JPH0367417B2

JPH0367417B2 -

Info

Publication number: JPH0367417B2
Application number: JP62259822A
Authority: JP
Inventors: Ryuji Andore
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-10-17
Filing date: 1987-10-16
Publication date: 1991-10-22
Also published as: JPS63105762A; DE3773340D1; ATE67660T1; ES2026568T3; CA1292270C; GR3003202T3; EP0268555B1; EP0268555A1; US4872657A

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、複数の分割されたセグメントからな
る患者支持面がその長手方向軸線及びこの軸線に
交差する横方向軸線のまわりに傾斜可能であり、
また、それらセグメントがセグメントの横方向軸
線まわりで相互に傾斜し得る患者支持面と、患者
支持面を傾斜させるとともに、それらセグメント
を傾斜させる複数の液圧駆動装置と、それぞれ液
圧駆動装置を制御する制御レバーを有する制御パ
ネルと、送信機および受信機を具備し、その受信
機が液圧駆動装置を作動させる作動手段を付勢す
る出力部を持つたドライバーを有する遠隔制御装
置とを具える手術用テーブルに関するものであ
る。

（従来の技術およびその問題点）スイス国特許第615587号に開示された手術用テ
ーブルは、幾つかのセクシヨンに分割された患者
支持面が支持コラムに傾斜自在に取付けられてい
た。そして支持コラムは可動なテーブルベース上
に載置されていた。患者支持面のそれぞれのセク
シヨンは、それらの横軸まわりで互いに揺動可能
であり、その場合に回動運動は液圧シリンダによ
り行なわれていた。それら液圧シリンダは、制御
パネル内に配設した制御弁により駆動されるもの
である。また、制御弁は、制御パネルから突出さ
せた制御レバーにより操作することができるもの
であつた。

一方、殺菌区域に配置された手術用テーブルを
外方から操作することがしばしば要求されること
があつた。すなわち、患者支持面の各セクシヨン
および／または支持面高さを調整するためであ
る。このような調整を、既知の手術用テーブルで
は行なうことができなかつた。

それゆえ本発明の目的は、手術用テーブルが配
置された殺菌区域外方から遠隔操作し得る一方、
制御レバーの操作によつても直接的に操作するこ
とができる手術用テーブルを提供することにあ
る。

（問題点を解決するための手段）この目的を達成するため本発明手術用テーブル
においては、とくに、作動手段を作動手段を電動
モータとし、それら電動モータの各々を、制御レ
バーに機能的に連結するとともに、ドライバーの
出力端に電気的に接続し、各制御レバーに関連さ
せて制御弁を設け関連する液圧駆動装置への圧油
の供給を制御可能とし、制御弁は、弁摺動部と、
弁摺動部を移動させる手段とを有し、この弁摺動
部移動手段は、ジヤーナルに偏心して設けられた
フオロワーピンと、プツシユロツドと、ピストン
ロツドとを有し、ピストンロツドは、その一端部
が弁摺動部に連結され、その他端部がプツシユロ
ツドの一端部に連結片を介して枢着され、フオロ
ワーピンをプツシユロツドの他端部に貫通させ、
プツシユロツドから突出するフオロワーピンの端
部を、制御レバーが貫装されるジヤーナルの半径
方向溝孔内に突出させ、フオロワーピンを有する
ジヤーナルを電動モータに連結して回動自在とし
てなる。

（実施例）以下図面を参照して本発明装置について詳述す
る。

第１図に示す本発明手術用テーブルは、セグメ
ント１，２，３，４そして５に分割された患者支
持面を有ちており、それら各セグメントは患者支
持面の長手方向軸線Ｌに交差するそれらの横方向
軸線６，７そして８のまわりで相互に傾斜するこ
とができる。患者支持面は、全体としてその横方
向軸線９のまわりにも傾斜することができる。セ
グメント２は、サドル１１を有する支持スタンド
１０上に載置され、そのサドルは、患者支持面の
長手方向軸線Ｌ及び横方向軸線９のまわりに傾斜
させることができる。横方向軸線９は支持コラム
１２の上部に支持されており、一方支持コラムは
テーブルベース１３から上方に突出している。こ
の支持コラム１２は伸縮自在であるので、患者支
持面高さを調整することができる。制御パネル１
４は支持スタンド１０上に装着されており、制御
レバー１５〜１８はパネルから突出して設けらて
いる。その制御パネル１４は、第１図には示さな
いが制御弁を具備しており、それら制御弁につい
ては以下に詳述する。

