JPH036905B2 - - Google Patents

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JPH036905B2
JPH036905B2 JP58084650A JP8465083A JPH036905B2 JP H036905 B2 JPH036905 B2 JP H036905B2 JP 58084650 A JP58084650 A JP 58084650A JP 8465083 A JP8465083 A JP 8465083A JP H036905 B2 JPH036905 B2 JP H036905B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
silicone
coated
roll
films
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58084650A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59209831A (ja
Inventor
Junkichi Watanabe
Sadao Kato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP58084650A priority Critical patent/JPS59209831A/ja
Publication of JPS59209831A publication Critical patent/JPS59209831A/ja
Publication of JPH036905B2 publication Critical patent/JPH036905B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/56Coatings, e.g. enameled or galvanised; Releasing, lubricating or separating agents
    • B29C33/68Release sheets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシリコーンコートフイルムを製造する
際に問題となるロール汚染を防止する方法に関す
るものである。
たとえば2軸延伸されたポリエチレンテレフタ
レートフイルムの片面に離形用シリコーンがコー
トされたフイルムは平板、波板、パイプ、釣竿等
のFRP成形品を製造する際の離形フイルムとし
ての優れた適性、すなわち耐熱性、強度、離形性
等を示し、広く使用されている。
シリコーンコートフイルムは基材フイルムの片
面にペーストタイプ、エマルジヨンタイプ、溶液
タイプ等のシリコーン樹脂を塗布、乾燥して巻き
取り、必要に応じてスリツターによつて必要巾、
あるいは狭巾のテープに仕上げて製品とされる。
この場合、製造設備がシリコーンコートフイル
ム専用設備であるときは問題とならないが、製造
設備の一部あるいは全てが他のフイルムの共用設
備であるときはロール汚染が極めて重大な問題と
なる。
すなわちシリコーンコート膜は基材フイルムと
の接着強度および膜自身の強度が弱いため製造設
備中の金属ロール、ゴムロール等と接するときに
シリコーンコート膜の一部が容易に剥離してロー
ル表面に付着し、ロールを汚染する。
シリコーンコートフイルム製造設備の全てが専
用機であるときはロール汚染はあまり大きな問題
とはならない。しかしながらシリコーンコートフ
イルムは特殊フイルムに属し、市場は限られてお
り専用機とする場合は設備稼働率の低下はまぬが
れない。したがつてシリコーンコート以外のフイ
ルムとの共用設備とすることが望まれる。この場
合シリコーンコートフイルム製造時にシリコーン
によつて汚染されたロールを他のフイルムの製造
時にも使用するとロールに付着したシリコーンは
反対にこの新しいフイルムに移行する。もしこの
フイルムが印刷用あるいはラミネート用等の表面
の接着性が問題となる品種である場合は、僅かに
付着したシリコーンが接着性を低下させるなどの
トラブルの原因となる。シリコーンで汚染された
ロールを掃除すればよいわけであるが、巻取機、
スリツター等のロールは数が多くて密に配置され
ていることが多く、付着シリコーンを完全に除去
することは困難で長時間の作業を要し、切り換え
ロス時間が大きくて現実的な方法ではない。
またプロテクトフイルム等でシリコーンコート
面をカバーした後、巻取機、スリツター等を通す
という方法もあるが、この場合はコストアツプは
避けられないし、また離形フイルム使用後にプロ
テクトフイルムの廃棄物処理という新しい問題を
発生する。
