JPH0367833B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0367833B2
JPH0367833B2 JP60178923A JP17892385A JPH0367833B2 JP H0367833 B2 JPH0367833 B2 JP H0367833B2 JP 60178923 A JP60178923 A JP 60178923A JP 17892385 A JP17892385 A JP 17892385A JP H0367833 B2 JPH0367833 B2 JP H0367833B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrochrome slag
slag
ferrochrome
sandblasting material
sandblasting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60178923A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6239179A (ja
Inventor
Masaaki Iimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Jiryoku Senko Co Ltd
Original Assignee
Nippon Jiryoku Senko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Jiryoku Senko Co Ltd filed Critical Nippon Jiryoku Senko Co Ltd
Priority to JP17892385A priority Critical patent/JPS6239179A/ja
Publication of JPS6239179A publication Critical patent/JPS6239179A/ja
Publication of JPH0367833B2 publication Critical patent/JPH0367833B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、フエロクロムスラグを原料としたサ
ンドブラスト材及びその製造方法に関するもので
ある。 〔従来の技術〕 一般に、フエロクロムスラグはSiO2を28〜29
重量%、MgOを約36〜37重量%、Al2O3を約21〜
23重量%、CaOを約1.8〜2.0重量%、Cr2O3を約
4〜6.5重量%含有し、含有鉱物はスピネル
(MgO・Al2O3)が主体で、フオルステライト
(2MgO・SiO2)、エンスタタイト(FeO・SiO2)、
マグネシオフエライト(MgO・Fe2O3)、ヘルシ
ナイト(FeO・Al2O3)等を含有しているので、
自然崩壊性は殆どなく重くかつ硬質で安定な物質
であるが、有効には利用されておらず、ほとんど
が埋め立て廃棄処分されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 一方、サンドブラスト材の砂源として、従来自
然砂を使用していたが、近年砂源の不足から人工
砂も採用されている。 この人工砂の原料としては、主として自然石
(珪石等)が原料とされていたのであるが、この
自然石が不足している事情から、製鋼過程で発生
するスラグからサンドブラスト材を製造すること
が提唱されているが、フエロクロムスラグについ
ては未開発であつた。 また、単に破砕機でスラグを所定の大きさまで
割つただけでは、製造されたサンドブラスト材の
粒子には角があり、中には、箔状のもの、細長形
状のものも混合し、この為サンドブラスト材の原
料として使用した場合、研掃能力が劣るという問
題点があつた。 本発明はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、埋め立て廃棄処分されているフエロクロムス
ラグの有効利用を図ると共に、このフエロクロム
スラグの優れた性質を利用してサンドブラスト能
率の良いサンドブラスト材及びその製造方法を提
供することを目的とする。 〔問題点を解決する手段〕 上記目的に沿う本発明に係るサンドブラスト材
は、メタル分が除去され、所定の粒度以下に破砕
されて、しかもその角が丸められたフエロクロム
スラグから構成されている。 また、上記目的に沿うサンドブラスト材の製造
方法は、塊状のフエロクロムスラグを粗破砕する
と共に磁選処理する第1工程と、該第1工程によ
つて処理されたフエロクロムスラグを更に破砕す
ると共にその角を丸める第2工程と、該第2工程
によつて処理されたフエロクロムスラグを分級機
によつて所定の粒度ごとに分級する第3工程を有
して構成されている。 ここに、第2工程において、フエロクロムスラ
グを破砕すると共にその角を丸める処理は、衝撃
破砕機によつて同時に行うことも可能であるが、
角を丸める装置を別に配設し、これによつて所定
の大きさに破砕されたフエロクロムスラグの角を
落とすことも可能である。 また、最終製品であるフエロクロムスラグに
は、メタル分が混入していると、硬度の相違によ
つてサンドブラスト面の仕上がりが均一で無くな
る場合があるので、上記第2工程または第3工程
で処理した後に、磁選機、比重選別機または色彩
選別機等のメタル選別機でメタル分を取り除いて
おくのが好ましい。 また、メタル分を減少させるための手段とし
て、第1工程に於ける塊状のフエロクロムスラグ
には、電気炉から排出されるスラグを複数のオー
バフローするスラグを受ける取鍋で受け、フエロ
クロムスラグ中のメタル分を減少させたフエロク
ロムスラグを使用することも可能である。 〔作用〕 本発明に係るサンドブラスト材においては、フ
エロクロムスラグは硬く(モース硬度7〜8)
て、しかも耐摩耗性に富む。そして、メタル分が
除去され、しかもその角は丸められているので、
硬度のバラツキがなくサンドブラスト面の仕上が
りが均一となる。そして、固くて比重も大きいの
で、大きな衝撃力を有する。 次に、本発明に係るサンドブラスト材の製造方
法においては、まず第1工程によつて粗破砕され
たフエロクロムスラグを第2工程によつて更に破
砕すると共に、その角を丸めることによつて、破
