JPH0367976A - 蒸発促進装置 - Google Patents
蒸発促進装置Info
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- JPH0367976A JPH0367976A JP1201228A JP20122889A JPH0367976A JP H0367976 A JPH0367976 A JP H0367976A JP 1201228 A JP1201228 A JP 1201228A JP 20122889 A JP20122889 A JP 20122889A JP H0367976 A JPH0367976 A JP H0367976A
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- water
- base structure
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- boards
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は湿潤面の蒸発を促進する蒸発促進装置に関する
ものである。
ものである。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題)
昨今、都市部においては過密化等の理由により、気温が
上昇するという現象がみられる。
上昇するという現象がみられる。
本発明は、このような事情に鑑み都市の一画あるいは都
市全体を冷却することを目的とするものである。
市全体を冷却することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段)
このような目的を達成するために本発明は、湿潤面上に
配置された基台と、前記湿潤面と略直交する方向に向け
て前記基台に設けられる複数の板部材とを具備してなる
蒸発促進装置である。
配置された基台と、前記湿潤面と略直交する方向に向け
て前記基台に設けられる複数の板部材とを具備してなる
蒸発促進装置である。
(作用)
湿潤面では蒸発が行われるが、湿潤面近辺がほぼ飽和蒸
気圧に近くなると、はとんど蒸発が行われなくなる。
気圧に近くなると、はとんど蒸発が行われなくなる。
蒸発促進装置をこの湿潤面上に載置し、基台に設けられ
た板部材に風があたると、水面付近の空気の動きを乱し
湿潤面にほぼ直交する空気の動きを生ずる。空気のこの
ような動きによって湿潤面近辺の飽和蒸気圧に近い気団
が、湿潤面と略直交する方向に運ばれ、湿潤面近辺の蒸
気圧が低下し、湿潤面近辺で再び活発に蒸発が行われる
。 この蒸発によって湿潤面近辺で気化熱が奪われ、湿
潤面近辺の温度が低下する。
た板部材に風があたると、水面付近の空気の動きを乱し
湿潤面にほぼ直交する空気の動きを生ずる。空気のこの
ような動きによって湿潤面近辺の飽和蒸気圧に近い気団
が、湿潤面と略直交する方向に運ばれ、湿潤面近辺の蒸
気圧が低下し、湿潤面近辺で再び活発に蒸発が行われる
。 この蒸発によって湿潤面近辺で気化熱が奪われ、湿
潤面近辺の温度が低下する。
(実施例)
以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する
。
。
第1図は本発明の一実施例に係る蒸発促進装置の概略構
成を示すものである。同図に示されるようにこの蒸発促
進装置は、水面上に浮かべられた網状部材からなる基台
1に高さの異なる多数の板部材2が埴設されてなる。
成を示すものである。同図に示されるようにこの蒸発促
進装置は、水面上に浮かべられた網状部材からなる基台
1に高さの異なる多数の板部材2が埴設されてなる。
基台1を構成する網状部材は、たとえば繊維状のネット
、比重の小さい合成樹脂等からなり、この網状部材は図
示しないロープもしくは、合成樹脂等でつくられるわく
組み等で固定される。また板部材2も同様に比重の小さ
い合成樹脂等から形成される。
、比重の小さい合成樹脂等からなり、この網状部材は図
示しないロープもしくは、合成樹脂等でつくられるわく
組み等で固定される。また板部材2も同様に比重の小さ
い合成樹脂等から形成される。
網状部組の長さは、たとえば50Io程度であり、板部
材2の高さは規模によって異なり小規模なものでは数a
m〜数10c+n大規模なものでは5川程度のものとな
る。
材2の高さは規模によって異なり小規模なものでは数a
m〜数10c+n大規模なものでは5川程度のものとな
る。
このような構成を有する蒸発促進装置を、川辺りの河川
上に浮かべる。この場合、網状部材を剛性の高い材質の
もので作製し、図示しない固定具(たとえば、アンカー
)等によって河底に固定してもよい。
上に浮かべる。この場合、網状部材を剛性の高い材質の
もので作製し、図示しない固定具(たとえば、アンカー
)等によって河底に固定してもよい。
川の水面では絶えず蒸発が行われているが、水面近辺が
飽和蒸気圧に近くなると、はとんど蒸発が行われなくな
る。
飽和蒸気圧に近くなると、はとんど蒸発が行われなくな