本発明者等はシリコーンコートフイルムの製造
時に発生するロール汚染の問題について種々の検
討を行つた結果、この問題はシリコーンコート剤
の改良、あるいはコーテイング、乾燥条件等のコ
ントロールでは解決困難であることを知つて本発
明方法に到達した。
すなわちシリコーンコート面を内側にして二枚
のシリコーンコートフイルムを重ね合わせた状態
で製造工程の一部または全部を通過せしめる方法
であり、これによりロール汚染の問題は解決す
る。
本発明方法の適用を受ける基材プラスチツクフ
イルムとはポリエステル、ポリアミド、ポリオレ
フイン、ポリビニルアルコール等の熱可塑性樹脂
の2軸あるいは1軸延伸フイルムまたは無配向フ
イルムであるが、基材フイルムが2軸延伸された
ポリエチレンテレフタレートフイルムであるとき
は基材フイルムの耐熱性、強度等が生かされて特
に価値のある離形用シリコーンコートフイルムが
得られる。
コートフイルムは基材フイルムに用途と目的に
応じて選定したエマルジヨンタイプ、溶液タイプ
等のシリコーンコート液をエアーナイフ法、リバ
ースロール法、グラビアロール法等のコーテイン
グ方法で塗布した後、アーチ式、フローテイング
式等の乾燥機で乾燥して製造するのが一般的であ
るが、場合によつては延伸前のフイルムにコーテ
イングした後、同時2軸延伸する方法または縦方
向に1軸延伸したフイルムにコーテイングを施し
た後、横方向に延伸する方法等を採用することも
できる。
シリコーンコートされたフイルムをシリコーン
面を内側にして重ね合わせる方法としてはたとえ
ば次に述べる方法あるいはこれらに類似の方法に
よつて行うことができる。
(1) 第1図に示すごとくコートおよび乾燥後のフ
イルムをガイド板、ガイドバー、ロール群等よ
りなる折り畳み装置により中央線に沿つて連続
的に折り畳む方法。
(2) 第2図に示すごとく両端からそれぞれ大略1/
4の線を折り目として両端部フイルムを中央部
フイルム側に折り畳む方法。
(3) 第3図に示すごとくフイルム巾方向中央線に
沿つて、フイルムを2枚にスリツトし、一方の
フイルムを反転して、他方のフイルムと重ね合
わせる方法。
(4) あらかじめ別のコートフイルム巻物を用意し
ておき、この巻物から巻出したコートフイルム
と製造ラインから出てきたコートフイルムを重
ね合わせる方法。
これらの方法を採用することにより製造設備の
うちで汚染されるロールの数を大巾に減らすこと
が可能になる。ガイドロール、ガイドプレート、
ガイドバー等で構成される連続式折り畳み装置、
シワ防止装置、前後のガイドロール等はシリコー
ンによつて汚染されることがあつてもこれらの設
備はシリコーンコートフイルム製造の際だけの専
用装置であるから汚染されても問題とはならな
い。
すなわち他のフイルムを製造する場合は別のフ
イルムパスでフイルムをガイドすることにより汚
染されたロールとは接触しないようにすることが
可能であり、したがつて巻取機、スリツター等は
共用することができる。
折り畳み装置はたとえば製袋機等で用いられて
いる公知の方式を適用することが可能である。こ
の場合シリコーンコート面は滑り性が良いため折
り畳み用のガイドバー、ガイドプレート等の上を
スムースに滑り、比較的容易に折り畳むことがで
きる。
かくして得られた二枚合わせコートフイルムは
重ね合わせた状態の広巾巻物あるいは重ね合わせ
た状態でテープ状にスリツトして製品とし、離形
フイルム等としての使用時において分離しても良
いし、また、必要に応じて別の専用小型巻き返し
機、あるいはスリツターを用意しておき、これら
の装置で1枚のフイルムに分離した巻物とした後
製品としても良い。
本発明方法の適用を受けるシリコーンコートフ
イルムとは基材プラスチツクフイルムフイルムと
その片面に形成されたシリコーンコート層を設け
たフイルムであり、基材プラスチツクフイルムの
シリコーンコート面とは反対側の面に紙、布、シ
ート等がラミネートされたものあるいはこれらの
フイルム、シート等をさらにエンボス加工したも
の等を含む。また、基材フイルムとシリコーンコ
ート層の接着性を改良するために、その間にアン
カーコート層が設けられたフイルムも本発明方法
の適用を受ける。
本発明方法の副次的効果はシリコーンコート面
へのちり、ほこり、雑菌等の付着を低減すること
であり、その結果清浄なシリコーンコートフイル
ムが得られ、このことはシリコーンコートフイル
ムが食品用離形フイルムとして用いられる時に特
に好ましい効果を発揮する。
また、一般的には本発明方法により製造された
シリコーンコートフイルムはFRP成形品製造時
の離形フイルム、感圧型接着テープ用離形フイル
ム、ラテツクス等の粘着性物質の包装資材等とし
て使用される。
以上のごとく本発明はシリコーンコートフイル