砕されたフエロクロムスラグは球体に近づき、箔
状のものあるいは細長形状のものは粉砕されるこ
とになる。従つて、サンドブラスト材全体の見掛
け上の比重が大きくなつて衝撃力が大きくなるの
で、これによつてサンドブラスト能力(即ち、研
掃能力)が大きくなる。そして、第2工程によつ
て球体に近づけられたフエロクロムスラグは、第
3工程によつて分級処理される。これによつて所
定の粒度分布のサンドブラスト材を得ることが可
能となるので、サンドブラスト処理対象物に応じ
たサンドブラスト材を提供することができること
になる。 〔実施例〕 次に添付した図面を参照しつつ、本発明を具体
化した一実施例につき説明し、本発明の理解に供
する。 ここに、第1図は本発明の一実施例に係るサン
ドブラスト材の製造方法を採用したサンドブラス
ト材の製造設備の平面図、第2図は同正面図、第
3図は上記実施例を採用したサンドブラスト材の
製造設備を構成する衝撃破砕機の一部切欠き側面
図である。 第1図、第2図に示すように、本発明の一実施
例を採用したサンドブラスト材の製造設備10
は、コンベア11aで搬送されるフエロクロムス
ラグからメタル分を除く磁選機11と、該磁選機
11によつてメタル分の取り除かれたフエロクロ
ムスラグを搬送するコンベア12,13と、フエ
ロクロムスラグを破砕しその角を丸める衝撃破砕
機14,15と分級機16とを有して構成されて
いる。以下、これらについて、詳しく説明する。 図示しない破砕機の一例であるジヨークラツシ
ヤ及びロツドミルで破砕されたフエロクロムスラ
グは、磁選機11でメタル分を取り除かれた後、
コンベア12,13で搬送されて、一時貯留タン
ク17に貯留された後、衝撃破砕機14,15の
いずれかに投入される。 上記衝撃破砕機14(15においても同様)
は、第3図に示すように、モータ17aによつて
回転駆動される衝撃板18の取付けられたロータ
19と、ケーシング20内に固着され上記ロータ
19から飛ばされた原料であるフエロクロムスラ
グを受ける衝撃板21とを有して構成され、原料
投入口22から投入されたフエロクロムスラグを
衝突板18に衝突させて破砕すると共に、順次衝
突させることによつて角を丸めて、排出口23か
ら排出する構造となつている。 なお、第3図において、20aで示すものは集
塵フードであり、20bで示すものは原料供給パ
イプである。 上記衝撃破砕機14,15によつて処理された
フエロクロムスラグは、コンベア24,25によ
つて分級機16に搬送される。 この分級機16は、振動篩26と振動篩27に
よつて構成され、振動篩26によつてフエロクロ
ムスラグは、粒径が2.8(単位はmm、以下同じ)以
上、2.8〜1.8、1.8以下に分級される。そして、
2.8以上のフエロクロムスラグは、外部に排出さ
れコンベア28によつて、元のフエロクロムスラ
グが乗つているコンベア11aに搬送され、2.8
〜1.8のフエロクロムスラグは下部のサブタンク
28aに貯蔵される。一方、1.8以下のフエロク
ロムスラグはコンベア29,30によつて振動篩
27に搬送され、1.8〜0.8、0.8〜0.4、0.4以下に
分級される。ここで、1.8〜0.8のフエロクロムス
ラグはコンベア31によつてサブタンク32に搬
送して貯留され、0.8〜0.4のフエロクロムスラグ
は、サブタンク33に貯留される。一方、0.4以
下のフエロクロムスラグは一旦サブタンク34に
貯留された後、集塵機35によつて集められるフ
エロクロムスラグのダストと共に、コンベア28
によつて元のフエロクロムスラグが乗つているコ
ンベア11aに搬送される。 以上の工程を経て、サンドブラスト材である粒
径、2.8〜1.8、1.8〜0.8、0.8〜0.4のフエロクロム
スラグが製造される。 次に、上記工程を経て製造したフエロクロムス
ラグの物性を第1表に示すが、該表に示すように
上記方法にて製造したフエロクロムスラグは、硬
くて摩耗性に富む材料であることが分かる。 また、環境庁告示13号による有害物質溶出試験
の結果を第2表に示す。
【表】
〔発明の効果〕
本発明に係るサンドブラスト材は、以上の説明
から明らかなように、サンドブラスト材の原料と
してフエロクロムスラグを使用しているので、フ
エロクロムスラグの有効利用が図られる。 そして、メタル分が除去されているので、硬度
が均一となり、サンドブラスト画の仕上がりが均
一化される。 また、フエロクロムスラグは硬く、更に丸めら
れているので、耐摩耗性に富み、研掃能力の優れ
たサンドブラスト材を提供することになる。 また、本発明に係るサンドブラスト材の製造方
法は以上の説明から明らかなように、フエロクロ
ムスラグを原料とし、一旦粗破砕したフエロクロ
ムスラグの角を丸めながら破砕しているので、こ
れによつてフエロクロムスラグを主原料とした優
れた研掃能率を有するサンドブラスト材を提供で
きることとなつた。 更には、フエロクロムスラグから上記手段によ
つてメタル分を除去させた場合は、焼き入れされ
てフエロクロムスラグより硬くなつたメタル分が
除去できるので、研掃面であるサンドブラスト面
の荒れが無くなり、均一な仕上げ面を提供できる
ことになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るサンドブラス
ト材の製造方法を採用したサンドブラスト材の製
造設備の平面図、第2図は同正面図、第3図は上
記実施例を採用したサンドブラスト材の製造設備
を構成する衝撃破砕機の一部切欠き側面図であ
る。 〔符号の説明〕、10……本発明の一実施例に
係るサンドブラスト材の製造方法を採用したサン
ドブラスト材の製造設備、11……磁選機、11
a,12,13,24,25,28……コンベ
ア、14,15……衝撃破砕機、16……分級
機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 メタル分が除去され、所定の粒度以下に破砕
    されて、しかもその角が丸められたフエロクロム
    スラグからなるサンドブラスト材。 2 塊状のフエロクロムスラグを粗破砕すると共
    に磁選処理する第1工程と、該第1工程によつて
    処理されたフエロクロムスラグを更に破砕すると
    共にその角を丸める第2工程と、該第2工程によ
    つて処理されたフエロクロムスラグを分級機によ
    つて所定の粒度ごとに分級する第3工程を有する