第２図は、第１図に示す手術用テーブルの液圧
駆動装置を示す。この液圧駆動装置は、電動モー
タ１９により駆動されるポンプ２０を具える。ポ
ンプ２０は、電動モータ１９がプラグ２４を介し
てAC回路に接続されると、リザーバ２１から逆
止め弁２２を介して圧油アキユムレータ２３に圧
油を供給する。圧油アキユムレータ２３内の圧力
は、マノメータ２５により読み取ることができ
る。

圧力調整弁２６は、圧油アキユムレータ２３内
の圧力が過大とならないようにする。余分な圧油
は、戻り路２７を介してリザーバ２１に戻され
る。

圧油は管路２８、切換え弁２９そして管路３１
を経て、制御パネル１４に流れる。なお、第２図
では制御パネルの一部のみを示す。制御パネル１
４内には、４本の制御レバー１５〜１８に対応す
る４個の制御弁が、それぞれの制御レバー１５〜
１８に割り当てて配設されている。

第２図では、制御レバー１５及び１８に割り当
てられた２個の制御弁３２及び３３だけを示す。

圧油は、制御弁３２を介して開放可能な逆止め
弁３４そして管路３５を通り、支持コラム１２内
に配設された駆動シリンダ３６に達し、制御レバ
ー１８を第２図において右方に回転させた時に、
患者支持面を上昇させる。これに対し、制御レバ
ー１８を反対方向、すなわち左方向に回転させる
と、圧油は制御弁３２を通り開放可能な逆止め弁
３４に流れるので逆止め弁が開き、患者支持面が
下がることとなる。駆動シリンダ３６内の圧油
は、管路３５、開放した逆止め弁３４、制御弁３
２そして戻り路２７を介してリザーバ２１に戻る
ことができる。

同様に、制御弁３３は制御レバー１５により操
作することができ、したがつて圧油を、たとえば
管路４１および４２を介して制御弁３３に連結さ
れた駆動シリンダ４０に供給することができ、患
者支持面のセグメント３を横方向軸線７のまわり
に揺動させることができる。

制御パネル１４はまた、４個の電動モータを具
えており、各々のモータは、制御レバー１５〜１
８の中の１本、即ち第２図では、制御弁３２，３
３に割り当てられており、それらモータを符号４
３および４４にて示す。送信機４５および受信機
４６を有する遠隔制御装置も具える。５個の出力
端子を具備するドライバー４７を受信機４６に接
続する。ドライバー４７の第１の出力端子は電動
モータ４８に接続される。このモータは、切換え
弁２９を遠隔操作するためのものである。他の４
個の出力端子の各々は、制御パネル１４内のモー
タ４３および４４の中の１個に接続される。送信
機４５により生起された遠隔操作信号は、発光ダ
イオード４９ａに送られ光信号として光電池５０
ａに搬送され、さらに受信機４６に受信されてド
ライバー４７に送られる。ここで光電池５０は、
テーブルベース１３内に配設されているものとす
る（第１図参照）。

