JPH036924Y2 - - Google Patents

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JPH036924Y2
JPH036924Y2 JP19763686U JP19763686U JPH036924Y2 JP H036924 Y2 JPH036924 Y2 JP H036924Y2 JP 19763686 U JP19763686 U JP 19763686U JP 19763686 U JP19763686 U JP 19763686U JP H036924 Y2 JPH036924 Y2 JP H036924Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車模疑教習用装置、特に油圧
機構を用いた模疑教習用装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に自動車教習所等では第6図に示すような
自動車模疑教習用装置(シユミレータ)を使つて
実車での走行感覚に似せた模疑実習を行つてい
る。
この自動車模疑教習用装置は実車の運転席部分
を想定して構成されており、運転シート1と、ハ
ンド2、クラツチ、ブレーキ等の運転操作部と、
運転シートの正面に運転操作に合わせた映像を写
し出す画面を設けたボツクス3と、これらを載置
固定する基台4とから成る。
従来、上記ハンドル2、クラツチ、ブレーキ等
の運転操作部は、実車の走行時の際における操作
感覚を出すために、バネによる機構で構成してい
た。第7図はハンドルを制御するための従来機構
の一例を示す図である。同図において、5はハン
ドル2からの回転運動を伝える伝達軸、6は伝達
軸5の回転力を回動軸(図示しない)に変換伝達
させるギヤボツクス、7は回動軸を介して円中心
に連結され、回動軸の回転力により往復円運動す
る円板、8はこの円板7の外周より突出した連結
棒、9はこの連結棒8の先端に取付けられた摺動
部、10はこの摺動部の摺動動作を規制する平
板、11は連結棒8に巻回され、両端がそれぞれ
円板7と摺動部9につながれた圧縮バネ、12は
回動軸に連結され、円板7と同じ運動をするスプ
ロケツト、13はこのスプロケツト12に巻かれ
たチエーン、14a,14bはチエーン13の両
端に取付けられ、ハンドルの右、左回転の際にそ
れぞれ引き、押しバネとなるバネである。上記平
板10はやや丸みをもつた断面逆V字状に形成さ
れ、円板7との距離が、両端側にいくほど短くな
るよう設置される。
次に動作を説明する。
先ず、ハンドルが中立状態に位置するとき、摺
動部9は平板10上の中点に位置している。そし
て、ハンドルを右、左回転させるとハンドル伝達
軸5の回転力はギヤボツクス6によつて回動軸に
伝わり円板7はa,bの方向に回動し、摺動部9
も平板10上を同方向に摺動する。
この際、バネ14aは押し、引きバネとなり、
バネ14bは引き、押しバネとなり、このバネ力
がハンドル重さとなる。
また、ハンドルを多くまわすほど、摺動部9は
平板10上において両端側に摺動していくが、両
端側に近づくほど円板7との距離が近づくため連
結棒8及び圧縮バネ11は縮む、つまり摺動部9
が両端側に向うほど(ハンドルを回すほど)圧縮
バネ11を圧縮させる力はより多く必要となる。
従つて、ハンドルの重さは上記バネ力に圧縮バネ
11を圧縮させる力を加えたものとなり、ハンド
ルを回すほどハンドルの重さは増加していく。
尚、ハンドルの復元力は上記バネ14a,14
bがハンドルを回す際の動作と逆動作をすること
によつて得られる。
また、ブレーキ、クラツチの機構においても同
様にバネにより押圧力及び復元力を調整してい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、例えば実車の場合、ハンドル重
さはハンドルを中立位置から回転させる場合で
も、中立位置でないところから回転させる場合で
もほとんど同じ重さであるが、従来の自動車模疑
教習用装置ではハンドルを中立位置から徐々に回
転させるとバネ荷重が比例的に増加するので次第
にハンドルは重くなり、実車のハンドル操作感覚
が得られない問題点があつた。
この考案は、上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、ハンドル操作感覚をより実
車のものに近づけた自動車模疑教習用装置を得る
ことを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案の自動車模疑教習用装置はハンドル2
に連動して中心軸21を中心軸に中立位置から左
右方向に回動するドグ部23と、シリンダ本体2
7の基端27a側が軸29aに枢支されるととも
に上記ドグ部23の左右方向に振れるように揺動
自在に保持され、かつロツド先端26aが上記ド
グ部23の端部23b側に枢着されたシリンダ装
置120とを備え、上記ドグ部23の左右方向へ
の回動により上記ロツド26を圧縮方向に駆動す
るように構成し、上記ドグ部23の回動角度を検
出する角度検出手段23mと、上記角度検出手段
23mの出力にもとづき上記シリンダ装置120
の油流量調整手段300を制御する電磁弁30c
を設けた。
〔作用〕
角度検出手段23mにより電磁弁30cは開閉
し、油流量(油圧)を制御してハンドル重さをそ
の回転角度に応じて調整する。
〔実施例〕