    サンドブラスト材の製造方法。 3 第2工程において、フエロクロムスラグを破
    砕すると共にその角を丸める処理は、衝撃破砕機
    によつて行う特許請求の範囲第2項記載のサンド
    ブラスト材の製造方法。 4 最終製品であるフエロクロムスラグは、磁選
    機または比重選別機等のメタル選別機によつてメ
    タル分が除去されている特許請求の範囲第2項ま
    たは第3項記載のサンドブラスト材の製造方法。 5 第1工程における塊状のフエロクロムスラグ
    は、電気炉から排出されるフエロクロムスラグを
    複数の取鍋によつて受け、順次オーバフローさせ
    ることによつてメタル分を減少させたフエロクロ
    ムスラグである特許請求の範囲第2項、第3項ま
    たは第4項記載のサンドブラスト材の製造方法。
JP17892385A 1985-08-13 1985-08-13 サンドブラスト材及びその製造方法 Granted JPS6239179A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17892385A JPS6239179A (ja) 1985-08-13 1985-08-13 サンドブラスト材及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17892385A JPS6239179A (ja) 1985-08-13 1985-08-13 サンドブラスト材及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6239179A JPS6239179A (ja) 1987-02-20
JPH0367833B2 true JPH0367833B2 (ja) 1991-10-24

Family

ID=16057007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17892385A Granted JPS6239179A (ja) 1985-08-13 1985-08-13 サンドブラスト材及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6239179A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5629682A (en) * 1994-12-20 1997-05-13 International Business Machines Corporation Magnetic recorder having MR read and inductive write capability
JP5565826B2 (ja) * 2009-10-16 2014-08-06 日新製鋼株式会社 ブラスト処理用研削材およびその製造方法
JP5737588B2 (ja) * 2011-10-27 2015-06-17 Jfeエンジニアリング株式会社 研掃材の製造方法及び研掃材
JP5820524B1 (ja) * 2014-12-11 2015-11-24 キム キョンジョ ショット成形装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59222537A (ja) * 1983-06-01 1984-12-14 Nippon Steel Corp 急冷スラグから研掃材を回収する方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59222537A (ja) * 1983-06-01 1984-12-14 Nippon Steel Corp 急冷スラグから研掃材を回収する方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6239179A (ja) 1987-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0422976B2 (ja)
JP2013117058A (ja) 鉄系材料及び再生砂の製造装置
US3716947A (en) Abrasive blast cleaning system
EP1414601B1 (en) Method of preparing foundry sand
CN111285405A (zh) 一种从钢渣磁选尾矿中分离铁酸钙和铁酸镁的方法
JPH0367833B2 (ja)
CN108654812A (zh) 一种钢厂废旧耐火材料的循环利用加工工艺及系统
CN202516839U (zh) 炉渣处理装置
US4449566A (en) Foundry sand reclamation
JPH0468354B2 (ja)
US3829029A (en) Abrasive blast cleaning system
JPH11157846A (ja) ガラス原料用カレットの調製方法およびその装置
KR20140113653A (ko) 광섬유 폐기물의 처리 방법
JPS6241742A (ja) 耐摩耗材及びその製造方法
KR100548871B1 (ko) 제철 슬래그의 철 회수방법
CN102825010A (zh) 一种矿料的综合加工方法
KR20120072007A (ko) 페로니켈 슬래그 재활용 방법과 이를 이용한 주물사용 재료 및 페로니켈 슬래그 주물사
CN202744566U (zh) 炼钢脱硫渣处理系统
JP2001232224A (ja) ガラス廃棄物の再資源化方法
CN1899731A (zh) 超细钢渣粉制作方法
Lee et al. The process development of glass cullet and recycled glass aggregate for improving recycling rate
US4039625A (en) Beneficiation of olivine foundry sand by differential attrition grinding
JP3649400B2 (ja) 自硬性鋳物砂の再生前処理方法およびその設備
JP3687291B2 (ja) 粒状物の篩分け方法
CA2076216C (en) Process for purifying silica sand and other materials