JPH0368394B2 - - Google Patents

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JPH0368394B2
JPH0368394B2 JP2076303A JP7630390A JPH0368394B2 JP H0368394 B2 JPH0368394 B2 JP H0368394B2 JP 2076303 A JP2076303 A JP 2076303A JP 7630390 A JP7630390 A JP 7630390A JP H0368394 B2 JPH0368394 B2 JP H0368394B2
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liquid crystal
transistor
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Masaaki Kitajima
Hideaki Kawakami
Hisao Hanmura
Keiji Nagae
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液晶マトリクス表示装置に係り、特
にその駆動電圧波形を発生する回路の改良に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、液晶マトリクスパネルを線順次走査方式
で且つ電圧平均化法で交流駆動することが知られ
ているが、先に本願出願人はこの種の駆動方式を
具体的に実現する装置として第1図に示すような
液晶マトリクスパネル表示装置を提案した(特願
昭51−112994号)。
第7図において、10は液晶マトリクスパネル
であり、画素となるべき多数のマトリクス交叉点
を定めるように、たがいに交叉して配置された透
明な複数の走査電極X1〜X4及び信号電極Y1
〜Y4を有する。各マトリクス交叉点において対
向電極間に介在する液晶は、それに印加される電
圧がある値(しきい値電圧Vthと称する)をこえ
ると、液平晶分子の配向状態が変化し、光透過率
が変化する。この種のパネルで画像表示を行うに
あたつては、液晶の特性にみあつた線順次走査方
式で走査電極X1〜X4を走査する一方、信号電
極Y1〜Y4側へ画像信号を供給するようになつ
ており、その場合の駆動方式としては、液晶の励
起状態のむらを防ぐために電圧平均化法とよばれ
る交流駆動方式が好んで用いられる。
このような線順次走査方式及び電圧平均化法を
採用した第7図の表示装置において、12は線順
次走査信号を発生する走査回路、16,18は第
8図に示すような選択電圧Vs1、非選択電圧VNS1
をそれぞれ発生する電圧発生回路、20は線順次
走査信号に応じて電圧VS1,VNS1を組合せて各走
査電極に供給すべき駆動電圧波形を合成する第1
の電子スイツチ回路、22は画像信号入力端子2
2aを有する直列−並列変換回路、24は1行分
の画像信号を記憶するラインメモリ、28,30
は、第8図に示すような選択電圧VS2、非選択電
圧VNS2をそれぞれ発生する電圧発生回路、32
は、ランインメモリ24からの画像信号の各ビツ
ト状態に応じて電圧VS2,VNS2を組合せて各信号
電極に供給すべき駆動電圧波形を合成する第2の
電子スイツチ回路である。電子スイツチ回路20
は、それぞれ各走査電極毎に接続された電子スイ
ツチ20a,20bのペアを有し、各一方の電子
スイツチ20aの制御端子には正相の走査信号が
印加され、各他方の電子スイツチ20bの制御端
子にはインバータ14を介して逆相の走査信号が
印加されるようになつている。電子スイツチペア
は、一方のスイツチがオンのときは他方のスイツ
チがオフするように交互に開閉動作してその共通
出力側には第8図に示すように選択電圧VS1及び
非選択電圧VNS1の組合せからなる走査電極駆動用
電圧波形VXを発生させる。電圧スイツチ回路3
2も上記した回路20と同様に構成されており、
それぞれ各信号電極毎に接続された電子スイツチ
32a,32bのペアを有し、各一方の電子スイ
ツチ32aの制御端子には正相の画像信号が加え
られ、各他方の電子スイツチ20bの制御端子に