第３図は、２本の制御レバー１５および１６を
有する制御パネル１４の一部の裏面を示し、第４
図はその制御パネル１４の側面を示している。第
４図および第５図に明らかなように、制御パネル
１４は、４個のブロツク５０乃至５３から構成さ
れている。制御レバー１５乃至１８の玉軸受５４
は軸受ブロツク５０内に配設されるが、第５図で
は制御レバー１５と玉軸受５４だけを示してあ
る。移動可能な弁摺動部５５は、弁スリーブ７９
の縦孔８０内を摺動し得るよう、制御弁ブロツク
５１内に支持される。リンクブロツク５２は、軸
受ブロツク５０と制御ブロツク５１との間に配設
され、軸線方向にだけ移動可能なピストンロツド
５６の一部又はこのピストンロツド５６に枢着さ
れたプツシユロツド５７を囲んでいる。移動シリ
ンダ３６，４０と第６図に１個だけ示す逆止め弁
９５との接続部は、制御弁ブロツク５１に装着さ
れた逆止め弁ブロツク５３内に位置する。

第５図に示すように、制御レバー１５は、玉軸
受５４に支持されたジヤーナル５８を貫通する。
軸受ブロツク５０の凹所５９に歯車駆動ブロツク
６０を挿入する。歯車駆動ブロツク６０は、付加
的なジヤーナル６２を支持する第１の玉軸受６１
と、かさ歯車６６を支持する第２の玉軸受６３と
を有する。付加的なジヤーナル６２の軸と、ジヤ
ーナル５８の軸とは、同一直線上に位置する。ジ
ヤーナル６２は回転軸に共軸とした付加片６５を
有し、この付加片には、かさ歯車６６に噛合する
付加的なかさ歯車６４を相対回転不能に配設す
る。

電動モータ４４の一部をかさ歯車６６の回転軸
に共軸とした凹所６７内に配設し、止めねじ６９
を用いてそこに取付ける。電動モータ４４の駆動
軸７０はかさ歯車６６を貫通し、相対回転不能に
連結される。

回転軸に対して偏心させたフオロワーピン７２
は、付加的なジヤーナル６２の回転軸に平行に延
在するボア７１内に挿入される。フオロワーピン
７２が偏心して配設されたことを示すため、第５
図ではジヤーナル６２を回転軸線のまわりに90゜
回転させて図示してある。第５図に示す弁摺動部
５５の中央位置において、フオロワーピン７２は
ジヤーナル６２の回転軸線と同一高さになるの
で、偏心配置であると気づかれることはない。

フオロワーピン７２は、孔７１からジヤーナル
５８方向に突出し、ジヤーナル５８の半径方向の
溝７３に達している。このようにして、２個のジ
ヤーナル５８及び６２を互いに相対回転不能に連
結する。

フオロワーピン７２は、また、プツシユロツド
５７の一端部を貫通している。そのプツシユロツ
ドは、リンクブロツク５２内の孔７４内を延在
し、プツシユロツド５７をピストンロツド５６に
連結する連結片７５に達する。孔７４は下側領域
で拡大しており、ピストンロツドに対する案内ス
リーブ７６を孔７４のその拡大部分に挿入する。

整列孔７７を、リングブロツク５２内の孔７４
に共軸に制御弁ブロツク５１に設ける。この孔７
７の下端部はねじ込みプラグ７８により閉止され
ている。弁スリーブ７９の中の１個は、孔７７の
中央部分に動くことがないように挿入される。そ
の弁スリーブ７９は、縦孔８０を有し、その中に
はピストンロツド５６に連結された弁摺動部５５
を摺動自在に支持する。

