JPH03679A - コンテナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、空調可能な輸送機関のコンテナであって、特
に規格化された比較的大きな直方体のコンテナに関する
ものである。

「従来技術およびその課題」 いわゆる冷却コンテナ等の温度調整の可能なコンテナは
、近年頻繁に使用されている。このようなコンテナにお
いては、温度調整のためその一端に完成された一体の温
度制御装置が取り付けられている。

この温度制御装置は、温度制御装置のメーカーが工場に
て製造したものであり、温度調整の可能なコンテナは、
このユニットをコンテナに対し必要な機能的、機械的な
連結を行うことにより取り付けて形成されるものである
。

この）温度制御装置は、コンテナと同様に、大きさが規
格化されたものである。このような規格化されたコンテ
ナに温度制御装置を取り付けた場合、温度制御装置は、
コンテナの一端面に挿入されており、この温度制御装置
は、コンテナの端面の両端の２本の支柱（以下、コーナ
ポストとする。）から対称的に配置されている。コンテ
ナの端面の２本のコーナボストと、温度制御装置との間
の端面は、ライニング板により封止されている。これら
の端面のライニング板は、コンテナの他の壁と同様に、
断熱層を二枚の表面板ではさんだサンドイッチ構造をな
すものである。この断熱層は通常硬質フオームからなり
、これらの硬質フオームは、現場にて表面板の間に注入
され、形成されるものである。この際、必要ならばエア
ーダクトのための開口部が形成される。

このような温度調整されたコンテナにより輸送される物
品としては、トロピカルフルーツ等の腐敗しやすいもの
である場合が多く、今後さらに、このような繊細な物品
の輸送は増加することが予想され、またこの中にはさら
に腐敗しやすい繊細な物品が含まれてくることが予想さ
れる。したがって、輸送中の温度等の環境条件に対する
要求は今後厳しくなってくるであろう。

このような要求に対応するためには、コンテナ内の温度
の調整に加えて、環境（例えば、空気の組成等）も調整
するコンテナが用いられる。

この場合、温度制御装置によりコンテナ室内の温度を調
節し、これに加えて環境を調節するユニットが取り付け
られ、このユニットは、空気の組成、湿度等を適切に調
節する。

この環境を調節するユニットもまた、作動することがで
きる状態まで前もって工業的に作られたユニットが、ま
たはコンテナの内側らしくは外側に環境制御装置の個々
の部品を取り付けて、互いに連結することにより形成さ
れたものである。このような、環境制御装置の個々の部
品がコンテナの外側に取り付けられた場合は、これらを
外気等から適切に保護する手段を設ける必要がある。ま
た、内側に取り付けた場合も同様に保護する必要があり
、さらにはこの場合、コンテナ内部の容積に悪影響を及
ぼすものである。いずれにせよ、従来より用い、られて
いたものは、環境を調節しないコンテナが、もしくはコ
ンテナ内部の容積を犠牲にして、環境を調節するための
装置を設置したものである。

本発明の目的は、使用される容積にほとんど影響を与え
ずに、温度の調節および環境の調節が可能であり、かつ
その製造コストが適切である一般的なコンテナの提供を
目的とするものである。

［課題を解決するための手段」 本発明にあっては、直方体のコンテナの一方の端面の上
側および下側の梁の間の空間であって、旧記端面の両側
部に配設された支柱と、面記端面に取り付けられたコン
テナ内部の温度を調整するための温度制御装置との間の
１もしくは２箇所の空間に、コンテナ内部の環境を調整
するための環境制御装置を構成する部品が、各々機能す
るように連結されて配置された内部の温度および環境の
調節が可能なコンテナにより上記課題を解決するように
した。

「作用　」 本発明においては、コーナーポストと温度制御装置との
間の煙突状の空間に、環境制御装置の部品を収納するこ
とにより、コンテナ内の容積を減少させずに温度および
環境を調節することが可能なコンテナを提供することが
できる。

この際重要なことは、環境制御装置を全体として小さな
ユニットとすることである。このためには、コンテナを
適切な構造とする必要がある。すなわち、コンテナの構
造を、全体的に外部の影響から良好に防御されたコンテ
ナであることである。

１、たがって、本発明において重要な点は、内［１１＋
１と外側との間の温度等の環境の交換がなされないコン
テナである。本発明のより好ましい例として、シール性
の良好なコンテナ、もしくは環境や雰囲気の交換が強制
的なコントロールによりなされるコンテナである。