はインバータ26を介して逆相の画像信号が印加
されるようになつている。電子スイツチ32a,
32bのペアは前述の電子スイツチ20a,20
bと同様に開閉動作し、その共通出力端には第8
図に示すように選択電圧VS2及び非選択電圧VNS2
の組合せからなる信号電極駆動用の電圧波形VY
を発生する。液晶マトリクスパネル10に駆動電
圧VX,VYを印加した場合に実際に液晶に加わる
電圧は第8図に示すようにVX−VYの交流波形と
なり、Aは選択状態、B及びCは半選択状態、D
は非選択状態となる。
第8図に示したような駆動電圧波形を得るため
に、選択電圧VS1としてはV0と0の2つの電位ベ
ルトをもつ信号が、非選択電圧VNS1としては1/
aV0と(1−1/a)V0の2つのレベルを持つ信
号が、選択電圧VS2としては0とV0の2つのレベ
ルをもつ信号が、非選択電圧VNS2としては2/
aV0と(1−2/a)V0の2つのレベルをもつ信
号がそれぞれ必要とされ、電圧発生回路16,1
8,28,30はそれぞれの信号を発生するパル
ス発振器で構成されている。なお、aは液晶の駆
動条件に応じて定められる定数であり、例えば特
開昭50−68419号公報に示される様に、デユーテ
イ比を1/Nとすると、最適にはa=√+1の
近傍に設定される。
第7図の回路では、場合によつては第9図に示
すような駆動電圧波形VX,VYを発生させて、液
晶にVX−VYなる第8図の場合と同様の交流波形
を加えることができる。この場合には、VS1とし
て+(1−1/a)V0と−(1−1/a)V0の2
レベルの信号、VNS1として0レベルの信号、VS2
及びVNS2としては互いに逆位相の±1/aV0の交
流信号をそれぞれ発生させる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記した従来装置には、電子ス
イツチについての具体的な構成が示されていな
い。ところで、液晶の駆動電圧を切換える電子ス
イツチは、第1図に示したように、少なくとも一
対の電子スイツチペアが用いられ、それらの電子
スイツチの出力端を共通にして各走査又は信号電
極に接続した構成となる。このように出力端を共
通接続した2以上の相補的に動作する電子スイツ
チを、MOS等の電界効果型トランジスタ
(FET)で構成すると、電子スイツチの動作状態
に拘らず、順バイアスを防止すると同時に逆バイ
アスが大きくならないようにする必要がある。す
なわち、オフ状態にある電子スイツチの出力電極
には、共通接続された他の電子スイツチからの出
力電圧が印加されるから、この場合他の電子スイ
ツチの出力電圧のレベルに拘らず、基板と出力電
極とが順バイアスにならないように保持しなけれ
ばならない。そのために、基板電圧を低く設定す
ると、オン状態になつたときに逆バイアスが大き
くなり過ぎていわゆる基板効果の問題が生ずる。
この基板効果はしきい値電圧Vthを増大させるの
で、実質的に電子スイツチの抵抗が増大し、液晶
の静電容量と定まるCR時定数を大きくして、駆
動電圧の波形を歪ませ、輝度の低下やコントラス
トの低下をもたらす問題がある。
本発明の目的は、液晶の透明電極に印加する電
圧のレベルを切り換える複数の電子スイツチを、
N型MOSトランジスタにより構成してなる液晶
マトリクス表示装置において、そのN型MOSト
ランジスタの出力電圧と基板間が順バイアスされ
るのを防止し、かつ逆バイアスを所定の大きさに
抑えることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、対向する
第1と第2の透明電極と、これらの透明電極間に
挿入された液晶と、前記各透明電極に制御電圧に
応じて所定の電圧を印加するスイツチ回路とを含
んでなる液晶マトリクス表示装置において、前記
スイツチ回路がそれぞれのゲートと一対の主電極
と基板とを有してなる複数のN型MOSトランジ
スタを含み、該各トランジスタの一方の主電極に
それぞれ異なる入力電圧を入力し、他方の主電極
を前記透明電極に共通接続し、各トランジスタの
ゲートに前記一対の主電極間のインピーダンスを
低下させる制御電圧を択一的に入力し、各トラン
ジスタの基板に、前記制御電圧に応答させて、当