また、弁スリーブ７９はその表面に、半径方向
の孔８４を介して縦孔８０に連結され周囲に沿つ
て延在する３個の溝孔８１，８２そして８３を有
する。２本の導孔８５および８６は溝８１に終端
しているが、第６図では一方の導孔８５だけが見
えている。２本の導孔８７および８８は溝孔８３
に終端するが、第６図では一方の導孔８７だけが
見える。第６図にだけ見ることができ、また管路
３１に接続されている供給導孔８９は、中央の溝
孔８２に終端する。縦孔８０の上端部はドレン導
孔９０に接続され、縦孔８０の下端部はドレン導
孔９１に接続されている。２本のドレン導孔９０
および９１は、戻り路２７に接続される。弁摺動
部５５は外周に２個のリブ９２を有し、これらリ
ブは環状空間９３を規定する。第５図および第６
図に示すように、弁摺動部５５が中央位置にある
時に、環状空間９３は中央溝孔７７だけを介して
供給導孔８９に接続される。制御レバー１５を操
作して弁摺動部５５を下方位置にもたらすと、圧
油は環状空間９３から、予じめドレン導孔９１に
連通された導孔８７および８８に流れる。圧油
は、導孔８７を介して逆止め弁ブロツク５３に設
けた導孔９４内に流れて逆止め弁９５に到り、管
路４１に介して駆動シリンダ４０に流れる（第２
図参照）。余分な油は、駆動シリンダ４０から管
路４２、そして強制的に開放される逆止め弁９６
を経て、逆止め弁ブロツク５３に設けた導孔（図
示せず）に流入し、そこから導孔８６に流れ、対
応する半径方向の孔８４を経てドレン導孔９０に
達し、次いで上述した如くにリザーバ２１に戻る
ことになる。

これに対し、弁摺動部５５がその上方位置にも
たらされると、圧油は環状空間９３から導孔８５
および８６に流れる。そして圧油は、導孔８６か
ら導孔（図示はしないが、逆止め弁ブロツク５３
に設けた導孔９４に対応する）と、逆止め弁９６
と、そして管路４２を経て駆動シリンダ４０に流
れる（第２図参照）。

余分な油は、駆動シリンダ４０から管路４１を
経て以下に述べる方法により強制的に開放される
逆止め弁、導孔９４そして８７、さらにはドレン
導孔９１に流れ、そこからリザーバー２１に戻る
ことになる。

逆止め弁９５の強制的な開放は、ピン９６を有
するピストン９７により行なわれる。このピスト
ン９７は圧縮ばね９９により、第６図に示す休止
位置に保持される。弁摺動部５５が上方に移動す
ると、圧油は導孔８５に流れ、逆止め弁ブロツク
５３に設けた狭小な導孔１００を通り、第６図に
おいてピストン９７の左方の作動室に流入する。
その結果、ピン９６を有するピストン９７を右方
に偏移させる。そして、ピン９６の自由端部が逆
止め弁９５の可動な弁本体１０１に突き当り、弁
ばね１０２の復帰力に抗して逆止め弁９５を強制
的に開放する。また、弁摺動部５５が下方に偏移
すると、逆止め弁９６は同様にして強制的に開放
される。案内スリーブ７６を貫通する軸線方向の
通路は２回縮少され、すなわち支持肩部１０３が
形成され、弁摺動部５５が中央位置にある時にそ
の肩部には圧縮ばね１０５を支持する支持板１０
４が接する。圧縮ばね１０５の他端部は支持板１
０６上に支持されており、その支持板は弁摺動部
５５が上方位置にない時に弁スリーブ７９の上面
に接する。支持板１０６に開口１０７を設け、支
持板１０６が弁スリーブ７９に接しても油が導孔
８５および８６からドレン導孔９０に流入し得る
ようにする。圧縮ばね１０５は、制御レバー１８
を動かさず、また電動モータ６８を付勢しなけれ
ば、ピストンロツド５６および弁摺動部５５が、
第５図および第６図に示す中央位置にあることを
担保する。

たとえば、制御レバー１５が図の紙面の後方に
揺動されると、フオロワーピン７２は上方に移動
する。この上方への運動は、フオロワーピン７２
によりプツシユロツド５７、ピストンロツド５６
そして弁摺動部５５に伝達される。弁摺動部５５
の上方への運動により、支持板１０６が圧縮ばね
１０５の復帰力に抗して上方にもたさらされる。
それゆえ、圧縮ばね１０５は更に予圧されるの
で、外力が制御レバー１５に作用しなくなると、
圧縮ばね弁摺動部５５および制御レバー１５を中
央位置に移動させる。