以下、この考案の自動車模疑教習用装置の一実
施例を第1図乃至第5図に基づき説明する。
尚、第6図及び第7図の従来例と同一部分は同
一符号を付してその説明を省略する。
第1図はこの考案の特徴となる油圧機構の断面
図を示しており、同図において、16は伝達軸5
に連動して第1回動軸17を回動するユニバーサ
ル継手、18は上記第1回動軸17の先端に固定
された第1歯車、19はこの第1歯車に咬み合う
第2歯車、20はこの第2歯車19より突出する
第2回動軸を示している。最初に、伝達軸5がハ
ンドル2の回転力を受けて回転すると、ユニバー
サル継手16、第1回動軸17を介して第1歯車
18が回転するので、これに咬み合う第2歯車1
9が回転することにより第2回動軸20が回動さ
れる。21は上記第2回動軸20の先端としての
ドグ部固定軸(中心軸)であり、これにはドグ部
23の基端が固定される。このドグ部23は長板
23aの先端を扇形に拡開してカム面23cを設
けて成り、このカム面23cは円弧形状を成すと
ともに、中央に湾状の窪み23dを有し、通常は
中心軸lと平行な中央位置にあり、ハンドル2の
左右方向の回動に連動して、上記中立位置から左
右方向に回動するように保持される。22はドグ
部23の先端側に設けられた支軸、24はこの支
軸22に回動自在に取付けられた支持部で、シリ
ンダ装置120のロツド26の先端26aが固定
される。23mは角度検出手段としてのリミツト
スイツチを示し、コロ23gを有する押圧片23h
を備える。このリミツトスイツチ23mは押圧片
23hが窪み23dに当接するときオフで、ドグ
部23の回動に伴ないカム面23cが当接して押
圧片23hが押圧されることによりオンする。2
5aはドグ部23を中立位置に復元させるよう附
勢するバネである。120は上記シリンダ装置を
示しており、このシリンダ装置はロツド26と、
シリンダ本体27とから成る。シリンダ本体27
及びロツド26は中心軸lに沿つて延長してお
り、上記シリンダ本体27の基端27aは支持部
29aに枢着されて、これにより、シリンダ本体
27はドグ部23の左右方向に振れるよう揺動自
在に保持される。従つて、いまドグ部23が矢印
A方向に回動したとすると、シリンダ本体27は
同方向に振れるとともに、ロツド26が圧縮さ
れ、シリンダ本体27に油圧が発生する。ドグ部
23が中立位置から逆(矢印B)方向に回動する
ときはシリンダ本体27は逆方向に振れてロツド
26は圧縮される。尚、ドグ部23はバネ25
a,25aにより中立位置に復元される。28は
油を流すパイプ、30は油圧回路であり、これは
第5図に示すように、第1、第2スピードコント
ローラ30a,30b及びチエツクバルブ30d
より成る油流量調整手段300と、この油流量調
整手段300を制御する電磁弁30cより構成さ
れる。36a,36bは内部に前記歯車機構を介
して、油圧機構及び油圧回路を配置固定する配置
板である。
次にブレーキ及びクラツチ油圧機構について説
明する。
第3図はブレーキ及びクラツチ油圧機構の概略
構成図を示すもので、同図において、130はブ
レーキ油圧機構用シリンダ装置、140はクラツ
チ油圧機構用シリンダ装置を示し、それぞれにお
いて、31,40はロツド、32,41はシリン
ダ本体、32a,41aは基端、33,42はパ
イプ、34,43は支持部、34a,43aは支
軸を示す。35はブレーキ用油圧回路、44はク
ラツチ用油圧回路を示しており、ブレーキ用油圧
回路35はメカニカルバルブ39を装備してい
る。これらブレーキ及びクラツチ用油圧機構は第
4図に示すようにそれぞれブレーキペダル45及
びクラツチペダル46に連結されている。
上記ロツド31,40はロツド固定片32b,
41bを介してそれぞれブレーキペダル45、ク
ラツチペダル46に固定されており、このブレー
キペダル45、クラツチペダル46を押圧すると
ロツド31,40をシリンダ本体32,41内に
押圧して油圧を発生するようになつている。
上記ブレーキペダル45には、このブレーキペ
ダル45の利き位置を調整する調整片39bが取
付けられており、この調整片39bはメカニカル
バルブ39のバルブ開閉を制御するストツパ棒3
9aに係合し、メカニカルバルブ39を作動させ
る。ブレーキペダル45を踏んで一定位置に達す
るとストツパ棒39a、調整片39bを介してメ
カニカルバルブ39が作動するので、第5図に示
すように、スピードコントローラ35aを介して
循環する作動油流路が遮断され、油圧が生じてブ
レーキペダル45に対する反揆力となり、ブレー
キが利いたような感触が得られる。クラツチペダ
ル46を踏み込んだ場合は作動油が、スピードコ
ントローラ44aを介して適当な油圧を有して流
れるので、クラツチの踏み感覚が得られる。又、
ボツクス3内のフレーム3aには、ブレーキペダ
ル45のもどり停止位置を設定するストツパ48
と、このストツパ48を保持するストツパ調節部
47が設けられている。このストツパ調節部47
にはねじ孔47aが設けられており、このねじ孔
にストツパ48が進退自在に螺着され、ペダル4
5の停止位置を設定する。49は上記ブレーキペ
ダル45を復元方向に索引するバネである。
次に第2図に示すハンドルに関連する油圧機構
の作用を第5図の回路図を用いて説明する。
先ずハンドルが中立状態のときはドグ部23は
図示実線の中立位置にあり、リミツトスイツチ2
3mは突出状態でオフとなり、これで電磁弁30