該トランジスタの一対の主電極間のインピーダン
スが低い状態時(オン状態時)には当該トランジ
スタの入力電圧を、インピーダンスが高い状態時
(オフ状態時)には前記入力電圧の最低電圧と同
等若しくはこれより低い電圧を切り換えて印加す
る構成としたことを特徴とする。
〔作用〕
このように構成するこにより、本発明によれば
次の作用により、上記目的が達成される。
すなわち、基板に制御電圧に応答させて、当該
トランジスタがオン状態時には当該トランジスタ
の入力電圧を、オフ状態時には前記入力電圧の最
低電圧と同等若しくはこれより低い電圧を切り換
えて印加する構成としたことから、トランジスタ
がオン状態にあるときは基板に主電極と同じ入力
電圧が印加されるので、逆バイアスが大きくなり
過ぎるのを防止でき、一方オフ状態になつたとき
は基板に回路中で最も低い電圧が印加されるの
で、共通接続された主電極にオン状態にある他の
トランジスタの入力電圧が印加されても、当該主
電極と基板の電位関係が順バイアスになるのを防
止できる。この結果、液晶表示の輝度やコントラ
ストの低下を防止できる。
〔実施例〕
以下、添付図面に示す実施例について本発明を
詳細に説明する。
第1図に、本発明の一実施例による液晶マトリ
クス表示装置の全体回路構成が示されている。同
図の回路において第7図におけると同一部分に同
一符号を付してあり、これらの部分の動作は前述
したものと同様であるので特に詳述しない。簡単
のため、この例では3×3の液晶マトリクスパネ
ル10を駆動する場合ととり上げて、本発明と特
徴となる電圧発生回路40の構成及び動作を詳述
する。第1図において、e11,e12……e33はマトリ
クス交叉点に位置する液晶体又は画素を示し、
VX1〜VX3は走査電極X1〜X3を駆動する電圧、
VY1〜VY3は信号電極Y1〜Y3を駆動するため
の電圧を示す。また、S1〜S3は順次走査信
号、L1〜L3は1行分の画像信号の各ビツトを
示す。
走査側の選択電圧VS1及び非選択電圧VNS1並び
に信号側の選択電圧VS2及び非選択電圧VNS2を発
生する電圧発生回路40は、第2図に示すような
構成になつており、抵抗分圧回路43と、電子ス
イツチ回路50とを含んでいる。抵抗分圧回路4
3は一対の電位点44Aと44Fとの間に直列接
続された抵抗43A,43B,43C,43D,
43Eとをそなえ、電位点44Aには電源端子4
1から可変抵抗42を介して電源電圧VDDが印加
され、電位点44FはO電位又は接地電位に接続
されている。抵抗43A,43B,43C,43
D,43Eの値は先に第8図に関して説明した選
択・非選択電圧を構成する電位レベルを得るため
それぞれR、R、(a−4)R、R、Rに選ばれ、
その抵抗比は1:1:(a−4):1:1となつて
いる。このように各抵抗43A〜43Eに重みを
もたせておくことにより抵抗間接接点44B,4
4C,44D,44Eには、電位点44Aの電位
をV0、44FのそれをOとした場合に、それぞ
れ(1−1/a)V0、(1−2/a)V0、2/
aV0、1/aV0なる電位を得ることができる。
一方、電子スイツチ回路50は、4つの電子ス
イツチペア51,52,53,54をそれぞれ構
成する電子スイツチ51a及び51b,51a及
び52b,53a及び53b,54a及び54b
をそなえている。電子スイツチ51a,51bの出
力端は出力端子55に、電子スイツチ52a,5
2bの出力端は出力端子56に、電子スイツチ回
路53a,53bの出力端は出力端子57に、電
子スイツチ54a,54bの出力端は出力端子5
8にそれぞれ共通接続されている。48は同期間
クロツク信号CPを印加するための端子であり、
この端子48は一方で電子スイツチ51a,51
b,53b,54bの各制御入力端子に接続さ
れ、他方でインバータ49を介して電子スイツチ
51b,52a,53a,54aの各制御入力端
子に接続されている。この結果、各電子スイツチ
ペアの電子スイツチは一方が閉じるときには他方
が開くというにたがいに逆位相で開閉動作を行う
ようになつている。電子スイツチペア51を構成
する一方の電子スイツチ51aには電位点44A
の電圧V0が、他方の電子スイツチ51bには電