制御レバー１５が反対方向に駆動されれば、フ
オロワーピン７２が下方に移動する。この下方へ
の運動は、プツシユロツド５７、ピストンロツド
５６そして弁摺動部５５に伝達される。ピストン
ロツド５６は、その下方への運動の間、支持板１
０４が接する支持肩部１０８を有しており、また
下方に移動される。それゆえ圧縮ばね１０５は、
支持板１０６が弁スリーブ７９の面に接するので
予圧されることになる。制御レバー１８に外力が
作用しなくなれば、圧縮ばね１０５は制御レバー
１５と弁摺動部５５が中央位置に復帰することを
担保する。

上述した上方および下方への運動に類似した動
きは、電動モータ６８を付勢し、ある方向又はそ
れと別方向にトルクを生起することによつても得
られる。

弁摺動部５５およびそれに協働シリンダは、制
御レバー１８又は遠隔制御装置のいずれかを駆動
することにより、付加的な手段を必要とすること
なくいつでも制御することができる。

長時間に亘り付勢することにより、電動モータ
４４が加熱するのを阻止するとともに、エネルギ
ーを節約するため、リミツトスイツチ６８を設け
る。このリミツトスイツチ６８は、かさ歯車６４
に隣接するジヤーナル６２の表面に設けた軸線方
向の突起１３２に作用する。突起１３２は、約
60゜の角度で拡開しており、弁摺動部５５が中央
位置にある時に、リミツトスイツチ６８のトリツ
プストツプ１３３が軸線方向の突起１３２の中央
部に接するよう設計されている。トリツプスイツ
チ１３３が突起１３２に接している限り、リミツ
トスイツチ６８は閉じられている。抵抗１３４を
リミツトスイツチ６８に並列に接続するととも
に、電動機４４に直列に接続する（第２図参照）。
ジヤーナル６２においてある方向又は他の方向に
約30゜回転させると、トリツプストツプ１３３は
突起１３２から外れるので、リミツトスイツチ６
８が開くことになる。その結果、電動モータ４４
に対する抵抗１３４の直列スイツチが作動するこ
とになる。電動モータ４４を流れる電流が抵抗１
３４により急激に減ぜられるので、剰余トルク圧
縮ばね１０５の弾性力に十分に抵抗することがで
きる。このようにして、電動機４４が付勢される
限り、弁摺動部５５がその上方又は下方位置に維
持される。

第２図から明らかなように、駆動シリンダ３６
および４０を制御するには、制御レバー１８又は
１５を駆動することに加え、フツトスイツチ４９
を駆動することが必要とされる。切換え弁２９が
開かれると、圧油は圧油アキユムレータ２３から
制御弁ブロツク５１の供給導孔８９内に流れるこ
とができる。なお、切換弁２９を、第７図に断面
にして示す。切換弁は、弁座１１０を有する不動
の弁体１０９と、可動の弁体１１１と、この可動
の弁体１１１を弁座１１０に押圧する弁ばね１１
２とを具備する。圧油アキユムレータ２３からの
管路を、ねじ部１１３が設けられた接続部１１４
に接続する。圧油は、切換弁２９が開いている時
に出口１１５を介して制御パネル１４に流れる。
フツトスイツチ４９を、案内スリーブ１１７を貫
通させたボルト１１６に締結する。ボルト１１６
の内方端部は、軸１１９のまわりに回動可能な２
腕レバー１１８の一方の腕に作用する。止めねじ
１２０をボルト１１６が直接的に作用するアーム
に螺着するが、この止めねじは、可動弁体１１１
を作動し得るよう連絡された突起１２１を介して
該弁体を駆動して切換え弁２９を開放する。ロー
ラ１２２は、レバー１１８の他の腕に配設した軸
１２３に支持される。カツプ形状の傾斜板１２７
（第８図参照）を支持する玉軸受１２６は、切換
え弁２９のハウジングブロツク１２５の凹所１２
４内に配設される。ローラ１２２は傾斜板１２７
の縁部に転動する。この傾斜板１２７がある方向
又は他の方向に回転すると、レバー１１９は第７
図に関して半時計方向に揺動するので、可動弁体
１１１は弁座１１０から引き上げられる。電動モ
ータ４８も凹所１２４に配置され、止めねじ１２
８により固着される。電動モータ４８の駆動軸１
２９は傾斜板１２７に相対回転不能に連絡され
る。リミツトスイツチ１３１のトリツプストツプ
１３０は、レバー１１８の軌道内に突出する。

