキ同様に、フオーク及びナイフ
を使用する食事に供することができるものであ
る。その他、本発明のキノコは縦方向にスライス
しても、面積の大きい切口面を生じ前述同様に洋
食に調理した食事に供することができ、また、細
切にした場合、洋食のみならず、和食、中華食に
も供することができるものである。なお、販売段
階で、カリフラワー状表面をカツター等で削除
し、上下両面を切口面とするキノコブロツクとし
て商取引することもあり、さらに、そのキノコブ
ロツクの側面を円柱状に削り又は多角柱状等に切
口面を入れて商取引することもある。また、栽培
瓶の瓶口を円形・多角形等に形成して、円柱状又
は多角柱状等のキノコブロツクを収穫しそのまま
引取引することもある。なおまた、瓶口に装着す
るフレキシブルな枠及び固定枠に蓋を冠着してキ
ノコを栽培をするときには、成長した菌糸が蓋の
裏面に当接して圧追されるので、収穫されるキノ
コの表面はカリフラワー又はブロツコリー表面類
似の肌面とならず、平坦な無地の肌面となる。 〔本発明の効果〕 本発明によるキノコは、全体形状がブロツク状
をなしていることから、これをそのままあるいは
所定の厚さにスライスすることによりステーキ様
にして食することができ、フオークおよびナイフ
を使う洋食になじみ、レシトラン等で高級料理と
して提供しうる。またブロツク状をなすことから
独特の歯ごたえを有し、風味も良好である。さら
に大きな菌糸塊であるから調味料の浸透性もよ
く、したがつて味付けも良好に行なえる。また洋
食になじむなど調理法も拡大することから、薬効
を有するキノコを無理なく多量に食することがで
き、健康上も有為である。 〔試験例〕 後記する栽培例において、収穫したキノコを、
その切口面に平行するようスライスしてバタ焼き
し、別途バタ焼きした牛肉ステーキ及び野菜サラ
ダと共に一枚の皿に盛合せて調理し(本件、キノ
コ)フオーク及びナイフを使い50人による食味テ
ストを行い、下記の結果を得た。なお、対照とし
ては、従来の人工栽培により収穫した茎部が細く
傘部が大きいヒラタケを縦に切断してバタ焼き
し、別途バタ焼きした牛肉ステーキ及び野菜サラ
ダと共に一枚の皿に盛合せて調理したもの(対照
キノコ)を用いた。
〔栽培例〕
鋸屑と米糠を3対1の割によくまぜ、握るとに
じみ出る程度に水を加え、第1図に示すように、
これを培地イとして口径67mmの広口を有する瓶1
に真中に棒を立てた状態で肩11まで充填し、そ
の後、前記棒を静かに抜き取り、真中に穴2をあ
けておき、そのように鋸屑等を充填し終えた瓶1
の口12には綿で固く栓をして、蒸し釜で殺菌し
てから、栓を抜き取り、前記穴2にヒラタケ種菌
を混合した鋸屑6を詰め、口上縁13から3mm下
つた部位に張設しているネツト3の位置までそれ
を充填し該ネツト3上面で菌かきし種菌接種を終
えた。瓶口12外周にはキノコの伸長を上方に誘
導する拡径自在となる紙まき4をした。常法のご
とく菌糸培養を行つた後、暗室に保つた生育室
で、常温、酸素欠乏、炭酸ガス豊富の条件下で生
育を行つた結果、種菌接種後35日目に瓶口12上
方に口径に相当する塊状のキノコ5が伸長しその
キノコ5を瓶口上縁13に沿つてカツターを入れ
て切断収穫した。第2図に示すように、収穫した
キノコ5は片面51が切口面で他の片面52がカ
リフラワー表面類似の肌面をなし、重量60gがあ
つた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のキノコの栽培方法の1例であ
る栽培瓶の縦断面図、第2図は同上キノコの切断
収穫した部分の斜視図である。 5……キノコ、51……切口面、52……カリ
フラワー類似の肌面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 子実体であつて、傘部が、多数の細い棒状も
    しくはつぶ状の細かい突起状に退化しており、茎
    部が、多数の茎が結着してブロツク状に一体に成
    長した塊茎をなすことを特徴とするキノコ。
JP60284953A 1985-12-18 1985-12-18 キノコ Granted JPS62143613A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60284953A JPS62143613A (ja) 1985-12-18 1985-12-18 キノコ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60284953A JPS62143613A (ja) 1985-12-18 1985-12-18 キノコ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62143613A JPS62143613A (ja) 1987-06-26
JPH0369268B2 true JPH0369268B2 (ja) 1991-10-31

Family

ID=17685213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60284953A Granted JPS62143613A (ja) 1985-12-18 1985-12-18 キノコ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62143613A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63181932A (ja) * 1987-01-24 1988-07-27 株式会社 アキタ 菌塊食品とその栽培方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5745544A (en) * 1980-07-03 1982-03-15 Hoechst Ag Printing block conveying and position adjusting device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5745544A (en) * 1980-07-03 1982-03-15 Hoechst Ag Printing block conveying and position adjusting device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62143613A (ja) 1987-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Bangmei et al. Edible seaweeds of China and their place in the Chinese diet
Creasy The edible flower garden
CN101617798A (zh) 菌味油腐乳
Wright Mediterranean Vegetables: A Cook's Compendium of All the Vegetables from the World's Healthiest Cuisine, with More Than 200 Recipes
KR100483995B1 (ko) 식용부산물을 이용하여 제조된 배지에서의 버섯 균사체배양방법
Morton et al. Loroco, Fernaldia pandurata (Apocynaceae): a popular edible flower of Central America
Stamets Techniques for the cultivation of the medicinal mushroom royal sun Agaricus-Agaricus blazei Murr.(Agaricomycetideae)
RU2362385C1 (ru) Способ получения консервов "котлеты рубленые из индейки с гарниром и красным основным соусом"
JPH0369268B2 (ja)
Young Flavor qualities of some edible oriental bamboos
KR101148023B1 (ko) 산삼배양근을 주재로 하는 비빔밥 및 그 비빔밥 세트메뉴
RU2363279C1 (ru) Способ получения консервов "котлеты рубленые из фазана с гарниром и соусом белым с овощами"
CN1596753A (zh) 主副食一体化组合式营养食品
Garrett A Taste of the Wild
KR102575266B1 (ko) 베타글루칸을 함유하는 대추 보리차의 제조방법 및 이에 따라 제조된 대추 보리차
JPH0446532B2 (ja)
RU2354162C1 (ru) Способ получения консервов "дагланан гоюн эти"
Bosland et al. The Official Cookbook of the Chile Pepper Institute
White A field guide to economically important seaweeds of northern New England
JPH03172118A (ja) キノコの栽培方法とそれに用いる器
CN113142522A (zh) 油焖鲜菌土豆泥及其制作方法
Ogden Growing & Using Basil: Storey's Country Wisdom Bulletin A-119
Kline et al. The Heirloom Vegetable Garden
Doll Illinois horseradish: a natural condiment.
Harrington et al. Pacific Islands Cookbook