る。
このような蒸発促進装置が川辺りに載置され、風がA方
向から吹くと、この風は板部tJ 2に当り、川の水面
とほぼ直交するB方向の流れを生じ、B方向に向う上昇
する気流によって水面近辺のほぼ飽和蒸気圧に近い気団
がB方向に運ばれ、水面近辺の飽和蒸気圧が低下する。
向から吹くと、この風は板部tJ 2に当り、川の水面
とほぼ直交するB方向の流れを生じ、B方向に向う上昇
する気流によって水面近辺のほぼ飽和蒸気圧に近い気団
がB方向に運ばれ、水面近辺の飽和蒸気圧が低下する。
したがって、再び水面で活発に蒸発が行われるようにな
り、この蒸発によって水面近辺から気化熱が奪われて、
水面近辺および川辺りの気温が低下する。さらに、水温
が低い場合には蒸発によるばかりでなく」二向き気流に
よって直接水面近くの低温の空気を上向きに運ぶことに
よって冷却を促進させることもできる。
り、この蒸発によって水面近辺から気化熱が奪われて、
水面近辺および川辺りの気温が低下する。さらに、水温
が低い場合には蒸発によるばかりでなく」二向き気流に
よって直接水面近くの低温の空気を上向きに運ぶことに
よって冷却を促進させることもできる。
このような蒸発促進装置を河川に対して所定の間隔で設
置するようにすれば、河川近辺の地域の気温を低下させ
ることができる。
置するようにすれば、河川近辺の地域の気温を低下させ
ることができる。
次に、この蒸発促進装置の蒸発に関する実験結果を示す
。
。
第2図は、この蒸発促進装置の模型を示すものであり、
水禎7の底部に設けられた基台1に対しで等間隔で板部
材2aが立設され、この板部材2aの上部か沈没しない
範囲内で水槽7に水5が入れられる。
水禎7の底部に設けられた基台1に対しで等間隔で板部
材2aが立設され、この板部材2aの上部か沈没しない
範囲内で水槽7に水5が入れられる。
尚、この水槽の長さは1.2川、深さ18m、板部材の
大きさは幅が30c+ns高さ4cmの板部材2aが水
面から突出している1t)さは3CI11である。ここ
では棒状の粗度を用いているが、第1図に示されるよう
なたんざく状の粗度を用いても効果は同様である。
大きさは幅が30c+ns高さ4cmの板部材2aが水
面から突出している1t)さは3CI11である。ここ
では棒状の粗度を用いているが、第1図に示されるよう
なたんざく状の粗度を用いても効果は同様である。
水槽7は、その下部および上部および第2図における正
面および背面は、すべて閉ざされているが、その両側面
は開口9が設けられており、この開口9から風が送られ
る。
面および背面は、すべて閉ざされているが、その両側面
は開口9が設けられており、この開口9から風が送られ
る。
第3図は、この実験の結果を示すグラフであり、横軸は
風速U tagsを表し、縦軸は蒸発速度E/ (q
−qh ) kg/ rn2hrを表す。
風速U tagsを表し、縦軸は蒸発速度E/ (q
−qh ) kg/ rn2hrを表す。
なお、Eは単位時間および単位面積あたりの蒸発量であ
る。q は水面の極近傍での比況(湿潤空気1kgに含
まれる水蒸気のnag数)を表し、qhは水面から充分
高いところの比況を表す。
る。q は水面の極近傍での比況(湿潤空気1kgに含
まれる水蒸気のnag数)を表し、qhは水面から充分
高いところの比況を表す。
第3図において、黒丸・は第2図に示ず蒸発促進装置を
用いた場合の実験結果を示し、白丸○は第2図において
板部+4’ 2 aを除去した場合の例を示す。同図に
示されるように板部442 aを設けることによって、
かなりの蒸発の促進が見受けられる。この蒸発により、
dl境のず戊ドも見受けられた。
用いた場合の実験結果を示し、白丸○は第2図において
板部+4’ 2 aを除去した場合の例を示す。同図に
示されるように板部442 aを設けることによって、
かなりの蒸発の促進が見受けられる。この蒸発により、
dl境のず戊ドも見受けられた。
なお、本発明は、前述した実施例に限定されるものでは
ない。
ない。
たとえば、前述した構成を有する小型タイプの蒸発促進
装置をビル近辺にある噴水等の水辺空間に設けることに
より、この水辺空間近辺の温度の低下を図ることができ
る。
装置をビル近辺にある噴水等の水辺空間に設けることに
より、この水辺空間近辺の温度の低下を図ることができ
る。
また、ビルの屋」二等にプラスチック等で小規模なプー
ルを作り、このプールに前述した蒸発促進装置の小型の
タイプを設けることにより、このビル近辺の温度の低下
を図ることができる。
ルを作り、このプールに前述した蒸発促進装置の小型の
タイプを設けることにより、このビル近辺の温度の低下
を図ることができる。
この場合は美観等を考慮して板部4イ2を透明状のプラ
スチックとして内部に発光ダイオード等を設けることに
よって、夜間のイルミネーション等に利用することもで
きる。
スチックとして内部に発光ダイオード等を設けることに
よって、夜間のイルミネーション等に利用することもで
きる。
また、第1図に示す蒸発促進装置の大型のタイプを、た
とえば東京湾等の海岸添いに設けるようにすれば、都市