第２図に明示したように、抵抗を電動モータ４
８に直列に接続する。リミツトスイツチ１３１を
抵抗１３５に並列に接続する。リミツトスイツチ
１３１は、レバー１１８が第７図に関して反時計
方向に揺動されて突起１２１を下方に偏移させ切
換え弁２９を開く時には、トリツプストツプ１３
０をリミツトスイツチ１３１内に押圧してリミツ
トスイツチを開くよう設計されている。電動モー
タ４４に対応する抵抗１３４に関して上述したと
同時に、抵抗１３５の大きさは、電動モータ４８
を流れて低減された電流が、レバー１１８がその
休止位置に早期に復帰するのを阻止するに十分な
トルクを生起するよう選ばれる。

切換え弁２９は、フツトスイツチ４９を作動す
ることにより、又は電動モータ４８を付勢するこ
とにより開くことができ、その場合には、フツト
スイツイ４９の作動および電動モータの付勢は、
直接的に同時に、かつ損傷を与えることなく行な
うことができる。

電動モータ４３，４４そして４８は、たとえば
歯数比76：１の組込み歯車駆動装置を有すること
が好ましい。電動モータを駆動するに必要な電流
であつてドライバー４７により供給される電流
を、このようにすることにより更に減少させるこ
とができる。

第２図に示した受信機４６およびドライバー４
７は、電池充電器１３７内に配設した再充電可能
な電池１３６から、作動に必要な電力を供給され
る。電池充電器１３７のA.C.接続部は、ポンプ
２０を駆動する電動モータ１９の接続部に並列に
接続される。それゆれ、電池１３６は、圧油アキ
ユムレータ２３内の圧油の貯蔵と同時に充電され
る。圧油アキユムレータ２３および電池１３６
は、その内部に貯えられるエネルギが手術台を一
日作動させるのに十分な容量を有するものとする
ことが好ましい。

（発明の効果）かくして、この発明によれば、患者支持面を形
成する複数のセグメントを傾斜させるそれぞれの
液圧駆動手段への加圧流体の給排を制御する制御
弁に、遠隔操作信号により作動する電動モータと
操作者による直接的な制御レバーとを有機的に連
結したので、電動モータ又は制御レバーのいずれ
かの動きによつて患者支持面を傾斜可能な手術用
テーブルを得る。しかも、手術用テーブルの設置
場所に拘わらず作動させ得るので、その適用範囲
が大幅に拡大することとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明手術用テーブルの一実施例を
示す線図、第２図は、圧油装置を示す線図、第３
図は、制御パネルの一部を示す背面図、第４図
は、第３図に示す制御パネルの側面図、第５図
は、第４図の線Ｖ−Ｖに沿う断面図、第６図は、
第３図の線−に沿う断面図、第７図は、本発
明手術用テーブルのベースに配設されるフツトス
イツチに沿う断面図、そして第８図は、第７図の
線−に沿う断面図である。１０……支持スタンド、１１……サドル、１２
……支持コラム、１３……テーブルベース、１４
……制御パネル、１５，１６，１７，１８……制
御レバー、２９……切換え弁、３２，３３……制
御弁、３６，４０……駆動シリンダ、４３，４
４，４８……電動モータ、４７……ドライバー、
５１……制御ブロツク、５２……リンクブロツ
ク、５３……逆止め弁ブロツク、５５……弁摺動
部、５６……ピストンロツド、５７……プツシユ
ロツド、５８，６２……ジヤーナル、６４，６６
……かさ歯車、６８……リミツトスイツチ、７０
……駆動軸、７２……フオロワーピン、７３……
溝、７９……弁スリーブ、１１１……弁体、１１
８……レバー、１２２……ロール、１２７……傾
斜板、１３０……トリツプストツプ、１３１……
リミツトスイツチ、１３４，１３５……抵抗。