「実施例」 第１図は、直方体形状をなす標準的な大型コンテナの一
方の端面を示すもので、この端面の両側部に配設された
垂直なコーナーポスト１、２、および上側、下側の水平
方向の梁が示されている。

コーナ一部取り付は部品５は通常用いられる規格化され
たものであり、四隅とも同種のものである。

温度制御装置の部品は、矩形体６として記載されており
、この部品６は基板７に取り付けられている。部品６が
取り付けられている基板７は、コーナーポスト１．２お
よび梁３．４によりコンテナの端面に取り付けられてお
り、螺子もしくはリベット８により固定されている。

第２図は、コーナーボスＩ−１，２の断面を示すしので
、そのフランジには基板７が適当な数のボルト８により
螺子止めされている。また、側壁ｌＯは、リベット９に
よりコーナボスト２に固定されている。この側壁ＩＯは
、サンドイッチ構造をなすもので、表面板ｌ１％１２の
間には側壁１０を支持しかつ外部から断熱する断熱材１
３が充填されている。この断熱材１３は、硬質フオーム
により形成されているものである。この絶縁材１３は、
表面材［１，１２の間の部分に形成されたもので、表面
材１１１１２の間に配置され、これらを連結するもので
ある。

上記第２図に示す通常の構造において、コーナーポスト
２および側壁！０と、温度制御装置１５とにより形成さ
れる空間は、シート状の金属１６により囲われており、
かつ硬質フオーム１４が充填されている。この硬質フオ
ームＩ４は、上記絶縁材１３に用いられている材料と同
様のものである。この硬質フオーム皇４は内部の熱が外
部に逃げるのを防止するために設けられたらのである。

このように、この空間は温度制御装置の両側であって、
コンテナの屋根から床の間にある煙突状の空間である。

熱の伝導を防止するために、シート状金属！６は、ゴム
部材！７を介してコーナボスト２と連結している。

本発明において、上記硬質フオームが充填された空間は
、環境をコントロールするための装置の部品を収納する
のに用いる。二つのコーナーポスト１，２の間に温度制
御装置１５をその中間に配置した場合において、この空
間は、温度制御装置の両方の側部側、もしくは一方の側
部側、さらにはコーナーポストとコンテナのこの端面の
反対側に温度制御装置が構造上杵される範囲で突出する
側面との間の空間であって、比較的まとまった大きな空
間である。この空間は、環境をコントロールするための
装置の部品を収納するのに利用することが可能である。

環境をコントロールするための装置の部品を収納する自
由度を上げるために、上記部品に属するコンプレッサー
は、記載されたすべての温度制御装置の設置場所におけ
るコーナボストの間の空間であって、環境制御装置の残
りの部品から場所的に分離された空間に収納される。こ
の空間は、温度制御装置に利用されるが、もしくはこの
装置により塞がれた空間である。通常市販されている温
度制御装置において、この空間は上述の使用以外のこと
に当初から使用されていた。しかしながら、通常用いら
れる温度制御装置を調査し、検討すると、温度制御装置
のコンプレッサー１８を少し多動させるというわずかな
改良により、環境コントロールする装置のコンプレッサ
ー１９を収納するために必要な空間を形成することがで
きる。

第１図に示されるように、温度制御装置１５に用いられ
るコンプレッサー１８の現状の配置においては、環境制
御装置のコンプレッサー１９は収納することができない
。しかしながら、図中矢印Ａに示すような、基板７上の
温度制御装置に用いられるコンブ１ノツサー１８のわず
かな移動によっても、基板７上の環境制御装置のコンプ
レッサーＩ９の設置に十分な空間を作ることができるも
のである。

温度制御装置の側部側にある１箇所らしくは２箇所の空
間は、煙突のような比較的細長い空間であり、この空間
を利用することにより環境制御装置のための部品２０や
、以萌はその収納が常に問題となっており、このため用
いられていなかった細長い部品であるセパレータ２５を
収納することができる。

環境のコントロールにおいては、酸素および窒素のコン
トロールは重要である。コンテナ内におけるこの酸素お
よび窒素の比率は、輸送中の物品の保存状態に対して大
きな影響を与える。このため、温度と環境のコントロー
ルをする必要があるコンテナにおいては、酸素および窒
素は液化されシリンダに充填されて持ち運ばれている。