cはオフ状態となつている。従つて、作動油の流
れは第1スピードコントローラ30aをバイパス
して、第2スピードコントローラ30bを介する
実線Dの流路を流れる。この時は、油圧はあまり
高くなく、ハンドルが軽くなり、中立感覚が得ら
れる。次に、ハンドルを中立状態から少し回転さ
せるとリミツトスイツチ23mの押圧片23hは
カム面23cで押圧されてオンとなり、電磁弁3
0cはON状態となつて、作動油は第1、第2ス
ピードコントローラ30a,30bを介する破線
Eの流路を流れ、油圧は大きくなる。このため、
ハンドルは幾分重くなり、ハンドルの回転操作感
覚が得られる。さらにハンドルを回転するとリミ
ツトスイツチ23mがカム面23cからはずれて
オフとなり、作動油の流路は再び実線Dとなる。
このため、油圧は小さくなる。但し、この時はハ
ンドル及びドグ部23の回転進角に対するロツド
26の縮み量は大きくなつていくので実質的な油
圧は小さくならず、このため一定のハンドル回転
操作感覚が得られる。
つまり、ドグ部23が中立位置から左右にリミ
ツタ作動範囲0゜〜30゜内で回動する場合のロツド
26の縮み量と、ドグ部23がリミツタ作動範囲
0゜〜30゜内を超えて、ドグ部回動限界までの範囲
30゜〜120゜内で回動する場合の回動進角に対する
ロツド26の縮み量は後者の方が大きい。それゆ
え、作動油の流れが多くなるためその分油圧も大
きくなるので、第2スピードコントローラ30b
のみに作動油を流す時でもハンドル負荷は急激に
小さくはならない。従つて、第1、第2スピード
コントローラ30a,30bの調整により、ハン
ドルの負荷を所望の大きさに調整できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、ハン
ドル負荷の設定を、油圧回路における油流量調整
手段300により可変調整できるようにし、又、
ハンドル回転に伴なうハンドル重さの変化をシリ
ンダ装置120及びドグ部23から成る油圧機構
で得るようにしたので、ハンドル回転角に応じて
所望の負荷をハンドルに与えることができ、より
実車に近いハンドル操作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の自動車模疑教習用
装置の一実施例を示し、第1図は本考案の油圧機
構の断面図、第2図はハンドル油圧機構の動作
図、第3図はブレーキ及びクラツチ油圧機構の上
側から見たシリンダ装置配置図、第4図はブレー
キ及びクラツチ油圧機構の概略構成図、第5図は
本考案の油圧機構の油圧回路図、第6図は自動車
模疑教習用装置の外観図、第7図は従来の自動車
模疑教習用装置のハンドル駆動機構の一例を示す
図である。 2……ハンドル、23……ドグ部、27……シ
リンダ本体、26……ロツド、23m……リミツ
トスイツチ(角度検出手段)、30a……第1ス
ピードコントローラ、30b……第2スピードコ
ントローラ、30c……電磁弁、120……シリ
ンダ装置、300……油流量調整手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ハンドル2に連動して中心軸21を中心に中
    立位置から左右方向に回動するドグ部23と、
    シリンダ本体27の基端27a側が軸29aに
    枢支されるとともに上記ドグ部23の左右方向
    に振れるように揺動自在に保持され、かつロツ
    ド先端26aが上記ドグ部23の端部23b側
    に枢着されたシリンダ装置120とを備え、上
    記ドグ部23の左右方向への回動により上記ロ
    ツド26を圧縮方向に駆動するように構成し、
    上記ドグ部23の回動角度を検出する角度検出
    手段23mと、上記角度検出手段23mの出力
    にもとづき上記シリンダ装置120の油流量調
    整手段300を制御する電磁弁30cを設けた
    ことを特徴とする自動車模疑教習用装置。 (2) 上記ドグ部23を中立位置方向に附勢するス
    プリング25aを有することを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の自動車模疑教
    習用装置。 (3) 油流量調整手段300は、第1、第2スピー
    ドコントローラ30a,30bより成り、電磁
    弁30cはドグ部23が中立位置近傍を回動す
    るとき第1、第2スピードコントローラ30
    a,30bの両方に直列に作動油を循環させて
    油圧が大きくなるようにすることによりハンド
    ル負荷を大きくし、ドグ部23が中立位置より
    一定角度の位置を離れたときに第2スピードコ
    ントローラ30bのみに作動油を循環させて油
    圧が小さくなるようにしてハンドル負荷を所定
    の大きさとしたことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の自動車模疑教習用装
    置。
JP19763686U 1986-12-23 1986-12-23 Expired JPH036924Y2 (ja)

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JPS63101973U JPS63101973U (ja) 1988-07-02
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