Claims

【特許請求の範囲】１複数の分割されたセグメントからなる患者支
持面であつて、その長手方向軸線及びこの軸線に
交差する横方向軸線のまわりに傾斜可能であり、
また、それらセグメントがセグメントの横方向軸
線まわりで相互に傾斜し得る患者支持面と、患者
支持面を傾斜させるとともに、それらセグメント
を傾斜させる複数の液圧駆動装置と、それぞれ液
圧駆動装置を制御する制御レバーを有する制御パ
ネルと、送信機および受信機を具備し、その受信
機が液圧駆動装置を作動させる作動手段を付勢す
る出力部を持つたドライバーを有する遠隔制御装
置とを具える手術用テーブルにおいて、作動手段を電動モータ４３，４４，４８とし、
それら電動モータの各々を、制御レバー１５〜１
８に機能的に連結するとともに、ドライバー４７
の出力端に電気的に接続し、各制御レバー１５〜
１８に関連させて制御弁３２，３３を設け関連す
る液圧駆動装置への圧油の供給を制御可能とし、
制御弁は、弁摺動部５５と、弁摺動部５５を移動
させる手段とを有し、この弁摺動部移動手段は、
ジヤーナル６２に偏心して設けられたフオロワー
ピン７２と、プツシユロツド５７と、ピストンロ
ツド５６とを有し、ピストンロツド５６は、その
一端部が弁摺動部５５に連結され、その他端部が
プツシユロツド５７の一端部に連結片７５を介し
て枢着され、フオロワーピン７２をプツシユロツ
ド５７の他端部に貫通させ、プツシユロツドから
突出するフオロワーピン７２の端部を、制御レバ
ー１５が貫装されるジヤーナル５８の半径方向溝
孔７３内に突出させ、フオロワーピン７２を有す
るジヤーナル６２を電動モータに連結して回動自
在としたことを特徴とする手術用テーブル。２患者支持面を可動テーブル上に起立させた支
持コラムに支持し、液圧駆動装置を液圧駆動シリ
ンダとした特許請求の範囲第１項に記載の手術用
テーブル。３電動モータを、抵抗１３４に直列に接続し、
ジヤーナル６２が所定角度内で回転する間、抵抗
１３４を分路するよう、ジヤーナル６２の一定回
動角度に応動するリミツトスイツチ６８を抵抗に
並列に接続した特許請求の範囲第１項又は第２項
記載の手術用テーブル。４減速歯車装置を電動モータ４４に組込み、そ
の出力軸７０を、２個のかさ歯車６４，６６を有
する歯車ユニツトを介して、フオロワーピン７２
を有するジヤーナル６２に連結した特許請求の範
囲第１項〜第３項のいずれか１項に記載の手術用
テーブル。５フツトスイツチ４９を有する切換え弁２９を
設け、電動モータ４８をその切換え弁２９に関連
させ、電動モータ４８の回転運動を切換え弁２９
の可動弁体１１１の軸線方向運動に変換する手段
１１８，１２２，１２７を設け、抵抗１３５を電
動モータ４８に直列に接続し、回転運動を変換す
る手段１１８，１２２，１２７の調整に対応する
リミツトスイツチ１３１を、回転運動を変換する
手段が休止位置を取るときに該抵抗１３５を短絡
するよう、その抵抗に並列に接続したことを特徴
とする特許請求の範囲第１項〜第４項のいずれか
１項に記載の手術用テーブル。６回転運動を変換する手段は、軸１１９のまわ
りで回動自在なレバー１１８と、このレバーの一
端部に回動自在に取付けられたローラ１２２と、
電動モータ４８に回動自在に接続された傾斜板１
２７とを具備し、そのローラ１２２は傾斜板１２
７の縁部を転動可能とし、リミツトスイツチのト
リツプストツプ１３０をレバーの軌道内に配設し
たことを特徴とする特許請求の範囲第５項記載の
手術用テーブル。