ム製造時に問題となるロール汚染のトラブルを簡
単に防ぐ方法を提供するものであり、これにより
プロテクトフイルムを使うことなしに巻取機、ス
リツターを他のフイルム製造と共用することが可
能となり、その工業的価値は大きい。
以下に実施例により本発明方法を具体的に説明
する。
実施例 1 厚み15μ、巾1200mmの2軸延伸ポリエチレンテ
レフタレートフイルムの片面にシリコーン離形剤
(信越シリコーンKS−709)をグラビアロール法
でコートした後、アーチ型乾燥炉で乾燥してシリ
コーンコートフイルムを製造した。乾燥炉と巻取
機の間にはガイドバー、ガイドプレートおよびロ
ール群よりなる堅型の折り畳み装置を配置し、シ
リコーンコート面を内側にしてフイルムを二つに
折り畳んだ後、巻取つて製品とした。
次にこのコーテイング装置で同じ基材ポリエチ
レンテレフタレートフイルムにポリ塩化ビニリデ
ンラテツクスをコーテイングしたが、この場合は
乾燥炉の出口に設けた二本の汚染されていないフ
リーロールで巻取機にガイドした。ポリ塩化ビニ
リデンコートフイルムにはシリコーンの付着は見
られず印刷性、ラミネート接着性とも異常は見ら
れなかつた。
実施例 2 厚み130μの無配向ポリエチレンテレフタレー
トフイルムの片面に実施例1と同じシリコーン離
形剤をコートして乾燥した後、テンター式同時2
軸延伸機に繰込み、縦横それぞれ3.3倍の延伸倍
率で同時2軸延伸した。延伸機の出口で巻取機と
の間に設けた実施例1と同じ形式の堅型折り畳み
装置にガイドし、両耳部をトリミングした後、二
つに折り畳んで巻取つた。
この場合シリコーン離形剤で汚染されたロール
は延伸機出口のフリーロール1本だけであり、コ
ートを行わない通常のポリエチレンテレフタレー
トフイルムの製造に際しては3本組のフリーロー
ルを用いてこの汚染ロールを避けることが可能で
あつた。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は折り畳み方法および重ね合わ
せ方法の各実施態様を示す説明図で1は基材フイ
ルム、2はシリコーンコート層である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基材プラスチツクフイルムとその片面に形成
    された離形用シリコーンコート層を設けた離形用
    シリコーンコートフイルムを製造する方法におい
    て、シリコーンコート面が互いに接するごとくに
    二枚のシリコーンコートフイルムを重ね合わせた
    状態で製造工程の一部または全部を通過せしめる
    ことを特徴とするシリコーンコートフイルムの製
    造方法。 2 基材プラスチツクフイルムが2軸延伸された
    ポリエチレンテレフタレートフイルムであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のシリコ
    ーンコートフイルムの製造方法。
JP58084650A 1983-05-13 1983-05-13 シリコ−ンコ−トフイルムの製造方法 Granted JPS59209831A (ja)

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JP58084650A JPS59209831A (ja) 1983-05-13 1983-05-13 シリコ−ンコ−トフイルムの製造方法

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JPS59209831A JPS59209831A (ja) 1984-11-28
JPH036905B2 true JPH036905B2 (ja) 1991-01-31

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JP58084650A Granted JPS59209831A (ja) 1983-05-13 1983-05-13 シリコ−ンコ−トフイルムの製造方法

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DE102017111262A1 (de) * 2017-05-23 2018-11-29 Man Truck & Bus Ag Wärmeisoliertes Lufteinlasssystem für einen Verbrennungsmotor

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JPS59209831A (ja) 1984-11-28

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