(東京近辺)全体の温度の低下を図ることもできる。
とえば東京湾等の海岸添いに設けるようにすれば、都市
(東京近辺)全体の温度の低下を図ることもできる。
また、建築現場等においてコンクリートの打設後、湿潤
状態のコンクリート面にこの蒸発促進装置を設けること
によって、コンクリートの乾燥を速めることができる。
状態のコンクリート面にこの蒸発促進装置を設けること
によって、コンクリートの乾燥を速めることができる。
また、西南アジア等の砂漠地帯に人造湖を造り、その水
面に大型タイプの蒸発促進装置を設けることによって、
その砂漠地域の気候を緩和することもできる。
面に大型タイプの蒸発促進装置を設けることによって、
その砂漠地域の気候を緩和することもできる。
その他、本発明は、蒸発を速めたり、温度を低下させた
りする場合に種々用いることができる。
りする場合に種々用いることができる。
[発明の効果]
以上詳細に説明したように本発明によれば、温度の低下
あるいは蒸発の促進を図ることができる。
あるいは蒸発の促進を図ることができる。
第1図は本発明の一実施例に係る蒸発促進装置の概略構
成を示す斜蜆図、第2図は蒸発促進装置の実験模型の正
面図、第3図は模型実験の実験結果を示すグラフである
。 1・・・・・・・・・基台 2・・・・・・・・・板部材
成を示す斜蜆図、第2図は蒸発促進装置の実験模型の正
面図、第3図は模型実験の実験結果を示すグラフである
。 1・・・・・・・・・基台 2・・・・・・・・・板部材
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 湿潤面上に配置された基台と、 前記湿潤面と略直交する方向に向けて前記基台に設けら
れる複数の板部材と、 を具備してなる蒸発促進装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1201228A JPH0367976A (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | 蒸発促進装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1201228A JPH0367976A (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | 蒸発促進装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0367976A true JPH0367976A (ja) | 1991-03-22 |
Family
ID=16437459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1201228A Pending JPH0367976A (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | 蒸発促進装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0367976A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6676459B2 (en) | 2001-05-31 | 2004-01-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Conductor connection method, conductor connection structure, and solar cell module having connection structure |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012144271A1 (ja) * | 2011-04-19 | 2012-10-26 | 日産自動車株式会社 | 半導体装置およびその製造方法 |
-
1989
- 1989-08-04 JP JP1201228A patent/JPH0367976A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012144271A1 (ja) * | 2011-04-19 | 2012-10-26 | 日産自動車株式会社 | 半導体装置およびその製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6676459B2 (en) | 2001-05-31 | 2004-01-13 | Canon Kabushiki Kaisha | Conductor connection method, conductor connection structure, and solar cell module having connection structure |
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