位点44Fの電圧Oがそれぞれ供給されており、
出力端子55には第4図に示すようにクロツク信
号CPに応じて走査電極側の選択電圧VS1が発生さ
れる。電子スイツチペア52を構成する一方の電
子スイツチ52aには接続点44Bの電圧(1−
1/a)V0が、他の電子スイツチ52bには接
続点44Eの電圧1/aV0がそれぞれ供給され、
出力端子56には第4図に示すようにクロツク信
号CPに応じて走査電極側の非選択電圧VNS1が発
生される。電子スイツチペア53の一方の電子ス
イツチ53aには電位点44Aから電圧V0が供
給されるとともに他方のスイツチ53bには電位
点44Fから電圧Oが供給され、従つて第4図に
示すように出力端子57にはクロツク信号CPに
応じて信号電極側の選択電圧VS2が発生される。
さらに、電子スイツチペア54の一方の電子スイ
ツチ54aには接続点44C電圧(1−2/a)
V0が供給されるとともに他方の電子スイツチ5
4bには接続点44Dの電圧2/aV0が供給さ
れ、出力端子58からは、第4図に示すようにク
ロツク信号CPに応じて信号電極側の非選択電圧
VNS2が得られる。
第3図に、本発明の特徴に係る上記各電子スイ
ツチの好適な実施例を示す。同図に示すように、
本実施例の電子スイツチは、コンプリメンタリ・
メタル・オキサイド・セミコンダクタ(CMOS)
集積回路から構成されている。図において、IN
は入力端子、OUTは出力端子、Vcは制御電圧、
VSSはソース電源の電圧であり、回路中で最も低
い電圧に設定されている。PチヤンネルMOSト
ランジスタ(以下、P−MOSと称する。)P1と
NチヤンネルMOSトランジスタ(以下、N−
MOSと称する。)N1は、一対のインバータ回路
を構成している。それらP1とN1のゲートに制
御電圧Vcが入力され、P1の一方の主電極に入
力電圧VINが入力され、P1の他方の主電極はN
1の一方の主電極と共通に接続されて、このイン
バータ回路の出力はVaとされている。また、N
1の他方の主電極と基板は基準電圧としてのソー
ス電源VSSが印加されている。また、P1にはN
−MOS・N2が並列に接続されている。このN
2の機能は、P1がオン状態になつたとき同時に
オン状態になり、出力Vaの立上りを早めるワー
スフオロワーとして動作する補助トランジスタで
ある。一対のP−MOS・P2とN−MOS・N3
を並列接続したものは、入力端子INと出力端子
OUT間の開閉を行なうトランスミツシヨンゲー
トを構成している。並列接続された一方の主電極
は入力端子INに接続され、他方の主電極は出力
端子OUTに接続されている。そして、P2のゲ
ートには制御電圧Vcが、N3のゲートには制御
電圧Vcを反転した電圧が入力されている。また、
N2とN3の基板(Pウエル)はインバータ回路
の出力電圧Vaが印加されている。なお、図示し
ていないが、制御電圧Vcの入力回路に、信号レ
ベルを反転するインバータが設けられている。
ここで、上記のように構成されるCMOSスイ
ツチ回路の動作を説明する。
P1とN1からなるインバータ回路は、制御電
圧VcがHレベルのときN1がオンになつて、そ
の出力Vaは基準電圧VSSになり、制御電圧Vcが
LレベルのときP1がオンになつて出力Vaは入
力電圧VINになる。トランスミツシヨンゲートを
構成するP2,N3は、制御電圧VcがHレベル
のときINとOUT間をオフ状態(高インピーダン
ス)にし、制御電圧VcがLレベルのとき、同時
にオン状態(低インピーダンス)になつて、入力
電圧VINを出力する。このN3の基板(Pウエ
ル)には、上記したように制御電圧Vcに応じて
入力電圧VIN又は基準電圧VSSが切換えて印加され
る。
ここで、基板の電位をVINとVSSに切換えること
による利点について説明する。第3図の電子スイ
ツチは、第1図又は第2図に示したように、2個
1組として、その出力端子OUTを共通に接続し
て電子スイツチペアとして用いられる。そして、
各電子スイツチペアにはインバータ14又は49
により制御電圧が相補的に印加されているので、
一方の電子スイツチがオン状態になると、他方の
電子スイツチはオフ状態になる。なお、入力端子
INには分圧抵抗回路43により発生された電位
が入力される。制御電圧Vcとしては、クロツク