しかしながら、このような移動は、高価でありかつ場所
をとるものである。

一方、セパレータ２５を用いた場合は、コンテナ周囲の
空気をこのセパレータを用いて分離することにより上記
酸素および窒素が得られる。したがって、セパレータ２
５を用いた場合は、酸素および窒素のためのシリンダを
用意する必要がなく、このためコンテナの重量や大きさ
を小さくすることができる。

本発明における環境をコントロールする装置を、第４図
にブロックダイアグラムとして示す。第４図に示す個々
の部品については、その機能は一般によく知られたもの
であり、ここではその機能については細かく説明しない
。

第４図に示されるセパレータ２５は、周囲の空気を酸素
および窒素に分離するためのものである。

セパレータに供給される空気は、コンプレッサ１９によ
り圧縮され、ついでコンデンサ２２、ヒータ２４に送ら
れた後、セパレータ２５に供給される。セパレータ２５
により分離された酸素および窒素は、それぞれのコンテ
ナ内の収容される物品の必要に応じて異なる比率に調整
される。この比率は、環境を調節するための装置２０の
コントロールユニットであるコンピュータ３６により決
定されるものである。

周囲の空気の酸素もしくは窒素の濃度が十分ではない場
合は、不足したガス、すなわちセパレータ２５によって
供給できないガスは、コンテンナと共に運搬されている
シリンダにより供給される。

しかしながら、このシリンダーの数は、セパレータ２５
がない場合、すなわち供給する酸素や窒素の全てが必要
とされる場合に必要とされるシリンダの数よりも大幅に
少ないものである。したがって、セパレータ２５が無い
場合に必要とされるシリンダ設置のためのスペースに比
較して、その必要とされるスペースは小さい乙のである
。

第３図には、温度制御装置１５の側部側の煙突状の直立
した空間が示されている。ここには、細長いセパレータ
２５が収納されている。温度制御装置の側部の空間は、
壁＾のような場所４２と（。

て示される。これは、現実の壁（図中の二点鎖線４１に
て示す）からくぼみが設けられており、この中にはコン
テナの一方のコーナポストと環境制御装置の部品６と適
切な方法にて収納されている。

また、必要がある場合は、コンテナの側壁（二点鎖線４
４にて示す。）の壁＾のような場所４３の底側において
環境制御装置の個々の部品を収納することも可能である
。環境制御装置の部品間の機能的な連結は、特に問題と
されない。これは、それらがコーナポスト近傍の空間に
おいて、互いに近接して収納されているためである。こ
の場合において、コンテナ端面の中央における温度制御
装置の位置の変更は、小さな環境制御装置の部品の位置
の変更により温度制御装置のそれぞれの側部側にて対処
することが可能である。もし温度制御装置が側部に大き
く移動した場合には、相応したより大きな環境制御装置
の部品の位置の移動により容易に対処することかできる
。

環境制御装置の部品をメンテナンスする際に、その部品
を容易に取り吸うことができるように、これらの部品は
配置されるべきである。このようにするために、フラッ
プやカバーは壁高の壁に配置される。このように配置さ
れた際、壁ａ４２の横壁４５に配置されたフラップやカ
バーを取り吸うことができるようにするために、基板７
に保持された温度制御装置Ｉ５が、垂直方向に軸を有す
るヒンジのまわりに回動するように取り付けられている
。これらのヒンジは、コーナボストの空間内に配置され
る。もし、環境制御装置が、一方の側に収納されたなら
ば、このコーナボストの空間は、環境制御装置から分離
されている。第２図に示される壁高の横壁４５のフラッ
プやカバーが、エレメント１６により区画される空間の
一つの部分であるため、温度制御装置はこちら側が振れ
るように取り付けられる。このようなフラップらしくは
カバーなとは、第２図において図番４６にて示される。

本発明に用いられるコンテナは、絶対的に完全に外気と
遮断されたコンテナである。側壁、屋根、床の間の空間
は、壁、屋根および床か最適に気密化されることにより
、絶対的かつ完全に気密とされている。ドアが閉まった
状態において、このドア部分からの空気の侵入をを可能
な限り防止するからしくは完全に遮断する必要がある。

このようなコンテナにおいては、比較的小さな体積の温
度制御装置および環境制御装置が使用することができる
。このような装置の部品は、小さなサイズであり、した
がって収納に際しても容易に収納することができる。ま
た細長いンリンダ状のセパレータ２５においても同様で
ある。

