JPH0367736A - 自動車の後視鏡装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は自動車の後視鏡装置（バックミラー）に関する
ものである。

［従来の技術］ 後視鏡装置は走行時等に自動車の後方を見るものである
が、運転席からは自動車の外側線上附近の後方は遠方ま
で視界内に入っても、斜め後方は視界からはずれてしま
う。

そこで、電動機で回動可能としたものが一部で用いられ
ているが、作動速度がかなり緩徐であるため、旋回時や
車線変更時に瞬時に斜め後方の接近個所を視界内に捕ら
えることができない欠点があり、そのうえ後視鏡全体が
回動するため斜め後方を視界内に捕えても自動車の外側
線上附近の後方が視界から外れてしまう。即ち、視界を
変えることはできても、後視鏡全体に写る視角は変らな
い。また、後視鏡を大きくする手段も考えられるが、保
安基準に後視鏡は自動車の最外側から２５Ｏｎ＋ｍ以下
とする規定がありその規制を受けるので大形化に限度が
ある。更に後視鏡を凸面鏡とする手段も考えられるが、
写像が歪むという問題がある。

［発明が解決しようとする課題］ 従来からある後視鏡では斜め後方の接近個所を見ること
ができないため、旋回時や車線変更時において斜め後方
の接近個所の歩行者や車両などを確認できない場合があ
って危険であるという課題がある。また、後視鏡全体を
電動機で回動させるものでは視角を大きくすることがで
きないため広範囲に見ることができない。更に保安基準
の規制から後視鏡の大形化には限度がある。

本発明は、これらの課題を解決し保安基準の規制内にあ
って、しかも後視鏡全体に写る視角を大きくして自動車
の旋回や車線変更が安全に行なえる後視鏡を提供するこ
とを目的として発明されたものである。

［課題を解決するための手段］ 前記課題を解決する手段として、本発明は後視鏡をフレ
ームに固定された内側部と回動可能な外側部とによって
形成するとともに、方向指示灯の作動と連動して作動す
るソレノイドのプランジャを外側部に連結し、方向指示
灯の作動時に外側部が外側方向へ向けられるように構成
した。

［作　　用］ 方向指示灯を作動させると同時に方向指示灯と同じ側の
ソレノイドが駆動して後視鏡の外側部を外側方向へ向け
させる。従って、後視鏡には自動車の外側線上附近の後
方から斜め後方の接近個所まで幅広い範囲が写る。

［実　施　例］ 本発明の実施例を図面に基いて説明する。

図面において、符号１ａ、ｌｂは左右の後視鏡装置、２
は方向指示灯回路、３は電源、４は方向指示灯のスイッ
チ、５ａ、５ｂは左右の方向指示灯を示す。

後視鏡装置１ａ、ｌｂは左右ともそれぞれフレーム６と
後視＃１７とフレーム６に内蔵されたソレノイド８ａ、
　８ｂとからなり、後視鏡７はフレーム６に固定された
内側部７Ａと回動可能な外側部７Ｂとによって形成され
、内側部７Ａと外側部７Ｂとは蝶番９によって連設され
ている。また、フレーム６に内蔵されたソレノイド８ａ
、　８ｂのプランジャ１０が外側部７Ｂの蝶番９に接近
した位置に突設されたビン受け１１とビンによって回動
自在に連結されている。そして、ソレノイド８ａ、　８
ｂの励磁と消磁とによって直線往復動するプランジャ１
０が外側部７Ｂを回動させるもので、消磁時はソレノイ
ド８ａ、　８ｂに内蔵されている戻しばねのばね力でプ
ランジャ１０が突出することによって外側部７Ｂが内側
部７Ａと同一平面となり、励磁時にプランジャ１０が吸
引されることによって外側部７Ｂが外側方向へ向くよう
に回動するものである。

方向指示灯回路２のスイッチ４から左右の方向指示灯５
ａ、５ｂ　ヘ至るそれぞれの導Ｍｉｌ１２ａ、１２ｂよ
り分岐した導Ｍ１４が左右のソレノイド８ａ、８ｂへ接
続されている。また、前記分岐個所と左右の方向指示灯
５ａ、　５ｂとの間にそれぞれフラッシュユニット１３
ａ、　１３ｂが設けられている。従って、スイッチ４と
導線１２ａとフラッシュユニット１３ａと左の方向指示
灯５ａとによって左方向指示灯回路２ａが構成され、ま
たスイッチ４と導、ｌｔｉ　１２ｂとフラッシュユニッ
ト１３ｂと右の方向指示灯５ｂとによって右方向指示灯
回路２ｂが構成される。

以上のように構成した本実施例は、自動車が右旋回や右
方への車線変更を行なうとき、スイッチ４を操作して電
源３と右方向指示灯回路２ｂとを接続させて右の方向指
示灯５ｂを点滅させると同時にソレノイド８ｂが励磁す
る。この励磁によってプランジャ１０が吸引移動して右
の後視鏡装置１ｂの外側部７Ｂが外側方向へ向けられる
ように回動し二点ｆａ蒜のようになるのである。従って
、後視Ｍ７の内側部７Ａには自動車の外側線上附近の後
方が写り、外側部７Ｂには斜め後方の接近個所が写ると
こととなり、運転者は後方を幅広く視界内に捕えること
となる。また、スイッチ４が中立位置に戻るとソレノイ
ド８ｂへの電流供給も断たれて消磁され、プランジャ１
０が押し出されて外側部７Ｂを回動させ内側部７Ａと同
一平面とし、通常の後視＃ｉ７に戻るのである。尚、左
旋回や左方への車線変更を行なうときも、左方向指示灯
回路２ａを電源３と接続させ左の方向指示灯５ａを点滅
させると同時にソレノイド８ａが励磁され左の後視鏡装
置１ａの外側部７Ｂが外側方向へ向くように回動するの
である。

［発明の効果コ 以上のように本発明は、後視鏡を固定した内側部と回動
可能な外側部とに分割し、方向指示灯の作動と同時にソ
レノイドによって外側部を外側方向へ向くように構成し
たものであるから、自動車が旋回や車線変更を行なう場
合に方向指示灯の点滅と同時に後視鏡の外側部が外側方
向へ向き、内側部は従来通り自動車の外側線上附近の後
方を写すが、外側部は斜め後方の接近個所を写すように
なって後視鏡全体の視角が拡がるものである。従って、
運転者は斜め後方に接近している歩行者や車両などを確
実に見ることができ、旋回や車線変更の際における運転
の安全性が向上するものである。また、後視鏡を分割し
て視角を拡げたことにより、大形化することなく安全基
準の面からも問題のない後視鏡装置となるものである。

しかも、後視鏡の回動を方向指示灯の作動と連動してソ
レノイドによって行なわせるものであるから、方向指示
灯を作動させると同時に瞬時に後視鏡の外側部が外側方
へ向き事故防止にきわめて有効なものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示す構成図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 後視鏡をフレームに固定された内側部と回動可能な外側
   部とによって形成するとともに、方向指示灯の作動と連
   動して作動するソレノイドのプランジャを外側部に連結
   し、方向指示灯の作動時に外側部が外側方向へ向けられ
   るように構成してなる自動車の後視鏡装置。