信号、走査信号又は画像信号に応じた電圧が入力
される。いま、制御電圧VcがHレベルの場合を
考えると、P2とN3はオフとなり、N3の基板
電位は基準電圧VSSになる。この場合、一対の主
電極(ソース、ドレイン)には自己の入力電圧
VINと他の電子スイツチ回路の出力電圧(VIN
がそれぞれ印加されるが、VSSが最も低い電圧に
設定されているので、N3の基板(P型)とソー
ス・ドレイン(N型)電極間のPN接合は、順バ
イアスになることがない。もし、このPN接合が
順バイアスされると、多大な電流が流れたり、出
力端子OUTの電位が所定の電位にならないとい
う、誤動作が起きる。一方、制御電圧VcがLレ
ベルの場合を考えると、P2とN3はオンとな
り、一対のソース・ドレイン電極とN3の基板電
位は共に入力電位VINになり、上記PN接合は順
バイアスされることがない。また、ソース・ドレ
イン電極と基板との間に電位差がないので、基板
効果によるしきい値電圧Vthの増加が生ずること
がない。この場合、基板電位を基準電圧VSSのま
まに保持しておくと、ソース・ドレイン電極と基
板間の逆バイアス電圧による基板効果が生じ、し
きい値電圧Vthが増加する。このしきい値電圧Vth
の増大は、動作電圧の保証範囲を狭くするととも
に、電子スイツチにおける抵抗損が実質的に増大
するので、駆動電圧の波形を歪ませて、液晶表示
の輝度やコントラストを低減させてしまうのであ
る。
ここで、第5図を参照して、第1図の液晶マト
リクス表示装置の全体的な動作を略述する。第5
図に示すように、クロツク信号CPに応じて走査
信号S1,S2,S3が走査回路12から発生さ
れる。いま、画素e13,e22,e31を点灯させるもの
とすると、画像信号はラインメモリ24から第5
図L1,L2,L3に示すようにい発生される。
S1とL3がHレベルにあるとき、駆動電圧
VX1,VY3が選択電圧VS1,VS2でそれぞれ形成さ
れるので、画素e13が表示され、同様にしてS2
とL2がHレベルのとき画素e22が表示され、S
3とL1がHレベルのとき画素e31が表示される
O点灯されない又は表示されない画素に関係した
走査電極や信号電極には、例えば第5図に一例と
して示される電極X1,Y1へのそれぞれの印加
電圧VX1,VY1と同様な電圧が印加され、当該画
素は半選択状態又は非選択状態にある。
以上説明したように、本実施例によれば、少な
くとも2つの電位を切り換えて走査電極(又は信
号電極)に印加する電子スイツチを、電解効果型
トランジスタであるCMOSスイツチにより構成
した場合に生ずる順バイアス防止と逆バイアスに
よる基板効果とを防ぐことができ、液晶表示の輝
度やコントラストの低下を防止できる。
また、選択・非選択電圧発生回路の構成が簡略
であるとともに電子スイツチ回路部50などは容
易に標準化できるので好都合である。
また、抵抗分圧回路43を用いているので電源
電圧VDDの大きさを直接かえるか又は抵抗42の
値をかえることにより一方の基準電位V0を易に
かえることができる。
基準電圧V0をかえることにより、液晶の明る
さ及びコントラストを調整することができる。特
にこの場合可変抵抗42を使用すると、V0に関
する装置仕様の変更に容易に対処でき、得策であ
る。
さらに、最適駆動条件の設定ないし変更は、1
本の抵抗43Cを調整するだけで簡単に実施する
ことができ、この点でも種々の装置に仕様に対す
る柔軟性が高い。
本発明は上記した実施例に限定させることなく
種々の改変形態で実施することができる。例えば
第2図の回路における可変抵抗42の代わりに又
はそれと共に感温抵抗を電源端子41と電位点4
4Aとの間に接続することができ、その場合の感
温抵抗としてはその抵抗温度特性が第6図に示さ
れる液晶のしきい値電圧Vthの温度変化に対応し
たものを使用するようにすれば、しきい値電圧の
温度変化を自動的に補償することができるので極
めて有益である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、液晶の
透明電極に印加する電圧のレベルを切換える複数
の電子スイツチを、電界効果型トランジスタによ
り構成してなる液晶マトリクス表示装置におい