本発明においては、セパＩノータ２５を鉛直方向に設置
することが好ましいが、これに限られるものでなく、温
度制御装置の上に水平に設置することら可能である。

一方、セパレータは、本発明における環境調整において
は、とくに重要なものであり、また、こればかさ高く場
所をとるものであることは明白である。したがって、セ
パレータを小さくするあらゆる試みがなされている。こ
のためには、上述したように、隙間かなくかつ周囲の環
境の影響されないコンテナであることが重要である。こ
のような観点から、特に荷を積み込んだり、取り出した
りするためのドアが大きな問題となる。本発明において
は、このドアおいても特に緊密に密閉しである。

本発明においては、気候制御装置を使用することも可能
である。この場合、特にドア近傍の空間においては、周
囲の環境から完全に遮断される必要がある。

「発明の効果」 以上説明したように、本発明は、直方体のコンテナの一
方の端面の上側および下側の梁の間の空間であって、前
記端面の両側部に配設された支柱と、前記端面に取り付
けられたコンテナ内部の温度を調整するための温度制御
装置との間の１らしくは２箇所の空間に、コンテナ内部
の環境を調整するための環境制御装置を構成する部品が
、各々機能するように連結されて配置されたことを特徴
とする内部の温度および環境の調節が可能なコンテナで
あるので、コンテナ内の容積を減少させずに温度および
環境を調節することができろ。

【図面の簡単な説明】

第１図は、コンテナの一端面を示し、温度制御装置を示
す正面図、第２図は、第１図に正面図が示された端面の
一コーナの水平面の断面図、第３図は、第２図の部分の
水平面におけるコンテナ内部の透視図、第４図は、環境
コントロール装置のブロックダイアダラムを示すもので
ある。 １．２　　・・・・・・　コーナーボスト、１つ　・・
・・・　コンプレッサー コンデンサー フィルター　２４　・・・・・・　ヒータ、セパレータ
、２６　・・・・・・バルブ、加湿機、　　　２８　・
・・・・・水タンク、コンテナ、　　３０　・・・・・
・水ポンプ、ＣＯ，スクラバー エヂレンスクラバー バルブ、 プレッシャー　レジューサ− ＣＯ，コンテナ コンピュータ、 ドアスイッチ、３８　・・・・・・　ファン、エアー　
サーキュレイク、 プレッシャー　レギュレイティング バルブ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、直方体のコンテナの一方の端面の上側および下側の
   梁の間の空間であって、前記端面の両側部に配設された
   支柱と、前記端面に取り付けられたコンテナ内部の温度
   を調整するための温度制御装置との間の１もしくは２箇
   所の空間に、コンテナ内部の環境を調整するための環境
   制御装置を構成する部品が、各々機能するように連結さ
   れて配置されたことを特徴とする内部の温度および環境
   の調節が可能なコンテナ。 ２、環境制御装置のコンプレッサが、温度制御装置に配
   置されたことを特徴とする請求項１記載のコンテナ。 ３、環境制御装置の部品であり、かつその形状が細長く
   、さらに周囲の空気を酸素および窒素に分離することが
   できるセパレータが、コンテナ端面の両端部の支柱と温
   度制御装置との間の空間に、鉛直に配置されたことを特
   徴とする請求項１記載のコンテナ。 ４、温度制御装置が鉛直方向の旋回軸によりコンテナに
   対して旋回するようによりとりつけられたことを特徴す
   る請求項１記載のコンテナ。 ５、環境制御装置の部品が、フラップ、プレートおよび
   スライダにより閉塞することが可能な開口部を通して接
   触することができる壁の内部に配置されたことを特徴と
   する請求項１記載のコンテナ。 ６、温度制御装置と前記手段により配置された環境制御
   装置の部品とを有し、温度制御装置による温度の制御と
   環境制御装置による環境の制御とが別個に独立して行な
   われることを特徴とする請求項１記載のコンテナ。 ７、コンテナの内側と外側の間の雰囲気の交換を完全に
   制御可能なことを特徴とする請求項１記載のコンテナ。 ８、環境制御装置の部品であり、かつその形状が細長く
   、さらに周囲の空気を酸素および窒素に分離することが
   できるセパレータが、温度制御装置の上もしくは上方に
   配置されたことを特徴とする請求項１記載のコンテナ。 ９、完全に密閉されたドア部と、エアーダクトを通じて
   のみコンテナの外部と連通することを特徴とする請求項
   １記載のコンテナ。