て、その電界効果型トランジスタの出力電極と基
板間が順バイアスされるのを防止し、かつ逆バイ
アスを所定の大きさに抑制することができ、液晶
表示の輝度やコントラストの低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による液晶マトリク
ス表示装置の回路図、第2図は、第1図の装置に
おける選択・非選択電圧発生回路の詳細な構成を
示す結線図、第3図は、第2図の回路で使用可能
な電子スイツチの一例を示す回路図、第4図及び
第5図は、第1図及び第2図の回路の動作を説明
するためのタイムチヤート、第6図は、第2図の
回路において使用される液晶の温度特性の一例を
示すグラフ、第7図は、先行技術による液晶マト
リクス表示装置の回路図、第8図及び第9図は、
第7図の装置を電圧平均化法にしたがつて交流駆
動する場合の駆動電圧波形を示す波形図である。 10……液晶マトリクスパネル、12……走査
回路、14,26,49……インバータ、16,
18,28,30,40……選択・非選択電圧発
生回路、20,32,50……電子スイツチ回
路、22……直列−並列交換回路、24……ライ
ンメモリ、42……印加電圧決定用可変抵抗、4
3……抵抗分圧回路、51〜54……電子スイツ
チペア。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 対向する第1と第2の透明電極と、これらの
    透明電極間に挿入された液晶と、前記各透明電極
    に制御電圧に応じて所定の電圧を印加するスイツ
    チ回路とを含んでなる液晶マトリクス表示装置に
    おいて、前記スイツチ回路がそれぞれゲートと一
    対の主電極と基板とを有してなる複数のN型
    MOSトランジスタを含み、該各トランジスタの
    一方の主電極にそれぞれ異なる入力電圧を入力
    し、他方の主電極を前記透明電極に共通接続し、
    各トランジスタのゲートに前記一対の主電極間の
    インピーダンスを低下させる制御電圧を択一的に
    入力し、各トランジスタの基板に、前記制御電圧
    に応答させて、当該トランジスタの一対の主電極
    間のインピーダンスが低い状態時には当該トラン
    ジスタの入力電圧を、インピーダンスが高い状態
    時には前記入力電圧の最低電圧と同等若しくはこ
    れより低い電圧を切り換えて印加する構成とした
    ことを特徴とする液晶マトリクス表示装置。
JP7630390A 1990-03-26 1990-03-26 液晶マトリクス表示装置 Granted JPH02275989A (ja)

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JP7630390A JPH02275989A (ja) 1990-03-26 1990-03-26 液晶マトリクス表示装置

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JP7630390A JPH02275989A (ja) 1990-03-26 1990-03-26 液晶マトリクス表示装置

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JP2628187A Division JPS62240999A (ja) 1987-02-09 1987-02-09 液晶マトリクス表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3720848A (en) * 1971-07-01 1973-03-13 Motorola Inc Solid-state relay
JPS5230107A (en) * 1975-09-01 1977-03-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Maritime satellite system using variable beam width antenna

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